JPH06259402A - 組織の目標を達成するために資源をロットに割り当てるための方法 - Google Patents

組織の目標を達成するために資源をロットに割り当てるための方法

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JPH06259402A
JPH06259402A JP15572891A JP15572891A JPH06259402A JP H06259402 A JPH06259402 A JP H06259402A JP 15572891 A JP15572891 A JP 15572891A JP 15572891 A JP15572891 A JP 15572891A JP H06259402 A JPH06259402 A JP H06259402A
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William Capen
ウィリアム・カペン
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グゥオ−ジャー・チャン
Christopher Handorf
クリストファ・ハンドルフ
Anant Raman
アナン・ラマン
Seback Ajay
アジャイ・セバック
Kolur Venkatesh
クルー・ベンカテッシュ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組織内においてロットに対し資源を仮想的に
割り当てる改善された方法を提供し、実際の割り当てを
仮想割り当てに緊密に近似させる。 【構成】 組織の効率を最適化するために資源をロット
に割り当てるための方法において、該方法は資源への存
在するコミットメントの時間的価値のリストを維持す
る。資源のロットへの割り当ては結果として得られる計
画のタイミングデータを計算するシミュレーション手順
の間に行われる。本方法はそれがより低い優先度のロッ
トをシミュレートする前により高い優先度のロットをシ
ミュレートする。該シミュレーションはプロセスフロー
記述を評価し資源の消費および解放、資源の属性および
関連する能力、最初の最小タイミング要求、およびプロ
セス制御規則の相対的な順序を得る。該シミュレーショ
ンは資源の先のコミットメントに影響を与えることなく
何時その資源が使用できるかを判定するために前記リス
トを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には多数の仕事
(タスク)が同時に互いにバランスして組織の目標を達
成する製造または他の組織的な活動に関する。より特定
的には、本発明は組織の効率を最適化するために資源を
ロットに割り付けるためのシステムに関する。
【0002】
【関連発明の記述】本発明は以下の発明に関連してお
り、これらはすべて本発明の譲受人に譲渡されている。 1.ウイリアム・エム・チャップマンによる「製造また
は他の資源を管理するための手段および方法」と題す
る、1989年4月25出願の米国特許出願第342,
774号。 2.ウイリアム・エム・チャップマンによる「製造コン
トロールおよび生産能力計画システム」と題する、19
90年6月1日出願の、米国特許出願第531,969
号。 3.ウイリアム・エム・チャップマン他による「資源−
ロット関連調整装置」と題する、1990年6月1日出
願の、米国特許出願第531,818号。上にあげた各
出願はここに参照のため導入される。
【0003】
【従来の技術】種々の資源を種々の製品を製造するため
に適用する製造者は資源の製品への「最善の」割り当て
に関する判断を行わなければならない。最善の割り当て
は製造者の目標に照らして評価される。たとえば、1つ
の製品のロットがそれが厳しいスケジュールを有するか
あるいはそれがそのスケジュールより遅れているために
他の製品のロットよりも優先度を与えられるかもしれな
い。従って、そのような高い優先度のロットは資源を割
り当てる上で有利にされる。あるいは、製造者はある資
源をコストを最少化するためにできるだけ効率的に利用
することを希望するかもしれない。労働力または極めて
高価な機器はこれらの資源を最大の容量で繁忙状態にす
るように製品ロットに割り当てられるかもしれない。判
断は資源に対する1つのロットの需要または要求を他の
ロットの需要に対しバランスするように、あるロットを
促進したいという要求のある資源を効率的に使用したい
という要求に対するバランスをとるように、かつ全体の
組織的な目標に対するいずれかの単一のロットの資源に
対する需要をバランスするように行われなければならな
い。多数の多様な資源を求めて競う多数の多様なロット
を備えた複雑な組織においては、極めて複雑な割り当て
シナリオが有り得る結果となり、かつそのような「最善
の」判断は行うのが困難である。
【0004】典型的な組織においては、ロットに対する
資源の割り当ては2つの「土俵」において行われる。第
1の土俵は「仮想の(virtual)」割り当てのも
のである。仮想の割り当ては計画および予定ツールおよ
び技術を使用した結果である。臨界経路法(CPM)、
プロジェクト評価およびレビュー技術(PERT)、お
よび原料要求計画(MRP)は伝統的な計画技術のいく
つかを示している。仮想割り当てにおいては、何等の資
源もロットを処理することに関して実際に使用されまた
は管理されない。むしろ、情報が編制されかつ記録され
て種々のロットの処理に関して種々の資源を使用するた
めの意図、計画、または予定が記述される。典型的に
は、これらの仮想割り当ては組織の将来の予期される活
動を記述する。
【0005】仮想割り当てに対し、組織はまたロットに
対する資源の「実際の(actual)」割り当てを行
う。実際の割り当ては現実のロットの処理に関連して組
織が資源を使用する場合に発生する。必然的に、実際の
割り当てはその組織の現在および過去の活動に関係す
る。仮想の割り当ては単なる情報的なタスクであるのに
対し、実際の割り当ては進行中の組織的な活動に起因す
る。さらに、実際の割り当ては実際の割り当てを記録す
るかさもなければ記述する情報的なタスクに対応するか
もしれない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】せいぜい、組織はその
実際の割り当てがその伝統的に行われた仮想的な割り当
てによく似ることを期待または希望するかもしれない。
しかしながら、従来技術の製造および計画システムは製
品需要への資源の最適な仮想割り当てを示唆できるまで
ははるかに及ばない。その結果、実際に最適の割り当て
を行うことは伝統的な技術を用いてはほとんど不可能で
ある。
【0007】従来技術のシステムの問題に対する1つの
説明はそのようなシステムによって発生される仮想的な
割り当てはしばしば非現実的であるということである。
たとえば、そのような伝統的なシステムは典型的には、
労働または機器のいずれでも、すべての資源はそれらが
実際に割り当てられる時には同じに取り扱われるという
仮定に基づいて仮想的な割り当てを行うのが普通であ
る。実際には、製造者はしばしば異なる資源を異なる様
式で取り扱う。従って、そのような伝統的なシステムを
用いて作成された計画は初めから台無しになり、かつ実
際の割り当てはこの仮想的な割り当てから大幅に異なる
傾向を生ずる。
【0008】さらに、従来技術のシステムはしばしば資
源をロットに割り当てる上で過度に単純化した「ハード
な」優先順位づけ機構をしばしば用いる。そのようなハ
ードな優先順位づけ機構は資源をまずより高い優先度を
有するロットに割り当て、次に該資源をより低い優先度
を有するロットに割り当てる。このおよび他の優先順位
づけ機構はしばしば複雑な割り当てシナリオにおいて効
率の悪い資源の使用につながる。複雑な割り当てシナリ
オにおいては、資源のロットに対する割り当てはしばし
ばロットの全体の完了時間を害することなく遅延する
が、これはロットの処理フローにおける流れを下る(d
ownstream)ことによるボトルネックのためで
ある。そのような状況では、より低い優先度のロットは
より高い優先度のロットの完了時間を害することなくよ
り高い優先度のロットの前に資源を利用することがあり
得る。そのような状況においてより高い優先度のロット
の前により低い優先度のロットが資源を受けることを許
容しない伝統的な計画システムは資源を割り当てる効率
が悪い。
【0009】さらに、そのような伝統的なシステムは典
型的には時間的に後ろ向きに進むことによって動作す
る。言い換えれば、製品のロットに対する所望の出力時
間、またはデッドラインがシステムに供給され、かつ該
システムはこのデッドラインから時間的に後ろ向きに働
きそのデッドラインに合致するために種々のプロセスを
いつ開始しかつ完了させる必要があるかを決定する。非
現実的な計画はしばしばシステムが実際に割り当てのた
めに入手できる資源または所望のデッドラインが現実的
であるか否かよりもデッドラインを達成するのに必要な
プロセスに注目するために発生する。その結果、そのよ
うな仮想割り当てはデッドラインに適合するために起こ
らなければならないと組織が信じるもののみを記述しか
つ実際に起こり得るまたは起こるであろうものを記述し
ないことが予期される。
【0010】もちろん、実際の製造環境は時間を逆方向
に動作しない。従って、そのような逆方向の移動の結果
は従来技術のシステムが製造環境の実際の動作を適正に
シミュレートしないということになる。たとえば、従来
技術のシステムは計画を発生する上で別の資源割り当て
出力を自動的に評価または値踏みしない。その結果、伝
統的な計画システムを用いた効率的な計画は最もよくて
も運まかせの提案になる。
【0011】一方、組織は実際の割り当てにより緊密に
近似できる仮想割り当てを作成することができればかな
りの利益を受けるであろう。特に、そのような近似性は
最適化された組織効率を許容するであろう。正確な仮想
割り当ては改善された資源の使用を許容する。たとえ
ば、資源はより長い期間に亘り最適の効率で繁忙状態に
保つことができる。さらに、ロットは組織の資源が与え
られれば、大きさを合わせることができ、設計でき、か
つさもなければ改善された処理のために管理することが
できる。さらに、仮想割り当てへの実際の割り当ての緊
密な近似により、組織はそのロットが何時完了するかに
対する予測を改善することができる。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】従って、本発
明の利点は実際の割り当てが仮想割り当てに緊密に類似
するように組織内で資源をロットに仮想的に割り当てる
改良された方法が提供されることである。
【0013】他の利点は、本発明は組織の効率を最適化
する資源−ロット割り当てを決定するための方法を提供
することである。
【0014】さらに、他の利点は、本発明は「ソフト」
優先順位づけ機構を用いて資源をロットに仮想的に割り
当てる方法を提供することであり、該「ソフト」優先順
位づけ機構は、ある環境においては、競合する資源をよ
り高い優先度のロットに割り当てる前により低い優先度
のロットに割り当てることを許容する。
【0015】さらに他の利点は、本発明は交替の(al
ternate)有り得る仮想割り当てからの出力を予
測するために組織の動作をシミュレートし、次にユーザ
が定義する規則に基づきそのような出力の最も望ましい
ものを選択することである。
【0016】本発明はここでは1組の関連する概念を用
いて説明される。従って、下に与えられる、表I、は本
発明を説明する上で使用される用語およびフレーズの辞
典を提供する。本発明の目的のためには、これらの用語
およびフレーズの通常の使用は表Iにあげられる定義に
より拡大されるべきものである。表 I計画 (plan)−−組織化された目標を達成するため
にロットに対して行われるべき将来のプロセスを明らか
にする機構またはプログラム。該プロセスはロットに対
して働きかける場合の種々の資源の使用を特定する。該
計画はそこからそれが後にアクセスされかつ転送でき
る、コンピュータのメモリのような、メディアに保存さ
れたデータの順序付けられた集合として表される。プロセス −−計画の中の1つのステップ。プロセスはロ
ットに対して行われる1つの活動または一群の活動を明
らかにする。ロットは該活動が実際に達成される前のプ
ロセスの間待機する。待機中に、1つの資源または多く
の資源が消費される、すなわち該資源の初期的な使用を
意味する事象である。その活動の完了後、先に消費され
た資源は解放される、すなわち該資源の最終的な使用を
意味する事象である。ロット −−一般的にそれに対し計画の目標が向けられて
いる有形の項目または一群の同様の有形の項目。1つの
ロットが多数の項目を含む場合、該ロットのすべての項
目(item)は一般的に1つのユニットとして処理さ
れまたは働きかけられる。たとえば、あるロットは製
品、ある製品の一部、または製造環境における処理中の
他の製品と考えることができる。さらに、あるロットは
ダミーの、見せかけの、あるいはさもなければ無形の論
理的な必要性であるかもしれない。従って、無形のロッ
トは資源の維持の必要性が満足されるように資源を利用
するよう計画することができる。実際のロット (Actual lot)−−完成すると
いう目標を持って現在(then−currentl
y)製造環境を進行しているロットである。仮想のロット (Virtual lot)−−予定また
は計画の目的で認められるロットを記述する情報的な実
在物(entity)。資源 −−ロットに対する組織の目標を達成する上で使用
されまたは部分的に使用される価値あるもの(comm
odity)。資源は、人間の労働のような、サービス
であるかもしれず、あるいは道具、機器、輸送システ
ム、および原材料のような、有形の項目であるかもしれ
ない。さらに、ダミーの、見せかけの、あるいはさもな
ければ無形の資源がロットのパラメータに影響を与える
属性とともに創造されるかもしれない。たとえば、無形
の資源は最大量の製品の処理のための能力とともに創造
されるかもしれない。従って、そのような資源は製造環
境において最大のロットの大きさを制限するよう作用す
ることができる。属性 −−資源の特定の形状または品質を規定するパラメ
ータ。たとえば、オーブンの属性は温度であるかもしれ
ず、かつミキサの属性は該ミキサが動作する速度である
かもしれない。もし2つのロットがさもなければ共用で
きる資源の異なる属性能力を必要とすれば、該共用可能
な資源は2つのロットによって共用できない。能力 (Capability)−−特定の状況における
資源によって示されるまたは要求される量または特性を
記述するために属性に割り当てられる値。もしある資源
の属性が温度であれば、該温度の属性の能力は特性の度
数である。同様に、もし、ボルトのような、消耗性の在
庫項目の属性が量であれば、ボルトの特定の数は能力で
ある。静的資源 −−より高い優先度のロットが先の処理を完了
するかまたは付加的な資源が利用可能になるよう静的な
待ち行列で待機する間に資源およびより低い優先度のロ
ットがアイドル状態に留まるかにかかわりなく優先的な
順序でロットに割り当てられる資源。静的資源のロット
への委託または引き渡し(commitment)は競
合するロットが該資源にアクセスすることを防止する。
原材料および機器は典型的には、必ずしもそうとは限ら
ないが、静的資源として分類される。動的資源 −−資源が利用可能になる時に待機するなんら
かのロットに割り当てられる資源。1つより多くのロッ
トが待機している場合には、優先順位がどのロットに該
動的資源が割り当てられるかを決定する。動的資源を割
り当てる場合に、より高い優先度のロットは、(1)よ
り低い優先度のロットが動的資源が利用可能になる時に
動的資源を持っているとき、および(2)より高い優先
度のロットが該動的資源が利用可能である場合に該動的
資源をまだ使用する用意ができていない場合に、より低
い優先度のロットが該資源により終了するのを待機す
る。必ずしもそうとは限らないが、労働は典型的には動
的資源であると考えられる。分解可能な資源 (Fragmentable Reso
urce)−−時間の隣接しないセグメントにおいてロ
ットに適用される資源。たとえば、労働は作業者が昼食
休憩するときまたは他のロットでの作業のため中断され
たとき非隣接的な様式でロットに適用される。一方、ロ
ットを調理するオーブンは調理プロセスがもしそれが中
断されると害されるため典型的には分解可能でない。待ち行列 (Queue)−−プロセスの下位構成要素。
ロットがプロセスを受けるためには、それは少なくとも
1つの活動待ち行列を通らなければならない。さらに、
それは静的待ち行列および/または動的待ち行列を通る
かもしれない。動的待ち行列 −−ロットが動的資源の利用可能性を待機
する模擬的(simulated)待ち行列。待機中、
何等の活動もロットとともにあるいはロットに対し行わ
れない。動的資源は動的待ち行列の間に消費される。該
待ち行列は該行列において消費されるすべての動的資源
が利用可能になると終了する。静的待ち行列 −−ロットが静的資源の利用可能性を待機
する模擬的待ち行列。待機中、何等の活動も該ロットと
ともにあるいは該ロットに対して行われない。静的資源
は静的待ち行列の間に消費される。該待ち行列は該行列
において消費されるすべての静的資源が利用可能になる
と終了する。活動待ち行列 (Activity Queue)−−資
源が実際にロットのためのサービス、ロットとともに行
う活動、またはロットに対する働きかけを行う場合の模
擬的待ち行列。資源は該資源を要求するすべての活動が
達成された時に、活動待ち行列の終りにおいて解放(r
elease)される。消費 −−1つまたはそれ以上のロットのプロセスに関連
して使用するための資源または資源の一部の初期的献納
を模擬すること。プロセスの間に消費される資源の部分
はそれらが後に解放されるまで他のロットに関して使用
することができない。原材料のような、いくつかの資源
は決して解放される必要がなくかつ従って決して他のロ
ットに関して使用可能とならない。解放 (Release)−−先に消費された資源または
資源の一部の放棄を模擬すること。資源は活動待ち行列
の間にのみ解放される。一旦解放されると、資源は引き
続き他のロットによりまたは後に発生する待ち行列にお
ける解放ロットにより消費される。たとえば、ミキサが
ロットのミキシングを終了した場合、該ミキサは解放さ
れる。その後、該ミキサは他のロットとともに使用でき
る。抵当 (Mortgage)−−計画の目標が達成される
ようにロットを処理するために将来の特定の時間におよ
び特定の期間の間資源または資源の一部を割り当てるた
めに捧げ、約束し、誓約し、または委託すること。委託
(commitment)は特定の将来の期間の間さら
に他の割り当てからの資源の能力または利用可能性を除
去または低減する。ベクトル −−時間の関数としての資源の能力の表現。ベ
クトルはノードの整列(array)として形成され
る。各ノードは資源の属性の能力を記述する値および時
間値を含む。該ノードは時間値を増大することにより配
列される。1つのノードは属性の能力値が変化する時間
における各ポイントに対し存在する。ベクトルは前掲の
「製造または他の資源を管理するための手段および方
法」の特許出願により詳細に述べられている。キュースラック時間 −−あるキューが後続のキューに衝
突することなく遅延される時間量。この時間はそのキュ
ーで消費される何等かの資源に対し最も小さな資源スラ
ック時間である。資源スラック時間 −−資源の消費が該資源の後続の計画
された割り当てに影響を与えることなく遅延される時間
量。プロセスフロー記述 −−実現されたとき、組織の目標を
達成するプロセスの順序づけられた集合。プロセスフロ
ーは多数の多様なルートまたはコースがネットワークを
通して通過できるように、プロセスを特性づける、プロ
セスエンティティが散在する判断ノードの複雑なネット
ワークを表すことができる。プロセスフローを通る単一
のルートまたはコースは全製品を製造しまたは全サービ
スを行ないまたは両方の組み合わせを行うための計画を
記述する。さらに、プロセスフローはそのような製品お
よび/またはサービスの小さな部分を記述することがで
きる。
【0017】本発明の上述のおよび他の利点は1つの形
態として多数の組織的な資源を複数の組織のロットに割
り当てるための改良された方法によって達成される。こ
の割り当ては組織に組織の目標を達成することを許容す
る。該方法はリストを形成する。該リストは前記ロット
の第1の部分による資源の将来の使用に対する時間的価
値の委託(commitments)を識別する。ロッ
トの上に述べた第1の部分に含まれていないロットの1
つが識別される。この1つのロットは前記資源に対する
需要を有する。特定の需要はその1つのロットに関連す
るプロセスフロー記述において与えられる命令により規
定される。このプロセスフロー記述が得られ、かつ前記
資源の前記1つのロットへの割り当てがシミュレートさ
れる。このシミュレーションは前記需要およびプロセス
フロー記述命令に基づき、かつ結果としてシミュレート
をして得られた割り当ては前記リストにおいて識別され
た委託と干渉しない。シミュレーションの後、前記リス
トは前記1つのロットに対する委託を反映するために修
正される。
【0018】
【実施例】本発明のより完全な理解は添付の図面を参照
して以下の詳細な説明および請求の範囲を参照すること
により得られ、添付の図面においては同じ項目は同じ参
照番号で示されている。
【0019】図1は、製造コントロールおよび能力計画
(MCCP)システム12が動作する製造または他の組
織的な環境10のブロック図を示す。本発明はMCCP
12のプランナ26、ディスクメモリ28、およびベク
トルマネージャ30において実施されている。しかしな
がら、本発明は広範囲の種々の計画および予定手順にお
いて使用できかつ単にMCCP12に関連して使用され
る必要はない。
【0020】一般に、MCCP12は資源14(表Iを
参照)を仮想ロット16(表Iを参照)および実際のロ
ット18に割り当てることに関する。さらに、MCCP
12は実際の割り当てに対する仮想割り当ての、および
その逆の、調整に関連している。本発明を含む、MCC
Pシステム12は任意の数の資源14および任意の数の
ロット16−18と組み合わせて動作することができ
る。しかしながら、実際にはMCCPシステム12を用
いることによって得られる利益は環境10の複雑さが増
大するに応じて増大するものと予期される。たとえば、
MCCPシステム12は環境10が何千もの資源14お
よび何百ものロット16−18を含む場合に極めて有益
な役割を果たすものと期待される。
【0021】本発明を含む、MCCPシステム12は伝
統的なコンピュータのハードウェア20を用いて実施さ
れる。MCCPシステム12は好ましくは伝統的な分散
型コンピュータネットワーク内で実施されるが、本発明
はまた単一の伝統的なコンピュータの使用をも意図して
いる。分散型コンピュータシステム内ではコンピュータ
20は、プランナ26およびベクトルマネージャ30の
ような、MCCPシステム12の別個の構成要素の処理
要求をお互いに分散することができ、それによりこれら
の別個の構成要素がメッセージを介して互いに通信しな
がら同時に動作することができる。計算機的なタスクの
分散は各構成要素がその機能をコンピュータ20の他の
構成要素の動作と平行に達成できるようにし情報処理の
時宜性(timeliness)を改善する。
【0022】コンピュータ20の入力/出力(I/O)
セクション22はコンピュータ20を物理的な世界にイ
ンタフェースするための伝統的な装置を提供する。従っ
て、セクション22は伝統的なプリンタ、ビデオターミ
ナル、ライトペン、および他の情報受け渡し装置を含
む。MCCPシステム12はセクション22を環境10
の人間またはユーザ24に情報を提供するために使用
し、それにより彼等が仮想ロット16および資源14を
識別し、規定し、かつ操作し、かつそれにより彼等が実
際のロット18が該情報に従って処理されるようにす
る。さらに、I/Oセクション22はユーザ24の介在
なく、一方の側のMCCPシステム12と他方の側の資
源14および実際のロット18との間の直接的な自動イ
ンタフェースを許容する、センサ、コントローラ、ロボ
ット、その他を含むことができる。
【0023】一般に、MCCPシステム12のプランナ
26はI/Oセクション22に結合しかつユーザ24が
仮想ロット16を製造するための計画または予定をまと
めまたは発生するのを助ける。各製造環境10および製
品はその仮想ロット16を完成した製品に変換するため
の独自の計画を持つであろう。
【0024】計画(plan)は仮想ロット16を完成
された製品に変換するために達成されなければならない
一続きのプロセス(表Iを参照)を特定する。さらに、
計画は該計画を実行するのに必要なこれらの資源14お
よびいつ特定のプロセスが行われるべきかを規定する仮
のタイミングデータを特定する。計画段階では、仮想ロ
ット16は単に計画されるだけでありかつ環境10にお
いて実際のロット18の1つとして活かされない。言い
換えれば、ロットを製造するための計画は作られている
かもしれないが、その計画を達成するために何等の進行
中の作業も開始されていない。該計画は、プランナ26
に結合するディスクメモリ28、または他の形式の大量
記憶メモリ装置に保持される。プランナ26は後に図4
〜図14に関連して説明される。
【0025】ベクトルマネージャ30、これは伝統的な
RAMメモリのような、比較的高速のアクセスの読み出
し/書き込みメモリ32を含むが、プランナ26、ディ
スクメモリ28、およびI/Oセクション22に結合さ
れている。ベクトルマネージャ30は実際のロット18
とともに使用するために将来の資源能力の抵当(表Iを
参照)を特定し、維持し、かつさもなければ制御するた
めにリアルタイムで動作する。ベクトル(表Iを参照)
およびベクトルマネージャ30は図4および図6に関連
して後により詳細に説明され、かつ先に述べた「製造ま
たは他の資源を管理するための手段および方法」の特許
文献に述べられている。
【0026】資源−ロット調整器(coordinat
or)34は、伝統的なRAMメモリのような比較的高
速のアクセスの読み出し/書き込みメモリ36を含む
が、ベクトルマネージャ30およびプランナ26に結合
されている。調整器34はリアルタイムで動作して情報
的に資源14を実際のロット18とリンクさせるメモリ
36内の従属メモリ構造を維持する。従って、調整器3
4は資源14の実際のロット18に対する仮想的な割り
当てを記録しかつ管理する。この仮想的な割り当ての管
理は仮想割り当てを特性づけるのに必要なすべてのタイ
ミングデータの追跡を含む。さらに、調整器34はこれ
らの割り当てに起因する依存性を識別し、かつそれに従
って割り当てを編成するように構成されている。調整器
34は上に述べた「資源−ロット関連コーディネータ」
の特許文献により詳細に説明されている。
【0027】実行コントローラ38はベクトルマネージ
ャ30および調整器34によって維持される情報に基づ
き環境10の動作をシミュレートする。これらのシミュ
レーシュンに基づき、本発明により生成された計画は環
境10において実際の資源−ロット割り当てを最適化す
るようにリアルタイムで協調的に制御される。コントロ
ーラ38は本発明により生成された計画を所望の組織的
な履行のためのベースラインとして使用し、かつ計画の
ずれに応じて仮想的な割り当てを連続的に操作しそれに
より実際の製造行為が元の計画または該元の計画がそれ
に基づいている組織の目標に対し緊密に近似するように
する。
【0028】製造インタプリタ40はI/Oセクション
22、ベクトルマネージャ30、およびディスクメモリ
28に結合されている。ベクトルマネージャ30は製造
インタプリタ40を介して提供される情報を用いてその
内部知識を初期化する。製造インタプリタ40は特定の
環境10およびその中の特定の資源14を表すデータ
を、本発明およびコンピュータ20の他の構成要素と両
立する、一般的な形式に変換する。この変換はエキスパ
ートユーザ24からの入力と相互作用的に行われる。製
造インタプリタ40は図2〜図3に関連して後により詳
細に説明する。
【0029】アラームハンドラ42は実行コントローラ
38に対するタイミング機能を提供する。このタイミン
グ機能は環境10のシミュレーションを再評価しまたは
実際のロット18の特定されたものを該ロットの計画に
基づき自動的に動かすように実行コントローラに命令す
る。例外ハンドラ44は環境10のシミュレーションの
間に実行コントローラ38により示されたまたはユーザ
24またはI/Oセクション22を介する他の外部ソー
スにより示された変位を評価する。該評価はエキスパー
トユーザ24により特定の環境10に対してカスタム化
されている。評価の後、該変位の分析がそれに対して変
位が示された実際のロット18および資源14の引き続
くシミュレーションおよび制御のために実行コントロー
ラ38に戻される。
【0030】ムーブメントコントローラ46はI/Oセ
クション22、ベクトルマネージャ30、調整器34、
実行コントローラ38、および製造インタプリタ40に
結合されている。ムーブメントコントローラ46は一般
に製造環境10内の実際のロット18の動きを制御す
る。そのような動きを開始させる情報は実行コントロー
ラ38から発生することができる。適切な移動命令およ
び移動フィードバック情報は実際のロット18を制御す
るためにI/Oセクション22を通る。さらに、この移
動情報および関連するフィードバックはMCCPシステ
ム12を進行させる信号事象として作用する。たとえ
ば、この移動情報はプロセスフローの記述(図2〜図3
を参照して後に説明する)の改善を助けるための製造イ
ンタプリタ40へのフィードバック情報として作用す
る。同様に、メモリ32および36において管理される
抵当および割り当てデータはそのような移動情報の結果
として更新され、かつ将来のシミュレーションはそのよ
うな移動情報の結果として開始される。
【0031】図2は、環境10内でMCCPシステム1
2によって行われるMCCPプロセス200のフローチ
ャートを示す。MCCPプロセス200は「目標(ター
ゲット)」仮想ロット16の概念とともに始まりかつ対
応する実際のロット18の完了時に、その目標のロット
に関し、終了する。しかしながら、大部分の状況におい
て、MCCPプロセス200は目標の仮想および実際の
ロット16〜18に対するその動作と同時に付加的な仮
想および実際のロット16〜18に作用する。従って、
MCCPプロセス200は連続的に動作し、かつMCC
Pプロセス200に含まれる種々のモジュールは種々の
ロット16〜18に関し互いに並列的に作動される。
【0032】需要認識モジュール202は一般にユーザ
24が仮想ロット16を認識または識別する情報をプラ
ンナ26(図1を参照)を通してMCCPプロセス20
0に通信することを許容する。各仮想ロット16はそれ
自身のセットの需要を製造環境10に置き、かつモジュ
ール202はユーザ24が後続の計画のためにこれらの
需要の性質を認識することを許容する。一般に、モジュ
ール202は仮想ロット16に関しユーザ24(図1を
参照)から情報を集める。この情報の収集タスクは伝統
的なデータベース操作技術を用いて都合よく実施するこ
とができる。従って、プランナ26はユーザ24が1つ
またはそれ以上の仮想ロット16を認識しかつ認識され
た仮想ロット16の関連する特性を認識することを促進
する。
【0033】特に、ユーザ24は仮想ロット16を仮想
ロット16に名前を付与することにより識別する。さら
に、ユーザ24はその名付けられた仮想ロット16に関
連すべき優先度、ロット16を計画する上で使用するた
めのプロセスフロー記述(表Iを参照)、該ロット16
に関連すべき量、および該ロットに関連すべきステータ
ス表示子を供給する。前記優先度データは仮想ロット1
6に番号を割り当てることによりまたはすべての特定さ
れた需要要求記録を特定の順序に置くことにより特定で
きる。プロセスフロー記述はモジュール210に関して
後に説明する。前記量のデータはロット16の大きさ
(size)を規定する。プランナ26はこの量のデー
タを適切な量の資源を割り当てるために使用し、それに
よりロットの示された大きさが環境10において実現で
きるようにする。ステータスデータは需要要求記録がプ
ランナ26によって発生される後続の計画に含まれるか
あるいは該計画から削除されるかを制御する。
【0034】タスク202において認識される各仮想ロ
ット16はプランナ26に対する需要要求を表し、かつ
プランナ26は各々の需要要求に関係するデータをディ
スクメモリ28(図1を参照)における製品需要ファイ
ル204に格納されるデータ記録に変換する。モジュー
ル202から退出すると、製品需要ファイル204は多
くの需要要求記録を含む。
【0035】資源特性づけモジュール206は一般にユ
ーザ24が資源14を識別しかつ特性づける情報を製造
インタプリタ40(図1を参照)を介してMCCPプロ
セス200に通信することを許容する。需要識別モジュ
ール202において識別される仮想ロット16の各々は
資源14の種々のものの使用を要求する。資源特性づけ
モジュール206はユーザ24がこれらの資源を識別し
かつ識別された資源の関連する属性および能力限界(表
Iを参照)を特定することを許容する。このデータはデ
ィスクメモリ28(図1を参照)内の資源属性ファイル
208内に格納される。
【0036】プロセスフロー記述モジュール210は製
造インタプリタ40(図1を参照)を介して実行され
る。モジュール210はユーザが、完了のため処理され
るべき、実際のロット18に変換された後、仮想ロット
16が順序正しく受けなければならない特定の個々のプ
ロセスに関する情報を通信することを許容する。製造イ
ンタプリタ40はユーザ24との相互作用的セッション
においてモジュール210を実行する。この情報の集積
は伝統的なデータベース操作技術を用いて行うと好都合
である。この情報はプロセスフロー記述に組織化されか
つディスクメモリ28内のプロセスフロー情報ファイル
212に記憶される。
【0037】本発明によって実施される概念を単純化す
るため、図3は極めて単純な、クッキーを焼く特定のタ
スクに関するプロセスフロー記述300を示す。もちろ
ん、MCCPプロセス200(図2を参照)はいずれか
の特定のタスクに専用のものではなく、ユーザ24によ
る製造要求とともに広範囲の種々のタスク、特に図3に
示されるものより何倍も複雑になるかも知れないタスク
に対してプログラムできる。さらに、環境10は多数の
仮想ロット16に関係する異なる目標を達成する方向に
向けられている多数のプロセスフロー記述を同時的に保
持しかつそれらに働きかけることができる。
【0038】プロセスフロー記述300は図3に示され
る構造に対応するメモリ構造内に維持される。もちろ
ん、異なるプロセスフロー記述は異なるメモリ構造を有
するが、図3に示される基本的なコンポーネントは何等
かのプロセスフロー記述を形成するために協働するビル
ディングブロックを表わす。
【0039】いくつかの個々の表またはエンティティが
一緒にリンクされてプロセスフロー記述300を形成す
る。特に、記述300はそれぞれジョブおよび操作(o
peration)エンティティ302および304、
プロセスエンティティ306、および分岐エンティティ
308を含む。ジョブエンティティ302はエンティテ
ィ302−306を含む階層の最上部にある。操作エン
ティティ304は該階層の中間にあり、かつプロセスエ
ンティティ306はその底部にある。従って、ジョブエ
ンティティ302は付加的なプロセスエンティテイ(図
示せず)を含みかつ任意選択的に付加的な操作エンティ
ティ304(図示せず)を含む。操作エンティティ30
4は付加的なプロセスエンティティ306を含む。「ジ
ョブ1」および「操作(オペレーション)1」に含まれ
るすべての下位のプロセスエンティティ(図示せず)は
プロセスフロー記述300におけるジョブ1および操作
1の参照によりプロセスフロー記述300に導入され
る。
【0040】プロセスフロー記述300が向けられてい
る組織の目標を達成するのに必要な活動を規定するのは
プロセスエンティティ306である。プロセスフロー記
述300はいくつかの個別のプロセスに分割され、これ
らは集合的に組織の目標を達成するために必要なステッ
プおよび資源を規定する。もちろん、本発明はプロセス
フロー記述が含むことができるプロセスの数に対し何等
の制限も加えない。これらのプロセスはユーザ24によ
り組織の目標を完成するために必要なプロセスに対する
ユーザの理解に基づき規定される。
【0041】プロセス306の各々は1つまたはそれ以
上のキューに細分される。各プロセスに対し特定された
キューはユーザ24により彼または彼女の該プロセスに
対する理解に従って規定される。各プロセスは少なくと
も先の表Iに規定される、活動キューを含む。さらに、
各プロセスは1つまたはそれ以上の待機キューを含むこ
とができる。「プロセス1」と名付けられているプロセ
スエンティティ306に示されるように、ユーザ24は
上の表Iに規定される、静的待機キュー310、これに
続く上の表Iに規定される動的待機キュー312、これ
に続く活動キュー314を含めている。図3には特定的
に示されていないが、すべてのプロセスエンティティ3
06はこれら3つのタイプのキューの内の少なくとも1
つを含む。
【0042】本発明はその発生された計画を種々の資源
14が静的または動的資源として認識されるかに基づい
ている。上の表Iに規定されているように、静的および
動的資源の間の相違は資源14をロット16−18に割
り当てる上で用いられる優先順位づけの方法論にある。
特定の資源に適用される正確な優先順位づけ方法論は本
発明にとって重要ではない。しかしながら、資源割り当
てにおけるこの許容された二分法の結果として、資源−
ロット割り当て調整器34(図1を参照)はそれが処理
するデータ内での依存性(表Iを参照)の数を最大化す
ることができる。その結果、コンピュータ20は環境1
0をリアルタイムでシミュレートすることができ、かつ
シュミレーション結果は現実的に環境10を反映する。
【0043】一般に、環境10は動的資源14をそれが
静的資源14を使用するよりもっと効率的に使用する。
動的資源を効率的に使用するためには、実際のロット1
8のいくつかはもし該動的資源が静的資源であるとして
取り扱われた場合にそうなるよりもよりゆっくりと処理
される。高い労働コストのため、合衆国の製造者は典型
的に労働者を彼等が繁忙状態に留まりかつ彼等がロット
18が彼等のサービスを利用できるようになるのを待た
ないように管理する。この取り扱いの結果、進行中の作
業が労働者のサービスを受けるために利用できるように
なるまで労働者に待たせるよりはむしろ、進行中の作業
が労働者が利用可能になるまで待機する傾向にある。そ
の結果、労働は典型的には動的資源として取り扱われ
る。
【0044】キュー310のような静的キューはあるロ
ットが静的資源の利用可能性を待たなければならない期
間を表し、かつキュー312のような、動的キューはあ
るロットが動的資源の利用可能性を待たなければならな
い期間を表す。プロセス1に関連して示されるように、
動的キュー312は静的キュー310の後に生ずるもの
として示されており、これは両方のタイプの待機キュー
が単一のプロセスエンティティ306内に存在するから
である。静的および動的キューの間のこの関係はユーザ
24により最も頻繁に選択されるべきであるが、その理
由はそれが動的資源ができるだけ効率的に使用されなけ
ればならないより貴重なものとして扱われることを許容
するからである。しかしながら、ユーザ24は希望する
場合はこの順序を自由に反転することができる。
【0045】図3のクッキー焼きの例のプロセス1は一
般にこね粉を準備しかつ格納することに関連する活動を
認識する。従って、プロセス1は資源を消費する。特
に、小麦粉、卵、ミルク、砂糖、およびその他のよう
な、こね粉の成分、および、ボール、ミキサ、およびそ
の他のような、機器がこの活動を行なうために必要とさ
れる。この例においては、そのような資源は静的なもの
と考えられかつ静的待機キュー310において消費され
る。静的キュー310は静的待機キュー310において
消費されるべき属性およびこれらの属性の能力(cap
abilities)を特定する。この例においては、
量の属性が前記成分に対して特定され、かつ関連する能
力がロットの量の関数として表わされる式の形で特定さ
れる。例えば、0.8ポンドの特定されたタイプの小麦
粉が各々の1.0ポンドの焼かれるべきクッキーのため
に消費される。同様に、混合用のボウルおよびミキサが
ミキシングの能力をロット量の関数として表わす式の形
で特定される。計画およびシミュレーションの目的に対
しては、ロットにより消費される資源のその部分は他の
ロットへの割当てのために利用できないものとして取り
扱われる。言換えれば、キュー310において消費され
る成分および機器は解放されるまで他のロットのために
利用できるものとして後に計画されまたはシミュレート
されないであろう。
【0046】環境10の、後に説明する、シミュレーシ
ョンはこれらすべての消費された静的資源がそ利用可能
になるまでプロセスフローを静的キュー310内に保
つ。すべてが利用可能になった時、プロセスフローは動
的キュー312に進む。プロセスフローは異なる種類の
資源が利用可能になるまで動的キュー312内に留ま
る。
【0047】特に、プロセスフローは、以後労働者と称
される、人間の動的資源が利用可能になるまで動的キュ
ー312内に留まるものとしてシミュレートされる。動
的待機キュー312は労働者の時間が、例えば、1ポン
ドのこね粉ごとに10分の割合で必要であることを特定
する。労働者がこのクッキーのロットに対し作業するた
めに利用可能になったものとシミュレートされると、活
動キュー314内に特定された活動が開始できる。労働
者のような、動的資源の利用可能性はそれに対して資源
が割当てされる他のタスクを考察することにより環境1
0のシミュレーション中に計画される。該シミュレーシ
ョンは他の競合ロットがすでに利用可能になっている時
に該動的資源が利用可能になるようあるロットに関し待
機するものとして特性付けない。むしろ、それはより高
い優先度のロットがすぐに利用可能になる場合でも利用
可能なロットの内最も高い優先度のものに割当てられ
る。
【0048】いったん労働者が利用可能になると、プロ
セス1は活動キュー314と共に継続し、そこで労働者
は実際に前記成分を必要な機器を用いてこね粉に混合す
る。クッキー焼きプロセスの実現を制御する上でおよび
クッキー焼きプロセスをシミュレートする上で有用な付
加的な処理データは活動キュー314に関連させること
ができる。例えば、管理的および時間的規則を特定でき
る。環境10のシミュレーションは資源をロットに割当
てる上でそのような規則に従う。プロセスフロー300
によれば、プロセス1はこのこね粉が他の処理のために
格納された時に完了する。
【0049】資源は活動キューの完了により解放するこ
とができるが(表1を参照)、これは必ずしも必要では
ない。先に消費された資源が解放されない場合、それを
消費したロットはプロセスフロー記述300が該資源を
解放することを要求するまで後続のキューのためにその
資源を使用し続ける。例えば、静的待機キュー310に
おいて消費された成分は活動キュー314の後に解放さ
れない。従って、これらの成分はシミュレーションの間
該ロットと関連し続け、かつ記述300はこれらの成分
が他のロットによる使用のために利用できないことを認
識する。
【0050】一方、プロセスフロー記述300における
活動キュー314はこね粉を混合するために使用された
労働者および機器を解放する。シミュレーションは次に
これらの解放された資源を他の割当てに利用できるもの
と考える。
【0051】図3には特に示されていないが、プロセス
フロー記述300におけるすべてのプロセスエンティテ
ィ306はプロセス1に関連して示されたもののような
キューに細分される。これらのキューの数および特性は
プロセスの活動をサポートし、消費されかつ解放された
資源を記述し、かつ該ロットにより要求される属性能力
を特定するために必要に従い構成されている。例えば、
プロセス2はこね粉を伸ばし、そのこね粉を所望のクッ
キーの形に切断し、かつ該クッキーの結果として得られ
た外見をチェックすることを要求する。切断および引き
伸ばし機器はプロセス2において消費されかつ解放され
る。クッキーシートおよび他の労働者が消費される。該
クッキーシートおよび労働者はプロセス2においては解
放されないが、その理由はそれらがプロセス5−6に関
して以下に説明する、ベーキング動作に必要であるから
である。
【0052】プロセス3は再利用できないスクラップの
こね粉を片付けることに含まれる活動を特性付けるよう
構成され、かつプロセス4は先に伸ばされかつカットさ
れたこね粉を再利用しまたは補正することによりそれが
他のプロセス2における将来の使用のための貯蔵に戻す
ことができるように構成されている。
【0053】プロセス5−6は共にクッキーを調理する
ために要求されるベーキング活動を規定する。プロセス
5−6は以下により詳細に説明するが、それらは一般に
本発明により生成された計画がクッキーを焼くために採
用することができる代りのプロセスフロー経路を表わ
す。従って、オーブンが消費されかつ解放される。操作
(オペレーション)1は焼かれたクッキーに仕上げ添加
物(topping)を付加することに関係するプロセ
スを含み、かつジョブ1はプロセス5−6において使用
されるオーブンにメンテナンスを施すことに関係するプ
ロセスを含む。
【0054】上に述べたように、プロセスフロー記述3
00はさらに分岐エンティティ308を含む。分岐エン
ティテイ308はプロセスフロー内において判断ノード
を特性付けるために必要な情報を持つ。分岐エンティテ
ィ308の各々は2つの異なるタイプの分岐エンティテ
ィの内の1つに分類される。1つのタイプは、これは単
に分岐エンティテイと称されるが、フローを複数の代わ
る代わるのフロー経路に分離し、かつ、併合分岐と称さ
れる、他のタイプは複数のフロー経路を単一のフロー経
路に組合わせる。
【0055】プロセスフロー記述300は製品フローを
3つの異なるプロセスのサブフロー経路に分割するため
に分岐2をプロセス2の直後に配置する。1つのサブフ
ロー経路は、後に述べる、分岐3に結合し、他のサブフ
ロー経路は、スクラップのこね粉を処理する、プロセス
3に結合し、かつ他のサブフロー経路は、先に伸ばされ
たこね粉を再利用する、プロセス4に結合している。従
って、分岐1は再加工およびスクラップのシミュレーシ
ョンを許容する。分岐2はクッキーのロットをどのよう
に分割するかを規定する条件または規則データを含む。
例えば、分岐2は89%のロットは前に進み、10%は
再加工のためプロセス4に進み、そして1%のロットは
スクラップのためにプロセス3に移動することを特定す
ることができる。
【0056】プロセスフロー記述300は併合分岐1を
プロセス2の直前に配置する。併合分岐1はプロセス1
およびプロセス4からのサブフロー経路を一緒に結合し
かつ併合されたロットを特定の併合条件が満たされた時
にのみ継続することを許容する。そのような併合条件
は、例えば全量が3ポンドのこね粉を越えるまでロット
が静止したままになることを特定する。従って、シミュ
レーションはプロセス2が十分な量のこね粉がそれを価
値あるものにするために与えられるまで行なわれないで
あろう。
【0057】プロセスフロー記述300は分岐3を分岐
2の直後に配置する。分岐3はプロセス5および6のい
ずれが、あるいは両方がクッキーのロットに対する計画
に含むべきかを特定する分岐選択規則を提供する。一般
に、プロセス5および6はクッキーを焼くための代わり
の技術を特定する。下に掲げた、表IIはこれらの代わ
りの技術のどれを特定の状況で使用するかを特定するた
め分岐3と関連することをユーザ24が希望する交替分
岐選択規則を含む。同様に、下に掲げた、表IIIはプ
ロセス6がクッキーを焼く上で採用できる代わりのプロ
セス記述を含む。 表II分岐3のための代わりの分岐選択規則 1.分岐4への最も早い完了時間を有するサブフロー経
路を選択。 2.もしロットの量が10のクッキーシートより少なけ
れば、サブフローAを選択し、さもなければサブフロー
Bを選択。 3.該ロットをサブフローAおよびBに分割し分岐4へ
の全体として最も高速の完了時間を達成。 4.もしロットの量がオーブンにとって大きすぎれば該
ロットを分割。 表IIIプロセス6のための代わりのプロセス記述 1.クッキーを焼くためにオーブン“B”を25分間使
用。 2.クッキー焼くためにオーブン“B”を45分間使
用。
【0058】プロセス5はクッキーがオーブン“A”に
おいて45分間焼かれることを特定する。さらに、プロ
セス5はクッキーが焼かれる温度、および、該クッキー
を焼くためにオーブン“A”において必要なオーブンの
棚の数のような、他の関連ある属性を特定する。もしプ
ロセス6が上の表IIIに掲げられたプロセス記述1を
導入すれば、それはオーブン“B”がクッキーを焼くた
めに特定の温度で25分間使用されることを特定する。
図3に与えられた例示的なプロセスフロー記述に対して
は、プロセス5−6は一般に互いに等価であり、かつプ
ロセス5−6の内の1つが分岐3に含まれる分岐選択規
則を評価することによって選択される。従って、分岐3
は分岐4への最も高速の完了時間を備えたサブフロー経
路(表IIの規則1を参照)が選択されることを特定す
る規則を含むことができる。そのような規則は「逆方
向」規則と考えられる。本発明は両方のサブフロー経路
をシミュレートしかつ次にプロセスフロー内を逆方向に
進みかつプロセス5−6の内のいずれか最も早い完了時
間を達成するものを選択する。従って、もしオーブン
“A”が他のロットに割当てられれば、シミュレーショ
ンはプロセス6を取り上げ、かつ、もしオーブン“B”
が他のロットに割当てられれば、該シミュレーションは
プロセス5を取上げる。しかしながら、もし双方とも利
用可能であるとしてシミュレートされれば、シミュレー
ションはより短い調理時間のためプロセス6を選択する
であろう。
【0059】あるいは、オーブン“A”はオーブン
“B”よりもかなり小さいかもしれないが、クッキーは
いずれのオーブンにおいても実質的に等価な時間の間に
焼かれる(プロセス記述2、表IIIを参照)。従っ
て、分岐3はサブフロー経路を選択する上でのロットの
量を考察する規則を特定することができる。表IIの規
則2は次に、例えば、10シートより少ないクッキーが
焼かれている場合にプロセス5を含むサブフロー経路を
選択する。プロセス6は10シートより多くのクッキー
が焼かれている場合に選択されるであろう。
【0060】他の代わりのシナリオにおいては、分岐3
における分岐選択規則は自動的に該ロットを分割し、そ
れによりプロセス5および6の双方とも計画に含まれ、
かつサブロットの量が最も高速の全体の完了時間が得ら
れるように(表IIの規則3および4を参照)プロセス
5および6の間で調整される。従って、大きなロットは
両方のオーブンがクッキーを焼くために同時に使用され
るように分割できる。
【0061】併合分岐4はプロセス5−6によって示さ
れる別々のサブフロー経路を結合する。そのような結合
はいつおよびどのようにしてサブロットを結合するかを
特定する規則を含むことができる。例えば、併合分岐4
はあるロットが操作1のプロセスに続く前に兄弟のサブ
ロットに対し5分から10分の間待機することを特定で
きる。
【0062】図2に戻ると、図3に与えられた例のよう
な、プロセスフロー記述を発生するために呼出されるの
はモジュール210である。モジュール202、20
6、および210の完了後、MCCPプロセス200は
計画モジュール400を呼出す。モジュール400はデ
ィスクメモリ28に記憶されたデータおよびベクトルマ
ネージャ30により提供されるサービスを用いてプラン
ナ26(図1を参照)により実行される。モジュール4
00は処理計画を発生するために環境10の動作をシミ
ュレートする。この処理計画は資源14が仮想ロット1
6に割当てられる予定に近似する。さらに、該処理計画
は多数の仮想ロット16の需要を互いにかつ実際のロッ
ト18のその時の需要とバランスさせる。計画モジュー
ル400は図4から図14を参照して後に説明する。
【0063】モジュール400が需要可能な計画をまと
めた後、タスク214は処理計画に含まれる仮想ロット
16、またはこれらの仮想ロット16の一部を実際のロ
ット16に変換する。プランナ26(図1を参照)によ
って行なわれる、タスク214はユーザ24による製造
環境10における実際の処理のために仮想ロットを選択
することを示すにすぎない。これらの選択は情報的なタ
スクである。その結果、仮想ロット16の対応する実際
のロット18への最初の変換に際し、製造環境10内で
は何も起こらない。むしろ、この情報がプランナ26か
らベクトルマネージャ30、資源−ロット調整器34お
よび実行コントローラ38に渡され実際のロット18に
関係するデータを含むメモリ構造を更新する。
【0064】これらのメモリ構造がタスク214におい
て更新された後、実行制御モジュール216は製造環境
10内での処理計画の実際の実施を制御するために呼出
される。モジュール216はムーブメントコントローラ
46と組合わせ実行コントローラ38(図1を参照)に
よって実行される。モジュール216は実際のロット1
8が処理されている間にリアルタイムで動作する。製造
環境10内で事象が発生すると、実際の割当てを記述す
る情報が発生される。さらに、これらの事象が発生する
と、実際のロット18に関連する計画がこれらの実際の
事象に応じて変化する。モジュール216はこれらの変
化に応じて資源14の実際のロット18への仮想的な割
当てを記述する現在の情報を連続的に発生する。モジュ
ール216は目標の実際のロット18の製造の実行を該
目標の実際のロット18が完了するまで制御する。この
ポイントにおいて、ジョブまたは製品が完成されかつ製
造環境10の外部へ転送する準備ができる。あるいは、
製品は次に他のロットへの導入のために製造環境10に
再び導入することができる。
【0065】図4は、処理計画を発生する上でプランナ
モジュール400(図2を参照)により行なわれる手順
のフローチャートを示す。モジュール400は計画の発
生を開始するためにタスク402を実行する。一般に、
タスク402は製品需要ファイル204から需要要求を
抽出する。モジュール202(図2を参照)に関連して
上に述べたように、この需要要求は計画されるべきロッ
トの量、優先度、およびステータスを記述するデータを
含む記録を表わす。好ましくは、タスク402において
優先度は順番に表示される。特に、モジュール400は
アクティブ状態(ステータス)を有する各々の需要要求
に対し一回実行される処理ループを形成する。最も高い
優先度のロットが最初に処理され、かつ残りのロットは
優先度が低下する順序で処理される。
【0066】さらに、需要要求記録は、図3に示された
プロセスフロー記述300のような、プロセスフロー記
述を需要要求記録により識別されるロットを計画するこ
とに関連して使用するために識別する。タスク402の
後、モジュール400は、図5に示される、前置計画手
順500を実行する。手順500のタスク502はプロ
セスフロー情報ファイル212から対応するプロセスフ
ロー記述300を引出すためにこの反復の需要要求に対
するプロセスフロー記述識別子を使用する。
【0067】次に、タスク504は需要要求によって与
えられた情報にのみ基づくこれらの規則を実行するため
にプロセスフロー記述300を調べる。ロットの量はそ
のような情報の1つの例を表わす。この規則の実行はプ
ロセスフロー記述300により記述される複雑なネット
ワークをより小さなサイズに切り払いそれによりそれが
後続の手順においてより効率的にシミュレートされるよ
うにする。例えば、分岐3(図3を参照)がロットの量
にのみ基づく分岐選択規則を含む場合は、タスク504
はあるサブフロー経路を選択しまたは少なくとも失格さ
せるよう動作する。表IIに掲げられている規則2はそ
のような規則の1つの例を表わす。この規則により、分
岐3は10より少ないクッキーシートが焼かれている場
合にプロセス5の選択を特定しかつそうでない場合にプ
ロセス6の選択を特定する。従って、図3に示された例
に対しては、タスク504は分岐3、プロセス6、およ
び併合分岐4をプロセスフロー記述300から取除くこ
とができる。そのような取除きは後続のシミュレーショ
ンが処理しなければならない情報の量を低減し、かつシ
ミュレーション時間が減少する。
【0068】図5に戻ると、タスク506が初期化され
た処理計画を形成するためタスク504の後にまたはタ
スク504とともに実行される。タスク504はロット
がいずれかの静的または動的待機キューにおいて待つこ
とを要求されないと仮定することによりプロセスエンテ
ィティ306(図3を参照)におけるキューに関連する
タイミングデータを評価する。言い変えれば。すべての
消費された資源は必要な時に直ちに利用可能であると仮
定する。従って、初期タイミングのシナリオは実質的に
活動キューの見積もられた活動期間に基づく。この初期
シナリオは最小のタイミングシナリオを表わすが、その
理由はそれがあるロットの最も高速の可能な処理を記述
するからである。後続のシュミレーションはこの初期シ
ナリオをベースラインとして使用し、該ベースラインは
ロット16−18(図1を参照)による資源14のため
の争いに対処するために必要に応じて遅延される。
【0069】タスク506の後、処理は図4に示され
る、手順404に進む。タスク404はベクトルマネー
ジャ30(図1を参照)に対し資源14への抵当に入っ
た委託(mortgaged commitment
s)を初期化するよう要求する。プロセスフロー記述3
00に含まれる資源14が先にベクトルマネージャ30
に関し初期化されていない限り、ベクトルマネージャ3
0は初期化情報を、タスク406に示されるように、資
源属性ファイル208から入手する。現在予定されてい
る資源14は資源−ロット関連調整器34により管理さ
れ、かつベクトルマネージャ30はタスク408に示さ
れるように、そこから委託(コミットメント)データを
得る。
【0070】ベクトルマネージャ30は、そのメモリ3
2(図1を参照)にこれらのコミットメントを特性付け
る時間的価値を持つリスト600を維持する。図6はオ
ーブンの資源14を特性付ける3次元アレイとしてのリ
スト600の例を示す。該アレイの1つの次元は時間を
表わし、かつ該アレイの他の次元は、オーブンの温度の
ような、第1の属性の範囲を記述する。該アレイの第3
の次元は、オーブンの容量のような、第2の属性の範囲
を記述する。勿論、当業者はリスト600によって任意
の資源を特性付けることができかつリスト600に任意
の数の次元を含め所望の数の属性を収容することができ
ることを認識するであろう。さらに、ベクトルマネージ
ャ30は環境10内の各資源14に対しリスト600を
維持する。
【0071】リスト600の図6の例は時間Tおよび
の間で温度範囲Rおよび量Qにおいて記述され
たオーブンの資源に対するコミットメントを示す。該オ
ーブンはT−Tの時間スロットの間Rの温度範囲
で付加的な容量を持つ。この付加的な容量のため、オー
ブンはその付加的なロットの容量要求がQ−Qに等
しいかまたはそれより少なく、該他のロットが温度範囲
を要求する限り他のロットと共有できる。さらに、
リスト600はTの前、TおよびTの間、そして
の後にオーブンの使用に対する何らのコミットメン
トも示さない。TおよびTの間に生ずるタイムスロ
ットの間、リスト600はRの温度範囲でQの容量
に対するコミットメントを記録する。該オーブンはT
−Tのタイムスロットの間Rの温度範囲でQ−Q
に等しい付加的な容量を持つ。
【0072】図4のタスク404に戻ると、ベクトルマ
ネージャ30はプロセスフロー記述300に記述された
資源と関連するリスト600のスナップショットを撮
る。このスナップショットを撮ることにより、ベクトル
マネージャは、計画モジュール400によって行なわれ
る後続のシュミレーションによるのではなく、コミット
メントの表現に対する将来の変化を防止する。
【0073】タスク404の後、計画モジュール400
は需要シュミレーション手順700を実行する。一般
に、手順700は特定されたプロセスフロー記述に関し
製品需要をシュミレートする。シュミレーション手順7
00は図7および図9から図14までを参照して後に詳
細に説明する。シュミレーションプロセス700の結果
は図8に示されるように処理計画800である。
【0074】処理計画800はディスクメモリ28(図
1を参照)に保持される。図8は、図3に関連して上の
ように始められたクッキーを焼くというきわめて単純
な、特定のジョブの記述を続けるものである。勿論、当
業者は処理計画800はこのようなまたはいずれかの特
定の応用に限定されるものではないこと、および図8に
示される処理計画は本発明の理解を助けるために提示さ
れていることを理解するであろう。処理計画800はプ
ロセスフロー記述300から得られた情報の多くを含
む。従って、処理計画800は、プロセス1−5のよう
な、互いにかつデータエレメント記述キュー(図3を参
照)にリンクする、プロセスを記述するデータエレメン
トを含む。さらに、処理計画800は資源要求を記述す
るデータエレメント、関連する属性能力要求、および製
造規則識別子(図3を参照)を含む。
【0075】さらに、手順700はタイミングデータエ
レメント802を処理計画800に含まれるキューの各
々と関連させる。一般に、タイミングデータエレメント
802は各キューに対し予期されたスタートまたはエン
トリ時間および停止または退出時間を特定する。しかし
ながら、退出時間データレメント802は任意選択的な
ものであるが、その理由はキューからの退出時間は直後
に続くキューのためのエントリ時間と同じであるからで
ある。エレメント802はタスク506(図5を参照)
に関して上に述べたように初期化される。手順700は
次にベクトルリスト600およびプロセスフロー記述3
00から決定されるように、要求される資源の利用可能
な能力の計画の結果としてエレメント802を改訂す
る。好ましくは、タイミングデータは最小および最大時
間が特定されるタイミングレンジとして維持される。こ
のスケジューリングは製造規則への抵触を防止するよう
な方式で行なわれる。もし必要な資源属性能力が利用で
きなければ、全体の計画がいずれの製造規則にも違反し
ないような様式で必要とされる能力が利用可能になるま
で遅延される。モジュール400の反復的な処理によ
り、手順700はすべての影響あるロット16−18お
よび資源14に関し協調的に製造環境10をシュミレー
トし資源のロットに対する最適の、バランスした割り当
てを達成する。
【0076】さらに、処理計画800として働くメモリ
構造は好ましくはステータスおよびプロセスデータを記
録するためにデータエレメント804を含むかまたはデ
ータエレメント804に対する備えを行なう。そのよう
なデータエレメントはフィードバック、統計的、および
ステータスデータの記述を許容する。そのようなデータ
は、1)計画の間、2)実際に処理計画800を実行す
るよう試みてから、そして3)後続の実際の割り当てを
処理計画800によって記述される仮想割り当てと比較
することから、生成される。そのようなフィードバッ
ク、統計的、およびステータスデータはプロセスフロー
記述300における改善を示唆するために解析され将来
の処理計画800が実際の割り当てにより緊密に近似で
きるようにする。
【0077】図7に示されるように、シュミレーション
手順700はループで動作する。手順700はプロセス
フロー記述300に含まれる各々のサブフロー経路に対
しこのループの一回の反復を行なう。しかしながら、前
置計画タスク504(図5を参照)はシュミレーション
を早めるために手順700の実行に先立ちプロセスフロ
ー記述300からいくつかのサブフロー経路を取り除く
ことができる。サブフロー管理手順900はこのループ
の先頭で行なわれる。一般に、手順900は次のサブフ
ロー経路、または単にサブフローを決定するためにプロ
セスフロー情報ファイル212を評価する。本発明の目
的のためには、サブフローは分岐エンティティまたはノ
ードで始まりかつそのすぐ後の分岐ノードで終了するプ
ロセスフロー記述の1部である。例えば、プロセスフロ
ー記述300(図3を参照)において、サブフローは併
合分岐1と分岐2の間、分岐2と併合分岐1の間、およ
び分岐2と分岐3の間で退出する。さらに、2つのサブ
フローが分岐3および併合分岐4の間に存在する。
【0078】図9は手順900のフローチャートを示
す。エントリに応じて、手順900は先にシュミレート
されたサブフローを特徴付けるために問合わせタスク9
02を実行する。もし先のサブフローが首尾よくなけれ
ばあるいはもしそれが併合分岐ノードで終了しておれ
ば、制御は問合わせタスク904に進む。もし何らの前
のサブフローもシュミレートされておらなければ、制御
はサブフロー選択手順1000に進む。さらに、もし前
のサブフローが首尾よくシュミレートされかつ併合分岐
で終了しておらなければ、制御は再びサブフロー選択手
順1000に進む。
【0079】図10に示されるように、サブフロー選択
手順1000は最初に問合わせタスク1002を実行す
る。問合わせタスク1002はプロセスフロー記述30
0において前方向に進み次のサブフローを選択する上で
選択が与えられているか否かを判定する。通常、サブフ
ローはプロセスフロー記述300の始めでスタートしか
つプロセスフロー記述300の終わりまで続行するよう
シュミレートされる。しばしば、図3の分岐2のよう
に、処理のために選択するためいくつかのサブフローの
どれを選択するかにつき判断が行なわれなければならな
い。タスク1002は現在のノードで発生する残りの、
またはいまだシュミレートされていないサブフローを評
価しかつ1つより多くのサブフローが評価のため残って
いるか否かを判定する。もし1つのサブフローのみが評
価のために残っておれば、制御はタスク1004に進
み、これは該残りのサブフローをシュミレートのための
サブフローとして認識する。
【0080】一方、もしタスク1002が現在のノード
において発生する複数のサブフローがシュミレートされ
るべきものとして残っていると判定すれば、タスク10
06は分岐エンティティ308(図3を参照)内の分岐
論理を評価してどのサブフローを次に評価するかを決定
する。そのような分岐論理は分岐条件が分岐エンティテ
ィ308内に掲げられる順序で評価され、かつ「真の」
条件に評価される条件が、問合わせタスク1008に示
されるように、後続のシュミレーションのために選択さ
れる。もし問合わせタスク1008が分岐条件が「偽
の」条件に評価されたものと判定すれば、制御は問合わ
せタスク1002に戻る。一方、分岐条件が「真の」条
件に評価された場合、制御はタスク1010に進み、そ
こでその真の条件に関連するサブフローがシュミレート
されるべき次のサブフローとして選択される。
【0081】タスク1004および1010の各々の
後、制御はタスク1012に進む。タスク1012は来
たるべきサフブフローをシュミレートすることに関して
使用するためにロットの量を計算する。図3の分岐2の
ような、分岐エンティティ308がロットの量に影響を
与える規則を含む場合は、タスク1012はその規則を
ロットの量を計算するために評価する。例えば、タスク
1012は分岐2に存在するロット量の89%は分岐3
に受け渡され、10%はプロセス3に、そして1%はプ
ロセス4に渡されるべきことを計算する。一方、分岐エ
ンティティ308は量の変更規則を含む必要はなく、か
つそのような状況ではタスク1012はロットの量が分
岐エンティティの結果として変更されないものと計算す
る。
【0082】タスク1012の完了に応じて、1つのサ
ブフローがシュミレーションのために選択され、かつロ
ットの量がその選択されたサブフローに対して決定され
る。制御は次にサブフロー選択手順1000、サブフロ
ー管理手順900(図9を参照)を退出しかつ需要シミ
ュレーション手順700(図7を参照)に戻る。
【0083】図9を続けて参照すると、タスク906お
よび908が、問合わせタスク904で示されるよう
に、先のサブフローのシミュレーションが不首尾であっ
て場合に1つのサブフローを選択するために実行され
る。不首尾のシミュレーションは典型的には管理または
処理規則のシミュレートされた違反から起因する。その
ような規則はプロセスフロー記述300(図3を参照)
の併合分岐4に示されている。図3の例においては、併
合分岐4はプロセス5および6からのクッキーのロット
が結合されかつ続行する前に5〜10分の間分岐4に留
まることを要求する規則を含む。この規則は焼かれたク
ッキーが後続のトッピング段階が行なわれる前に制御さ
れた量の時間の間オーブンの外に置かれることを保証す
る。タスク904はそのような規則をそれらが違反して
いるかを判定するために評価し、かつもし違反が起こっ
ておれば、制御はタスク906および908に進む。
【0084】タスク906および908は来たるべきシ
ミュレーションが先にシミュレートされたサブフローを
再びシミュレートするようにし、それにより規則の違反
が起こりにくくなるようにする。タスク906は、再評
価が始まるべき、プロセス、および該プロセス内のキュ
ーを決定する。しばしば、この再評価点は該規則の始め
に確立される。併合分岐4の場合には、タイミング規則
の始めは分岐3であり、そこでロットが併合分岐4にお
ける再結合のために分割されている。
【0085】さらに、リスト600(図6を参照)を評
価することにより決定される、資源スラック時間変数
(表Iを参照)は再評価点をプロセスフロー記述300
のさらに後方にプッシュする。図6はどのようにして資
源スラック時間が再評価点を後方向にプッシュするかを
示す。例えば、タイムスロットT−Tにおいて示さ
れた資源コミットメントはT−Tに等価な資源スラ
ック時間を有する。言い変えれば、該コミットメントは
資源の使用がそのような使用が資源に対する次のコミッ
トメントに影響を与える前のTより前の任意の時間に
終了するように遅延することができる。もしタスク90
6がT−Tより小さい期間によりタイミング規則が
違反していると判定すれば、資源の使用は単にこのタイ
ミング規則の違反を解決するために遅延される。
【0086】しかしながら、もし該タイミング規則の違
反がT−Tより大きな期間に対するものであれば、
資源はタイミング規則違反を治癒するために単に遅延す
ることはできないが、その理由はそのような遅延はタイ
ムスロットT−Tにおけるコミットメントに逆の影
響を与えるからである。この状況では、再評価点はプロ
セスフロー記述300内で逆方向に資源へのT−T
コミットメントが最初に行なわれるキューにプッシュさ
れる。その点からの順方向のすべてのシミュレートされ
たコミットメントは消去され、かつシミュレーションは
そのポイントから再び前方向に続く。
【0087】再シミュレーションは後に生ずるコミット
メントを促しかつ正確な先のコミットメントが再びシミ
ュレートされることを防止する制約を伴なって動作す
る。従って、タスク908は、図8におけるデータエレ
メント802によって記述される、見積もられた最小お
よび最大のキュー退出時間およびスラックタイミングの
ような、タイミングデータにおける変化を再評価された
ポイントに後方向に伝達する。これらの変化の大きさは
タイミング規則が違反していた期間に基づく。タスク9
08の後、制御は需要シミュレーション手順700(図
7を参照)に戻る。
【0088】問合わせタスク902および904に戻る
と、サブフローが併合ノードで終了した時、サブフロー
管理手順900は制御を併合管理手順1100に移す。
図11は手順1100のフローチャートを示す。一般
に、併合管理手順1100は複数の兄弟サブロットを共
通のロットに併合して進むべきか否か、あるいは併合が
まだシミュレートできなければどのサブフローを評価す
べきかを決定する。図11に示されるように、タスク1
102は併合基準を評価し、かつ問合わせタスク110
4は該併合基準が適合しているか否かを判定する。上に
述べた図3の併合分岐4を参照すると、併合条件はプロ
セス5および6を含むサブフローがシミュレートされた
後に満たされる。たった1つのサブフローがシミュレー
トされた時、タスク1104は制御をタスク1106に
向ける。タスク1106は次の兄弟のサブフローをシミ
ュレーションのために選択する。言い変えれば、タスク
1106は次のサブフローをみつけるためにシミュレー
トされていない入りフロー経路に沿って逆方向に進む。
サブロット量はタスク1012(図10を参照)に関連
して上に述べたように決定される。この点では何らの併
合もシミュレートされない。
【0089】一方、問合わせタスク1104が併合基準
が満たされたと判定した場合には、タスク1108は併
合動作を行なう。併合動作においては、兄弟のサブロッ
トがすべての兄弟のサブロットの組合わせを表わす単一
のロットにより置き代えられ、かつロット量のパラメー
タがそれに応じて調整される。タクス1106または1
108の後、プログラム制御は併合管理手順1100を
退出しかつ新しいサブフローを備えたサブフロー管理手
順900がシミュレーションのため選択される。プログ
ラム制御は評価処理手順1200(図7を参照)に戻
る。手順1200はサブフロー管理手順900の後の需
要シミュレーション手順700に存在する。手順120
0はサブフロー管理手順700により選択されるサブフ
ロー内に含まれるプロセスエンティティ306(図3を
参照)を評価する。
【0090】図12は手順1200を記述するフローチ
ャートを示す。一般に、手順1200はサブフローに含
まれる各々のキューを評価するためにその一回の反復を
実行するループを形成する。評価の順序はキューがプロ
セスフロー記述300内で配列される順序である。
【0091】問合わせタスク1202は手順1200へ
のエントリーにより実行されかつ該ループの各々の反復
の始めに実行される。タスク1202はそのタイプを判
定するためにキューを調べる。もし該キューが活動キュ
ーであれば、制御は図13に関連して後に説明する、活
動評価器手順1300に進む。もし該キューが、静的ま
たは動的待機キューのような、待機キューであれば、制
御はタスク1204に進む。
【0092】タスク1204はリスト600(図6を参
照)と組合わせて動作する。特に、タスク1204は待
機キューで消費されるべき資源の識別(ID)をベクト
ルマネージャ(図1を参照)に通信する。さらに、必要
な属性が資源が必要される最小の期間および該資源が必
要とされる時間上の最も早いポイントとともに通信され
る。タスク1204はこの資源および属性情報を現在評
価されているプロセスエンティティ306(図3を参
照)のキュー310−312から得る。タスク1204
はデータエレメント802(図8を参照)からタイミン
グ情報を得る。エレメント802はタスク506(図5
を参照)において初期化されかつこのサブフローの先の
シミュレーションの結果として変更されるかもしれな
い。
【0093】図6に示されるリスト600の例を参照す
ると、ベクトルマネージャ30はリスト600を評価し
て資源が要求に応じて利用可能になる最も早い時を判定
する。もし図6のリスト600により示されたオーブン
の資源がロット“A”に割り当てられておれば、タイム
スロットT−Tがそれが要求に応じて利用可能にな
る最初のタイムスロットである。先に抵当に入れられた
コミットメントとの抵触がオーブンの資源を時間T5の
前に割り当てることを禁止する。タスク1202はこの
利用可能性の時間情報をキューの間に消費されるすべて
の資源に対し評価しかつすべての消費される資源が現在
利用可能であるタイムスロットを計算する。この計算は
要求されるタイムスロットが回答が決定されるまで漸進
的に遅延されるからリスト600の多数の評価を必要と
するかもしれない。
【0094】タスク1204の後、問合わせタスク12
06はシミュレーションが首尾よく行なわれたか否かを
判定する。タスク1204において決定されたタイミン
グの回答がタイミング規則に違反する場合にはシミュレ
ーションは不首尾である。あるいは、活動評価器は後に
説明するように、活動キューをシミュレートする上で不
首尾であるかもしれない。シミュレーションが首尾よく
ない場合は、タスク1208はプロセスフローにおける
再評価点を決定しかつタイミングデータをすべての介在
プロセスのステップに伝達する。タスク1208は図9
に関連して上に説明した、タスク906−908と同様
に動作する。タスク1208の後、タスク1210はデ
ータエレメント802(図8を参照)における改訂され
たタイミングデータを保存しかつ手順1200を退出す
る。
【0095】もし問合わせタスク1206がキューの首
尾よいシミュレーションが行なわれたと判定すると、問
合わせタスク1212がこのサブフローでシミュレート
されるべき付加的なキューが残っているか否かを問合わ
せる。もし何らの付加的なキューも残っておらなけれ
ば、該サブフローのシミュレーションは完了し、かつ制
御はタスク1210に戻り、これはシミュレーション結
果を退出手順1200の前に記憶する。もし付加的なキ
ューが残っておれば、次のキューが認識されかつ制御は
問合わせタスク1202のループの先頭に向けられる。
【0096】問合わせタスク1202が活動キュー31
4(図3を参照)を検出すると、制御は活動評価器13
00に進み、これは該活動に対する正確なスタートおよ
び完了時間を評価する。図13は活動評価器1300の
フローチャートを示す。活動評価器1300は問合わせ
タスク1302を実行していずれかの分解可能な資源
(表Iを参照)が活動キューの間に使用されているか否
かを判定する。分解可能な資源はそれに対し時間が連続
しない様式で支出されるものである。例えば、労働者は
典型的に分解可能な資源と考えられるが、それは労働者
の時間はコーヒーブレイク、ランチブレイク、その他に
より中断されるかもしれないからである。そのような資
源はそれらが先に消費されかつまだ解放されていない場
合に使用状態となる。そのような資源(図示せず)のリ
ストは当業者によって容易に維持される。分解可能な資
源が使用中の場合は、制御はタスク1304に進む。
【0097】タスク1304はそのような資源に対しリ
スト600(図6を参照)を調べ、問合わせタスク13
06に示されるように、該資源の時間を活動から分解す
る何らかのコミットメントが掲げられているか否かを判
定する。もし何らのコミットメントも掲げられておらな
ければ、該活動は直ちに開始することができ、かつ制御
はタスク1308に進む。一方、もし該活動の開始が分
解可能な資源を収容するために遅延されなければならな
い場合は、制御はタスク1310に進む。タスク131
0はエレメント802(図8を参照)をリセットし前記
分解可能な資源がすべて同時に利用可能な活動キューの
エントリ時間を記述する。このリセットは図12のタス
ク1204に関連して上に述べたものと同様にして行な
われる。タスク1310の後、制御はタスク1308に
進む。
【0098】タスク1308はプロセスの活動キューに
関連する何らかの期間制限規則を評価する。図3に示さ
れた例示的なプロセスフロー記述はプロセス5および6
に関連するそのような期間制限規則を示す。図3の例に
おいては、期間規則はプロセス5またはプロセス6がプ
ロセス2の完了後5分以内に始まることを要求する。こ
れらの規則は準備されたクッキーのこね粉がそれが焼か
れる前に5分より長い間置かれないことを保証する。タ
スク1308はキューエントリのタイミングエレメント
802(図8を参照)を調べかつ問合わせタスク131
2が該規則が違反しているか否かを判定する。
【0099】もし期間規則が違反しておれば、タスク1
314はシミュレーションが不首尾であったことを示す
フラグをセットする。制御は次に活動評価器1300を
退出しかつ図12に関連して上に述べた、問合わせタス
ク1206に戻る。問合わせタスク1206は不首尾の
シミュレーションを検出しかつ先にシミュレートしたサ
ブフローを再シミュレートするステップを行ないそれに
より期間規則が再び違反しないようにする。
【0100】もし期間規則が違反しておらなければ、次
に問合わせタスク1316が資源の使用がタスク131
0の結果を収容するために必要なだけ延長されるかを判
定するために使用されている資源に対する資源のスラッ
ク時間を評価する。もし不十分な資源のスラック時間が
存在すれば、制御は再びタスク1314に進み、そこで
活動評価器1300を退出する前に不首尾のシミュレー
ションフラグをセットする。一方、もし十分な資源のス
ラック時間が存在すれば、タスク1318が資源の割り
当てを延長しかつ活動評価器1300を退出する前にス
ラック時間エレメント802(図8を参照)をそれに従
って修正する。活動評価器1300がタスク1318か
ら退出すると、活動キューの首尾よいシミュレーション
が行なわれたことになる。
【0101】制御が評価プロセス手順1200(図12
を参照)のタスク1206に戻ると、制御は待機キュー
に関連して上に述べたように継続する。シミュレーショ
ン結果が記憶されている、タスク1210の完了後、制
御は、図7に示されるように、需要シミュレーション手
順700のタスク702に戻る。本発明の方法における
このポイントにおいて、サブフローが首尾よくシミュレ
ートされているかあるいは再評価条件が検出されてい
る。
【0102】逆方向分岐規則が代わりのサブフローの選
択を要求する状況では、タスク702はシミュレーショ
ン結果に基づきその選択を実行する。図3の分岐3に関
連して上に説明した、表IIの規則1はそのような規則
を提案する。この状況では、規則が分岐4への最も高速
な完了時間を有するサブフローの選択を特定する。プロ
セス5および6を含むサブフローをシミュレートした
後、タスク702は該サブフローの各々に対する退出タ
イミングデータエレメント802を比較することにより
この選択を実行する。最も高速のサブフローは受け入れ
のためフラグが付けられかつ最も低速のサブフローは後
に放棄するためにフラグ付けされる。このフラグ付けは
処理計画800(図8を参照)におけるエレメント80
4を適切にセッティングすることにより達成できる。最
も低速のサブフローはプロセスフロー記述300を評価
する上でのこのポイントにおいては放棄できないが、そ
れは将来の再評価がタスク702の選択を代え得るから
である。
【0103】タスク702の後、需要シミュレーション
手順700は問合わせタスク704を実行する。タスク
704は該需要がシミュレートすべき付加的なサブフロ
ーを含むか否かを判定する。付加的なサブフローが存在
する場合、制御は、上に述べた、サブフロー管理手順7
00に戻る。従って、需要シミュレーション手順700
は全需要要求がプロセスフロー記述300の終わりまで
シミュレートされるまで手順900および1200およ
びタスク702から成るループに留まる。
【0104】全需要要求の完了に応じて、タスク704
はプログラム制御をオーバヘッド・コミットメント手順
1400に向ける。一般に、手順1400はリスト60
0(図6を参照)内のコミットメントを非需要特定の利
用に対し抵当に入れる。タスク1304(図13を参
照)に関連して上に述べた、ランチブレイク、コーヒー
ブレイクおよび他の分解可能な資源の他の断片はそのよ
うな非需要特定の利用を表わす。さらに、そのような非
需要特定利用は図3に示される、ジョブ1に含むことが
できる。ジョブ1はオーブンの大掃除およびメンテナン
スを行なうためのプロセスを含む。ジョブ1に特定され
るように、そのような大掃除は8時間ごとに行なわれ
る。従って、分解可能な資源の断片およびジョブ1のプ
ロセスはいずれかの特定の需要に特に専用のものとはな
っておらず一般的な作業予定およびオーブンの使用にそ
れぞれ捧げられる。大掃除およびメンテナンス手順はリ
スト600に予定されかつ含まれており、それにより何
らの将来のロットのシミュレーションもそれがそのよう
な掃除およびメンテナンスを行なっている場合には該資
源の割り当てを受けない。
【0105】図14はオーバヘッド・コミットメント手
順1400のフローチャートを示す。タスク1402に
おいて、非需要特定のカウンタが影響を受けた資源の使
用を反映するため更新される。従って、タスク1402
はその間図3の例のオーブンが使用されている時間を追
跡するカウンタ(図示せず)を更新する。次に、タスク
1404は非需要特定利用に関連するいずれかの動的抵
当規則を評価する。図3の例に従えば、タスク1404
は8時間のベーキング時間後のジョブ1の作業を特定す
る規則を評価する。問合わせタスク1406は該評価の
結果が「真の」または「偽の」状態であるかを判定す
る。真である場合、ジョブ1の関連するプロセス(図示
せず)が上に述べたように横切られタスク1408にお
いて示されたように、ジョブ1の実行のために資源の割
り当てへのコミットメントを行なう。従って、タスク1
408はベクトルマネージャ30と通信してリスト60
0(図6を参照)が前記掃除を反映するように変更され
るようにする。もし何らの他のプロセスもジョブ1の間
にその資源の使用を共有できなければ、量のような属性
が将来のシミュレーションがジョブ1の間にその資源を
共有することを防止するために最大の範囲で特定され得
る。
【0106】タスク1408の後、あるいはタスク14
06が偽の評価を検出した場合、制御は問合わせタスク
1410に進む。タスク1410は付加的な動的抵当規
則につきテストし、かつそのような付加的な規則が検出
された場合に制御をタスク1404に戻す。タスク14
10が最後の動的抵当規則が評価されたと判定すると、
制御はオーバヘッド・コミットメント手順1400を退
出しかつ問合わせタスク706において、図7に示され
るように、需要シミュレーション手順700に戻る。
【0107】タスク706は全需要がシミュレートされ
た後に実行される。タスク706はシミュレーションが
首尾よく行なわれたか否かあるいは再シミュレーション
が治癒することができる失敗が生じたか否かを調べる。
タスク706が不首尾の需要シミュレーションを検出し
た場合は、適切なエラーメッセージがI/Oセクション
22(図1を参照)を介してユーザ24に与えられかつ
制御は需要シミュレーション手順700を退出して計画
モジュール400(図4を参照)のタスク410に戻
る。しかしながら、タスク706が首尾よい需要シミュ
レーションを検出すると、タスク708は処理計画80
0(図8を参照)に関し最終的な処理を行なう。そのよ
うな最終的処理は、タスク702に関連して上に述べた
ように、処理計画800に含めるためおよび処理計画8
00から除去するためフラグ付けられている代わりのサ
ブフローの評価を含むことができる。サブフローの除去
は処理計画800から処理フロー記述の不必要な部分を
撮り除く。タスク708の後、タスク710は残りのシ
ミュレートされた資源コミットメントを抵当に入れそれ
により将来のシミュレーションがそれらを変更しないよ
うにベクトルマネージャ30に命令する。図6およびオ
ーブンの資源をロット“A”に割り当てる上に述べた例
を参照すると、この抵当はブロック“A”をリスト60
0のタイムスロットT−Tに点線で示された位置に
挿入する効果を有する。タスク710の後、制御は需要
シミュレーション手順700を退出しかつ計画モジュー
ル400の問合わせタスク410に戻る。
【0108】図4に示されるように、問い合わせタスク
410はループへの制御ポイントとして動作する。特
に、タスク410は付加的な需要要求がシミュレーショ
ンを必要とするか否かを判定する。付加的な需要要求が
存在するとき、制御はタスク402に戻る。その後、タ
スク402、前置計画手順500、タスク404、およ
需要シミュレーション手順700がこの付加的な需要要
求に対し繰り返される。
【0109】上に述べたように、需要要求は優先順で評
価される。従って、資源14(図1を参照)は最も高い
優先順位のロットに最初に割り当てられる。これは高い
優先度のロットがそれらのプロセスフロー記述および存
在するコミットメントが許容する最善の資源の割り当て
を受けることを許容する。図6に示されるように、高い
優先度のロットのこの割り当ては高い優先度のロットに
対する割り当ての前に低い優先度のロットが競合する資
源の割り当てを受けることを禁止しない。たとえば、図
6のリスト600に示されるオーブンの資源のタスク1
204(図12を参照)におけるより低い優先度のロッ
ト“B”への割り当てはロット“A”への割り当てより
早く生ずることができる。図6に示されるように、ロッ
ト“B”は温度範囲Rにおいてオーブンの比較的短い
使用を要求することができる。TおよびTの間のタ
イムスロットはロット“A”に対する先のコミットメン
トに影響を与えることなくこの必要性を満たす。従っ
て、タスク1204は上に述べた手順を用いてタイムス
ロットT−Tの間にオーブンをロット“B”に割り
当てるであろう。従って、より低い優先度のロット
“B”はより高い優先度のロット“A”の前にオーブン
の資源を受けることができる。
【0110】以上要するに、本発明は仮想的に資源をロ
ットに割り当てるための改良された方法を提供する。こ
れらの仮想割り当ては正確にかつ包括的に製造または他
の環境を記述する複雑なプロセスフロー記述ネットワー
クに従う。従って、結果として得られる仮想的な割り当
ては十分に正確であり、環境内の実際の割り当てが緊密
にそれらに近似する。さらに、本発明の方法から得られ
る処理計画に反映された仮想割り当ては資源のロットに
対する効率的な割り当てを許容する。たとえば、本発明
は「ソフト」ロット優先順位づけ機構を実施し、そこで
は、ある状況において、競合する資源をより高い優先度
のロットに割り当てる前により低い優先度のロットに割
り当てることを許容する。そのような状況では、より高
い優先度のロットはより低い優先度のロットに対する資
源の先の割り当てによって妨害を受けることはない。
【0111】さらに、本発明は資源を分類する場合に二
分法を許容する。それが静的および動的資源の間で製造
環境内における異なる取り扱いを認めるため現実的な計
画ができる。さらに、本発明は環境を前向きの様式でシ
ミュレートする。多数の代わってサブフロー経路が評価
され、かつ、分岐規則で表現される、組織の目標に最も
合致するサブフロー経路が結果として得られる処理計画
に含めるために選択される。
【0112】本発明は好ましい実施例に関して上に説明
した。しかしながら、当業者は本発明の範囲から離れる
ことなくこの好ましい実施例において変更および修正を
成すことができることを認識するであろう。たとえば、
上に述べたメモリ構造、記述、またはリストは仮想割り
当ての精度および実際の割り当ての制御の改善をさらに
助ける付加的なデータエレメントを含むことができる。
さらに、上に述べた特定のモジュール、手順、およびタ
スク、そしてそれらの互いの関係は実質的に同じ機能を
達成するために当業者によって実質的に変更することが
できる。たとえば、タスク404はシミュレーションを
始める前のバッチ様式におけるよりはむしろ評価プロセ
ス手順1200の間に必要に応じたベースで資源のコミ
ットメントを初期化することができる。当業者に明らか
なこれらおよび他の変更および修正は本発明の範囲内に
含まれるものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される製造または他の組織的環境
を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用されるシステムにより実行される
モジュールを示すフローチャートである。
【図3】本発明に係わるプロセスフロー記述のメモリ構
造部分の1例を示すブロック図である。
【図4】本発明に従い実行される計画モジュールを示す
フローチャートである。
【図5】本発明に係わる計画モジュールにより使用され
る前置計画手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明において将来の資源の使用に対するコミ
ットメントを記録しかつ編成する時間的価値のリストの
1例を示すブロック図である。
【図7】本発明に係わる計画モジュールにより使用され
る需要シミュレーション手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明により発生される処理計画のメモリ構造
の1例を示すブロック図である。
【図9】本発明に係わる需要シミュレーション手順によ
り使用されるサブフロー管理手順を示すフローチャート
である。
【図10】本発明に係わるサブフロー管理手順により使
用されるサブフロー選択手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明に係わるサブフロー管理手順により使
用される併合管理手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係わる需要シミュレーション手順に
より使用される評価プロセス手順を示すフローチャート
である。
【図13】本発明に係わる評価プロセス手順により使用
される活動評価器手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係わる需要シュレーション手順によ
り使用されるオーバヘッド・コミットメント手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】 10 製造環境 12 環境制御および能力計画(MCCP)システム 14 資源 16 仮想的なロット 18 実際のロット 20 コンピュータハードウエア 22 入力/出力(I/O)セクション 24 ユーザ 26 プランナ 28 ディスクメモリ 30 ベクトルマネージャ 32,36 メモリ 34 資源−ロット調整器 38 実行コントローラ 40 製造インタプリタ 42 アラームハンドラ 44 例外ハンドラ 46 ムーブメントコントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図8】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・カペン アメリカ合衆国アリゾナ州 85016、フェ ニックス、イースト・インディアン・スク ール・ロード 2942 #デイ246 (72)発明者 グゥオ−ジャー・チャン アメリカ合衆国アリゾナ州 85202、メサ、 サウス・ダブソン 1030 #279 (72)発明者 クリストファ・ハンドルフ アメリカ合衆国アリゾナ州 85202、メサ、 サウス・シカモア 1101 #308 (72)発明者 アナン・ラマン アメリカ合衆国アリゾナ州 85224、チャ ンドラー、ウエスト・タイソン 1654 (72)発明者 アジャイ・セバック アメリカ合衆国アリゾナ州 85281、テン ペ、ウエスト・ホウェ・ストリート 403 (72)発明者 クルー・ベンカテッシュ アメリカ合衆国アリゾナ州 85224、チャ ンドラー、ウエスト・パロ・バード 1309

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組織の目標を達成するために多数の組織
    の資源(14)を複数の組織のロット(16,18)に
    割り当てるための方法であって、該方法は、 前記ロット(16,18)の第1の部分によって前記資
    源(14)の将来の使用への時間的価値のコミットメン
    トを識別するリスト(600)を形成する段階、 前記ロット(16,18)の前記第1の部分内に含まれ
    ていない前記ロット(16,18)の1つを識別する段
    階であって、前記1つのロットは前記1つのロットに関
    連するプロセスフロー記述(300)に与えられる命令
    により規定される前記資源(14)に対する需要を有す
    るもの、 前記プロセスフロー記述(300)を得る段階、 前記需要および前記プロセスフロー記述(300)の命
    令に従い前記資源(14)の前記ロットに対する割り当
    てをシミュレートする段階であって、前記シミュレート
    された割り当ては前記リスト(600)に示される前記
    コミットメントとの抵触を防止するもの、そして前記リ
    スト(600)を前記1つのロットに対するコミットメ
    ントを反映するために修正する段階、 を具備する多数の組織の資源(14)を複数の組織のロ
    ット(16,18)に割り当てるための方法。
  2. 【請求項2】 組織の資源(14)を組織の活動に割り
    当てるための命令を与える、プロセスフローネットワー
    ク(300)を達成された組織の目標に変換するための
    方法であって、該方法は、 分岐選択規則を前記プロセスフローネットワーク(30
    0)の第1の判断ノードと関連付ける段階、 プロセス計画(800)を開始する段階、 前記プロセスフローネットワーク(800)の第1およ
    び第2の分岐経路を識別する段階であって、前記第1お
    よび第2の分岐経路の各々は前記プロセスフローネット
    ワーク(800)内の前記第1のノードに結合されかつ
    前記第1のノードに引き続き配置されており、かつ前記
    第1および第2の分岐経路の各々は資源(14)の割り
    当てにおける変化を特定するもの、 前記第1および第2の分岐経路に応じて資源(14)の
    割り当ての変化をシミュレートしそれぞれ第1および第
    2の下位の処理計画を生成する段階、 前記分岐選択規則を前記第1および第2の下位処理計画
    に適用し前記組織の目標を達成する上で使用するため前
    記第1および第2の下位の処理計画の1つを選択する段
    階、 前記処理計画(800)を修正して前記選択された下位
    の処理計画をその中に含める段階、そして前記処理計画
    (800)に従い前記組織の活動を包括的に実現する段
    階、 を具備するプロセスフローネットワーク(300)を達
    成された組織の目標に変換するための方法。
  3. 【請求項3】 組織の目標を達成するため共通に使用さ
    れる組織の資源(14)を2つの競合する組織のロット
    に割り当てるための方法であって、該方法は、 前記資源(14)の将来の使用に対する時間的価値のコ
    ミットメントを識別するリスト(600)を形成する段
    階、 前記ロット(16,18)の内の第1のものおよび前記
    第1のロットに関連して前記資源(14)を利用するた
    めの第1の組の命令を提供する第1のプロセスフロー記
    述(300)を識別する段階、 前記リスト(600)を前記第1のロットによる前記資
    源(14)の将来の使用に対するコミットメントを表示
    するために修正する段階、 前記ロット(16,18)の内の第2のものおよび前記
    第2のプロセスフロー記述(300)を識別する段階で
    あって、前記第2のロットは前記第1のロットよりもそ
    れに関連するより低い優先度を有し、かつ前記第2のプ
    ロセスフロー記述(300)は前記第2のロットに関連
    する前記資源(14)の利用のための命令を提供するも
    の、 前記リスト(600)を前記第2のロットによる前記資
    源(14)の将来の使用に対するコミットメントを表示
    するために修正する段階であって、前記第2のロットの
    コミットメントは前記リスト(600)により識別され
    る現存のコミットメントと両立するもの、そして前記リ
    スト(600)に記録された前記コミットメントに従っ
    て前記第1および第2のロットを包括的に実現する段
    階、 を具備する共通に使用される組織の資源(14)を2つ
    の競合する組織のロットに割り当てるための方法。
JP15572891A 1990-06-01 1991-05-30 組織の目標を達成するために資源をロットに割り当てるための方法 Pending JPH06259402A (ja)

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