JPH0626001A - 天井走行車の案内装置 - Google Patents
天井走行車の案内装置Info
- Publication number
- JPH0626001A JPH0626001A JP3872592A JP3872592A JPH0626001A JP H0626001 A JPH0626001 A JP H0626001A JP 3872592 A JP3872592 A JP 3872592A JP 3872592 A JP3872592 A JP 3872592A JP H0626001 A JPH0626001 A JP H0626001A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveling vehicle
- overhead traveling
- shutter
- opening
- rail portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Railway Tracks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 壁体に形成された開口部を天井走行車が通過
するように構成されている場合に、開口部をシャッター
により閉塞できるようにする。 【構成】 建屋の天井に沿って天井走行車の走行を案内
するレールは、固定レール部11bと、これに対して分
断された回転レール部11aとから成る。回転レール部
11aは壁体12に形成された開口部13に隣接して配
置される。回転レール部11aは、支持板14に回転自
在に設けられた回転板18に装着される。例えば火災が
検知されると、回転レール部11aは回転板18と共に
回転駆動され、これにより、シャッター36は回転レー
ル部11aと干渉しなくなり、開口部13を閉塞可能と
なる。
するように構成されている場合に、開口部をシャッター
により閉塞できるようにする。 【構成】 建屋の天井に沿って天井走行車の走行を案内
するレールは、固定レール部11bと、これに対して分
断された回転レール部11aとから成る。回転レール部
11aは壁体12に形成された開口部13に隣接して配
置される。回転レール部11aは、支持板14に回転自
在に設けられた回転板18に装着される。例えば火災が
検知されると、回転レール部11aは回転板18と共に
回転駆動され、これにより、シャッター36は回転レー
ル部11aと干渉しなくなり、開口部13を閉塞可能と
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を搬送するための
天井走行車を案内するレールに関する。
天井走行車を案内するレールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を2つのステーション間等に
おいて搬送するため、建屋の天井に敷設されたレールに
沿って移動する天井走行車が設けられることがある。こ
の天井走行車を、建屋内を区画する壁体を貫通して移動
させようとするには、壁体に天井走行車が通過するため
の開口部を形成するとともに、その開口部を貫通させて
レールを敷設すればよい。
おいて搬送するため、建屋の天井に敷設されたレールに
沿って移動する天井走行車が設けられることがある。こ
の天井走行車を、建屋内を区画する壁体を貫通して移動
させようとするには、壁体に天井走行車が通過するため
の開口部を形成するとともに、その開口部を貫通させて
レールを敷設すればよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、このように天井
走行車を壁体の開口部を通過させて移動させるようにす
ると、壁体により区画形成された2つの部屋相互が開口
部を介して連なった状態となり、したがって一方の部屋
に火災が発生した場合、他方の部屋にまで延焼するおそ
れがある。しかし、この開口部には天井走行車のレール
が通っているため、防火シャッターを設けることができ
ない。このため従来、天井走行車を防火区画を越えて移
動するように構成することはできなかった。
走行車を壁体の開口部を通過させて移動させるようにす
ると、壁体により区画形成された2つの部屋相互が開口
部を介して連なった状態となり、したがって一方の部屋
に火災が発生した場合、他方の部屋にまで延焼するおそ
れがある。しかし、この開口部には天井走行車のレール
が通っているため、防火シャッターを設けることができ
ない。このため従来、天井走行車を防火区画を越えて移
動するように構成することはできなかった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、壁体に形成された開口部を天井走行車
が通過するように構成されている場合に、その開口部を
シャッターにより閉塞し得るようにすることを目的とす
る。
れたものであり、壁体に形成された開口部を天井走行車
が通過するように構成されている場合に、その開口部を
シャッターにより閉塞し得るようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る天井走行車
の案内装置は、壁体に形成された開口部を通って延び天
井走行車を案内するレールの一部であって、上記開口部
を開閉するシャッターの手前の部分を、回転自在な回転
レール部として構成し、上記回転レール部は上記シャッ
ターに干渉しない位置まで回転可能であることを特徴と
している。
の案内装置は、壁体に形成された開口部を通って延び天
井走行車を案内するレールの一部であって、上記開口部
を開閉するシャッターの手前の部分を、回転自在な回転
レール部として構成し、上記回転レール部は上記シャッ
ターに干渉しない位置まで回転可能であることを特徴と
している。
【0006】
【作用】天井走行車が設けられた建屋内に火災が発生し
た場合、回転レール部を、固定側のレールの部分から分
断させて回転させる。これによりシャッターを作動させ
ても、シャッターとレールとの干渉が回避されるので、
開口部はシャッターにより閉塞される。
た場合、回転レール部を、固定側のレールの部分から分
断させて回転させる。これによりシャッターを作動させ
ても、シャッターとレールとの干渉が回避されるので、
開口部はシャッターにより閉塞される。
【0007】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1〜図4は本発明の一実施例を示す図である。図1は物
品を搬送するための天井走行車10の一例を示し、建屋
の天井に敷設されたレール11に沿って天井走行車10
が移動自在に装着されている。このレール11は、建屋
内を区画する壁体12に形成された開口部13を貫通し
て設けられ、開口部13には図示しない防火シャッター
が設けられる。後述するように、レール11の一部は開
口部13の近傍において水平面内において回転自在に構
成され、これにより防火シャッターが開口部13を閉塞
可能となる。
1〜図4は本発明の一実施例を示す図である。図1は物
品を搬送するための天井走行車10の一例を示し、建屋
の天井に敷設されたレール11に沿って天井走行車10
が移動自在に装着されている。このレール11は、建屋
内を区画する壁体12に形成された開口部13を貫通し
て設けられ、開口部13には図示しない防火シャッター
が設けられる。後述するように、レール11の一部は開
口部13の近傍において水平面内において回転自在に構
成され、これにより防火シャッターが開口部13を閉塞
可能となる。
【0008】図2〜図4は、壁体12の近傍に設けられ
たレールすなわち回転レール部11aと、この回転レー
ル部11aを水平面内で回転させるための機構を示す。
たレールすなわち回転レール部11aと、この回転レー
ル部11aを水平面内で回転させるための機構を示す。
【0009】壁体12の開口部13に隣接した部分にお
いて、図2に示されるように、天井に平行に設けられた
支持板14には、支持軸17が固着され、この支持軸1
7に対して回転自在に回転板18が取付けられる。回転
板18の下面には、連結部材20によって回転レール部
11aが固定される。
いて、図2に示されるように、天井に平行に設けられた
支持板14には、支持軸17が固着され、この支持軸1
7に対して回転自在に回転板18が取付けられる。回転
板18の下面には、連結部材20によって回転レール部
11aが固定される。
【0010】図3に示されるように、レール11(図
1)は、回転レール部11aと、固定レール部11bと
から成り、これらは分断されている。回転レール部11
aは回転板18に固定され、固定レール部11bは建屋
の天井に固定される。支持板14は二点鎖線で示されて
おり、この支持板14の下面には、2つの円弧状のガイ
ド部材21が円周方向に所定の隙間を隔てて固着され
る。各ガイド部材21は、図2および図4に示されるよ
うに、断面コの字形状を有する。回転レール部11aの
両端部に固定されたブラケット23には、ローラ22が
回転自在に装着されており、このローラ22はガイド部
材21に沿って転動する。支持板14の下面には、4つ
のブラケット24が取付けられ、これらのブラケット2
4には、回転板18を支持するローラ25がそれそれ回
転自在に装着される。これにより回転レール部11a
は、回転板18とともに支持軸17を中心として回転す
る。
1)は、回転レール部11aと、固定レール部11bと
から成り、これらは分断されている。回転レール部11
aは回転板18に固定され、固定レール部11bは建屋
の天井に固定される。支持板14は二点鎖線で示されて
おり、この支持板14の下面には、2つの円弧状のガイ
ド部材21が円周方向に所定の隙間を隔てて固着され
る。各ガイド部材21は、図2および図4に示されるよ
うに、断面コの字形状を有する。回転レール部11aの
両端部に固定されたブラケット23には、ローラ22が
回転自在に装着されており、このローラ22はガイド部
材21に沿って転動する。支持板14の下面には、4つ
のブラケット24が取付けられ、これらのブラケット2
4には、回転板18を支持するローラ25がそれそれ回
転自在に装着される。これにより回転レール部11a
は、回転板18とともに支持軸17を中心として回転す
る。
【0011】したがって回転レール部11aが固定側レ
ール11と連続した状態で、天井走行車10は固定レー
ル部11bと回転レール部11aに案内され、開口部1
3(図1)を通って移動可能となる。
ール11と連続した状態で、天井走行車10は固定レー
ル部11bと回転レール部11aに案内され、開口部1
3(図1)を通って移動可能となる。
【0012】回転板18と回転レール部11aを90度
回転させるため、支持板14にはモータ31が設置され
る。モータ31の出力軸は減速機39に接続され、減速
機39の出力軸32には、旋回アーム33が固定され
る。この旋回アーム33の先端にはローラ34が装着さ
れており、このローラ34は、回転板18の上面に設け
られたガイド部材35に係合される。ガイド部材35は
回転板18の径方向に沿って延び、回転板17の外縁部
から支持軸17の近傍に達している。したがってモータ
31を駆動して、旋回アーム33を図3において実線で
示される位置から二点鎖線で示される位置まで270度
回転させると、回転板18は90度回転し、回転レール
部11aも図2に示される位置から90度回転変位す
る。
回転させるため、支持板14にはモータ31が設置され
る。モータ31の出力軸は減速機39に接続され、減速
機39の出力軸32には、旋回アーム33が固定され
る。この旋回アーム33の先端にはローラ34が装着さ
れており、このローラ34は、回転板18の上面に設け
られたガイド部材35に係合される。ガイド部材35は
回転板18の径方向に沿って延び、回転板17の外縁部
から支持軸17の近傍に達している。したがってモータ
31を駆動して、旋回アーム33を図3において実線で
示される位置から二点鎖線で示される位置まで270度
回転させると、回転板18は90度回転し、回転レール
部11aも図2に示される位置から90度回転変位す
る。
【0013】壁体12に形成された開口部13には、壁
体12に沿って上下動自在に防火用のシャッター36が
設けられている。このシャッター36は、回転レール部
11aが固定レール部11bと連なった状態で下降させ
ると、回転レール部11aと干渉することになるが、回
転レール部11aを図3に示される状態から90度時計
方向に回転させれば、シャッター36を下降させても、
回転レール部11aと干渉することはない。
体12に沿って上下動自在に防火用のシャッター36が
設けられている。このシャッター36は、回転レール部
11aが固定レール部11bと連なった状態で下降させ
ると、回転レール部11aと干渉することになるが、回
転レール部11aを図3に示される状態から90度時計
方向に回転させれば、シャッター36を下降させても、
回転レール部11aと干渉することはない。
【0014】モータ31およびシャッター36を例えば
火災報知機と連動させ、火災報知機が作動した場合に、
モータ31を駆動させて回転板18と回転レール部11
aを90度回転させた後に、シャッター36を自動的に
下降させるように構成してもよい。これにより、壁体1
2を隔てた一方の部屋に火災が発生した場合に、隣接す
る部屋内への延焼を確実に防止することができる。
火災報知機と連動させ、火災報知機が作動した場合に、
モータ31を駆動させて回転板18と回転レール部11
aを90度回転させた後に、シャッター36を自動的に
下降させるように構成してもよい。これにより、壁体1
2を隔てた一方の部屋に火災が発生した場合に、隣接す
る部屋内への延焼を確実に防止することができる。
【0015】なお回転レール部11aを回転させる角度
は、図示するように90度に限られず、シャッター36
と回転レール部11aとの干渉が避けられる角度であれ
ば、どのような角度であっても良い。また開口部13を
閉塞するためのシャッター36の開閉動作は、上下動で
も水平動でっあっても、シャッター36の取付け部の状
況によって任意に設定することができる。
は、図示するように90度に限られず、シャッター36
と回転レール部11aとの干渉が避けられる角度であれ
ば、どのような角度であっても良い。また開口部13を
閉塞するためのシャッター36の開閉動作は、上下動で
も水平動でっあっても、シャッター36の取付け部の状
況によって任意に設定することができる。
【0016】また上記実施例は、防火シャッター36が
設けられた部位に回転レール部11aを設けたものであ
ったが、本発明は防火シャッター以外のシャッターの近
傍における天井走行車のレールにも適用できる。
設けられた部位に回転レール部11aを設けたものであ
ったが、本発明は防火シャッター以外のシャッターの近
傍における天井走行車のレールにも適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、壁体に形
成された開口部を天井走行車が通過するように構成され
ている場合であっても、その開口部をシャッターにより
閉塞することができるという効果が得られる。
成された開口部を天井走行車が通過するように構成され
ている場合であっても、その開口部をシャッターにより
閉塞することができるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を適用した案内装置に沿って
移動する天井走行車示す斜視図である。
移動する天井走行車示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る案内装置を示し、図3
のII−II線に沿う断面図である。
のII−II線に沿う断面図である。
【図3】案内装置を示す平面図である。
【図4】図3に示す案内装置の左側面図である。
10 天井走行車 11 レール 11a 回転レール部 11b 固定レール部 12 壁体 13 開口部 14 支持板 17 支持軸 18 回転板 36 シャッター
Claims (1)
- 【請求項1】 壁体に形成された開口部を通って延び天
井走行車を案内するレールの一部であって、上記開口部
を開閉するシャッターの手前の部分を、回転自在な回転
レール部として構成し、上記回転レール部は上記シャッ
ターに干渉しない位置まで回転可能であることを特徴と
する天井走行車の案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3872592A JPH0626001A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 天井走行車の案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3872592A JPH0626001A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 天井走行車の案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626001A true JPH0626001A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12533307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3872592A Pending JPH0626001A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 天井走行車の案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626001A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5722779A (en) * | 1980-05-23 | 1982-02-05 | Tmc Corp | Holder for ski |
JPS6116336A (ja) * | 1984-06-12 | 1986-01-24 | Fujitsu Ltd | Fortran入出力制御処理方式 |
JPS6116334A (ja) * | 1984-07-03 | 1986-01-24 | Mitsubishi Electric Corp | デ−タ処理装置 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP3872592A patent/JPH0626001A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5722779A (en) * | 1980-05-23 | 1982-02-05 | Tmc Corp | Holder for ski |
JPS6116336A (ja) * | 1984-06-12 | 1986-01-24 | Fujitsu Ltd | Fortran入出力制御処理方式 |
JPS6116334A (ja) * | 1984-07-03 | 1986-01-24 | Mitsubishi Electric Corp | デ−タ処理装置 |
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