JPH0625876B2 - カラ−画像形成方法 - Google Patents

カラ−画像形成方法

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JPH0625876B2
JPH0625876B2 JP60016087A JP1608785A JPH0625876B2 JP H0625876 B2 JPH0625876 B2 JP H0625876B2 JP 60016087 A JP60016087 A JP 60016087A JP 1608785 A JP1608785 A JP 1608785A JP H0625876 B2 JPH0625876 B2 JP H0625876B2
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    • G03G13/01Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies
    • G03G13/016Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies in which the colour powder image is formed directly on the recording material, e.g. DEP methods

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光板を用いることなく電子写真的にカラー画
像を得るためのカラー画像形成方法に関するものであ
り、特に1回の操作で高感度にカラー画像を得ることが
可能なカラー画像形成方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、電子写真の手法によりカラー画像を形成する方
法としては、赤(Red),緑(Green),青(Blue)に色分解し
た3色光像に対して、シアン,マゼンタ,イエローの減
色法の3原色着色粒子トナーを3回に分けて順次露光,
現像,定着していく方法が知られているが、この方法で
カラー画像を得るには、画像作製工程が多く操作が煩雑
で時間を要するとともに、色ずれも生じ易いという欠点
がある。
そこで従来、1回の露光によりカラー画像を得る方法、
いわゆるワンショットカラーコピー方法の開発が進めら
れている。このワンショットカラーコピー方法として
は、例えば、無色昇華性染料を含有するフィルタ粒子を
感光板上に帯電付着し、露光して上記感光板上に粒子像
を得、しかる後にこれを転写紙上に転写し、無色昇華性
染料を発色させ、上記転写紙上にカラー画像を得るとい
う方法がある。しかしながら、この方法では、画像形成
プロセスを装置化した場合に、感光板の寿命による交換
が必要となり、メンテナンスが煩雑になるという欠点が
ある。さらに、上記画像形成方法では、帯電された光導
電性感光板に前述のフィルタ粒子を1層に静電付着させ
て像露光するが、このとき上記粒子を通過する光以外の
迷光が粒子間隙から入射され、感光板上の電荷に悪影響
を与えるため、SN比が悪くなるという欠点もある。
このような実情から、さらに従来、感光板を用いないで
カラー画像形成を行う画像形成方法が提案されている。
例えば、特開昭56−89758号公報には、赤,緑,
青に着色されたフィルタ性の核粒子の表面に感光層を形
成するとともに、それぞれシアン色,マゼンタ色,イエ
ロー色に発色する無色昇華性染料を含有させた3種の画
像形成用粒子を用いて1回のプロセスでカラー画像を得
る方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような感光板を用いない方法では、メンテナンス等
の点で極めて有利であるが、画像形成用粒子の分光特性
や粒子作製の困難さ等の点で問題が多い。例えば、特開
昭56−89758号公報に開示されている方法で用い
る画像形成用粒子では、感光体とフィルタとなる着色材
とを粒子の外層と内核にそれぞれに配している。このた
め、照射光量が最も大きく感度に最も大きく寄与する粒
子上層面の感光体にフィルタ効果が現れず、充分な分光
性が得られない。また、上記着色材を含む核が光導電性
に関与しない介在物として粒子内に大きな体積を占める
ため、感度低下につながる虞れがある。さらに、上記画
像形成用粒子は、着色材を含む核の外層を感光体で被覆
したものであるので、その構成が複雑で、作製が難し
く、小粒子化にも限界がある。また、特に青色光に対す
る画像形成用粒子では、着色材の選定が難しく、所定の
感度の粒子を得ることが難しい。
以上のような状況から、本発明は、画像形成用粒子の感
度,分光特性の向上を図るとともに画像形成用粒子の構
成の単純化を図り、1回の露光・現像・定着操作で電子
写真的に高解像度なカラー画像を得ることが可能なカラ
ー画像形成方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上述の目的を達成せんものと長期に亘り
鋭意研究の結果、感光体の感度特性とフィルタとなる着
色材の特性を考慮することにより画像形成用粒子の構成
を単純化し、感度の向上を図ることもできるという知見
を得るに至った。本発明はこのような知見に基づいて完
成されたものであって、青色光に主感度を有する感光体
とイエロー色に発色する無色昇華性染料とを樹脂結着剤
に均一に分散してなる画像形成用粒子と、緑色光に主感
度を有する感光体とイエロー色着色材とマゼンタ色に発
色する無色昇華性染料とを樹脂結着剤に均一に分散して
なる画像形成用粒子、赤色光に主感度を有する感光体と
赤色着色材とシアン色に発色する無色昇華性染料とを樹
脂結着剤に均一に分散してなる画像形成用粒子を基板上
に均一撤布する工程と、上記3種の画像形成用粒子を帯
電する工程と、上記基板上に撤布された帯電画像形成用
粒子を露光して帯電電荷を選択的に除去する工程と、こ
の電荷除去された画像形成用粒子を上記基板より取り除
く工程と、上記基板に残留する画像形成用粒子の無色昇
華性染料を転写紙に転写発色させる工程よりなるもので
ある。
本発明のカラー画像形成方法で使用される画像形成用粒
子は、 青色光に主感度を有する感光体と、イエロー色に発色
する無色昇華性染料を含有する画像形成用粒子。
緑色光に主感度を有する感光体と、イエロー色着色材
と、マゼンタ色に発色する無色昇華性染料を含有する画
像形成用粒子。
赤色光に主感度を有する感光体と、赤色着色材と、シ
アン色に発色する無色昇華性染料を含有する画像形成用
粒子。
の3種である。
上記の画像形成用粒子は、第1図に示すように、波長
500nm以下の可視光域に鋭い感度aを有するものであ
って、470nm以下に感度極大点を有し、かつ480nm
以下の波長域に可視光感度の80%以上を有することが
より好ましい。ここで用いられる感光体としては、亜
鉛,カドミウム,チタン等の酸化物あるいは硫化物を色
素増感したもの等が挙げられるが、なかでも酸化亜鉛が
好適である。上記増感色素としては、2−〔3−(2−
カルボキシエチル)−2(3H)−ベンゾチアゾリデ
ン〕メチル−3−カルボキシエチルベンゾチアリウムブ
ロマイド,2−〔3−(2−カルボキシメチル)−2
(3H)−ベンゾチアゾリデン〕メチル−3−カルボキ
シレートメチルベンゾチアリウム,2−〔3−(2−カ
ルボキシエチル)−2(3H)−ベンゾチアゾリデン〕
メチル−3−カルボキシレートエチルベンゾチアリウ
ム,オーラミン,メロシアニン,ソーラピュアイエロ
ー,チオフラビンT,チオフラビンS,アクリジンイエ
ロー等が使用可能である。これら増感色素は、感光体に
対して0.01〜1.0重量%の範囲で添加される。さら
に、増感助剤として電子親和性化合物のベンゾキノン,
クロルアニル,無水フタル酸,無水マレイン酸,ジニト
ロ安息香酸,ヨウ素等を加えてもよい。これら増感助剤
の添加量としては、上記感光体に対して0.01〜1.0重
量%の範囲であることが好ましい。
ところで、本発明者等の実験によれば、上記増感色素で
光増感した感光体の感光感度の分光特性は、感度が極大
となる波長よりも長波長側では急峻に感度が低下するの
に対して、短波長側ではこの感度の低下が緩慢で、いわ
ゆるスソを引き、所望の感光感度波長域よりも短波長側
の光に対しても若干の感度を有することが判明した。し
たがって、上記増感色素で500nm以下の波長域に感光
感度を持たせた感光体は、500nm以上の波長域にはほ
とんど感度を示さず、青色着色材のようなフィルタ材は
不要である。
さらに、上記の画像形成用粒子にはイエロー色に発色
する無色昇華性染料(完全な無色ではなく、淡い色を示
す場合もある。マゼンタ色に発色する無色昇華性染料お
よびシアン色に発色する無色昇華性染料においても同
じ。)が加えられるが、このイエロー色に発色する無色
昇華性染料としては、ミヒラーケトン,4,4′−ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン,ビス(4′−メト
キシベンジリデン−4−アニリノ)メタン,3−(N−
メチル−N−4′−クロルフェニル)−アミノ−6−
N′−ジメチルアミノ−1(3H)−イソベンゾフラノ
ン等が使用可能である。これら無色昇華性染料の添加量
としては、上記感光体に対して0.1〜20重量%の範囲
であることが好ましい。
さらにまた、これら各構成材料を結着し、所定の粒子形
状に造粒するために樹脂結着剤が加えられるが、この樹
脂結着剤としては、アクリル樹脂,スチレン樹脂,スチ
レン−ブタジエン共重合体,ポリカーボネート樹脂,ポ
リビニルアルコール樹脂,ポリ酢酸ビニル樹脂等の熱可
塑性樹脂や、ウレタン樹脂,エポキシ樹脂,メラミン樹
脂等の熱硬化性樹脂等が使用でき、これらを単独もしく
は2種以上混合して使用することができる。また、これ
ら樹脂結着剤の添加量としては、上記感光体に対して2
〜50重量%の範囲である。
上述の各材料を均一分散構造とすることにより上記
の画像形成用粒子が作製されるが、その形成方法として
は、通常、噴霧乾燥法やマイクロカプセル法等が採用さ
れる。
また、上記の画像形成用粒子は、第2図に示すよう
に、緑色光である波長500〜600nmの可視光域の光
に対して鋭い感度bを有するものであって、特に520
〜560nmの波長域に感度極大を有し、かつ500〜5
80nmの波長域に可視光域全体における感度の80%以
上を有することがより好ましい。この画像形成用粒子に
おいては、感光感度の短波長側でのスソ引きを解消する
ために、第2図中cで示すような吸光特性を有するイエ
ロー色着色材がフィルタ材として加えられる。このイエ
ロー色着色材の吸光特性は、520nm以下の波長の可視
光域での吸収が80%以上を占めることが好ましく、さ
らに、500nm以下の波長の可視光域での吸収が80%
以上を占めることがより好ましい。このような構成とす
ることにより、上記イエロー色着色材が、この画像形成
用粒子の感光体の500nm以下の波長域での不要感度に
対してフィルタとして作用し、500〜600nmの感度
域より短波長域に亘る不要感度を消失させて、上記画像
形成用粒子の実質的な感度を500〜600nmの範囲に
限定することができる。
ここで用いられる感光体としては、亜鉛,カドミウム,
チタン等の酸化物あるいは硫化物が挙げられるが、なか
でも酸化亜鉛が好適である。また、上記感光体を光増感
するための増感色素としては、エオシン,フルオレセイ
ン,テトラブロモフルオレセイン,テトラクロロフルオ
レセイン,テトラブロモテトラクロロフルオレセイン,
フロキシン,エリスロシン,ローダミンB等が使用可能
である。これら増感色素は、上記感光体に対して0.01
〜1.0重量%の範囲で添加される。さらに、増感助剤と
して、先のの画像形成用粒子と同様の電子親和性化合
物を添加することも可能である。
上記の画像形成用粒子には、マゼンタ色に発色する無
色昇華性染料が加えられるが、この無色昇華性染料とし
ては、例えばローダミンラクトン,ローダミンラクタ
ム,2′,3′−デヒドロ−8−メトキシ−1′,
3′,3′−トリメチル−6−ニトロ−スピロ〔2H−
1−ベンゾピラン−2,2′−インドール〕等が使用可
能である。これら無色昇華性染料の添加量としては、上
記感光体に対して0.1〜20重量%の割合で使用するこ
とが好ましい。さらに、500nm以下の不要感度をフィ
ルタするためのイエロー色着色材としては、無機顔料,
有機顔料,直接染料,酸性染料,塩基性染料,分散染
料,油溶性染料等の色素,色材を適宜色相等を鑑みて、
単独あるいは混合して使用することが可能であるが、上
記無色昇華性染料を転写紙上で発色させる加熱圧着操作
において、転写紙上に拡散着色されないものが好まし
い。このような着色材として、ピグメントイエロー4
2,ピグメントイエロー43の黄色酸化鉄,黄土等の無
機顔料、ピグメントイエロー1,2,3,5,6,1
0,12,13,14,15,16,23,65,11
5等の有機顔料が使用できる。これら着色材は、上記感
光体に対して1.0〜100重量%の割合で添加される。
なお、樹脂結着材や粒子の形成方法については、先の
の画像形成用粒子と同様である。
さらにまた、上記の画像形成用粒子は、第3図に示す
ように、赤色光である波長600nm以上の可視光域の光
に対して鋭い感度dを有するものであって、特に610
〜650nmの波長域に感度極大を有し、かつ600〜7
00nmの波長域に可視光域全体における感度の80%以
上を有することがより好ましい。この画像形成用粒子に
おいては、感光感度の短波長側でのスソ引きを解消する
ために、第3図中eで示すような吸光特性を有する赤色
着色材がフィルタ材として加えられる。このような構成
とすることにより、上記赤色着色材が、この画像形成用
粒子の感光体の600nm以下の波長域での不要感度に対
してフィルタとして作用し、600〜700nmの感度域
より短波長域に亘る不要感度を消失させて、上記画像形
成用粒子の実質的な感度を600〜700nmの範囲に限
定することができる。
ここで用いられる感光体としては、亜鉛,カドミウム,
チタン等の酸化物あるいは硫化物が挙げられるが、なか
でも酸化亜鉛が好適である。また、上記感光体を光増感
するための増感色素としては、テトラブロムフェノール
ブルー,ブロムフェノールブルー,ブロモクレゾールパ
ープル,ブロモクロロフェノールブルー,ブロモクレゾ
ールブルー,ブロモチモールブルー,ブロモクレゾール
グリーン,テトラヨードフェノールブルー,アシッドブ
ルー1,アシッドブルー7,アシッドブルー9,アシッ
ドブルー103,メチレンブルー,クリスタルバイオレ
ット,ブリリアントグリーン,マラカイトグリーン等が
使用可能である。これら増感色素は、上記感光体に対し
て0.01〜1.0重量%の範囲で添加される。さらに、増
感助剤として、先のの画像形成用粒子と同様の電子親
和性化合物を添加することも可能である。
上記の画像形成用粒子には、シアン色に発色する無色
昇華性染料が加えられるが、この無色昇華性染料として
は、例えばロイコクリスタルバイオレット,ロイコメチ
レンブルー,ロイコマラカイトグリーン等が使用可能で
ある。これら無色昇華性染料の添加量としては、上記感
光体に対して0.1〜20重量%の割合で使用することが
好ましい。さらに、600nm以下の不要感度をフィルタ
するための赤色着色材としては、無機顔料,有機顔料,
直接染料,酸性染料,塩基性染料,分散染料,油溶性染
料等の色素,色材を適宜色相等を鑑みて、単独あるいは
混合して使用することが可能であるが、上記無色昇華性
染料を転写紙上で発色させる加熱圧着操作において、転
写紙上に拡散着色されないものが好ましい。このような
着色材として、ピグメントレッド101のベンガラ等の
無機顔料や、ピグメントレッド1,2,3,4,5,
6,7,8,9,10,12,18,22,30,3
2,36,38,40,48,49,50,53,5
4,57,58,59,60,63,64,67,8
1,83,90,163,173等の有機顔料が使用で
きる。これら着色材は、上記感光体に対して1.0〜10
0重量%の割合で添加される。なお、樹脂結着材や粒子
の形成方法については、先のの画像形成用粒子と同様
である。
このように作製された3種の画像形成用粒子を用いてカ
ラー画像を形成するには、先ず、これら各画像形成用粒
子を混合し、導電性支持体面上に混合付着する。
次いで、上記混合付着した画像形成用粒子をコロナチャ
ージャー等を用いて全面帯電を行い、各画像形成用粒子
を静電的吸引力により吸着させる。
さらに、これら画像形成用粒子を露光し、上記導電性支
持体面上の粒子のうちこの露光により電荷の低減した粒
子を除去し、粒子像を得る。
最後に、上記導電性支持体面上の残留粒子の無色昇華性
染料をクレー紙等の転写紙に転写発色させ、カラー画像
を形成する。
〔作用〕
このように、画像形成用粒子を均一分散構造とし、感光
体の感度域を考慮してフィルタとなる着色材を選択する
ことにより、粒子のあらゆる面に当たった光に対しても
フィルタ効果が発揮され、分光特性が向上する。また、
着色材が必要最低限で済み、特に感度の得られ難い青色
光等に対しても、高感度化が達成される。
さらに、画像形成用粒子の構成が簡単であるため、小粒
子化が容易である。
〔実施例〕
(1)青色光感光イエロー色発色画像形成用粒子 酸化亜鉛粒子(堺化学工業社製,サゼックス2000)
40重量部および式 で示される増感色素2−〔3−(2−カルボキシエチ
ル)−2(3H)−ベンゾチアゾリデン〕メチル−3−
カルボキシエチルベンゾチアリウムグロマイド(日本感
光色素研究所社製,NK1870)0.03重量部、無水
フタル酸0.03重量部、エチルアルコール80重量部を
均一に超音波分散し分散液を得た。
この分散液の分散媒のエチルアルコールを乾燥し、酸化
亜鉛粒子表面に無水フタル酸と上記増感色素を吸着させ
た。
このようにして得た酸化亜鉛の乾燥物に樹脂結着材のア
クリル樹脂(三菱レーヨン社製,BR102)5重量
部、イエロー色発色無色昇華性染料ミヒラーケトン2重
量部、分散媒トルエン180重量部を均一に混合し分散
液を得た。
この分散液をスプレードライヤー(モービルマイナース
プレードライヤー,ニロアトマイザー社製)で噴霧乾燥
し、粒子を得た。この粒子を導電性基板上に散布し、コ
ロナ帯電を施し帯電させた。暗所に於ける上記粒子の帯
電保持性は優れていた。
この導電性基板上の帯電した粒子に緑色光,赤色光を照
射したが、帯電の減衰は暗所に於ける減衰と実質的に同
一であり、緑色光,赤色光に対して光感度は示さなかっ
た。一方、上記帯電粒子に青色光を照射したところ著し
い光減衰を示した。この粒子をクレー紙に加熱加圧し、
無色昇華性染料を拡散反応させることにより、鮮やかな
イエロー色の発色が確認された。
(2)緑色光感光マゼンタ色発色画像形成用粒子 酸化亜鉛粒子(堺化学工業社製,サゼックス2000)
40重量部、増感色素エオシン(和光純薬社製)0.04
重量部、無水フタル酸0.04重量部、エチルアルコール
80重量部を均一に超音波分散し分散液を得た。
この分散液の分散媒のエチルアルコールを乾燥し、酸化
亜鉛粒子表面に無水フタル酸と上記増感色素を吸着させ
た。
このようにして得た酸化亜鉛の乾燥物に樹脂結着材のア
クリル樹脂(三菱レーヨン社製,BR102)5重量
部、式 で示されるマゼンタ色発色無色昇華性染料2′,3′−
デヒドロ−8−メトキシ−1′,3′,3′−トリメチ
ル−6−ニトロ−スピロ〔2H−1−ベンゾピラン−
2,2′−インドール〕2重量部、さらに、イエロー色
のフィルター用着色材としてイエロー色顔料リオノール
イエロ(東洋インキ社製,ピグメントイエロー12;カ
ラーインデックス21090)10重量部、分散媒トル
エン180重量部均一に混合し分散液を得た。
この分散液をスプレードライヤー(モービルマイナース
プレードライヤー,ニロアトマイザー社製)で噴霧乾燥
し、粒子を得た。この粒子を導電性基板上に散布し、コ
ロナ帯電を施し帯電させた。暗所に於ける上記粒子の帯
電保持性は優れていた。
この導電性基板上の帯電した粒子に青色光,赤色光を照
射したが、帯電の減衰は暗所に於ける減衰と同一であ
り、青色光,赤色光に対して光感度は示さなかった。一
方、上記帯電粒子に緑色光を照射したところ著しい光減
衰を示した。この粒子をクレー紙に加熱加圧し、無色昇
華性染料を拡散反応させたところ、鮮やかなマゼンタ色
の発色が確認された。
(3)赤色光感光シアン色発色画像形成用粒子 酸化亜鉛粒子(堺化学工業社製,サゼックス2000)
40重量部、増感色素テトラブロムフェノールブルー
(東京化成社製)0.03重量部、無水フタル酸0.03重
量部、エチルアルコール80重量部を均一に超音波分散
し分散液を得た。
この分散液の分散媒のエチルアルコールを乾燥し、酸化
亜鉛粒子表面に無水フタル酸と上記増感色素を吸着させ
た。
このようにして得た酸化亜鉛の乾燥物に樹脂結着剤のア
クリル樹脂(三菱レーヨン社製,BR102)5重量
部、シアン色発色無色昇華性染料ロイコメチレンブルー
2重量部、さらに、赤色のフィルター用着色材として赤
色顔料ピオニーレッド(ホルベイン工業社製,ピグメン
トレッド48;カラーインデックス15865)20重
量部、分散媒トルエン180重量部を均一に混合し分散
液を得た。
この分散液をスプレードライヤー(モービルマイナース
プレードライヤー,ニロアトマイザー社製)で噴霧乾燥
し、粒子を得た。この粒子を導電性基板上に散布し、コ
ロナ帯電を施し帯電させた。暗所に於ける上記粒子の帯
電保持性は優れていた。
この導電性基板上の帯電した粒子に青色光,緑色光を照
射したが、帯電の減衰は暗所に於ける減衰と実質的に同
一であり、青色光,緑色光に対して光感度は示さなかっ
た。一方、上記帯電粒子に赤色光を照射したところ著し
い光減衰を示した。この粒子をクレー紙に加熱加圧し、
無色昇華性染料を拡散反応させたところ、鮮やかなシア
ン色の発色が確認された。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
均一構造を有する画像形成用粒子を用いているので画像
形成用粒子の構成が単純化し、この画像形成用粒子の作
製が容易なものとなるとともに、小粒子化が可能とな
り、したがって高解像度のカラー画像の形成が可能であ
る。
また、上記画像形成用粒子では、感光体とフィルタ用の
着色材を均一に構成しているので、粒子のあらゆる面に
当たった光に対してもフィルタがきき、分光性が向上す
る。また、フィルタ効果を光学密度の高い微細単位に分
散した着色材より得ているので、光導電性に関与しない
構成物の体積比が少なくても充分な効果が得られ、粒子
内の光導電性に関与する構成物の比が高く感度向上とな
る。したがって、鮮明なカラー画像を得ることが可能で
ある。
さらに、感光体の感度域を考慮して着色材を選定してい
るので、着色材が必要最低限で済み、特に青色光に感光
する画像形成用粒子を緑色光に感光する画像形成用粒子
において着色材を省略することが可能である。このた
め、これら画像形成用粒子の高感度化を図ることが可能
となり、良好な画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は画像形成用粒子の感光感度波長域
と着色材の着色吸収波長域の関係を説明する模式図であ
り、第1図は青色光感光画像形成用粒子、第2図は緑色
光感光画像形成用粒子、第3図は赤色光感光画像形成用
粒子をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】青色光に主感度を有する感光体とイエロー
    色に発色する無色昇華性染料とを樹脂結着剤に均一に分
    散してなる画像形成用粒子、緑色光に主感度を有する感
    光体とイエロー色着色材とマゼンタ色に発色する無色昇
    華性染料とを樹脂結着剤に均一に分散してなる画像形成
    用粒子、赤色光に主感度を有する感光体と赤色着色材と
    シアン色に発色する無色昇華性染料とを樹脂結着剤に均
    一に分散してなる画像形成用粒子を基板上に均一撤布す
    る工程と、上記3種の画像形成用粒子を帯電する工程
    と、上記基板上に撤布された帯電画像形成用粒子を露光
    して帯電電荷を選択的に除去する工程と、この電荷除去
    された画像形成用粒子を上記基板より取り除く工程と、
    上記基板に残留する画像形成用粒子の無色昇華性染料を
    転写紙に転写発色させる工程よりなるカラー画像形成方
    法。
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