JPH06259586A - 金属バーコードの作成方法 - Google Patents
金属バーコードの作成方法Info
- Publication number
- JPH06259586A JPH06259586A JP5045337A JP4533793A JPH06259586A JP H06259586 A JPH06259586 A JP H06259586A JP 5045337 A JP5045337 A JP 5045337A JP 4533793 A JP4533793 A JP 4533793A JP H06259586 A JPH06259586 A JP H06259586A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar code
- ink
- wiring board
- printed wiring
- metal layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォトマスクを使用せず短時間に、しかも個
々のバーコード内容を自由に設定することができる、金
属バーコードの作成方法の提供。 【構成】 プリント配線基板のメタル層２の上に、イン
クジェットプリンタよりインクを噴射することにより、
作成すべきバーコードパターン通りに、インク３による
バーコードパターンを作成し、次に、エッチング液によ
りインク３が付着していないメタル層２を除去して、プ
リント配線基板１上に所望の金属バーコードを得る。
々のバーコード内容を自由に設定することができる、金
属バーコードの作成方法の提供。 【構成】 プリント配線基板のメタル層２の上に、イン
クジェットプリンタよりインクを噴射することにより、
作成すべきバーコードパターン通りに、インク３による
バーコードパターンを作成し、次に、エッチング液によ
りインク３が付着していないメタル層２を除去して、プ
リント配線基板１上に所望の金属バーコードを得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁的に読み取ること
ができる金属バーコードの作成方法に関する。
ができる金属バーコードの作成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】金属バーコードは、バーコードが導電性
材料すなわち金属（メタル）により構成されているもの
で、バーコードが光を通さない黒いシートで被われてい
たり、バーコード上に黒い油脂等が付着するなどして、
光学的に読み取れない場合にも使用することができる長
所がある。
材料すなわち金属（メタル）により構成されているもの
で、バーコードが光を通さない黒いシートで被われてい
たり、バーコード上に黒い油脂等が付着するなどして、
光学的に読み取れない場合にも使用することができる長
所がある。
【０００３】従来の金属バーコードの作成方法は、フレ
キシブル・プリント配線基板の銅箔面全面にＵＶレジス
トを塗布し、その上にバーコードのマスクを載せて紫外
線をＵＶレジストに照射し、作成すべきバーコードパタ
ーン部分を硬化させ、その後、非硬化部分を溶剤により
溶解除去して銅箔面を露出させ、その後、銅のエッチン
グ液により露出した銅箔面、すなわちバーコードの反転
パターン部分をエッチングして除去し、所望のメタルバ
ーコードを得ていた。
キシブル・プリント配線基板の銅箔面全面にＵＶレジス
トを塗布し、その上にバーコードのマスクを載せて紫外
線をＵＶレジストに照射し、作成すべきバーコードパタ
ーン部分を硬化させ、その後、非硬化部分を溶剤により
溶解除去して銅箔面を露出させ、その後、銅のエッチン
グ液により露出した銅箔面、すなわちバーコードの反転
パターン部分をエッチングして除去し、所望のメタルバ
ーコードを得ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来例によれば、
工程が多く、特に紫外線照射工程とＵＶレジストの除去
工程を必要とするため１個のバーコードを作成するまで
に長時間を要し、また、製造番号のように１個づつコー
ド内容を変えなければならない場合は、バーコードマス
クを個別に作成しなければならないので、予めバーコー
ドマスクを作成するための工程と時間を要し、必要パタ
ーンを即時にエッチングすることができないという問題
があった。
工程が多く、特に紫外線照射工程とＵＶレジストの除去
工程を必要とするため１個のバーコードを作成するまで
に長時間を要し、また、製造番号のように１個づつコー
ド内容を変えなければならない場合は、バーコードマス
クを個別に作成しなければならないので、予めバーコー
ドマスクを作成するための工程と時間を要し、必要パタ
ーンを即時にエッチングすることができないという問題
があった。
【０００５】本発明は、これらの諸問題を一挙に解決
し、生産能率が高く、しかも、個々のバーコード内容を
自由に設定することができる金属バーコードの作成方法
を提供する。
し、生産能率が高く、しかも、個々のバーコード内容を
自由に設定することができる金属バーコードの作成方法
を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の金属バーコード
の作成方法は、プリント配線基板のメタル層の上にイン
クジェットプリンタを用いて作成すべきバーコードパタ
ーンにメタルのエッチング液に溶解しないインクを付着
させる工程と、上記プリント配線基板の上に上記インク
が付着していない部分のメタル層を除去するエッチング
工程を有することを特徴としている。
の作成方法は、プリント配線基板のメタル層の上にイン
クジェットプリンタを用いて作成すべきバーコードパタ
ーンにメタルのエッチング液に溶解しないインクを付着
させる工程と、上記プリント配線基板の上に上記インク
が付着していない部分のメタル層を除去するエッチング
工程を有することを特徴としている。
【０００７】
【作用】インクジェットプリンタは、予め定められたプ
ログラムに従い、あるいは刻々と入力されるデータに従
い、作成すべきバーコードパターンを、プリント配線基
板のメタル層上に、レジスト材料となるインクにより形
成する。次のエッチング工程は、メタル層上のインクが
付着していない部分を除去すれば、プリント配線基板上
に所望のバーコードをもつメタル層が残る。
ログラムに従い、あるいは刻々と入力されるデータに従
い、作成すべきバーコードパターンを、プリント配線基
板のメタル層上に、レジスト材料となるインクにより形
成する。次のエッチング工程は、メタル層上のインクが
付着していない部分を除去すれば、プリント配線基板上
に所望のバーコードをもつメタル層が残る。
【０００８】
【実施例】図１に本発明方法の実施例を模型的に示す。
（Ａ）図はフレキシブル・プリント配線基板を示し、樹
脂製基板１とメタル層２の二層構造である。（Ｂ）図は
そのプリント配線基板のメタル層２の上にインクジェッ
トプリンタのインク３により、所望のバーコードパター
ンが形成された状態を示す。（Ｃ）図は、エッチング液
により上記インク３の付着しない部分、すなわちメタル
層２の露出部分が除去された状態を示す。（Ｄ）図は、
所望のバーコードパターンのメタル層２が残存した状態
を示す。
（Ａ）図はフレキシブル・プリント配線基板を示し、樹
脂製基板１とメタル層２の二層構造である。（Ｂ）図は
そのプリント配線基板のメタル層２の上にインクジェッ
トプリンタのインク３により、所望のバーコードパター
ンが形成された状態を示す。（Ｃ）図は、エッチング液
により上記インク３の付着しない部分、すなわちメタル
層２の露出部分が除去された状態を示す。（Ｄ）図は、
所望のバーコードパターンのメタル層２が残存した状態
を示す。
【０００９】本発明の実施例を具体的に説明する。フレ
キシブル・プリント配線基板として、厚さ２５μのポリ
イミド樹脂フィルムの片面に厚さ３５μの銅箔を設けた
ものを用いた。インクジェットプリンタとして、米国ビ
デオジェット社製のノズル径６０μのインクジェットプ
リンタを用い、細いバーの幅１mm、太いバーの幅２mmの
バーコードパターンを作成した。
キシブル・プリント配線基板として、厚さ２５μのポリ
イミド樹脂フィルムの片面に厚さ３５μの銅箔を設けた
ものを用いた。インクジェットプリンタとして、米国ビ
デオジェット社製のノズル径６０μのインクジェットプ
リンタを用い、細いバーの幅１mm、太いバーの幅２mmの
バーコードパターンを作成した。
【００１０】この時に用いたインクは銅のエッチング液
に溶解しないものであって、その組成は次の通りであっ
た。 １．２−ブタノン ２部 ２．メタノール ８部 ３．アクリル レジン ２５部 ４．チタニウム ディオキサイド ８部 ５．１−メトキシ−２−プロパノール ７部 ６．ケトン ５０部 このインクは速乾性のため、銅箔に付着したインクは即
座に乾燥した。その後、塩化第二鉄の４０℃の液に１５
分間浸漬させたのち水洗することによりインクが付着し
ていない部分の銅箔が除去され、銅箔によるバーコード
が得られた。
に溶解しないものであって、その組成は次の通りであっ
た。 １．２−ブタノン ２部 ２．メタノール ８部 ３．アクリル レジン ２５部 ４．チタニウム ディオキサイド ８部 ５．１−メトキシ−２−プロパノール ７部 ６．ケトン ５０部 このインクは速乾性のため、銅箔に付着したインクは即
座に乾燥した。その後、塩化第二鉄の４０℃の液に１５
分間浸漬させたのち水洗することによりインクが付着し
ていない部分の銅箔が除去され、銅箔によるバーコード
が得られた。
【００１１】このようにして得られたバーコードは、電
磁式バーコードリーダで読み取ることができる。その場
合、プリント配線基板１として暗褐色の不透明樹脂を用
い、バーコード面を物品に接着してバーコードが外から
視認できない状態でも電磁式バーコードリーダにより読
み取ることができる。
磁式バーコードリーダで読み取ることができる。その場
合、プリント配線基板１として暗褐色の不透明樹脂を用
い、バーコード面を物品に接着してバーコードが外から
視認できない状態でも電磁式バーコードリーダにより読
み取ることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、インクジェットプリン
タによりプリント配線基板のメタル層上にバーコードパ
ターンを作成し、これをレジストとしてメタル層のエッ
チングを行うことによりメタルバーコードを作成するの
で、バーコードの作成工程が簡素化され、作成時間が大
幅に短くなった。また、インクジェットプリンタに付属
のソフトウエアにより、例えば、製造番号、仕様、過去
の試験結果など、個別データを自由に設定することがで
きるので、従来のフォトマスク等を用いる方法では実現
しなかった自由度の広いバーコードを作成することがで
きる。
タによりプリント配線基板のメタル層上にバーコードパ
ターンを作成し、これをレジストとしてメタル層のエッ
チングを行うことによりメタルバーコードを作成するの
で、バーコードの作成工程が簡素化され、作成時間が大
幅に短くなった。また、インクジェットプリンタに付属
のソフトウエアにより、例えば、製造番号、仕様、過去
の試験結果など、個別データを自由に設定することがで
きるので、従来のフォトマスク等を用いる方法では実現
しなかった自由度の広いバーコードを作成することがで
きる。
【図１】 本発明方法を経時的に示す模型的拡大断面図
である。
である。
１・・・・基板 ２・・・・メタル層 ３・・・・インク
Claims (1)
- 【請求項１】 プリント配線基板のメタル層の上にイン
クジェットプリンタを用いて作成すべきバーコードパタ
ーンにメタルのエッチング液に溶解しないインクを付着
させる工程と、上記プリント配線基板の上の上記インク
が付着していない部分のメタル層を除去するエッチング
工程を有する、金属バーコードの作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5045337A JPH06259586A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 金属バーコードの作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5045337A JPH06259586A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 金属バーコードの作成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06259586A true JPH06259586A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12716486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5045337A Pending JPH06259586A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 金属バーコードの作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06259586A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100461986C (zh) * | 2002-04-15 | 2009-02-11 | 独立行政法人产业技术综合研究所 | 印刷电路板的高速制造方法 |
| JP2013120881A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Nichia Chem Ind Ltd | 基板の製造方法 |
| CN112020205A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-12-01 | 歌尔光学科技有限公司 | 印制电路板及其制作方法 |
| CN114885521A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-08-09 | 北京大华博科智能科技有限公司 | 一种软硬结合电路板制备方法及制备的电路板 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5045337A patent/JPH06259586A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100461986C (zh) * | 2002-04-15 | 2009-02-11 | 独立行政法人产业技术综合研究所 | 印刷电路板的高速制造方法 |
| JP2013120881A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Nichia Chem Ind Ltd | 基板の製造方法 |
| CN112020205A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-12-01 | 歌尔光学科技有限公司 | 印制电路板及其制作方法 |
| CN112020205B (zh) * | 2020-08-13 | 2022-03-25 | 歌尔光学科技有限公司 | 印制电路板及其制作方法 |
| CN114885521A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-08-09 | 北京大华博科智能科技有限公司 | 一种软硬结合电路板制备方法及制备的电路板 |
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