JPH0625974A - 制電性パイルシートおよびその製造方法 - Google Patents

制電性パイルシートおよびその製造方法

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JPH0625974A
JPH0625974A JP4176834A JP17683492A JPH0625974A JP H0625974 A JPH0625974 A JP H0625974A JP 4176834 A JP4176834 A JP 4176834A JP 17683492 A JP17683492 A JP 17683492A JP H0625974 A JPH0625974 A JP H0625974A
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JP
Japan
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pile
conductive resin
resin
antistatic
backing material
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Pending
Application number
JP4176834A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Yamamoto
英行 山本
Masanobu Takeda
昌信 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、導電樹脂が少量で済み、かつ、裏打
ち材の剥離欠点のない制電性パイルシートを提供せんと
するものであり、さらに制電性を低下させることなく、
ヘタリにくく直立性に優れ、かつパイル落ちのない制電
性パイルシートを提供せんとするものであり、また、か
かるパイルシートを安定に再現性よく製造する方法を提
供せんとするものである。 【構成】本発明の制電性パイルシートは、パイル布帛の
裏面に、導電樹脂と裏打ち材が裏張りされてなるパイル
シートにおいて、該布帛裏面のパイル畝部に該導電樹脂
が偏って付与されており、かつ、該パイルが該導電樹脂
によって該布帛に固定されていることを特徴とするもの
である。また、その製造方法は、裏打ち材を裏張りする
前に、パイル畝部にB型粘度計で測定した粘度が200
〜2000cps である導電樹脂液を付与することを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイル落ちがなく、か
つ、ヘタリにくく直立性に優れた制電性パイルシートお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイルシートに制電性を付与せし
めんとして、裏打ち材を裏貼りする前に、導電樹脂をパ
イル布帛の裏面全面にプリコートする方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、裏打ち
材を裏貼りする前に、導電樹脂をパイル布帛の裏面全面
にプリコートする方法では、導電性の改善を目的とする
ために、パイル特性や裏打ち材と導電樹脂との接着性な
どについては考慮されていない方法が採用されており、
パイル落ちやヘタリが発生し易く、直立性に乏しく毛捌
きが悪い上に、実用中に裏打ち材が剥離する欠点が付き
まとっていた。また、シート重量が大幅に増大するし、
コストが高くなる欠点もあった。
【0004】本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、
導電樹脂が少量で済み、かつ、裏打ち材の剥離欠点がな
く、さらに制電性を低下させることなく、ヘタリにくく
直立性に優れ、かつパイル落ちのない制電性パイルシー
トを提供せんとするものであり、また、かかるパイルシ
ートを安定に再現性よく製造する方法を提供せんとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用するものであ
る。
【0006】すなわち、本発明の制電性パイルシート
は、パイル布帛の裏面に、導電樹脂と裏打ち材が裏張り
されてなるパイルシートにおいて、該布帛裏面のパイル
畝部に該導電樹脂が偏って付与されており、かつ、該パ
イルが該導電樹脂によって該布帛に固定されていること
を特徴とするものである。
【0007】また、その製造方法は、裏打ち材を裏張り
する前に、パイル畝部にB型粘度計で測定した粘度が2
00〜2000cps である導電樹脂液を付与することを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明は、制電性パイルシートの上述従来欠点
に鑑み、まず裏打ち材の剥離欠点のないパイルシートに
ついて鋭意検討したところ、導電樹脂を特定部分に偏っ
て間歇的に付与すると同時に、その偏りをパイル固定に
利用することにより、制電性はもとより、パイル特性や
裏打ち材と導電樹脂との接着性をも改善することに成功
し、上述目的、効果を見事に実現せしめ得たものであ
る。
【0009】本発明に用いるパイル布帛のパイル糸とし
ては、各種の熱可塑性樹脂、例えばポリアミド、ポリエ
ステル、アクリル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリブチレンテレフタレート及びそれらの共重合体
などから構成される糸を使用することができるが、好ま
しくは前記熱可塑性樹脂としてナイロン6、66、アク
リル、ポリプロピレンを用い、公知の方法で、マルチフ
ィラメントヤーン、モノフィラメントヤーン、フィルム
スプリットヤーン、短繊維紡績糸などに加工したものを
使用することができるが、好ましくはマルチフィラメン
トの嵩高加工糸がよい。
【0010】本発明に用いるパイル布帛の基布として
は、上述のパイル糸を構成する熱可塑性樹脂繊維を使用
した織物、短繊維不織布、長繊維不織布などを使用する
ことができるが、好ましくはポリエステルの長繊維不織
布、織物、あるいはポリプロピレンの織物を用いるのが
よい。
【0011】本発明に用いるパイルに混繊する導電糸お
よび制電糸としては、金属繊維、金属メッキ繊維、炭素
繊維、金属を芯に熱可塑性樹脂を鞘とした断面構造の繊
維、カーボンを芯に熱可塑性樹脂を鞘とした断面構造の
繊維、導電樹脂コーティッド繊維等を用いることができ
るが、好ましくは金属メッキ繊維、カーボンを芯に熱可
塑性樹脂を鞘とした断面構造の繊維を用いるのが、パイ
ルの制電性能改善性に優れていてよい。
【0012】本発明に用いるパイル畝部に付与(プリコ
ート)する導電樹脂としては、金属粉末混入樹脂、金属
短繊維混入樹脂、カーボンブラック混入樹脂、ケッチン
ブラック混入樹脂、炭素短繊維混入樹脂等を用いことが
できる。なかでもカーボンブラック混入樹脂が、制電
性、パイルの固定性に優れていてよい。
【0013】かかるカーボン混入樹脂のなかでも、JI
S−C−6471によって測定した体積抵抗率が、0.
01〜200(Ωcm)、さらには0.05〜100(Ω
cm)のものが、少量で低抵抗を得ることができるので好
ましく使用される。
【0014】かかる導電樹脂を構成する樹脂としては、
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでも使用できる
が、本発明においては、パイル畝にプリコートして、パ
イル糸に浸透させ、しかもパイルを基布と接着固定する
機能が要求されるため、溶媒により溶液または分散液と
なる樹脂が好ましく使用される。かかる樹脂としては、
たとえばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂など可撓性、
接着性に優れた樹脂が好ましく使用される。
【0015】本発明は、上記導電樹脂をパイル布帛のパ
イル畝という特定箇所に付与(プリコート)するもので
ある。かかる特定箇所にコーティングすることにより、
導電樹脂量が少量ですみ、しかもバッキング加工時に基
布とバッキング材とが強力に接着するため、導電樹脂と
バッキング材との接着力が弱くても、充分な剥離強力が
得られる。さらに、かかる特定なコーティングにより、
パイル畝ならびに基布とパイルとを導電樹脂で固定する
ことができるので、パイル落ち防止ならびにパイルの直
立性が著しく改善される。
【0016】該導電樹脂のコーティング液の粘度は、B
H型粘度計にて測定した値で、200〜2000cps 、
好ましくは200〜1000cps の範囲のものを使用す
るのが、パイル糸への浸透性、接着固定特性の上からよ
い。
【0017】また、該導電樹脂の塗布量は、少なすぎる
とパイルシートとしての電気抵抗が高くなり、制電性が
低下し、パイル特性が劣化する。逆に多すぎるとパイル
シートの重量が大きくなり、コストが高くなるだけでは
なく、導電樹脂がパイル表面にまで染出してくるため、
パイル表面が汚染したり、毛捌きが悪くなり、立毛品位
を低下する傾向を示す。したがって、該導電樹脂は、乾
燥時の塗布量で好ましくは10〜200 g/ m2 、さら
に好ましくは20〜50 g/ m2 の範囲に塗布するのが
よい。
【0018】本発明では該導電樹脂をパイル畝にコーテ
ィングするが、パイルシートの制電性をさらに改善する
には、該パイル畝に対して交叉する形に編目状にコーテ
ィングするのが好ましい。ここでいう編目状とは、格子
状はもちろん、さらにコーティング液をパイル畝のみに
コーティングした際に、該コーティング液がパイル糸間
に浸透すると同時に、さらに基布の糸糸間を毛管現象に
よって浸透して拡散し、パイル畝とパイル畝の間に間欠
的に電気的にブリッジされた形をとる場合があるが、か
かる形も含むものである。
【0019】該導電樹脂をパイル布帛裏面のパイル畝に
コーティングする加工法としては、樹脂持ち上げ式のリ
バースロールコータ、キスコータ、グラビアコータ等が
好ましく用いられる。後で述べるように、パイル布帛裏
面の基布部分のほとんどは導電樹脂で覆われていない状
態にコーティングする方が、接着力の点で好ましいた
め、ナイフコータ、コンマコータ等の樹脂上塗り式の加
工法は好ましくない。その点、リバースロールコータ、
キスコータ、グラビアコータ等では、樹脂持ち上げ式で
あるため、樹脂とパイル布帛裏面の基布部分が加工中に
接する機会はほとんど無い。また上述の樹脂粘度であれ
ば、樹脂とパイル布帛裏面のパイル畝が接触した時に、
パイル畝がほとんど優先的に樹脂を浸透吸収するので、
導電樹脂を、さらにパイル布帛の厚さ方向に浸透させる
ことができ、パイルを基布に強固に固定することができ
る。
【0020】本発明における裏打ち材の裏張り方法とし
ては、一般に用いられるどの方法も用いることができ
る。さらに、接着バインダー層として、バインダー樹脂
をプリコートする方法も用いられる。
【0021】なお、接着バインダー樹脂は、裏打ち材と
の接着性を考慮して裏打ち材と相溶性のよい樹脂が使用
される。しかし、かかる接着バインダー樹脂を使用して
も、導電性樹脂はカーボンブラック等の接着性を劣化さ
せる添加物を多量に含有した組成を有するものであり、
その上、従来技術のようにパイル布帛の裏面全面に付与
して被覆したのでは、ますます導電樹脂層とバインダー
樹脂層の間で接着不良を発生し易くなる欠点があった。
本発明は、かかる従来技術の問題を、特定な形に導電樹
脂を分布させることでクリアしたものである。
【0022】すなわち、本発明では、導電樹脂はパイル
布帛裏面の主としてパイル畝にコーティングされるた
め、パイル布帛裏面は、全てが導電樹脂で覆われてはお
らず、基布部分のほとんどは導電樹脂で覆われていな
い。従って、一般に用いられるどの裏打ち材の裏貼り方
法(接着バインダー樹脂のプリコート法を含む)におい
ても、基布と裏打ち材の接着力は充分なレベルを維持す
ることができ、しかも主としてパイル畝にコーティング
される導電樹脂の組成による影響は小さい。好ましい裏
打ち材としては、導電樹脂の塗布量が少なくて済むこと
により、軽量の裏打ち材が好ましく、裏打ち材重量が1
Kg/ m2 以下の裏打ち材がさらに好ましい。また、好ま
しい裏貼り方法としては、熱可塑性樹脂をTダイスより
シート状にパイル布帛裏面に吐出せしめ、溶融状態もし
くは軟化状態においてニップロールによりニップする方
法があげられる。特に、パイル布帛の基布が不織布、ス
パン糸使いの織物、編み物等の毛羽を有する素材からな
る場合には、基布の毛羽と樹脂とのアンカー効果による
物理的な接着が行われ、接着力が大きくなるので好まし
い。本発明に最も好ましい裏打ち材として、比重が小さ
く軽量を維持でき、かつ溶融押出し加工のしやすい熱可
塑性樹脂である、主成分がポリオレフィンからなる樹脂
があげられる。さらに、より好ましくは、該ポリオレフ
ィン樹脂を発泡することにより、さらに軽量とすること
ができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例と比較例により、本発明をさら
に詳細に説明する。
【0024】実施例1 パイル布帛として、ポリエチレンテレフタレートの長繊
維不織布からなる基布に、ナイロン6マルチフィラメン
ト嵩高加工糸をパイル糸としてタフトしたものを用意し
た。該パイル糸は、2条に1条だけ、銅メッキ繊維を混
繊したものを用いた。
【0025】パイル布帛の裏面にプリコートする導電樹
脂として、カーボンブラックをポリカーボネート系のウ
レタン樹脂に混入したものを使用した。この導電樹脂
は、25μm 厚さ、3cm×3cm大きさの膜とし、両端を
電極でクリップしたときの抵抗値が15Ω/3cmSQ
で、体積抵抗率は0.04Ωcmであった。この導電樹脂
をメチルエチルケトン、ヂメチルホルムアミドおよびト
ルエンからなる混合溶媒で希釈し、粘度をBM型粘度計
ロータ2×30回転で200cps に調整した。
【0026】パイル布帛の裏面に導電樹脂を塗布するに
あたり、3本ロールのリバースロールコータを使用し
た。メタリングロールとコーティングロールのクリアラ
ンスを0.3mmとし、メタリングロール、コーティング
ロール、バッキングロールの回転周速度比を1:4:3
として、コーティングを行なった後、連続的に乾燥機を
通した。乾燥後の樹脂付量は39 g/ m2 であった。得
られたパイルシートは、導電樹脂がパイル畝部に塗布さ
れており、かつ、該導電樹脂が該畝部のパイルに優先的
に浸透吸収され、基布部分には間歇的にしか拡散されて
いなかった。
【0027】このパイルシートの裏面裏張りする裏打ち
材としてポリエチレン樹脂を用い、これをTダイスより
樹脂温度150℃にてパイル布帛の裏面上に溶融押出し
し、1cm幅当たり30Kgf のニップ圧力にてニップして
裏張りした。ポリエチレン樹脂の付量は800 g/ m2
であった。
【0028】以上の工程により完成した制電性パイルシ
ートは、1900 g/ m2 の目付を有するものであっ
た。JIS−L−1021に準じて測定した50mm幅の
剥離強さは、タフト方向で6.5Kgf 、タフトと直角方
向で5.5Kgf であった。JIS−L−1021による
パイル引抜き強さは4.5Kgf であった。また、直径6
cm、質量2Kgの真鍮製の2つの電極をパイル面に15
cm間隔で置き、10Vの電圧をかけた時のパイル面電気
抵抗は、タフト方向で1.6×104 Ω、タフトと直角
方向で6.5×104 Ωであった。さらに、パイルの直
立性が良好であり、パイルが根幹部より倒れにくい敷物
であった。このパイルの根幹部を観察すると、裏から塗
布した導電樹脂が表側の根幹部付近まで浸透し、パイル
を強固に固定しているもので、パイルがヘタリにくいも
のであった。
【0029】比較例 比較例として、実施例1と同一のパイル布帛を用い、そ
の裏面全面に下記導電樹脂を塗布したものを用意した。
【0030】このパイル布帛の裏面にプリコートする導
電樹脂として、SBRのラテックスにカーボンブラック
を20PHR 混入し、増量剤として炭酸カルシウムを10
0PHR 添加した樹脂を用いた。この樹脂の体積抵抗率は
80Ωcmであった。また、固形分50%の溶媒溶液とし
たときの粘度はBM型粘度計ロータ4×60回転で15
000cps であった。
【0031】この導電樹脂液を、パイル布帛の裏面の全
面にキスコータを用いて均一に塗布した。乾燥後の樹脂
付量は500 g/ m2 であった。
【0032】このパイルシートに実施例1同じ裏打ち材
を同じ条件で裏張りした。
【0033】以上の工程により完成した制電性パイルシ
ートは、2400 g/ m2 と実施例1のシートより重
く、JIS−L−1021に準じて測定した50mm幅の
剥離強さは、タフト方向で6.0Kgf 、タフトと直角方
向で5.8Kgf であり、実施例1と同等であるが、JI
S−L−1021によるパイル引抜き強さは2.3Kgf
であり、実施例1と比較して非常に弱いものであった。
また、直径6cm、質量2Kgの真鍮製の2つの電極をパイ
ル面に15cm間隔で置き、10Vの電圧をかけた時のパ
イル面電気抵抗は、タフト方向で2.0×105 Ω、タ
フトと直角方向で1.3×108 Ωであり、実施例1に
比較して高い値を示した。さらに、パイルの根幹部の断
面を観察すると、導電樹脂のパイル糸への浸透は、実施
例1が基布表面付近まで浸透しているのに対して、畝部
付近のみに止まり極めて浅く、パイルの根元で倒れやす
いものであった。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上記の構成としたことによ
り、次の如き優れた効果を奏する。
【0035】イ) 導電樹脂が少量で良好な導電性を与
えることができ、コストおよび軽量化に優れている。
【0036】ロ) 裏打ち材の接着性が良好である。
【0037】ハ) パイルの直立性、耐ヘタリ性が良好
である。
【0038】ニ) パイル落ちしにくい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/32 Z 8115−4F D03D 15/00 E 7199−3B 27/00 A 7199−3B // D06M 23/16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイル布帛の裏面に、導電樹脂と裏打ち
    材が裏張りされてなるパイルシートにおいて、該布帛裏
    面のパイル畝部に該導電樹脂が偏って付与されており、
    かつ、該パイルが該導電樹脂によって該布帛に固定され
    ていることを特徴とする制電性パイルシート。
  2. 【請求項2】 パイルが、導電糸または制電糸を混繊し
    たものであることを特徴とする請求項1記載の制電性パ
    イルシート。
  3. 【請求項3】 導電樹脂が、カーボンブラックまたは金
    属粉体の少なくとも1種を樹脂に配合したものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の制電性パイルシート。
  4. 【請求項4】 導電性樹脂が、パイル畝部と交叉する方
    向に編目状にプリコートされている請求項1記載の制電
    性パイルシート。
  5. 【請求項5】 裏打ち材の重量が、1Kg/ m2 以下であ
    る請求項1記載の制電性パイルシート。
  6. 【請求項6】 裏打ち材が、ポリオレフィン系樹脂を主
    成分とするものである請求項1記載の制電性パイルシー
    ト。
  7. 【請求項7】 パイル布帛の裏面に、導電樹脂と裏打ち
    材が裏張りされてなるパイルシートを製造する方法にお
    いて、裏打ち材を裏張りする前に、パイル畝部にB型粘
    度計で測定した粘度が200〜2000cps である導電
    樹脂液を付与することを特徴とする制電性パイルシート
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 導電樹脂液を付与する方法が、樹脂持ち
    上げ式のリバースロールコータ、キスコータまたはグラ
    ビアコータから選ばれた方法である請求項7記載の制電
    性パイルシートの製造方法。
JP4176834A 1992-07-03 1992-07-03 制電性パイルシートおよびその製造方法 Pending JPH0625974A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100684132B1 (ko) * 2005-05-26 2007-02-20 배종호 카본코팅 발열직물 및 그 제조방법

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