JPH0348729Y2 - - Google Patents

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JPH0348729Y2
JPH0348729Y2 JP1984114749U JP11474984U JPH0348729Y2 JP H0348729 Y2 JPH0348729 Y2 JP H0348729Y2 JP 1984114749 U JP1984114749 U JP 1984114749U JP 11474984 U JP11474984 U JP 11474984U JP H0348729 Y2 JPH0348729 Y2 JP H0348729Y2
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recording
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optical recording
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JP1984114749U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は光学的に多量の情報を高密度に記録す
ることが出来る光記録カードに関し、特に光ビー
ムが照射されるカセツトコート面の保護に関する
ものである。
〔従来技術〕
光記録カードは、クレジツトカードおよびバン
キングカードとほぼ等しい形状に作られた板状の
カセツトコートを有している。そして、このカセ
ツトコートは例えばポリエステル等の熱に対して
比較的強い材料によつて作られており、その裏面
には光記録再生膜と保護膜が積層された構造をな
している。この様に構成された光記録カードはカ
セツトコートが露出しているカセツトコート面
(光記録再生膜が設けられていない面)側からレ
ーザービームを照射することにより、光記録再生
膜に記録情報に応じてピツト状に変形または変色
させて情報の記録を行ない、再生時には記録トラ
ツクに対する読み出し用レーザービームの反射光
量の違いを検出して記録情報の読み出しを行なう
ものである。そして、この光記録カードに於ける
記録トラツクは、カセツトコートの片面に予め特
殊な溝を形成しておくもの、あるいは記録時に予
め定められた規格の記録トラツクとなるように記
録するものがある。そして、この記録トラツクと
しては、例えば日経コンピユータ1983年3月21号
の129〜136頁に記録されている光記録カードに於
いては、光記録カードの長手方向に沿う直線状の
記録トラツクが多数並設された状態となつてい
る。
この様に構成された光記録カードは、記録およ
び再生に用いるレーザービームを例えば1〜5μm
程度の径に絞つて使用することから、トラツク密
度および綿密度が磁気カードに比較して格段に高
くなつて記憶容量が大幅に増大する。また、光記
録カードは磁気的影響を受けないことから、その
取り扱いが容易であるために近年特に注目を受け
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記構成による光記録カードに
於いては、書き込みおよび読み出しのために用い
られるレーザービームが入射するカセツトコート
面の全域が露出していることから、このカセツト
コート面が傷付きやすいものとなつてしまう。つ
まり、カセツトコート面の全域が同一平面となつ
て露出していることから、例えば机の上の光記録
カードを取るためにすべらせると、机と光記録カ
ードとの間に介在される微小物によつてカセツト
コート面に傷が付くことになる。この場合、光記
録カードに於いては、カセツトコート面の傷によ
る影響を受けにくくされているが、多量の傷が付
くとやはり誤動作の原因となつてしまう。特にレ
ーザービーム径を1〜5μm程度に絞つた場合に
は、傷の影響が受けやすいものとなることからそ
の取り扱いに十分な注意が必要になる。また、上
記構成による光記録カードに於いては、記録トラ
ツクが直線となつていることから、レーザービー
ムによつてトラツクをトレースする場合に、トラ
ツクの始端および終端に於いてレーザービームの
照射およびその反射光の受光を行なう光ヘツドの
移動速度が零となる。この結果、光ヘツドが急速
移動および急速停止されることになり、これに伴
なつてトラツキングおよびフオーカス制御のため
にフローテイング状態となつている光学系に大き
な慣性力が加わることから、不要な振動が生じて
誤動作の原因となる等の種々問題を有している。
〔問題を解決するための具体的な手段〕
この様な問題を解決するために本考案による光
記録カードは、露出状態にあるカセツトコート面
に記録有効領域を取り囲むように比較的厚みのあ
る保護層を設けたものである。
〔作用〕
従つて、この様に構成された光記録カードに於
いては、カセツトコート面にその記録有効領域を
取り囲むように比較的厚みのある保護層が設けら
れていることから、カセツトコート面の記録有効
領域がその周囲よりも低くなり、これに伴なつて
例えば平坦面上をすべらせた場合に於ける例えば
砂状体の記録有効領域部分のカセツトコート面へ
の接触が防止されて該カセツトコート面への傷付
きが防止されるものである。
〔実施例〕
第1図は本考案による光記録カードの一実施例
を示す平面図、第2図は第1図のA−A′断面図
である。同図に於いて1は基体となるカセツトコ
ートであつて、熱に比較的強くかつ書き込みおよ
び読み出しに用いられるレーザービームに対して
透光性を有する材料によつて作られている。2は
カセツトコート1の中央部分にドーナツ状に設け
られた記録有効領域であつて、カセツトコート1
の下面側でかつ前記記録有効領域部分には、その
拡大図を第3図に示す様に記録トラツク用の溝3
が同心円状またはスパイラル状に設けられてい
る。そして、この様な溝3が構成されたカセツト
コート1の下面には、光記録再生膜4および保護
膜5が被着積層されている。また、カセツトコー
ト1の光記録再生膜4が設けられていない側の
面、つまりカセツトコート1の表面が露出してい
るカセツトコート面6には、その記録有効領域2
を除く全域に保護層7が比較的厚く被着されるこ
とにより、記録有効領域2のカセツトコート面が
その周囲部分よりも低く落し込まれた状態に作ら
れている。
この様に構成された光記録カードに於いて、第
3図に示す様に例えば1〜5μmの径に絞つたレー
ザービーム8をカセツトコート面6の記録有効領
域2に照射すると、このレーザービーム8はカセ
ツトコート1を通過して光記録再生膜4を変形ま
たは変色させることによつて情報の書き込みが行
なわれる。次に、記録情報の再生に於いては、記
録時よりも十分に弱いレーザービーム8を記録時
と同様に照射し、このレーザービーム8の光記録
再生膜4に於ける反射光を検出することにより、
記録情報の読み出しが行なえることになる。
ここで、光記録カードの片面は、保護膜5によ
つてその全面が覆われているために、その取り扱
い時に光記録再生膜4に達する傷が付くのが確実
に防止されている。これに対して、カセツトコー
ト面6は露出しているために、その取り扱い時に
傷が付く可能性が極めて高く、従来の光記録カー
ドに於いてこのカセツトコート面に付く傷の大部
分は、机の上等の平坦面にカセツトコート面を合
せてすべらせた場合に、この平坦面とカセツトコ
ート面との間に介在される砂等の微小物によつて
生ずるものである。
しかし、この出願による光記録カードに於いて
は、カセツトコート面6の記録有効領域2を除く
部分、つまり記録有効領域2を取り囲む部分およ
びドーナツ状をなした記録有効領域の中心部分に
比較的厚みのある保護層7が設けられていること
から、カセツトコート面6の記録有効領域がその
周囲部分よりも落し込まれた状態となつている。
このために、平坦面と光記録カードとの間に微小
物が介在された状態で移動されても、微小物は平
坦面と保護層7との間に挾持されるのみであつ
て、記録有効領域のカセツトコート面6には微小
物が接しない。従つて、保護層7の表面には傷が
付くがカセツトコート面6の記録有効領域は確実
に保護されて傷付きが防止されることになる。こ
の様に構成された光記録カードに於いて、ドーナ
ツ状をなした記録有効領域の外径が50mmφ、内径
が20mmφ、トラツクピツチ1.6μm、1μm/1bitと
すると、通常の磁気カードが1μm/blit,トラツ
ク長が約85mmであることから、光記録カードは磁
気カードに対して約12000倍の情報記録が行なえ
ることになる。そして、この場合に於ける記録ト
ラツクは同心円状またはスパイラル状となつてい
ることから、半径を変えながら光ヘツドを回転さ
せることにより記録および読み出しが行なえる。
ここで、回転ヘツドは従来の直線トラツクの場合
の様に、その始端および終端で停止することを必
要とせず、その回転半径を変えながら回転状態を
続ければ良いことになる。この結果、光ヘツドの
移動、停止動作の繰り返しが行なわれなくなるこ
とから、光ヘツドに加わる慣性によつて生ずる不
要振動の発生が防止されて確実な書き込みおよび
読み出しが行なえることになる。
第4図および第5図は、本考案による光記録カ
ードの他の実施例を示す平面図およびB−B′断
面図であつて、第1図、第2図と同一部分は同一
記号を用いてある。同図に於いて7aはリング状
をなした記録有効領域2を半径方向に2分する部
分にリング状に設けられた保護層である。そし
て、第1図、第2図との相違点は、この保護層7
aを設けたことであつて、リング状をなした記録
有効領域2の内外径差を大きく取ると、その面積
が広くなることから光記録カードのゆがみ等によ
つて保護層7の表面とカセツトコート面6との差
が極めて少ないものとなり、これに伴なつてカセ
ツトコート面6に傷が付く可能性が大きくなる。
この様に、記録有効領域2の面積が大きくなつた
場合には、第4図、第5図に示す様に記録トラツ
クに沿つて記録有効領域2を2分する様にリング
状に保護層7aを設ければ、この保護層7aによ
つてカセツトコート面6の中央部分に於ける段差
を確実に確保することが出来、記録有効領域2の
面積を広く取る場合に有効な方法である。
第6図は本考案による更に他の実施例を示す平
面図であつて、比較的小径のドーナツ状をなした
記録有効領域2a,2bを2個並設したものであ
る。そして、この様に小径のドーナツ状をなした
記録有効領域2a,2bを並設した場合には、
個々の記録有効領域2a,2bの面積が小さくな
ることから、第4図に示した場合と同様に、変形
時等に於ける傷付きに強くなりながら、全体とし
て広い記録有効領域の確保が行なえることにな
る。
第7図は本考案による光記録カードの他の実施
例を示す平面図であつて、第1図との相違点は記
録有効領域を扇状の記録有効領域9としたことで
ある。そして、この場合に於ける記録トラツク
は、第1図〜第6図に於ける場合が同心円状また
はスパイラル状であるのに対して、その一部を取
り出した円弧状となつている。ここで、扇状をな
した記録有効領域9の面積を広くする必要がある
場合には、第8図に示す様に円弧に沿つて帯状の
保護層7bを設けることにより、記録有効領域9
a,9bに区分すれば良いことになる。
そして、この場合に於いても、記録トラツクが
円の一部である円弧状となつていることから、こ
の円弧の中心部分を支点として光ヘツドを回転す
ることにより書き込みおよび読み出しが行なえる
ことになる。ここで、光ヘツドは従来の直接トラ
ツクの様に、その始端と終端に於いて光ヘツドの
移動を停止させる必要が無くなることから、光ヘ
ツドの振動が防止されて正確な記録および再生が
行なえることになる。
〔考案の効果〕
以上説明した様に、本考案による光記録カード
はカセツトコート面にその記録有効領域を取り囲
むように、比較的厚みの保護層を設けたものであ
るために、光記録カードのカセツトコート面側が
例えば平坦面に接して移動した場合等に於いて
も、保護層によつて記録有効領域に於けるカセツ
トコート面がその周囲よりも落し込まれた状態と
なることから、カセツトコート面への傷付きが防
止される優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による光記録カードの一実施例
を示す平面図、第2図は第1図のA−A′断面図、
第3図は第2図の要部拡大図、第4図は他の実施
例を示す平面図、第5図は第4図のB−B′断面
図、第6図〜第8図は更に他の実施例を示す平面
図である。 1…カセツトコート、2,2a,2b…記録有
効領域、3…溝、4…光記録再生膜、5…保護
膜、6…カセツトコート面、7,7a,7b…保
護層、8…レーザービーム、9,9a,9b…保
護層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱に比較的強くかつ透光性を有するカセツト
    コートと、このカセツトコートの一方の面上で
    かつ記録有効領域部分を含む範囲に被着された
    光記録再生膜と、この記録再生膜上に設けられ
    た保護膜とを有する光記録カードに於いて、 前記カセツトコートの他方の面上に、且つ前
    記記録有効領域の周囲に所定の厚みのある保護
    層を設けたことを特徴とする光記録カード。 (2) 前記記録有効領域はドーナツ状をなし、この
    ドーナツ状の記録有効領域には同心円状または
    スパイラル状の記録トラツクが設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の光記録カー
    ド。 (3) 前記ドーナツ状の記録有効領域は複数個並設
    されていることを特徴とする請求項2記載の光
    記録カード。 (4) 前記ドーナツ状の記録有効領域はドーナツ状
    の前記保護層によつて半径方向に分割されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の光記録カー
    ド。 (5) 前記記録有効領域は扇状をなし、この扇状の
    記録有効領域には円弧状の記録トラツクが設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の光
    記録カード。 (6) 前記扇状の記録有効領域は前記円弧状の記録
    トラツクに沿つて分割され、この分割部分に前
    記保護層が設けられていることを特徴とする請
    求項5記載の光記録カード。
JP1984114749U 1984-07-27 1984-07-27 光記録カ−ド Granted JPS6133224U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984114749U JPS6133224U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 光記録カ−ド

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JP1984114749U JPS6133224U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 光記録カ−ド

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Publication Number Publication Date
JPS6133224U JPS6133224U (ja) 1986-02-28
JPH0348729Y2 true JPH0348729Y2 (ja) 1991-10-17

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ID=30673756

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JP (1) JPS6133224U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117845U (ja) * 1974-07-29 1976-02-09
JPS5331103A (en) * 1976-09-03 1978-03-24 Hitachi Ltd Forming method of protecting layer of recording members
JPS5379334A (en) * 1976-12-24 1978-07-13 Hitachi Ltd Memory unit

Patent Citations (3)

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JPS5379334A (en) * 1976-12-24 1978-07-13 Hitachi Ltd Memory unit

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JPS6133224U (ja) 1986-02-28

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