JPH06262453A - ねじ締め装置 - Google Patents
ねじ締め装置Info
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- JPH06262453A JPH06262453A JP183794A JP183794A JPH06262453A JP H06262453 A JPH06262453 A JP H06262453A JP 183794 A JP183794 A JP 183794A JP 183794 A JP183794 A JP 183794A JP H06262453 A JPH06262453 A JP H06262453A
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- screw
- bit shaft
- male screw
- tightening
- bit
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
締めを行うようにしたねじ締め装置を提供する。 【構成】 ねじ締めパターンの開始状態、ねじ込み状態
及び締め上げ状態にそれぞれ対応する第1、第2及び第
3のビット軸回転速度並びに第1、第2及び第3の上下
軸推力にて、第1ビット軸回転速度を低く、第2ビット
軸回転速度を高く、かつ第3ビット軸回転速度を低く
し、第1上下軸推力から第3上下軸推力にかけて段階的
に大きくする。上下軸20はサーボモータ30により駆
動され第1、第2或いは第3の上下軸推力で上下動部材
40を下動し、これに伴い、ビット軸50bが、第1、
第2或いは第3の上下軸推力で下動しつつ、サーボモー
タ50aにより第1、第2或いは第3のビット軸回転速
度にて駆動され、雄ねじ110の喰い付き、雄ねじ11
0のねじ込み、或いは雄ねじ110の締め上げをする。
Description
の雌ねじ穴部に自動的に締め付けるに適したねじ締め装
置に関する。
れ、各種の雄ねじをワークの雌ねじ穴部に締め付けるに
あたり、締め付けの不良率を低く抑えつつより高速にて
行う技術が要求されている。例えば、従来のねじ締め装
置においては、エアシリンダにより上下方向に軸動され
る電動ドライバの電動モータが、ねじ締め開始信号に基
づき所定のトルクを発生するように電源から電流を供給
されると、電動ドライバがエアシリンダにより下方へ軸
動されながらそのビット軸により電動モータからの所定
トルクにてねじ締めを行うようにしたものがある。
に対する締めつけ状態をより一層正確に検査する技術が
要求され、ねじ締め後、ビット軸の先端の高さ、即ちネ
ジ浮き(雄ネジの頭が雌ねじ穴部の開口端から上方へ浮
いている状態)を近接スイッチにより検出することによ
り雄ねじの締め付け状態を検出するものがある。
じ締め装置においては、電動ドライバの上下方向への軸
動位置を任意には制御できないため、雄ねじがワークの
雌ねじ穴部の外端部分に衝突して、雄ねじが雌ねじ穴部
を破壊して同雌ねじ穴部と異常な噛み合い状態(以下、
ねじかじりという)となって、ワークを壊すおそれがあ
った。また、電動ドライバのビット軸の回転速度が一定
であるため、同回転速度を低下させてねじ締め不良率を
低減させようとすると、ねじ締め作業時間が不必要に長
くなってしまうおそれがあった。一方、このねじ締め作
業時間を短くするために、ビット軸の回転速度を上昇さ
せると、ねじかじりの発生を促すおそれがあるのは勿論
のこと、電動モータのトルク増大時に、電動ドライバの
回転部分の慣性の影響のためトルク精度が安定しないと
いう不具合があった。
号公報にあるように、タイマを使用してビット軸の回転
速度を仮締め段階では高速に本締め段階では低速に変え
ることも考えられる。しかし、これによったとしても、
ねじ締め速度をねじ締め状態に応じて変えてはおらず、
ねじの喰い始め(雄ねじの雌ねじ穴部との噛み合いの開
始、即ち、ねじの喰い付きの開始をいう)を予測するの
は困難である。従って、ねじの喰い始めの前にビット軸
が高速回転し始めて、雄ねじが雌ねじ穴部と正常には噛
み合わずねじ締め不良を起こすことが多い。しかも、仮
締め段階から本締め段階にかけて低トルクから高トルク
に変化させるのみで、電動ドライバのビット軸のワーク
に対する押し付け力を適正には制御してはいないため、
ねじ締め不良が発生し易いという不具合がある。
るように、電動ドライバの電動モータへの流入電流によ
り雄ねじの雌ねじ穴部との噛み合い、即ちねじの喰い付
きを確認してビット軸の回転速度を変えるようにするこ
とも考えられる。しかし、実際には、電動モータへの流
入電流は、雄ねじのワークの雌ねじ穴部との接触時に増
大するものであって、かならずしも、電動モータへの流
入電流の増大時がねじの喰い付きの開始(以下、ねじの
喰い始めという)に対応するとは限らない。従って、雄
ねじが雌ねじ穴部とうまく噛み合っていないにもかかわ
らず、ビット軸が高速回転してしまいねじ締め不良を起
こすことが多いという不具合が生ずる。
例えば雄ねじの頭の十字穴等のビット軸の先端の受け穴
の深さ方向の精度が悪いと、ねじ浮きの検査精度が悪
く、ねじ締め状態の良否を誤って判断してしまうという
不具合がある。さらに、雄ねじの種類によって、近接ス
イッチの配置位置を変える必要があるため、複数の種類
の雄ネジを締め付ける場合には、近接スイッチが複数必
要となり、コスト高となっていた。
させつつ効率よくねじ締めを行うようにしたねじ締め装
置を提供しようとするものである。
り、本発明の構成は、駆動手段によりその作動状態に応
じ駆動されて回転しつつ軸動し雄ねじをワークの雌ねじ
穴部に締め付けるビット軸を備えたねじ締め付け機構
と、前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への喰い付き始めまで
の第1段階にて前記ビット軸の回転速度を低くかつ軸動
推力を小さくするように前記駆動手段の作動状態を第1
作動状態に制御する第1制御手段と、前記喰い付き始め
から前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への着座前までの第2
段階にて前記ビット軸の回転速度を高くかつ軸動推力を
前記第1段階以上にするように前記駆動手段の作動状態
を制御する第2制御手段と、前記着座前から前記雄ねじ
の前記雌ねじ穴部への着座後締め付け完了までの第3段
階にて前記ビット軸の回転速度を低くかつ軸動推力を前
記第1段階よりも大きくするように前記駆動手段の作動
状態を制御する第3制御手段とを具備するようにしたこ
とにある。
により、前記第1段階では、前記第1制御手段が、前記
ビット軸の回転速度を低くかつ軸動推力を小さくするよ
うに、前記駆動手段の作動状態を第1作動状態に制御す
る。このため、前記ねじ締め機構においては、前記ビッ
ト軸が、前記駆動手段によりその第1作動状態に応じて
駆動されて、低回転速度及び小軸動推力でもって回転し
つつ軸動し、前記雄ねじを前記雌ねじ穴部に喰い付かせ
る。この場合、上述のように、前記第1段階では、前記
ビット軸の回転速度が低くかつ軸動推力が小さく設定さ
れているので、前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への喰い付
きを正常にしかも確実に実現できる。
段が、前記ビット軸の回転速度を高くかつ軸動推力を前
記第1段階以上にするように、前記駆動手段の作動状態
を第2作動状態に制御する。このため、前記ねじ締め機
構においては、前記ビット軸が、前記駆動手段によりそ
の第2作動状態に応じて駆動されて、高回転速度及び前
記第1段階以上の軸動推力でもって回転しつつ軸動し、
前記雌ねじ穴部への喰い付き始め後の前記雄ねじを前記
雌ねじ穴部にねじ込む。この場合、上述のように、前記
第2段階では、前記ビット軸の回転速度が高く設定され
ているので、前記雄ねじの前記雌ねじ穴部へのねじ込み
を短時間にて適正にしかも確実に実現できる。
段が、前記ビット軸の回転速度を低くかつ軸動推力を前
記第1段階よりも大きくするように、前記駆動手段の作
動状態を第3作動状態に制御する。このため、前記ねじ
締め機構においては、前記ビット軸が、前記駆動手段に
よりその第3作動状態に応じて駆動されて、低回転速度
及び前記第1段階よりも大きい軸動推力でもって回転し
つつ軸動し、前記雌ねじ穴部に対し着座前に達した後の
前記雄ねじを前記雌ねじ穴部に着座させた後同雌ねじ穴
部に締め上げる。この場合、上述のように、前記第3段
階では、前記ビット軸の回転速度が低くかつ軸動推力が
前記第1段階よりも大きく設定されているので、前記雄
ねじの前記雌ねじ穴部への締め上げを安定にかつ高精度
にて確実に実現できる。
り、前記雄ねじのねじ締め不良を低減しつつ同雄ねじの
前記雌ねじ穴部へのねじ締め時間を著しく短縮できる。
かかる場合、前記第1〜第3の各段階ごとに、前記ビッ
ト軸の回転速度及び軸動推力が適正に定められているの
で、前記ビット軸の先端が前記雄ねじの頭から滑ること
なく、適正なねじ締め推力にて、前記雄ねじのねじ締め
を確実に達成し得る。
3段階における軸動推力を第2段階における軸動推力よ
り大きくすることにより最終締め付け完了時に必要な高
トルクを発生させることが可能となり、より確実なねじ
締め動作を実施できる。さらに、請求項3における構成
によれば、前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への食い付き始
めから前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への着座後締め付け
完了時までの前記ビット軸の下動量が前記所定範囲内に
あるときねじ締め正常と判断するようにしたので、前記
雄ねじの締め上げ完了時のねじ浮き状態や雄ねじの種類
の誤り等によるねじ締め不良を低コストにて適正に検査
できる。
ると、図1は、本発明に係るねじ締め装置の装置本体を
示している。この装置本体は、コ字上支持体10を備え
ており、この支持体10は、適宜な静止部材により図1
にて示すように鉛直状に支持されている。上下軸20は
雄ねじ軸を構成するもので、この上下軸20は水平方向
に回転可能に鉛直状に支持体10に組み付けられてい
る。かかる場合、上下軸20の上端部21は、支持体1
0の上側腕11内に回転可能に軸支されており、一方、
上下軸20の下端部22は、支持体10の下側腕12内
に回転可能に軸支されている。
持体10の上側腕11上に、上下軸20と同軸的に装着
されており、この直流サーボモータ30の回転軸は、支
持体10の上側腕11内にて、上下軸20の上端部21
に同軸的に連結されている。上下動部材40は、その円
環部41にて、上下軸20に同軸的に嵌装されており、
円環部41は、その雌ねじ穴部にて上下軸20の雄ねじ
部に上下動可能に螺合している。電動ドライバ50は、
上下動部材40の円環状支持部42に組み付けられてい
る。この電動ドライバ50は、ビット軸制御用直流サー
ボモータ50aを備えており、直流サーボモータ50a
は、支持部42の貫通穴42aと同軸的に同支持部42
上に直接装着されている。
部42の貫通穴42a内にて、直流サーボモータ50a
の回転軸に同軸的に連結支持されており、このビット軸
50bは、上下軸20に平行に鉛直状に下方へ延出して
いる。これにより、ビット軸50bは直流サーボモータ
50aの回転に応じて回転する。キャッチャ50cはビ
ット軸50bに外方から同軸的に遊嵌されているもの
で、このキャッチャ50cは、ビット軸50bに同軸的
に遊嵌したコイルスプリング50dを介し、上下動部材
40の支持部42に下方から鉛直状に支持されている。
て図1及び図2説明すると、ロータリー型エンコーダ6
0は、直流サーボモータ30に同軸的に組み付けられて
いるもので、このエンコーダ60は、直流サーボモータ
30の回転量、即ち上下軸20の回転量を計測して回転
量データとして出力する。かかる場合、この回転量デー
タはビット軸50bの先端51の上動端から下方への回
転量を表し、回転量データが零のときビット軸50cの
回転量が零である。ロータリー型エンコーダ70は、直
流サーボモータ50aに同軸的に組み付けられているも
ので、このエンコーダ70は、直流サーボモータ50a
の回転量、即ちビット軸50bの回転量を計測して回転
量データとして出力する。
タプログラムを、図5〜図7にて示すフローチャートに
従い、両エンコーダ60、70、上下軸駆動用サーボコ
ントローラ90及びビット軸駆動用コントローラ100
との協働により実行し、この実行中において、両サーボ
コントローラ90、100を制御するに必要な演算処理
を行う。但し、上述のコンピュータプログラムはマイク
ロコンピュータ80のROMに予め記憶されている。
には、次の表1に示すデータが予め記憶されている。
る。このデータの作成にあたり、本発明者等がねじ締め
時間の短縮やねじ締め不良率の低減に関し、詳細に検討
したところ、次のようなことが確認された。一般に、ね
じ締め装置において要請されるネジ締めに必要な性能や
機能には次のようなことが挙げられる。 1)短時間でねじ締めができること。 2)ねじかじり、ねじの頭つぶし(雄ねじの頭の十字穴
の周縁が削れて丸い穴になることをいう)或いは雄ねじ
の空回り等のねじ締め不良を発生させないこと。 3)ねじ締め不良が発生した場合、100(%)検出可
能なこと。 4)ねじ締め不良が生じないようにティーチング点(ね
じ締め開始位置等)を修正していくこと。
たっては、ビット軸を高速回転させることが必要であ
る。しかし、ビット軸の回転速度を上昇させていくと、
ねじの喰い始め時に生ずるねじかじり、トルク増大時に
生ずるトルク精度の低下やねじ頭の破壊等のねじ締め不
良が起こる。即ち、ねじ締めの高速回転化とねじ締め不
良の低減とは相反する現象が生ずる。しかして、このよ
うな現象に対し種々の検討を加えたところ、ねじの喰い
始めとトルク上昇直前には、ビット軸の回転速度を低下
させ、その他の場合には、ビット軸の回転速度を高くす
れば、ねじ締め不良の低減を図りつつ、ねじ締め時間の
短縮を実現できることが分かった。
雄ねじ部の頭から浮いてトルクが上昇しないとか、雄ね
じの頭をつぶすとか、或いは雌ねじをつぶすとかいった
種々の現象がある。これらの現象は、雄ねじの雌ねじ穴
部への締め付け時における雄ねじのねじ進み方向の力
(即ちビット軸の推力)が適正でないために起こるもの
である。これに対し種々の検討を加えたところ、ねじ締
めのトルク上昇時には、ビット軸の先端が雄ねじの頭か
ら外れないように、雄ねじの頭に対するビット軸の先端
の押し付け力を、締め付けトルクの20〜30(%)の
力にする必要があることが分かった。雄ねじは、雌ねじ
穴部に着座するまでは、この推力を受けるため、推力が
強すぎると、雌ねじの破壊やねじかじりを起こす。これ
に対し種々の検討を加えたところ、上下軸の推力を、ね
じの喰い始めまでの時間、雄ねじの着座後の時間、及び
その他の時間でそれぞれ適正にする必要があることが分
かった。
程を三つの工程に分解できることが分かる。 1)雄ねじが雌ねじ穴部に喰い込むまでの工程。 2)雄ねじが雌ねじ穴部に喰い込んでから着座するまで
の工程。 3)雄ねじが雌ねじ穴部に着座してからトルク上昇する
までの工程。
めには、ねじ締め装置にねじ締め状態を検出する機能が
要請される。雄ねじが雌ねじ穴部に喰い込む前後でのト
ルクの変化は微小であるため、ねじの喰い始めは、ビッ
ト軸のトルクや回転位置等で検出することは不可能であ
る。しかし、ビット軸の先端は雄ねじに追従して進むた
め、雄ねじが空回りすればビット軸の先端は同じ位置に
ある。また、雄ねじが喰い始めれば、ビット軸の先端は
雄ねじのねじピッチで進むため、雄ねじが喰い始めたか
どうかは、ビット軸の先端の動きに注意しておれば、ね
じの喰い始めを検出することができることが分かる。
クが上昇するため、ビット軸のトルクの変化に注意して
おれば、雄ねじの着座を検出することができる。但し、
ビット軸の高速回転下では着座検出の時間的精度が低下
するので、着座しそうな時間を予め見計らってビット軸
の回転速度を低下させる必要がある。かかる場合、雄ね
じの喰い始めの時間、ビット軸の回転速度及び雄ねじの
ねじピッチが既知であることから、これらに基づき、雄
ねじの長さとの関連で、着座しそうな時間を推定でき
る。
すると、雄ねじのねじ締めパターンとの関連におけるビ
ット軸回転速度、上下軸推力及びビット軸トルクは図3
に示すようになる。これによれば、ねじ締めパターンが
開始状態にあるときが、雄ねじ110のワークWの雌ね
じ穴部Waへの喰い付き始めまでに対応する。ねじ締め
パターンがねじ込み状態にあるときが、雄ねじ110の
喰い付き始め後雄ねじ110の着座前(雄ねじ110の
雌ねじ穴部Waへの締め付けにより雄ねじ110の頭が
雌ねじ穴部Waの開口端上に当接する前)までに対応す
る。また、ねじ締めパターンが締め上げ状態にあるとき
が、雄ねじ110の着座前から着座時までに対応する。
ドライバ50を上下動させる推力を表し、雄ねじ110
の頭に対するビット軸50bの先端の押し付け力に相
当)は、図3にて示すように、ねじ締めパターンの開始
状態、ねじ込み状態及び締め上げ状態に対応して最適推
力調整を確保すべく第1、第2及び第3の上下軸推力と
してそれぞれ設定されている。この場合、第1上下軸推
力から第3上下軸推力にかけて階段状に順次大きく定め
られているが、第1上下軸推力は、雄ねじ110の雌ね
じ穴部Waに対する傾きやロッキングを防止しつつ確実
な喰い付きを実現するように、小さく定められている。
第2上下軸推力は、雄ねじ110の雌ねじ穴部Waに対
する傾きやロッキングを防止しつつ確実なねじ込みを実
現するように、第1上下軸推力よりも大きく定められて
いる。また、第3上下軸推力は、雄ねじ110の締め上
げを十分な下動推力でもって雄ねじ110の頭つぶれを
防止しつつ実現するように第2上下軸推力よりも大きく
定められている。
の回転速度に相当)は、図3にて示すように、ねじ締め
パターンの開始状態、ねじ込み状態及び締め上げ状態に
対応して第1、第2及び第3のビット軸回転速度として
それぞれ設定されている。この場合、第1ビット軸回転
速度は、雄ねじ110の確実な喰い付きを実現するた
め、低い値に定められている。第2ビット軸回転速度
は、雄ねじ110のねじ込み時間の短縮を実現するよう
に第1ビット軸回転速度よりもかなり高く定められてい
る。また、第3ビット軸回転速度は、雄ねじ110の締
め上げを高精度の安定したトルクで実現するように第1
ビット軸回転速度よりも幾分低い値に定められている。
態においてビット軸トルク(ビット軸50bに生ずるト
ルク)が図3にて破線により示すように異常に高くなっ
たときの値に定められている。例えば、異常トルクは、
雄ねじ110の雌ねじ穴部Waとの異常な噛み合い状態
に生ずる。設定トルクは、雄ねじ110の締め上げ状態
における増大トルクが締め上げ完了に対応するときの値
を表す(図3参照)。また、雄ねじ110の長さは雄ね
じ110の首下長さをいう。着座前回転量は、雄ねじ1
10のワークWの雌ねじ穴部Waへの締め付け終了前の
ビット軸50bの回転量を表す。喰い付き異常回転量範
囲は、雄ねじ110が雌ねじ穴部Waと異常に噛み合う
状態でのビット軸50cの異常回転量の範囲を表す。
穴部Waへの締め付け状態がねじ浮き状態であると目視
により判断されたとき、操作されてねじ締め不良信号を
マイクロコンピュータ80に入力する。サーボコントロ
ーラ90は、図4(A)にて示すように、マイクロコン
ピュータ80から後述のように上下軸推力の出力指令を
受けると、同サーボコントローラ90は、直流サーボモ
ータ30へ付与する上下軸駆動電流Iのうちのフィード
バック値をゲインKf倍した値に、前記上下軸推力を加
算し、この加算結果値を、ゲインKg倍して上下軸駆動
電流Iとして直流サーボモータ30に付与する。一方、
サーボコントローラ100は、図4(B)にて示すよう
に、マイクロコンピュータ80から後述のように上下軸
推力の出力指令を受けると、同サーボコントローラ10
0は、アナログスイッチ101を介し直流サーボモータ
50aへ付与するビット軸駆動電流Jのうちのフィード
バック値をゲインKF 倍した値に、前記上下軸推力を加
算し、この加算結果値を、ゲインKG 倍してビット軸駆
動電流Jとしてアナログスイッチ101に付与する。
102からのハイレベルの比較信号に応答して開き、ま
た、コンパレータ102からのローレベルの比較信号に
応答して閉じる。これにより、アナログスイッチ101
が閉じているとき、直流サーボモータ50aはビット軸
駆動電流Jを付与される。一方、アナログスイッチ10
1が開いているとき、直流サーボモータ50aはビット
軸駆動電流Jの付与から遮断される。コンパレータ10
2は、ビット軸駆動電流Jのうちのフィードバック値
を、マイクロコンピュータ80からの前記設定トルクに
対応するビット軸駆動電流と比較する。そして、前記フ
ィードバック値が前記設定トルクに対応するビット軸駆
動電流よりも小さいとき、コンパレータ102がローレ
ベルの比較信号をアナログスイッチ101に出力する。
一方、前記フィードバック値が前記設定トルクに対応す
るビット軸駆動電流よりも大きいとき、コンパレータ1
02がハイレベルの比較信号をアナログスイッチ101
に出力する。
示しないねじ供給機構から雄ねじ110(図1参照)を
キャッチャ50c内にその下方から供給すると、この雄
ねじ110がビット軸50bと同軸的にキャッチャ50
cにより適宜な方法により把持される。但し、本実施例
では、雄ねじ110のねじピッチ数はPnであるとす
る。このような状態においてねじ締め装置を作動状態に
おけば、マイクロコンピュータ80が、コンピュータプ
ログラムの実行を、図5〜図7のフローチャートに従
い、ステップ200にて開始する。そして、マイクロコ
ンピュータ80が、ステップ201にて、そのROMか
ら第1上下軸推力及び第1ビット軸回転速度を読み出
す。ついで、マイクロコンピュータ80が、ステップ2
02にて、第1上下軸推力及び第1ビット軸回転速度を
各サーボコントローラ90、100にそれぞれ出力す
る。
クロコンピュータ80からの第1上下軸推力に基づき第
1上下軸駆動電流を上下軸駆動電流Iとして発生し直流
サーボモータ30に出力する。このため、直流サーボモ
ータ30が第1上下軸推力でもって上下軸20を回転さ
せ、これに伴い、上下動部材40が同第1上下軸推力で
下動し、電動ドライバー50が同様に下動する。このと
き、サーボコントローラ100がマイクロコンピュータ
80からの第1ビット軸回転速度に基づき第1ビット軸
駆動電流をビット軸駆動電流Jとして発生し直流サーボ
モータ50aに出力する。このため、直流サーボモータ
50aが第1ビット軸回転速度でもってビット軸50b
を回転し、これに伴い、雄ねじ110が同様に回転す
る。これにより、ビット軸50bが、雄ねじ110をワ
ークWの雌ねじ穴部Waに押し付けるように、第1ビッ
ト軸回転速度にて回転しつつ第1上下軸推力でもって下
動していく。
面に接触するまでの間、ビット軸50aを回転させず、
停止状態にして電動ドライバー50を下動させてもよ
い。その場合、雄ねじ110の先端がワークWの上端面
に接触すると、電動ドライバーの下動が停止することか
ら、電動ドライバー50を下動させる直流サーボモータ
30が反力を受け、軸駆動電流値が高くなることから、
その接触を判別できる。
が雌ねじ穴部Waの上部に接触した際その上部を潰さな
い程度の推力で下動するような値に設定される。そして
これらの状態をマイクロコンピュータ80によって制御
して、以下上述するような第1ビット軸回転速度と第1
上下軸推力でもって下動していくようにしてもよい。ス
テップ202での処理が終了すると、マイクロコンピュ
ータ80が、ステップ203にて、エンコーダ60から
の回転量データをエンコーダ70からの回転量データに
より除算して、ビット軸50bの一回転あたりの下動量
を求め、ステップ210にて、この下動量を前記ROM
内のねじピッチと比較判別する。かかる場合、ビット軸
50bの一回転あたりの下動量を前記ねじピッチと比較
判別する根拠は次の通りである。ビット軸50bの下動
により雄ねじ110がワークWの雌ねじ穴部Waに押し
付けられる前は、ビット軸50bの下動量が前記ねじピ
ッチよりも大きい。また、雄ねじ110がワークWの雌
ねじ穴部Waに押し付けられた状態では、ビット軸50
bの下動量は変化しない。また、雄ねじ110が雌ねじ
穴部Waに適正に噛み合った状態では、雄ねじ110の
進み量がそのねじピッチで特定されるため、ビット軸5
0bの一回転あたりの下動量が前記ねじピッチにほぼ一
致する。従って、雄ねじ110の喰い付き始めは、ビッ
ト軸50bの一回転あたりの下動量が前記ねじピッチに
ほぼ一致したときに対応する。
の下動量が前記ねじピッチとほぼ一致すれば、雄ねじ1
10がワークWの雌ねじ穴部Waに喰い付き始めたと判
断して、マイクロコンピュータ80が、ステップ210
にて「YES」と判別する。かかる場合、第1上下軸推
力及び第1ビット軸回転速度が上述のように定められて
いるため、雄ねじ110の喰い付きが、ねじ傾きやロッ
キングを招くことなく、確実になされ得る。一方、ステ
ップ210にて「NO」との判別がなされる場合には、
マイクロコンピュータ80が、ステップ220にて、ビ
ット軸50bの回転量が前記ROM内の喰い付き異常回
転量範囲内か否かを判別する。かかる場合、エンコーダ
70からの回転量が前記喰い付き異常回転量範囲内であ
れば、マイクロコンピュータ80が、ステップ220に
て「YES」と判別し、ステップ221にて喰い付き異
常信号を両サーボコントローラ90、100に出力し、
ステップ222にてねじ締め終了とする。上述のよう
に、マイクロコンピュータ80が喰い付き異常信号を両
サーボコントローラ90、100に出力すると、これら
各サーボコントローラ90、100が、それぞれ、第1
上下軸駆動電流及び第1ビット軸駆動電流の各出力を停
止する。このため、両直流サーボモータ30、50aが
それぞれ回転を停止する。これにより、ねじ締め終了と
なる。一方、ステップ220における判別が「NO」と
なる場合には、ステップ203における演算処理及びス
テップ210における判別処理を行う。
が「YES」となると、マイクロコンピュータ80が、
ステップ210aにて、エンコーダ60からの回転量デ
ータに基づきビット軸50bの先端51の位置を決定し
先端位置P1として記憶する。ついで、マイクロコンピ
ュータ80が、ステップ211にて前記ROMから第2
上下軸推力を読み出し、ステップ212にて前記ROM
から第2ビット軸回転速度を読み出して、ステップ21
3にて第2上下軸推力及び第2ビット軸回転速度を各サ
ーボコントローラ90、100にそれぞれ出力する。す
ると、サーボコントローラ90が、マイクロコンピュー
タ80からの第2上下軸推力に基づきこれに対応する第
2上下軸駆動電流を上下軸駆動電流Iとして発生し直流
サーボモータ30に出力する。このため、直流サーボモ
ータ30が第2上下軸推力でもって上下軸20を回転さ
せ、これに伴い、上下動部材40が同第2上下軸推力で
下動し、電動ドライバー50が同様に下動する。このと
き、サーボコントローラ100がマイクロコンピュータ
80からの第2ビット軸回転速度に基づきこれに対応す
る第2ビット軸駆動電流を第2ビット軸駆動電流Jとし
て発生し直流サーボモータ50aに出力する。このた
め、直流サーボモータ50aが第2ビット軸回転速度で
もってビット軸50bを回転し、これに伴い、雄ねじ1
10が同様に回転する。これにより、ビット軸50b
が、第2ビット軸回転速度にて回転しつつ第2上下軸推
力でもって下動し、雄ねじ110を雌ねじ穴部Waにね
じ込んでいく。かかる場合、第2ビット軸回転速度及び
第2上下軸推力が上述のように定められているので、雄
ねじ110のねじ込みが、ねじ傾きやロッキングを招く
ことなく、短時間にてなされ得る。
ると、マイクロコンピュータ80が、ステップ230に
て、雄ねじ110の回転量が着座前回転量か否かを判別
する。かかる場合、前記着座前回転量は、雄ねじ110
の雌ねじ穴部Wa内への進み量が(雄ねじの長さ−P
n)に相当する量を表す。しかして、このステップ23
0では、マイクロコンピュータ80が、前記ROM内の
雄ねじの長さ及びねじピッチとの関連でエンコーダ70
からの回転量データに応じて雄ねじ110の雌ねじ穴部
Wa内への進み量を演算し、この演算進み量が前記着座
前回転量となったとき、「YES」と判別する。一方、
ステップ230における判別が「NO」なる場合には、
マイクロコンピュータ80が、ステップ240にて、ビ
ット軸トルクが異常トルクか否かを判別する。上述のよ
うな雄ねじ110のねじ込み過程において、雄ねじ11
0の雌ねじ穴部Waに対する噛み合い状態が異常となっ
てビット軸50bのトルクが異常に増大すると、ビット
軸駆動電流Jが同トルク増大に対応して異常に増大す
る。従って、ビット軸50bの増大トルクに対応するビ
ット軸駆動電流が、前記ROM内の異常トルクに対応す
る異常ビット軸駆動電流よりも大きくなると、マイクロ
コンピュータ80がステップ240にて「YES」と判
別する。ついで、マイクロコンピュータ80が、ステッ
プ241にてかじり不良信号を両サーボコントローラ9
0、100に出力し、ステップ242にてねじ締め終了
とする。上述のように、マイクロコンピュータ80がか
じり不良信号を両サーボコントローラ90、100に出
力すると、これら各サーボコントローラ90、100
が、それぞれ、第2上下軸駆動電流及び第2ビット軸駆
動電流の各出力を停止する。このため、両直流サーボモ
ータ30、50aがそれぞれ回転を停止する。これによ
り、ねじ締め終了となる。一方、ステップ240での判
別が「NO」となる場合には、ステップ230における
演算処理を行う。
が「YES」となると、マイクロコンピュータ80が、
ステップ231にて前記ROMから第3上下軸推力を読
み出し、ステップ232にて前記ROMから第3ビット
軸回転速度を読み出して、ステップ233にて第3上下
軸推力及び第3ビット軸回転速度を各サーボコントロー
ラ90、100にそれぞれ出力する。すると、サーボコ
ントローラ90が、マイクロコンピュータ80からの第
3上下軸推力に基づきこれに対応する第3上下軸駆動電
流を上下軸駆動電流Iとして発生し直流サーボモータ3
0に出力する。このため、直流サーボモータ30が第3
上下軸推力でもって上下軸20を回転させ、これに伴
い、上下動部材40が同第3上下軸推力で下動し、電動
ドライバー50が同様に下動する。このとき、サーボコ
ントローラ100がマイクロコンピュータ80からの第
3ビット軸回転速度に基づきこれに対応する第3ビット
軸駆動電流をビット軸駆動電流Jとして発生し直流サー
ボモータ50aに出力する。このため、直流サーボモー
タ50aが第3ビット軸回転速度でもってビット軸50
bを回転し、これに伴い、雄ねじ110が同様に回転す
る。これにより、ビット軸50bが、第3ビット軸回転
速度にて回転しつつ第3上下軸推力でもって下動し、雄
ねじ110を雌ねじ穴部Waに締め上げていく。かかる
場合、第3ビット軸回転速度及び第3上下軸推力が上述
のように定められているので、雄ねじ110の締め上げ
が、安定した高精度トルクにて確実になされ得る。
に終了すると、マイクロコンピュータ80が、ステップ
250にて、ビット軸50bのトルクが前記ROM内の
設定トルクに達したか否かを判別する。即ち、上述のよ
うな雄ねじ110の締め上げ過程において、ビット軸5
0bのトルクに対応するビット軸駆動電流が、前記設定
トルクに対応するビット軸駆動電流に達すると、雄ねじ
110が雌ねじ穴部Waに着座後締め上げ完了との判断
のもとに、マイクロコンピュータ80がステップ250
にて「YES」と判別する。すると、マイクロコンピュ
ータ80が、ステップ251(図8参照)にて、エンコ
ーダ60からの回転量データに基づきビット軸50bの
先端51の位置を決定し先端位置P2として記憶する。
テップ252にて、ステップ251での先端位置P2に
対するステップ210aでの先端位置P1との差、即ち
ビット軸50bの下動量(P2−P1)を演算して記憶
し、次のステップ270にてフラグF=1か否かを判別
する。この場合、フラグF=1は、ステップ280から
ステップ310の間で行われるビット軸50bの下動量
(P2−P1)の上限下動量Pmax 及び下限下動量Pmi
n に対する設定学習が終了済みであることを表す。最初
の段階では、フラグF=1が成立していないので、マイ
クロコンピュータ80が、ステップ270に「NO」と
判別しコンピュータプログラムを図9のステップ280
に進める。
Wの雌ねじ穴部Waに対する締め付け状態を目視してね
じ浮き状態と判断した場合には、同作業者が入力装置8
0aからねじ締め不良信号をマイクロコンピュータ80
に入力する。すると、マイクロコンピュータ80が、ス
テップ281にてステップ252での記憶下動量(P2
−P1)を消去してコンピュータプログラムをステップ
310に進める。一方、作業者がねじ浮きなしと判断し
た場合には、入力装置80aからマイクロコンピュータ
80へのねじ締め不良信号の入力はなされない。従っ
て、マイクロコンピュータ80が、ステップ280にて
「YES」と判別する。
下動量(P2−P1)が初期設定の上限下動量Pmax よ
りも大きければ、マイクロコンピュータ80が、ステッ
プ290にて「YES」と判別し、次のステップ291
にてステップ252での記憶下動量(P2−P1)を上
限下動量Pmax として学習し直してコンピュータプログ
ラムをステップ310に進める。一方、ステップ290
における判別が「NO」となる場合には、マイクロコン
ピュータ80が、ステップ300における判別処理をす
る。このとき、ステップ252での記憶下動量(P2−
P1)が初期設定の下限下動量Pmin よりも小さけれ
ば、マイクロコンピュータ80が、ステップ301にて
ステップ252での記憶下動量(P2−P1)を下限下
動量Pminと学習し直してコンピュータプログラムをス
テップ310に進める。一方、ステップ300での判別
が「NO」となる場合には、マイクロコンピュータ80
が、コンピュータプログラムをステップ310に進め
る。
ムがステップ281、291、300或いは301から
310に進むと、現段階では、ステップ291或は30
1における学習回数が1回であるため、マイクロコンピ
ュータ80が、ステップ310にて「NO」と判別して
コンピュータプログラムをステップ201に戻す。以
下、マイクロコンピュータ80が、雄ねじ110及びワ
ークWと同一種類の雄ねじ及びワークの多数組に対し
て、雄ねじ110及びワークWの組に対してのステップ
201からステップ310までの演算処理と同様の演算
処理を繰り返し行う。このような繰り返し処理の過程に
おいては、ステップ252での各記憶下動量(P2−P
1)のうちステップ280にて「YES」と判別される
記憶下動量のみが、消去されることなく、そのまま残さ
れる。また、このように残された記憶下動量のうち、ス
テップ290にてステップ291での各直前の上限下動
量Pmax との比較において「YES」と判別された記憶
下動量が、その後のステップ291での処理でもって、
直前の学習上限下動量Pmax よりも大きい場合にのみ、
新たな上限下動量Pmax として順次繰り返し学習され
る。一方、上述のように残された記憶下動量のうち、ス
テップ300にてステップ301での各直前の下限下動
量Pmin との比較において「YES」と判別された記憶
下動量が、その後のステップ301での処理でもって、
直前の学習下限下動量Pmin よりも小さい場合にのみ、
新たな下限下動量Pmin として順次繰り返し学習され
る。
1における各学習回数が共に20回になると、マイクロ
コンピュータ80が、ステップ310にて「YES」と
判別し、ステップ310にて、ステップ291における
最新の上限下動量Pmax 及びステップ301における最
新の下限下動量Pmin を、それぞれ最終目標の上限下動
量Pmax 及び下限下動量Pmin として設定するととも
に、フラグFをF=1とセットし、ステップ320にて
処理終了とする。但し、ステップ310では、最終目標
の上限下動量Pmax 及び下限下動量Pmin 及びF=1
は、マイクロコンピュータのバックアップメモリに記憶
される。
て、ステップ250における判別が「NO」となる場合
には、マイクロコンピュータ80が、ステップ260に
て、エンコーダ70からの回転量データに基づきビット
軸50bの回転量が前記ROM内の設定回転量に達した
か否かを判別する。かかる場合、前記設定回転量は、ビ
ット軸50bの空回りを表し、ピッチ数Pnに対応する
ビット軸50bの回転量よりも大きく定められている。
しかして、ビット軸50bの回転量が前記ROM内の設
定回転量に達すれば、マイクロコンピュータ80が、ス
テップ260にて「YES」と判別し、ステップ261
にて空回り不良信号を両サーボコントローラ90、10
0に出力する。このため、これら各サーボコントローラ
90、100がそれぞれ上下軸駆動電流及びビット軸駆
動電流の各出力を停止する。これにより、各直流サーボ
モータ30、50aがそれぞれ回転を停止する。なお、
マイクロコンピュータ80が、ステップ262にてねじ
締め終了とする。
限下動量Pmax 及び下限下動量Pmin 並びにF=1をマ
イクロコンピュータのバックアップメモリに記憶した
後、雄ねじ110及びワークWと同一種類の雄ねじ及び
ワークを準備して、同雄ねじのワークへのねじ締めを行
うにあたり、上述と同様に、ステップ200からステッ
プ252にかけての演算処理が行われる。すると、ステ
ップ310にてバックアップ済みのF=1に基づき、マ
イクロコンピュータ80が「YES」と判別する。現段
階にて、ステップ252にて記憶済みの最新の下動量
(P2−P1)が、ステップ310でバックアップ済み
の最終目標の上限下動量Pmax と下限下動量Pmin との
間にあれば、マイクロコンピュータ80が、ステップ3
30にて「YES」と判別して、ステップ331にて、
前記新たな雄ねじの新たなワークに対するねじ締め状態
を正常と判定する。ついで、同ステップ331にて、マ
イクロコンピュータ80が、前記設定トルクに対応する
上下軸推力及びビット軸駆動電流をねじ締め完了信号と
して両サーボコントローラ90、100にそれぞれ出力
する。 このように、マイクロコンピュータ80が各ね
じ締め完了信号を両サーボコントローラ90、100に
出力すると、サーボコントローラ90が上下軸駆動電流
の出力を停止する。このため、直流サーボモータ30が
回転を停止する。また、サーボコントローラ100にお
いては、アナログスイッチ101へのビット軸駆動電流
のフィードバック値が前記設定トルクに対応するビット
軸駆動電流よりも大きくなると、コンパレータ102が
ローレベルの比較信号を発生してアナログスイッチ10
1を閉じる。これにより、直流サーボモータ50aへの
ビット軸駆動電流の付与が遮断されて直流サーボモータ
50aの回転が停止する。その結果、雄ねじ110の雌
ねじ穴部Waへのねじ締めが完了する。一方、ステップ
330における判別が「NO」となる場合には、マイク
ロコンピュータ80が、ステップ332にて、前記新た
な雄ねじの新たなワークに対するねじ締め状態を異常と
判定し、上述と同様に、両サーボモータ30、50aを
停止させる。
は、ねじ締めパターンを、図3にて示したように、開始
状態、ねじ込み状態及び締め上げ状態に三分割した。そ
して、ねじ締めパターンの開始状態、ねじ込み状態及び
締め上げ状態にそれぞれ対応して第1、第2及び第3の
ビット軸回転速度を定めるとともに、第1ビット軸回転
速度を低く、第2ビット軸回転速度を高く、かつ第3ビ
ット軸回転速度を低く設定した。また、ねじ締めパター
ンの開始状態、ねじ込み状態及び締め上げ状態にそれぞ
れ対応して第1、第2及び第3の上下軸推力を適正な値
に設定した。
では、ビット軸50bの回転速度を低くかつ軸動推力を
小さくするように、各サーボモータ30、50aのトル
ク及び回転速度が制御される。このため、上下軸20が
サーボモータ30により駆動されて第1上下軸推力でも
って上下動部材40を下動し、ビット軸50bが、上下
動部材40と共に第1上下軸推力でもって下動しつつ、
サーボモータ50aにより第1ビット軸回転速度にて駆
動されて、雄ねじ110を雄ねじ穴部Waに喰い付かせ
る。この場合、上述のように、前記開始状態では、ビッ
ト軸50bの回転速度が低くかつ下動推力が小さいの
で、雄ねじ110の雌ねじ穴部Waへの喰い付きを正常
にしかも確実に実現できる。また、ステップ210にお
ける喰い付き始めの判別を、ステップ203でのビット
軸50bの一回転あたりの下動量でもって行うようにし
たので、雄ねじ110の雌ねじ穴部Waへの喰い付きの
判断が高精度にてなされ得る。また、上述のように第1
上下軸推力及び第1ビット軸回転速度が定められている
ので、雄ねじ110や雌ねじ穴部Waを破壊しない程度
の力でもってねじの喰い合いを促進できる。
0bの回転速度を高くかつ軸動推力を前記開始状態より
も大きくするように、各サーボモータ30、50aのト
ルク及び回転速度が制御される。このため、上下軸20
がサーボモータ30により駆動されて第2上下軸推力で
もって上下動部材40を下動し、ビット軸50bが、上
下動部材40と共に第2上下軸推力でもって下動しつ
つ、サーボモータ50aにより第2ビット軸回転速度に
て駆動されて、雌ねじ穴部Waに喰い付き始め後の雄ね
じ110を雌ねじ穴部Waにねじ込む。この場合、上述
のように、前記ねじ締め状態では、ビット軸50bの回
転速度が高くかつ軸動推力が前記開始状態よりも大きい
ので、雄ねじ110の雌ねじ穴部Waへのねじ込みを短
時間にて適正にしかも確実に実現できる。
0bの回転速度を低くかつ軸動推力を前記ねじ締め状態
よりも大きくするように、各サーボモータ30、50a
のトルク及び回転速度が制御される。このため、上下軸
20がサーボモータ30により駆動されて第3上下軸推
力でもって上下動部材40を下動し、ビット軸50b
が、上下動部材40と共に第3上下軸推力でもって下動
しつつ、サーボモータ50aにより第3ビット軸回転速
度にて駆動されて、雌ねじ穴部Waに対し着座前に達し
た後の雄ねじ110を雌ねじ穴部Waに着座させた後同
雌ねじ穴部Waに締め上げる。この場合、上述のよう
に、前記締め上げ状態では、ビット軸50bの回転速度
が低くかつ軸動推力が前記ねじ締め状態よりも大きいの
で、雄ねじ110の雌ねじ穴部Waへの締め上げを安定
にかつ高精度にて確実に実現できる。また、ステップ2
30にて着座前回転量を判別し、これによって、その後
の締め上げ時に必要なトルク増大をタイミングよく的確
に実現できる。
げ状態を経ることにより、雄ねじ110のねじ締め不良
を低減しつつ同雄ねじ110の雌ねじ穴部Waへのねじ
締め時間を著しく短縮できる。かかる場合、前記開始状
態、ねじ込み状態及び締め上げ状態の各状態ごとに、ビ
ット軸50bの回転速度及び軸動推力が適正に定められ
ているので、ビット軸50bの先端が雄ねじ110の頭
から滑ることなく、最適なねじ締め推力にて、雄ねじ1
10のねじ締めを確実に達成し得る。
0における「YES」との判別直後のビット軸50bの
先端位置をステップ210aにて記憶し、ステップ25
0における「YES」との判別直後のビット軸50bの
先端位置P2をステップ251にて記憶し、ステップ2
52にて下動量(P2−P1)を演算するようにした。
そして、F=1でない場合には、上述のように、ステッ
プ280〜ステップ310及びステップ201〜252
の演算処理を、同一種類の多数組の雄ねじ及びワークに
対して繰り返して、ステップ310にて、最終目標の上
限下動量Pmax及び下限下動量Pmin 及びF=1を前記
バックアップメモリに記憶するようにした。そして、新
たな雄ねじの新たなワークに対する締め付けに際して、
上述と同様にステップ201〜ステップ252の演算処
理をし、前記F=1に基づき、ステップ270にて「Y
ES」と判別し、ステップ330〜ステップ340での
演算処理によりねじ締め完了時のねじ締め状態を最終目
標の上限下動量Pmax 及び下限下動量Pmin との関連で
判断するようにした。これにより、最終目標の上限下動
量Pmax 及び下限下動量Pmin 及びF=1を活用して、
ねじ締め完了時の雄ねじのワークに対する締め付け状態
にねじ浮きがあるか否かを、コスト上昇を招くことな
く、確実に検査できる。
10における判別にあたり、ステップ203にて演算し
たビット軸50bの一回転あたりの下動量を活用するよ
うにしたが、これに代えて、例えば、ステップ203に
てビット軸50bの下動速度を演算し、この下動速度
を、ステップ210にて、前記ねじピッチに対応するビ
ット軸50bの下動速度と比較判別するように実施して
もよい。
ける第1上下軸推力からねじ込み状態における第2上下
軸推力への切替えのタイミングをビット軸回転速度とは
同期しない形で食い付き始めから一定時間t2後、もし
くは開始からt1時間後に行うよう制御してもよい。さ
らに雄ねじが雌ねじに対し食い付き力が高い場合等、ね
じ込み時の上下軸推力を締め上げ時と等しい推力にして
締め込むことも可能である。
らかい材料でできているような場合等にはねじ込み時の
推力を上げると雌ネジを押しつぶしてしまうような場合
もあり得るため、そのような場合には、開始時の推力と
同推力にして制御することにより適正なネジ締め動作を
行うようにしてもよい。さらには、図11に示すように
食い付き始めから、上下軸推力を徐々に増加させてねじ
込むようにしてもよい。このような制御は、特に雄ねじ
のねじ部がテーパ状に形成されたようなねじをねじ込む
際にその締め付け必要トルクが徐々に増加するような場
合に効果的である。このような上下軸推力を徐々に増加
させる方法としては、図1における直流サーボもーた3
0の駆動電流を制御することにより軸推力を所望の推力
に任意に設定して行う方法がある。
持するハウジング420と第1上下駆動軸20に嵌挿さ
れ上下方向に移動駆動される支持部400との間にスプ
リング等の弾性体410を介して連結する構造とするこ
とにより、制御することも可能である。即ち、雄ねじ1
10が雌ネジに食いつき始めた時点よりビット駆動軸の
一回転当たりの送り量即ち雄ねじのピッチPnよりも大
きな送り量で、第1上下駆動軸を送る。すると、ハウジ
ング420の下動量より、支持部400の下動量の方が
大きくなり、弾性体410は収縮される。その為その収
縮量に比例した推力がビット軸に与えられることになり
連続的に増加する推力を与えることが可能となる。
モータ50aの回転軸をビット軸50bと同軸的に直接
連結するようにしたが、これに代えて、直流サーボモー
タ50aの回転軸を、適宜な減速機構を介してビット軸
50bと同軸的に連結して実施してもよい。かかる場
合、ステップ210における判別にあたり、エンコーダ
60からの回転量データを2回サンプリングし、これら
各サンプリング間隔によりビット軸50bの回転量を演
算し、この演算回転量を、サーボモータ50aの一回転
あたりのビット軸50bの回転量で除算することによ
り、ビット軸50bの一回転あたりの下動量を求めるよ
うにしてもよい。また、エンコーダ60からの回転量デ
ータを複数回サンプリングし、これらの各サンプリング
値に基づき、最小二乗法の活用により、ビット軸50b
の一回転あたりの下動量を求めるようにしてもよい。
0の締め上げ完了の判断にあたり、ステップ260にて
前記設定トルクを判断基準として採用した例について説
明したが、これに代えて、雄ねじ110の締め上げ完了
時のビット軸駆動電流に対応するトルクに、電動ドライ
バ50の慣性、コイルスプリング50dの弾性力並びに
ねじ締め時に雄ねじ110及び雌ねじ穴部Waの塑性変
形により生ずるトルクを加算して、この加算結果を前記
設定トルクと比較判別するように実施してもよい。ま
た、ビット軸に取り付けたトルクセンサ(トルク検出
器)の検出出力を前記設定トルクと比較判別するように
して実施してもよい。これにより、ステップ250にお
ける判別の精度がより一層向上する。
類の雄ねじを対照に特定されているが、複数種類の雄ね
じに対して本発明を適用する場合には、各種類毎の雄ね
じに対してそれぞれ表1の各データを作成してマイクロ
コンピュータ80の記憶装置に記憶すればよい。また、
本発明の実施にあたっては、雄ねじ110の頭の穴は十
字穴に限ることなく、例えば、一字穴であってもよい。
80にてねじ浮きを判別するようにしたが、これに限ら
ず、雄ねじの種類の違い、即ち、首下長さの違う雄ねじ
の締め付け状態をも、ステップ280にて判別するよう
にして実施してもよい。また、前記実施例においては、
ステップ310における判別基準を20回とした例につ
いて説明したが、これに限らず、20回に代えて適宜な
回数を採用して実施してもよい。
である。
ット軸回転速度、上下軸推力及びビット軸トルクの変化
を示す説明図である。
ット軸駆動用サーボコントローラの模式的回路構成図で
ある。
ーチャートの第1段部である。
態との関連におけるビット軸回転速度、上下軸推力及び
ビット軸トルクの変化を示す説明図である。
態との関連におけるビット軸回転速度、上下軸推力及び
ビット軸トルクの変化を示す説明図である。
本体の概略側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動手段によりその作動状態に応じ駆動
されて回転しつつ軸動し雄ねじをワークの雌ねじ穴部に
締め付けるビット軸を備えたねじ締め付け機構と、 前
記雄ねじの前記雌ねじ穴部への喰い付き始めまでの第1
段階にて前記ビット軸の回転速度を低くかつ軸動推力を
小さくするように前記駆動手段の作動状態を第1作動状
態に制御する第1制御手段と、 前記喰い付き始めから前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への
着座前までの第2段階にて前記ビット軸の回転速度を高
くかつ軸動推力を前記第1段階以上にするように前記駆
動手段の作動状態を制御する第2制御手段と、 前記着座前から前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への着座後
締め付け完了までの第3段階にて前記ビット軸の回転速
度を低くかつ軸動推力を前記第1段階よりも大きくする
ように前記駆動手段の作動状態を制御する第3制御手段
とを具備してなるねじ締め装置。 - 【請求項2】 前記第3段階における軸動推力を前記第
2段階よりも大きくするように前記駆動手段の作動状態
を制御することを特徴とする請求項2におけるねじ締め
装置。 - 【請求項3】 前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への食いつ
き始めから前記雄ねじの前記雌ねじ穴部への着座後締め
付け完了までの前記ビット軸の下動量が所定範囲内にあ
るときネジ締め正常と判断する判断手段を備えたことを
特徴とする請求項1におけるねじ締め装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP183794A JP2894198B2 (ja) | 1993-01-13 | 1994-01-13 | ねじ締め装置 |
US08/348,999 US5549169A (en) | 1993-01-13 | 1994-11-29 | Screw tightening apparatus |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-4037 | 1993-01-13 | ||
JP405193 | 1993-01-13 | ||
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