JPH06260552A - 化合物半導体装置の素子分離方法、及び化合物半導体装置 - Google Patents

化合物半導体装置の素子分離方法、及び化合物半導体装置

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JPH06260552A
JPH06260552A JP5047677A JP4767793A JPH06260552A JP H06260552 A JPH06260552 A JP H06260552A JP 5047677 A JP5047677 A JP 5047677A JP 4767793 A JP4767793 A JP 4767793A JP H06260552 A JPH06260552 A JP H06260552A
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region
compound semiconductor
semiconductor device
element isolation
ion implantation
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Shinichi Terazono
信一 寺薗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した高いゲート耐圧が得られ,信頼性の
高い絶縁注入技術を得る。 【構成】 注入イオンプロファイルがバッファ層9内に
おいてピークgを持ち、アイソレーション破壊緩和層と
して作用する部分を有する第1のイオン注入領域3を形
成する。これにより、熱処理において注入イオンの深さ
方向の分布があってもこれは深さ方向に均一化されるよ
うに拡散し、熱的に安定した注入イオン濃度、ひいては
安定したデバイス特性が得られる。 【効果】 絶縁領域とゲートとの界面における電界集中
を緩和し、安定した高いゲート耐圧を確保でき、信頼性
の高いデバイスを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、化合物半導体装置の
素子分離方法、及び化合物半導体装置に関し、特に化合
物半導体の単体もしくは集積化デバイスの素子分離技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の技術による化合物半導体装
置を示す図であり、図8(a) はGaAs系MESFET
の素子構造の平面図、図8(b) は図8(a) のE−E’に
おける断面図である。図において、20はGaAs半導
体基板、21はバッファ層、22はイオン注入によりバ
ッファ層21の上に形成されたチャネルとなる低濃度の
- 型GaAs半導体層、23はイオン注入によりソー
ス・ドレイン領域に形成された高濃度のn+ 型GaAs
半導体層、24は低濃度のn- 型GaAs半導体層22
に形成されたリセス、1は該リセス24内にてショット
キー接合するように形成されたゲート電極、3はデバイ
ス領域の周辺の全周に、例えばH等をイオン種としたイ
オン注入を行って形成した、素子分離の絶縁領域である
第1のイオン注入領域、2はデバイス領域上、及び上記
絶縁領域の一部上に形成されたソース・ドレインのオー
ミック電極である。なお、図8(a) 中の太線は金属電極
の境界を示している。
【0003】次に製造方法,作用について説明する。G
aAs半導体基板20上に形成したバッファ層21(不
純物濃度は1×1016以下)上に、不純物注入によりチ
ャネル層となる低濃度(不純物濃度は1×1017以上)
のn- 型GaAs半導体層22を形成し、さらに、該チ
ャネル層となるn- 型GaAs半導体層22のうちのゲ
ート形成領域を挟むソース・ドレイン形成領域に、不純
物注入により高濃度(不純物濃度は3×1017以下)の
+ 型GaAs半導体層23からなるソース・ドレイン
領域を形成し、その後、レジスト(図示せず)をマスク
としてトランジスタの外周に、GaAs半導体基板20
までの全ての結晶成長層21,22,23に対し単一に
絶縁注入することにより、第1のイオン注入領域3を形
成して素子分離を行う。その後、一度n+ 型GaAs半
導体層23上にソース,ドレイン電極(図示せず)を形
成し、該ソース,ドレイン電極間に電流を流しながら、
- 型GaAs半導体層22をリセスエッチングするこ
とにより特性調整しながらリセス24の形成を行う。そ
して、上記ソース,ドレイン電極(図示せず)を除去し
た後、このリセス24上にショットキー接合するように
ゲート電極1を形成するとともに、上記n+ 型GaAs
半導体層23の上にオーミック接触するソース・ドレイ
ン電極2を形成し、本化合物半導体装置の形成を完了す
る。
【0004】上記のように構成されたGaAs系MES
FETは、あらかじめリセス24の形成により性能調整
を行うことにより、ゲート電極1に対し印加するゲート
電圧を制御して、ソース・ドレイン間の電流Idsを制御
し、トランジスタ動作を行なわせるものであり、また、
GaAs系MESFETにおいては、イオン注入による
素子分離方法を用いて素子分離を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにしてイオ
ン注入による素子分離を行っているGaAs系MESF
ETデバイスでは、エピタキシャルウェハのウェハプロ
セスによる変動、ゲート加工等のプロセス変動によって
ゲート接合耐圧の変動、特に該ゲート耐圧の低下が起こ
るという問題点があった。即ち、このゲート耐圧は、電
界集中の場合、電界強度、ショットキー接合のゲート電
極のつき方、バルク(ウェハ)状態、絶縁層とFETの
能動層の部分との絶縁界面の形成の出来具合等によって
決まるものであるが、これが上記プロセス変動によって
変動するものであった。
【0006】そしてこれらの変動因子によって、絶縁層
とFETの能動層の部分との絶縁界面のある一箇所に電
界集中が起こると、そこには界面リークが発生すること
となり、また例えばリセス型ゲート構造においては絶縁
領域と能動層部分とのエッチングレートが異なるため、
図10(a) ,(b) に示すように、該絶縁領域3と能動層
部分2aとの界面においてエッチングによる段差がで
き、これがかなり急激になるとこの上に形成されるゲー
ト電極1の断線、さらにはゲート酸化膜破壊の原因にな
り、結果的にゲート破壊電圧が低くなり、ゲート破壊を
生じやすくなるという問題点があった。そしてかかるゲ
ート耐圧、ゲート破壊電圧の低下により、装置の信頼性
が低下するという問題点があった。
【0007】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、ゲート耐圧、ゲート破壊電圧を安
定に高く保ち、ひいては信頼性を高いものとすることの
できる化合物半導体装置の素子分離方法、及びこれによ
り製造される化合物半導体装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る化合物半導
体装置の素子分離方法は、デバイス領域の周辺全周に第
1のイオン注入を行い、エピタキシャル成長層の最深部
にあるバッファ層内に、絶縁破壊緩和層として作用する
極大注入イオン濃度領域を有するように、第1の絶縁領
域を形成するようにしたものである。
【0009】本発明に係る化合物半導体装置の素子分離
方法は、ゲートへの電圧印加によっても、ゲート電極と
絶縁領域との界面への電界集中が可能な限り発生しない
よう、第1のイオン注入による絶縁領域の他に、該第1
の絶縁領域と抵抗値の異なる第2のイオン注入による絶
縁領域を、デバイス周辺のいずれかの位置に配置形成し
たものである。
【0010】またこの発明は、第2の絶縁領域を、ゲー
ト電極の根元部及び先端部のいずれか、または双方と、
上記第1の絶縁領域とデバイス領域との境界部分とが重
なる部分に形成したものである。
【0011】また、この発明は、第2の絶縁領域を、上
記第1の絶縁領域とデバイス領域との境界の全周の所定
幅を持つ部分に形成したものである。
【0012】また、この発明は、上記第1,第2の絶縁
領域のいずれか、または双方を、バッファ層に、イオン
注入濃度の極大値をもつアイソレーションの破壊緩和層
を有するものとしたものである。
【0013】また、この発明は、デバイスの周辺部に相
当する部分を斜面形状に形成したレジストマスクを用い
てイオン注入を行い、イオン注入による絶縁領域を形成
するものである。
【0014】また、この発明は、第1のレジストマスク
と、該第1のレジストマスクの周辺部に配置された第1
のレジストマスクより小さい厚さの第2のレジストマス
クとを用いてイオン注入を行い、イオン注入による絶縁
領域を形成するものである。
【0015】
【作用】この発明においては、安定した絶縁領域の抵抗
値を確保するために、エピタキシャル層の最下層のバッ
ファ層内の所定位置に注入イオン濃度のピーク(極大
値)をもつように絶縁注入を行ったので、ウエハプロセ
スにおける熱処理において、注入イオンの深さ方向の分
布があってもこれは深さ方向に均一化されるように拡散
し、そのため特定の箇所だけ注入イオン濃度が薄くなる
ことがなくなり、熱的に安定した注入イオン濃度が得ら
れ、デバイス特性も安定したものが得られる。
【0016】また、この発明においては、化合物半導体
装置にイオン注入による素子分離を行う際、第1のイオ
ン注入による絶縁領域以外に、これと抵抗値の異なる第
2のイオン注入による絶縁領域を、デバイス周辺のいず
れかの位置に形成することにより、ゲート金属と絶縁領
域との界面への電界集中を軽減でき、且つ、絶縁領域の
抵抗値を安定にすることができ、信頼性の高い素子分離
技術を実現することができる。
【0017】
【実施例】実施例1.請求項2の発明の一実施例を図1
について説明する。図1(a) は本実施例1におけるGa
As系MESFETの素子構造の平面図であり、図1
(b) は図1(a))のA−A’断面における断面図であ
る。図において、図8と同一符号は同一または相当部分
を示し、4は第1の絶縁領域3とデバイス領域との境界
部分と、ゲート電極1の根元部とが重なる部分に形成さ
れた上記第1の絶縁領域3と異なる抵抗値を有するよう
に形成された第2のイオン注入領域である。ここで、第
1のイオン注入領域3の抵抗値は1×107 オームcm、
第2のイオン注入領域4の抵抗値は1×106 オームcm
である。
【0018】本発明の化合物半導体装置の製造における
イオン注入による素子分離方法について以下説明する。
半導体中にH原子をイオン注入して絶縁領域を形成する
場合、そのドーズ量とそれによる抵抗値とは、図9に示
すような関係となり、ドーズ量を上げて行くにつれて抵
抗が上がっていくCの領域と、その後ドーズ量の増加に
対しても抵抗値がほぼフラットとなるAの領域と、その
後抵抗値が下がっていくBの領域とに分けられる。
【0019】本発明は、絶縁領域と能動層間の電界集中
を緩和するために、図1に示される、デバイスの周辺領
域である,第1のイオン注入領域3とソース,ドレイン
電極2下の能動領域間の四角の枠形状の部分のうちの一
部に、第1のイオン注入領域3と抵抗値の異なる第2の
イオン注入領域4を設けることにより、上記界面領域で
の電界集中を緩和しようとするもので、上記第1,第2
のイオン注入領域を、上記A,Bの領域の注入でもっ
て、あるいはB,Aの領域の注入でもって形成するもの
である。この際、熱的に安定なものを作ろうとする場合
には、上記第1,第2の注入領域を、上記A,Bの注入
でもってそれぞれ作るのが理想的である。これは、上記
Cの領域は熱信頼性的に不安定になりやすいため、上記
A,Bの領域を2つのそれぞれに分けて使うのがよいか
らである。ここで、熱信頼性的に不安定というのは、該
イオン注入により絶縁を得ている状態で、該絶縁が熱に
より破壊されてまた活性化してキャリアが発生するとい
う、キャリアリアクティベーション(キャリア再活性
化)がおこることを意味するもので、このキャリアが再
活性化するまでに何時間保持できるかという,絶縁の良
さを示す指標であるキャリアリアクティベーションタイ
ムは、Cの領域より、Bの領域の方が良いため、上記の
ようにAとBとを使うようにしているものである。
【0020】上記図9のグラフにおいて、注入イオンが
水素である場合、NH ≒Ne (NHは注入された領域中
の水素の濃度で、Ne は該注入された領域中のキャリア
の濃度)であるAの領域では、その抵抗値Rは、約10
7 オームcmであるが、NH≒10Ne となるBの領域
では、該グラフの抵抗値Rは低下する傾向となる。
【0021】次に、図7は本発明のイオン注入によるキ
ャリヤ濃度プロファイルを示す。従来は、イオン注入量
が図中の破線のカーブの値となるようなイオン注入をお
こなっているが、この場合には、バッファ層9の,その
上の半導体層(21)との界面で、そのイオン注入量が
キャリアプロファイル8の上端で示されるキャリア濃度
と非常に近接しているため、アイソレーションがもろく
上記キャリアリアクティベーションがおこりやすいもの
となっていた。例えば熱拡散した場合には、半導体層
(22)のデバイス表面に近い位置では、イオン注入濃
度とキャリア濃度との差がまだdだけあるため安定であ
るが、バッファ層界面ではその差がeだけしかなく、か
つその点でのイオン注入濃度プロファイルが傾斜をもっ
ているため、すぐ図示左右に(深く,浅く)ながれてし
まい、上記差eがほとんどなくなってしまうこととな
り、ここが一番弱く、最初に絶縁破壊をおこし始めると
ころとなるものである。なお、図7において、チャネル
層のキャリア濃度Ne は、約1×1019cm-3である。
【0022】これを緩和する目的で、バッファ層に、イ
オン注入濃度の極大値(g点)をもつアイソレーション
の破壊緩和層を設けておけば、該g点の図示左側の極小
点fに向けて、熱拡散によりその左側と右側の部分にあ
る注入イオンが移動することとなり、該f点の図示左側
のバッファ層界面付近からは熱拡散により右側(f点
側)に動くこととなり、該バッファ界面のe点のイオン
濃度が低くなってアイソレーションが弱くなるというこ
とが抑えられるものである。
【0023】ここで、上記極大点gの位置は、バッファ
層界面から約2000オングストローム〜4000オン
グストロームとし、また、上記極大点gの位置は、平面
的にはバッファ層界面から2000オングストローム以
上深い領域のバッファ層全域内に存在させるものとす
る。
【0024】ここで、エピタキシャルウエハの成長層の
最深部にあるバッファ層9内に形成される、上記イオン
濃度が極大点gとなるその点の濃度10は、活性層のキ
ャリア濃度8の値と同じ値かそれより大きい値となるの
が好ましいものである。
【0025】このように、イオン注入後の熱拡散によっ
て注入水素イオンは、水素濃度の高いところから低い所
に、この場合深さ方向に広がるという現象がおこるわけ
であるが、水素イオン濃度の弱いところの水素濃度がで
きるだけ簡単には落ち込まないようにしておいてやれ
ば、熱的に安定し、デバイスの特性自体も安定すること
となるものである。
【0026】そして、本発明では、 (1) まず、これを第1絶縁領域しか設けない場合にはこ
の第1の領域にこれを適用するものである。 (2) また、絶縁注入領域を、実施例1,2のように、第
1,第2の絶縁領域の2つ設ける場合は、これを該第1
の注入領域に適用するものである。 (3) また、絶縁注入領域を、第1,第2の絶縁領域の2
つ設け、かつ該第2の絶縁領域を、実施例5のように、
第1のイオン注入領域3とデバイス領域との境界部分な
る全周囲に、所定幅を持たせて形成する場合は、これを
該第1の注入領域に適用するものである。 (4) ただし、絶縁抵抗自体をコントロールするために
は、これは第1,第2の絶縁領域のいずれにも用いるこ
とができる。 即ち、本実施例1では、平面的配置は従来と同じである
第1のイオン注入領域3に、この図7の実線で示される
イオン注入濃度プロファイル10をもたせたもので、ま
た、第2のイオン注入領域4を、ゲートからの給電部で
あって電界集中の一番激しいゲートの根元部に設けたも
のである。なお、この第2のイオン注入領域4にも図7
の実線で示されるイオン注入濃度のプロファイル10を
もたせてもよいが、これは特にもたせなくてもよいもの
である。
【0027】本実施例1では、注入イオンプロファイル
がバッファ層内においてピークを持ちアイソレーション
破壊緩和層として作用する層を有する第1のイオン注入
領域3を形成したので、キャリアが存在するエピタキシ
ャル層内に注入されているイオンの拡散が抑止されて熱
的に安定した注入イオン濃度が得られることにより、安
定した絶縁特性を得ることができる。しかも、バッファ
層とキャリアが存在する層の成長界面を流れる素子間リ
ークも抑止でき、デバイス特性も安定したものが得ら
れ、信頼性の高いデバイスを得ることができる。
【0028】また、さらに第1の絶縁領域3の界面のう
ちのゲートの電界集中が一番起こりやすいゲート根本部
の近傍に、第1の絶縁領域3と抵抗値の異なる第2のイ
オン注入領域4を設けたことにより、該ゲートと絶縁領
域との界面での電界集中を緩和して、さらに安定した高
いゲート接合耐圧、及びゲート破壊電圧を確保すること
ができ、デバイスの設計を容易に行うことができ、より
信頼性の高い素子分離技術,ならびにデバイスを得るこ
とができる。
【0029】実施例2.本実施例2は、図2に示される
ように、第2のイオン注入領域4を、絶縁領域なる第一
のイオン注入領域3とデバイス領域との境界部分と、ゲ
ート電極1の電界集中が一番おきやすい根元部、及びさ
らに電界集中が2番目におきやすい先端部の双方とがそ
れぞれ重なる部分に形成したものである。なお、本実施
例2においても、第1のイオン注入領域3に、図7のイ
オン注入濃度プロファイル10をもたせており、第2の
イオン注入領域4には、上記プロファイル10はもたせ
ても、もたせなくてもよいものである。
【0030】本実施例2では、上記実施例1の効果に加
え、さらに上記第2のイオン注入領域4を設けたことに
よるゲートと絶縁領域との界面での電界集中の緩和の効
果が大きくなり、安定した絶縁特性をさらに向上し、よ
り信頼性の高い素子分離技術,ならびにデバイスを得る
ことができる。
【0031】実施例3,4.上記実施例1,2のGaA
s系MESFETでは、ゲート電極1にリセス構造24
を用いたが、このゲート電極1はリセス構造のものでな
く、プレーナ型等のものであってもよく、かかる構造の
本実施例3,4においても、上記実施例1,2と同様が
得られる。
【0032】実施例5.本実施例5は、図3に示される
ように、リセス構造を有するGaAs系MESFETに
おいて、第2のイオン注入領域4を、第1のイオン注入
領域3とデバイス領域との境界部分なる全周囲に、所定
幅を持たせて形成したものである。
【0033】本実施例5は、第1のイオン注入領域3に
ついては上記実施例1,2と同様、上記図7のイオン注
入濃度プロファイル10をもたせて形成し、また、第2
のイオン注入領域4を、第1のイオン注入領域3とデバ
イス領域との境界部分なる全周囲に、所定幅を持たせて
形成したものである。そして、この第2のイオン注入領
域4は、これにも上記プロファイル10をもたせるとよ
り有効である。
【0034】かかる本実施例5では、リセス構造のもの
において、上記実施例1,2と同様、注入イオンプロフ
ァイルがバッファ層内においてピークを持ちアイソレー
ション破壊緩和層として作用する層を有する第1のイオ
ン注入領域3を形成したことにより、キャリアが存在す
るエピタキシャル層内に注入されているイオンの拡散が
抑止されて熱的に安定した注入イオン濃度が得られるこ
とにより、安定した絶縁特性が得られ、かつバッファ層
とキャリアが存在する層の成長界面を流れる素子間リー
クをも抑止できて、デバイス特性も安定し、信頼性の高
いデバイスを得ることができるとともに、さらに第1の
絶縁領域3の界面のうちのゲートの電界集中が一番起こ
りやすいゲート根本部,先端部を含むデバイス領域の全
周に、第1の絶縁領域3と抵抗値の異なる第2のイオン
注入領域4を設けたことにより、該ゲート等と絶縁領域
との界面での電界集中を緩和して、さらに安定した高い
ゲート接合耐圧、及びゲート破壊電圧を確保でき、より
信頼性の高い素子分離技術,ならびにデバイスを得るこ
とができるとともに、デバイスの設計をも容易に行うこ
とができる効果がある。
【0035】実施例6.本実施例6は、図4に示される
ように、リセス構造でないプレーナ型のGaAs系ME
SFETにおいて、上記実施例5と同様に、第2のイオ
ン注入領域4を、第1のイオン注入領域3とデバイス領
域との境界部分なる全周囲に、所定幅を持たせて形成し
たものである。本実施例6においても、上記実施例6と
同様の効果が得られる。
【0036】実施例7.請求項9の発明における一実施
例を図について説明する。図5において、3は素子を分
離する絶縁領域なるイオン注入領域、5は第1のイオン
注入を行う際に用いる、その周辺部を斜面形状に形成し
たレジストマスクである。このようなレジスト5は、フ
ォトレジストを写真製版した後、これを熱ダレさせるこ
とによって形成できる。
【0037】次に作用について説明する。図5におい
て、一般に、レジストが、その周辺部が垂直に形成され
ているものであれば、そのレジスト下端の、絶縁領域
(注入前は半導体層)との接触点に一番集中する,ピン
ポイントな集中が起こることとなるが、本実施例7で
は、レジストの側面を斜面形状を有するものとしたこと
により、半導体層中に形成される絶縁領域3は図示のよ
うにその側面に傾斜部分3a,3b,3cをもって形成
される。従って、この部分での電界集中は上記ピンポイ
ントな集中から線的な集中、あるいは面的な集中とな
り、その電界集中は絶縁界面が垂直に形成される場合よ
り、大きく緩和されるものである。従って、これによ
り、ゲート等と絶縁領域との界面での電界集中を緩和し
て、安定した絶縁特性を得ることができ、より信頼性の
高い素子分離技術,ならびにデバイスを得ることができ
るものである。
【0038】実施例8.上記実施例7は、リセス構造の
FETにおいてもこれを実現でき、そのようにしたもの
が本実施例8である。
【0039】実施例9.請求項12の発明における一実
施例を図について説明する。図6において、3は素子を
分離するイオン注入領域、6はイオン注入を行う際に用
いる第1のレジストマスク、7は第1のレジストマスク
の周辺部に配置された第1のレジストマスクより厚さの
小さい第2のレジストマスクである。
【0040】次に動作,作用について説明する。上記実
施例7では、レジストの側面を斜面形状を有するものと
することにより、絶縁領域に横方向に平面的な濃度分布
をもたせるようにしたが、本実施例9は、これをレジス
トに2つのレジストを用いることにより、実現したもの
である。即ち、第1のレジスト6の側部に、これより層
厚の薄い第2のレジスト7を設け、これらをマスクとし
てHイオンの絶縁注入を行うことにより、図6に示すよ
うな絶縁注入領域3を得ることができ、これは横方向
(平面的に全方位)に2次元的な濃度分布をもつものと
なっている。本実施例では、レジスト形成のための写真
製版工程が2回必要であるため多少煩雑となるが、上記
実施例7と同様絶縁領域界面での電界集中を、上記ピン
ポイントな集中から線的な集中(面的な集中)として、
大きく緩和することができ、上記実施例7と同様、ゲー
ト等と絶縁領域との界面での電界集中を緩和して、安定
した絶縁特性を有する、より信頼性の高い素子分離技
術,ならびにデバイスを得ることができる。
【0041】実施例10.上記実施例9は、リセス構造
のFETにおいてもこれを実現でき、そのようにしたも
のが本実施例10である。
【0042】実施例11.また、上記実施例において
は、GaAs系MESFETについて述べたが、他の材
質による半導体装置でもよく、上記と同様な効果を得る
ことができる。
【0043】実施例12.また、上記実施例において
は、絶縁領域を形成する際にイオン注入されるイオンと
して水素(H)を主に用いたが、イオン注入されるイオ
ンとしては、水素(H)、ホウ素(B)、酸素(O)の
内の何れか一種類以上のイオンをイオン注入してもよ
く、上記と同様な効果を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る化合物半導体装置の素子分
離方法によれば、デバイス領域の周辺全周に第1のイオ
ン注入を行い、エピタキシャル成長層の最深部にあるバ
ッファ層内に、絶縁破壊緩和層として作用する極大注入
イオン濃度領域を有するように第1の絶縁領域を形成す
るようにしたので、ウエハプロセスにおける熱処理にお
いて、注入イオンの深さ方向の分布があってもこれは深
さ方向に均一化されるように拡散し、このようにキャリ
アが存在するエピタキシャル層内に注入されているイオ
ンの拡散が抑止されて熱的に安定した注入イオン濃度が
得られ、且つバッファ層とキャリアが存在する層の成長
界面を流れる素子間リークも抑止できるため、デバイス
特性も安定したものが得られ、安定した絶縁特性を有す
る信頼性の高い素子分離技術、及び信頼性の高いデバイ
スを得ることができる効果がある。
【0045】また、本発明に係る化合物半導体装置の素
子分離方法によれば、ゲートへの電圧印加によっても、
ゲート電極と絶縁領域との界面への電界集中が可能な限
り発生しないよう、第1のイオン注入による絶縁領域の
他に、該第1の絶縁領域と抵抗値の異なる第2のイオン
注入による絶縁領域を、ゲートの電界集中が一番起こり
やすいゲート根本部等の、ゲート金属との接触部を含む
デバイス周辺のいずれかの位置に配置形成したので、ゲ
ートと絶縁領域との界面での電界集中を緩和して、安定
した高いゲート接合耐圧、及びゲート破壊電圧を確保す
ることができ、デバイスの設計を容易に行うことがで
き、やはり信頼性の高い素子分離技術、及び信頼性の高
いデバイスを得ることができる効果がある。
【0046】また、この発明によれば、イオン注入領域
形成用のレジストの側面を斜面形状、あるいは段差形状
を有するものとして、絶縁領域に横方向の平面的な濃度
分布をもたせるようにしたので、ゲートと絶縁領域との
界面等での電界集中を緩和して、安定した絶縁特性を有
する信頼性の高い素子分離技術、及び信頼性の高いデバ
イスを得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のGaAs系MESFETの
素子構造の平面図及び断面図である。
【図2】本発明の実施例3のGaAs系MESFETの
素子構造の平面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施例5のGaAs系MESFETの
素子構造の平面図及び断面図である。
【図4】本発明の実施例6のGaAs系MESFETの
素子構造の平面図及び断面図である。
【図5】本発明の実施例7のGaAs系MESFETの
イオン注入による素子分離方法を示すレジストマスクプ
ロファイルの断面図である。
【図6】本発明の実施例9のGaAs系MESFETの
イオン注入による素子分離方法を示すレジストマスクプ
ロファイルの断面図である。
【図7】本発明の実施例1のイオン注入による素子分離
方法における注入イオンプロファイルの概念図である。
【図8】従来のGaAs系MESFETの層構造の平面
図及び断面図である。
【図9】イオン注入による素子分離方法における注入ド
ーズ量と抵抗値との関係を示す図である。
【図10】従来のGaAs系MESFETにおける絶縁
注入により絶縁領域を形成する場合の問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 ゲート電極 2 ソース・ドレイン電極 3 第1のイオン注入領域 4 第2のイオン注入領域 5 レジストマスク 6 第1のレジストマスク 7 第2のレジストマスク 8 キャリアプロファイル 9 バッファ領域 10 注入イオンプロファイル 11 注入イオンプロファイル10のバッファ領域9に
おけるピーク 20 GaAs半導体基板 21 バッファ層 22 n- 型GaAs半導体層 23 n+ 型GaAs半導体層 24 リセス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】次に製造方法,作用について説明する。G
aAs半導体基板20上に形成したバッファ層21(不
純物濃度は1×1016以下)上に、不純物注入によりチ
ャネル層となる低濃度(不純物濃度は1×1017以上)
のn- 型GaAs半導体層22を形成し、さらに、該チ
ャネル層となるn- 型GaAs半導体層22のうちのゲ
ート形成領域を挟むソース・ドレイン形成領域に、不純
物注入により高濃度(不純物濃度は3×1017)の
+ 型GaAs半導体層23からなるソース・ドレイン
領域を形成し、その後、レジスト(図示せず)をマスク
としてトランジスタの外周に、キャリアの存在する結晶
成長層21,22に対してオーバラップするように絶縁
注入することにより、第1のイオン注入領域3を形成し
て素子分離を行う。その後、一度n+ 型GaAs半導体
層23上にソース,ドレイン電極を形成し、該ソー
ス,ドレイン間飽和電流の変化を用いて、n- 型GaA
s半導体層22をリセスエッチングすることにより特性
調整しながらリセス24の形成を行う。そして、このリ
セス24上にショットキー接合するようにゲート電極1
を形成する
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/812

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体装置においてイオン注入に
    よる素子分離を行う方法において、 デバイス領域の周辺全周に第1のイオン注入を行い、エ
    ピタキシャル成長層の最深部にあるバッファ層内に、絶
    縁破壊緩和層として作用する極大注入イオン濃度領域を
    有するように、第1の絶縁領域を形成する工程を含むこ
    とを特徴とする化合物半導体装置の素子分離方法。
  2. 【請求項2】 化合物半導体装置においてイオン注入に
    よる素子分離を行う方法において、 デバイス領域の周辺全周に第1のイオン注入を行い第1
    の絶縁領域を形成する工程と、 上記第1の絶縁領域とデバイス領域の周辺との境界領域
    のいずれかの位置に、第2のイオン注入を行い上記第1
    の絶縁領域と異なる抵抗値を有する第2の絶縁領域を形
    成する工程とを含むことを特徴とする化合物半導体装置
    の素子分離方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の化合物半導体装置の素子
    分離方法において、 上記第2の絶縁領域は、上記第1の絶縁領域とデバイス
    領域との境界部分と、ゲート電極の根元部とが重なる部
    分に形成することを特徴とする化合物半導体装置の素子
    分離方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の化合物半導体装置の素子
    分離方法において、 上記第2の絶縁領域は、上記第1の絶縁領域とデバイス
    領域との境界部分と、ゲート電極の根元部及び先端部と
    が重なる部分に形成することを特徴とする化合物半導体
    装置の素子分離方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の化合物半導体装置の素子
    分離方法において、 上記第2の絶縁領域は、上記第1の絶縁領域とデバイス
    領域との境界部分なる全周囲に所定幅を持たせて形成す
    ることを特徴とする化合物半導体装置の素子分離方法。
  6. 【請求項6】 請求項3または4に記載の化合物半導体
    装置の素子分離方法において、 上記第1の絶縁領域は、エピタキシャル成長層の最深部
    にあるバッファ層内に、絶縁破壊緩和層として作用する
    極大注入イオン濃度領域を有するものであることを特徴
    とする化合物半導体装置の素子分離方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の化合物半導体装置の素
    子分離方法において、 上記第1及び第2の絶縁領域は、エピタキシャル成長層
    の最深部にあるバッファ層内に、絶縁破壊緩和層として
    作用する極大注入イオン濃度領域を有するものであるこ
    とを特徴とする化合物半導体装置の素子分離方法。
  8. 【請求項8】 イオン注入による素子分離を行ってなる
    化合物半導体装置において、 第1のイオン注入によりデバイス領域の周辺全周に形成
    された第1の絶縁領域と、 第2のイオン注入によりデバイス領域の周辺と上記第1
    の絶縁領域との境界領域のいずれかの位置に、上記第1
    の絶縁領域とは異なる抵抗値を有するよう形成された第
    2の絶縁領域とを備えたことを特徴とする化合物半導体
    装置。
  9. 【請求項9】 化合物半導体装置においてイオン注入に
    よる素子分離を行う方法において、 レジストマスクを、その周辺部がデバイス領域の周辺部
    に相当する位置にてその周辺部を斜面形状となるよう形
    成する工程と、 該レジストマスクを用いてイオン注入を行って絶縁領域
    を形成する工程とを含むことを特徴とする化合物半導体
    装置の素子分離方法。
  10. 【請求項10】 化合物半導体装置においてイオン注入
    による素子分離を行う方法において、 第1のレジストマスク及び該第1のレジストマスクの周
    辺部に配置された該第1のレジストマスクより厚さの小
    さい第2のレジストマスクを形成する工程と、 該第1のレジストマスクと該第2のレジストマスクとを
    同時に用いてイオン注入を行って絶縁領域を形成する工
    程とを含むことを特徴とする化合物半導体装置の素子分
    離方法。
  11. 【請求項11】 化合物半導体装置においてイオン注入
    による素子分離を行う方法において、 エピタキシャルウエハの成長層の最深部にあるバッファ
    層内において、該パッファ層の所定深さ以上の位置で注
    入イオン濃度がピークを持つようにイオン注入を行い絶
    縁領域を形成する工程を含むことを特徴とする化合物半
    導体装置の素子分離方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の化合物半導体装置の
    素子分離方法において、 上記注入イオン濃度のピークの値は、活性層のキャリア
    濃度の値と同じか、それ以上の値であることを特徴とす
    る化合物半導体装置の素子分離方法。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし7,または9ないし1
    2のいずれかに記載の化合物半導体装置の素子分離方法
    において、 イオン注入されるイオン種として、水素(H)、ホウ素
    (B)、酸素(O)の内の何れか一種類以上のイオン種
    をイオン注入することを特徴とする化合物半導体装置の
    素子分離方法。
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