JPH0625842U - X線病室撮影用カセッテ - Google Patents

X線病室撮影用カセッテ

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JPH0625842U
JPH0625842U JP3241592U JP3241592U JPH0625842U JP H0625842 U JPH0625842 U JP H0625842U JP 3241592 U JP3241592 U JP 3241592U JP 3241592 U JP3241592 U JP 3241592U JP H0625842 U JPH0625842 U JP H0625842U
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JP
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ray
cassette
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light
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JP3241592U
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Inventor
優二郎 鈴木
芳貢 西村
明夫 梅本
Original Assignee
化成オプトニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトタイマーと袋状ホルダーとを重合挟持
して好便に使用し得ると共に、特に受光部を安定的にか
つ摩耗損傷しにくいように収納可能としたX線病室撮影
用カセッテを提供する。 【構成】 X線吸収の少ない硬質製前面板1と裏板2と
を連結部材3で開閉自在に連結して、前面板の内側の周
縁部に少なくとも受光部20を収納可能な高さの突縁4
を形成して、前面板内側に収納凹部5を形成し、収納凹
部5内に受光部20を収納可能とすると共に、その上方
にX線フィルムと蛍光増感紙を収納した袋状ホルダー2
2を重合挟持可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、X線写真撮影用フォトタイマ(以下、単にフォトタイマという)を 備えた病室でのX線撮影のために特に好適なX線病室撮影用カセッテに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、X線撮影に際しては、2枚の蛍光増感紙の間にX線フィルムを 挟持させ、これをカセッテに収納し、このカセッテに被写体を透過したX線を照 射するが、適正量のX線を照射してフィルム上に適正な露光を与えるためにフォ トタイマを併用してX線発生装置から照射されるX線量を制御するように使用し ている場合が多い。
【0003】 上記、フォトタイマはX線自動露光制御装置であって、X線照射を受けて発光 する蛍光膜と、被写体の撮影部位の形状に略々対応する形状の採光窓を有し、蛍 光膜の発光のうち、上記採光窓を通して得られた光のみを取り出すようにした導 光板とを重合してなる受光部を具備しており、さらに、該受光部から取り出され た光を受光して光電変換するための光電変換器と、この光電変換器で光として検 出されたX線量を検出し、検出したX線量が一定値に達した時にX線発生装置に X線照射停止信号を与える制御部とを具備してなるものである。なお、受光部と 光検出器とは直接密着させても、光ケーブル等の光伝達手段を介して間接的に連 結させてあってもよいものである。
【0004】 一方、病室からX線撮影室に出向くことが困難な患者をX線撮影する場合には 、病室に回診用の移動型X線発生装置を運び込み、病床上で撮影を行うことにな るが、この場合には、実開昭62−156939号公報等に開示されている如き 軽量で運搬に要する労力の削減等を図ったポータブル型のカセッテが用いられて いる。
【0005】 このポータブル型のカセッテ(以下「病室撮影用カセッテ」という)は、X線 吸収の比較的少ない硬質な材料で折畳み自在に前面板(X線源側)及び裏板を構 成する部材からなり、前面板と裏板との間に、X線フィルムと蛍光増感紙とが密 着して収納された柔軟な遮光性を有する袋状ホルダーを挟持させて撮影に供して いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、病室撮影用カセッテは被写体である患者の体の下に差し込んだ 状態で撮影に供され、被写体と病床間を撮影の都度出し入れすると共に、前面板 と裏板の間に挟持した袋状ホルダーもその都度出し入れするため、X線撮影に際 し、フォトタイマの上記受光部を病室撮影用カセッテの前面板の内側に合わさる ように、受光部と前記袋状ホルダーとを重ね合わせて差し込み挟持させて使用す ると、前面板の内側に差し込まれた受光部の表面や端部がその都度摩擦や衝突を 受けることになる。そのため受光部の採光窓が摩耗損傷しやすく、光の漏洩によ る誤動作が発錆するようになりやすいという点で問題があった。
【0007】 本考案は、フォトタイマと共に使用される病室撮影用カセッテが有する上記問 題点を解決すべくなしたもので、フォトタイマの受光部をカセッテ内に安定的に 収納させて、袋状ホルダーの出し入れを簡便なものとし、繰り返し使用に対して もフォトタイマの受光部の摩耗損傷が生じにくく、光の漏洩による誤動作の発生 が生じにくいようにしたX線病室撮影用カセッテを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、X線吸収の少ない硬質製前面板と裏板と を重ね合わせて開閉自在に連結し、X線フィルムと蛍光増感紙を収納した袋状ホ ルダーを挟持するX線病室撮影用カセッテにおいて、該前面板の内側の周縁部に 、少なくともX線撮影用フォトタイマの受光部を収納可能な高さの突縁を形成し 、前面板内側を収納凹部としてX線病室撮影用カセッテを構成したことを特徴と するものである。
【0009】 また、本考案は、上記X線病室撮影用カセッテにおいて、収納凹部内に受光部 を収納すると共に、収納凹部の上面側に遮光性部材を重層状態に配設してX線病 室撮影用カセッテを構成したことも特徴とする。
【0010】
【作用】
収納凹部内にX線撮影用フォトタイマの受光部(以下単に「受光部」という) を収納すれば、袋状ホルダーの繰り返し出し入れに係わりなく、周縁部の突縁に よって受光部が安定した収まり状態を維持でき、受光部の表面及び端部が摩耗し にくくなる。 また、突縁を利用して収納した受光部の表面に遮光性部材を積層した構成とす れば、袋状ホルダーによる受光部の摩耗や損傷は一層生じにくくなる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面によって説明する。 図1,2は本考案の一実施例を示す斜視図と断面図であり、このX線病室撮影 用カセッテは、X線吸収の少ない硬質製前面板1と裏板2の一側縁を、可撓性の ある布、合成樹脂シート、皮革シート、或いは蝶番等の適宜連結部材3で開閉自 在に連結して形成してある。
【0012】 前面板1と裏板2とは従来同様の素材でよく、挟持して使用する蛍光増感紙と X線写真フィルムとの密着を良好にするために、全体を均一的に押圧可能な硬質 材として、例えば炭素繊維強化プラスチック板、アクリル樹脂板、フェノール樹 脂板、その他の樹脂板、又はこれら樹脂板の一方の面または両面にアルミニウム などの軽金属を積層した複合材等の材料によって形成されており、前面板1の内 側(裏板2と対面する側)の少なくとも連結辺と対向する開放側辺部には、好ま しくは受光部20の厚みと略々合致する高さの突縁4を形成し、該突縁4によっ て囲われた収納凹部5を形成してある。
【0013】 突縁4は、図示の如く略々全周に亘る囲い形として形成することができるが、 周縁部の連結辺を除く三辺内或いは四辺各辺内に1個以上の突縁4を断続的に形 成してもよく、収納凹部5に収納する受光部20の移動を防止するストッパーと して機能し得ればよい。また、該突縁4は、前面板1と一体成形してもよく、同 素材で別成形したものを固着させてもよく、また、ゴム、木材、厚紙等の別素材 で成形したものを固着させて形成してあってもよい。
【0014】 突縁4を略々全周に形成した場合には、その一側部に受光部20の集光部(図 示せず)に集った光を光検出器(図示せず)へ導出するための光コネクタ21乃 至光ケーブルを挿通するための開口部6を形成してある。
【0015】 また、連結部材3とは反対縁(カセッテ開放側)沿いの前面板1と裏板2との 接合部には、互いに止着可能なベルベット式ファスナー等の止着部材7,8が固 着してあり、かつ接合部の中間部にカセッテ開放用指掛け部としての切欠部9, 10が形成してあり、さらに好ましくは、裏板2の内側に挟持する袋状ホルダー 22の厚みに略々相当する高さのスペーサー11が装着してある。裏板2の内側 面には、また、袋状ホルダー22を挟持した時に蛍光増感紙とX線フィルムとの 密着性をより良好にするためのクッション材12を貼付してある。
【0016】 なお、被写体や周囲からの二次散乱X線を吸収させる目的で裏板2の片面に薄 い鉛板等を貼付することができ、或いは、裏板2自体をPbO等のX線吸収能の 高い粉体が予め埋め込まれたプラスチック材で形成することができる。 なおまた、上記前面板1と裏板2の周縁にはいずれも合成樹脂乃至ゴム枠等の 保護材を被着しておくのが好ましい。この際、該保護材と上記突縁4とは別体と して形成されるが、該保護材を上方に突出形成させることによって、両者を一体 形成することができ、本考案はこのような変形も含むものである。
【0017】 上記構成のX線病室撮影用カセッテによれば、受光部20を、その光コネクタ 21部分を開口部6に通しつつ予め収納凹部5内に収納しておくことができ、受 光部20は突縁4によって安定的に保持され、X線撮影ごとにカセッテを開いて 袋状ホルダー22を出し入れしても、受光部20を移動する必要もなく、重ね合 わせ作業をする必要もない。かつ、周縁部を突縁4によって保護されており、そ の上に袋状ホルダー22が載るので、受光部20の摩耗損傷が著しく低減される ことになる。
【0018】 図3は、上記とは異なる本考案の別の一実施例を示している。 この実施例に係るX線病室撮影用カセッテは、上記実施例同様の構成を有する カセッテの収納凹部5内に受光部20を収納し、この上面側にフィルム乃至シー ト状の遮光性部材13を被覆状態に重層させ、その周縁部を突縁4の上面に接合 して形成してある。
【0019】 上記受光部20は、遮光皮膜によって被覆保護されたものを用いれば、該遮光 皮膜と上記遮光性部材13とによる二重保護が可能となるが、上記遮光性部材1 3が重層してあるので、遮光皮膜による被覆を行わずに収納凹部5に蛍光膜と導 光板とを直に収納することも可能である。この直収納によっても、遮光性部材1 3によって蛍光膜乃至導光板の摩耗が十分に防止できることになる。
【0020】 また、上記遮光性部材13周縁部は、突縁4の先端面に載置してあるだけでも よいが、接着剤乃至粘着剤によって接着してあれば、重層状態が安定するので、 一層好ましい。該遮光性部材13は、反復使用による受光部20の摩耗損傷、機 械的損傷の発生を防止すると共に、仮に受光部20に損傷が生じた場合にもその 損傷部分からの光の侵入を防止し得るものであり、例えば塩化ビニール樹脂、ポ リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂等の合成樹脂素材に遮 光性を付与させて形成することができる。
【0021】 なお、図においては、少なくとも開放側の突縁4を前面板1及び裏板2の端縁 よりも若干内方位置に形成することによって、該端縁部を両板開閉時の摘み部と して形成した例を示してある。
【0022】 上記構成のX線病室撮影用カセッテによれば、図1,2の実施例と同様に、受 光部20を予め収納凹部5内に収納しておくことができ、袋状ホルダー22を出 し入れしても、受光部20を移動する必要もなく、重ね合わせ作業をする必要も なく、かつ、受光部20の摩耗損傷が著しく低減されると共に、遮光性部材13 が突縁4に接着されていれば、前記した作用効果が一層好ましいものとなる。
【0023】 図4は、さらに異なる本考案の別の一実施例を示している。 即ち、上記図3の実施例に示したカセッテの収納凹部5の内底面に、X線が被 写体に当たって生じる散乱線をカットする散乱線除去用グリッド14を敷設し、 その上に受光部20を収納し、その表面に遮光性部材13を重層して形成してあ る。
【0024】 この構成のX線病室撮影用カセッテによれば、グリッド14及び受光部20を 安定的に収納し、かつその摩耗損傷を防止でき、前記実施例と同様に、袋状ホル ダー22のみを出し入れして使用に供し得るX線病室撮影用カセッテを提供する ことができる。
【0025】
【考案の効果】
上記のように、本考案によれば、受光部がカセッテ内に安定的に収納保護でき 、繰り返しX線撮影による袋状ホルダーの繰り返し出し入れによっても摩耗等の 損傷が生じにくいものとなり、受光部の損傷による光漏洩や誤動作が生じにくい ものとなる。特に病室でのX線撮影の効率性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すX線病室撮影用カセッ
テの開放状態斜視図である。
【図2】図1のカセッテの断面図である。
【図3】本考案の別の一実施例を示すカセッテの閉止状
態断面図である。
【図4】さらに別の一実施例を示すカセッテの閉止状態
断面図である。
【符号の説明】
1 前面板 2 裏板 3 連結部材 4 突縁 5 収納凹部 6 開口部 13 遮光性部材 14 グリッド 20 受光部 22 袋状ホルダー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線吸収の少ない硬質製前面板と裏板と
    を重ね合わせて開閉自在に連結し、X線フィルムと蛍光
    増感紙を収納した袋状ホルダーを挟持するX線病室撮影
    用カセッテにおいて、該前面板の内側の周縁部に、少な
    くともX線撮影用フォトタイマの受光部を収納可能な高
    さの突縁を形成し、前面板内側を収納凹部としてなる構
    成を有するX線病室撮影用カセッテ。
  2. 【請求項2】 X線吸収の少ない硬質製前面板と裏板と
    を重ね合わせて開閉自在に連結し、X線フィルムと蛍光
    増感紙を収納した袋状ホルダーを挟持するX線病室撮影
    用カセッテにおいて、該前面板の内側の周縁部に、少な
    くともX線撮影用フォトタイマの受光部を収納可能な高
    さの突縁を形成して前面板内側を収納凹部とし、該収納
    凹部内に受光部を収納すると共に、収納凹部の上面側に
    遮光性部材を重層状態に配設してなる構成を有するX線
    病室撮影用カセッテ。
JP3241592U 1992-04-17 1992-04-17 X線病室撮影用カセッテ Pending JPH0625842U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256783U (ja) * 1975-10-21 1977-04-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256783U (ja) * 1975-10-21 1977-04-23

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