JPH06260647A - Xmosトランジスタの作製方法 - Google Patents

Xmosトランジスタの作製方法

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JPH06260647A
JPH06260647A JP6733193A JP6733193A JPH06260647A JP H06260647 A JPH06260647 A JP H06260647A JP 6733193 A JP6733193 A JP 6733193A JP 6733193 A JP6733193 A JP 6733193A JP H06260647 A JPH06260647 A JP H06260647A
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forming
layer
xmos
transistor
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JP6733193A
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Masahiko Enaga
昌彦 栄永
Orudeijisu Fuiritsupu
フィリップ・オルディジス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各素子が電気的に分離された状態のXMOSト
ランジスタを容易に且つ高い精度で作製し得る、XMO
Sトランジスタの作製方法を提供する。 【構成】チャネル領域及びソース・ドレイン領域を有
し、チャネル領域を挟んで水平方向に対向した2つのゲ
ート部を有するXMOSトランジスタの作製方法は、
(イ)基板に形成された絶縁層上に、チャネル領域及び
ソース・ドレイン領域を形成するための柱状の第1の半
導体層を形成し、(ロ)第1の半導体層の側面にゲート
酸化膜を形成し、(ハ)第1の半導体層の一部分を跨ぐ
ように第2の半導体層を形成し、(ニ)第1の半導体層
にソース・ドレイン領域を形成し、(ホ)層間絶縁層を
全面に形成した後、配線層を形成する、各工程から成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チャネル領域及びソー
ス・ドレイン領域を有し、チャネル領域を挟んで水平方
向に対向した2つのゲート部を有するXMOSトランジ
スタの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のMOSトランジスタは、チャネル
領域、ソース・ドレイン領域及びチャネル領域に隣接し
た1つのゲート部を有する。一方、XMOSトランジス
タは、チャネル領域及びソース・ドレイン領域を有し、
チャネル領域を挟むように配置された2つのゲート部を
有することを特徴とする。XMOSトランジスタは、ト
ランジスタ素子が微細化されても、2つのゲート部を有
しているため、パンチスルーを起し難く、また、特性が
チャネル領域の不純物濃度に影響されないなどの、MO
Sトランジスタには認められない優れた特長を有する。
【0003】XMOSトランジスタの動作方法として、 (A)2つのゲート部に同じ電圧を印加して、ドレイン
電流を制御する方法 (B)一方のゲート部は一定電位に固定し、他方のゲー
ト部に印加する電圧によってドレイン電流を制御する方
法 を挙げることができる。一般に、(A)の動作方法によ
ってXMOSトランジスタを動作させる方が、優れた動
作特性を得ることができる。
【0004】XMOSトランジスタの構造は、 (a)2つのゲート部がチャネル部を挟んで水平方向に
配置された構造 及び、 (b)2つのゲート部がチャネル部を挟んで垂直方向に
配置された構造 に分類することができる。一般に、(b)の構造を有す
るXMOSトランジスタは2つのゲート部の配線構造が
複雑になり、回路構成の自由度が低くなるため、上記
(A)の方法で駆動される(a)の構造を有するXMO
Sトランジスタの方が望ましい。
【0005】(a)の構造を有するXMOSトランジス
タが、例えば特開昭57−10973号公報に提案され
ている。この公報に開示されたXMOSトランジスタ
は、公報の第2図から明らかなように、チャネル形成領
域10及びソース・ドレイン領域11,12を有し、2
つのゲート部13がチャネル形成領域10を挟んで水平
方向に配置されている。このXMOSトランジスタは、
チャネル形成領域10を挟むように基板に深溝を形成
し、深溝の側面及び底面にゲート酸化膜14を成長さ
せ、更に深溝に導電性のゲート電極を埋設することによ
って、作製する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、特開昭5
7−10973号公報に開示されたXMOSトランジス
タの作製方法では、基板に高精度にて多数の深溝を形成
する必要がある。然るに、このような深溝を高精度で形
成し、更に深溝に導電性のゲート電極を埋設すること
は、深溝の形状によっては困難な場合がある。また、各
XMOSトランジスタ素子を電気的に分離した状態とす
るためには、XMOSトランジスタ素子を絶縁層上に形
成すると同時に、隣接するXMOSトランジスタ素子同
士を電気的に分離する必要がある。然るに、この公報に
は、そのための具体的な方法は何も開示あるいは示唆さ
れていない。
【0007】従って、本発明の目的は、特開昭57−1
0973号公報に開示された構造を有し、しかも各素子
が電気的に分離された状態のXMOSトランジスタを容
易に且つ高い精度で作製し得る、新規なXMOSトラン
ジスタの作製方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、チャネル領域及びソース・ドレイン領域を有し、
チャネル領域を挟んで水平方向に対向した2つのゲート
部を有するXMOSトランジスタの作製方法は、(イ)
基板に形成された絶縁層上に、チャネル領域及びソース
・ドレイン領域を形成するための柱状の第1の半導体層
を形成する工程と、(ロ)第1の半導体層の側面にゲー
ト酸化膜を形成する工程と、(ハ)ゲート酸化膜が側面
に形成された第1の半導体層の一部分を跨ぐように第2
の半導体層を形成し、以て、第1の半導体層のチャネル
領域形成予定領域を挟んで水平方向に対向した2つのゲ
ート部を第2の半導体層に形成する工程と、(ニ)第1
の半導体層にソース・ドレイン領域を形成する工程と、
(ホ)層間絶縁層を全面に形成した後、配線層を形成す
る工程、から成ることを特徴とする。
【0009】本発明のXMOSの作製方法においては、
第1の半導体層の形成及び第2の半導体層のそれぞれの
形成は、ポリシリコン層を全面に堆積させた後、フォト
リソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて行われる
ことが望ましい。第1の半導体層の一部分を跨ぐように
形成された第2の半導体層の幅は概ねチャネル領域のチ
ャネル長に相当し、第1の半導体層の厚さは概ねチャネ
ル領域のチャネル幅に相当する。
【0010】尚、「ゲート酸化膜が側面に形成された第
1の半導体層の一部分を跨ぐように第2の半導体層を形
成する」とは、第2の半導体層が、ゲート酸化膜が形成
された第1の半導体層の水平方向に対向する側面の一方
から、第1の半導体層の頂面を越えて、他方の側面へと
延びるように、第2の半導体層を形成することを意味す
る。
【0011】第1の半導体層は、ポリシリコンあるいは
単結晶シリコンから成り、第2の半導体層はポリシリコ
ンから成ることが望ましい。
【0012】
【作用】本発明のXMOSトランジスタの作製方法にお
いては、基板上に形成された絶縁層上にXMOSトラン
ジスタが作製される。また、隣接するXMOSトランジ
スタは層間絶縁層によって電気的に分離される。更に、
第1の半導体層の形成及び第2の半導体層のそれぞれの
形成を、ポリシリコン層を全面に堆積させた後、フォト
リソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて行えば、
特開昭57−10973号公報に開示されたXMOSト
ランジスタの作製方法のように、深溝を高精度で形成
し、更に深溝に導電性のゲート電極を埋設する工程は不
要である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を、図面を参照して実施例に基
づき説明する。尚、図は、XMOSトランジスタの作製
方法の各工程を説明するための、基板やトランジスタ素
子等の模式的な一部断面図である。
【0014】(実施例1)実施例1のXMOSトランジ
スタの作製方法は、基板の上に絶縁層を形成し、この絶
縁層上にXMOSトランジスタを形成する。
【0015】[工程−110]先ず、隣接するトランジ
スタ素子との電気的な分離のために、例えばシリコンか
ら成る基板10の上に通常のCVD法であるいは熱酸化
法でSiO2から成る絶縁層12を形成する。この状態
を、模式的な一部平面図である図1の(A)、及び図1
の(A)の線IB−IBに沿った模式的な一部断面図で
ある図1の(B)に示す。
【0016】[工程−120]次に、例えばポリシリコ
ンから成る第1の半導体層を通常のCVD法にて全面に
堆積させ、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術
によって、XMOSトランジスタのチャネル領域及びソ
ース・ドレイン領域を形成するための第1の半導体層1
4を残し、他の部分を除去する。この状態を、模式的な
一部平面図である図1の(C)、及び図1の(C)の線
ID−IDに沿った模式的な一部断面図である図1の
(D)に示す。この第1の半導体層14の形状は、細長
い角柱状とすることが望ましいが、このような形状に限
るものではない。また、作製すべきXMOSトランジス
タ素子の導電形に応じて、第1の半導体層14に適切な
不純物をドープするか、あるいは第1の半導体層14は
真性半導体層とする。第1の半導体層14のエッチング
時、第1の半導体層14の頂面の稜部を丸めることが電
界集中を防ぐ観点から望ましい。
【0017】[工程−130]次いで、酸化工程によっ
て、第1の半導体層14の表面にSiO2から成るゲー
ト酸化膜16を形成する。この状態を、模式的な一部平
面図である図1の(E)、及び図1の(E)の線IF−
IFに沿った模式的な一部断面図である図1の(F)に
示す。ゲート酸化膜16の厚さが薄い程トランジスタの
特性は向上するが、絶縁性を損なう厚さであってはなら
ない。ゲート酸化膜16の厚さは数十nmであることが
望ましい。
【0018】[工程−140]次に、例えばポリシリコ
ンから成る第2の半導体層を通常のCVD法にて全面に
堆積させ、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術
によって、XMOSトランジスタのゲート電極部となる
第2の半導体層18を残し、他の部分を除去する。この
状態を、模式的な一部平面図である図2の(A)、図2
の(A)の線IIB−IIB及び線IIC−IICに沿
った模式的な一部断面図である図2の(B)及び図2の
(C)に示す。
【0019】第2の半導体層18は、ゲート酸化膜16
が表面に形成された第1の半導体層の一部分(例えば、
概ね中央部分)を跨ぐような帯状の形状である。即ち、
第2の半導体層18が、ゲート酸化膜16が形成された
第1の半導体層14の水平方向に対向する側面の一方1
4Aから、第1の半導体層14の頂面14Bを越えて、
他方の側面14Cへと延びるように、第2の半導体層1
8は形成される。2つのゲート部20は、第1の半導体
層16の頂部14Bの上方で、互いに接続している。こ
の第1の半導体層14の一部分を跨ぐように形成された
第2の半導体層18の幅は概ねチャネル領域のチャネル
長に相当する。こうして、チャネル領域形成予定領域を
挟んで水平方向に対向した2つのゲート部20を形成す
ることができる。
【0020】即ち、図2に示すように、「W」で示され
た第1の半導体層の厚さは、XMOSトランジスタのチ
ャネル幅に相当する。また、「L」で示された第1の半
導体層の長さは、XMOSトランジスタのチャネル長に
相当し、「T」で示された幅は、XMOSトランジスタ
の2つのゲート部間の距離に概ね相当する。尚、Tで示
された幅をチャネル膜厚とも呼ぶ。
【0021】[工程−150]その後、第1の半導体層
14のソース・ドレイン領域となる部分に、作製すべき
XMOSトランジスタ素子の導電形に応じた不純物を例
えばイオン注入によって打ち込み、ソース・ドレイン領
域22を形成する。ソース・ドレイン領域22の間に
は、チャネル領域24が形成される。
【0022】[工程−160]次いで、SiO2から成
る層間絶縁層26を、通常のCVD法で全面に形成す
る。そして、アニール処理を施してソース・ドレイン領
域22内の不純物を活性化した後、フォトリソグラフィ
技術及びエッチング技術によって、ソース・ドレイン領
域22上方の層間絶縁層を除去して、ソース・ドレイン
領域接続用の開口部28を形成する。この状態を、模式
的な一部平面図である図3の(A)、図3の(A)の線
IIIB−IIIB及び線IIIC−IIICに沿った
模式的な一部断面図である図3の(B)及び図3の
(C)に示す。この層間絶縁層26の形成によって、隣
接するXMOSトランジスタ素子は電気的に分離され
る。
【0023】[工程−170]その後、例えばアルミニ
ウムから成る配線材料をスパッタリングによって全面に
堆積させ、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術
によって不要な配線材料を除去して、配線層30を形成
する。
【0024】こうして、図4に示すように、基板上に形
成された絶縁層上にXMOSトランジスタが作製され
る。尚、図4の(A)は模式的な一部平面図であり、図
4の(B)及び図4の(C)は、図4の(A)の線IV
B−IVB及び線IVC−IVCに沿った模式的な一部
断面図である。尚、図4においては、ゲート部への配線
層の図示は省略した。
【0025】(実施例2)実施例2のXMOSトランジ
スタの作製方法は、SIMOX(Separation byIMplate
d OXygen)技術を応用してシリコンから成る基板内に絶
縁層を形成し、この絶縁層の上方に残されたシリコン層
から成る第1の半導体層からXMOSトランジスタを作
製する。
【0026】[工程−210]先ず、隣接するトランジ
スタ素子との電気的な分離のために、例えばシリコンか
ら成る基板40に酸素イオン又はO2を注入する。これ
によって、基板40の内部にSiO2から成る絶縁層4
4が形成される。基板40の表面から絶縁層44の間に
はシリコン層42が残される(図5の(A)参照)。
【0027】[工程−220]次に、フォトリソグラフ
ィ技術及びエッチング技術によって、XMOSトランジ
スタのチャネル領域及びソース・ドレイン領域を形成す
るための第1の半導体層14を、シリコン層42から形
成する(図5の(B)参照)。第1の半導体層14の形
状は、実施例1と同様とすることができる。
【0028】以降、実施例1の[工程−130]〜[工
程−270]と同様の工程に基づき、XMOSトランジ
スタを作製する。
【0029】(実施例3)実施例3のXMOSトランジ
スタの作製方法は、2枚のシリコン基板の張り合わせに
よる多層基板形成技術を応用した方法である。
【0030】[工程−310]先ず、シリコンから成る
第1の基板50に、フォトリソグラフィ技術及びエッチ
ング技術によってV溝又はトレンチ52を形成し、次い
で、V溝又はトレンチ52内を含む第1の基板50の全
面にSiO2から成る絶縁膜54を形成する(図6の
(A)参照)。
【0031】[工程−320]次に、通常のCVD法に
てポリシリコン層56をV溝又はトレンチ52を含む第
1のシリコン基板50の全面に堆積させた後、ポリシリ
コン層56の表面を研磨して平坦化する(図6の(B)
参照)。
【0032】[工程−330]その後、表面に清浄なS
iO2膜62が形成されたシリコンから成る第2の基板
60と、ポリシリコン層56が形成された第1の基板5
0を向かい合わせて、(図6の(C)参照)、公知の方
法により700゜C以上のO2雰囲気中で熱圧着させ
て、第1の基板50と第2の基板60とを張り合わせる
(図7の(A)参照)。尚、SiO2膜62の代わり
に、第2の基板60の表面に、例えば、PSG、BS
G、BPSG、SiN等の各種絶縁膜を形成してもよ
い。また、第1の基板50と第2の基板60の張り合わ
せは、両方の基板にパルス電圧を印加して静電圧着する
方法等、如何なる方法も採用することができる。
【0033】[工程−340]その後、第1のシリコン
基板50の裏面を機械的に研磨し、更にSiO2とシリ
コンの選択研磨技術を用いて薄くすることにより、V溝
又はトレンチ52内のポリシリコン層56及び絶縁膜5
4によって電気的に分離されたシリコン層50Aを形成
することができる(図7の(B)参照)。
【0034】[工程−350]次に、フォトリソグラフ
ィ技術及びエッチング技術によって、XMOSトランジ
スタのチャネル領域及びソース・ドレイン領域を形成す
るための第1の半導体層14を、シリコン層50Aから
形成する(図7の(C)参照)。第1の半導体層14の
形状は、実施例1と同様とすることができる。
【0035】以降、実施例1の[工程−130]〜[工
程−270]と同様の工程に基づき、XMOSトランジ
スタを作製する。
【0036】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。基板はシリコン基板に限定されず、その表面に
絶縁層及び第1の半導体層を形成し得る基板であれば、
如何なる基板も用いることができる。第1の半導体層の
形状は角柱形に限定されず、例えば円柱形等でもよい。
絶縁層や層間絶縁層もSiO2に限定されず、PSG、
BSG、BPSG、SiN等の各種絶縁材料から構成す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明のXMOSトランジスタの作製方
法によれば、[工程−110]、[工程−210]ある
いは[工程−310]で形成された絶縁層12,44や
絶縁膜54上にXMOSトランジスタ素子が形成され、
更に、[工程−160]で形成された層間絶縁層26に
よっても、各XMOSトランジスタ素子は隣接するXM
OSトランジスタと電気的に分離される。従って、XM
OSトランジスタの回路構成の自由度が高く、しかも、
複雑な配線層を形成する必要がない。
【0038】XMOSトランジスタの特性を規定するパ
ラメータとして、XMOSトランジスタのチャネル幅に
相当する第1の半導体層の厚さ(W)、チャネル長に相
当する第1の半導体層の長さ(L)、及びチャネル膜厚
(T)が挙げられる。XMOSトランジスタの特性を向
上させるためには、チャネル幅を大きくし、チャネル
長、チャネル膜厚を小さくする必要がある。即ち、第1
の半導体層の厚さ(W)を厚くして、第1の半導体層の
長さ(L)を短くし、更に、チャネル膜厚(T)を薄く
する。このような厚さあるいは長さの制御は、容易にし
かも高精度で行うことができる。
【0039】また、1つのXMOSトランジスタ素子の
面積は、第1の半導体層の長さ(L)とチャネル膜厚
(T)の積によって規定される。良好な特性を有するX
MOSトランジスタ素子を作製する結果として、1つの
XMOSトランジスタの面積を小さくすることができ
る。それ故、特性を向上させると同時に、トランジスタ
の高集積化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のXMOSトランジスタの作製方法の
各工程を説明するためのトランジスタ素子等の模式的な
一部断面図である。
【図2】図1に引き続き、本発明のXMOSトランジス
タの作製方法の各工程を説明するためのトランジスタ素
子等の模式的な一部断面図である。
【図3】図2に引き続き、本発明のXMOSトランジス
タの作製方法の各工程を説明するためのトランジスタ素
子等の模式的な一部断面図である。
【図4】図3に引き続き、本発明のXMOSトランジス
タの作製方法の各工程を説明するためのトランジスタ素
子等の模式的な一部断面図である。
【図5】実施例2のXMOSトランジスタの作製方法の
工程の一部を説明するための基板等の模式的な一部断面
図である。
【図6】実施例3のXMOSトランジスタの作製方法の
工程の一部を説明するための基板等の模式的な一部断面
図である。
【図7】図6に引き続き、実施例3のXMOSトランジ
スタの作製方法の工程の一部を説明するための基板等の
模式的な一部断面図である。
【符号の説明】
10,40,50,60 シリコン基板 12,42 絶縁層 14 第1の半導体層 16 ゲート酸化膜 18 第2の半導体層 20 ゲート部 22 ソース・ドレイン領域 24 チャネル領域 26 層間絶縁層 28 開口部 30 配線層 52 V溝またはトレンチ 54 絶縁膜 56 ポリシリコン層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャネル領域及びソース・ドレイン領域を
    有し、チャネル領域を挟んで水平方向に対向した2つの
    ゲート部を有するXMOSトランジスタの作製方法であ
    って、 (イ)基板に形成された絶縁層上に、チャネル領域及び
    ソース・ドレイン領域を形成するための柱状の第1の半
    導体層を形成する工程と、 (ロ)該第1の半導体層の側面にゲート酸化膜を形成す
    る工程と、 (ハ)ゲート酸化膜が側面に形成された第1の半導体層
    の一部分を跨ぐように第2の半導体層を形成し、以て、
    第1の半導体層のチャネル領域形成予定領域を挟んで水
    平方向に対向した2つのゲート部を第2の半導体層に形
    成する工程と、 (ニ)第1の半導体層にソース・ドレイン領域を形成す
    る工程と、 (ホ)層間絶縁層を全面に形成した後、配線層を形成す
    る工程、 から成ることを特徴とするXMOSトランジスタの作製
    方法。
  2. 【請求項2】第1の半導体層の形成及び第2の半導体層
    のそれぞれの形成は、ポリシリコン層を全面に堆積させ
    た後、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用
    いて行われることを特徴とする請求項1に記載のXMO
    Sの作製方法。
  3. 【請求項3】第1の半導体層の一部分を跨ぐように形成
    された第2の半導体層の幅は概ねチャネル領域のチャネ
    ル長に相当し、第1の半導体層の厚さは概ねチャネル領
    域のチャネル幅に相当することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のXMOSトランジスタの作製方法。
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