JPH0626038Y2 - 可搬形電気機器の電源回路 - Google Patents

可搬形電気機器の電源回路

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JPH0626038Y2
JPH0626038Y2 JP15276989U JP15276989U JPH0626038Y2 JP H0626038 Y2 JPH0626038 Y2 JP H0626038Y2 JP 15276989 U JP15276989 U JP 15276989U JP 15276989 U JP15276989 U JP 15276989U JP H0626038 Y2 JPH0626038 Y2 JP H0626038Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ラジオ付カセットテープレコーダ(いわゆ
るラジカセ)等の可搬形電気機器の電源回路に関し、交
流電源と電池電源の切換を独立した切換操作をすること
なく実現するとともに、低電圧の電池電源にて比較的高
電圧の±2電源を供給できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来のラジカセ等可搬形電気機器の電源回路は交流電源
専用のもの、電池電源専用のもの、交流電源と電池電源
を切り換えて使用するもの等があった。
〔考案が解決しようとする課題〕 前記交流電源専用のものは、据置使用のみ可能で、持ち
運びながらの使用はできなかった。
また、前記電池電源専用のものは、可搬であるが、電池
代が高くかかり、経済的コストが大きい欠点があった。
また、一般に供給電圧が低く、回路も低電圧動作を余儀
なくされ、特性向上の支障となっていた。また、±2電
源形のオペアンプ等は電圧上の制約から使用しにくかっ
た。すなわち、例えば±15Vを得るには、第2図に示
すように1.5V電池を20個用いなければならず、実
現には不可能であった。
また、交流電源と電池電源を切換えて使用するものは、
例えば第3図に示すように、交流電源を電源回路10で
整流、平滑した出力と、電池電源12とをスイッチ14
で切換えるようにしていた。スイッチ14はメカスイッ
チで構成され、ユーザによるスイッチ切換操作や電源コ
ードの機器本体への着脱操作に連動して切換えられるよ
うにしていた。このため、ユーザによる独立した切換操
作が必要となり、操作が面倒であった。また、交流電源
動作時も、電池電源動作時の制約から低電圧動作を余儀
なくされ、高性能化できなかった。
したがって、交流電源専用のものに比べて可搬となる利
点はあるものの、逆に特性が低下する欠点があった。
この考案は、従来の技術における上記の欠点を解決し
て、独立した切換操作をすることになく交流電源と電池
電源を切り換えることができるとともに、低電圧の電池
電源にて比較的高電圧の±2電源を供給することができ
るようにして特性向上を可能にした可搬形電気機器の電
源回路を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、出力側に具えられて、中間点がアースに接
続された第1のコンデンサと第2のコンデンサの直列回
路と、電池電源出力を第1のダイオードを介して前記第
1のコンデンサに供給する第1の電池電源供給経路と、
前記電池電源出力を第2のダイオードを介して前記第2
のコンデンサに供給する第2の電池電源供給経路と、こ
れら第1の電池電源供給経路と第2の電池電源供給経路
を交互に切り換える交互切換手段と、交流電源の整流出
力を前記電池電源と同極性で前記第1のコンデンサおよ
び第2のコンデンサに供給する交流電源供給経路とを具
え、前記第1、第2の電池電源供給経路による第1、第
2のコンデンサの出力電圧に比べて前記交流電源供給経
路による第1、第2のコンデンサの出力電圧のほうがや
や大きくなるようにこれら各経路の出力電圧を設定して
なるものである。
〔作用〕
この考案によれば、交流電源が供給されていない時は、
交互切換手段による第1、第2の電池電源供給経路の切
換による倍電圧制御により第1のコンデンサおよび第2
のコンデンサの直列回路に電池電源電圧の略々2倍の大
きさの±2電源が得られる。また、交流電源が供給され
ている時は、交流電源の整流出力が第1、第2のコンデ
ンサに供給される。この場合、第1、第2の電池電源供
給経路による第1、第2のコンデンサの出力電圧に比べ
て前記交流電源供給経路による第1、第2のコンデンサ
の出力電圧に比べて前記交流電源供給経路による第1、
第2のコンデンサの出力電圧のほうがやや大きくなるよ
うにこれら各経路の出力電圧が設定されているので、交
流電源駆動時には電池電源からの電源供給は第1、第2
のダイオードで遮断されて電池電源は消耗されなくな
る。
これによれば、交流電源の投入、遮断により自動的に電
源の切換が行なわれるので、独立した切換操作は不要と
なる。また、電池電源電圧の略々2倍の大きさの電圧が
得られるので、低電圧の電池電源にて比較的高電圧が得
られ、高電圧駆動による特性向上を図ることができ、±
2電源形のオペアンプの使用も可能となる。これによ
り、交流電源動作も高電圧駆動が可能となり、高性能化
が可能となる。また、電池電源は低電圧ですむ分小型化
することができる。また、第1のコンデンサ、第2のコ
ンデンサを交流電源の平滑用に兼用すれば構成をより簡
略化して小型化することができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図に示す。はじめに、電池電
源の供給経路について説明する。電池電源供給経路は、
電源として電池16(電圧VC、例えば15V)を具え
ている。この電池16には、電源スイッチ18aおよび
ダイオードD1(第1のダイオード)、D1′(第2の
ダイオード)を介して、コンデンサC1(第1のコンデ
ンサ)、C2(第2のコンデンサ)の直列回路が接続さ
れている。コンデンサC1,C2の中間点P1はアース
に接続されている。
電池16の両端間には、プッシュプルトランジスタTr
1,Tr2が接続されている。トランジスタTr1,T
r2の接続点はアースに接続されている。これらプッシ
ュプルトランジスタTr1,Tr2は方形波発振器20
により駆動される。方形波発振器20は、コンデンサC
1,C2に得られる電圧を電源として駆動され、抵抗R
およびコンデンサCによる時定数で決まる一定周期
で+電圧、−電圧を交互に出力して、トランジスタTr
1,Tr2を交互にオン、オフして、電池16の+端
子、−端子を交互にアースに接続する。発振周波数は原
理的には任意であるが比較的低目に設定したも充分動作
可能であり、例えば100〜200Hzとすることもでき
る。
第1の電池電源供給経路は、トランジスタTr1がオ
フ、Tr2がオンの時に形成される。すなわち、この時
アース→トランジスタTr2→電池16→電源スイッチ
18a→ダイオードD1→コンデンサC1→アースへと
電流が流れ、コンデンサC1が+Vcに充電される。第
2の電池電源供給経路は、トランジスタTr1がオン、
Tr2がオフの時に形成される。すなわち、この時アー
ス→コンデンサC2→ダイオードD1′→電池16→電
源スイッチ18a→トランジスタTr1→アースへと電
流が流れ、コンデンサC2が−Vcに充電される。この
ようにして、コンデンサC1,C2の両端に得られた±
Vcが負荷に供給される。
交流電源供給経路は、電源として商用交流100V電源
を利用する。プラグ22から供給される交流100V電
圧は、電源スイッチ18b(前記電源スイッチ18aと
連動)を介して電源トランス24で±Vpに降圧されて
ダイオードD2,D3およびダイオードD2′,D3′
で全波整流されて、コンデンサC1,C2の直列回路で
平滑される。電源トランス24の2次巻線24aの中点
P2はアースに接続されている。
2次巻線24aの図中上部端子に+電圧、下部端子に−
電圧が誘起されている時は、2次巻線24a→ダイオー
ドD2→コンデンサC1→コンデンサC2→ダイオード
D3→2次巻線24aへと電流が流れる。2次巻線24
aの図中上部端子に−電圧、下部端子に+電圧が誘起さ
れている時は、2次巻線24a→ダイオードD2′→コ
ンデンサC1→コンデンサC2→ダイオードD3′→2
次巻線24aと電流が流れる。これにより、コンデンサ
C1,C2には±Vpが充電され、負荷に供給される。
Vc,Vpの値は、 Vc≒Vp かつVc<Vp に設定されている。
第1図の構成によれば、プラグ22をAC100Vアウ
トレットに差し込んでいない状態でユーザが電源スイッ
チ18をオンすると、当初はトランジスタTr1,Tr
2がともにオフしているので、電池16→電源スイッチ
18a→ダイオードD1→コンデンサC1→コンデンサ
C2→ダイオードD1′→電池16へと電流が流れ、コ
ンデンサC1,C2は±Vc/2に充電される。方形波
発振器20のオペアンプ20aはこの電圧でも起動し始
めるものとする。
方形波発振器20が起動し始めると、その出力方形波に
よりトランジスタTr1,Tr2は交互にオン、オフさ
れる。トランジスタTr1がオフ、Tr2がオンした時
は、第1の電池電源供給経路によりコンデンサC1が充
電され、トランジスタTr1がオン、Tr2がオフした
時は、第2の電池電源供給経路によりコンデンサC2が
充電される。そして、コンデンサC1,C2が±Vcに
充電されると、方形波発振器20の発振周期は一定とな
る。なお、この時電池16から電源トランス24側への
電流の流れは、ダイオードD2,D3,D2′,D3′
で遮断されている。
プラグ22を交流100Vアウトレットに差し込むと、
交流100V電圧が電源スイッチ18bを介して電源ト
ランス24に供給され、その2次側電圧がダイオードD
2,D3,D2′,D3′を介してコンデンサC1,C
2に供給され、これらが±Vpに充電される。この時、
前述のようにVc<Vpに設定されているので、ダイオ
ードD1,D2はオフされ、電池16の消耗は生じな
い。なお、Vc≒Vpであるので、電源切換による負荷
への影響もない。
以上のようにして、出力には±Vc(≒±Vp)が得ら
れる。
第1図の構成によれば、プラグ22の着脱に連動して電
源が自動切換されるので、独立の切換操作は不要とな
る。また、電源電圧Vcの電池16によりその倍の±V
cの電圧が得られるので、高電圧駆動が実現され、負荷
に±2電源のオペアンプが使用できる等高性能化が図れ
る。また、電池電圧が出力電圧±Vcの1/2ですむの
で、電池本数を減らして小型化することができる。ま
た、電池電源駆動を高電圧化できるので、交流電源動作
時も高電圧駆動ができ、高性能化を図ることができる。
また、この実施例のように、コンデンサC1,C2を電
池電源駆動時の倍電圧用と交流電源駆動時の平滑用に兼
用すれば構成を簡略化することができる(もちろん平滑
用コンデンサを独立に設けることもできる。)。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、交流電源の投
入、遮断により自動的に電源の切換が行なわれるように
したので、独立した切換操作は不要となる。また、電池
電源電圧の略々2倍の大きさの電圧が得られるので、低
電圧の電池電源にて比較的高電圧が得られ、高電圧駆動
による特性向上を図ることができ、±2電源形のオペア
ンプの使用も可能となる。これにより、交流電源動作も
高電圧駆動が可能となり、高性能化が可能となる。ま
た、電池電源は低電圧ですむ分小型化することができ
る。また、第1のコンデンサ、第2のコンデンサを交流
電源の平滑用に兼用すれば構成をより簡略化して小型化
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す回路図である。 第2図は、従来の電池電源による±2電源回路を示す回
路図である。 第3図は、従来の切換方式の電源回路を示す回路図であ
る。 16…電池、18…電源スイッチ、20…方形波発振器
(交互切換手段)、24…電源トランス(交流電源)、
C1…第1のコンデンサ、C2…第2のコンデンサ、D
1…第1のダイオード、D1′…第2のダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力側に具えられて、中間点がアースに接
    続された第1のコンデンサと第2のコンデンサの直列回
    路と、 電池電源出力を第1のダイオードを介して前記第1のコ
    ンデンサに供給する第1の電池電源供給経路と、 前記電池電源出力を第2のダイオードを介して前記第2
    のコンデンサに供給する第2の電池電源供給経路と、 これら第1の電池電源供給経路と第2の電池電源供給経
    路を交互に切り換える交互切換手段と、 交流電源の整流出力を前記電池電源と同極性で前記第1
    のコンデンサおよび第2のコンデンサに供給する交流電
    源供給経路とを具え、 前記第1、第2の電池電源供給経路による第1、第2の
    コンデンサの出力電圧に比べて前記交流電源供給経路に
    よる第1、第2のコンデンサの出力電圧のほうがやや大
    きくなるようにこれら各経路の出力電圧を設定してなる
    可搬形電気機器の電源回路。
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