JPH06259829A - 磁気ヘッドスライダー - Google Patents

磁気ヘッドスライダー

Info

Publication number
JPH06259829A
JPH06259829A JP4815193A JP4815193A JPH06259829A JP H06259829 A JPH06259829 A JP H06259829A JP 4815193 A JP4815193 A JP 4815193A JP 4815193 A JP4815193 A JP 4815193A JP H06259829 A JPH06259829 A JP H06259829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
head slider
disk
outer peripheral
peripheral side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4815193A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Maruyama
幸司 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP4815193A priority Critical patent/JPH06259829A/ja
Publication of JPH06259829A publication Critical patent/JPH06259829A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】光磁気記録再生装置の磁気ヘッドスライダーに
塵埃が付着するのを防止し、且つ、磁気ヘッドスライダ
ーの浮上特性に支障をきたさない磁気ヘッドスライダー
を提供する。 【構成】磁気ヘッドスライダー(201) のリーディング面
(204) と磁気ヘッドスライダー(201) の上面(208) また
は下面(209) と交差して成す線は、その延長線が磁気ヘ
ッド(202) のディスク半径方向の移動軸のディスク外周
方向で交差するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体に対して
変調磁界を印加するための高周波変調磁界発生装置に関
し、特に高周波領域における実時間での記録信号の重ね
書き(オーバーライト)を可能にする光磁気記録再生装
置の磁気ヘッドスライダーに関する。
【0002】
【従来技術】光磁気相互作用によって光磁気記録媒体
(以下、単にディスクと称す)に対し、情報の記録及び
/又は再生を行なう光磁気記録再生装置は従来種々提案
されている。ディスク記録面には垂直磁化膜による磁性
薄膜が施されており、初期化の状態での磁化の方向はデ
ィスク面に対し、垂直であり、一方向に揃えてある。こ
のようなディスクの記録方法には、光変調方式と磁気変
調方式の2種類がある。
【0003】前者はディスクに対し常に弱い外部磁界を
かけ(外部磁界の方向は初期化状態の磁界の方向とは
逆)、情報に応じてレーザ光を照射する。レーザ光が照
射された情報ビット(磁区)の磁化方向は反転し、情報
が2値化される。しかし、この記録方式では情報を消去
(磁化方向は初期状態と同じ)するための時間を必要と
し、高転送レートでの記録ができない。
【0004】これに対し後者は情報ビットに対し常に一
定のレーザ光を照射して(情報に応じて)外部磁界をか
け、情報ビットの磁化方向を反転させる。この記録方法
では情報の消去の時間が大幅に短縮され、高転送レート
でのオーバーライト(情報の重ね書き)が可能となる。
この記録方式におけるオーバーライトする方法はディス
クの対向する位置に図10(a)、図10(b)に示さ
れた磁気ヘッドスライダーを配置する。図10(a)は
磁気ヘッドスライダーのディスク側からみた平面図、図
10(b)は磁気ヘッドスライダーのディスク外周側の
側面図である。
【0005】磁気ヘッドスライダー251 は箱型の形状を
しており、長さ9 mm、幅6 mm、厚さ1 mm程度の大
きさをしている。磁気ヘッドスライダー251 内の磁気ヘ
ッド252 の主磁極253 はディスク1 の半径方向に直線移
動する(図11(a)参照)。磁気ヘッド252 の主磁極
253 はリーディング面254 から8 mm、磁気ヘッドスラ
イダー251 のディスク外周側側面256 より0.5 mm程度
の位置に配置されている。255 はトレーリング面で、25
7 はディスク内周側側面である。ディスクと対向する面
(下面)259 (図9参照)のリーディング面254 側には
テーパ部Tが形成されている。
【0006】ディスク1 はその半径が43mm(直径86m
m)であり、データ領域はディスク1 の回転中心Oより
約24mm〜40mm(リード・イン・ゾーン〜リード・ア
ウト・ゾーン)となっている。ディスク1 の表面全体に
はUV樹脂1aが保護層として設けられている(図11
(b)参照)。このUV樹脂1aはスピンコートされディ
スク1 表面に形成されているために、ディスク1 外周側
に数μm〜十数μm程度の高さの凸部1bが形成でされて
しまう。この凸部1bはディスク1 半径上42mm付近から
形成されている。磁気ヘッドスライダー251 は上記した
ディスク1 上を移動するが磁気ヘッドスライダー251 内
の磁気ヘッド252 の主磁極253 の移動範囲はディスク1
の半径上およそ22.60 mm〜40.24 mm、即ちデータ領
域を含む範囲である。実際にはディスク個々のばらつき
に対応するために、主磁極253 は半径41.5mm程度まで
移動可能としている。
【0007】図8にはディスク表面近傍に発生する空気
流10を示している。ディスク1 の回転によって発生する
空気の流れ10は遠心力が働くため、ディスク1 の内周か
ら外周に向かって流れており、ディスク1 外周近傍の空
気流の方の速度が速い。図9に示すように磁気ヘッドス
ライダー251 は高速回転するディスク1 による空気流10
によって浮上する。これはリーディング面254 より空気
流10が磁気ヘッドスライダー251 の上面258 (空気流10
a )と下面259 (空気流10b )に分かれ、その空気圧の
差により磁気ヘッドスライダー251 に浮力が生じるから
である。この磁気ヘッドスライダー251 の浮上量は約数
μm〜十数μmである。また磁気ヘッドスライダー251
は導電性がある潤滑性樹脂で構成され、装置内の塵埃対
策、ディスク1 との接触による摩耗、損傷対策が施され
ている。これらの技術内容は特開昭61-206917 号、特開
平2-126416号、特開平3-295080号公報に開示されてい
る。また特開平3-250475号公報には磁気ヘッドスライダ
ーの塵埃付着に対する浮上特性の安定化を目的とした技
術が開示されている。これはディスクと対向する面(下
面)のリーディング面側に形成したテーパー部に空気の
流れに沿って複数の傾斜面を有した磁気ヘッドスライダ
ーである。このような形状をとることで上記目的を達成
するようにした。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した種々従
来例には以下に示す欠点があった。光磁気記録再生装置
の内部はHDDの内部のようにクリーンな環境ではな
く、一般オフィスの環境(およそ100万クラス)と同
等である。このような環境下で使用し続けた場合、磁気
ヘッドスライダーに導電性を持たせたとしても磁気ヘッ
ドスライダーのリーディング面やトレーリング面に塵埃
が付着してしまう。
【0009】ここで磁気ヘッドスライダーのリーディン
グ面に塵埃が付着する理由を図9を用いて簡単に説明す
る。ディスク1 の回転によって発生した空気の流れ10
が、磁気ヘッドスライダー251 のリーディング面254 に
衝突する。この衝突する角度αの値が大きいために(図
8参照)、リーディング面254 近傍の空気圧は高くな
る。そして空気圧の低い磁気ヘッドスライダー251 の上
面258 と下面259 に分かれる空気流10a 、10b は、ディ
スク1 の回転によって発生した空気流10より若干速い。
空気流10が磁気ヘッドスライダー251 のリーディング面
254 に衝突し、磁気ヘッドスライダー251 の上面258
(空気流10a )と下面259 (空気流10b )に分かれる際
に、空気の流速の中に含まれる塵埃の持っている運動エ
ネルギーが大きいため、磁気ヘッドスライダー251 の上
面258 (空気流10a )と下面259 (空気流10b )に分か
れる空気の流れに乗ることができず、リーディング面25
4 に衝突し、付着・堆積してしまう。
【0010】またリーディング面254 に塵埃が付着し、
その塵埃の付着量が一定以上、もしくは外部からの振動
等によってリーディング面254 から剥離した場合、その
剥離した塵埃は磁気ヘッドスライダー251 と回転してい
るディスク1 との間に侵入し、磁気ヘッドスライダー25
1 及びディスク1 が摩耗損傷してしまう。本発明は上記
欠点に着目したものであり、磁気ヘッドスライダーのリ
ーディング面に塵埃が堆積しない磁気ヘッドスライダー
を提供することにある。
【0011】
【問題点を解決する手段】本発明は、磁気変調方式で回
転するディスクに対向して配置され、ディスクの磁界の
向きを変化させる磁気ヘッドを内蔵した磁気ヘッドスラ
イダーにおいて、磁気ヘッドスライダーのリーディング
面と磁気ヘッドスライダーの上面または下面と交差して
成る線は、その延長線が磁気ヘッドのディスク半径方向
の移動軸のディスク外周方向で交差するようにした。
【0012】
【作用】本発明は、磁気ヘッドスライダーのリーディン
グ面と磁気ヘッドスライダーの上面または下面と交差し
て成る線は、その延長線が磁気ヘッドのディスク半径方
向の移動軸のディスク外周方向で交差するような平面ま
たは曲面とすることにより、ディスクが回転することに
よって発生する空気の流れを利用し、磁気ヘッドスライ
ダーに塵埃が堆積するのを防止する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1、図2に基
づいて説明する。図1はディスク1 上における磁気ヘッ
ドスライダー201 の位置関係を示す図、図2(a)は磁
気ヘッドスライダー201 のディスク1側から見た平面図
である。図2(b)は磁気ヘッドスライダー201 のディ
スク外周側の側面図である。尚、図1は理解しやすくす
るため磁気ヘッドスライダー201 のみ大きく表現してい
る。また、磁気ヘッドスライダー201 の長さ、幅、厚
さ、および磁気ヘッドスライダー201 内における主磁極
203 の位置は従来の磁気ヘッドスライダー251 とほぼ同
様である。
【0014】本実施例では、磁気ヘッドスライダー201
のリーディング面204 と磁気ヘッドスライダー201 の上
面208 または下面209 と交差して成る線を、その延長線
が磁気ヘッド202 のアクセス方向とディスク1 の外周方
向で交差するようにし、空気の流れ10が内周から外周へ
積極的に流れるようにθ1 °傾けている。このθ1 の量
は0°<θ1 <6°程度とする。係る構成によって磁気
ヘッドスライダー201のリーディング面204 と、ディス
ク1 の回転によって発生した空気の流れ10の向きとの成
す角度βが、図8に示した角度αに比較して小さくな
る。このθ1 の値は磁気ヘッドスライダー201 の浮上時
の姿勢の安定性を考慮したものである。
【0015】磁気ヘッドスライダー201 のディスク1 と
対向する面のリーディング面204 側に形成されているテ
ーパ部Tは、図2に示すように始端をリーディング面20
4 とし、終端をリーディング面204 と平行にしている。
上記の構成によれば空気の流れに沿って浮遊している塵
埃は、リーディング面204 のディスク内周側からディス
ク外周側へ流れる高圧の空気流のため、リーディング面
204 に堆積することはない。
【0016】前述したように実際、ディスク1 の回転に
よって発生する空気の流れは遠心力が働くため、ディス
ク1 の内周から外周に向かって流れており、ディスク1
外周近傍の空気流の方の速度が速い(図8参照)。この
ため、本実施例ではリーディング面204 の形状を平面と
したが、リーディング面204 が受ける空気の流れの向き
及び空気の流れの量が一定であれば、リーディング面20
4 が曲面であっても何等問題はない。
【0017】次に第2実施例を図3に基づいて説明す
る。図3(a)は磁気ヘッドスライダー211 のディスク
1 側から見た平面図である。図3(b)は磁気ヘッドス
ライダー211 のディスク外周側の側面図である。本実施
例は第1実施例の構成に加え、トレーリング面215 につ
いても着目したものである。トレーリング面215 以外に
関しては第1実施例と同様なので説明は省略する。
【0018】トレーリング面215 の空気の流れは図9に
示すように、磁気ヘッドスライダー211 の上下に分かれ
た空気流がトレーリング面215 を巻き込むように、また
トレーリング面215 のディスク1 の内周側から外周側に
向かって流れている。磁気ヘッドスライダー211 のトレ
ーリング面215 と磁気ヘッドスライダー211 の上面218
または下面219 と交差して成る線を、その延長線が磁気
ヘッド212 のアクセス方向とディスク1 の内周方向で交
差するようにし、空気の流れが内周から外周へ積極的に
流れるように、磁気ヘッド212 のアクセス方向に対し、
θ2 °傾けている。このθ2 の量は0°<θ2 <6°程
度とする。これは磁気ヘッドスライダー211 のトレーリ
ング面215 と、ディスク1 の回転によって発生した空気
の流れの向きとの角度が小さくなるようにするためであ
って、このθ2 の値は磁気ヘッドスライダー211 の浮上
時の姿勢の安定性を考慮したものである。
【0019】上記の構成によれば空気の流れに沿って浮
遊している塵埃は、トレーリング面215 のディスク内周
側からディスク外周側へ流れる高圧の空気流のため、ト
レーリング面215 に堆積することはない。尚、本実施例
ではトレーリング面215 の形状を平面としたが、曲面で
あっても何等問題はない。
【0020】次に第3実施例を図4、図5に基づいて説
明する。図4はディスク1 上における磁気ヘッドスライ
ダー221 の位置関係を示す図、図5(a)は磁気ヘッド
スライダー221 のディスク側から見た平面図である。図
5(b)は磁気ヘッドスライダー221 のディスク外周側
の側面図である。尚、図4は理解しやすくするため磁気
ヘッドスライダー221 のみ大きく表現している。
【0021】図11に示したように実際、磁気ヘッド25
2 の主磁極253 をディスク1 の半径上最大41.5mmまで
移動させた際、磁気ヘッドスライダー251 のディスク外
周側側面256 は42mmであるが、リーディング面254 の
外周側角部は42.755mmまでに達してしまう。従ってリ
ーディング面254 の外周側角部はUV樹脂1aによって形
成された凸部1bと接触してしまう。この接触により磁気
ヘッドスライダー251の浮上特性が不安定になってしま
い、ディスク1 及び磁気ヘッドスライダー251が摩耗損
傷してしまう危惧が生じる。従って、磁気ヘッドスライ
ダー221 をディスク1 の外周方向に移動させた際、リー
ディング面254 と磁気ヘッドスライダー251 のディスク
外周側側面256 との成す角がディスク外周端に形成され
たUV樹脂1aの凸部1bと接触しないように、ディスク外
周形状とほぼ同様にする必要がある。
【0022】本実施例では、上記危惧も考慮して、第1
実施例の構成に加え、磁気ヘッドスライダー221 のディ
スク外周側側面226 に着目したものである。リーディン
グ面214 に関しては第1実施例と同様なので説明は省略
する。磁気ヘッドスライダー221 のディスク外周側側面
226 に第2の外周側側面226'を形成し、リーディング面
224 と第2の外周側側面226'との成す角を鈍角としてい
る。このようにすることで、磁気ヘッドスライダー221
のリーディング面224と磁気ヘッドスライダー221 のデ
ィスク外周側側面(第2の外周側側面226')との成す角
は、ディスク1 の外周端に形成されたUV樹脂1aの凸部
1bと接触することがなくディスク1 及び磁気ヘッドスラ
イダー221 の摩耗・損傷を防ぐことができる。
【0023】本実施例では第2の外周側側面226'を平面
としたが、第2の外周側側面226'を曲面としても十分に
目的を達成することができる。また第2の外周側側面22
6'を形成しないで外周側側面226 全体を磁気ヘッド223
のアクセス方向に対し傾斜させ、リーディング面224 と
外周側側面226 と成す角を鈍角にしても何等構わない。
次に本発明の第4実施例を図6、図7に基づいて説明
する。
【0024】図6はディスク1 上における磁気ヘッドス
ライダー231 の位置関係を示す図、図7(a)は磁気ヘ
ッドスライダー231 のディスク側から見た平面図であ
る。図7(b)は磁気ヘッドスライダー231 のディスク
外周側の側面図である。尚、図6は理解しやすくするた
め磁気ヘッドスライダー231 のみ大きく表現している。
図12に示すようにディスク1 の半径約15mm〜18mm
の部分には前記したUV樹脂1aのコーティングによる余
分なUV樹脂1aを流し込むための溝1cが形成されてい
る。この溝1c上を磁気ヘッドスライダー251 がトラッキ
ングサーボなどがはずれて移動した場合、磁気ヘッドス
ライダー251 の下面の空気圧が変化し、磁気ヘッドスラ
イダー251 の浮上特性が不安定になってしまう。また、
図13に示すようにミニディスクではディスクの中心部
の断面形状が凹部となっていて、ディスク駆動装置のス
ピンドルにクランプされるためのクランプ材3 がこの凹
部内に配置されており、そのクランプ材3 を固定するた
めに合成樹脂で構成された固定部材4 が同じく凹部内に
配置されている。よってディスクと固定部材4 の位置関
係により溝部1'c が形成される。もしサーボ系に異常が
生じ、磁気ヘッドスライダー251 がこの溝部1'c の上に
移動すると、空気の圧力が変化し磁気ヘッドスライダー
251 の浮上特性が不安定になってしまう。このためディ
スク1 及び磁気ヘッドスライダー251 が摩耗損傷してし
まう。
【0025】本実施例は上記危惧をも考慮し、第3実施
例の構成に加え、磁気ヘッドスライダー231 のディスク
内周側側面237 に第2の内周側側面237'を形成し、リー
ディング面234 と第2の内周側側面237'との成す角を鋭
角としている。尚、リーディング面234 、外周側側面23
6 、第2の外周側側面236'については第3実施例と同様
なので説明を省略する。
【0026】上記構成によれば、磁気ヘッドスライダー
231 のディスク内周側側面237 が受ける空気流が減少
し、磁気ヘッドスライダー231 の浮上時の安定性を図る
ことができる。また、ディスク1 の内周側に形成された
溝1c(半径上15mm〜18mm)の上は空気圧が大きく変
化しているが、その溝1cの上に磁気ヘッドスライダー23
1 が移動しても、磁気ヘッドスライダー231 の形状が空
気流による影響を出来る限り小さくしているので、磁気
ヘッドスライダー231 の浮上特性を悪化させることはな
い。
【0027】本実施例では第2の内周側側面237'を平面
としたが、第2の内周側側面237'を曲面としても十分に
目的を達成することができる。また第2の内周側側面23
7'を形成しないで内周側側面237 全体を磁気ヘッド232
のアクセス方向に対し傾斜させ、リーディング面234 と
内周側側面237 と成す角を鋭角にしても何等構わない
【0028】。
【発明の効果】以上説明したとおり、磁気変調方式で回
転するディスクに対向して配置され、前記ディスクの磁
界の向きを変化させる磁気ヘッドを内蔵した磁気ヘッド
スライダーにおいて、磁気ヘッドスライダーのリーディ
ング面と磁気ヘッドスライダーの上面または下面と交差
して成る線は、その延長線が磁気ヘッドのディスク半径
方向の移動軸のディスク外周方向で交差するようにした
ので、塵埃がリーディング面に堆積するのを空気の流れ
を利用し、吹き飛ばすことにより防止できるようにし
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のディスク上における磁気
ヘッドスライダーの位置関係を示す図である。
【図2】(a)は本発明の第1実施例の磁気ヘッドスラ
イダーのディスク側から見た磁気ヘッドスライダーの平
面図、(b)は本発明の第1実施例の磁気ヘッドスライ
ダーのディスク外周側の側面図である。
【図3】(a)は本発明の第2実施例の磁気ヘッドスラ
イダーのディスク側から見た磁気ヘッドスライダーの平
面図、(b)は本発明の第2実施例の磁気ヘッドスライ
ダーのディスク外周側の側面図である。
【図4】本発明の第3実施例のディスク上における磁気
ヘッドスライダーの位置関係を示す図である。
【図5】(a)は本発明の第3実施例の磁気ヘッドスラ
イダーのディスク側から見た磁気ヘッドスライダーの平
面図、(b)本発明の第3実施例の磁気ヘッドスライダ
ーのディスク外周側の側面図である。
【図6】本発明の第4実施例のディスク上における磁気
ヘッドスライダーの位置関係を示す図である。
【図7】(a)は本発明の第4実施例の磁気ヘッドスラ
イダーのディスク側から見た磁気ヘッドスライダーの平
面図、(b)は本発明の第4実施例の磁気ヘッドスライ
ダーのディスク外周側の側面図である。
【図8】ディスク回転中のディスク近傍の空気の流れを
示す図である。
【図9】磁気ヘッドスライダー近傍の空気の流れを示す
図である。
【図10】(a)は従来の磁気ヘッドスライダーのディ
スク側から見た磁気ヘッドスライダーの平面図、(b)
は従来の磁気ヘッドスライダーのディスク外周側の側面
図である。
【図11】(a)はディスクの形状と磁気ヘッドスライ
ダー移動範囲を示す図、(b)は図11(a)に示した
ディスクの一部断面図である。
【図12】図11(a)に示したディスクの中心部にお
ける一部断面図である。
【図13】ミニディスクの断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1,ディスク 1a, UV樹脂膜 1b, 凸部 1c, 溝 10, 空気流 201,211,221,231,241,磁気ヘッドスライダー 202,212 222,232,242,磁気ヘッド 203,213,223,233,243,主磁極 204,214,224,234,244,磁気ヘッドスライダーのリーディ
ング面 205,215,225,235,245,磁気ヘッドスライダーのトレーリ
ング面 206,216,226,236,246,磁気ヘッドスライダーのディスク
外周側側面 207,217,227,237,247,磁気ヘッドスライダーのディスク
内周側側面 208,218,228,238,248,磁気ヘッドスライダーの上面 209,219,229,239,249,磁気ヘッドスライダーの下面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】これに対し後者は情報ピットに対し常に一
定のレーザ光を照射して情報に応じて外部磁界をかけ、
情報ピットの磁化方向を反転させる。この記録方法では
情報の消去の時間が大幅に短縮され、高転送レートでの
オーバーライト(情報の重ね書き)が可能となる。この
記録方式におけるオーバーライトする方法はディスクの
対向する位置に図10(a)、図10(b)に示された
磁気ヘッドスライダーを配置する。図10(a)は磁気
ヘッドスライダーのディスク側からみた平面図、図10
(b)は磁気ヘッドスライダーのディスク外周側の側面
図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】ここで磁気ヘッドスライダーのリーディン
グ面に塵埃が付着する理由を図9を用いて簡単に説明す
る。ディスク1の回転によって発生した空気の流れ10
が、磁気ヘッドスライダー251 のリーディング面254 に
衝突し、このリーディング面254 近傍の空気圧は高くな
る。そして空気圧の低い磁気ヘッドスライダー251 の上
面258 と下面259 に分かれる空気流10a 、10b は、ディ
スク1 の回転によって発生した空気流10より若干速い。
空気流10が磁気ヘッドスライダー251 のリーディング面
254 に衝突し、磁気ヘッドスライダー251 の上面258
(空気流10a )と下面(空気流10b )に分かれる際に、
空気の流速の中に含まれる塵埃の持っている運動エネル
ギーが大きいため、磁気ヘッドスライダー251 の上面25
8 (空気流10a )と下面259 (空気流10b )に分かれる
空気の流れに乗ることができず、リーディング面254 に
衝突し、付着・堆積してしまう。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】上記の構成によれば空気の流れに沿って浮
遊している塵埃は、トレーリング面215 のディスク内周
側からディスク外周側へ流れる空気流のため、トレーリ
ング面215 に堆積することはない。尚、本実施例ではト
レーリング面215 の形状を平面としたが、曲面であって
も何等問題はない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図6はディスク1 上における磁気ヘッドス
ライダー231 の位置関係を示す図、図7(a)は磁気ヘ
ッドスライダー231 のディスク側から見た平面図であ
る。図7(b)は磁気ヘッドスライダー231 のディスク
外周側の側面図である。尚、図6は理解しやすくするた
め磁気ヘッドスライダー231 のみ大きく表現している。
図12に示すようにディスク1 の半径約15mm〜18mm
の部分には前記したUV樹脂1aのコーティングによる余
分なUV樹脂1aを流し込むための溝1cが形成されてい
る。ここでもし、トラッキングサーボ等のサーボ系に異
常が生じ、磁気ヘッドスライダー251 がこの溝1c上に移
動した場合、磁気ヘッドスライダー251 の下面の空気圧
が変化し、磁気ヘッドスライダー251 の浮上特性が不安
定になってしまう。また、図13に示すようにミニディ
スクではディスクの中心部の断面形状が凹部となってい
て、ディスク駆動装置のスピンドルにクランプされるた
めのクランプ材3 がこの凹部内に配置されており、その
クランプ材3 を固定するために合成樹脂で構成された固
定部材4 が同じく凹部内に配置されている。よってディ
スクと固定部材4 の位置関係により溝部1'c が形成され
る。もしサーボ系に異常が生じ、磁気ヘッドスライダー
251 がこの溝部1'c の上に移動すると、空気の圧力が変
化し磁気ヘッドスライダー251 の浮上特性が不安定にな
ってしまう。このためディスク1 及び磁気ヘッドスライ
ダー251 が摩耗損傷してしまう。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気変調方式で回転する光磁気記録媒体に
    対向して配置され、前記光磁気記録媒体の磁界の向きを
    変化させる磁気ヘッドを内蔵した磁気ヘッドスライダー
    において、 前記磁気ヘッドスライダーのリーディング面と前記磁気
    ヘッドスライダーの上面または下面と交差して成る線
    は、その延長線が前記磁気ヘッドの前記光磁気記録媒体
    半径方向の移動軸の前記光磁気記録媒体外周方向で交差
    するようにしたことを特徴とする磁気ヘッドスライダ
    ー。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気ヘッドスライダーにお
    いて、 前記磁気ヘッドスライダーのトレーリング面と前記磁気
    ヘッドスライダーの上面または下面と交差して成る線
    は、その延長線が前記磁気ヘッドの前記光磁気記録媒体
    半径方向の移動軸の前記光磁気記録媒体内周方向で交差
    するようにしたことを特徴とする磁気ヘッドスライダ
    ー。
  3. 【請求項3】請求項1記載の磁気ヘッドスライダーにお
    いて、 前記磁気ヘッドスライダーのリーディング面と前記磁気
    ヘッドスライダーの光磁気記録媒体外周側側面との成す
    角を鈍角にしたことを特徴とする磁気ヘッドスライダ
    ー。
  4. 【請求項4】請求項1記載の磁気ヘッドスライダーにお
    いて、 前記磁気ヘッドスライダーのリーディング面と前記磁気
    ヘッドスライダーの光磁気記録媒体内周側側面との成す
    角を鋭角にしたことを特徴とする磁気ヘッドスライダ
    ー。
JP4815193A 1993-03-09 1993-03-09 磁気ヘッドスライダー Withdrawn JPH06259829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4815193A JPH06259829A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 磁気ヘッドスライダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4815193A JPH06259829A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 磁気ヘッドスライダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06259829A true JPH06259829A (ja) 1994-09-16

Family

ID=12795369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4815193A Withdrawn JPH06259829A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 磁気ヘッドスライダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06259829A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2614102A1 (fr) * 1987-04-18 1988-10-21 Midori Anzen Kogyo Dispositif de visualisation d'un ecoulement d'air

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2614102A1 (fr) * 1987-04-18 1988-10-21 Midori Anzen Kogyo Dispositif de visualisation d'un ecoulement d'air
DE3812848A1 (de) * 1987-04-18 1988-11-03 Midori Anzen Kogyo Vorrichtung zum sichtbarmachen von luftstroemen
EP0313660A1 (en) * 1987-04-18 1989-05-03 Midori Anzen Industry Co. Ltd. Air stream visualization apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07147070A (ja) ディスク・ドライブおよび変換器アセンブリ
JP2008251157A (ja) 凹形状部および/または凸形状部を含む記憶ディスク
US6219332B1 (en) Slider for optical disc data storage system
US5677812A (en) Air bearing slider with variable sub-ambient pressure control
US5253232A (en) Magneto-optical recording apparatus having a magnetic slider with increased rail width
US5970038A (en) Reduction of mesa fly height modulation due to media asperities in magneto-optic drives
JPH06259829A (ja) 磁気ヘッドスライダー
US20040021987A1 (en) Flying head slider and information recording and/or reproducing device
US5745443A (en) Magneto-optical disc having a protective film with minimal projections and method of production of same
US6014287A (en) Speed plate
US8018827B2 (en) Solid immersion lens and focusing lens, optical pickup device, and data recording/reproducing apparatus using the same
JP2741818B2 (ja) 浮上スライダ
US6829213B2 (en) Optical recording and/or reproducing apparatus and head thereof
US6349019B1 (en) Magnetic head device with constant head floating height
JPH0348729Y2 (ja)
JP3246776B2 (ja) 磁気ヘッド
JPH10269641A (ja) ヘッド装置
JP2001056948A (ja) 光ヘッド装置
JPH07141712A (ja) 光記録媒体
JPH04355292A (ja) 浮上型磁気ヘッド装置
JPWO2003063142A1 (ja) 浮上スライダ、およびこの浮上スライダを備えた光磁気記憶装置
JP2949909B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP5235457B2 (ja) 記録再生装置、ディスク組立体、及びディスクカートリッジ
JPS6319972Y2 (ja)
WO1998016932A1 (fr) Support d'enregistrement en forme de disque, coulisseau de tete, et appareil d'enregistrement et/ou de lecture

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000509