JPS61173175A - 高電圧機器の部分放電監視装置 - Google Patents

高電圧機器の部分放電監視装置

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JPS61173175A
JPS61173175A JP1410285A JP1410285A JPS61173175A JP S61173175 A JPS61173175 A JP S61173175A JP 1410285 A JP1410285 A JP 1410285A JP 1410285 A JP1410285 A JP 1410285A JP S61173175 A JPS61173175 A JP S61173175A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明はガス絶縁密閉開閉装置(以下G工Sと略称する
)、変圧器等の高電圧変電機器、高電圧回転IIE機、
配電盤等の高電圧機器の絶縁性能の異常を検知する部分
放電監視装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
高電圧機器の部分放電監視装置の技術上の問題点として
は、接地金属容器の内部で発生した部分放電パルスを金
属容器の外からどのようにして簡単に検出するかという
問題、また検出信号中の外来ノイズと部分放電パルスを
どのように弁別するかという問題、部分放電パルスが高
電圧機器中のどのような欠陥で生じたものであるかを知
るための部分放電の種類の弁別をどうするかの問題があ
げられる。
第9図はGISからの検出信号中に含まれる部分放電パ
ルスおよび外来ノイズの模試図であシ、パルス101お
よび102はGIS中で発生するSF。
ガス中コロナ(パルス幅数ns  )および絶縁スペー
サ等の固体絶縁物中の微細な空洞中で発生するボイドコ
ロナ(パルス幅数10nS)からなる内部コロナであυ
、と九にパルス的外来ノイズ106および連続的外来ノ
イズ104が重畳する。パルス的外来ノイズ103とし
ては、架空送電線で発生する送電線コロナ(パルス幅数
100n8)tインバータ等のサイリスタ(転流)パル
ス(パルス幅数μs)などとともK、供試器がガス絶縁
機器や固体絶縁機器である場合には油入ケーブルや油入
変圧器々どで発生する油中コロナ(立上シ1μS以上パ
ルス幅数μs以上)も外来ノイズとして前記内部コロナ
の監視を阻害する。また連続的外来ノイズ104として
は、放送電波、電力新通信用搬送波(数10〜数100
 KHz)等がある。このように部分放電(コロナ)の
種類によシそのパルス幅や波形に差異がある反面検出信
号中にパルス幅等が部分放電パルスのそれに極めて近い
外来ノイズが混在しているために、波形による外来ノイ
ズおよび部分放電の種類の弁別を非常に困難にしている
のが実情である。
第10図は従来一般的に用いられている部分数1−−曲 電検出回路の一例であシ、GISを供試器とした例を示
したものである。図において、高電圧充電部を収納した
金属容器1.架台2.接地線3からなるGISの接地金
属部を介して大地に流れる部分放電パルスを、接地線乙
に電磁的に結合されたロゴウスキーコイル4によシ検出
し、インピーダンス整合された同軸コード5を介して部
分放電監視装置によシ測定するよう構成されておシ、G
ISに特別の測定端子を設けることなく部分放電パルス
を検出できる反面、ロゴウスキーコイルによシその同調
周波数が抑えられるため、通常検出信号中の数l Q 
Q KHzの周波数成分を増幅測定するよう形成されて
おシ、シたがってSF、ガス中コロナ。
ボイドコロナ、油中コロナ、気中コロナ等部分放電の種
類をそのパルス幅等の差異によシ弁別することはできな
かった。
第11図は改良された従来の部分放電測定器の概略構成
図であ)、本願発明者等によシ先に提案されたものであ
る(出願番号、特願昭59−26g97’l  号)0
図において、1は接地線3によシ接地された高電圧機器
たとえばGISの金属容器であシ、11は測定ケーブル
5によシ密閉容器に導電接続された整合回路等の入力回
路、12は検出信号中の50〜1000 MH2周波数
成分を増幅する帯域増幅器、20はアナログ式のノイズ
除去回路、16は出力回路、14は波形観測用の表示器
である。図の場合、ノイズ除去回路20は互いに縦続接
続された二つの移相減算回路21,22およびノイズ消
去回路23とからなり、移相減算回路21.22は入力
信号を所定時間たとえば10〜3Qn8遅延させる遅延
回路およびこの遅延回路の入出力信号を入力信号とする
減算回路からなり、ノイズ消去回路26は二つの移相減
算回路の出力信号を遅延時間の和たとえば20〜(5Q
nS遅延させる遅延回路およびこの遅延(ロ)路の入出
力信号を入力信号とする掛算回路で構成されている。
第12図は第11図のように構成された部分放電測定器
の機能を説明するための波形図であシ、1段目の移相減
算回路21の入出力信号波形を示したものである。図に
おいて、21Aは移相減算回路210入力信号波形であ
シ、SF、ガス中コロナによる部分放電パルスP21 
Aとサイリスタパルス等の外来ノイズN21Aとが重畳
して入力されている。21Bは移相減算回路21の遅延
回路の出力波形であシ、遅延時間Taだけ遅延された出
力パルスP21BおよびN21Bが出力される。
2ICは移相減算回路21の出力波形てあシ、波形21
Aから波形21Bが減算される仁とによ921.個のパ
ルス列となった部分放電パルスP2ICと二つの台形状
パルスに分割減衰されたノイズパルスN21Cとが出力
される。このように移相減算回路21のみでも雑音除去
性能を有しているが、図の場合、出力パルス2’ICは
第2の移相減算回路22でノイズパルスがさらに複数の
パルスに分割され、ノイズ消去回路26で遅延されたパ
ルスとの重なシが求められることにより、外来ノイズは
ほぼ完全に消去されるとともに、1個に絞られた部分放
電パルスのみを出力することができる。上述のように構
成されたノイズ除去回路を備えた部分放電測定器におい
ては、移相減算回路の遅延時間Taよシ広いパルス幅を
有するパルス状外来ノイズおよび連続的ノイズを両者の
時間差に比例して減衰(移相減算回路)消去することが
できるので、たとえばGISや樹脂モールド変圧器。
回転電機を供試器とした場合、内部コロナとし7てのボ
イドコロナあるいはSF、ガス中コロナを外来ノイズと
してのサイリスタパルス、送1141コロナ。
油中コロナ等と弁別して測定する機能を著しく高めるこ
とができる。
第16図は部分放電パルスおよびサイリスタパルスの周
波数成分の相対強度比の分析結果の一例を示したもので
あシ、第11図の装置においては帯域増幅器12の帯域
周波数Wbを50〜100100O,移相減算回路21
.22の遅延時間Taを10〜5 Q n8とすること
によシボイド放電パルスおよびガス中放電パルスの上限
周波数成分のみを検出できるよう構成されていることが
わかる。
しかしながら、GISあるいはガス絶縁変圧器を供試器
とする部分放電監視装置においては検出された部分放電
パルスが絶縁スペーサ中のボイド放電であるかSF・ガ
ス中の部分放電パルスであるかを弁別したいという要求
があシ、回転電機あるいは樹脂モールド変圧器を供試器
とする部分放電監視装置においてはコイル絶縁あるいは
モールド絶縁中のボイドコロナとGIS等から侵入する
外来ノイズとしてのSF、ガス中コロナとを弁別したい
という要求があるにも拘らず、第11図のように構成さ
れた装置によってはこれらの要求を満たすことができな
かった。
〔発明の目的〕
本発明は前述の状況に鑑みてなされたもので、SF、ガ
ス中コロナ、ボイドコロナ等の部分放電パルスを外来ノ
イズと弁別して検出することかで瓢かつ上記部分放電パ
ルスの種類を弁別できる高電圧機器の部分放電監視装置
を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明は、SF、ガス中コロナおよびボイドコロナによ
る部分放電パルスが他の外来ノイズに比べてパルス幅が
狭く、かつ両者間にもパルス幅に差があることに着目し
、画部分放電パルスを原波形に近い形で検出し、移相減
算回路の遅延時間を2〜4nSおよび10〜5 Q n
8の二つの遅延時間領域に切換え可能に形成してそれぞ
れ二つの遅延時間領域よシ長いパルス幅を有する外来ノ
イズを除去し、かつSli″、ガス中コロナパルスとボ
イドコロナパルスのパルス幅の差を利用して2〜4nS
切換時にはSF、ガス中コロナのみが、10〜3 Qn
f3切換時にはSF、ガス中コロナおよびボイドコロナ
が検出されるようにし、弁別回路で10〜3QnSの遅
延時間領域に切換時にのみ検出された部分放電パルスは
ボイドコロナ、2〜4nSおよび10〜3 Qn8の両
遅延時間領域で検出された部分放電パルスはSF、ガス
中コロナと判定して部分放電の種類に対応した報知信号
を発するようKしたものである。ガス中コロナとボイド
中コロナと油中コロナとを判別したいときは三つの遅延
時間領域に切換え可能に形成すればよい、500〜10
0 QnSの遅延時間を前記に付加すれば油中コロナの
判定が可能である。
〔発明の実施例〕
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例を示す部分放電監視装置の構成
を示すブロック図である。図において、11は高電圧機
器の接地金属部たとえばG工Sの金属容器の二つのポル
)7に弾力接触子等の検出端子10によシ直結された入
力回路、12は帯域周波数が50〜1000 MHzに
設定された帯域増幅回路、31.41は互いに縦続接続
された移相減算回路、51はノイズ消去回路、30はノ
イズ除去回路、60は増幅回路61およびピーク値保持
回路62からなる出力回路、63は波形観測器。
計数器等の測定器、70は判別回路、71.72はボイ
ドコロナ、SF、ガス中コロナそれぞれの表示器である
。また、移相減算回路31.32はそれぞれたとえば遅
延時間が2n8と3n8に設定された二つづつの遅延回
路33.!14および43,44と減算回路32および
42を備え、切換制御部40によシ切換制御される切換
回路35および45により二つの遅延回路が切換接続さ
れることKよシ2n8と1QnEtの2m類の遅延時間
領域に切換えられるよう構成されておシ、ノイズ消去回
路51も同様に移相減算回路31.41の遅延時間の和
である4nSおよび’16n8に設定された遅延回路5
5.54と掛算回路52とからなり、切換回路55によ
I) 4nSと20 nBの二つの遅延時間領域に切換
えられるよう構成されている。
第2図は前述の実施例における部分放電パルスの検出方
法を説明するための高電圧機器の高周波電流に対する等
価回路であシ、 Lhは高電圧導体のインダクタンス、
 Leは接地金属容器のインダクタンス、IJは接地線
、架台のインダクタンス、Chは高電圧導体と金属容器
間の分布静電容量、Cjは金属容器の対地分布静電容量
である。いま、高電圧導体と金属容器との間の絶縁中で
部分数t8が発生した場合、部分放電パルスは図のよう
な分布定数回路中を伝搬して大地側に流れるので、部分
放電監視装置の1対の検出端子を図の02間の任意の2
個所あるいは図のP、Q、R間等の任意の2個所に接続
すれば、インダクタンスLLLe中に発生する電位降下
として部分放電パルス等を大幅に変歪させずに検出する
ことができる。
第3図は前述の実施例における部分放電監視装置の設置
状況を示す構造図であシ、高電圧機器の接地金属容器1
07ランジ部1人を締結するボルト7の頭部と弾力接触
する端子金具1oを備えた監視装置の本体ケース8およ
び防水形のシールドケー29を支持部材9Aを介して高
電圧機器の架台に固定し、シールドケース9に表示器7
1および72を設け、検出端と入力回路との間の測定ケ
ーブルを排除した直結形とするよう構成したことによシ
、供試高電圧機器に特別の検出端子を設けることなく、
かつ入力回路の静電容量およびインダクタンスによる検
出信号の減衰および変歪を防止することができ、これに
よシバルス幅数n8のSF6ガス中コロナ等を原波形に
近いパルス幅の部分放電パルスとして検出することがで
きる。
第4図および第5図は第1図で示される実施例における
部分放電パルスの状態を示す原理的波形図であシ、第4
図は移相減算回路31,410遅延時間ヲSF、ガス中
コロナパルスPSのパルス幅とほぼ等しい2nS に設
定した状態を、第5図は遅延時間をボイドコロナパルス
Pvのパルス幅トはぼ等しい10n81C切換えた状態
を示している。
なお図においてはパルス波形を矩形波で表わすことによ
シ説明を簡単化した。図において、波形12Wは帯域増
幅回路の出力波形、51W、41Wは移相減算回路31
.41の出力波形、54Wはノイズ消去回路51の遅延
回路54の出力波形、51Wはノイズ消去回路51の出
力波形、<S2Wはピーク値保持回路62の出力波形を
それぞれ示している。
第4図において、SF、ガス中コロナパルスPSは移相
減算回路51で2nS  移相かつ減算されて2個のパ
ルス列31ps となシ、さらに移相減算回路41で2
nS 移相かつ減算されて6個のパルス列41psとな
シ、遅延回路54で4nS  移相されたパルス列54
ps  と掛算されることによシノイズ消去回路51か
ら増幅された1個のSF、ガス中コロナパルス51PS
が出力され、積分回路等からなるピーク値保持回路62
によシ目視に適した矩形波パルス62PS として測定
器66および判別回路70に入力される。一方ボイドコ
ロナパルスPvは、移相減算回路31において2n8 
移相かつ減算されることによシはぼ2n8幅の2個のパ
ルス列51pv に変換され(実際の部分放電パルスの
場合は第12図ですでに説明したようにパルスの波高値
が減衰する)、以下SF、ガス中コロナパルスPS  
と同様に41pv、54pvと変換されルカ、41PV
、!=54PV  とが同時刻1c11F−& 、?を
持た々いために掛算回路51で消去される。
一方遅延時間領域を1Qnsに切換えた状態においては
第5図に示すより、ps、pvともにノイズ消去回路5
1の出力側にそれぞれ1個づつのパルス51ps、51
pv  として出力され、ピーク値保持回路62によシ
変形されたパルス62P8,62Pvが出力される。し
たがって、判別回路70を、遅延時間領域を切換える度
に切換前後の入力パルスを比較し、Ta = 1 Qn
Sの場合にのみパルスが検出された場合には検出パルス
をボイドコロナと判定して表示器71に表示信号を出力
し、Taが2n8.10n8双方の遅延時間領域でパル
スが検出された場合忙はSF6ガス中コロナと判定して
表示器72に表示信号を出力するよう構成することによ
シ、SF、ガス中コロナとボイドコロナを弁別監視する
ことができる。なお供試機器がSF、ガス絶縁機器であ
る場合は両コロナともに内部部分放電であシ、供試機器
が固体絶縁機器である場合にはボイドコロナは内部部分
放電、 sr、ガス中コロナは外来ノイズと判断される
ことはいうまでもないことである。
第6図は本発明の異なる実施例を示すブロック図であ少
、この実施例においてはノイズ除去回路が一つの移相減
算回路31のみで形成されるとともに、出力回路60に
整流回路64が設けられた点が実述の実施例と異なりて
いる。
第7図および第8図は第6図のように構成された部分放
電監視装置の動作を説明するための原理的波形図であシ
、第7図は移相減算回路51の遅延時間Taを2rxB
に切換えた状態におけるSF、ガス中コロナパルスPS
およびボイドコロナパルスpvの状態を、第8図は同じ
<T(1=10nsに設定した状態をそれぞれ示してお
シ、PSのパルス幅は2n8に、’PVはパルス幅1Q
ns  の三角波として表示した。遅延時間Td=2n
8に切換えられた状態においては第7図に示すようにS
F、ガス中コロナパルスPSは移相減算回路51で移相
減算されることによ92個のパルス列31psに変換さ
れ、整流回路64で半波整流されることによシ1個のパ
ルス64psが出力され、ピーク値保持回路62で可視
化に好適なパルス幅を有するパルス62psに変換され
出力される。また、ボイドコロナパルスPvは移相減算
回路31によシ移相減算されることによシ波高値が減衰
したパルス列31PVに変換され、整流回路64で整流
されて1個のパルス64pvに変換され、ピーク値保持
回路62あるいは判別回路70に設定されたしきい値に
よシ出力が阻止される。
一方遅延時間Taを10n8に切換えた時点におイテハ
第8図に示すようにSF6ガス中コロナパルスPS、ボ
イドコロナパルスPvともに第7図におけるパルスPS
と同様な過程をたどってピーク値保持回路62からパル
ス62PS、62PVが出力される。したがって判別回
路70により前述の実施例について説明したと同様に検
出パルスがSF。
ガス中コロナかボイドコロナかを弁別することができる
上述のように本実施例によれば監視装置の構成を簡素化
できるので、内部コロナパルスの周波数成分に近い周波
数成分を有する外来ノイズのレベルがあまり高くない状
態にある高電圧機器の部分放電監視装置を安価に提供で
きる利点がある。
〔発明の効果〕
本発明は前述のように、高電圧機器の接地金属容器を介
して大地側に流れる部分放電パルスを含む検出信号中の
周波数成分50〜100100Oを通過帯域幅とする帯
域増幅器を介して受け、この入力信号をたとえば2〜4
nSおよび10〜50nBの二つの遅延時間領域に切換
可能に形成された遅延回路およびこの遅延回路の入出力
信号を入力信号とする減算回路からなる移相減算回路を
含むノイズ除去回路によシ前記二つの遅延時間に相応す
る時間よシパルス幅の広い外来ノイズを減衰あるいは消
去するとともに、切換制御部によシ遅延時間を二つの遅
延時間領域に切換制御したとき出力部分放電パルスがい
ずれの遅延時間領域において出力されたかを判別して報
知信号を出力する判別回路を設けるよう構成した。その
結果、まず50〜100100Oに上限周波数成分を有
するSF6ガス中コロナパルスおよびボイド放電パルス
ヲパルス幅を広げることなく検出することができ、これ
よりパルス幅の広いサイリスタパルス、送電線コロナ、
油中コロナあるいは放送電波等の外来ノイズを除去ある
いけ消去することができ、かつSF6ガス中コーナとボ
イドコロナとをそのパルス幅の差によシ弁別し表示でき
る高電圧機器の部分放電監視装置を提供することができ
る。したがって、高電圧機器がガス絶縁機器である場合
には従来困難であったSF、ガス中コロナと絶縁スペー
サ中のボイドコロナを弁別監視できることによシ監視精
度の向上および補修を容易化することができ、また高電
圧機器が固体絶縁機器である場合にはSF6ガス絶縁機
器で発生したSF、ガス中コロナを外来ノイズとして除
去することができ、サイリスタノイズ等の外来ノイズの
低減効果の向上と併せて高電圧機器の絶縁異常の監視技
術の向上に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は高
電圧機器の接地金属部の高周波応答を示す等価回路、第
6図は第1図の実施例における装置の構造図、第4図お
よび第5図は第1図の実施例における部分放電パルスの
状態を示す原理的波形図、第6図は本発明の異なる実施
例を示すブロック図、第7図および第8図は第6図の実
施例における部分放電パルスの状態を示す原理的波形は
第9図は検出信号の重畳波形図、第10図はG工Sを供
試器とする従来の検出方法の説明図、第11図は改良さ
れた従来の部分放電パルスのブロック図、第12図は第
11図の従来装置におけるパルス波形図、第16図は部
分放電パルス等の周波数成分の相対強度比線図である。 1・・・金属容器、2・・・架台、6・・・接地線、7
・・・ボルト、10・・・検出端子、8・・・本体ケー
ス、9・・・シールドケース、11・・・入力回路、1
2・・・帯域増幅回路、20.30・・・ノイズ除去回
路、21,22゜51.41・・・移相波X回路、51
・・・ノイズ消去回路、52.42・・・減算回路、5
3,54,45゜44.55.54・・・遅延回路、3
5,45,55・・・切換回路、40・・・切換制御部
、60・・・出力回路。 62・・・ピーク値保持回路、64・・・整流回路、7
0・・・判別回路、71.72・・・表示器、PS・・
・SF6ガス中コロナパルス、Pv・・・ ボイドコロ
ナノ(ルス。 第2図 第3図 第6図 第7図      第82 第9図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)高電圧機器の充電部を収納した接地金属容器側に流
    れる部分放電パルスを検出する検出端を介して検出信号
    中の50〜1000MHzの周波数成分を通過周波数帯
    域とする帯域増幅回路、ならびにこの帯域増幅回路の出
    力信号を所定時間遅延させる遅延回路およびこの遅延回
    路の入出力信号を入力信号とする減算回路からなる移相
    減算回路を含むノイズ除去回路を備えたものにおいて、
    前記移相減算回路が部分放電パルスのパルス幅に相応し
    て定まる複数の遅延時間領域に切換え可能に形成された
    遅延回路、ならびにこの遅延回路の切換回路を備えると
    ともに、前記ノイズ除去回路の出力信号を出力回路を介
    して受け入力信号が前記複数の遅延時間領域のいずれに
    切換えられたとき検出されたかにより前記部分放電パル
    スの種類を弁別して報知信号を発する弁別回路を備えた
    ことを特徴とする高電圧機器の部分放電監視装置。 2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、ノイズ
    除去回路が少くとも一つの移相減算回路からなり、遅延
    時間が2〜4nSと10〜30nSとの二つの遅延時間
    領域に切換え可能に形成されたことを特徴とする高電圧
    機器の部分放電監視装置。 3)特許請求の範囲第1項または第2項記載のものにお
    いて、ノイズ除去回路が互いに縦続接続されかつ互いに
    等しい遅延時間領域に切換可能に形成された二つの移相
    減算回路、ならびにその出力側に設けられ前記二つの移
    相減算回路の遅延時間の和に等しい遅延時間に切換可能
    に形成された遅延回路およびこの遅延回路の入出力信号
    を入力信号とする掛算回路からなるノイズ消去回路から
    なることを特徴とする高電圧機器の部分放電監視装置。 4)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、検出端
    が接地線および架台を含む接地金属容器のあらかじめ定
    まる2点間に直結可能に形成されたことを特徴とする高
    電圧機器の部分放電監視装置。
JP1410285A 1984-09-28 1985-01-28 高電圧機器の部分放電監視装置 Granted JPS61173175A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01131467A (ja) * 1987-11-17 1989-05-24 Nissin Electric Co Ltd 部分放電計測における外来ノイズの判別装置
JP2013113691A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Toshiba Corp 絶縁診断装置
JP2013134134A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Nissin Electric Co Ltd 部分放電測定装置、及び部分放電測定方法
JP2013134133A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Nissin Electric Co Ltd 部分放電測定装置
JP2014052361A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Toshiba Corp 部分放電検出装置

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