JPH062602U - 樹脂充填電気部品 - Google Patents

樹脂充填電気部品

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JPH062602U
JPH062602U JP4252992U JP4252992U JPH062602U JP H062602 U JPH062602 U JP H062602U JP 4252992 U JP4252992 U JP 4252992U JP 4252992 U JP4252992 U JP 4252992U JP H062602 U JPH062602 U JP H062602U
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JP
Japan
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resin
resin case
opening
electric component
terminal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4252992U
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English (en)
Inventor
英次 小野
克己 西垣
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
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Publication of JPH062602U publication Critical patent/JPH062602U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】樹脂ひけ窪み外観不良を解決し、高品質な電気
部品を短納期で提供する。 【構成】開口部5bを有してコンデンサ素子4を収容す
る樹脂ケース5と、この樹脂ケース5の開口部5bより
充填されコンデンサ素子4を埋設して硬化する充填樹脂
6と、樹脂ケース5の内面構造の一部を構成しコンデン
サ素子4と端子2a,2bが接続され、充填樹脂6の硬
化上面に接する位置に凸形状部11bを設けた端子板11と
を備えたことにより、端子板11内面上部の充填樹脂6の
硬化時の熱収縮差による応力は緩和される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチックフィルムコンデンサを初めとする各種コンデンサ、抵 抗器、コイル関連部品、セラミック応用素子などの樹脂充填電気部品に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラスチックフィルムコンデンサを初めとする各種コンデンサ、抵抗器 、コイル関連部品、セラミック応用素子などの樹脂充填電気部品は、使用機器の 一層の小型化要求に伴ない、取付スペースの確保が難しく、使用機取付時の端子 金具接続方向を含む引出しリード線の引廻しなどの作業性の改善から、樹脂ケー ス開口部以外から端子金具を引出す構造が要求され、一層の短納期・コストダウ ンが望まれている。
【0003】 以下、従来の樹脂ケース開口部以外の端子金具取付構造を有する樹脂充填電気 部品の中でプラスチックフィルムコンデンサについて説明する。 図4は従来の樹脂ケース開口部以外の端子金具取付構造を有するコンデンサの 構造図であり、Aはコンデンサの横断面図、Bはその縦断面図である。図4にお いて、長手方向に2列に溝1aを有する端子板1には長手方向に2個、端子金具 2a,2bが設けられている。これら端子金具2a,2bの後方部にそれぞれ接 続リード片3a,3bをそれぞれ介してコンデンサ素子4が溶接または半田付に て接続されている。また、樹脂ケース5は、上方開口する有底の円筒状に構成さ れ、高さ方向にスリットが設けられている。このスリットの位置する外周端部に は、高さ方向に端子板1の溝1aに嵌合可能な嵌合部5aが設けられている。
【0004】 これら端子板1の溝1a,1aと嵌合部5a,5aを嵌合させてリード片3a ,3bとともにコンデンサ素子4を樹脂ケース5の円筒内に開口部5bより収納 したのち、端子板1の溝1aと嵌合部5aを接着剤または超音波溶着にて接合し ている。そして、樹脂ケース5の上面の開口部5bより充填樹脂6を充填しリー ド片3a,3bおよびコンデンサ素子4を埋設して硬化する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構造では、製造工程内における充填樹脂6の硬化工程 において、充填樹脂6の硬化上面に接する端子板1の内面にて、図5の拡大図に 示すように、端子板1の内面部の構造が接続リード片3a、端子金具2aにより 不均一なために、充填樹脂6の硬化時の熱収縮差による応力が不均一な状態で発 生し、ひけ窪み現象Aによる外観不良が発生していた。
【0006】 そこで、従来、ひけ窪み外観不良の低減策として充填樹脂6の硬化条件を一次 硬化と二次硬化に分け、一次硬化温度を低目に設定し硬化時の熱収縮応力を低減 させ、充填樹脂ゲル化後、硬化温度を上昇させ二次硬化により充填樹脂6を完全 硬化させる方法や、また、全数、外観不良手直しのために2回、充填樹脂6の硬 化を実施しており、工程設備上、過大な投資、設備スペースを必要とし、また、 生産リードタイム短縮の疎外要因となっていた。
【0007】 本考案は上記従来の問題を解決するもので、工程設備上、過大な投資、設備ス ペースを必要とせず、ひけ窪み外観不良を撲滅することができるとともに、生産 リードタイムの短縮化を図ることができる樹脂充填電気部品を提供することを目 的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の樹脂充填電気部品は、開口部を有して電気 部品エレメントを収容する樹脂ケースと、前記樹脂ケースの開口部より充填され 前記電気部品エレメントを埋設して硬化する充填樹脂と、前記樹脂ケースととも に内面構造を構成し前記電気部品エレメントと端子が接続され、前記充填樹脂の 硬化上面に接する位置に凸形状部を設けた端子板とを備えたものである。
【0009】 また、本考案の樹脂充填電気部品は、開口部を有して電気部品エレメントを収 容する樹脂ケースと、前記樹脂ケースの開口部より充填され前記電気部品エレメ ントを埋設して硬化する充填樹脂と、前記樹脂ケースとともに内面構造を構成し 前記電気部品エレメントと端子が接続され、前記充填樹脂の硬化上面より10mm 以内の位置に埋設される凸形状部を設けた端子板とを備えたものである。
【0010】
【作用】
上記構成により、充填樹脂硬化上面に接する端子板内面構造が凸形状を有して いるので、端子板内面上部の充填樹脂硬化時の熱収縮差による応力を緩和するこ とができ、従来のように工程設備上、過大な投資、設備スペースを必要とせず、 ひけ窪み外観不良の撲滅と生産リードタイムの短縮化を共に実現することができ る。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。従来例と同一の 作用効果を奏するものには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0012】 図1は本考案の第1の実施例におけるコンデンサの構造図であり、Aはコンデ ンサの横断面図、Bはその縦断面図である。図1において、端子板11には、樹脂 ケース5の嵌合部5aと嵌合可能な溝11aが長手方向に2列に設けられ、また、 凸形状部11bが充填樹脂6の硬化上面の接する端子板11の内面位置に設けられ、 この凸形状部11bの幅は、溝11aと溝11aの間の幅かまたはこの幅よりも小さい 幅で構成される。
【0013】 上記構成により、充填樹脂6の硬化上面の接する端子板11の内面位置に凸形状 部11aを設けたことにより、接続リード片3a,3bおよび端子金具2a,2b による不均一な構造による充填樹脂6の硬化時の熱収縮差による応力発生を緩和 することができて、充填樹脂6の硬化上面に発生する端子板11の内面のひけ窪み 現象を防止することができ、したがって、ひけ窪みを改善するための従来のよう な工程設備上の過大な投資、設備スペースも必要なくなり、かつ生産リードタイ ムも短縮化することができる。
【0014】 図2は本考案の第2の実施例におけるコンデンサの上部拡大断面図である。図 2において、端子板21の内面構造の凸形状部21bは、充填樹脂6の硬化上面より 埋設される位置に設けられ、試作試料により確認の結果、埋設寸法Lは10mm以 内であれば十分に充填樹脂6の硬化時の熱収縮差による応力発生を緩和すること ができることが確認された。
【0015】 図3は本考案の第3の実施例におけるコンデンサの上部拡大断面図である。図 3において、端子板31の内面構造の凸形状部31bが角度テーパーを持った形状を 有したものであり、この場合も同様に充填樹脂6の硬化時の熱収縮差による応力 発生を緩和することができる。
【0016】 なお、本実施例における樹脂充填電気部品としてプラスチックフィルムコンデ ンサについて説明したが、他の電気部品エレメントとして各種コンデンサ・抵抗 器・コイル関連部品・セラミック応用素子などとしてもよいことは言うまでもな い。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、充填樹脂硬化上面に接する端子板の内面構造が 凸形状部を有していることにより、充填樹脂硬化時の熱収縮差による応力発生を 緩和でき、ひけ窪み外観不良のない高品質な電気部品を短納期で提供することが できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例におけるコンデンサの構
造図であり、Aはコンデンサの横断面図、Bはその縦断
面図である。
【図2】本考案の第2の実施例におけるコンデンサの上
部拡大断面図である。
【図3】本考案の第3の実施例におけるコンデンサの上
部拡大断面図である。
【図4】従来の樹脂ケース開口部以外の端子金具取付構
造を有するコンデンサの構造図であり、Aはコンデンサ
の横断面図、Bはその縦断面図である。
【図5】従来のコンデンサにおける一次充填樹脂硬化後
の上部拡大断面図である。
【符号の説明】
2a,2b 端子金具 3a,3b 接続リード片 4 コンデンサ素子 5 樹脂ケース 6 充填樹脂 11,21,31 端子板 11b,21b,31b 凸形状部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有して電気部品エレメントを収容
    する樹脂ケースと、前記樹脂ケースの開口部より充填さ
    れ前記電気部品エレメントを埋設して硬化する充填樹脂
    と、前記樹脂ケースとともに内面構造を構成し前記電気
    部品エレメントと端子が接続され、前記充填樹脂の硬化
    上面に接する位置に凸形状部を設けた端子板とを備えた
    樹脂充填電気部品。
  2. 【請求項2】開口部を有して電気部品エレメントを収容
    する樹脂ケースと、前記樹脂ケースの開口部より充填さ
    れ前記電気部品エレメントを埋設して硬化する充填樹脂
    と、前記樹脂ケースとともに内面構造を構成し前記電気
    部品エレメントと端子が接続され、前記充填樹脂の硬化
    上面より10mm以内の位置に埋設される凸形状部を設け
    た端子板とを備えた樹脂充填電気部品。
JP4252992U 1992-06-22 1992-06-22 樹脂充填電気部品 Pending JPH062602U (ja)

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JP4252992U JPH062602U (ja) 1992-06-22 1992-06-22 樹脂充填電気部品

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JPH062602U true JPH062602U (ja) 1994-01-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045522B2 (ja) * 1982-12-08 1985-10-09 憲司 中村 化粧用具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045522B2 (ja) * 1982-12-08 1985-10-09 憲司 中村 化粧用具

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