JPH0625884A - ポーラス状電鋳成形型の製造方法 - Google Patents

ポーラス状電鋳成形型の製造方法

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JPH0625884A
JPH0625884A JP20290892A JP20290892A JPH0625884A JP H0625884 A JPH0625884 A JP H0625884A JP 20290892 A JP20290892 A JP 20290892A JP 20290892 A JP20290892 A JP 20290892A JP H0625884 A JPH0625884 A JP H0625884A
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JP
Japan
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electroformed
master
electrocasting
porous
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Pending
Application number
JP20290892A
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English (en)
Inventor
Kanji Osada
関治 長田
Junji Osada
純次 長田
Hitoshi Sakakibara
等 榊原
Akio Nonoyama
昭夫 野々山
Masaru Kawamura
勝 川村
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OSADA SEIKO KK
Original Assignee
OSADA SEIKO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/26Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C51/30Moulds
    • B29C51/36Moulds specially adapted for vacuum forming, Manufacture thereof
    • B29C51/365Porous moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通気孔を塞がることのないように確実に形成
して成形品の成形型に対する均一な反転性を可能とする
ことができるポーラス状電鋳成形型の製造方法を提供す
る。 【構成】 ポーラス状電鋳成形型の製造方法を、電鋳マ
スター11に電鋳マスター11の表面11cに開口する
吐き出し孔11dを形成する工程と、電鋳マスター11
の表面11cに導電層12を付設する工程と、電解液1
5中で吐き出し孔11dからガスを吐き出させながら電
鋳加工により導電層12上に電鋳層1を形成する工程と
を含むことにより、通気孔を塞がることのないように確
実に形成して成形品の成形型に対する均一な反転性を可
能とすることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックの真空成
形、中空成形等に用いるポーラス状電鋳成形型の製造方
法に係わり、特に、通気孔を塞がることのないように確
実に形成して成形品の成形型に対する均一な反転性を可
能とすることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、この種のポーラス状電鋳成形型の
構造とその使用例を図3で説明する。図3において、こ
のポーラス状電鋳成形型31は多数の通気孔31aを有
しており、真空ポンプ32、ヒーター33、クランプ3
4が配設された真空成形機35内にシボ模様等の形成さ
れた成形面31bを上側にして装備されている。このポ
ーラス状電鋳成形型31を用いて自動車内装部品のドア
トリム外皮、クラッシュパッド外皮等を真空成形する場
合には、まず、ヒーター33によりシート材36を加熱
・軟化させ、このシート材36を成形型31の上方にク
ランプ34で固定する。そして、真空ポンプ32を作動
させることにより通気孔31aを通してシート材36と
成形型31の間の空気を吸引し、シート材36と成形型
31の間を真空状態にする。そして、シート材36を成
形型31に引きつけてシート材36を成形型31の成形
面31bに密着させ、シート材36を成形型31と同一
形状に成形するのである。
【0003】ところで、シボ模様等の緻密な反転性を得
ようとすると、成形型31の通気孔31aは小さいもの
が多数開口していることが望ましく、その大きさは0.
1mm前後のものが好ましいが、このように小さな通気
孔31aを機械加工又は放電加工で形成することは現実
的ではない。そこで、従来、次に述べるような製造方法
によりポーラス状電鋳成形型を製造している。
【0004】図4において、この製造方法は、図4
(a)に示すように、成形品と同一形状の電鋳マスター
41を製作し、この電鋳マスター41の表面41aに銀
鏡処理による銀膜等によって導電層42を付設する。そ
して、図4(b)に示すように、この導電層42上に銀
腐食剤を塗付する等して導電層42に多数の孔部42a
を設ける。そして、図4(c)に示すように、電解液4
3中でこの電鋳マスター41に電鋳加工を施して電鋳マ
スター41表面の孔部42aを除く導電層42上にニッ
ケル、銅等の金属を析出させ、通気孔31aを多数有す
るポーラス状電鋳成形型31を製造する方法である(特
開昭61−253392号公報参照)。このように、従
来の製造方法は電鋳マスター表面の導電層に多数の非導
電部を設けることにより、成形型に多数の通気孔を形成
する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたポ
ーラス状電鋳成形型の製造方法は、導電層42に設けた
多数の孔部42a等の非導電部の上に金属を析出させな
いようにして通気孔31aを形成するのであるが、孔部
42aの電解液43側のコーナー部分には電子が集中し
やすく、コーナー部分により多くの金属が析出しようと
する。このため、析出する金属の厚みが増すにつれて孔
部42aの上に形成される通気孔31aは円錐形状のよ
うに徐々に細くなり、通気孔31aが形成されずに塞が
ってしまうものも多く発生し、成形型31の形状によっ
ては通気孔31aの形成が充分ではない部分もできるこ
とになる。その結果、成形時のシート材36の成形型3
1への密着が不充分となって成形品の成形型に対する反
転率が低い部分ができ、均一な品質の成形品を確保する
ことができないという問題点を有している。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、通気孔を塞がることのないように確実に形成し
て成形品の成形型に対する均一な反転性を可能とするこ
とができるポーラス状電鋳成形型の製造方法を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明のポーラス状電鋳成形型の製造方法は、電鋳
マスターに電鋳マスターの表面に開口する吐き出し孔を
形成する工程と、電鋳マスターの表面に導電層を付設す
る工程と、電解液中で吐き出し孔からガスを吐き出させ
ながら電鋳加工により導電層上に電鋳層を形成する工程
とを含んでなるものである。
【0008】
【作用】電解液中で、吐き出し孔からガスを吐き出させ
ながら電鋳加工により導電層上に電鋳層を形成するた
め、吐き出し孔のコーナー部分には金属が析出しにく
く、電鋳層の形成と共に通気孔が細くなることが防止さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1及び図2は本発明のポーラス状電鋳成形型
の製造方法を示す図である。なお、ポーラス状電鋳成形
型の構造とその使用例は図3で説明したものと同様であ
るので、その説明は省略する。
【0010】図1において、このポーラス状電鋳成形型
の製造方法は、まず、図1(a)に示すように、成形品
と同一形状の電鋳マスター1(ポーラス状電鋳成形型の
逆模型)を製作し、この電鋳マスター1の底側に吸入口
1aを有する空洞部1bを設ける。この電鋳マスター1
は、電鋳マスター1の表面1cに開口する微小な径の吐
き出し孔1dを多数有し、空洞部1bと表面1cとが連
通したポーラス状のものを用いるが、この連通したポー
ラス状の電鋳マスター1は、例えば、セラミックの如く
通気性材料を用いる等の公知の方法により得ることが可
能である。そして、図1(b)に示すように、電鋳マス
ター1の表面1cに銀鏡処理による銀膜等によって吐き
出し孔1dの部分を除いて導電層2を付設する。
【0011】つぎに、図2(a)に示すように、この電
鋳マスター1を、ニッケル、銅等の金属3がプラス極に
接続された電鋳槽4の電解液5(スルファミン酸ニッケ
ル、硫酸銅等)中に漬け込む。そして、ガス供給装置8
から窒素等のガスを電鋳マスター1の空洞部1b内に送
り込み、電鋳マスター1の表面1cに開口した吐き出し
孔1dからガスを吐き出させる。そして、導電層2をマ
イナス極に接続して通電し、電鋳マスター1に電鋳加工
を施す。これにより、電鋳マスター1表面の導電層2上
にはニッケル、銅等の金属が析出し、電鋳層11が形成
されるが、吐き出し孔1dからは絶えずガスが吐き出さ
れるため、吐き出し孔1dのコーナー部分には金属が析
出しにくく、電鋳層11は所定の径の通気孔11aを確
実に形成しながら厚みを増して行くことになる。そし
て、電鋳層11が所定の厚さになると電鋳マスター1を
電解液5中から取り出し、図2(b)に示すように、電
鋳マスター1から電鋳層11を抜き取る。これにより、
所望の形状に形成された成形面11bを有し、微小な径
の通気孔11aを多数備えたポーラス状電鋳成形型11
が製造される。このように、電解液中で吐き出し孔から
ガスを吐き出させながら電鋳加工により導電層上に電鋳
層を形成するので、吐き出し孔のコーナー部分には金属
が析出しにくく、孔が塞がることはない。このため、成
形型の所望の位置には均一に開口した通気孔が形成され
ることになり、成形時のシート材の成形型への密着が均
一となって成形品の成形型に対する均一な反転性を確保
することができるようになる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので以下に記載する効果を奏する。電解液中で吐き出し
孔からガスを吐き出させながら電鋳加工により導電層上
に電鋳層を形成するので、吐き出し孔のコーナー部分に
は金属が析出しにくく、孔が塞がることはない。このた
め、成形型の所望の位置には均一に開口した通気孔が形
成されることになり、成形時のシート材の成形型への密
着が均一となって成形品の成形型に対する均一な反転性
を確保することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポーラス状電鋳成形型の製造方法を示
した図である。
【図2】本発明のポーラス状電鋳成形型の製造方法を示
した図である。
【図3】従来のポーラス状電鋳成形型の断面図である。
【図4】従来のポーラス状電鋳成形型の製造方法を示し
た図である。
【符号の説明】
1 電鋳マスター 1b 空洞部 1c 電鋳マスターの表面 1d 吐き出し孔 2 導電層 5 電解液 11 電鋳層 11a 通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:30 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電鋳マスターに電鋳マスターの表面に開
    口する吐き出し孔を形成する工程と、電鋳マスターの表
    面に導電層を付設する工程と、電解液中で吐き出し孔か
    らガスを吐き出させながら電鋳加工により導電層上に電
    鋳層を形成する工程とを含んでなるポーラス状電鋳成形
    型の製造方法。
JP20290892A 1992-07-06 1992-07-06 ポーラス状電鋳成形型の製造方法 Pending JPH0625884A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7923619B2 (en) 2008-09-25 2011-04-12 Yamaha Corporation Keyboard device
US8076563B2 (en) 2009-07-10 2011-12-13 Casio Computer Co., Ltd Keyboard device
US9583086B2 (en) 2015-03-31 2017-02-28 Roland Corporation Keyboard device of electronic musical instrument
CN117325484A (zh) * 2023-11-28 2024-01-02 广州赛奥碳纤维技术股份有限公司 一种碳纤维复合材料的成型装置及其成型方法

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