JPH0626103B2 - マトリクスｃｒｔ - Google Patents
マトリクスｃｒｔInfo
- Publication number
- JPH0626103B2 JPH0626103B2 JP61014085A JP1408586A JPH0626103B2 JP H0626103 B2 JPH0626103 B2 JP H0626103B2 JP 61014085 A JP61014085 A JP 61014085A JP 1408586 A JP1408586 A JP 1408586A JP H0626103 B2 JPH0626103 B2 JP H0626103B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- face plate
- matrix
- face
- phosphor
- grid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は大型画像表示装置の表示画面を構成するマト
リクスＣＲＴに関するものである。
リクスＣＲＴに関するものである。
従来この種の装置について略説すると、マトリクスＣＲ
Ｔは、一般に表示画素としての蛍光体の被着形成された
矩形状のフェースプレートが表示部となり、このフェー
スプレートの背面側にその形状に沿ったスペーサガラス
が溶着又は接着され、さらにこのスペーサガラス背面に
底板ガラスが溶着されて内部を真空に形成している。そ
してこの真空内部には熱電子を発生するカソード電極と
なるフィラメントと、この発生熱電子を加速してフェー
スプレートの蛍光体に衝突させて所定の情報を発光させ
るＸグリッド及びＹグリッドが順次フェースプレート側
に向けて配設されている。これらフィラメント及びＸ，
Ｙグリッドには低圧ピン及びこれに接続されたリード線
を介して低電圧を印加してフィラメントには熱電子を発
生させ、Ｘグリッド、Ｙグリッドのそれぞれを選択的に
印加することによって所定の蛍光体にのみ熱電子を衝突
されうようにしている。蛍光体に向かう熱電子は他の隣
接した蛍光体に拡散しないように、各蛍光体背面側にい
遮蔽板が取付けられている。そのため、熱電子の衝突を
受けない蛍光体は蛍光を発することがなく、マトリクス
ＣＲＴにはコントラストよく蛍光表示されるようになっ
ている。このとき、フェースプレートの各蛍光体にはそ
れぞれをアノード電極として高電圧が印加されて常に熱
電子の衝突によって所定の色を発光できる状態にしてい
る。なお、ＸグリッドとＹグリッドとは熱電子のON,OFF
制御をし、Ｙグリッドは電子レンズ的役割をも果たして
いる。
Ｔは、一般に表示画素としての蛍光体の被着形成された
矩形状のフェースプレートが表示部となり、このフェー
スプレートの背面側にその形状に沿ったスペーサガラス
が溶着又は接着され、さらにこのスペーサガラス背面に
底板ガラスが溶着されて内部を真空に形成している。そ
してこの真空内部には熱電子を発生するカソード電極と
なるフィラメントと、この発生熱電子を加速してフェー
スプレートの蛍光体に衝突させて所定の情報を発光させ
るＸグリッド及びＹグリッドが順次フェースプレート側
に向けて配設されている。これらフィラメント及びＸ，
Ｙグリッドには低圧ピン及びこれに接続されたリード線
を介して低電圧を印加してフィラメントには熱電子を発
生させ、Ｘグリッド、Ｙグリッドのそれぞれを選択的に
印加することによって所定の蛍光体にのみ熱電子を衝突
されうようにしている。蛍光体に向かう熱電子は他の隣
接した蛍光体に拡散しないように、各蛍光体背面側にい
遮蔽板が取付けられている。そのため、熱電子の衝突を
受けない蛍光体は蛍光を発することがなく、マトリクス
ＣＲＴにはコントラストよく蛍光表示されるようになっ
ている。このとき、フェースプレートの各蛍光体にはそ
れぞれをアノード電極として高電圧が印加されて常に熱
電子の衝突によって所定の色を発光できる状態にしてい
る。なお、ＸグリッドとＹグリッドとは熱電子のON,OFF
制御をし、Ｙグリッドは電子レンズ的役割をも果たして
いる。
しかしながら、上記構成によれば、フェースプレート表
面を形成するフェースガラスが平面であるため、各蛍光
体からの射出光はその一部がフェースガラス表面で全反
射することがあり、その射出効率は必ずしも良好なもの
とは言い難いものであった。またさらに、フェースガラ
ス表面によって外光が反射してその表示情報を視認する
者に到達するため、表示情報のコントラストをさらに低
下させ、表示情報の視認を悪化させていた。
面を形成するフェースガラスが平面であるため、各蛍光
体からの射出光はその一部がフェースガラス表面で全反
射することがあり、その射出効率は必ずしも良好なもの
とは言い難いものであった。またさらに、フェースガラ
ス表面によって外光が反射してその表示情報を視認する
者に到達するため、表示情報のコントラストをさらに低
下させ、表示情報の視認を悪化させていた。
この発明は叙上の問題点を解決するためになされたもの
で、蛍光体からの射出光を効率よく視認者に到達させる
とともに、外光の反射を分散させて表示情報のコントラ
ストの向上を図るようにすることを目的とする。
で、蛍光体からの射出光を効率よく視認者に到達させる
とともに、外光の反射を分散させて表示情報のコントラ
ストの向上を図るようにすることを目的とする。
この発明に係るマトリクスＣＲＴは、フェースプレート
背面にマトリクス状に複数個被着形成された蛍光体の位
置に対応させて、フェースプレートの全面に複数個の曲
面凸部を形成したものである。
背面にマトリクス状に複数個被着形成された蛍光体の位
置に対応させて、フェースプレートの全面に複数個の曲
面凸部を形成したものである。
この発明によれば、蛍光体からの光がフェースガラス表
面における全反射を防止するとともに、外光を曲面凸部
によって分散させるため外光の反射光が激減し、コント
ラストの良好な表示情報を得ることができる。
面における全反射を防止するとともに、外光を曲面凸部
によって分散させるため外光の反射光が激減し、コント
ラストの良好な表示情報を得ることができる。
以下第１図(a),(b),(c) に示す実施例に基づいてこの発
明を説明する。図において、(1) はフェースプレート
(2) とこのフェースプレート(2) 背面側に取付けられた
スペーサガラス(3) とを備えたマトリクスＣＲＴで、こ
のフェースプレート(2) はフェースガラス(4) とこのフ
ェースガラス(4) 裏面にマトリクス状に被着された複数
の蛍光体(5) とを備えて構成されている。そしてフェー
スガラス(3) 表面には各蛍光体(5) に対応させてそれぞ
れ同図(c)に示したように、断面が凸面(6) として形成
されている。
明を説明する。図において、(1) はフェースプレート
(2) とこのフェースプレート(2) 背面側に取付けられた
スペーサガラス(3) とを備えたマトリクスＣＲＴで、こ
のフェースプレート(2) はフェースガラス(4) とこのフ
ェースガラス(4) 裏面にマトリクス状に被着された複数
の蛍光体(5) とを備えて構成されている。そしてフェー
スガラス(3) 表面には各蛍光体(5) に対応させてそれぞ
れ同図(c)に示したように、断面が凸面(6) として形成
されている。
したがって、蛍光体(5) から射出される各色光は、上記
曲面凸部(6) のガラス媒体を通過して内側から射出する
ことになるが、このとき曲面凸部(6) に対する入射角が
小さくなり、フェースガラス(4) 内側における全反射す
る反射率が減少し、外部への出射効率が高くなる。さら
に外部光源(7) から曲面凸部(6) への入射光は分散され
て、表示情報を視認する者への反射光は大幅に減少する
ことになり、上記出射効率の向上と相俟って表示情報の
コントラストを更に高めることになり、もって視認角度
が広がり全方位からの表示情報の視認が容易になる。
曲面凸部(6) のガラス媒体を通過して内側から射出する
ことになるが、このとき曲面凸部(6) に対する入射角が
小さくなり、フェースガラス(4) 内側における全反射す
る反射率が減少し、外部への出射効率が高くなる。さら
に外部光源(7) から曲面凸部(6) への入射光は分散され
て、表示情報を視認する者への反射光は大幅に減少する
ことになり、上記出射効率の向上と相俟って表示情報の
コントラストを更に高めることになり、もって視認角度
が広がり全方位からの表示情報の視認が容易になる。
以上のようにこの発明によれば、フェースプレートの背
面に蛍光体を被着し、フェースプレートの前面に蛍光体
の位置に対応させて曲面凸部を複数一体個形成したの
で、マトリクスＣＲＴの表示情報のコントラストの向上
を図り得るとともに、外部光の分散を図り、コントラス
オのさらなる向上を図り得る。
面に蛍光体を被着し、フェースプレートの前面に蛍光体
の位置に対応させて曲面凸部を複数一体個形成したの
で、マトリクスＣＲＴの表示情報のコントラストの向上
を図り得るとともに、外部光の分散を図り、コントラス
オのさらなる向上を図り得る。
第１図(a),(b),(c) はこの発明に係るマトリクスＣＲＴ
の一実施例を示す図で、同図(a) はその全体斜視図、同
図(b) はその要部を示す部分図、同図(c) はその要部の
作用を説明するための断面図。 図において、(1) はマトリクスＣＲＴ、 (2) はフェースプレート、 (4) はフェースガラス、(5) は蛍光体、 (6)は曲面凸部である。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
の一実施例を示す図で、同図(a) はその全体斜視図、同
図(b) はその要部を示す部分図、同図(c) はその要部の
作用を説明するための断面図。 図において、(1) はマトリクスＣＲＴ、 (2) はフェースプレート、 (4) はフェースガラス、(5) は蛍光体、 (6)は曲面凸部である。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−18349（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−90555（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−95760（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭35−410（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭41−1133（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭57−9187（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭28−4217（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】フェースプレートに蛍光体をマトリクス状
に複数個被着形成し、このフェースプレート背面側にこ
のフェースプレートの外周縁形状に沿ってスペーサを取
付け、さらにこのスペーサ背面に底板体を封塞して内部
に真空空間を形成するとともに、この真空空間内に配設
したフィラメントからの熱電子をグリッドによって制御
しつつ上記蛍光体に向けて飛翔させて所定の発光表示を
するマトリクスＣＲＴにおいて、上記フェースプレート
前面に上記蛍光体の位置に対応させて曲面凸部を複数個
一体形成したことを特徴とするマトリクスＣＲＴ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61014085A JPH0626103B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | マトリクスｃｒｔ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61014085A JPH0626103B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | マトリクスｃｒｔ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62172645A JPS62172645A (ja) | 1987-07-29 |
| JPH0626103B2 true JPH0626103B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=11851264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61014085A Expired - Lifetime JPH0626103B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | マトリクスｃｒｔ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626103B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02267842A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-01 | Mitsubishi Electric Corp | 光源用表示管 |
| US6377002B1 (en) | 1994-09-15 | 2002-04-23 | Pixtech, Inc. | Cold cathode field emitter flat screen display |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5618349A (en) * | 1979-07-24 | 1981-02-21 | Mitsubishi Electric Corp | Cathode-ray tube |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP61014085A patent/JPH0626103B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62172645A (ja) | 1987-07-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |