JPH06261756A - アミノアシルおよびミスアミノアシルtRNAの製造法 - Google Patents

アミノアシルおよびミスアミノアシルtRNAの製造法

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JPH06261756A
JPH06261756A JP5058549A JP5854993A JPH06261756A JP H06261756 A JPH06261756 A JP H06261756A JP 5058549 A JP5058549 A JP 5058549A JP 5854993 A JP5854993 A JP 5854993A JP H06261756 A JPH06261756 A JP H06261756A
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aminoacyl
amino acid
arh
reaction
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Nobuhiko Yamashita
信彦 山下
Junichi Toyama
純一 遠山
Chiwa Kataoka
千和 片岡
Kazunobu Miura
一伸 三浦
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/16Hydrolases (3) acting on ester bonds (3.1)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/26Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 特定のアミノアシルtRNAヒドロラーゼを
利用したアミノアシルおよびミスアミノアシルtRNA
の製造法が提供される。 【効果】 本方法により、tRNAに対応アミノ酸また
は非対応アミノ酸もしくはアミノ酸誘導体を結合させて
アミノアシルtRNAまたはミスアミノアシルtRNAを
製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のアミノアシルt
RNAヒドロラーゼを利用したアミノアシルおよびミス
アミノアシルtRNAの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、遺伝子工学やタンパク質工学の手
法を用いたタンパク質の生産法は、バイオテクノロジー
分野の最も重要な技術の1つである。この方法によれ
ば、比較的簡便に大量のタンパク質を生産することがで
きるが、宿主細胞から目的タンパク質を精製するのが困
難であること、目的とするタンパク質によっては溶解性
および安定性が低下すること、更に宿主細胞によっては
毒素などが混入する恐れがあることなどの問題点があ
る。また、わずかな例外を除いて、利用されるアミノ酸
は生体タンパク質を構成する20種のL型アミノ酸に限
られ、人工アミノ酸などの新たなアミノ酸を組込むこと
は不可能である。その理由は、生体内で利用されるアミ
ノ酸は、一旦アミノアシルtRNA合成酵素によってア
ミノアシルtRNAとして活性化された後に生体内タン
パク質合成系で基質として利用されるためであり、アミ
ノアシルtRNA合成酵素が識別するアミノ酸が20種
のL型アミノ酸に限定されているためである。
【0003】これに対して、生体外のタンパク質合成系
は、従来の生体内タンパク質合成(いわゆる組換えDN
A技術によるタンパク質合成)において利用される要素
[リボソーム、mRNA、L型アミノ酸、各アミノ酸に対
応するtRNA、アミノアシルtRNA合成酵素(AR
S)、およびその他のタンパク質合成因子など]を試験管
内に取出し、生体外で安定にかつ効率よくタンパク質合
成を行う系である。
【0004】この方法において、アミノアシルtRNA
の代わりにミスアミノアシルtRNAを系に添加する
と、特定のアミノ酸が置換された変異タンパク質や非天
然型アミノ酸などが導入された人工タンパク質が合成で
きるようになる。このような非天然型アミノ酸が導入さ
れたペプチドやタンパク質の合成は、単にタンパク質と
してだけでなく機能材料の創製にも重要である。このよ
うな機能材料はエネルギー、光、表面および分離技術や
生体など様々な機能を持つ材料の開発を可能にすると考
えられ、特に、(a)二酸化炭素の固定化技術、(b)バイオ
リアクター、(c)バイオセンサーなどは直ちに応用され
ていくものと予想される。従って、生体外タンパク質合
成系では、ミスアミノアシルtRNAを合成する技術が
非常に重要である。
【0005】アミノアシルtRNAの合成方法としては
Hechtら(文献1;本明細書中で引用した参考文献はま
とめて後記する)の方法が知られている。即ち、初めに
ジヌクレオチド pCpAを化学的に合成し、次いでpCp
Aの3'末端にアミノ酸を化学的にエステル結合させて
アミノアシルpCpAを得る。一方、tRNAを蛇毒ホス
ホジエステラーゼで部分分解して、3'末端のpCpAを
除去したtRNA−C−OHを得る。次いで、アミノア
シルpCpAをtRNA−C−OHの3'末端にRNAリガ
ーゼを用いて酵素的に結合してアミノアシルtRNAを
得る。この方法を用いてShultzら(文献2)は、大腸菌t
RNAPhe(フェニルアラニンに対応する特異的tRNA)
のアンチコドンをCUAに変換してアンバーコドンUA
Gを翻訳できるようにした改変型tRNAに種々の非天
然アミノ酸を結合させることにより、ミスアミノアシル
tRNAを調製している。しかし、このような化学的合
成法では、アミノアシルpCpAの合成中に多くの保護基
の付加と脱離および精製を繰返す必要があり、合成工程
が複雑であり、また、不安定なアミノアシル結合の分解
による収率低下の問題が生じる。
【0006】一方、アミノアシルtRNAが酵素的に合
成できるならば、合成効率、安定性および収率の面で優
れた方法となる。細胞内においては、アミノ酸とtRN
Aの結合はアミノアシルtRNA合成酵素(ARS)によ
って行なわれている。この酵素は、生体内で知られるア
ミノアシルtRNAを合成する唯一の酵素である。この
酵素の基質特異性は非常に高く、20種のL-アミノ酸
に対応する特異的tRNA(例えば、フェニルアラニン特
異的tRNA;tRNAPheと記すこともある)と、これに
付加されるアミノ酸(フェニルアラニン)との対応は厳密
に規定されており、誤認識の頻度は数万分の一と言われ
ている。
【0007】この酵素は、2段階反応によりtRNAを
アミノアシル化することが知られている。まず、アミノ
酸特異的なARSがATPを消費してアミノアシルアデ
ニル酸を合成する。中間体であるこのアミノアシルアデ
ニル酸はアミノ酸特異的ARSと結合した状態で存在し
ており、次いで、アミノ酸に特異的なtRNAの3'末端
であるpCpCpAのアデノシンの−OH基と活性化アミ
ノ酸(中間体)の−COOH基がエステル結合してアミノ
アシルtRNAが合成される。
【0008】1980年代よりARSによるアミノ酸活
性化機構や触媒機構、あるいはARSの構造と活性の相
関などの研究が行われている。しかし、現時点ではAR
Sの修飾などによる基質特異性の改変(活性中心の修飾
による特異性の改変など)についての報告はない。一
方、tRNAのアミノ酸受容能についての研究も行なわ
れつつある。ARSに認識されるために必要とされるt
RNAの部位として、アンチコドン部位、アクセプター
ステム部位、あるいはtRNAのループ様構造の各ルー
プに位置する数個の塩基および塩基対が指摘され、tR
NAのアミノ酸受容能の変化にはこのうちいくつかの部
位の改変が必要と考えられている。アンチコドン部位の
みの改変によりアミノ酸受容能が変化したという例も報
告されているが、受容し得るアミノ酸が限定されるこ
と、および本来のアミノ酸受容能に比べ相対活性が低い
という結果が示されている。このように、ARSおよび
tRNAを任意のアミノ酸を認識および受容し得るよう
改変することは現段階では困難である。従って、現時点
ではARSによってミスチャージアミノアシルtRNA
(例えば、グリシン−tRNAPhe)を作製することは困難
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生体外のタ
ンパク質合成系で使用するアミノアシルおよびミスアミ
ノアシルtRNAを、酵素法により製造する新規な方法
を提供するものである。更に詳しくは、本発明は、以下
に示す特定のアミノアシルtRNAヒドロラーゼの逆反
応:
【化2】 (反応式中、a.a.はアミノ酸またはアミノ酸誘導体であ
り、特定のアミノアシルtRNAヒドロラーゼとは基質
特異性の広いアミノアシルtRNAヒドロラーゼである)
を利用して、tRNAに対応アミノ酸または非対応アミ
ノ酸もしくはアミノ酸誘導体を結合させることにより、
アミノアシルtRNAまたはミスアミノアシルtRNAを
製造する方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の方法において
は、特定のアミノアシルtRNAヒドロラーゼを利用す
る。即ち、アミノアシルtRNAの加水分解酵素のうち
基質特異性の広い酵素を用い、この酵素の逆反応を利用
する。Herediaらは、アミノアシルtRNAを特異的に
加水分解し、アミノ酸とtRNAを生成する加水分解酵
素をエビ幼生(Artemia lavae)(文献3)および糸状菌(Fu
sarium culmorum)(文献4)より見い出した。これらの加
水分解酵素、即ち、アミノアシルtRNAヒドロラーゼ
(ARH)はいずれも広い基質特異性を有し、フェニルア
ラニン-tRNA、リジン-tRNA、およびロイシン-tR
NAなどのアミノアシルtRNAに対して同等の加水分
解活性を示すことが報告されている。一方、加水分解酵
素をある条件で作用させると、逆反応が効率よく進行す
ることが知られている。例えば、タンパク質加水分解酵
素であるパパイン、α-キモトリプシン、カルボキシペ
プチダーゼY、トリプシン、およびペプシンなどの逆反
応によって、多くの種類のペプチドが合成されている
(文献5)。本発明者らは、特定のARHの逆反応系を利
用することによりtRNAを任意のアミノ酸を用いてア
ミノアシル化することができるのではないかと考え、鋭
意研究を行った。その結果として本発明を完成するに至
ったものである。
【0011】本発明の方法において利用する特定のアミ
ノアシルtRNAヒドロラーゼ(ARH)は基質特異性の
広いものである。その例としては、特に上記のエビ幼生
(Artemia lavae)あるいは糸状菌(Fusarium culmorum)由
来のARHを挙げることができる。エビ幼生は、一般の
水産飼料として市販されているArtemia salina耐久卵を
培養することによって得られる。耐久卵は、例えば日清
ファインケミカル株式会社(横浜)またはUSCインター
ナショナルカンパニー(東京)などから入手できる。糸状
菌株は、財団法人発酵研究所またはAmerican Type Cult
ure Collection(ATCC)から入手できる。アミノアシ
ルtRNAヒドロラーゼ(EC 3.1.1.29)は上記2種類の
生物以外にも、大腸菌、酵母、動物組織に見い出されて
いる。これらの酵素は、アミノ酸のN末端が修飾された
アミノアシルtRNAのみを加水分解し、未修飾アミノ
アシルtRNAには作用しないことが報告されている(文
献6および7)。逆反応による種々のアミノ酸のtRNA
への導入のためには、アミノアシルtRNAに対して広
い基質特異性を示すARHを選択することが望ましい。
このようなARHとしては、現在のところ上記の2種類
の生物由来ARH以外には知られていない。しかし、こ
れらのARHについてその分布や生理的機能の研究はほ
とんど進んでいないので、今後の研究で他の生物種から
も本方法に適した性質を有するARHが発見される可能
性がある。将来において発見されるこのような広い基質
特異性を有するARHを本方法において用いることもで
きる。ARHの菌体からの分離および精製は当分野で既
知の方法によって行なうことができる。
【0012】本方法を実施する際の出発原料であるtR
NA、天然アミノ酸および非天然アミノ酸は市販品から
入手可能であるか、または文献記載の方法によって合成
することができる。
【0013】ARHの逆反応を利用した反応系は、プロ
テアーゼ、糖加水分解酵素、リパーゼ、ホスファターゼ
などの加水分解酵素の逆反応に関する例を参考にして実
施できる。例えば、プロテアーゼの加水分解反応の逆反
応を利用したペプチドの酵素的合成法では、高効率に生
成物を得るためにいくつかの工夫された縮合反応系が開
発されている。理論的には、反応生成物を系外に除去す
ると平衡反応は逆方向に進みやすくなる。例えば、反応
に関与しないカルボキシル成分のN末端アミノ基、アミ
ン成分のC末端カルボキシル基に保護基を導入し、副反
応を抑えるとともにペプチド結合形成に伴う溶解度を減
少させ、生成したペプチドを沈澱させて反応系外に除去
したり、水および水と混和しない有機溶媒の二相よりな
る系で合成をミセル中で進行させ、疎水性生成物が有機
相に吸収されることによって、同様に反応系外に生成物
を除去することなどが行なわれている。以下に反応を促
進するための条件を示す。(1)原料の濃度:ある酵素反
応系において、一方の原料の濃度を高めると質量作用の
法則により、逆反応が促進される;(2)酵素濃度:逆反
応を促進するための酵素濃度は、通常、モル濃度で原料
の数百分の一〜数千分の一の条件が用いられる;(3)反
応条件(反応液のpH、反応時間および温度):逆反応の
至適pH、時間、温度などを検討する。また、ARHの
逆反応の結果生じたアミノアシルtRNAと未反応のtR
NAは種々のクロマトグラフィーの手法によって互いに
分離することができる。例えば、チロシンやフェニルア
ラニンなどの非水系アミノ酸の結合したtRNAは、未
反応tRNAと比較して疎水性が高いので、ベンゾイル
化セルロースカラムによって未反応tRNAと分離する
ことができる(文献8)。また、タンパク質合成伸長因子
であるEF-TuはGTPと複合体を形成し、アミノアシ
ルtRNAと特異的に結合する機能を持っている。この
性質を利用し、タンパク質合成因子を固定化したカラム
を用いて、アミノアシルtRNAを未反応tRNAから分
離することができる(文献9)。
【0014】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0015】実施例1 糸状菌由来ARHの調製および活性の測定 A.糸状菌(Fusarium Culmorum)の培養 糸状菌株(IFO No.6814)を(財)発酵研究所から入手し、
斜面培地(ジャガイモ-寒天培地:ジャガイモ200g、
ショ糖20g、寒天15gを混合し、pH5.6に調整した
後、蒸留水を加えて1000mlにすることにより調製)
に接種し、湿度60%および温度24℃で10〜14日
間培養した。次いで、液体培地(1L中に、KH2PO4
0.5g、MnCl2・4H2O 0.02mg、MgSO4・7H
2O 0.5g、NaMoO4・2H2O 0.02mg、FeSO4
・4H2O 0.5mg、塩酸チアミン 1mg、ZnSO4・7
2O 0.5mg、D-グルコース 20g、CuSO4・5H
2O 0.02mg、L-アスパラギン 2g、カザミノ酸 2g
を含む培地)に1エーゼ接種し、24℃で67時間振盪
培養した。培養後、ろ紙(No.2)を用いて濾過し、菌体
を集め、滅菌水で3回洗浄した。回収した菌体は湿重量
を測定した後、−20℃で保存した。
【0016】B.ARHの部分精製 糸状菌由来のARHをHerediaら(文献4)の方法により
部分精製した。即ち、−20℃に保存しておいた菌体
に、5倍量の緩衝液A[10mM 酢酸マグネシウムと1
0mM メルカプトエタノールを含む50mM トリス−塩
酸緩衝液(pH7.0)]を加え、氷冷下に撹拌して融解し
た後、テフロンホモジナイザーで5ストローク、ホモジ
ナイズした。ホモジネートを4℃および10,000Xg
で10分間遠心した後、上清を取り、更に4℃および1
05,000Xgで90分間遠心した。得られた上清を、
30℃にて16時間インキュベートし、ARHの粗抽出
画分とした。ARHは、CM-Sephadex C25カラムによる
イオン交換クロマトグラフィーによって分画した。カラ
ム(16×100mm)は、予め緩衝液B(0.1M 塩化カ
リウムを含む緩衝液A)によって平衡化した。25mlの
ARH粗抽出画分(8.6mgタンパク質/ml)を流速0.5
ml/分でカラムに積層し、緩衝液Bで洗浄した後、0.
1Mから1Mの塩化カリウムを含む緩衝液Bの直線濃度
勾配液(100ml)でARHを溶離した。溶出液は3mlず
つ分取した。各溶出画分の50μlを用いて、[14C]-フ
ェニルアラニルtRNAを基質としてARH活性を測定
した。タンパク質濃度は280nmの吸光度を測定するこ
とによって決定した。ARHの活性画分を集め、これを
部分精製ARHとした。
【0017】C.ARH活性の測定 ARHの活性は、Herediaら(文献4)の方法に従って標
識アミノアシルtRNAを基質として加水分解反応を行
い、残存する標識アミノアシルtRNAを測定すること
により評価した。
【0018】C-1.標識アミノアシルtRNAの調製 tRNAPhe、tRNAfMet、tRNATyrおよびアミノア
シルシンテターゼ(大腸菌由来)はSIGMA CHEMICAL COMPA
NYより購入した。tRNAGluはベーリンガー・マンハイ
ムより購入した。[14C]-フェニルアラニルtRNA、[
14C]-ホルミルメチオニルtRNA、[14C]-チロシルt
RNA、および[14C]-グルタミックアシジルtRNAは
西村ら(文献10)の方法により調製した。即ち、1M Tr
is−HCl(pH7.7) 60μlに、80mM アデノシン
三リン酸溶液(ATP)(pH7.0) 30μl、0.8M K
Cl30μl、0.2M MgCl2 30μl、アミノ酸特異
的tRNA溶液(200DU/ml:1.3〜1.4mg/ml)
40μl、[14C]の各アミノ酸(50μCi/ml) 80μ
l、およびアミノアシルtRNAシンテターゼ(35U/
μl) 10μlを加え、H2Oで全量を300μlとした。
[14C]-グルタミックアシジルtRNAアミノアシル化に
は、1M Tris−HCl(pH7.7)の代わりに0.1M
Tris・HCl(pH7.7)を使用して同様に反応混合液を
調製した。アミノアシル化反応は、反応混合液を37℃
で30分間温置することによって行った。反応終了後、
反応液の1/20量(15μl)を取り、氷冷した5%T
CAを3ml加え、アミノアシルtRNAを沈澱させた。
氷上に15分間放置した後、GF/Cガラスろ紙(Whatm
an International Ltd.)上に吸引ろ過して沈澱を回収し
た。フィルターをTCAで3回および50%エタノール
/50%エチルエーテルで1回洗浄して乾燥した後、ト
ルエン系シンチレーター(5ml)にフィルターを入れ、シ
ンチレーションカウンターで放射活性を測定し、tRN
Aに結合した標識アミノ酸の量を算出した。残りの反応
液に、1mM EDTAを含む10mMTris−HCl緩衝
液飽和フェノール(pH7.0)を等量(300μl)加えて
撹拌した後、10,000rpmで2分間遠心した。水層
(上層)に5M NaClを60μl加え、終濃度1Mとした
後、2倍量(720μl)の−20℃エタノールを加え
た。この混合液を−20℃で30分間放置した後、4℃
および10,000rpmで10分間遠心し、tRNA画分
を沈澱させた。沈澱画分を減圧乾燥した後、滅菌水に溶
解し、標識アミノアシルtRNA溶液とした。
【0019】C-2.ARH活性の測定 500mM イミダゾール塩酸(pH7.5) 10μlに、1
0mM 酢酸マグネシウム 10μl、3000〜5000
cpm/μlの[14C]-標識アミノアシルtRNA10μl、
および測定用サンプル 20〜50μlを加え、H2Oで
全量を100μlとした。30℃で30分間温置した
後、氷冷した5%TCAを3ml加えた。この混合液を氷
上で15分間放置した後、GF/Cガラスろ紙上に吸引
ろ過して沈澱を回収した。フィルターをTCAで3回お
よび50%エタノール/50%エチルエーテルで1回洗
浄して乾燥した後、トルエン系シンチレーター(5ml)に
フィルターを入れ、シンチレーションカウンターで沈澱
中の残存する標識アミノアシルtRNAの放射活性を測
定し、単位時間当たりのアミノアシルtRNAの分解量
を算出した。1分間に1μモルのアミノアシルtRNA
を分解する酵素活性を1Uとした。
【0020】D.結果 50mlの糸状菌(Fusarium Culmorum)培養液から7.4g
の菌体が得られた。Herediaらの報告に従い、この菌体
からCM-Sephadex C-25カラムのイオン交換クロマトグラ
フィーによるARHの部分精製を試みた結果、約10μ
gタンパク質のARH(ARH)粗精製画分が得られた。
ARHはイオン交換クロマトグラフィーにおいて、0.
35M〜0.4M KClで溶出された(図1)。この結果
は、Herediaらのイオン交換クロマトグラフィーでの結
果と一致した。また、ARHの粗精製画分の基質特異性
を検討する目的で、4種の標識アミノアシルtRNAに
対する分解活性を測定した。その結果、4種の標識アミ
ノアシルtRNAに対する分解活性は互いに大差なく、
この酵素が広い基質特異性を持つことが分かった(表
1)。
【表1】 表1 糸状菌由来アミノアシルtRNAヒドロラーゼの粗精製画分の 各種アミノアシルtRNAに対するヒドロラーゼ活性 アミノアシルtRNA 酵素活性(pモル/分/μgタンパク質) 14C」 Phe−tRNAPhe 1.5 「14C」 Met−tRNAfMet 1.0 「14C」 Glu−tRNAGlu2 2.3 14C」 Tyr−tRNATyr1 1.5 また、ARHの粗精製画分には、リボヌクレアーゼ活性
は全く検出できなかった。これらの結果は、今回、糸状
菌より調製した酵素が、Herediaらが報告してい
るARHと同一の酵素であることを示すものである。
【0021】実施例2 糸状菌由来ARHの逆反応によ
るL-チロシンおよびチロシン特異的tRNAからのアミ
ノアシルtRNAの合成 A.方法 アミノアシルtRNAヒドロラーゼによるtRNAのアミ
ノアシル化は、有機溶媒の存在下でtRNAとアミノ酸
を縮合反応させることによって行った。即ち、0.5M
HEPES緩衝液 10μlに、100mM 酢酸マグネシ
ウム 10μl、ジメチルホルムアミド 25μl、20U
/ml tRNATyr 10μl、40mM L-チロシン 10
μl、1mCi/ml L-[2,3,4,5,6-3H]チロシン 1
0μlおよび2.5μUの部分精製ARHを加え、H2
で全量を110μlとした。反応は30℃で15分間温
置して行なった。また、ARHの非存在下に同様の操作
を行なったものをコントロールとした。反応終了後、反
応液中のアミノアシルtRNAと未反応の遊離アミノ酸
を、Shodex PROTEIN KW-803カラム(8mmx30cm、2本
組)による高速分子篩クロマトグラフィーによって分離
した。カラムは、予め60mM NH4Clと10mM (C
3COO)2Mgを含む10mM Tris・Cl緩衝液(pH
7.5)で平衡化した。50μlの反応液をカラムに注入
し、1.0ml/分の流速で展開し、溶出液は0.5mlずつ
分取した。0.5mlの各溶出液画分に3mlの液体シンチ
レーションカクテル Ready Safe (BECKMAN Instrument,
Inc.)を添加して溶解し、液体シンチレーションカウン
ター(BECKMAN Model LS5000TD)によって放射活性を測定
した。HPLC用分子量決定用タンパク質マーカーはオ
リエンタル酵母工業(株)より購入した。分子量マーカー
として、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(Mw 290,000)、
乳酸デヒドロゲナーゼ(Mw 142,000)、エノラーゼ(Mw 6
7,000)、アデニル酸キナーゼ(Mw 32,000)、およびチト
クロムC(Mw 12,400)を用いた。
【0022】B.結果 ARHの逆反応を利用したアミノアシルtRNAの合成
の可能性を検討する目的で、反応系に有機溶媒と大過剰
のアミン成分(L-チロシン)を添加してARHの加水分
解活性を抑制し、アミノ酸とtRNAの縮合反応を促進
させることを試みた。23%ジメチルホルムアミドの存
在下でL-チロシンとチロシン特異的tRNAを基質とし
て酵素反応を行い、高速分子篩クロマトグラフィーによ
って、tRNA画分への標識アミノ酸の取込みを測定す
ると、ARH未添加の反応液においてはtRNA画分へ
の標識アミノ酸の取込みは全く認められなかったのに対
し、ARH添加反応液においては、アミノアシルtRN
A(Tyr−tRNATyr)と同位置に放射活性ピークの有意
な上昇が認められた(図2)。
【0023】チロシンの取込みが認められたtRNA画
分をフェノール抽出し、エタノール沈澱によってtRN
Aを回収すると、放射活性の大部分はtRNA画分に見
い出された。また、このtRNA画分をARHで処理
し、再びフェノール処理とエタノール沈澱でtRNAを
回収すると、標識アミノ酸はエタノール沈澱の上清画分
に見い出された。以上の結果は、23%ジメチルホルム
アミドと大過剰のL-チロシンの存在下で、ARHはそ
の本来の加水分解活性が抑制され、逆反応である縮合反
応によって、L-チロシンとチロシン特異的tRNAから
チロシルtRNAが合成されたことを示している。
【0024】実施例3 糸状菌由来ARHの逆反応によ
るL−フェニルアラニンおよびチロシン特異的tRNA
からのミスアミノアシルtRNAの合成 A.方法 アミノアシルtRNAヒドロラーゼによるtRNAのアミ
ノアシル化は、有機溶媒の存在下でtRNAとアミノ酸
を縮合反応させることによって行なった。即ち、0.5
M HEPES緩衝液 10μlに、100mM 酢酸マグ
ネシウム 10μl、ジメチルホルムアミド 25μl、2
0U/ml tRNATyr 10μl、40mML-フェニルア
ラニン 10μl、1mCi/ml L-[2,3,4,5,6−
3H]フェニルアラニン 10μlおよび2.5μUの部分
精製ARHを加え、H2Oで全量を115μlとした。反
応は30℃で15分間温置して行なった。また、ARH
非存在下に同様の操作を行なったものをコントロールと
した。反応終了後、反応液中のアミノアシルtRNAと
未反応の遊離アミノ酸を、Shodex PROTEIN KW-803カラ
ム(8mmx30cm、2本組)による高速分子篩クロマトグ
ラフィーによって分離した。カラムは、予め60mM N
4Clと10mM (CH3COO)2Mgを含む10mMTri
s・Cl緩衝液(pH7.5)で平衡化した。50μlの反応
液をカラムに注入し、1.0ml/分の流速で展開し、溶
出液は0.5mlずつ分取した。0.5mlの各溶出液画分に
3mlの液体シンチレーションカクテル Ready Safe (BEC
KMAN Instrument, Inc.)を添加して溶解し、液体シンチ
レーションカウンター(BECKMAN ModelLS5000TD)によっ
て放射活性を測定した。HPLC用分子量決定用タンパ
ク質マーカーはオリエンタル酵母工業(株)より購入し
た。分子量マーカーとして、グルタミン酸デヒドロゲナ
ーゼ(Mw 290,000)、乳酸デヒドロゲナーゼ(Mw 142,00
0)、エノラーゼ(Mw 67,000)、アデニル酸キナーゼ(Mw 3
2,000)、およびチトクロムC(Mw 12,400)を用いた。
【0025】B.結果 ARHの逆反応を利用したミスアミノアシルtRNAの
合成の可能性を検討する目的で、反応系に有機溶媒と大
過剰のアミン成分(L-フェニルアラニン)を添加してA
RHの加水分解活性を抑制し、アミノ酸とtRNAの縮
合反応を促進させることを試みた。22%ジメチルホル
ムアミドの存在下でL-フェニルアラニンとチロシン特
異的tRNAを基質として酵素反応を行い、高速分子篩
クロマトグラフィーによって、tRNA画分への標識ア
ミノ酸の取込みを測定すると、ARH未添加の反応液に
おいてはtRNA画分への標識アミノ酸の取込みは全く
認められなかったのに対し、ARH添加反応液において
は、tRNA画分に放射活性ピークの有意な上昇が認め
られた(図3)。
【0026】フェニルアラニンの取込みが認められたt
RNA画分をフェノール抽出し、エタノール沈澱によっ
てtRNAを回収すると、放射活性の大部分はtRNA画
分に見い出された。また、このtRNA画分をARHで
処理し、再びフェノール処理とエタノール沈澱でtRN
Aを回収すると、標識アミノ酸はエタノール沈澱の上清
画分に見い出された。以上の結果は、22%ジメチルホ
ルムアミドと大過剰のL-フェニルアラニンの存在下
で、ARHはその本来の加水分解活性が抑制され、逆反
応である縮合反応によって、L-フェニルアラニンがチ
ロシン特異的tRNAに結合したミスアミノアシルtRN
Aが合成されたことを示している。即ち、本実施例で用
いたARHの基質特異性が広いことから、この酵素の逆
反応を利用することによって種々のミスアミノアシルt
RNAを合成できる可能性が示唆された。
【0027】参考文献 1.T.G.Heckler, L.H.Chang, Y.Zama, T.Naka, M.S.Ch
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化学同人)、第7巻、434頁 (1975) 9.A.Louie, E.Masuda, M.YoderおよびF.Jurnak, Ana
l.Biochem., 141, 402-408 (1984) 10.西村 暹、生化学実験講座、日本生化学会編(東京
化学同人)、第7巻、431頁 (1975)
【図面の簡単な説明】
【図1】 糸状菌由来のアミノアシルtRNAヒドロラ
ーゼをイオン交換クロマトグラフィーで分画したときの
結果を示すグラフである。
【図2】 アミノアシルtRNAヒドロラーゼの逆反応
によって生成したチロシルtRNATyrをHPLCで分画
したときの結果を示すグラフである。
【図3】 アミノアシルtRNAヒドロラーゼの逆反応
によって生成したフェニルアラニルtRNATyrをHPL
Cで分画したときの結果を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 三浦 一伸 京都府京都市下京区中堂寺南町17 株式会 社関西新技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下に示す特定のアミノアシルtRNA
    ヒドロラーゼの逆反応: 【化1】 (反応式中、a.a.はアミノ酸またはアミノ酸誘導体であ
    り、特定のアミノアシルtRNAヒドロラーゼとは基質
    特異性の広いアミノアシルtRNAヒドロラーゼである)
    を利用して、tRNAに対応アミノ酸または非対応アミ
    ノ酸もしくはアミノ酸誘導体を結合させることにより、
    アミノアシルtRNAまたはミスアミノアシルtRNAを
    製造する方法。
  2. 【請求項2】 特定のアミノアシルtRNAヒドロラー
    ゼが糸状菌(Fusariumculmorum)由来またはエビ幼生(Art
    emia lavae)由来である請求項1に記載の方法。
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