JPH0625701Y2 - サスペンションレール - Google Patents

サスペンションレール

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JPH0625701Y2
JPH0625701Y2 JP296088U JP296088U JPH0625701Y2 JP H0625701 Y2 JPH0625701 Y2 JP H0625701Y2 JP 296088 U JP296088 U JP 296088U JP 296088 U JP296088 U JP 296088U JP H0625701 Y2 JPH0625701 Y2 JP H0625701Y2
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JP
Japan
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retainer
ball
rail
ball retainer
outer rail
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JP296088U
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English (en)
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JPH01108424U (ja
Inventor
伸市郎 越川
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、横断面略C字形のアウターレールと、該アウ
ターレールに摺動自在に挿入した横断面略C字形状のイ
ンナーレールと、上記両レールの両側屈折縁間でボール
を回転自在に保持する横断面略コ字形状のボールリテー
ナーとからなり、引出し等の取付けに用いて好適なサス
ペンションレールに関する。
《従来の技術》 従来サスペンションレールにおいて、第5図、第6図に
示した如く、アウターレールaの基板前方部内面にあっ
て、一端が移動可能となるよう、ボールリテーナーb側
に凸曲せしめた弾性材からなるリテーナースプリングc
を取付けておき、上記アウターレールaよりインナーレ
ールdを抜き出した状態で、ボールリテーナーbが当該
リテーナースプリングcと弾性的に接触せしめておくこ
とにより、ボールリテーナーbをアウターレールaの前
方位置に保持せしめ、次にアウターレールaにインナー
レールdを挿入する際、ボールリテーナーbが不本意に
後方へ逃げてしまうのを阻止し、このことでアウター、
インナー両レールa、dの両側屈折縁a′、a′、
d′、d′間にボールe……を回転自在に保持できるよ
う構成したもの(実開昭58-47248号公報)は知られてい
る。
しかしながら、上述サスペンションレールによれば、ボ
ールリテーナーbが、リテーナースプリングcを取付け
た位置に来ると、該リテーナースプリングcがボールリ
テーナーbを下面から圧迫する力fが第5図中矢印で示
した方向に働き、この力fにてボールリテーナーbを仮
固定状態とするものであるから、上記力fはボールリテ
ーナーb自体を持ち上げることとなり、この力fと同時
に、ボールe……を持ち上げようとする力gが図示の矢
印方向、つまりボールeが両レールa、dの屈折縁
a′、d′から押し出される方向に働くこととなるので
この力gがボールeの円滑な回転に対して支障となり、
このことがボールリテーナーbの移相原因の一つとなる
といった問題点がある。
《考案が解決しようとする課題》 本考案は上述従来の問題点を解消しようとしたもので、
アウターレールよりインナーレールを抜き取った状態
で、ボールリテーナーの凹溝の側壁内面を、アウターレ
ールに取付けたリテーナーバネで圧迫するよう構成する
ことによって、リテーナーバネの圧迫力がリテーナー内
だけに収まって、外部に逃出しないようにしこれにより
他の部品への影響が発生し難いようにして、アウターレ
ールにインナーレールを挿入する際、ボールリテーナー
がアウターレールの前方位置に仮固定でき、かつ円滑な
スライドを保証しようとするのが、その目的である。
《課題を解決する為の手段》 即ち本考案は、相互に摺動自在に挿入した横断面略C字
形状のアウターレール、インナーレールと、上記両レー
ルの両側屈折縁間でボールを回転自在に保持する横断面
略コ字形状のボールリテーナーとからなるサスペンショ
ンレールにおいて、上記ボールリテーナーの略中央部
に、上記アウターレール側に開口する凹溝を形成し、一
方上記アウターレールの基板前方部内面にリテーナーバ
ネを取付け、該リテーナーバネを、上記ボールリテーナ
ーの凹溝における側壁内面に弾接することにより、ボー
ルリテーナーを横方向へ圧迫付勢して構成し、上記問題
点を解決したのである。
《実施例》 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれば、第1
図ないし第4図に示したように、アウターレール1とイ
ンナーレール2は何れも横断面略C字形状に、夫々の基
板1a、2aの横幅方向の両側部に屈折縁3、3、4、4を
長手方向へ設けて、相互に長手方向への摺動が自在とな
るように挿入可能な構成となっている。
上記両レール1、2の屈折縁3、3、4、4間でボール
5……を回転自在に保持するボールリテーナー6は、横
断面略コ字形状に形成された中央部から、両側へ基板6a
が横幅方向にて延出され、その両側端に夫々曲立されて
いる複数個の側板6b……に夫々ボール保持用孔6c……が
穿設され、上記ボール5が回転自在なるようにこのボー
ル保持用孔6c……に嵌合保持されている。
又、上記両レール1、2における各屈折縁3、3、4、
4のボール5……を嵌合する凹溝条3a、3a、4a、4aは、ボ
ール5の外周曲率と略同一曲率を有する円弧面に形成さ
れており、該凹溝条3a,4aにボール5が第2図において
上下方向へ離脱することなく嵌合され、各凹溝条3a、4a
に沿って、その長さ方向へ転動することによりアウター
レール1、インナーレール2が相対向状態にて長手方向
へ摺動自在となっている。
更に前記の如く上記ボールリテーナー6の基板6aにあっ
て、その幅方向略中央部は、横断面略コ字形状となって
おり、従って上記アウターレール1側に向けて開口する
凹溝7が長手方向に形成されることとなる。
一方、上記ボールリテーナー6に対して、上記アウター
レール1における基板1aの前方内面には、リテーナーバ
ネ8が、上記ボールリテーナー6の凹溝7に内装可能な
るよう配設してあり、上記凹溝7の側壁内面7a、7bに上
記リテーナーバネ8を弾発的に当接させてあり、これに
よりボールリテーナー6がアウターレール1の前方位置
にあって仮固定可能となるよう構成されている。
上記リテーナーバネ8としては、第1、第2図に示した
如く、バネ鋼からなる基板8aの左右両側に、長手方向中
央を基板8aから切離して、夫々上記凹溝7の側壁内面7
a、7bに向けて弯曲させることにより、バネ性を付与した
帯状のバネ板8b、8bが2個対称に設けるようにしても、
又図示例の如く双方ではなしに、基板8aの何れか一側に
だけ、上記バネ板8aを設けるようにしたり、更には第3
図、第4図に示した如き、コイルバネ8c等を用いるよう
にしてもよい。
上記バネ板8bによるものは、基板8aを、上記アウターレ
ール1の基板1a内面に重合状態として、図示例の如く、
基板1aから切り起した舌状片9、9、又は図示しないビ
ス等にてアウターレール1の内面に固定し、上記ボール
リテーナー6における凹溝7の両側壁内面7a、7bもしく
は一方の側壁内面7a又は7bに、上記バネ板8b、8bの双方
を、または、その何れか一方を直接、弾発的に接触させ
るのである。
又、コイルバネ8cを使用する場合は、上記アウターレー
ル1における基板1aの前方部に2個のガイド孔10、10を
横幅方向へ長く、かつ同一直線状に貫通し、該ガイド孔
10、10に摺動自在なるよう適合する係合脚部11a、11aが下
面から一体に垂設されてなる2個の押圧子11、11を、夫
々横方向へ移動自在にして、上記係合脚部11a、11aが上
記ガイド孔10、10に係嵌することによって、アウターレ
ール1に取付け、該両押圧子11、11間に上記コイルバネ8
cを介在し、該コイルバネ8cにより、上記両押圧子11、11
を、上記凹溝7の両側壁内面7a、7bに弾発的に接触させ
るのである。
ここで、コイルバネ8cの脱落防止手段として、上記両押
圧子11、11の対向面に凹孔11bを夫々横向きに凹設し、該
凹孔11b、11bにコイルバネ8cの端部を嵌合するようにす
るのがよい。
上記構成のものを用いて図示しないキャビネットに引出
しを取付けるときは、キャビネットの側板内面に前記ア
ウターレール1を前後方向に長く水平に固定し、これと
対応するよう引出しの側板外面に前記インナーレール2
を前後方向に長く水平に固定し、アウターレール1の前
端からインナーレール2の後端を挿入することにより、
上記両レール1、2は相互へ前後方向へ摺動自在に組み
付けられ、両レール1、2の摺動ストロークの範囲内
で、引出しは出し入れ自在に取付けられる。
引出しを所定ストローク以上引出すことでキャビネット
から抜きとることができるが、この際、アウターレール
1からインナーレール2を抜き出すと、該インナーレー
ル2と共にボールリテーナー6は前方へ摺動し、リテー
ナーバネ8のバネ力に抗して、ボールリテーナー6の凹
溝7の側壁内面7a、7bにリテーナーバネ8が直接、又は
間接的に弾接されるのであり、これによりボールリテー
ナー6はアウターレール1の前方位置に仮固定され、イ
ンナーレール2だけがアウターレール1から抜き取るこ
とができる。
上述のように抜き取ったインナーレール2を、アウター
レール1の前端部から挿入すると、該インナーレール2
は、前方位置に仮固定されているボールリテーナー6と
相互に挿入組み込まれ、更にインナーレール2を挿入す
ると、凹溝7の側壁内面7a、7bとリテーナーバネ8との
弾接が解かれ、ボールリテーナー6とアウターレール1
の仮固定は解除され、該ボールリテーナー6はインナー
レール2と共にアウターレール1に沿って摺動すること
となる。
《考案の効果》 本考案に係るサスペンションレールは上記の如く構成さ
れるものであるから、基本的には、リテーナーバネ8で
ボールリテーナー6を圧迫して該ボールリテーナー6を
アウターレール1の前方部位に仮固定させるが、この際
ボールリテーナー6を圧迫する方向が、第2図、第3図
に矢印iで示す横方向であり、このような圧迫であれ
ば、リテーナーバネ8の圧迫する力が、ボールリテーナ
ー6内でけに収まって、アウター、インナー両レール
1、2の屈折縁3、3、4、4に対してボール5は第2
図に矢印jで示す横方向に圧迫され、上方外側へ逃げよ
うとしないので、他の部品へ影響は出にくく、よって、
従来例の問題点を解消できることとなり、摺動を円滑な
らしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサスペンションレールの実施例を
一部切欠して示す分解斜視図、第2図は同実施例の組み
付け状態の横断面図、第3図は他の実施例を示す横断面
図、第4図は第3図におけるIV-IV線矢視縦断側面図、
第5図、第6図は従来のサスペンションレールを夫々示
す横断面図と一部の分解斜視図である。 1……アウターレール 2……インナーレール 3,4……屈折縁 5……ボール 6……ボールリテーナー 7……凹溝 7a、7b……凹溝の側壁内面 8……リテーナーバネ 11……押圧子

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に摺動自在に挿入した横断面略C字形
    状のアウターレール、インナーレールと、上記両レール
    の両側屈折縁間でボールを回転自在に保持する横断面略
    コ字形状のボールリテーナーとからなるサスペンション
    レールにおいて、上記ボールリテーナーの略中央部に上
    記アウターレール側に開口する凹溝を形成し、一方、上
    記アウターレールの基板前方部内面にリテーナーバネを
    取付け、該リテーナーバネを、上記ボールリテーナーの
    凹溝における側壁内面に弾接することにより、ボールリ
    テーナーを横方向へ圧迫付勢せしめてなるサスペンショ
    ンレール。
  2. 【請求項2】リテーナーバネが、ボールリテーナーの凹
    溝の両側壁内面を圧迫するよう弯曲形成されている請求
    項1記載のサスペンションレール。
  3. 【請求項3】リテーナーバネが、ボールリテーナーの凹
    溝の一側壁内面を圧迫するよう弯曲形成されている請求
    項1記載のサスペンションレール。
  4. 【請求項4】リテーナーバネが、アウターレールに摺動
    自在に取付けた2個の押圧子間に介在され、該押圧子を
    介在してボールリテーナーの凹溝の両側壁内面を圧迫す
    るよう形成されている請求項1記載のサスペンションレ
    ール。
JP296088U 1988-01-13 1988-01-13 サスペンションレール Expired - Lifetime JPH0625701Y2 (ja)

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JP296088U JPH0625701Y2 (ja) 1988-01-13 1988-01-13 サスペンションレール

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JP296088U JPH0625701Y2 (ja) 1988-01-13 1988-01-13 サスペンションレール

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JPH01108424U JPH01108424U (ja) 1989-07-21
JPH0625701Y2 true JPH0625701Y2 (ja) 1994-07-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014064848A1 (ja) * 2012-10-26 2014-05-01 テイ・エス テック株式会社 スライドレール機構及び車両用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014064848A1 (ja) * 2012-10-26 2014-05-01 テイ・エス テック株式会社 スライドレール機構及び車両用シート

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JPH01108424U (ja) 1989-07-21

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