JPH06259822A - 記録装置および記録再生装置 - Google Patents

記録装置および記録再生装置

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JPH06259822A
JPH06259822A JP5048305A JP4830593A JPH06259822A JP H06259822 A JPH06259822 A JP H06259822A JP 5048305 A JP5048305 A JP 5048305A JP 4830593 A JP4830593 A JP 4830593A JP H06259822 A JPH06259822 A JP H06259822A
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一佐哲 河出
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録装置および記録再生装置を、電圧印加に
より導電率が変化する記録媒体に、確実に情報を記録す
ることができるようにする。 【構成】 記録装置10は、電圧の印加により導電率が
変化する記録層113 を有する記録媒体11と、記録用
パルス電圧を発生し、発生した記録用パルス電圧を下部
電極111 と上部電極112 との間に印加する記録用パ
ルス電圧発生回路14と、記録用電圧の印加時および記
録用電圧の印加後に下部電極111 と上部電極112
の間に流れる電流を検出して増幅する電流アンプ12
と、電流アンプ12から送られてくる電流の値によって
情報が正確に記録されたか否かを判定し、情報が正確に
記録されなかったと判定したときには、記録用パルス電
圧を下部電極111 と上部電極112 との間に再度印加
するよう記録用パルス電圧発生回路14に指令を送る判
定回路13とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置および記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ビット情報を記録する記録方法と
しては、磁気テープや磁気ディスクを用いた磁気的記録
方法や、半導体素子を用いた電気的記録方法などがあ
る。また、近年、記録すべき情報量の増大に伴って、大
容量化,高速化および誤り率の低減化の要求が強くなっ
てきている。
【0003】このような状況の中で、有機薄膜(たとえ
ば、π電子系有機化合物やカルコゲン化合物類などの薄
膜)が金属電極で挟まれた金属−有機絶縁膜−金属構造
を有し、電圧電流のスイッチング特性に対してメモリ効
果をもつ素子(以下、「MIM素子」と称する。)が開
発された(特開昭63−096956号公報)。このよ
うなMIM素子においては、金属電極間に適当なパルス
電圧を印加することによって素子の導電率を可逆的に変
化させることが可能である。したがって、このスイッチ
ング現象を利用することにより、情報をMIM素子に記
録することができる。しかも、このスイッチング現象で
は、スイッチング速度も非常に速い。
【0004】一方、物質の表面を原子オーダーの分解能
で観察できる走査型トンネル顕微鏡(STM)が開発さ
れ、原子および分子レベルの実空間観察が可能になって
きた(G. Binning et al., Phys. Rev. Lett, 49, 57,
1982)。走査型トンネル顕微鏡は、プローブ電極の先端
(ティップ)と導電性の試料との間に流れるトンネル電
流の値が一定となるようにティップと試料と間の距離を
制御しながら、ティップを試料の表面に沿って二次元的
に走査し、このときのティップと試料との間の距離を制
御する制御信号より、試料の表面の電子雲の情報や試料
の形状をサブナノメートルのオーダー(原子オーダー)
で観測するものである。
【0005】このような走査型トンネル顕微鏡の原理を
応用すれば、十分に原子オーダーでの高密度な記録再生
を行うことが可能である。たとえば、特開昭61−80
536号公報に開示されている記録再生装置では、電子
ビームなどによって記録媒体の表面に吸着した原子粒子
を取り除くことによって情報の記録を行うとともに、記
録した情報の再生を走査型トンネル顕微鏡により行って
いる。また、USP第4,575,822号明細書に開
示されている記録再生装置では、ティップと記録媒体の
表面との間に流れるトンネル電流を用いて、記録媒体の
表面に形成された誘電体に電荷を注入することにより、
情報の記録を行っている。さらに、レーザー光,電子ビ
ームまたは粒子線などを用いて、記録媒体の物理的な崩
壊または磁性的な崩壊を生じさせることにより、情報の
記録を行う方法も提案されている。
【0006】前述した電圧電流のスイッチング特性に対
してメモリ効果をもつ材料からなる薄膜層を記録層とし
て用いるとともに、記録および再生を走査型トンネル顕
微鏡の原理を利用して行う記録再生方法も提案されてい
る(特開昭63−161552号公報や特開昭63−1
61553号公報)。この記録再生方法によれば、記録
ビットのサイズを10nmとしたとき、1012bit/
cm2 もの大容量記録再生が可能となる。たとえば、こ
の記録再生方法による記録再生装置600 は、図6に示す
ように、記録媒体601 と、記録媒体ステージ610 と、粗
動機構611 と、XY方向粗動制御回路612 と、Z方向粗
動制御回路613 と、プローブ電極614 と、XY方向微動
機構615 と、Z方向微動機構616 と、XY方向微動制御
回路617と、Z方向微動制御回路618 と、電流アンプ619
と、マイクロコンピュータ620と、第1のサーボ回路62
1 と、第2のサーボ回路622 と、電源623 とを含む。記
録再生装置600 の各構成要素について、以下に詳細に説
明する。
【0007】(1)記録媒体601 記録媒体601 は、同図に示すように、基板602 と、基板
602 上に形成された基板電極603 と、基板電極603 上に
形成された記録層604 とからなる。ここで、記録層604
は、電圧電流のスイッチング特性に対してメモリ効果を
もつ材料からなる薄膜層であり、プローブ電極610 およ
び基板電極603 とともに、金属−有機絶縁膜−金属構造
を有するMIM素子を構成するものである。
【0008】(2)記録媒体ステージ610 ,粗動機構61
1 ,XY方向粗動制御回路612 およびZ方向粗動制御回
路613 記録媒体ステージ610 は、記録媒体601 が載置されるも
のである。粗動機構611 は、記録媒体ステージ610 を図
示X軸方向,Y軸方向およびZ軸方向にそれぞれ粗動さ
せることにより、記録媒体601 を図示X軸方向,Y軸方
向およびZ軸方向にそれぞれ移動させるものである。X
Y方向粗動制御回路612 は、マイクロコンピュータ620
により制御されて、粗動機構611 を図示X軸方向および
Y軸方向にそれぞれ駆動するものである。Z方向粗動制
御回路613 は、第1のサーボ回路621 から送られてくる
粗動制御信号に応じて粗動機構611 を図示Z軸方向に駆
動するものである。
【0009】(3)プローブ電極614 ,XY方向微動機
構615 ,Z方向微動機構616 ,XY方向微動制御回路61
7 およびZ方向微動制御回路618 プローブ電極614 は、記録媒体601 に対向して設けられ
ている。XY方向微動機構615 は、プローブ電極614 を
図示X軸方向およびY軸方向にそれぞれ微動させること
により、プローブ電極614 を記録媒体601 に対して二次
元走査させるものである。Z方向微動機構616 は、プロ
ーブ電極614 を図示Z軸方向に微動させることにより、
プローブ電極614 と記録媒体601 との間の距離を微調さ
せるものである。XY方向微動制御回路617 は、マイク
ロコンピュータ620 により制御されて、XY方向微動機
構615 を図示X軸方向およびY軸方向にそれぞれ駆動す
るものである。Z方向微動制御回路618 は、第2のサー
ボ回路622 から送られてくる微動制御信号に応じてZ方
向微動機構616 を図示Z軸方向に駆動するものである。
【0010】(4)電流アンプ619 ,マイクロコンピュ
ータ620 ,第1のサーボ回路621 ,第2のサーボ回路62
2 および電源623 電流アンプ619 は、プローブ電極614 と記録媒体601 と
の間に流れる電流を増幅してマイクロコンピュータ620
,第1のサーボ回路621 および第2のサーボ回路622
にそれぞれ出力するものである。第1のサーボ回路621
は、電流アンプ619 から送られてくる電流の値とマイク
ロコンピュータ620 から送られてくる、プローブ電極61
4 と記録層604 との間の距離を所定の距離に保つための
第1の電流設定値とを比較して、プローブ電極614 と記
録媒体601 との間の距離を粗動制御させる粗動制御信号
をZ方向粗動制御回路613 に出力するものである。第2
のサーボ回路622 は、電流アンプ619 から送られてくる
電流の値とマイクロコンピュータ620 から送られてく
る、プローブ電極614 と記録層604 との間の距離を所定
の距離に保つための第2の電流設定値とを比較して、プ
ローブ電極614 と記録媒体601 との間の距離を微動制御
させる微動制御信号をZ方向微動制御回路618 に出力す
るものである。電源623 は、記録媒体601 とプローブ電
極614 との間に、記録時には記録用バイアス電圧および
記録用パルス電圧を印加し、再生時には再生用バイアス
電圧を印加し、消去時には消去用バイアス電圧および消
去用パルス電圧を印加するものである。マイクロコンピ
ュータ620 は、XY方向粗動制御回路612 ,XY方向微
動制御回路617 および電源623 をそれぞれ制御するとと
もに、前述した第1の電流設定値および第2の電流設定
値を第1のサーボ回路621 および第2のサーボ回路622
にそれぞれ出力するものである。
【0011】次に、記録再生装置600 の記録時および再
生時の動作について説明する。
【0012】記録時には、電源623 がマイクロコンピュ
ータ620 によって制御されて、電源623 から記録媒体60
1 の基板電極603 に所定のバイアス電圧が印加される。
これにより、プローブ電極614 と記録媒体601 の基板電
極603 との間に、所定のバイアス電圧が印加される。こ
のときプローブ電極614 で検出される電流(すなわち、
プローブ電極614 と基板電極603 との間に流れる電流)
は、電流アンプ619 で増幅されたのち、マイクロコンピ
ュータ620 ,第1のサーボ回路621 および第2のサーボ
回路622 にそれぞれ送られる。
【0013】第1のサーボ回路621 では、電流アンプ61
9 から送られてくる電流の値とマイクロコンピュータ62
0 から送られてくる第1の電流設定値とが比較され、こ
の両者の値が同じになるようにプローブ電極614 と記録
層604 との間の距離を粗動制御させる粗動制御信号がZ
方向粗動制御回路613 に出力される。Z方向粗動制御回
路613 では、この粗動制御信号に基づいて粗動機構611
を図示Z軸方向に駆動する信号が作成されて、粗動機構
611 に出力される。これにより、プローブ電極614 と記
録層604 との間の距離が粗調整される。また、第2のサ
ーボ回路622 では、電流アンプ619 から送られてくる電
流の値とマイクロコンピュータ620 から送られてくる第
2の設定電流値とが比較され、この両者の値が同じにな
るようにプローブ電極614 と記録層604 との間の距離を
微動制御させる微動制御信号がZ方向微動制御回路618
に出力される。Z方向微動制御回路618 では、この微動
制御信号に基づいてZ方向微動機構615 を図示Z軸方向
に駆動する信号が作成されて、Z方向微動機構615 に出
力される。これにより、プローブ電極614 と記録層604
との間の距離が微調整されて、所定の距離に保たれる。
【0014】XY方向粗動制御回路612 では、マイクロ
コンピュータ620 からの指令に基づいて粗動機構611 を
図示X軸方向およびY軸方向に駆動する信号が作成され
て、粗動機構611 に出力される。また、XY方向微動制
御回路617 では、マイクロコンピュータ620 からの指令
に基づいてXY方向微動機構615 を図示X軸方向および
Y軸方向に駆動する信号が作成されて、XY方向微動機
構615 に出力される。これにより、プローブ電極614 が
記録媒体601 の記録位置まで走査される。
【0015】電源623 では、マイクロコンピュータ620
からの指令に基づいて記録用バイアス電圧および記録用
パルス電圧が発生される。記録用バイアス電圧および記
録用パルス電圧は、記録媒体601 の基板電極602 を介し
て記録層604 に印加される。記録層604 の記録用パルス
電圧が印加された部分の導電率が局所的に変化すること
により、記録層604 に記録ビットが形成される。
【0016】再生時には、プローブ電極614 が、記録時
と同様にして、記録媒体601 の再生位置まで走査され
る。その後、電源623 で、再生用バイアス電圧が発生さ
れる。再生用バイアス電圧は、記録媒体601 の基板電極
603 を介して記録層604 に印加される。このとき、記録
層604 と基板電極603 との間に流れる電流が、電流アン
プ619 により増幅されたのち、マイクロコンピュータ62
0 へ送られる。マイクロコンピュータ620 では、送られ
てきた電流の値より記録層604 の導電率が求められる。
求められた導電率の値により記録ビットの有無がわかる
ため、記録された情報の再生が可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の記録再生装置600 では、情報の記録を行うため
に、記録媒体601 に記録用パルス電圧を印加しても、記
録層604 の不均一性により導電率が変化しないなどとい
った記録誤りが発生してしまうという問題がある。
【0018】本発明の目的は、電圧印加により導電率が
変化する記録媒体に確実に情報を記録することができる
記録装置および記録再生装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の記録装置
は、第1の電極,第2の電極および該第1の電極と該第
2の電極との間に設けられた、電圧の印加により導電率
が変化する記録層を含む記録媒体と、前記第1の電極と
前記第2の電極との間に記録用電圧を印加する電圧印加
手段とを含み、該電圧印加手段から前記第1の電極と前
記第2の電極との間に前記記録用電圧を印加して情報を
記録する記録装置において、前記記録用電圧の印加時お
よび該記録用電圧の印加後の少なくとも一方で前記第1
の電極と前記第2の電極との間に流れる電流を検出する
電流検出手段と、該電流検出手段で検出された前記電流
の値によって前記情報が正確に記録されたか否かを判定
し、前記情報が正確に記録されなかったと判定したとき
には、前記記録用電圧を前記第1の電極と前記第2の電
極との間に再度印加するよう前記電圧印加手段に指令を
送る判定手段とを具備する。
【0020】本発明の第1の記録再生装置は、第1の電
極,第2の電極および該第1の電極と該第2の電極との
間に設けられた、電圧の印加により導電率が変化する記
録層を含む記録媒体と、前記第1の電極と前記第2の電
極との間に記録用電圧および再生用電圧をそれぞれ印加
する電圧印加手段とを含み、該電圧印加手段から前記第
1の電極と前記第2の電極との間に前記記録用電圧を印
加して情報を記録するとともに、前記電圧印加手段から
前記第1の電極と前記第2の電極との間に前記再生用電
圧を印加して前記記録された情報を再生する記録再生装
置において、前記記録用電圧の印加時および該記録用電
圧の印加後の少なくとも一方で前記第1の電極と前記第
2の電極との間に流れる電流を検出する電流検出手段
と、該電流検出手段で検出された前記電流の値によって
前記情報が正確に記録されたか否かを判定し、前記情報
が正確に記録されなかったと判定したときには、前記記
録用電圧を前記第1の電極と前記第2の電極との間に再
度印加するよう前記電圧印加手段に指令を送る判定手段
とを具備する。
【0021】本発明の第2の記録装置は、互いに平行に
設けられた第1の電極群,互いに平行にかつ該第1の電
極群と互いに直交して設けられた第2の電極群および該
第1の電極群と該第2の電極群との間に設けられた、電
圧の印加により導電率が局所的に変化する記録層を含む
記録媒体と、記録用電圧を発生するとともに、前記第1
の電極群のうちの一つと前記第2の電極群のうちの一つ
とをそれぞれ選択して、該選択された第1の電極と第2
の電極との間に前記記録用電圧を印加させる選択電圧印
加手段とを含み、前記選択された第1の電極と第2の電
極との間に前記選択電圧印加手段から前記記録用電圧を
印加して情報を記録する記録装置において、前記記録用
電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の少なくとも
一方で前記選択された第1の電極と第2の電極との間に
流れる電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段
で検出された前記電流の値によって前記情報が正確に記
録されたか否かを判定し、前記情報が正確に記録されな
かったと判定したときには、前記記録用電圧を前記第1
の電極と前記第2の電極との間に再度印加するよう前記
選択電圧印加手段に指令を送る判定手段とを具備する。
【0022】本発明の第2の記録再生装置は、互いに平
行に設けられた第1の電極群,互いに平行にかつ該第1
の電極群と互いに直交して設けられた第2の電極群およ
び該第1の電極群と該第2の電極群との間に設けられ
た、電圧の印加により導電率が局所的に変化する記録層
を含む記録媒体と、記録用電圧および再生用電圧をそれ
ぞれ発生するとともに、前記第1の電極群のうちの一つ
と前記第2の電極群のうちの一つとをそれぞれ選択し
て、該選択された第1の電極と第2の電極との間に前記
記録用電圧および前記再生用電圧をそれぞれ印加させる
選択電圧印加手段とを含み、前記選択された第1の電極
と第2の電極との間に前記選択電圧印加手段から前記記
録用電圧を印加して情報を記録するとともに、前記選択
された第1の電極と第2の電極との間に前記選択電圧印
加手段から前記再生用電圧を印加して前記記録された情
報を再生する記録再生装置において、前記記録用電圧の
印加時および該記録用電圧の印加後の少なくとも一方で
前記選択された第1の電極と第2の電極との間に流れる
電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検出
された前記電流の値によって前記情報が正確に記録され
たか否かを判定し、前記情報が正確に記録されなかった
と判定したときには、前記記録用電圧を前記第1の電極
と前記第2の電極との間に再度印加するよう前記選択電
圧印加手段に指令を送る判定手段とを具備する。
【0023】本発明の第3の記録装置は、プローブ電極
と、該プローブ電極と互いに対向して設けられた、電圧
の印加により導電率が局所的に変化する記録媒体と、該
記録媒体と前記プローブ電極との間に記録用電圧を印加
する電圧印加手段とを含み、該電圧印加手段から前記記
録媒体と前記プローブ電極との間に前記記録用電圧を印
加して情報を記録する記録装置において、前記記録用電
圧の印加時および該記録用電圧の印加後の少なくとも一
方で前記記録媒体と前記プローブ電極との間に流れる電
流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検出さ
れた前記電流の値によって前記情報が正確に記録された
か否かを判定し、前記情報が正確に記録されなかったと
判定したときには、前記記録用電圧を前記第1の電極と
前記第2の電極との間に再度印加するよう前記電圧印加
手段に指令を送る判定手段とを具備する。
【0024】本発明の第3の記録再生装置は、プローブ
電極と、該プローブ電極と互いに対向して設けられた、
電圧の印加により導電率が局所的に変化する記録媒体
と、該記録媒体と前記プローブ電極との間に記録用電圧
および再生用電圧をそれぞれ印加する電圧印加手段とを
含み、該電圧印加手段から前記記録媒体と前記プローブ
電極との間に前記記録用電圧を印加して情報を記録する
とともに、前記電圧印加手段から前記記録媒体と前記プ
ローブ電極との間に前記再生用電圧を印加して前記記録
された情報を再生する記録再生装置において、前記記録
用電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の少なくと
も一方で前記記録媒体と前記プローブ電極との間に流れ
る電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検
出された前記電流の値によって前記情報が正確に記録さ
れたか否かを判定し、前記情報が正確に記録されなかっ
たと判定したときには、前記記録用電圧を前記記録媒体
と前記プローブ電極との間に再度印加するよう前記電圧
印加手段に指令を送る判定手段とを具備する。
【0025】
【作用】本発明の第1および第2の記録装置と第1およ
び第2の記録再生装置とでは、記録用電圧を印加して記
録媒体の導電率を増加させることにより記録を行う場合
には、記録用電圧の印加後または記録電圧の減少時に第
1の電極と第2の電極との間に流れる放電電流の有無に
より、情報が正確に行われたか否かを判定することがで
きる。すなわち、この場合には、記録媒体への記録用電
圧の印加中に電荷が記録媒体に蓄積されることによって
情報の記録が行われるため、情報の記録が正確に行われ
たときには、記録用電圧の印加時に電荷の蓄積による電
流が記録層を瞬間的に流れ、記録用電圧の印加後に放電
電流が発生しない。これに対して、情報の記録が正確に
行われなかったときには、記録用電圧の印加による記録
媒体の導電率の変化が生じないため、記録用電圧の印加
後または記録電圧の減少時に、前記蓄積された電荷が放
電することによる放電電流が外部回路に流れる。
【0026】また、記録用電圧を印加して記録媒体の導
電率を減少させることにより記録を行う場合には、記録
用電圧の印加後または記録電圧の減少時に第1の電極と
第2の電極との間に流れる放電電流の有無により、情報
が正確に行われたか否かを判定することができる。すな
わち、この場合には、情報の記録が正確に行われたとき
には、導電率が減少し、記録用電圧の印加直後(記録用
電圧の印加時)または記録電圧の減少時に、外部回路に
流れる放電電流が発生する。これに対して、情報の記録
が正確に行われなかったときには、記録用電圧の印加に
よる記録媒体の導電率の変化が生じないため、記録用電
圧の印加時に、前記放電電流が第1の電極と第2の電極
との間に流れない。
【0027】したがって、記録用電圧の印加時および記
録用電圧の印加後の少なくとも一方で放電電流の有無を
検出することにより、記録が正確に行われたか否かの判
定を行うことができる。
【0028】なお、本発明の第2の記録装置および第2
の記録再生装置では、互いに平行に設けられた第1の電
極群,互いに平行にかつ第1の電極群と互いに直交して
設けられた第2の電極群および第1の電極群と第2の電
極群との間に設けられた、電圧の印加により導電率が局
所的に変化する記録層を含む記録媒体を用いるととも
に、第1の電極群のうちの一つと第2の電極群のうちの
一つとをそれぞれ選択して、選択された第1の電極と第
2の電極との間に記録用電圧を印加して情報を記録する
ことにより、記録媒体の表面を碁盤目状に分割して、二
次元的に情報を記録することができる。
【0029】本発明の第3の記録装置および第3の記録
再生装置では、記録用電圧を印加して記録媒体の導電率
を増加させることにより記録を行う場合には、記録用電
圧の印加後または記録電圧の減少時に記録媒体とプロー
ブ電極との間に流れる放電電流の有無により、情報が正
確に行われたか否かを判定することができる。すなわ
ち、この場合には、記録媒体への記録用電圧の印加によ
って情報の記録が行われ、情報の記録が正確に行われた
ときには、記録用電圧の印加後に放電電流が発生しな
い。これに対して、情報の記録が正確に行われなかった
ときには、記録用電圧の印加による記録媒体の導電率の
変化が生じないため、記録用電圧の印加後に、蓄積され
た電荷が放電することによる放電電流が記録媒体とプロ
ーブ電極との間に流れる。
【0030】また、記録用電圧を印加して記録媒体の導
電率を減少させることにより記録を行う場合には、記録
用電圧の印加時に記録媒体とプローブ電極との間に流れ
る放電電流の有無により、情報が正確に行われたか否か
を判定することができる。すなわち、この場合には、情
報の記録が正確に行われたときには、記録用電圧の印加
直後(記録用電圧の印加時)または記録電圧の減少時
に、記録媒体とプローブ電極との間に流れる放電電流が
発生する。これに対して、情報の記録が正確に行われな
かったときには、記録用電圧の印加による記録媒体の導
電率の変化が生じないため、記録用電圧の印加時に、前
記放電電流が記録媒体とプローブ電極との間に流れな
い。
【0031】したがって、記録用電圧の印加時および記
録用電圧の印加後の少なくとも一方で放電電流の有無を
検出することにより、記録が正確に行われたか否かの判
定を行うことができる。
【0032】なお、本発明の第3の記録装置および第3
の記録再生装置では、走査型トンネル顕微鏡の原理を応
用して情報の記録(および再生)ができるため、大容量
の情報を記録することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0034】図1は、本発明の第1の記録装置の一実施
例を示す概略構成図である。
【0035】記録装置10は、記録媒体11と、電流ア
ンプ12と、判定回路13と、記録用パルス電圧発生回
路14とを含む。ここで、記録媒体11は、下部電極1
1と、上部電極112 と、下部電極111 と上部電極
112 との間に設けられた、電圧の印加により導電率が
変化する記録層113 とを含む。すなわち、記録媒体1
1は、前述したMIM素子の素子構造を有するものであ
る。記録用パルス電圧発生回路14は、記録用パルス電
圧を発生し、発生した記録用パルス電圧を下部電極11
1 と上部電極112 との間に印加するものである。電流
アンプ12は、記録用電圧の印加時および記録用電圧の
印加後に下部電極111 と上部電極11 2 との間に流れ
る電流を検出して増幅するものである。判定回路13
は、電流アンプ12から送られてくる電流の値によって
情報が正確に記録されたか否かを判定し、情報が正確に
記録されなかったと判定したときには、記録用パルス電
圧を下部電極111 と上部電極112 との間に再度印加
するよう記録用パルス電圧発生回路14に指令を送るも
のである。
【0036】記録用パルス電圧発生回路14から見た記
録媒体11の等価回路は、図2(A)に示すように、素
子抵抗Rと容量Cとの並列回路として表わされる。な
お、容量Cには、接続ケーブルなどの容量も含まれる。
ここで、素子抵抗Rの抵抗値は、記録媒体11の導電率
ρの逆数に対応する。したがって、記録媒体11の導電
率ρが小さい場合には(ρ=ρL )、容量Cが支配的と
なるため、記録媒体11の等価回路は、図2(B)に示
すように、容量Cのみで近似的に表わされる。また、記
録媒体11の導電率ρが大きい場合には(ρ=ρH )、
素子抵抗Rが支配的となるため、記録媒体11の等価回
路は、図2(C)に示すように、素子抵抗Rのみで近似
的に表わされる。
【0037】まず、導電率ρが小さい状態の記録媒体1
1に対して記録用パルス電圧を印加することにより、記
録媒体11の導電率ρを大きくさせて情報の記録を行う
場合について考える。図3(A)に示すように、時刻t
1 から時刻t2 にかけて、記録用パルス電圧を記録媒体
11に印加することにより、記録媒体11の導電率ρを
小さい導電率ρL から大きい導電率ρH に変化させる。
このとき、記録媒体11の等価回路は、図2(B)に示
したような容量Cのみで近似的に表わされるものとなっ
ている。したがって、電流アンプ12で検出される電流
の波形は、図3(B)に示すように、容量Cを充電する
ための電流が時刻t1 で瞬間的に流れたのち指数関数的
に減少する波形となる。
【0038】その後、記録媒体11の導電率ρは時刻t
2 までの間に小さい導電率ρL から大きい導電率ρH
変化するため、容量Cに蓄えられた電荷は記録媒体11
の記録層113 を介して放電されると同時に、電流が流
れるようになる。これに対して、記録用パルス電圧を印
加しても記録媒体11の導電率ρが変化せずに小さい導
電率ρL のままであれば、記録媒体11の等価回路は図
2(B)に示したような容量Cのみで近似的に表わされ
たままである。したがって、このとき電流アンプ12で
検出される電流の波形は、図3(C)に示すように、記
録用パルス電圧の印加を中止した時刻t2 で、容量Cに
蓄えられた電荷が上部電極113 および下部電極111
から電流アンプ12に流れ込む放電電流が瞬間的に流れ
たのち指数関数的に減少する波形となる。したがって、
この放電電流の有無により、記録媒体11の導電率ρが
変化したかどうか、すなわち、情報の記録が正確に行わ
れたか否かの判定が可能となる。
【0039】そこで、判定回路13において、図3
(B),(C)にそれぞれ示すように、放電電流の発生
する向きに基準電流値I0 を設定し、記録用パルス電圧
印加後に、基準電流値I0 を超える電流が電流アンプ1
2から送られてきたときには、情報の記録が正確に行わ
れなかったと判定する。この場合には、判定回路13か
ら記録用パルス電圧発生回路14に、再び記録用パルス
電圧を記録媒体11に再度印加させる指令が出力され
る。なお、基準電流値I0 は、誤動作の発生を抑制でき
る大きさに設定されていればよい。
【0040】次に、導電率ρが大きい状態の記録媒体1
1に対して記録用パルス電圧を印加することにより、記
録媒体11の導電率ρを小さくさせて情報の記録を行う
場合について考える。記録用パルス電圧が印加されて記
録媒体11の導電率ρが大きい導電率ρH から小さい導
電率ρL に変化すると、記録媒体11の等価回路におけ
る容量Cの相対的大きさが増加するため、容量Cの効果
が顕著になる。したがって、記録用パルス電圧が印加さ
れた直後(記録用パルス電圧印加時)に、電流アンプ1
2では、容量Cに蓄積された電荷の放電電流が検出され
る。これに対して、記録用パルス電圧が印加されて記録
媒体11の導電率ρが変化しなかったときには、容量C
の効果は現われず、記録用パルス電圧の印加時に、電流
アンプ12で、放電電流が検出されない。したがって、
判定回路13において、放電電流の発生する向きに基準
電流値I0 を設定し、記録用パルス電圧印加時に、基準
電流値I0 を超える電流が電流アンプ12から送られて
こなかったときには、情報の記録が正確に行われなかっ
たと判定することにより、情報の記録が正確に行えたか
否かの判定ができる。なお、判定回路13において情報
の記録が正確に行われなかったと判定された場合には、
判定回路13から記録用パルス電圧発生回路14に、再
び記録用パルス電圧を記録媒体11に再度印加させる指
令が出力される。
【0041】以上のように、本実施例の記録装置10で
は、情報の記録が正確に行われるまで、記録用パルス電
圧を記録媒体11に印加させることを自動的に繰り返さ
せることができるため、記録時の誤り率を大きく減少さ
せることができる。
【0042】次に、本発明の第1の記録再生装置の一実
施例について説明する。
【0043】図1に示した記録装置10は記録機能のみ
を有するものであるが、再生時に記録媒体11の下部電
極111 と上部電極112 との間に再生用電圧(再生用
バイアス電圧)を印加する手段と電流アンプ12から送
られてくる電流より情報を再生する情報再生手段とを記
録装置10に付加することにより、再生機能をも具備す
る記録再生装置を構成することができる。
【0044】次に、本発明の第2の記録装置の一実施例
について、図4(A),(B)をそれぞれ参照して説明
する。
【0045】記録装置50は、記録媒体51と、記録用
パルス電圧発生回路52と、下部電極選択回路53と、
上部電極選択回路54と、電流アンプ55と、判定回路
56と、マイクロコンピュータ57とを含む。記録装置
50の各構成要素について、以下に説明する。
【0046】(1)記録媒体51 記録媒体51は、互いに平行に設けられた下部電極群
(下部電極5111〜51 18)と、互いに平行にかつ下部
電極群と互いに直交して設けられた上部電極群(上部電
極5121〜5128)と、下部電極群と上部電極群との間
に設けられた、電圧の印加により導電率が局所的に変化
するLB膜からなる記録層513 とを含むものである。
【0047】(2)記録用パルス電圧発生回路52,下
部電極選択回路53および上部電極選択回路54 記録用パルス電圧発生回路52は、マイクロコンピュー
タ57から送られてくる指令に従って記録用パルス電圧
を発生するとともに、判定回路56から送られてくる指
令に従って記録用パルス電圧を発生するものである。下
部電極選択回路53は、下部電極群(下部電極5111
5118)のうちの一つを選択して記録用パルス電圧発生
回路52と接続させるものである。上部電極選択回路5
4は、上部電極群(上部電極5121〜5128)のうちの
一つを選択して電流アンプ55と接続させるものであ
る。
【0048】(3)電流アンプ55 電流アンプ55は、記録用パルス電圧の印加時および記
録用パルス電圧の印加後に、下部電極選択回路53で選
択された下部電極と上部電極選択回路54で選択された
上部電極との間に流れる電流を検出して増幅するもので
ある。
【0049】(4)判定回路56 判定回路56は、電流アンプ55から送られてくる電流
の値によって情報が正確に記録されたか否かを判定し、
情報が正確に記録されなかったと判定したときには、記
録用パルス電圧を再度発生するよう記録用パルス電圧発
生回路52に指令を送るものである。
【0050】(5)マイクロコンピュータ57 マイクロコンピュータ57は、記録用パルス電圧発生回
路52,下部電極選択回路53および上部電極選択回路
54をそれぞれ制御するものである。
【0051】次に、記録装置50の動作について説明す
る。
【0052】記録用パルス電圧を発生させる指令がマイ
クロコンピュータ57から記録用パルス電圧発生回路5
2に出力されることにより、記録用パルス電圧が記録用
パルス電圧発生回路52で発生される。記録用パルス電
圧を印加すべき下部電極(たとえば、同図(A)図示左
端の下部電極5111)を選択させる指令が、マイクロコ
ンピュータ57から下部電極選択回路53に出力される
とともに、情報の記録が行われる位置に対応する上部電
極(たとえば、同図(A)図示上端の上部電極5121
を選択させる指令が、マイクロコンピュータ57から上
部電極選択回路54に出力される。これにより、下部電
極選択回路53により選択された下部電極5111と上部
電極選択回路54により選択された上部電極5121との
間に、記録用パルス電圧が印加されて、記録層513
の情報の記録が行われる。
【0053】下部電極選択回路53により選択された下
部電極5111と上部電極選択回路54により選択された
上部電極5121との間に流れる電流は、電流アンプ55
によって検出されて増幅されたのち、判定回路56に送
られる。判定回路56では、電流アンプ55から送られ
てくる電流を用いて、上述した図1に示した判定回路1
3と同様な方法により、情報が正確に記録されたか否か
判定される。記録が正確に記録されたと判定された場合
には、情報の記録が正確に行われたという情報が、判定
回路56からマイクロコンピュータ57に送られる。マ
イクロコンピュータ57では、判定回路56からこの情
報が送られてくると、次の記録位置を選択させるため、
記録用パルス電圧を印加すべき下部電極(たとえば、同
図(A)図示左端から2番目の下部電極5112)を選択
させる指令が、マイクロコンピュータ57から下部電極
選択回路53に出力されるとともに、情報の記録が行わ
れる位置に対応する上部電極(たとえば、同図(A)図
示上端の上部電極5121)を選択させる指令が、マイク
ロコンピュータ57から上部電極選択回路54に出力さ
れる。一方、記録が正確に記録されなかったと判定され
た場合には、情報の記録を再度行うという情報が判定回
路56からマイクロコンピュータ57に出力される。マ
イクロコンピュータでは、この情報が判定回路56から
送られてくると、次の記録位置を選択させる動作を中止
する。また、記録用パルス電圧を再度発生させる指令
が、判定回路56から記録用パルス電圧発生回路52に
出力される。これにより、記録層513 の同じ位置に情
報の記録が再度行われる。かかる動作が繰り返されるこ
とにより、情報が記録媒体51に二次元的に記録され
る。
【0054】したがって、記録装置50では、情報が正
確に記録されるまで記録用パルス電圧の印加が繰り返さ
れるため、記録ビット形成時の誤り率を大きく減少させ
ることができる。なお、記録装置50における消去動作
に関しても、上述した記録時の動作と同様の動作を行う
ことにより、記録媒体51に記録された情報を安定に消
去することができる。
【0055】次に、本発明の第2の記録再生装置の一実
施例について説明する。
【0056】図4に示した記録装置50は記録機能のみ
を有するものであるが、記録用パルス電圧発生回路52
およびマイクロコンピュータ57に以下に示す機能を付
加することにより、再生機能をも有する記録再生装置を
構成することができる。 (1)記録用パルス電圧発生回路52に、再生時に再生
用電圧を発生する機能を付加する。 (2)マイクロコンピュータ57に、再生時に、再生用
電圧を印加すべき下部電極を選択させる指令を下部電極
選択回路53に出力するとともに、情報の再生が行われ
る位置に対応する上部電極を選択させる指令を上部電極
選択回路54に出力する機能と、再生時に電流アンプ1
2から送られてくる電流より情報を再生する機能とを付
加する。
【0057】なお、上記(1)に示した、記録用パルス
電圧発生回路52に、再生時に再生用電圧を発生する機
能を付加する代わりに、再生時に再生用電圧を発生する
手段を別途設けてもよい。
【0058】次に、本発明の第3の記録再生装置の一実
施例について、図5を参照して説明する。
【0059】記録再生装置100 は、電流アンプ119 で検
出された電流の値によって情報が正確に記録されたか否
かを判定し、情報が正確に記録されなかったと判定した
ときには、記録用電圧を記録媒体101 とプローブ電極11
4 との間に再度印加するよう電源123 に指令を送る判定
回路130 を具備する点で、図6に示した従来の記録再生
装置600 と異なる。
【0060】次に、記録再生装置100 の記録時および再
生時の動作について説明する。
【0061】記録時には、電源123 がマイクロコンピュ
ータ120 によって制御されて、電源123 から記録媒体10
1 の基板電極103 に所定のバイアス電圧が印加される。
これにより、プローブ電極114 と記録媒体101 の記録層
104 との間に、所定のバイアス電圧が印加される。この
ときプローブ電極114 で検出される電流(すなわち、プ
ローブ電極114 と記録層104 との間に流れる電流)は、
電流アンプ119 で増幅されたのち、マイクロコンピュー
タ120 ,第1のサーボ回路121 および第2のサーボ回路
122 にそれぞれ送られる。
【0062】第1のサーボ回路121 では、電流アンプ11
9 から送られてくる電流の値とマイクロコンピュータ12
0 から送られてくる第1の電流設定値とが比較され、こ
の両者の値が同じになるようにプローブ電極114 と記録
層104 との間の距離を粗動制御させる粗動制御信号がZ
方向粗動制御回路113 に出力される。Z方向粗動制御回
路113 では、この粗動制御信号に基づいて粗動機構111
を図示Z軸方向に駆動する信号が作成されて、粗動機構
111 に出力される。これにより、プローブ電極114 と記
録層104 との間の距離が粗調整される。また、第2のサ
ーボ回路122 では、電流アンプ119 から送られてくる電
流の値とマイクロコンピュータ120 から送られてくる第
2の設定電流値とが比較され、この両者の値が同じにな
るようにプローブ電極114 と記録層104 との間の距離を
微動制御させる微動制御信号がZ方向微動制御回路118
に出力される。Z方向微動制御回路118 では、この微動
制御信号に基づいてZ方向微動機構115 を図示Z軸方向
に駆動する信号が作成されて、Z方向微動機構115 に出
力される。これにより、プローブ電極114 と記録層104
との間の距離が微調整されて、所定の距離に保たれる。
【0063】XY方向粗動制御回路112 では、マイクロ
コンピュータ120 からの指令に基づいて粗動機構111 を
図示X軸方向およびY軸方向に駆動する信号が作成され
て、粗動機構111 に出力される。また、XY方向微動制
御回路117 では、マイクロコンピュータ120 からの指令
に基づいてXY方向微動機構115 を図示X軸方向および
Y軸方向に駆動する信号が作成されて、XY方向微動機
構115 に出力される。これにより、プローブ電極114 が
記録媒体101 の記録位置まで走査される。
【0064】電源123 では、マイクロコンピュータ120
からの指令に基づいて記録用バイアス電圧および記録用
パルス電圧が発生される。記録用バイアス電圧および記
録用パルス電圧が、記録媒体101 の基板電極102 を介し
て記録層104 に印加される。記録層104 の記録用パルス
電圧が印加された部分の導電率が局所的に変化すること
により、記録層104 に記録ビットが形成される。
【0065】ここで、初期状態において小さい導電率ρ
L を有する記録層104 に対して記録用電圧(記録用バイ
アス電圧および記録用パルス電圧)を印加して記録層10
4 の導電率を大きくさせることによって記録を行う場合
には、図1に示した記録装置10の動作で説明したよう
に、記録用電圧の印加により記録層104 の導電率ρが小
さい導電率ρL から大きい導電率ρH に変化したときに
は、記録用電圧の印加後に電流アンプ119 で放電電流が
検出されないのに対して、記録用電圧の印加にもかかわ
らず記録層104 の導電率ρが変化しなかったときには、
記録用電圧の印加後に電流アンプ119 で放電電流が検出
される。したがって、判定回路130 において、記録用電
圧の印加後に電流アンプ119 から放電電流が送られてく
るか否かを検出することにより、情報の記録が正確に行
われたか否か判定することができる。なお、判定回路13
0 における放電電流の有無の検出方法としては、図1に
示した判定回路13における放電電流の有無の検出方法
と同様のものを用いればよい。
【0066】判定回路130 では、記録用電圧の印加後に
電流アンプ119 から送られてくる電流に放電電流が検出
されなかった場合には、情報の記録が正確に行われたも
のと判定され、情報の記録が正確に行われたという情報
が、判定回路130 からマイクロコンピュータ120 に送ら
れる。マイクロコンピュータ120 では、判定回路130か
らこの情報が送られてくると、次の記録位置へのプロー
ブ電極114 の走査動作が開始される。一方、判定回路13
0 では、記録用電圧の印加後に電流アンプ119から送ら
れてくる電流に放電電流が検出された場合には、情報の
記録が正確に行われなかったものと判定され、記録用電
圧を再度印加するという情報が、判定回路130 からマイ
クロコンピュータ120 に送られる。マイクロコンピュー
タ120 では、判定回路130 からこの情報が送られてくる
と、次の記録位置へのプローブ電極114 の走査動作が中
止される。また、記録用電圧(記録用バイアス電圧およ
び記録用パルス電圧)を再度印加させる指令が電源123
に送られて、記録用電圧が電源123 からは記録媒体101
に再度印加される。これにより、情報の記録が正確に行
われるまで記録用電圧の印加が繰り返されるため、記録
ビット形成時の誤り率を大きく減少させることができ、
記録媒体101 に確実に情報を記録することができる。
【0067】また、初期状態において大きい導電率ρH
を有する記録層104 に対して記録用電圧(記録用バイア
ス電圧および記録用パルス電圧)を印加して記録層104
の導電率を小さいさせることによって記録を行う場合に
は、図1に示した記録装置10の動作で説明したよう
に、記録用電圧の印加により記録層104 の導電率ρが大
きい導電率ρH から小さい導電率ρL に変化したときに
は、記録用電圧の印加直後(記録用電圧の印加時)に電
流アンプ119 で放電電流が検出されるのに対して、記録
用電圧の印加にもかかわらず記録層104 の導電率ρが変
化しなかったときには、記録用電圧の印加時に電流アン
プ119 で放電電流が検出されない。したがって、この場
合にも、判定回路130 において、電流アンプ119 から送
られてくる電流に放電電流があるか否かを検出すること
により、情報の記録が正確に行われたか否か判定するこ
とができる。なお、判定回路130 における放電電流の有
無の検出方法としては、図1に示した判定回路13にお
ける放電電流の有無の検出方法と同様のものを用いれば
よい。
【0068】判定回路130 では、記録用電圧印加時に電
流アンプ119 から送られてくる電流に放電電流が検出さ
れた場合には、情報の記録が正確に行われたものと判定
され、情報の記録が正確に行われたという情報が、判定
回路130 からマイクロコンピュータ120 に送られる。マ
イクロコンピュータ120 では、判定回路130 からこの情
報が送られてくると、次の記録位置へのプローブ電極11
4 の走査動作が開始される。一方、判定回路130 では、
記録用電圧印加時および記録用電圧の印加後に電流アン
プ119 から送られてくる電流に放電電流が検出されなか
った場合には、情報の記録が正確に行われなかったもの
と判定され、記録用電圧を再度印加するという情報が、
判定回路130 からマイクロコンピュータ120 に送られ
る。マイクロコンピュータ120 では、判定回路130 から
この情報が送られてくると、次の記録位置へのプローブ
電極114 の走査動作が中止される。また、記録用電圧
(記録用バイアス電圧および記録用パルス電圧)を再度
印加させる指令が電源123 に送られて、記録用電圧が電
源123 からは記録媒体101 に再度印加される。これによ
り、情報の記録が正確に行われるまで記録用電圧の印加
が繰り返されるため、記録ビット形成時の誤り率を大き
く減少させることができ、記録媒体101 に確実に情報を
記録することができる。
【0069】なお、記録再生装置100 における消去動作
に関しても、上述した記録時の動作と同様の動作を行う
ことにより、記録媒体101 に記録された情報を安定に消
去することができる。
【0070】再生時には、プローブ電極114 が、記録時
と同様にして、記録媒体101 の再生位置まで走査され
る。その後、電源123 で、再生用バイアス電圧が発生さ
れる。再生用バイアス電圧は、記録媒体101 の基板電極
102 を介して記録層104 に印加される。このとき、記録
層104 とプローブ電極114 との間に流れる電流が、電流
アンプ119 により増幅されたのち、マイクロコンピュー
タ120 へ送られる。マイクロコンピュータ120 では、送
られてきた電流の値より記録層104 の導電率が求められ
る。求められた導電率の値により記録ビットの有無がわ
かるため、記録された情報の再生が可能となる。
【0071】次に、本発明の第3の記録装置の一実施例
について説明する。
【0072】図5に示した記録再生装置100 は、記録機
能と再生機能とを具備するため、電源123 は再生用バイ
アス電圧を発生する機能を有し、また、マイクロコンピ
ュータ120 は電流アンプ119 から送られてくる電流より
情報を再生する機能を有したが、電源123 およびマイク
ロコンピュータ120 のこれらの機能を省略することによ
り、記録機能のみを具備する本発明による第2の記録装
置を構成することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。
【0074】記録用電圧の印加時および記録用電圧の印
加後の少なくとも一方で発生する放電電流の有無を検出
するだけで情報が正確に記録できたか否かを判定するこ
とができるとともに、情報が正確に記録できなかったと
判定した場合には再度記録動作を行わせることができる
ため、電圧印加により導電率が変化する記録媒体に、確
実に情報を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の記録装置の一実施例を示す概略
構成図である。
【図2】図1に示した記録媒体の等価回路を示す図であ
り、(A)は記録媒体の一般的な等価回路を示す図、
(B)は記録媒体の導電率が小さいときの近似的な等価
回路を示す図、(C)は記録媒体の導電率が大きいとき
の近似的な等価回路を示す図である。
【図3】図1に示した電流アンプで検出される電流の波
形の一例を示すグラフであり、(A)は記録用パルス電
圧の波形を示すグラフ、(B)は記録媒体の導電率が減
少したときの電流アンプで検出される電流の波形の一例
を示すグラフ、(C)は記録媒体の導電率が変化しなか
ったときの電流アンプで検出される電流の波形の一例を
示すグラフである。
【図4】本発明の第2の記録装置の一実施例を示す概略
構成図であり、(A)は記録装置の概略構成図、(B)
は記録媒体の側面図である。
【図5】本発明の第3の記録再生装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図6】本発明に係る記録再生装置の一従来例を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
10,50 記録装置 11,51 記録媒体 111,5111〜5118 下部電極 112,5121〜5128 上部電極 113,513 記録層 12,55 電流アンプ 13,56 判定回路 14,52 記録用パルス電圧発生回路 53 下部電極選択回路 54 上部電極選択回路 57 マイクロコンピュータ 100 記録再生装置 101 記録媒体 102 基板 103 基板電極 104 記録層 110 記録媒体ステージ 111 粗動機構 112 XY方向粗動制御回路 113 Z方向粗動制御回路 114 プローブ電極 115 XY方向微動機構 116 Z方向微動機構 117 XY方向微動制御回路 118 Z方向微動制御回路 119 電流アンプ 120 マイクロコンピュータ 121 第1のサーボ回路 122 第2のサーボ回路 123 電源 130 判定回路 R 素子抵抗 C 容量 I0 基準電流値 t1,t2 時刻 X,Y,Z 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貴志 悦朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電極,第2の電極および該第1の
    電極と該第2の電極との間に設けられた、電圧の印加に
    より導電率が変化する記録層を含む記録媒体と、前記第
    1の電極と前記第2の電極との間に記録用電圧を印加す
    る電圧印加手段とを含み、該電圧印加手段から前記第1
    の電極と前記第2の電極との間に前記記録用電圧を印加
    して情報を記録する記録装置において、 前記記録用電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の
    少なくとも一方で前記第1の電極と前記第2の電極との
    間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段で検出された前記電流の値によって前記
    情報が正確に記録されたか否かを判定し、前記情報が正
    確に記録されなかったと判定したときには、前記記録用
    電圧を前記第1の電極と前記第2の電極との間に再度印
    加するよう前記電圧印加手段に指令を送る判定手段とを
    具備することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 第1の電極,第2の電極および該第1の
    電極と該第2の電極との間に設けられた、電圧の印加に
    より導電率が変化する記録層を含む記録媒体と、前記第
    1の電極と前記第2の電極との間に記録用電圧および再
    生用電圧をそれぞれ印加する電圧印加手段とを含み、該
    電圧印加手段から前記第1の電極と前記第2の電極との
    間に前記記録用電圧を印加して情報を記録するととも
    に、前記電圧印加手段から前記第1の電極と前記第2の
    電極との間に前記再生用電圧を印加して前記記録された
    情報を再生する記録再生装置において、 前記記録用電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の
    少なくとも一方で前記第1の電極と前記第2の電極との
    間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段で検出された前記電流の値によって前記
    情報が正確に記録されたか否かを判定し、前記情報が正
    確に記録されなかったと判定したときには、前記記録用
    電圧を前記第1の電極と前記第2の電極との間に再度印
    加するよう前記電圧印加手段に指令を送る判定手段とを
    具備することを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 互いに平行に設けられた第1の電極群,
    互いに平行にかつ該第1の電極群と互いに直交して設け
    られた第2の電極群および該第1の電極群と該第2の電
    極群との間に設けられた、電圧の印加により導電率が局
    所的に変化する記録層を含む記録媒体と、記録用電圧を
    発生するとともに、前記第1の電極群のうちの一つと前
    記第2の電極群のうちの一つとをそれぞれ選択して、該
    選択された第1の電極と第2の電極との間に前記記録用
    電圧を印加させる選択電圧印加手段とを含み、前記選択
    された第1の電極と第2の電極との間に前記選択電圧印
    加手段から前記記録用電圧を印加して情報を記録する記
    録装置において、 前記記録用電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の
    少なくとも一方で前記選択された第1の電極と第2の電
    極との間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段で検出された前記電流の値によって前記
    情報が正確に記録されたか否かを判定し、前記情報が正
    確に記録されなかったと判定したときには、前記記録用
    電圧を前記第1の電極と前記第2の電極との間に再度印
    加するよう前記選択電圧印加手段に指令を送る判定手段
    とを具備することを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 互いに平行に設けられた第1の電極群,
    互いに平行にかつ該第1の電極群と互いに直交して設け
    られた第2の電極群および該第1の電極群と該第2の電
    極群との間に設けられた、電圧の印加により導電率が局
    所的に変化する記録層を含む記録媒体と、記録用電圧お
    よび再生用電圧をそれぞれ発生するとともに、前記第1
    の電極群のうちの一つと前記第2の電極群のうちの一つ
    とをそれぞれ選択して、該選択された第1の電極と第2
    の電極との間に前記記録用電圧および前記再生用電圧を
    それぞれ印加させる選択電圧印加手段とを含み、前記選
    択された第1の電極と第2の電極との間に前記選択電圧
    印加手段から前記記録用電圧を印加して情報を記録する
    とともに、前記選択された第1の電極と第2の電極との
    間に前記選択電圧印加手段から前記再生用電圧を印加し
    て前記記録された情報を再生する記録再生装置におい
    て、 前記記録用電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の
    少なくとも一方で前記選択された第1の電極と第2の電
    極との間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段で検出された前記電流の値によって前記
    情報が正確に記録されたか否かを判定し、前記情報が正
    確に記録されなかったと判定したときには、前記記録用
    電圧を前記第1の電極と前記第2の電極との間に再度印
    加するよう前記選択電圧印加手段に指令を送る判定手段
    とを具備することを特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 プローブ電極と、該プローブ電極と互い
    に対向して設けられた、電圧の印加により導電率が局所
    的に変化する記録媒体と、該記録媒体と前記プローブ電
    極との間に記録用電圧を印加する電圧印加手段とを含
    み、該電圧印加手段から前記記録媒体と前記プローブ電
    極との間に前記記録用電圧を印加して情報を記録する記
    録装置において、 前記記録用電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の
    少なくとも一方で前記記録媒体と前記プローブ電極との
    間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段で検出された前記電流の値によって前記
    情報が正確に記録されたか否かを判定し、前記情報が正
    確に記録されなかったと判定したときには、前記記録用
    電圧を前記第1の電極と前記第2の電極との間に再度印
    加するよう前記電圧印加手段に指令を送る判定手段とを
    具備することを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 プローブ電極と、該プローブ電極と互い
    に対向して設けられた、電圧の印加により導電率が局所
    的に変化する記録媒体と、該記録媒体と前記プローブ電
    極との間に記録用電圧および再生用電圧をそれぞれ印加
    する電圧印加手段とを含み、該電圧印加手段から前記記
    録媒体と前記プローブ電極との間に前記記録用電圧を印
    加して情報を記録するとともに、前記電圧印加手段から
    前記記録媒体と前記プローブ電極との間に前記再生用電
    圧を印加して前記記録された情報を再生する記録再生装
    置において、 前記記録用電圧の印加時および該記録用電圧の印加後の
    少なくとも一方で前記記録媒体と前記プローブ電極との
    間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段で検出された前記電流の値によって前記
    情報が正確に記録されたか否かを判定し、前記情報が正
    確に記録されなかったと判定したときには、前記記録用
    電圧を前記記録媒体と前記プローブ電極との間に再度印
    加するよう前記電圧印加手段に指令を送る判定手段とを
    具備することを特徴とする記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3012989U (ja) * 1994-12-26 1995-06-27 船井電機株式会社 ディスククランプ装置

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