JPH06260404A - レジスト塗布方法及び装置 - Google Patents

レジスト塗布方法及び装置

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JPH06260404A
JPH06260404A JP4510093A JP4510093A JPH06260404A JP H06260404 A JPH06260404 A JP H06260404A JP 4510093 A JP4510093 A JP 4510093A JP 4510093 A JP4510093 A JP 4510093A JP H06260404 A JPH06260404 A JP H06260404A
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JP
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semiconductor wafer
resist
wafer
holding
coating apparatus
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Withdrawn
Application number
JP4510093A
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English (en)
Inventor
Hajime Shiyaura
肇 社浦
Hiroshi Uchida
博 内田
Nobuhito Nunotani
伸仁 布谷
Tatsuhiko Kaneko
達彦 金子
Hiroshi Haraguchi
浩志 原口
Tomio Minohoshi
富夫 蓑星
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハへのフォトレジストの塗布にお
いて、塗布ムラを小さくし、歩留まりと信頼性を向上さ
せ、レジストの消費量を減少させる。 【構成】 半導体ウエハにフォトレジストを塗布する方
法及び装置が示されている。ウエハの中央にレジストを
滴下しこのウエハを回転させることにより、遠心力によ
りレジストを周縁部まで広げる。このウエハの周囲はカ
ップと蓋によって密閉され、レジストの乾燥を防いでい
る。又、このカップと蓋もウエハと共に回転し、内部の
気流の影響を少なくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジスト塗布方法及び
装置に関し、特に、均一な膜厚でレジストの塗布を行う
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造における基本的な工程の主な
ものとして、熱酸化、リソグラフィ、エッチング、イオ
ン導入、熱拡散、層間絶縁、メタライゼーション等があ
る。通常のウエハの処理では、この様な工程を数十回繰
り返すことにより各種半導体装置をウエハ上に作成する
が、大部分の工程は所定のパターンに従って行われる
為、その都度フォトレジストの塗布、露光、現像が繰り
返される。特に、レジストの塗布は生産性の向上の為、
一定の厚みで速やかに行われることが要求される。
【0003】従来、最も多く用いられているレジストの
塗布方法は、スピン塗布によるものである。その一例を
図19に示す。塗布を行うウエハ301は、HMDS
(ヘキサメチルシラザン)303の蒸気で満たされた密
閉容器305に保持される。HMDSは、ウエハ301
とレジストとの密着性を良くする働きがある。その後、
ウエハ301はピンセット306で挟まれ、塗布装置3
07の真空チャック309に固定され、レジスト311
がポンプ313やバルブ315を経てノズル317から
ウエハ中央に滴下される。このウエハ301は、チャッ
ク309と共にモータ319によって回転し、その遠心
力によってレジストがウエハ301の全体に塗布され
る。レジストの一部は、遠心力によって周囲に飛ばさ
れ、カップ318によって受けられ排気ダクト320と
共用される廃液ダクトによって廃液タンク(記載ナシ)
に排出される。
【0004】図20は別の例を示す。ここでは、ベルト
などの搬送手段によって、ウエハ301はHMDS処理
装置321に運ばれる。HMDS処理装置321は搬送
路をシャッター323で塞ぐことによって内部が密閉さ
れ、HMDS303がバルブ325を介して導入され、
密着強化処理が行われる。その後、ウエハ301は、搬
送ロボット327によって、塗布装置307に送られ上
述の通りの処理がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様なスピン塗布装
置の場合、塗布ムラの原因として少なくとも次の2つが
考えられる。
【0006】1つは、高速回転が引き起こす気流であ
る。即ち、一分間に千回転を越えるスピードの為に、ウ
エハの周縁部では乱れた気流が生じる。この気流が、通
常の遠心力で期待されるレジストの均一な延びを阻害す
るのである。
【0007】もう一つの原因は、レジストの乾燥であ
る。塗布の途中で、レジストの乾燥がおこり、その為に
中心部と外周部で乾燥し方が異なってしまい、部分的に
乾燥すると、その部分だけが厚くなる傾向がある。特
に、ウエハ中心部と周辺部とでは、雰囲気との摩擦の度
合いが異なり、どうしても中心部で乾燥が遅れる傾向が
ある。
【0008】レジストの乾燥に対する処置として、図2
1に示した様に、ウエハの周囲を蓋329によって密閉
することも考えられる。即ち、ウエハを載置し、レジス
トを滴下したら、蓋329を回転してしまうのである。
しかし、この場合は乾燥にかなりの時間がかかり、生産
性が落ちてしまう。又、実際に実験してみると周辺が中
心部に比べ厚くなり、場合によっては図22に示した様
に、エッジ部分331に極端な盛り上がりが生じること
もあった。
【0009】又、ウエハ表面の気流の速度が変化すれ
ば、そのままレジストの厚みのバラツキに反映される
為、排気量は常に一定に保たれなければならない。図2
3はこの問題に鑑みて用いられている従来の塗布装置の
為の排気ダクトの詳細を示す。図で溶媒蒸気を含んだ空
気は飛ばされたレジストと共に、排気液ライン333を
通って排気液タンク337へと導かれる。ここで、レジ
ストは排液タンク337に溜まり、溶媒蒸気を含んだ空
気は排気管339を経て外部へ排出される。排液タンク
337の排気管339には差圧計341と差圧ゲージ3
43が設けられ、排液タンク337の内外圧力差を計測
する。この圧力差に応じてコントローラ335が、ダン
パー開閉駆動源345を介してダンパー347の開閉状
態を制御して、常に一定の気流が保たれる様にしてい
る。
【0010】しかし、実際に問題となるのはウエハ近傍
の気流であり、この構成では十分の応答が期待出来な
い。それは、気流量変動の原因には、排気液ライン33
3の管抵抗の違いや、この塗布装置の置かれたクリーン
ルームから流れ込む気流の変動等があり、差圧計341
とウエハとの距離が大きいために、ダンパー347の開
閉が適切にウエハ近傍の気流変動に応答していない為で
ある。
【0011】さらに、ウエハを高速で回転させレジスト
を周辺まで塗布する場合、どうしてもレジストの多くは
ウエハの周辺から外側に飛ばされてしまう。実際には供
給したレジストの90%以上が飛ばされている。このレ
ジストは、図19に示す排気ダクト320を通じて回収
することもできるが、回収したレジストの純度は低く、
排気ダクトの管理とレジストの回収に要する手間と費用
も製造コストを上昇させる原因になってしまう。
【0012】又、HMDS処理装置から塗布装置への搬
送にも問題がある。即ち、搬送途中で、ウエハにピンセ
ット傷や搬送ガイド等による外周部のチッピング等が生
じることがあった。又、搬送途中での落下は、ウエハの
全体を駄目にする可能性もある。更に、図20に示す様
に、シャッターを用いる方法の場合、ここにウエハが挟
まって割れたり、ウエハ上のデバイスに傷が付いたりし
て、歩留まりが低下するという問題点もあった。いずれ
にせよレジスト塗布工程は全体で20PEPから30P
EP程度はあり、一連機の場合でも、これと同数或いは
それ以上のHMDS処理装置が必要で、設備投資が増え
ると共に床面積もそれだけ増加してしまうものであっ
た。
【0013】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、塗布ムラを小
さくし、歩留まりと信頼性を向上させ、レジストの消費
量を減少させることができるレジスト塗布方法及び装置
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為
に、本発明によるレジスト塗布装置は、半導体ウエハを
水平に保持する手段と、前記半導体ウエハの表面の中心
部にレジストを滴下する手段と、前記半導体ウエハを保
持する手段を前記半導体ウエハと共に回転させる手段
と、前記半導体ウエハを取り囲む手段とを備え、前記半
導体ウエハを取り囲む手段は、前記半導体ウエハと共に
回転することを第1の特徴とする。
【0015】又、本発明によるレジスト塗布装置は、半
導体ウエハを水平に保持する手段と、前記半導体ウエハ
の表面の中心部にレジストを滴下する手段と、前記半導
体ウエハを保持する手段を前記半導体ウエハと共に回転
させ、前記レジストを前記半導体ウエハの表面で広げる
手段と、上蓋の平坦な底面を前記半導体ウエハの表面全
体に平行に且つ一定の間隔を保って近接させる手段を備
え、前記半導体ウエハが回転して前記レジストが広がっ
ている際前記上蓋は前記半導体ウエハと同じ速度で回転
していることを第2の特徴とする。
【0016】更に、本発明によるレジスト塗布装置は、
半導体ウエハを水平に保持する手段と、前記半導体ウエ
ハの表面の中心部にレジストを滴下する手段と、前記半
導体ウエハを保持する手段を前記半導体ウエハと共に回
転させ、前記レジストを前記半導体ウエハの表面で広げ
る手段と、前記半導体ウエハの表面に垂直な方向の気流
を発生させる手段とを備えたことを第3の特徴とする。
【0017】更に、本発明によるレジスト塗布装置は、
半導体ウエハを水平に保持する手段と、前記保持手段に
保持された半導体ウエハの表面に密着強化剤を施す手段
と、前記保持手段に保持された半導体ウエハの表面の中
心部にレジストを滴下する手段と、前記半導体ウエハを
保持する手段を前記半導体ウエハと共に回転させ、前記
レジストを前記半導体ウエハの表面で広げる手段とから
なることを第4の特徴とする。
【0018】更に、本発明によるレジスト塗布装置は、
半導体ウエハを保持する手段と、底部に形成された溝か
らレジストを供給する手段と、前記レジスト供給手段を
前記半導体ウエハに対して相対的に移動させ、前記半導
体ウエハの少なくとも半径の全体と前記溝とを所定の間
隔で平行に近接させる手段と、前記半導体ウエハを前記
レジスト供給手段に対して前記半導体ウエハの中心を回
転の中心として相対的に回転させ、前記レジストを前記
半導体ウエハの表面で広げる手段とを備えたことを第5
の特徴とする。
【0019】又、本発明によるレジスト塗布方法は、半
導体ウエハを保持手段に固定する工程と、前記半導体ウ
エハの表面の中心部にレジストを滴下する工程と、前記
半導体ウエハの周囲を閉じた空間とする工程と、前記半
導体ウエハを、それを取り囲み前記閉じた空間を形成す
る部材と共に回転させることにより前記レジストを前記
半導体ウエハの表面で広げる工程と、前記閉じた空間を
開放して前記半導体ウエハ上のレジストを乾燥させる工
程とからなることを第6の特徴とする。
【0020】更に、本発明によるレジスト塗布方法は、
半導体ウエハを保持手段に固定する工程と、前記保持手
段に固定された前記半導体ウエハの表面に密着強化剤を
施す工程と、前記半導体ウエハの表面の中心部にレジス
トを滴下する工程と、前記保持手段を前記半導体ウエハ
と共に回転させることにより前記レジストを前記半導体
ウエハの表面で広げる工程とからなることを第7の特徴
とする。
【0021】更に、本発明によるレジスト塗布装置は、
半導体ウエハを水平に保持する手段と、前記半導体ウエ
ハの表面の中心部にレジストを滴下する手段と、前記半
導体ウエハを保持する手段を前記半導体ウエハと共に回
転させ、前記レジストを前記半導体ウエハの表面で広げ
る手段と、前記レジストから蒸発する溶媒を排気する手
段と、前記半導体ウエハの表面に近接して配置され、前
記溶媒の排気に伴って発生する前記半導体ウエハ表面の
気流を整えるフィンとを備えたことを第8の特徴とす
る。
【0022】更に、本発明によるレジスト塗布装置は、
半導体ウエハを水平に保持する手段と、前記半導体ウエ
ハの表面の中心部にレジストを滴下する手段と、前記半
導体ウエハを保持する手段を前記半導体ウエハと共に回
転させ、前記レジストを前記半導体ウエハの表面で広げ
る手段と、前記レジストから蒸発する溶媒を排気する手
段と、前記半導体ウエハの近傍に設けられ前記半導体ウ
エハ近傍での気流の速度を測定する手段と、前記測定手
段によって測定された気流の速度の変化に応じて、前記
排気手段の能力を調整し気流の速度を一定に保つ手段と
を備えたことを第9の特徴とする。
【0023】
【作用】本発明の第1の特徴によれば、半導体ウエハを
取り囲む空間がこの半導体ウエハと共に回転するので、
気流の乱れが押さえられ、レジストの塗布が均一に行わ
れる。又、この空間を密閉とすれば、レジスト溶媒の蒸
発が少なくなるのでレジスト塗布が速やかに行われる。
【0024】本発明の第2の特徴によれば、半導体ウエ
ハの表面に接する雰囲気が、この表面と共に回転するの
で、気流の乱れが最小に押さえられると共にレジスト溶
媒の蒸発が少なくなる。従って、レジストの塗布が均一
に速やかに行われる。
【0025】本発明の第3の特徴によれば、半導体ウエ
ハの表面に一定の気流が発生するので、レジストの塗布
ムラが減少する。
【0026】本発明の第4の特徴によれば、密着強化剤
処理とレジスト塗布は同一の装置内で行われるので、必
要なスペースは小さくてすみ、又装置の製作コストも低
く押さえられる。
【0027】本発明の第5の特徴によれば、レジストの
必要量が必要最小限度に押さえられ、しかも中心部と周
囲の塗布量のばらつきが無くなる。
【0028】本発明の第6の特徴によれば、レジストを
実際に塗布する段階ではレジスト溶媒の蒸発が少なく均
一な塗布が可能となり、その後溶媒の蒸発は速やかに行
われるので、全体の処理時間が短縮される。
【0029】本発明の第7の特徴によれば、半導体ウエ
ハを動かす事なく密着強化剤処理とレジスト塗布を行う
ので、工程の切り替えに伴う事故の発生を無くすことが
できる。
【0030】本発明の第8の特徴によれば、半導体ウエ
ハ表面近傍の気流を制御できるので、レジストの乾燥を
均一にすることができる。
【0031】本発明の第9の特徴によれば、半導体ウエ
ハ表面近傍の溶媒を含んだ気流の排出量を一定に制御で
きるので、レジストの乾燥の程度を常に均一に保つこと
ができる。
【0032】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例によるレジスト
塗布装置を示す図である。この装置は、蓋1と共に密閉
空間を形成するカップ3と、このカップ3内に設けられ
ウエハ5を真空吸着して水平に保持する真空チャック7
と、このチャック7をシリコン単結晶半導体のウエハ5
と共に回転させるスピンモータ9と、蓋1の中心部に設
けられたガス供給口11と、このガス供給口11に夫れ
夫れ自動バルブ13を介して通じた窒素ボンベ15と、
HMDS容器17及びレジスト溶剤容器19と、蓋1を
上下に移動させカップ3を開閉する昇降手段としてのシ
リンダー21と、レジスト容器23からポンプ25を介
して送られてくるフォトレジストを滴下するノズル27
と、蓋1が開いた状態で、このノズル27をウエハ5の
中央まで移動する移動手段29とからなっている。カッ
プ3内は、排気口31を通じて排気されると共に、余分
なレジストを回収容器32に回収することができる。
尚、夫れ夫れのガスは、圧送方式により、カップ3に導
入されるが、自動バルブ13を制御することによって所
望のガスを選択的に送ることができる。
【0033】この装置によるレジストの塗布は次の様に
行われる。先ず、処理すべきウエハ5をチャック7に固
定した後、蓋1を下げカップ3内を密閉空間とする。そ
の後、カップ3内部の排気を行うと共に密着強化剤とし
てHMDSの蒸気を容器17からガス供給口11を通じ
て導入する。この処理の間、ウエハ5はモータ9によ
り、低速で回転させておく。一定時間経過し十分に密着
強化処理がなされた後、HMDSに代わって、ボンベ1
5から窒素ガスが供給される。ここで窒素ガスに代え
て、他の不活性ガスを用いても良い。HMDSが窒素ガ
スで置換されたら、蓋1を上昇させると共にノズル27
をウエハ5の中心位置まで移動させ、ポンプ25によっ
て一定量のレジストを滴下する。滴下後、ノズル27は
元の位置に戻り、蓋1が再度下降してカップ3が再び密
閉空間となる。その後、レジスト溶剤の蒸気が容器19
から導入されると共に、ウエハ5はモータ9によって1
000−2000rpmの回転数で回転し、レジストが
所定の厚みで塗布される。ここで導入されるレジスト溶
剤の蒸気は、レジストの乾燥を防ぎ均一な塗布を可能に
する。所定の厚みでウエハ5の全体が塗布されると、レ
ジスト溶剤の導入が止められ再び窒素ガスが導入され、
レジストの乾燥が行われる。レジストの乾燥の間もウエ
ハ5の回転は続けられるが、これは乾燥を加速させる為
である。
【0034】図2は、本発明の第2実施例によるレジス
ト塗布装置を示す図である。密着強化剤は、図1と同じ
様な方法で施してもよいが、従来の方法をそのまま用い
ても良い。この実施例は、レジストのスピン塗布にその
特徴がある。ここでは、カップ33はチャック35に固
定されており、共にモータ9によって一体的に回転する
構造となっている。一方、シリンダー37によって上下
に移動する蓋39は、その中心軸の回りに回転可能に取
り付けられ、カップ33に係合して内部を閉じた空間と
した場合にそれと一体的に回転する様になっている。カ
ップ33を包囲して外囲器41が設けられ、排気口43
を通じて排気が行われる。その他の基本的な構造は図1
と同じなので、その説明は省略する。
【0035】第2実施例のレジスト塗布の特徴は、次の
様なものである。図1と同じ様に、HMDSで処理され
たウエハ5の中央にノズル27によってレジストを滴下
した後、蓋39を降下させカップ33内を密閉空間とす
る。勿論、ここでの密閉空間は、完全に気密である必要
ななく、ウエハに対する影響を考えた場合に、内部の状
態が十分に保持されれば問題がない。そして、チャック
35に固定されたウエハ5を回転させるが、その場合カ
ップ33や蓋39も一体的に回転する。即ち、この密閉
空間をカップ33や蓋39と共に回転させることによ
り、ウエハ5の回りの気流の乱れを最小にした状態でレ
ジストを広げることができる。又、この密閉空間内でレ
ジストの溶媒が揮発し、溶媒の蒸気圧の大きい状態でウ
エハの回転が行われるので蓋39を用いない場合に比べ
レジストの乾燥が遅く、わずかなレジスト量で容易にウ
エハの周囲まで一様にレジストを広げることができる。
レジストがウエハの周囲まで広がったら、蓋39を上昇
させウエハ5の回りを通常の雰囲気にしてやる。それと
共に、ウエハ5の回転数を上げ、レジストの乾燥を早め
る。例えば、密閉空間でレジストを広げる段階では、回
転数は1000−2000rpmであり、開放状態でレ
ジストを乾燥させる段階では、回転数を2000−40
00rpmまで上げる。
【0036】変形例として図3から図7に示したものが
ある。図3では、カップの代わりに平坦な円盤45を用
い蓋47に側面を設け、丁度図2と上下逆になった様な
組み合わせで密閉空間が形成される。図4では、チャッ
ク26とカップ33を独立に回転可能とし、ウエハ5を
回転させるモータ9とは別にカップ33を回転させる為
のモータ49を設けている。この場合、カップ33の回
転をウエハとは独立に制御できる。図5では、やはりチ
ャック26とカップ33は独立に回転可能であるが、動
力は共にモータ9であり、タイミングベルト51や駆動
軸53等の動力伝達手段が設けられている。この場合
は、カップ33の回転をウエハと独立に制御することは
できないが、夫れ夫れの回転数を違えることができる。
図6では、シリンダー37はカップ33に接続してお
り、蓋39を上下するのではなく、カップ33を上下す
ることによって密閉空間を形成する。図7では、蓋39
の回転軸39aを貫いてガス供給口11が設けられ、前
記第1実施例に説明した様に、レジスト溶媒雰囲気や不
活性ガスが供給される。その効果は、第1実施例と同様
である。
【0037】図8は、本発明の第3実施例によるレジス
ト塗布装置を示す図である。ここでは、ウエハ5の表面
での気流を、もっと積極的に抑制する方法が取られてい
る。上記実施例と同じ様に、HMDSで処理されたウエ
ハ5の中央にノズル27によってレジストを滴下する
が、その後ウエハ5の表面の全体を覆う様に、これと平
行な上蓋55がシリンダー37によって降下される。上
蓋55とウエハ5との間隔は、上蓋55の下面がレジス
トに触れることがない範囲で、出来るだけ小さく取ると
効果的である。通常の場合、この間隔は1mmから3m
m程度の範囲で設定される。上蓋55は、平坦な円盤で
良いが、図に示した様にレジストの飛沫を止める縁55
aを設けておくと都合が良いことが多い。
【0038】これまでの実施例と同様にチャック7に固
定されたウエハ5は、モータ9によって回転されレジス
トが表面全体に広がるが、それと同時に上蓋55もモー
タ57によって同一回転数で同一方向に回転する。ウエ
ハ5と上蓋55は近接している為、それらの間はほぼ密
閉空間とみなされ、レジストの乾燥は遅く、わずかなレ
ジスト量で容易にウエハの周囲まで一様にレジストを広
げることができる。これは前述の実施例と同じである
が、ここではウエハ5と上蓋55間の雰囲気も又ほぼ同
一回転数で回転しており気流の影響が無視出来る程度に
まで押さえられているので、レジストの広がりが極めて
一様に行われる。尚、ここでモータ9、モータ57、シ
リンダー37やノズル27等の制御は制御部59によっ
て行われるが、上蓋55とウエハ5とは接触している訳
ではないので、それらの回転は特に厳密な同期を取る必
要なない。即ち、若干の回転のずれが生じても問題はな
い。レジストがウエハの周囲まで広がったら、ウエハ5
と上蓋55との回転数を異ならしめる。これにより、レ
ジスト溶媒の排気を促し、レジストの乾燥を促進する。
実際のウエハ5及び上蓋55の回転数は、レジストの膜
厚やウエハの大きさ等の条件によって異なるが、ここで
一つの好適な例を挙げておく。即ち、レジストを広げる
段階で双方の回転数は共に1000−2000rpmと
し、レジストを乾燥させる段階では、ウエハの回転数を
2000−4000rpmまで上げると共に上蓋55は
停止させるかウエハ5とは逆の向きに1000rpm以
下の回転数で回転させる。一般にウエハ5と上蓋55と
の相対回転速度が大きくなると膜厚が減少するので、こ
の回転数を調節することによって、膜厚の制御を行うこ
とができる。
【0039】上述の実施例の場合、ウエハ近傍の気流を
押さえることにより、レジストの広がりを均一にする方
法を用いていた。しかし、ウエハ近傍の気流の乱れを抑
制するという観点からすれば、それとは逆に一様な気流
を形成することによって、膜厚のばらつきを押さえるこ
ともできる。
【0040】図9に示した第4実施例はこの観点に立っ
たレジスト塗布装置である。先ず、上記実施例と同じ様
に、HMDSで処理されたウエハ5の中央にノズル27
によってレジストを滴下し、スピンモータ9によりウエ
ハ5を回転させる。それと同時に、モータ61によりリ
ング状或いはシリンダー状のカップ63をウエハ5の回
転軸と同じ回転軸の回りで回転させる。カップ63の内
側には螺旋状の溝63aが掘られており、回転によって
一様な下向きの気流が生じる。この気流は回転するウエ
ハ5の近傍に起こりやすい乱流を抑制すると共に、回転
軸を中心とする対称で定常的な流れを形成する。これに
より、常に一定の厚みを持ったレジスト膜がウエハ5の
表面全体に渡って形成される。ウエハ5やカップ63の
回転は、制御装置65によって制御される。この方法は
大きな径のウエハにレジストを塗布する場合に、特に有
効である。
【0041】図10及び図11は、カップ63の内部を
テーパー状にした変形例を示す。図10では、螺旋半径
が下にいくに従って大きくなっている。この場合、カッ
プ内部の気圧は、回転によって減少する。又図11で
は、螺旋半径が上にいくに従って大きくなっている。こ
の場合、カップ内部の気圧は、回転によって増加する。
例えば、膜厚の大きいレジスト膜を形成したい場合に
は、図10の減圧カップを用いて気圧を下げ、レジスト
の乾燥を速めると効果がある。又、図11の加圧カップ
を用いて気圧を上げレジストの乾燥を遅らせると、膜厚
の小さいレジスト膜を均一に形成したい場合には有効で
ある。
【0042】図12に示した第5実施例では、ウエハ5
の表面に近接して配されるカップ状の整流ユニット76
が設けられている。この整流ユニット76には、ウエハ
の中心位置から放射状に延びた適当な形状のフィン77
が設けられており、整流ユニット76の回転に伴って適
宜回転し、ウエハ5の表面での気流を整える。この整流
ユニット76は、図4の塗布装置の蓋39と同様にレジ
スト塗布装置に、回転可能と同時に上下に移動可能に設
けられている。フィン77の形状や回転数は、ウエハ5
の大きさや回転数、塗布装置全体の構成等によってウエ
ハ5表面での気流の速度分布を適切にする様に適宜決定
される。図12では破線に示した様にウエハ中心から周
囲に向かって気流が上方に逃げる構成をとっているが、
勿論これに限定されるものではない。又、フィン77の
回転数はウエハ5の回転数の2倍〜回転数0の範囲で行
う。ウエハ表面での相対気流速度分布の好ましい例を、
図13に示す。この図で、ウエハ5からの一点鎖線まで
の距離Dがその半径位置での相対速度を表している。こ
こで、相対速度はウエハ表面でほぼ一定となっている。
【0043】又、ウエハ表面の気流の排気量そのものに
変動があれば、そのままレジストの厚みのバラツキに反
映される為、排気量は常に一定に保たれねばならない。
図14に示した第6実施例はこの問題に鑑みて考案され
ている。図14で溶媒蒸気を含んだ空気は飛ばされたレ
ジストと共に、排気液ライン81を通って排気液タンク
83へと導かれる。ここで、レジストは排液タンク85
に溜まり、溶媒蒸気を含んだ空気は排気管87を経て外
部へ排出される。排気管87にはダンパー89が設けら
れており、排気量の調節を行っている。又、カップ91
のウエハ5の近傍には風量計93が設けられており、ウ
エハ表面の気流の流れを測定する。コントローラ95は
この風量計93で測定された気流情報を受けて、排気管
87の開閉を行うダンパー開閉駆動源97を制御して、
破線で示されたウエハ表面での気流の速度を一定に保つ
様にダンパーの適切な開閉状態を維持する。
【0044】図15の第7実施例は、従来のスピン塗布
方法とは別の原理に基づくものである。従来のスピン塗
布方法は、遠心力によってレジストをウエハの周縁に広
げるのであるが、この実施例では遠心力を用いず、レジ
ストとウエハの濡れや表面張力によって塗布を行うもの
である。この場合、レジストを供給するノズル69は、
レジストの滴下を行うものではなく、図16に示した様
に底面に溝71が形成された箱形の容器である。この溝
71の長さは、ウエハの直径と同じか若干大きめになっ
ている。先ず、上記実施例と同じ様にHMDSで処理さ
れたウエハ5の中央にノズル69が接近して位置決めさ
れる。これはシリンダー37によって、ノズル69を精
密に下降させて行う。ノズル69の溝71下端とウエハ
5の表面は正確に平行で、それらの間隔は所望の膜厚に
比例し例えば0.1mmから1mm程度に合わせられ
る。そしてその間隔は、マイクロゲージ等で確認され
る。その後、レジスト容器73からノズル69内にレジ
ストが供給される。このレジストは溝71からウエハ5
の表面に落とされる。この状態で、図17の矢印に示し
た様に、モータ75によってウエハ5を180度回転さ
せると、溝71を介してレジストがウエハ5の表面全体
に渡って塗布される。その際の厚みは、ウエハ5とノズ
ル69の間隔にほぼ等しい。勿論、図18に示した様
に、ノズル69の代わりにウエハ5を上下させても良い
し、ウエハ5は回転させずにノズルを回転させても、同
様の効果がある。又、溝の長さを、ウエハ5の半径相当
とし、360度の回転を行ってもウエハ5の全体に亙っ
ての塗布がなされる。この180度や360度といった
角度は最小限度の回転角度であり、場合によりそれ以
上、例えば2回転、3回転させて、塗布の完全を期して
も良い。
【0045】
【発明の効果】本発明によるレジスト塗布技術では、一
般的に次の様な効果が期待できる。
【0046】1)塗布ムラが小さくなる。
【0047】2)歩留まりと信頼性が向上する。
【0048】3)レジストの消費量が減少する。
【0049】特に、レジストをウエハ表面で広げる時に
雰囲気をレジスト溶媒の蒸気にすることで、同一粘度で
ウエハ周辺までレジストを一様に塗布できる。そして、
乾燥させる時にはレジスト溶媒の少ない雰囲気にするこ
とで、乾燥に要する時間を短縮できる。
【0050】又、ウエハ表面に上蓋を接近させ同一回転
数で回転させることにより、レジストと雰囲気との摩擦
を無くすことが出来る。
【0051】更に、ウエハに垂直で安定した気流を発生
させることで、大きなウエハにレジスト塗布を行う場合
にも塗布ムラが押さえられる。又、減圧カップや加圧カ
ップを用いることによって、各種プロセス条件に適合す
ることができる。
【0052】更に、半導体ウエハ上方にフィンを設け気
流の制御を行うことで、ウエハ表面全体に亙って乾燥の
程度を調整することができる。
【0053】更に、ダクトを用いた排気を調整すること
により、半導体ウエハ表面での気流の量の変動を押さえ
ることができ、レジストの厚みのバラツキが最小にな
る。
【0054】更に、底部に形成された溝からレジストを
供給するタイプのレジストノズルを用い、これをウエハ
上で回転させる方法では、レジスト消費量が最小限とな
り、ウエハの中心部と周辺部とのレジストの膜厚のばら
つきが無くなる。
【0055】更に、密着強化処理をレジスト塗布と同じ
装置で行うことにより、設備の減少させ、ウエハの損傷
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるレジスト塗布装置を
示す。
【図2】本発明の第2実施例によるレジスト塗布装置を
示す。
【図3】本発明の第2実施例によるレジスト塗布装置の
変形例を示す。
【図4】本発明の第2実施例によるレジスト塗布装置の
他の変形例を示す。
【図5】本発明の第2実施例によるレジスト塗布装置の
更に他の変形例を示す。
【図6】本発明の第2実施例によるレジスト塗布装置の
更に他の変形例を示す。
【図7】本発明の第2実施例によるレジスト塗布装置の
更に他の変形例を示す。
【図8】本発明の第3実施例によるレジスト塗布装置を
示す。
【図9】本発明の第4実施例によるレジスト塗布装置を
示す。
【図10】本発明の第4実施例によるレジスト塗布装置
の変形例を示す。
【図11】本発明の第4実施例によるレジスト塗布装置
の他の変形例を示す。
【図12】本発明の第5実施例によるレジスト塗布装置
を示す。
【図13】本発明の第5の実施例によるレジスト塗布装
置によって形成される、ウエハ表面での気流速度分布を
示す。
【図14】本発明の第6の実施例によるレジスト塗布装
置を示す。
【図15】本発明の第7の実施例によるレジスト塗布装
置を示す。
【図16】本発明の第7の実施例によるレジスト塗布装
置のノズルを示す。
【図17】本発明の第7実施例によるレジスト塗布装置
による塗布方法を示す。
【図18】本発明の第7実施例によるレジスト塗布装置
の変形例を示す。
【図19】従来のレジスト塗布装置を示す。
【図20】従来のレジスト塗布装置の他の例を示す。
【図21】従来のレジスト塗布装置の更に他の例を示
す。
【図22】従来のレジスト塗布方法によるウエハエッジ
でのレジストの盛り上がを示す。
【図23】従来のレジスト塗布装置の更に他の例を示
す。
【符号の説明】
1、39、47 蓋 3、33、63、91、318 カップ 5、301 半導体ウエハ 7、26、35、309 チャック 9、49、57、61、75、319 モータ 11 ガス供給口 13、315、325 バルブ 15 窒素ボンベ 17 HMDS容器 19 レジスト溶媒容器 21、29、37 シリンダー 25、313 ポンプ 23、73、311 レジスト容器 27、69、317 ノズル 31、43 排気口 45 円盤 39a 回転軸 41 外囲器 51 タイミングベルト 53 駆動軸 55 上蓋 55a 縁 59、65 制御装置 71、63a 溝 76 整流ユニット 77 フィン 81、333 排気液ライン 32、83 排気液タンク 85、337 排液タンク 87、339 排気管 89、337、347 ダンパー 93、341 風量計 95、335 コントローラ 97、345 ダンパー開閉駆動源 303 HMDS 305 密閉容器 306 ピンセット 307 レジスト塗布装置 320 排気ダクト 321 HMDS処理装置 329 蓋 331 エッジ部分 343 差圧ゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布谷 伸仁 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝多摩川工場内 (72)発明者 金子 達彦 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 原口 浩志 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝多摩川工場内 (72)発明者 蓑星 富夫 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハを水平に保持する手段と、
    前記半導体ウエハの表面の中心部にレジストを滴下する
    手段と、前記半導体ウエハを保持する手段を前記半導体
    ウエハと共に回転させる手段と、前記半導体ウエハを取
    り囲む手段とを備え、前記半導体ウエハを取り囲む手段
    は、前記半導体ウエハと共に回転することを特徴とする
    レジスト塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体ウエハを取り囲む手段は、前
    記半導体ウエハを保持する手段に固定されており、前記
    半導体ウエハを保持する手段が前記半導体ウエハと共に
    回転する際に、前記半導体ウエハを取り囲む手段も一体
    的に回転することを特徴とする請求項1に記載のレジス
    ト塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体ウエハを取り囲む手段は、内
    部に前記半導体ウエハを保持する手段が位置するカップ
    と、前記カップを開閉する様に前記カップに対して相対
    的に移動可能な蓋とからなり、前記蓋が開いた状態で前
    記レジストを滴下した後、前記カップと前記蓋は係合し
    て前記半導体ウエハの回りが閉じた空間となることを特
    徴とする請求項1に記載のレジスト塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋は回転可能に支持されており、前
    記カップは前記半導体ウエハを保持する手段に固定され
    ており、前記蓋と前記カップとが係合して前記閉じた空
    間を形成した場合、前記カップと前記蓋とは一体的に回
    転することを特徴とする請求項3に記載のレジスト塗布
    装置。
  5. 【請求項5】 半導体ウエハを水平に保持する手段と、
    前記半導体ウエハの表面の中心部にレジストを滴下する
    手段と、前記半導体ウエハを保持する手段を前記半導体
    ウエハと共に回転させ前記レジストを前記半導体ウエハ
    の表面で広げる手段と、上蓋の平坦な底面を前記半導体
    ウエハの表面全体に平行に且つ一定の間隔を保って近接
    させる手段とを備え、前記半導体ウエハが回転して前記
    レジストが広がっている際前記上蓋は前記半導体ウエハ
    と同じ速度で回転していることを特徴とするレジスト塗
    布装置。
  6. 【請求項6】 前記レジストが前記半導体ウエハの表面
    で広がった後、前記上蓋は前記半導体ウエハに対して相
    対的に回転することを特徴とする請求項5に記載のレジ
    スト塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記レジストが前記半導体ウエハの表面
    で広がった後、前記上蓋は前記半導体ウエハとは逆向き
    に回転することを特徴とする請求項6に記載のレジスト
    塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記上蓋はその外周に下方に延出した周
    縁部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載
    のレジスト塗布装置。
  9. 【請求項9】 半導体ウエハを水平に保持する手段と、
    前記半導体ウエハの表面の中心部にレジストを滴下する
    手段と、前記半導体ウエハを保持する手段を前記半導体
    ウエハと共に回転させ前記レジストを前記半導体ウエハ
    の表面で広げる手段と、前記半導体ウエハの表面に垂直
    な方向の気流を発生させる手段とを備えたことを特徴と
    するレジスト塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記気流発生手段は、前記半導体ウエ
    ハの周囲を囲み内部に螺旋状の溝が形成された円筒状部
    材と、これを回転させる装置とからなることを特徴とす
    る請求項9に記載のレジスト塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記螺旋状の溝の径は、下方に向かっ
    て大きくなっていることを特徴とする請求項10に記載
    のレジスト塗布装置。
  12. 【請求項12】 前記螺旋状の溝の径は、下方に向かっ
    て小さくなっていることを特徴とする請求項10に記載
    のレジスト塗布装置。
  13. 【請求項13】 半導体ウエハを水平に保持する手段
    と、前記保持手段に保持された半導体ウエハの表面に密
    着強化剤を施す手段と、前記保持手段に保持された半導
    体ウエハの表面の中心部にレジストを滴下する手段と、
    前記半導体ウエハを保持する手段を前記半導体ウエハと
    共に回転させ前記レジストを前記半導体ウエハの表面で
    広げる手段とからなることを特徴とするレジスト塗布装
    置。
  14. 【請求項14】 内部に前記半導体ウエハを保持する手
    段が位置するカップと、前記カップを開閉する様に前記
    カップに対して相対的に移動可能な蓋とを更に備え、前
    記蓋が開いた状態で前記レジストを滴下した後、前記カ
    ップと前記蓋は係合して前記半導体ウエハの回りが閉じ
    た空間となることを特徴とする請求項13に記載のレジ
    スト塗布装置。
  15. 【請求項15】 前記密着強化剤を施す手段は、前記密
    着強化剤の蒸気を前記閉じた空間に導入することを特徴
    とする請求項14に記載のレジスト塗布装置。
  16. 【請求項16】 前記閉じた空間に前記レジストの溶剤
    の蒸気を導入する手段を更に備えたことを特徴とする請
    求項15に記載のレジスト塗布装置。
  17. 【請求項17】 前記閉じた空間に不活性ガスを導入す
    る手段を更に備えたことを特徴とする請求項15に記載
    のレジスト塗布装置。
  18. 【請求項18】 半導体ウエハを保持する手段と、底部
    に形成された溝からレジストを供給する手段と、前記レ
    ジスト供給手段を前記半導体ウエハに対して相対的に移
    動させ、前記半導体ウエハの少なくとも半径の全体と前
    記溝とを所定の間隔で平行に近接させる手段と、前記半
    導体ウエハを前記レジスト供給手段に対して前記半導体
    ウエハの中心を回転の中心として相対的に回転させ、前
    記レジストを前記半導体ウエハの表面で広げる手段とを
    備えたことを特徴とするレジスト塗布装置。
  19. 【請求項19】 半導体ウエハを保持手段に固定する工
    程と、前記半導体ウエハの表面の中心部にレジストを滴
    下する工程と、前記半導体ウエハの周囲を閉じた空間と
    する工程と、前記半導体ウエハを、それを取り囲み前記
    閉じた空間を形成する部材と共に回転させることにより
    前記レジストを前記半導体ウエハの表面で広げる工程
    と、前記閉じた空間を開放して前記半導体ウエハ上のレ
    ジストを乾燥させる工程とからなることを特徴とするレ
    ジスト塗布方法。
  20. 【請求項20】 前記半導体ウエハ上のレジストを乾燥
    させる工程は、前記半導体ウエハを回転させながら行う
    ことを特徴とする請求項19に記載のレジスト塗布方
    法。
  21. 【請求項21】 前記乾燥させる工程での前記半導体ウ
    エハの回転は、前記レジストを広げる工程での前記半導
    体ウエハの回転よりも速いことを特徴とする請求項20
    に記載のレジスト塗布方法。
  22. 【請求項22】 半導体ウエハを保持手段に固定する工
    程と、前記保持手段に固定された前記半導体ウエハの表
    面に密着強化剤を施す工程と、前記半導体ウエハの表面
    の中心部にレジストを滴下する工程と、前記保持手段を
    前記半導体ウエハと共に回転させることにより前記レジ
    ストを前記半導体ウエハの表面で広げる工程とからなる
    ことを特徴とするレジスト塗布方法。
  23. 【請求項23】 前記半導体ウエハの周囲を閉じた空間
    とする工程と、前記レジストを前記半導体ウエハの表面
    で広げた後に前記閉じた空間を開放して前記半導体ウエ
    ハ上のレジストを乾燥させる工程とを更に備えたことを
    特徴とする請求項22に記載のレジスト塗布方法。
  24. 【請求項24】 半導体ウエハを水平に保持する手段
    と、前記半導体ウエハの表面の中心部にレジストを滴下
    する手段と、前記半導体ウエハを保持する手段を前記半
    導体ウエハと共に回転させ、前記レジストを前記半導体
    ウエハの表面で広げる手段と、前記レジストから蒸発す
    る溶媒を排気する手段と、前記半導体ウエハの表面に近
    接して配置され、前記溶媒の排気に伴って発生する前記
    半導体ウエハ表面の気流を整えるフィンとを備えたこと
    を特徴とするレジスト塗布装置。
  25. 【請求項25】 前記フィンを回転させる手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項24に記載のレジスト塗
    布装置。
  26. 【請求項26】 半導体ウエハを水平に保持する手段
    と、前記半導体ウエハの表面の中心部にレジストを滴下
    する手段と、前記半導体ウエハを保持する手段を前記半
    導体ウエハと共に回転させ、前記レジストを前記半導体
    ウエハの表面で広げる手段と、前記レジストから蒸発す
    る溶媒を排気する手段と、前記半導体ウエハの近傍に設
    けられ前記半導体ウエハ近傍での気流の速度を測定する
    手段と、前記測定手段によって測定された気流の速度の
    変化に応じて、前記排気手段の能力を調整し気流の速度
    を一定に保つ手段とを備えたことを特徴とするレジスト
    塗布装置。
  27. 【請求項27】 前記調整手段は、前記排気手段の排気
    管に設けられたダンパーと、このダンパーの開閉を行う
    ダンパー開閉制御駆動源と、前記測定手段から気流速度
    の情報を受け、このダンパー開閉制御駆動源を制御する
    コントローラとからなることを特徴とする請求項26に
    記載のレジスト塗布装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100629918B1 (ko) * 2004-04-14 2006-09-28 세메스 주식회사 노즐 세정 장치 및 이를 사용하는 현상 설비

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100629918B1 (ko) * 2004-04-14 2006-09-28 세메스 주식회사 노즐 세정 장치 및 이를 사용하는 현상 설비

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