JPH06261341A - 映像表示装置 - Google Patents
映像表示装置Info
- Publication number
- JPH06261341A JPH06261341A JP5045349A JP4534993A JPH06261341A JP H06261341 A JPH06261341 A JP H06261341A JP 5045349 A JP5045349 A JP 5045349A JP 4534993 A JP4534993 A JP 4534993A JP H06261341 A JPH06261341 A JP H06261341A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission path
- image
- failure
- signal
- monitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Endoscopes (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は左右2組の撮像用光学系からの各画像
信号の伝送経路のうちのいずれか一方側に故障が発生し
た場合でもモニタ画面にフリッカが発生することを防止
して正常なモニタ画像を観察することを最も主要な特徴
とする。 【構成】左右の各映像信号の伝送経路8,9に左右の各
映像信号の伝送経路8,9の故障の有無を検出する故障
検知部10a,10bをそれぞれ介設し、この故障検知
部10a,10bによっていずれか一方の伝送経路8ま
たは9の故障状態が検出された場合に故障状態が検出さ
れた伝送経路8または9の信号を遮断し、他方の正常な
伝送経路9または8の信号を故障経路側に分配して故障
経路側の信号の欠落を補う切換え回路11を設けたもの
である。
信号の伝送経路のうちのいずれか一方側に故障が発生し
た場合でもモニタ画面にフリッカが発生することを防止
して正常なモニタ画像を観察することを最も主要な特徴
とする。 【構成】左右の各映像信号の伝送経路8,9に左右の各
映像信号の伝送経路8,9の故障の有無を検出する故障
検知部10a,10bをそれぞれ介設し、この故障検知
部10a,10bによっていずれか一方の伝送経路8ま
たは9の故障状態が検出された場合に故障状態が検出さ
れた伝送経路8または9の信号を遮断し、他方の正常な
伝送経路9または8の信号を故障経路側に分配して故障
経路側の信号の欠落を補う切換え回路11を設けたもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば内視鏡の観察像を
立体映像で表示する映像表示装置に関する。
立体映像で表示する映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば患者の腹腔内の患部を治
療する手段として腹腔内に挿入される硬性内視鏡である
腹腔鏡を使用することにより、外科的な開腹手術を行な
うこと無く腹腔内の患部を治療する技術が開発されてい
る。この種の腹腔鏡下による腹腔内の患部の治療時には
腹腔鏡の視野を患部の方向に向け、この腹腔鏡の視野内
で患部とこの患部に各種の処置を行なう処置具とを観察
しながら処置具の操作が行なわれるようになっている。
療する手段として腹腔内に挿入される硬性内視鏡である
腹腔鏡を使用することにより、外科的な開腹手術を行な
うこと無く腹腔内の患部を治療する技術が開発されてい
る。この種の腹腔鏡下による腹腔内の患部の治療時には
腹腔鏡の視野を患部の方向に向け、この腹腔鏡の視野内
で患部とこの患部に各種の処置を行なう処置具とを観察
しながら処置具の操作が行なわれるようになっている。
【0003】また、腹腔鏡による観察光学系の映像表示
装置としては観察像をモニタ画面上に平面的に表示する
二次元(2D)画像表示が行なわれることが多い。しか
しながら、2D画像表示では遠近感がつかみにくく、患
部と処置具との間の相対的な距離が把握しにくいので、
処置具の操作や患部の縫合等の作業が難しく、その作業
に熟練を要する問題がある。
装置としては観察像をモニタ画面上に平面的に表示する
二次元(2D)画像表示が行なわれることが多い。しか
しながら、2D画像表示では遠近感がつかみにくく、患
部と処置具との間の相対的な距離が把握しにくいので、
処置具の操作や患部の縫合等の作業が難しく、その作業
に熟練を要する問題がある。
【0004】そこで、腹腔鏡による観察光学系の映像表
示装置として観察像をモニタ画面上に立体的に表示する
三次元(3D)画像表示を行なうことにより、患部と処
置具との間の相対的な距離を把握しやすくして処置具の
操作や患部の縫合等の作業を能率化する技術が開発され
ている。
示装置として観察像をモニタ画面上に立体的に表示する
三次元(3D)画像表示を行なうことにより、患部と処
置具との間の相対的な距離を把握しやすくして処置具の
操作や患部の縫合等の作業を能率化する技術が開発され
ている。
【0005】また、モニタ画面上に映像を立体的に表示
する3D画像表示を行なう技術としては例えば、特公平
4−45035号公報、特公平4−46508号公報に
示すように左右の撮像用光学系を設け、これら2組の光
学系で得た左右の画像からモニタ画面上に立体映像を表
示する構成のものが知られている。
する3D画像表示を行なう技術としては例えば、特公平
4−45035号公報、特公平4−46508号公報に
示すように左右の撮像用光学系を設け、これら2組の光
学系で得た左右の画像からモニタ画面上に立体映像を表
示する構成のものが知られている。
【0006】この場合、モニタ画面上に立体映像を表示
する場合には左右2組の撮像用光学系から送られる左右
の各画像信号がモニタ等の表示部側に伝送される。そし
て、この表示部側の画像信号処理部からは左右の各画像
信号が1フィールド毎に交互に切換えて出力される。さ
らに、画像信号処理部から出力される左右の各画像信号
に基づく映像がモニタ画面上に交互に映し出される。こ
のとき、左右の映像に対応して交互に開閉するシャッタ
を通して左右の映像を見ることにより、立体映像の再生
が行なわれるようになっている。
する場合には左右2組の撮像用光学系から送られる左右
の各画像信号がモニタ等の表示部側に伝送される。そし
て、この表示部側の画像信号処理部からは左右の各画像
信号が1フィールド毎に交互に切換えて出力される。さ
らに、画像信号処理部から出力される左右の各画像信号
に基づく映像がモニタ画面上に交互に映し出される。こ
のとき、左右の映像に対応して交互に開閉するシャッタ
を通して左右の映像を見ることにより、立体映像の再生
が行なわれるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては例えば左右2組の撮像用光学系のうちのいずれ
か一方側、或いは左右2組の撮像用光学系とモニタ等の
表示部側の画像信号処理部との間の左右の各画像信号の
伝送経路のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発生
した場合には片方の画像信号が欠落するので、モニタ画
面上に立体映像を再生することができなくなるととも
に、モニタ画面にフリッカが発生する等の問題がある。
あっては例えば左右2組の撮像用光学系のうちのいずれ
か一方側、或いは左右2組の撮像用光学系とモニタ等の
表示部側の画像信号処理部との間の左右の各画像信号の
伝送経路のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発生
した場合には片方の画像信号が欠落するので、モニタ画
面上に立体映像を再生することができなくなるととも
に、モニタ画面にフリッカが発生する等の問題がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、左右2組の撮像用光学系のうちのいず
れか一方側、或いは左右2組の撮像用光学系とモニタ等
の表示部側の画像信号処理部との間の左右の各画像信号
の伝送経路のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発
生した場合でもモニタ画面にフリッカが発生することを
防止することができ、正常なモニタ画像を観察すること
ができる映像表示装置を提供することにある。
で、その目的は、左右2組の撮像用光学系のうちのいず
れか一方側、或いは左右2組の撮像用光学系とモニタ等
の表示部側の画像信号処理部との間の左右の各画像信号
の伝送経路のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発
生した場合でもモニタ画面にフリッカが発生することを
防止することができ、正常なモニタ画像を観察すること
ができる映像表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は被写体に対して
左右両眼視差を持つ左右一対の撮像手段を設け、これら
の撮像手段から送られる左右の各映像信号に基づく映像
を映像再生画面上に再生して立体映像を表示する表示手
段を備えた映像表示装置において、左右の各映像信号の
伝送経路にそれぞれ介設され、前記左右の各映像信号の
伝送経路の故障の有無を検出する故障検知手段と、この
故障検知手段によっていずれか一方の前記伝送経路の故
障状態が検出された場合に故障状態が検出された側の前
記伝送経路の信号を遮断し、他方の正常な前記伝送経路
の信号を故障経路側に分配して前記故障経路側の信号の
欠落を補う補償手段とを設けたものである。
左右両眼視差を持つ左右一対の撮像手段を設け、これら
の撮像手段から送られる左右の各映像信号に基づく映像
を映像再生画面上に再生して立体映像を表示する表示手
段を備えた映像表示装置において、左右の各映像信号の
伝送経路にそれぞれ介設され、前記左右の各映像信号の
伝送経路の故障の有無を検出する故障検知手段と、この
故障検知手段によっていずれか一方の前記伝送経路の故
障状態が検出された場合に故障状態が検出された側の前
記伝送経路の信号を遮断し、他方の正常な前記伝送経路
の信号を故障経路側に分配して前記故障経路側の信号の
欠落を補う補償手段とを設けたものである。
【0010】
【作用】左右の各映像信号の伝送経路の故障の有無を故
障検知手段によって検出させるとともに、故障検知手段
によっていずれか一方の伝送経路の故障状態が検出され
た場合には補償手段によって故障状態が検出された側の
伝送経路の信号を遮断し、他方の正常な伝送経路の信号
を故障経路側に分配して故障経路側の信号の欠落を補う
ようにしたものである。
障検知手段によって検出させるとともに、故障検知手段
によっていずれか一方の伝送経路の故障状態が検出され
た場合には補償手段によって故障状態が検出された側の
伝送経路の信号を遮断し、他方の正常な伝送経路の信号
を故障経路側に分配して故障経路側の信号の欠落を補う
ようにしたものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図5
(B)を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
例の映像表示装置全体の概略構成を示すものである。図
1中で、1,2は被写体に対して左右両眼視差を持つ左
右の各画像用の一対の固体撮像素子(撮像手段)であ
る。ここで、左画像用の固体撮像素子1は左画像用のカ
メラコントロールユニット3、右画像用の固体撮像素子
2は右画像用のカメラコントロールユニット4にそれぞ
れ接続されている。
(B)を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
例の映像表示装置全体の概略構成を示すものである。図
1中で、1,2は被写体に対して左右両眼視差を持つ左
右の各画像用の一対の固体撮像素子(撮像手段)であ
る。ここで、左画像用の固体撮像素子1は左画像用のカ
メラコントロールユニット3、右画像用の固体撮像素子
2は右画像用のカメラコントロールユニット4にそれぞ
れ接続されている。
【0012】左右のカメラコントロールユニット3,4
はフェイル・セーフ回路5を介してスキャンコンバータ
6に接続されている。さらに、このスキャンコンバータ
6には左右の固体撮像素子1,2から送られる各映像信
号に基づく映像を映像再生画面上に再生して立体映像を
表示する3Dモニタ(表示手段)7が接続されている。
はフェイル・セーフ回路5を介してスキャンコンバータ
6に接続されている。さらに、このスキャンコンバータ
6には左右の固体撮像素子1,2から送られる各映像信
号に基づく映像を映像再生画面上に再生して立体映像を
表示する3Dモニタ(表示手段)7が接続されている。
【0013】また、フェイル・セーフ回路5には図2に
示すように左右のカメラコントロールユニット3,4か
ら出力される左右の各映像信号の伝送経路8,9にそれ
ぞれ介設され、左右の各映像信号の伝送経路8,9の故
障の有無を検出する故障検知部(故障検知手段)10
a,10bと、故障検知部10a,10bによっていず
れか一方の伝送経路8または9の故障状態が検出された
場合に故障状態が検出された側の伝送経路8または9の
信号を遮断し、他方の正常な伝送経路9または8の信号
を故障経路側に分配して故障経路側の信号の欠落を補う
切換え回路(補償手段)11とが設けられている。
示すように左右のカメラコントロールユニット3,4か
ら出力される左右の各映像信号の伝送経路8,9にそれ
ぞれ介設され、左右の各映像信号の伝送経路8,9の故
障の有無を検出する故障検知部(故障検知手段)10
a,10bと、故障検知部10a,10bによっていず
れか一方の伝送経路8または9の故障状態が検出された
場合に故障状態が検出された側の伝送経路8または9の
信号を遮断し、他方の正常な伝送経路9または8の信号
を故障経路側に分配して故障経路側の信号の欠落を補う
切換え回路(補償手段)11とが設けられている。
【0014】さらに、左右の各故障検知部10a,10
bには積分器12a,12b、サンプル・ホールド回路
13a,13b、比較器14a,14bがそれぞれ設け
られている。ここで、左映像信号側のL伝送経路8には
積分器12aの入力側が接続され、この積分器12aの
出力側はサンプル・ホールド回路13aを経て比較器1
4aの一方の入力端子に接続されている。なお、この比
較器14aの他方の入力端子には基準電圧15aが入力
されている。
bには積分器12a,12b、サンプル・ホールド回路
13a,13b、比較器14a,14bがそれぞれ設け
られている。ここで、左映像信号側のL伝送経路8には
積分器12aの入力側が接続され、この積分器12aの
出力側はサンプル・ホールド回路13aを経て比較器1
4aの一方の入力端子に接続されている。なお、この比
較器14aの他方の入力端子には基準電圧15aが入力
されている。
【0015】また、右映像信号側のR伝送経路9には同
様に積分器12bの入力側が接続され、この積分器12
bの出力側はサンプル・ホールド回路13bを経て比較
器14bの一方の入力端子に接続されている。なお、こ
の比較器14bの他方の入力端子には基準電圧15bが
入力されている。
様に積分器12bの入力側が接続され、この積分器12
bの出力側はサンプル・ホールド回路13bを経て比較
器14bの一方の入力端子に接続されている。なお、こ
の比較器14bの他方の入力端子には基準電圧15bが
入力されている。
【0016】そして、L伝送経路8を経て伝送される左
側のL映像信号が積分器12aおよびサンプル・ホール
ド回路13aによってサンプリングされ、比較器14a
で基準電圧15aと比較されることにより、L伝送経路
8の断線等の故障の有無が検出され、その故障検出時に
はL故障検出信号が出力されるとともに、同様に、R伝
送経路9を経て伝送される右側のR映像信号が積分器1
2bおよびサンプル・ホールド回路13bによってサン
プリングされ、比較器14bで基準電圧15bと比較さ
れることにより、R伝送経路9の断線等の故障の有無が
検出され、その故障検出時にはR故障検出信号が出力さ
れるようになっている。
側のL映像信号が積分器12aおよびサンプル・ホール
ド回路13aによってサンプリングされ、比較器14a
で基準電圧15aと比較されることにより、L伝送経路
8の断線等の故障の有無が検出され、その故障検出時に
はL故障検出信号が出力されるとともに、同様に、R伝
送経路9を経て伝送される右側のR映像信号が積分器1
2bおよびサンプル・ホールド回路13bによってサン
プリングされ、比較器14bで基準電圧15bと比較さ
れることにより、R伝送経路9の断線等の故障の有無が
検出され、その故障検出時にはR故障検出信号が出力さ
れるようになっている。
【0017】また、切換え回路11には図3に示すよう
にL伝送経路8に介設されたL切換えスイッチ11a
と、R伝送経路9に介設されたR切換えスイッチ11b
とが設けられている。この場合、左右の各故障検知部1
0a,10bからの故障検出信号が切換え回路11に入
力されていない通常時にはL切換えスイッチ11aおよ
びR切換えスイッチ11bは図3に示すようにL伝送経
路8の入力側Linと出力側Lout との間、およびR伝送
経路9の入力側Rinと出力側Rout との間をそれぞれ接
続させた状態で保持されている。
にL伝送経路8に介設されたL切換えスイッチ11a
と、R伝送経路9に介設されたR切換えスイッチ11b
とが設けられている。この場合、左右の各故障検知部1
0a,10bからの故障検出信号が切換え回路11に入
力されていない通常時にはL切換えスイッチ11aおよ
びR切換えスイッチ11bは図3に示すようにL伝送経
路8の入力側Linと出力側Lout との間、およびR伝送
経路9の入力側Rinと出力側Rout との間をそれぞれ接
続させた状態で保持されている。
【0018】そして、R伝送経路9の故障検知部10b
から出力されるR故障検出信号が切換え回路11に入力
された場合にはこの切換え回路11は図5(A)に示す
ように切換え操作される。すなわち、R伝送経路9の入
力側Rinが遮断されるとともに、L伝送経路8の入力側
Linと、L伝送経路8の出力側Lout およびR伝送経路
9の出力側Rout との間が接続されるようになってい
る。
から出力されるR故障検出信号が切換え回路11に入力
された場合にはこの切換え回路11は図5(A)に示す
ように切換え操作される。すなわち、R伝送経路9の入
力側Rinが遮断されるとともに、L伝送経路8の入力側
Linと、L伝送経路8の出力側Lout およびR伝送経路
9の出力側Rout との間が接続されるようになってい
る。
【0019】また、L伝送経路8の故障検知部10aか
ら出力されるL故障検出信号が切換え回路11に入力さ
れた場合にはこの切換え回路11は図5(B)に示すよ
うに切換え操作される。すなわち、L伝送経路8の入力
側Linが遮断されるとともに、R伝送経路9の入力側R
inと、L伝送経路8の出力側Lout およびR伝送経路9
の出力側Rout との間が接続されるようになっている。
ら出力されるL故障検出信号が切換え回路11に入力さ
れた場合にはこの切換え回路11は図5(B)に示すよ
うに切換え操作される。すなわち、L伝送経路8の入力
側Linが遮断されるとともに、R伝送経路9の入力側R
inと、L伝送経路8の出力側Lout およびR伝送経路9
の出力側Rout との間が接続されるようになっている。
【0020】次に、上記構成の作用について図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、映像表示装置の
動作時には左画像用の固体撮像素子1および右画像用の
固体撮像素子2によってそれぞれ電気信号に変換された
左右の各映像信号が左右のカメラコントロールユニット
3,4によってそれぞれ1/60sのフィールド周波数
で読み込まれる。左右の各映像信号はL伝送経路8およ
びR伝送経路9によってフェイル・セーフ回路5を介し
てスキャンコンバータ6に入力される。
ーチャートを参照して説明する。まず、映像表示装置の
動作時には左画像用の固体撮像素子1および右画像用の
固体撮像素子2によってそれぞれ電気信号に変換された
左右の各映像信号が左右のカメラコントロールユニット
3,4によってそれぞれ1/60sのフィールド周波数
で読み込まれる。左右の各映像信号はL伝送経路8およ
びR伝送経路9によってフェイル・セーフ回路5を介し
てスキャンコンバータ6に入力される。
【0021】さらに、左右の各映像信号はこのスキャン
コンバータ6で周波数変換され、3Dモニタ7の画面に
は1/120sの倍スキャンで左右の各映像が表示され
る。このとき、左右の各映像は1フィールド毎に交互に
切換え表示され、左右の各映像に対応して交互に開閉す
る左右一対の例えば液晶シャッタを介して3Dモニタ7
の画面上の左右の映像を見ることにより、3D映像の再
生が行なわれる。
コンバータ6で周波数変換され、3Dモニタ7の画面に
は1/120sの倍スキャンで左右の各映像が表示され
る。このとき、左右の各映像は1フィールド毎に交互に
切換え表示され、左右の各映像に対応して交互に開閉す
る左右一対の例えば液晶シャッタを介して3Dモニタ7
の画面上の左右の映像を見ることにより、3D映像の再
生が行なわれる。
【0022】また、映像表示装置の動作中はフェイル・
セーフ回路5の左右の各故障検知部10a,10bによ
って常にL伝送経路8およびR伝送経路9の故障検知が
判断される(ステップS1)。
セーフ回路5の左右の各故障検知部10a,10bによ
って常にL伝送経路8およびR伝送経路9の故障検知が
判断される(ステップS1)。
【0023】ここで、左右の各故障検知部10a,10
bからの故障検出信号が切換え回路11に入力されてい
ない通常時にはL切換えスイッチ11aおよびR切換え
スイッチ11bは図3に示すようにL伝送経路8の入力
側Linと出力側Lout との間、およびR伝送経路9の入
力側Rinと出力側Rout との間をそれぞれ接続させた状
態で保持される。そのため、この場合には3Dモニタ7
の画面上に上記の通り、3D映像の再生が行なわれる。
bからの故障検出信号が切換え回路11に入力されてい
ない通常時にはL切換えスイッチ11aおよびR切換え
スイッチ11bは図3に示すようにL伝送経路8の入力
側Linと出力側Lout との間、およびR伝送経路9の入
力側Rinと出力側Rout との間をそれぞれ接続させた状
態で保持される。そのため、この場合には3Dモニタ7
の画面上に上記の通り、3D映像の再生が行なわれる。
【0024】また、映像表示装置の動作中、左右の各故
障検知部10a,10bからの故障検出信号が切換え回
路11に入力された場合には故障した伝送経路がR伝送
経路9か否かが判断される(ステップS2)。
障検知部10a,10bからの故障検出信号が切換え回
路11に入力された場合には故障した伝送経路がR伝送
経路9か否かが判断される(ステップS2)。
【0025】ここで、故障した伝送経路がR伝送経路9
の場合には切換え回路11は図5(A)のようにR伝送
経路9の入力側Rinが遮断される(ステップS3)とと
もに、L伝送経路8の入力側Linと、L伝送経路8の出
力側Lout およびR伝送経路9の出力側Rout との間が
接続されて正常回路であるL伝送経路8の入力側Linか
ら伝送される左側のL映像信号がL伝送経路8の出力側
Lout およびR伝送経路9の出力側Rout に分配される
(ステップS4)状態に切換え操作される。そのため、
この場合には左右に同じL映像信号が出力され、故障し
たR伝送経路9の信号の欠落が補償されるので、3Dモ
ニタ7の画面上にはR伝送経路9の映像信号の欠落によ
るフリッカの発生を防止することができる。
の場合には切換え回路11は図5(A)のようにR伝送
経路9の入力側Rinが遮断される(ステップS3)とと
もに、L伝送経路8の入力側Linと、L伝送経路8の出
力側Lout およびR伝送経路9の出力側Rout との間が
接続されて正常回路であるL伝送経路8の入力側Linか
ら伝送される左側のL映像信号がL伝送経路8の出力側
Lout およびR伝送経路9の出力側Rout に分配される
(ステップS4)状態に切換え操作される。そのため、
この場合には左右に同じL映像信号が出力され、故障し
たR伝送経路9の信号の欠落が補償されるので、3Dモ
ニタ7の画面上にはR伝送経路9の映像信号の欠落によ
るフリッカの発生を防止することができる。
【0026】なお、図6に示すようにL伝送経路8の出
力側Lout に切換えスイッチ41を介して2つの伝送経
路42,43を並列に接続し、一方の伝送経路43に遅
延回路44を介設して各故障検知部10a,10bから
の故障検出信号が切換え回路11に入力された際に、切
換えスイッチ41を伝送経路43側に切換え操作するこ
とにより、遅延回路44によってL伝送経路8側のL映
像信号に水平方向の遅延をかけ、水平方向右側にずらす
ことにより、擬似的に視差をつくりだし、3Dモニタ7
の画面上に擬似的な3D映像を表示する(ステップS
5)構成にしてもよい。
力側Lout に切換えスイッチ41を介して2つの伝送経
路42,43を並列に接続し、一方の伝送経路43に遅
延回路44を介設して各故障検知部10a,10bから
の故障検出信号が切換え回路11に入力された際に、切
換えスイッチ41を伝送経路43側に切換え操作するこ
とにより、遅延回路44によってL伝送経路8側のL映
像信号に水平方向の遅延をかけ、水平方向右側にずらす
ことにより、擬似的に視差をつくりだし、3Dモニタ7
の画面上に擬似的な3D映像を表示する(ステップS
5)構成にしてもよい。
【0027】また、故障した伝送経路がL伝送経路8の
場合には切換え回路11は図5(B)のようにL伝送経
路8の入力側Linが遮断される(ステップS6)ととも
に、R伝送経路9の入力側Rinと、L伝送経路8の出力
側Lout およびR伝送経路9の出力側Rout との間が接
続されて正常回路であるR伝送経路9の入力側Linから
伝送される右側のR映像信号がL伝送経路8の出力側L
out およびR伝送経路9の出力側Rout に分配される
(ステップS7)状態に切換え操作される。そのため、
この場合には左右に同じR映像信号が出力され、故障し
たL伝送経路8の信号の欠落が補償されるので、3Dモ
ニタ7の画面上にはL伝送経路8の映像信号の欠落によ
るフリッカの発生を防止することができる。
場合には切換え回路11は図5(B)のようにL伝送経
路8の入力側Linが遮断される(ステップS6)ととも
に、R伝送経路9の入力側Rinと、L伝送経路8の出力
側Lout およびR伝送経路9の出力側Rout との間が接
続されて正常回路であるR伝送経路9の入力側Linから
伝送される右側のR映像信号がL伝送経路8の出力側L
out およびR伝送経路9の出力側Rout に分配される
(ステップS7)状態に切換え操作される。そのため、
この場合には左右に同じR映像信号が出力され、故障し
たL伝送経路8の信号の欠落が補償されるので、3Dモ
ニタ7の画面上にはL伝送経路8の映像信号の欠落によ
るフリッカの発生を防止することができる。
【0028】このとき、図6の遅延回路44によってL
伝送経路8側のL映像信号に水平方向の遅延をかけ、水
平方向右側にずらすことにより、擬似的に視差をつくり
だし、3Dモニタ7の画面上に擬似的な3D映像を表示
する(ステップS5)ようにしてもよい。
伝送経路8側のL映像信号に水平方向の遅延をかけ、水
平方向右側にずらすことにより、擬似的に視差をつくり
だし、3Dモニタ7の画面上に擬似的な3D映像を表示
する(ステップS5)ようにしてもよい。
【0029】なお、図6の遅延回路44による遅延量は
立体視における距離感を決定するものであり、注目物体
の距離、または観察者によって自動または手動で可変で
きるようになっている。さらに、左右の各故障検知部1
0a,10bからの故障検出信号が切換え回路11に入
力された場合に3Dモニタ7の画面上、または音声によ
って故障の発生を観察者に告知する構成にしてもよい。
立体視における距離感を決定するものであり、注目物体
の距離、または観察者によって自動または手動で可変で
きるようになっている。さらに、左右の各故障検知部1
0a,10bからの故障検出信号が切換え回路11に入
力された場合に3Dモニタ7の画面上、または音声によ
って故障の発生を観察者に告知する構成にしてもよい。
【0030】そこで、上記構成のものにあっては左右の
各映像信号の伝送経路8,9に左右の各映像信号の伝送
経路8,9の故障の有無を検出する故障検知部10a,
10bをそれぞれ介設し、この故障検知部10a,10
bによっていずれか一方の伝送経路8または9の故障状
態が検出された場合に故障状態が検出された伝送経路8
または9の信号を遮断し、他方の正常な伝送経路9また
は8の信号を故障経路側に分配して故障経路側の信号の
欠落を補う切換え回路11を設けたので、左右2組の各
映像信号の伝送経路8,9と3Dモニタ7側のスキャン
コンバータ6との間の左右の各画像信号の伝送経路8,
9のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発生した場
合でも3Dモニタ7の画面にフリッカが発生することを
防止することができ、正常なモニタ画像を観察すること
ができる。
各映像信号の伝送経路8,9に左右の各映像信号の伝送
経路8,9の故障の有無を検出する故障検知部10a,
10bをそれぞれ介設し、この故障検知部10a,10
bによっていずれか一方の伝送経路8または9の故障状
態が検出された場合に故障状態が検出された伝送経路8
または9の信号を遮断し、他方の正常な伝送経路9また
は8の信号を故障経路側に分配して故障経路側の信号の
欠落を補う切換え回路11を設けたので、左右2組の各
映像信号の伝送経路8,9と3Dモニタ7側のスキャン
コンバータ6との間の左右の各画像信号の伝送経路8,
9のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発生した場
合でも3Dモニタ7の画面にフリッカが発生することを
防止することができ、正常なモニタ画像を観察すること
ができる。
【0031】また、図7は映像表示装置の変形例を示す
ものである。図7中で、51は3Dカメラ、52は2D
カメラ、53は3Dカメラ51用のスキャンコンバー
タ、54は2Dカメラ52用のスキャンコンバータであ
る。ここで、3Dカメラ51はR映像信号の伝送経路5
5およびL映像信号の伝送経路56を介してスキャンコ
ンバータ53に接続されている。
ものである。図7中で、51は3Dカメラ、52は2D
カメラ、53は3Dカメラ51用のスキャンコンバー
タ、54は2Dカメラ52用のスキャンコンバータであ
る。ここで、3Dカメラ51はR映像信号の伝送経路5
5およびL映像信号の伝送経路56を介してスキャンコ
ンバータ53に接続されている。
【0032】さらに、2Dカメラ52とスキャンコンバ
ータ54との間を接続する映像信号の伝送経路57には
分岐経路58の一端が接続されている。この分岐経路5
8の他端は遅延回路59を介してスキャンコンバータ5
4に接続されている。したがって、この分岐経路58を
介してスキャンコンバータ54に伝送される映像信号は
伝送経路57を介してスキャンコンバータ54に伝送さ
れる映像信号に比べて遅延回路59によって水平方向に
遅延されるので、分岐経路58を介してスキャンコンバ
ータ54に伝送されるL映像信号と、伝送経路57を介
してスキャンコンバータ54に伝送されるR映像信号と
の間のずれによって擬似的に視差をつくりだすことがで
きるようになっている。
ータ54との間を接続する映像信号の伝送経路57には
分岐経路58の一端が接続されている。この分岐経路5
8の他端は遅延回路59を介してスキャンコンバータ5
4に接続されている。したがって、この分岐経路58を
介してスキャンコンバータ54に伝送される映像信号は
伝送経路57を介してスキャンコンバータ54に伝送さ
れる映像信号に比べて遅延回路59によって水平方向に
遅延されるので、分岐経路58を介してスキャンコンバ
ータ54に伝送されるL映像信号と、伝送経路57を介
してスキャンコンバータ54に伝送されるR映像信号と
の間のずれによって擬似的に視差をつくりだすことがで
きるようになっている。
【0033】また、3Dカメラ51と2Dカメラ52と
の間には同期回路61が介設されている。さらに、スキ
ャンコンバータ53、54はそれぞれ同じビデオミキサ
ー60に接続されており、このビデオミキサー60を介
して図8(A),(B)に示す倍速スキャンモニタ62
に接続されている。
の間には同期回路61が介設されている。さらに、スキ
ャンコンバータ53、54はそれぞれ同じビデオミキサ
ー60に接続されており、このビデオミキサー60を介
して図8(A),(B)に示す倍速スキャンモニタ62
に接続されている。
【0034】このビデオミキサー60には倍速スキャン
モニタ62の画面上に図8(A)に示すように3Dカメ
ラ51によって撮影された3D映像、或いは2Dカメラ
52によって撮影された2D映像の何れかの単独表示画
面63を表示する単独画面表示機能とともに、倍速スキ
ャンモニタ62の画面上に図8(B)に示すように3D
カメラ51からの3D画像の表示画面64および2Dカ
メラ52からの2D画像の表示画面65を同時に表示す
る例えばTVinTV等のマルチ画面表示機能が設けら
れている。
モニタ62の画面上に図8(A)に示すように3Dカメ
ラ51によって撮影された3D映像、或いは2Dカメラ
52によって撮影された2D映像の何れかの単独表示画
面63を表示する単独画面表示機能とともに、倍速スキ
ャンモニタ62の画面上に図8(B)に示すように3D
カメラ51からの3D画像の表示画面64および2Dカ
メラ52からの2D画像の表示画面65を同時に表示す
る例えばTVinTV等のマルチ画面表示機能が設けら
れている。
【0035】そこで、上記構成のものにあっては倍速ス
キャンモニタ62の画面上に表示される2Dカメラ52
からの2D映像は分岐経路58から遅延回路59を介し
てスキャンコンバータ54に伝送されるL映像信号と、
伝送経路57を介してスキャンコンバータ54に伝送さ
れるR映像信号との間のずれによって擬似的に視差が形
成されているので、擬似的な3D映像として表示するこ
とができる。そのため、この場合には倍速スキャンモニ
タ62の画面上に図8(A)に示すように3Dカメラ5
1によって撮影された3D映像、或いは2Dカメラ52
によって撮影された2D映像の何れかの単独表示画面6
3を切換えて表示する際、或いは倍速スキャンモニタ6
2の画面上に図8(B)に示すように3Dカメラ51か
らの3D画像の表示画面64および2Dカメラ52から
の2D画像の表示画面65を同時に表示する際に、3D
カメラ51からの3D画像と2Dカメラ52からの2D
画像(擬似的な3D映像)との間の違和感を低減するこ
とができる。
キャンモニタ62の画面上に表示される2Dカメラ52
からの2D映像は分岐経路58から遅延回路59を介し
てスキャンコンバータ54に伝送されるL映像信号と、
伝送経路57を介してスキャンコンバータ54に伝送さ
れるR映像信号との間のずれによって擬似的に視差が形
成されているので、擬似的な3D映像として表示するこ
とができる。そのため、この場合には倍速スキャンモニ
タ62の画面上に図8(A)に示すように3Dカメラ5
1によって撮影された3D映像、或いは2Dカメラ52
によって撮影された2D映像の何れかの単独表示画面6
3を切換えて表示する際、或いは倍速スキャンモニタ6
2の画面上に図8(B)に示すように3Dカメラ51か
らの3D画像の表示画面64および2Dカメラ52から
の2D画像の表示画面65を同時に表示する際に、3D
カメラ51からの3D画像と2Dカメラ52からの2D
画像(擬似的な3D映像)との間の違和感を低減するこ
とができる。
【0036】また、図10は図7の映像表示装置の変形
例を示すものである。これは、2Dカメラ52と、2D
カメラ52用のスキャンコンバータ54との間を単一の
映像信号の伝送経路57のみによって接続し、2Dカメ
ラ52用のスキャンコンバータ54に内蔵されているメ
モリを利用してこのスキャンコンバータ54から出力さ
れる映像信号のフィールド周波数を図9に示すように3
Dカメラ51から出力される映像信号(L映像信号およ
びR映像信号)に合わせ、同一の画像出力を2回読み出
すことにより、L映像信号と、R映像信号とを出力する
ようにしたものである。
例を示すものである。これは、2Dカメラ52と、2D
カメラ52用のスキャンコンバータ54との間を単一の
映像信号の伝送経路57のみによって接続し、2Dカメ
ラ52用のスキャンコンバータ54に内蔵されているメ
モリを利用してこのスキャンコンバータ54から出力さ
れる映像信号のフィールド周波数を図9に示すように3
Dカメラ51から出力される映像信号(L映像信号およ
びR映像信号)に合わせ、同一の画像出力を2回読み出
すことにより、L映像信号と、R映像信号とを出力する
ようにしたものである。
【0037】そこで、上記構成のものにあっては倍速ス
キャンモニタ62の画面上に表示される2Dカメラ52
の映像は3D画像としては見えないが、L映像信号また
はR映像信号のいずれかの映像信号の欠落によるフリッ
カの発生を防止することができる。
キャンモニタ62の画面上に表示される2Dカメラ52
の映像は3D画像としては見えないが、L映像信号また
はR映像信号のいずれかの映像信号の欠落によるフリッ
カの発生を防止することができる。
【0038】また、図11は3D映像が観察可能な3D
内視鏡の接眼部21を示すものである。この接眼部21
の本体22には左右の撮像ユニット23,24を装着す
るユニット装着孔25,26が形成されている。この場
合、撮像ユニット23,24は使用者の視差に合わせて
それぞれの光軸O1 、O2 が接眼部21の端面からある
一定の距離で交差する状態に傾斜された状態で配設され
ている。
内視鏡の接眼部21を示すものである。この接眼部21
の本体22には左右の撮像ユニット23,24を装着す
るユニット装着孔25,26が形成されている。この場
合、撮像ユニット23,24は使用者の視差に合わせて
それぞれの光軸O1 、O2 が接眼部21の端面からある
一定の距離で交差する状態に傾斜された状態で配設され
ている。
【0039】さらに、左右の各撮像ユニット23,24
には複数組のレンズ群によって形成される接眼光学系2
7と、この接眼光学系27を保持するレンズ枠28とが
設けられている。
には複数組のレンズ群によって形成される接眼光学系2
7と、この接眼光学系27を保持するレンズ枠28とが
設けられている。
【0040】また、レンズ枠28の外周面には水密用O
リング29と、ユニット角度調整用Oリング30とが配
設されている。さらに、接眼部本体22には左右のユニ
ット装着孔25,26の側面に各撮像ユニット23,2
4を固定するとともに、各撮像ユニット23,24の組
付け角度を調整するための調整ねじ31を装着する一対
のねじ穴が形成されている。これらのねじ穴は図12に
示すように例えば90°間隔で配置されている。
リング29と、ユニット角度調整用Oリング30とが配
設されている。さらに、接眼部本体22には左右のユニ
ット装着孔25,26の側面に各撮像ユニット23,2
4を固定するとともに、各撮像ユニット23,24の組
付け角度を調整するための調整ねじ31を装着する一対
のねじ穴が形成されている。これらのねじ穴は図12に
示すように例えば90°間隔で配置されている。
【0041】そこで、上記構成のものにあっては2本の
調整ねじ31の締め付け量を調整することにより、ユニ
ット装着孔25,26内に装着された各撮像ユニット2
3,24の角度を微調整することができ、部品公差や、
組付け誤差等を吸収して精度よくユニット装着孔25,
26内に各撮像ユニット23,24を装着することがで
きる。
調整ねじ31の締め付け量を調整することにより、ユニ
ット装着孔25,26内に装着された各撮像ユニット2
3,24の角度を微調整することができ、部品公差や、
組付け誤差等を吸収して精度よくユニット装着孔25,
26内に各撮像ユニット23,24を装着することがで
きる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば左右の各映像信号の伝送
経路にそれぞれ介設され、左右の各映像信号の伝送経路
の故障の有無を検出する故障検知手段と、この故障検知
手段によっていずれか一方の伝送経路の故障状態が検出
された場合に故障状態が検出された伝送経路の信号を遮
断し、他方の正常な伝送経路の信号を故障経路側に分配
して故障経路側の信号の欠落を補う補償手段とを設けた
ので、左右2組の撮像用光学系のうちのいずれか一方
側、或いは左右2組の撮像用光学系とモニタ等の表示部
側の画像信号処理部との間の左右の各画像信号の伝送経
路のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発生した場
合でもモニタ画面にフリッカが発生することを防止する
ことができ、正常なモニタ画像を観察することができ
る。
経路にそれぞれ介設され、左右の各映像信号の伝送経路
の故障の有無を検出する故障検知手段と、この故障検知
手段によっていずれか一方の伝送経路の故障状態が検出
された場合に故障状態が検出された伝送経路の信号を遮
断し、他方の正常な伝送経路の信号を故障経路側に分配
して故障経路側の信号の欠落を補う補償手段とを設けた
ので、左右2組の撮像用光学系のうちのいずれか一方
側、或いは左右2組の撮像用光学系とモニタ等の表示部
側の画像信号処理部との間の左右の各画像信号の伝送経
路のうちのいずれか一方側に断線等の故障が発生した場
合でもモニタ画面にフリッカが発生することを防止する
ことができ、正常なモニタ画像を観察することができ
る。
【図1】 本発明の第1の実施例の映像表示装置全体の
概略構成図。
概略構成図。
【図2】 フェイル・セーフ回路の要部構成を示す概略
構成図。
構成図。
【図3】 切換え回路を示す概略構成図。
【図4】 フェイル・セーフ回路の動作を説明するため
のフローチャート。
のフローチャート。
【図5】 (A)はR伝送経路の故障検出時の切換え回
路の伝送経路切換え状態を示す概略構成図、(B)はL
伝送経路の故障検出時の切換え回路の伝送経路切換え状
態を示す概略構成図。
路の伝送経路切換え状態を示す概略構成図、(B)はL
伝送経路の故障検出時の切換え回路の伝送経路切換え状
態を示す概略構成図。
【図6】 本発明の第2の実施例の要部構成を示す概略
構成図。
構成図。
【図7】 映像表示装置の変形例を示す概略構成図。
【図8】 倍速スキャンモニタの表示画面を示すもの
で、(A)は3Dまたは2D単独表示画面を示す正面
図、(B)は3D画像および2D画像の同時表示画面を
示す正面図。
で、(A)は3Dまたは2D単独表示画面を示す正面
図、(B)は3D画像および2D画像の同時表示画面を
示す正面図。
【図9】 3D画像用のスキャンコンバータ出力波形と
2D画像用のスキャンコンバータ出力波形とを示す特性
図。
2D画像用のスキャンコンバータ出力波形とを示す特性
図。
【図10】 映像表示装置のさらに別の変形例を示す概
略構成図。
略構成図。
【図11】 内視鏡の接眼部を示す縦断面図。
【図12】 図11のA−A線断面図。
1,2…固体撮像素子(撮像手段)、7…モニタ(表示
手段)、8,9…伝送経路、10a,10b…故障検知
部(故障検知手段)、11…切換え回路(補償手段)。
手段)、8,9…伝送経路、10a,10b…故障検知
部(故障検知手段)、11…切換え回路(補償手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 正仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加藤 眞悟 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 貴俵 厚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安久井 伸章 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 村田 晃 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田口 晶弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 被写体に対して左右両眼視差を持つ左右
一対の撮像手段を設け、これらの撮像手段から送られる
左右の各映像信号に基づく映像を映像再生画面上に再生
して立体映像を表示する表示手段を備えた映像表示装置
において、左右の各映像信号の伝送経路にそれぞれ介設
され、前記左右の各映像信号の伝送経路の故障の有無を
検出する故障検知手段と、この故障検知手段によってい
ずれか一方の前記伝送経路の故障状態が検出された場合
に故障状態が検出された側の前記伝送経路の信号を遮断
し、他方の正常な前記伝送経路の信号を故障経路側に分
配して前記故障経路側の信号の欠落を補う補償手段とを
設けたことを特徴とする映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045349A JPH06261341A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045349A JPH06261341A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06261341A true JPH06261341A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12716807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5045349A Withdrawn JPH06261341A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06261341A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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WO2019003587A1 (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-03 | オリンパス株式会社 | 内視鏡 |
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-
1993
- 1993-03-05 JP JP5045349A patent/JPH06261341A/ja not_active Withdrawn
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CN107405048A (zh) * | 2015-05-14 | 2017-11-28 | 奥林巴斯株式会社 | 立体视内窥镜装置 |
JPWO2016181735A1 (ja) * | 2015-05-14 | 2017-05-25 | オリンパス株式会社 | 立体視内視鏡装置およびビデオプロセッサ |
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