JPH06257281A - コンクリート打設階上床スリーブ工法 - Google Patents

コンクリート打設階上床スリーブ工法

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JPH06257281A
JPH06257281A JP7090093A JP7090093A JPH06257281A JP H06257281 A JPH06257281 A JP H06257281A JP 7090093 A JP7090093 A JP 7090093A JP 7090093 A JP7090093 A JP 7090093A JP H06257281 A JPH06257281 A JP H06257281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
void
floor
bolt
stopper
sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP7090093A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Onozuka
孝一 小野塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP7090093A priority Critical patent/JPH06257281A/ja
Publication of JPH06257281A publication Critical patent/JPH06257281A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリーブの付設工事を省力化し工期を短縮す
る。 【構成】 止め具11を数本のビス12によって床下地
13に接合し、ボイド14の空洞内15に止め具11の
位置を合わせて床下地13にボイド14を垂直に立て、
ボイドの空洞15を閉じる蓋材16の裏側17と止め具
11を連結材18により連結して蓋材16をボイド14
に被せ、ボイトの空洞15を閉じて連結材18の蓋材1
6との接結点19と止め具11との接合点20との間を
緊張させて、ボイド14を床下地13に圧着固定してコ
ンクリート打設階上床スリーブを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階上のコンクリート打
設床にスリーブを付設する工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】階上のコンクリート打設床には、給水
管、排水管、配線等を階下へと通す貫通口を穿設するた
め、その予備穴としてコンクリート層を貫通して床下地
に至るスリーブが付設される。このスリーブは、コンク
リート25を打設する前に、床下地13のスリーブを付
設すべき箇所にボイド管14(紙管の一種であり、以
下、単に「ボイド」と言う。)を垂直に立てて固定し、
コンクリート25の打設後にボイド14を外し、その取
り外した跡として形成される。つまり、ボイド14はス
リーブの形枠として使用される訳である。
【0003】そのボイド14を設置する場合には、ボイ
ド14の中心線に沿って床下地13にボイド差込孔22
を開け、下端にナット24を螺着した長尺ボルト21を
階下より差込孔22に差し込み、階上に突き出たボルト
21にナット24を螺着し、階下側のナット23と階上
側のナット24によって床下地13を挟持してボイド1
4を垂直に立て、ボイド14の空洞内15にボルト21
を嵌め込んでボイド14を床下地13に垂直に立て、ボ
ルト差込孔26のある蓋材16を、その差込孔26にボ
ルト21を嵌め込んでボイド14に被せ、その差込孔2
6から突き出たボルト21の上端にナット23を螺着
し、蓋材16を締め付けボイド14を床下地13に圧着
固定してボイド14が設置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来工法に
よるとボイドを付設するには、床下地13に穿設したボ
ルト差込孔22に階下より長尺ボルト21を差し込み、
その階上に突き出たボルト21の上端にナット23を螺
着しなければならない。そのためには、その階上にてナ
ット23を螺着する際に、ボルト21が階下に落下しな
いように階下にて保持しなければならない。
【0005】従って、そのボルト21の取付けには、ボ
ルト21を保持する階下の作業員と、ナット23を螺着
する階上の作業員との少なくとも2人の作業員を要し、
1人でボルト21を設置することは出来ない。また、階
上で螺着するナット23は、ボルト21の上端から下端
まで回して移動しなければならないので、1本のボルト
21を設置するのに長時間を要する。
【0006】そこで本発明は、ボルトの設置を1人で素
早く行い、スリーブの付設工事を省力化し工期を短縮す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明に係るスリー
ブ付設工法は、止め具11を数本のビス12によって床
下地13に接合し、ボイド14の空洞内15に止め具1
1の位置を合わせて床下地13にボイド14を垂直に立
て、ボイドの空洞15を閉じる蓋材16の裏側17と止
め具11を連結材18により連結して蓋材16をボイド
14に被せ、ボイトの空洞15を閉じて連結材18の蓋
材16との接結点19と止め具11との接合点20との
間を緊張させて、ボイド14を床下地13に圧着固定す
ることを特徴とするものである。
【0008】連結材18にはボルト28の他にゴム紐や
コイルバネ等27の弾性伸縮材料を使用することも出来
る。弾性伸縮材料27(以下、コイルバネと言う。)を
使用する場合には、止め具11と蓋裏17にコイルバネ
27の端部29・30に係合するリングやフック等31
・32を取り付け、コイルバネ27の有する収縮応力に
より、蓋材16を介しボイド14を床下地13に圧着す
る。
【0009】ボルト28を使用する場合は、止め具11
にボルト28の下端に係合するナット33やフック等を
取り付けておき、ボルト28の下端を止め具11に接合
し、また、蓋材16にはボルト差込孔26を穿設してお
き、そのボルト差込孔26から突き出たボルト28の上
端にナット34を螺着して締め付け、蓋材16を介して
ボイド14を床下地13に圧着する。
【0010】螺着したナット34とボルト28の上端と
は、コンクリートが付着しないように、ガムテープ(粘
着テープ)で被覆しておく。
【0011】ところで、ボイド14を設置する床下地1
3が平らな合板や鋼板である場合には何ら問題はない
が、デッキプレート35では、山部36または谷部37
の斜面38との際に止め具11を取り付けざるを得な
い。従って、そのような場合には、ボルト差込孔26を
中心部に有する蓋材16によっては、ボルト28をデッ
キプレート35に垂直に立てることは出来ない。
【0012】かかる場合を想定して、蓋材16は、ボイ
ド14の外径に相応する大きさの蓋本体39と、ボイド
14の半径よりも若干大きい補助蓋41とから成る二重
蓋(16)とし、蓋本体39の中心から離れた位置を中
心とする扁心した円形開口40を蓋本体39に設け、そ
の円形開口40を補助蓋41によって閉じることとし、
その補助蓋41にボルト差込孔26を設ける。
【0013】しかして、デッキプレート35の山部36
または谷部37の斜面38との際に止め具11を取り付
けざるを得ず、ボルト28の軸芯ががボイド14の中心
から外れる場合には、扁心した円盤カムの如く、蓋本体
39と補助蓋41を回してボルト差込孔26を、ボルト
28と止め具11との接合点20を通る鉛直線上に合わ
せる。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、階上にて止め具11を
床下地13にビス止め固定し、連結材18によってボイ
ド14を床下地13へと圧着固定するので、ボイド14
の設置作業は1人で行うことが出来る。また、連結材1
8にボルト28を使用する場合でも、ボルト28の端か
ら端までナット34を回して移動させる必要がなくな
る。このため本発明によると、スリーブの付設作業が省
力化され工期が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート打設階上床に設置さ
れたボイドの断面図である。
【図2】本発明に係るコンクリート打設階上床スリーブ
の断面図である。
【図3】本発明に係るコンクリート打設階上床に設置さ
れたボイドの要部拡大断面図である。
【図4】本発明に係るコンクリート打設階上床に設置さ
れたボイドの斜視図である。
【図5】従来のコンクリート打設階上床スリーブの断面
図である。
【符号の説明】
11 止め具 12 ビス 13 床下地 14 ボイド 15 空洞 16 蓋材 17 裏側 18 連結材 19 接合点 20 接合点 21 ボルト、 22 ボルト差込孔 23 ナット 24 ナット 25 コンクリート 26 ボルト差込孔 27 コイルバネ 28 ボルト 29 端部 30 端部 31 フック等 32 フック等 33 ナット 34 ナット 35 デッキプレート 36 山部 37 谷部 38 斜面 39 蓋本体 40 開口 41 補助蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 止め具11を数本のビス12によって床
    下地13に接合し、ボイド14の空洞内15に止め具1
    1の位置を合わせて床下地13にボイド14を垂直に立
    て、ボイドの空洞15を閉じる蓋材16の裏側17と止
    め具11を連結材18により連結して蓋材16をボイド
    14に被せ、ボイトの空洞15を閉じて連結材18の蓋
    材16との接結点19と止め具11との接合点20との
    間を緊張させて、ボイド14を床下地13に圧着固定す
    ることを特徴とするコンクリート打設階上床スリーブ工
    法。
JP7090093A 1993-03-06 1993-03-06 コンクリート打設階上床スリーブ工法 Pending JPH06257281A (ja)

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JP7090093A JPH06257281A (ja) 1993-03-06 1993-03-06 コンクリート打設階上床スリーブ工法

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JPH06257281A true JPH06257281A (ja) 1994-09-13

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8094187B2 (en) 2002-05-22 2012-01-10 Assembleon N.V. Method of placing a component by means of a placement device at a desired position on a substrate holder, and device suitable for performing such a method
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