JPH06258622A - 表示・記録媒体、表示・記録方法および表示・記録装置 - Google Patents

表示・記録媒体、表示・記録方法および表示・記録装置

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JPH06258622A
JPH06258622A JP4697293A JP4697293A JPH06258622A JP H06258622 A JPH06258622 A JP H06258622A JP 4697293 A JP4697293 A JP 4697293A JP 4697293 A JP4697293 A JP 4697293A JP H06258622 A JPH06258622 A JP H06258622A
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謹矢 加藤
Shinji Tsuru
信二 津留
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 高分子中にコレステリック液晶を分散させた
組成物層を透明導体を形成した基板間に挟み込んだ表示
・記録媒体に、加熱後に高電界印加状態で冷却すること
により分散させた液晶の配向状態が一様となり特定の波
長の光を反射するモードにでき、あるいは加熱後に低電
界印加ないし無電界で冷却することにより該液晶の配向
状態がランダムとなり可視領域の光を一様に透過するモ
ードにでき、上記両モードが可逆的に変化させられる。 【効果】 書換可能なカラー表示シートを簡便に得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶を用いた表示・記録
媒体、表示・記録方法および表示・記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、電極を形成したガラス基板間
にスメクティック液晶を挟み込み、電界と熱を用いて表
示データを形成する表示・記録装置が開発されている。
図7にスメクティック液晶を用い、熱と電界を併用した
方法により表示データを構成する原理を示す。液晶分子
を基板に垂直に並べたホメオトロピック配向状態を加熱
し、液晶性を示さないアイソトロピック状態にする。こ
の状態で冷却すると液晶の配向の乱れたフォーカルコニ
ック状態になる。ホメオトロピック配向状態は透明であ
るが、フォーカルコニック状態は光を散乱する白濁状態
になる。フォーカルコニック状態を元のホメオトロピッ
ク配向状態にするには強い電界を印加するか、加熱後の
冷却時に電界を印加すればよい。ホメオトロピック配向
状態およびフォーカルコニック状態は外部的な状態保持
機構が不用で長時間保持されるメモリ性を有するため、
表示面上に局部的にフォーカルコニック状態の散乱領域
およびホメオトロピック配向状態の透明領域を作ること
により表示が形成できる(Liquid Crysta1s App1icatio
ns and Uses, Vo1.1, Edited by Birendra Bahadur,Wor
1d Scientific, 1990発行の第12章参照)。
【0003】しかし、この方法では、散乱と透過の二状
態を切り替えて表示を形成するため、モノクロームの表
示しか得られない欠点があった。
【0004】一方、高分子中にネマティック液晶を分散
させた組成物である高分子分散型液晶PDLC(Polyme
r Dispersed Liquid Crystal)は、特願平3−6613
3に示されているように、熱と電界を併用した書込み法
により、透過状態または散乱状態を形成しかつその状態
が保持できる。この状況は上記スメクティック液晶での
場合と似ており、透過と散乱を用いるため、モノクロー
ムの表示しか得られない欠点があった。
【0005】これらに対し、簡易にカラー表示を得る方
法として、高分子中にコレステリック液晶を分散させた
表示媒体が報告されている(P.P.Crooker and D.K.Yan
g, "Polymer-dispersed chiral liquid cryatal color
display", Appl. Phys. Lett., Vol.57, p.2529-2531,
1991)。
【0006】この表示媒体は、負の誘電率異方性を持つ
ネマティック液晶にカイラル剤を添加したコレステリッ
ク液晶を高分子中に球状に分散させた構造を持つ。分散
した液晶を形状からドロプレットと呼ぶ。電界を印加す
るとドロプレット内の液晶の長軸が電界と直角方向に向
くと同時に、コレステリック液晶であるため螺旋軸が電
界方向に向いた螺旋構造をとる。このため、螺旋ピッチ
で決まる特定の波長が反射される。一方、電界を除去す
ると液晶の配向は初期の状態に戻り、高分子と液晶の界
面の屈折率差により、散乱する状態となる。この方法で
は、コレステリック液晶が持つ螺旋構造で決まる波長の
光が反射されるため、カラー表示が得られる利点がある
が、カラー表示状態は電界印加で保持する必要があり、
薄膜トランジスタ等を用いて画素毎に電圧を維持する方
法等の複雑な駆動回路の構成が必要であること、動作速
度が秒オーダときわめて遅いことなどの欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点のない表示・記録媒体、表示・記録方法および表示
・記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、高分子中に
コレステリック液晶を分散させた組成物層を透明導体を
形成した基板間に挟み込んだ表示・記録媒体を用いる。
この表示・記録媒体は、加熱後に高電界印加状態で冷却
することにより該分散させた液晶の配向状態が一様とな
り特定の波長の光を反射するモードにでき、加熱後に低
電界印加ないし無電界で冷却することにより該液晶の配
向状態がランダムとなり可視領域の光を一様に透過する
モードにでき、上記両モードを可逆的に変化させること
ができる。
【0009】本発明では、上記の表示・記録媒体で、配
向状態が一様となり特定の波長の光を反射するモードに
おいて、反射する波長、偏光または波長および偏光が互
いに異なる複数の表示・記録媒体を積層する。
【0010】さらに、上記の表示・記録媒体に、加熱後
に高電界印加状態で冷却することにより分散させた液晶
の配向状態が一様となり可視領域の光を透過するモード
にでき、あるいは加熱後に低電界印加ないし無電界で冷
却することにより液晶の配向状態がランダムとなり可視
領域の光を散乱するモードにでき、上記両モードが可逆
的に変化させられる、高分子にネマティック液晶を分散
させた組成物層を積層した表示・記録媒体を用いてもよ
い。
【0011】表示・記録を書込む方法は、表示・記録媒
体または積層した表示・記録媒体の任意の位置の加熱と
冷却時の各表示・記録媒体への印加電界の制御による。
【0012】このとき、表示・記録媒体の任意の位置の
加熱は、光または電磁波の集光による。
【0013】また、少なくとも表示・記録媒体の任意の
位置を加熱する手段、及び表示・記録媒体の加熱位置に
応じて印加電界を制御する手段から表示・記録装置を構
成する。
【0014】
【作用】高分子中に液晶を分散させた構造は、一般的に
高分子分散型液晶PDLCと呼ばれるが、コレステリッ
ク液晶を分散した高分子分散型液晶は特にPDCLC
Polymer Dispersed Choresteric Liquid Crystal)と
呼ばれる。本発明はPDCLCが熱と電界を併用した状
態書込み法により配向を一様にした状態とランダムにし
た状態とにでき、電界印加等の状態保持機構なしで、上
記状態が保持されるメモリ性を持つことに着眼してなさ
れたものである。
【0015】負の誘電異方性を有するコレステリック液
晶を分散させたPDCLCに対する熱と電界を併用した
状態書込み法の原理を図1に示す。
【0016】高分子3にコレステリック液晶を分散した
PDCLC1の状態が(a)で、コレステリック液晶の
ドロップレット2内の液晶配向はランダムである。ただ
し、液晶の屈折率差△nが小さく、液晶の平均屈折率n
が高分子の屈折率にほぼ等しくすれば、可視光領域の光
を一様に透過できる透過状態になる。ここで、透明電極
4は酸化インジウム錫(ITO)等の透明導電膜とす
る。ついで、(b)に示すようにPDCLC1の一部を
加熱(加熱領域5)し、電源6から電界を印加し、
(c)に示すように電界を印加したまま冷却すると、加
熱した領域のみドロプレット内の液晶分子が電界に垂直
な方向、すなわち、電極に平行な方向に向くとともに、
螺旋軸を電界方向としたコレステリック特有の構造とな
る。(d)に示すように、電界を除去してもドロプレッ
ト内の液晶の配向は保持されるので、配向が揃った部分
は螺旋ピッチpと液晶の平均屈折率nからλ=npで決
まる特定の光の波長λを反射する状態となる。一方、
(e)に示すように、配向を一様にした領域を再び加熱
し、電界を印加しないで冷却すると再び配向がランダム
になり、もとの透過状態となる。すなわち、透過と反射
状態は可逆的である。
【0017】図2は、本発明による表示・記録媒体とカ
ラー表示・記録の方法を説明する模式図である。同図に
おいて、表示・記録媒体25は、透明電極20でサンド
イッチした赤領域の光を選択的に反射する赤反射PDC
LC21、同じく緑領域の光を選択的に反射する緑反射
PDCLC22、同じく青領域の光を選択的に反射する
青反射PDCLC23および黒色の光吸収体24を積層
した構成であり、表示・記録媒体25の一部を加熱する
とともに、加熱部分の表示色に応じて電源29からの電
界印加を電界制御Sw30で制御することにより、図1
の原理にしたがって反射領域27および透過領域28を
形成する。この結果、各々の反射領域からなる表示・記
録が得られる。特定の波長に対する反射領域は原理的に
他の波長を透過すること、配向がランダムな領域は透過
領域であるため、反射色は互いに打ち消されることなく
カラー表示が可能である。なお、全層が透過な領域は最
下層に置いた黒色の光吸収体26で黒く見え、すべての
層が反射領域であれば、原理的に白となる。
【0018】本方法では、反射波長の異なるPDCLC
層を準備すれば、全層を一括して書き込むことができる
ため、書込み時間を短くできるとともに、各データ点で
の色ずれが発生しない利点がある。反射波長は材料で決
まるので以下に示す実施例のように容易に調整可能であ
る。
【0019】表示・記録媒体25を加熱する手段は、積
層体である表示・記録媒体を短時間に一様に加熱できれ
ばよく、ヒータの接触やレーザビーム等の電磁波の照射
が適用できる。
【0020】なお、書込み時には黒色の光吸収体24は
不用であり、表示時に積層してもよい。また、透明電極
20は直接PDCLCに形成してもよく、ガラス基板や
ポリエチレンテレフタレート(PET)シート上に形成
されていてもよい。
【0021】ただし、上記した構成では、光の利用効率
が最大で50%であるという欠点がある。すなわち、螺
旋構造を持つコレステリック液晶からの反射光は、螺旋
の回転方向と一致した回転方向を持つ円偏光に限られる
ためである。そこで、この欠点のない光の利用効率の向
上を図った表示・記録媒体の一例を図3に示す。これ
は、右回り円偏光を反射するPDCLCと左回り円偏光
を反射するPDCLCを同時に積層した構造である。す
なわち、合計6層のPDCLC層を積層した構造とな
る。ただし、右回りと左回りの円偏光を反射するPDC
LCを同じ状態に書込む。
【0022】上記した表示・記録媒体では白を赤緑青の
三原色の反射光の合成で得る。しかし、この白は反射波
長幅が可視光領域を完全には覆えない等の制約で白さが
劣る問題がある。これの問題を解決した表示・記録媒体
の一例を図4および図5に示す。
【0023】ここでは、PDCLCと同様に熱と電界を
援用した書込みが可能なPDLCを積層している。図4
は図2に示した光利用効率が劣る媒体に対して、図5は
図3の光利用効率の向上を図った媒体に対して示してい
る。PDLCはPDCLCのすべてが反射領域である部
分のみを散乱領域とするように書込む。このようにする
と、白となるべき領域はPDLCの後方散乱と各PDC
LCからの反射光の前方散乱の相乗効果に明瞭な白が確
保できる。
【0024】図6は本発明による表示・記録装置の構成
例を示す概念図である。(a)は表示・記録媒体の加熱
手段62として、集光したレーザ等からの光や電磁波を
用いる場合を示し、表示・記録媒体の任意の位置に集光
させることができるように照射角度を変化させる。集光
とともに印加電界を制御する手段63で表示データに応
じた状態が形成されるように印加または無印加とする。
(b)、(c)は加熱手段62として熱ヘッドやレーザ
ヘッドを用いた場合で、(b)のように加熱手段62を
移動させ、表示・記録媒体の任意の位置を加熱してもよ
く、(c)のように表示・記録媒体61を移動させても
よい。ともに印加電界を制御する手段63により、加熱
とともに表示データに応じて電界印加が制御される。
【0025】以上示したように、本発明による異なる反
射波長領域を持つPDCLCを積層した表示・記録媒体
を用いれば、カラーを表示・記録することがきわめて簡
便にできる利点がある。
【0026】
【実施例】本発明の特徴は以下の実施例の説明中でさら
に明らかにする。
【0027】実施例1 カイラル剤を26%添加した負の誘電異方性を有するネ
マティック液晶ZLI−3381(Merck社製)と
光硬化樹脂NOA65(Norland社製)とを重量
比1:1で混合し、ITOの電極が形成されている2枚
のガラス基板間(ギャップ10μm)に注入したのち、
光硬化樹脂の重合を生じさせる紫外光を照射してPDC
LCを作製した。このPDCLCを100℃に加熱し、
60Hzの電圧100Vを印加しながら冷却した。電界
除去後に、650nm付近にピークのある赤色を反射す
る状態となった。この状態は長時間放置しても変化しな
かった。再び100℃に加熱して、電界を印加すること
なく冷却したところ、ほぼ透明な状態とすることができ
た。これらの状態は何度も交互に繰り返すことができ
た。一方、透明な状態となった後、加熱せずに電圧10
0Vを印加したが、状態は変化しなかった。すなわち、
熱の援用により液晶を一様な配向状態にでき、しかも電
界を除去しても状態が保持できる効果があった。
【0028】実施例2 実施例1の液晶と光硬化樹脂を用い、カイラル剤の濃度
を28%及び30%と変化させて、PDCLCを作製し
た。
【0029】この結果、カイラル剤の濃度が増加するに
つれ、反射波長は短波長側にずれていき、520nm付
近にピークを持つ緑反射と480nm付近にピークを持
つ青反射のPDCLCが得られた。実施例1で得られた
赤反射PDCLCと緑反射及び青反射PDCLCを積層
した。実施例1と同様に熱と電界の併用により各色の反
射および透過が見られた。
【0030】実施例3 実施例2で用いた各PDCLCに赤外領域に吸収ピーク
を有する色素(バナジウムフタロシアニンオキサイド)
を微量添加し、ITOが形成されたPETシートを基板
として表示・記録媒体を作製した。膜厚は約10μmと
した。RGB三色に対応するシートを積層し、電源にコ
ンピュータコントロールリレーユニットを介して各シー
トを接続した。822nmの波長の半導体赤外レーザの
光を光ファイバで導波し、シートの任意の位置を照射す
るとともに、50Hz、100Vの電圧をコンピュータ
でOn/Offした。レーザ光を用いたため、積層した
表示・記録媒体が一様に加熱され、On部分では反射状
態となり、Off部分では透過状態となった。積層状態
でカラー表示が得られる効果があった。
【0031】実施例4 実施例3で用いた積層した表示・記録媒体上に次の方法
で作製したPDLCを積層した。すなわち、ネマティッ
ク液晶E7(Merck社製)を光硬化樹脂マルチキュ
ア628(ダイマックス社製)に混合して、ITOの形
成されたPETシートに挟み込んだ後、UV光を照射し
てPDLCを作製した。PDLCの膜厚は約20μmと
した。このPDLCも実施例3で用いた色素を微量含有
させた。
【0032】PDLCと3種のPDCLCを積層して、
実施例3と同様にレーザ光を照射させるとともに、電界
をOn/Offさせた。この時、PDLCにはPDCL
CのRGBがすべて反射状態とする部分では電界を印加
せず白濁状態とし、RGBのいづれかが反射またはすべ
て透過とする部分では電界を印加して、透過状態とし
た。この結果、実施例3では若干不鮮明であった白を明
瞭とできる効果があった。
【0033】以上説明したように、本発明の主旨は熱と
電界を併用することにより、高分子中のコレステリック
液晶の配向を一様に固定し特定の波長の光を反射する状
態にしたり、ランダムとして可視光領域の光を一様に透
過する状態にすることにより、表示を形成することにあ
り、しかも、各々光の三原色であるRGBを反射するP
DCLCを積層し、同時に必要な状態に書き込むことに
より、カラー表示を実現することにある。
【0034】したがって、PDCLC製作に用いる液晶
や高分子の種類は上記実施例に述べたものに限定されな
いことは明かである。また、基板や透明電極の種類につ
いても使用条件に合わせて他のものが使用できることは
明かである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を使用する
とカラー表示シートが簡易に得られる効果がある。しか
も、このカラー表示シートは書き換えて、再使用するす
ることが可能である。したがって、各種ポスター等を置
き換え、繰り返し使用することにより、短期間に捨てら
れる紙の消費を抑え、地球環境の保全に役立つ効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPDCLCに対する熱と電界を併
用した状態書込み法の原理を示す模式図である。
【図2】本発明による表示・記録媒体とカラー表示・記
録の方法を説明する模式図である。
【図3】光利用効率を向上させた表示・記録媒体の一例
を示す模式図である。
【図4】白表示特性を改善した表示・記録媒体の一例を
示す模式図である。
【図5】白表示特性を改善した表示・記録媒体の他の一
例を示す模式図である。
【図6】本発明による表示・記録装置の構成例を示す概
念図であり、加熱手段として(a)はレーザ等を用いた
例、(b)は熱ヘッドなどの加熱手段を移動させる例、
(c)は熱ヘッドなどの加熱手段は固定しておき、表示
・記録媒体を移動させる例を示すものである。
【図7】従来のスメクティック液晶を用いた表示の原理
を説明する図である。
【符号の説明】
1 PDCLC 2 ドロプレット 3 高分子 4 透明電極 5 加熱領域 6 電源 20 透明電極 21 赤反射PDCLC 22 緑反射PDCLC 23 青反射PDCLC 24 黒色吸収体 25 表示・記録媒体 26 加熱領域 27 反射領域 28 透過領域 29 電源 30 電界制御Sw 31 右回り円偏光赤反射PDCLC 32 右回り円偏光緑反射PDCLC 33 右回り円偏光青反射PDCLC 34 左回り円偏光赤反射PDCLC 35 左回り円偏光緑反射PDCLC 36 左回り円偏光青反射PDCLC 37 黒色の光吸収体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子中にコレステリック液晶を分散さ
    せた組成物層を透明導体を形成した基板間に挟み込んだ
    表示・記録媒体であって、加熱後に高電界印加状態で冷
    却することにより分散させた液晶の配向状態が一様とな
    り特定の波長の光を反射するモードにでき、あるいは加
    熱後に低電界印加ないし無電界で冷却することにより該
    液晶の配向状態がランダムとなり可視領域の光を一様に
    透過するモードにでき、上記両モードが可逆的に変化さ
    せられることを特徴とする表示・記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1の表示・記録媒体で、配向状態
    が一様となり特定の波長の光を反射するモードにおい
    て、反射する波長、偏光または波長および偏光が互いに
    異なる複数の表示・記録媒体を積層したことを特徴とす
    る表示・記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2の表示・記録媒体に、加熱後に
    高電界印加状態で冷却することにより分散させた液晶の
    配向状態が一様となり可視領域の光を透過するモードに
    でき、あるいは加熱後に低電界印加ないし無電界で冷却
    することにより液晶の配向状態がランダムとなり可視領
    域の光を散乱するモードにでき、上記両モードが可逆的
    に変化させられる、高分子にネマテイック液晶を分散さ
    せた組成物層を積層したことを特徴とする表示・記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の表示・記
    録媒体に対して、表示・記録を書込む方法が表示・記録
    媒体または積層した表示・記録媒体の任意の位置の加熱
    と冷却時の各表示・記録媒体への印加電界の制御による
    ことを特徴とする表示・記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項4における表示・記録媒体の任意
    の位置の加熱が、光または電磁波の集光によることを特
    徴とする表示・記録方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも請求項1、2または3に記載
    の表示・記録媒体の任意の位置を加熱する手段、及び前
    記表示・記録媒体の加熱位置に応じて印加電界を制御す
    る手段を有することを特徴とする表示・記録装置。
JP05046972A 1993-03-08 1993-03-08 表示・記録媒体、表示・記録方法および表示・記録装置 Expired - Fee Related JP3080122B2 (ja)

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