JPH0625929Y2 - 電力機器用部分放電検出装置 - Google Patents

電力機器用部分放電検出装置

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JPH0625929Y2
JPH0625929Y2 JP19221286U JP19221286U JPH0625929Y2 JP H0625929 Y2 JPH0625929 Y2 JP H0625929Y2 JP 19221286 U JP19221286 U JP 19221286U JP 19221286 U JP19221286 U JP 19221286U JP H0625929 Y2 JPH0625929 Y2 JP H0625929Y2
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JP
Japan
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partial discharge
power equipment
current transformer
noise
amplifier
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JP19221286U
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JPS6397215U (ja
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正 浅原
義記 林
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は電力機器用部分放電検出装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 変圧器などのような電力機器においては、なんらのかの
原因により内部で部分的な放電を起すことがある。これ
をそのまま放置しておくと、大きな事故を誘発する恐れ
があるので、速やかにこの部分放電を検出することが望
まれる。
このような部分放電を検出するのに、部分放電が発生し
たとき、電力機器の接地線に部分放電の周波数帯に対応
する周波数の電流が流れるので、この電流を検出すれ
ば、部分放電が検出できるようになる。
しかしこの接地線には、電力機器が接続されている送電
機のコロナ、あるいは電力機器が発生する雑音に基づく
電流も流れるので、これらの影響を受けないようにして
検出する必要がある。
そのため従来では第2図に示すような構成が使用されて
いた。すなわち同定格の電力機器(たとえばガス絶縁変
圧器)1,2を用い、その接地線3,4を逆位相で変流
器5に導入するようにし、この変流器5の出力を、数十
〜数百KHzの増幅帯域を有する増幅器6によって増幅し
て、その増幅出力をもって検出信号とするようにしてい
た。
これによれば送電線のコロナによる雑音は、電力機器
1,2に同じように侵入するし、また両電力機器も同じ
ような雑音を発生するので、両接地線3,4を逆位相で
変流器5に導入するようにしておけば、これらの雑音は
キャンセルされるようになる。したがって電力機器内で
発生した部分放電による信号のみを検出することができ
るようになる。
しかしこのような構成によると、接地線3,4を空中に
張設する関係上、ここにも雑音が侵入するようにする。
この種の雑音は増幅器6の増幅帯域に含まれることが多
いため、この雑音を増幅器6が増幅することになり、し
たがってこの種の雑音を除去することが極めて困難とな
る。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は接地線に侵入する雑音の影響を受けることな
く、電力機器の部分放電の発生を検出することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) この考案は定格を同じくする2台の電力機器に、同軸状
遮蔽線からなる接地線を接続し、この両接地線を変流器
に逆位相で導入するとともに、この変流器の出力を、V
HF以上の周波数帯の任意の周波数を増幅帯域とする増
幅器によって増幅し、その増幅出力によって前記電力機
器の部分放電の検出出力とするようにしたことを特徴と
する。
(実施例) この考案を第1図によって説明する。なお第2図と同じ
符号を付した部分は、同一または対応する部分を示す。
この考案にしたがい、接地線3,4として、同軸状遮蔽
線を使用する。これを第2図と同じく変流器5に逆位相
で導入させる。
なおこの変流器5として、たとえばフェライト系の鉄心
を使用した高周波特性の優れたものを使用する。これは
ここでは部分放電の検出に、その部分放電によって発生
する雑音から、VHF以上の周波数の信号を検出しよう
としていることに基づく。
変流器5の出力は増幅器6によって増幅される。しかし
この増幅器6はその増幅帯域が、VHF以上の任意の周
波数とし、これを選択的に増幅自在としている。
以上の構成において、接地線3,4は変流器5に逆位相
で導入されているので、第2図の場合と同様に、送電線
のコロナによる雑音などはキャンセルされるようにな
る。
一方接地線3,4に外部からの雑音が侵入してきたとし
ても、接地線3,4として、同軸状遮蔽線を使用してい
るため、その雑音が接地線3,4にのることは充分に回
避されるようになる。しかしこの遮蔽線の特性からして
雑音の侵入を確実に回避することは不可能であり、その
うちの幾分かは接地線にのって入ってくる。
これに対しては増幅器6の増幅帯域として、VHF以上
としてあり、また予想される外部からの侵入雑音から離
れた周波数帯域に選択するようにしている。そのため前
記のように接地線にのってきた雑音があったとしても、
これが増幅器6によって増幅されるようなことはない。
一方電力機器内で発生する部分放電の信号に含まれる周
波数は、60Hzから1000MHzにも及ぶので、この帯域のう
ちの増幅器6の増幅帯域に含まれる周波数の信号は、こ
の増幅器6によって増幅されるようになる。したがって
この増幅出力によって、部分放電の検出が可能となる。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、電力機器の部分
放電の発生を、接地線に侵入する雑音によって影響され
ることなく、検出することができるといった効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す回路図、第2図は従
来例の回路図である。 1,2……電力機器、3,4……接地線、5……変流
器、6……増幅器、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】定格を同じくする2台の電力機器に、同軸
    状遮蔽線からなる接地線を接続し、この両接地線を変流
    器に逆位相で導入するとともに、前記変流器の出力を、
    VHF以上の周波数帯のうちの任意の周波数を増幅帯域
    とする増幅器によって増幅し、その増幅出力によって前
    記電力機器の部分放電の検出出力としてなる電力機器用
    部分放電検出装置。
JP19221286U 1986-12-12 1986-12-12 電力機器用部分放電検出装置 Expired - Lifetime JPH0625929Y2 (ja)

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JPS6397215U JPS6397215U (ja) 1988-06-23
JPH0625929Y2 true JPH0625929Y2 (ja) 1994-07-06

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