JPH06256174A - 磁気鎮痛消炎シートおよびその製造方法 - Google Patents

磁気鎮痛消炎シートおよびその製造方法

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JPH06256174A
JPH06256174A JP5041011A JP4101193A JPH06256174A JP H06256174 A JPH06256174 A JP H06256174A JP 5041011 A JP5041011 A JP 5041011A JP 4101193 A JP4101193 A JP 4101193A JP H06256174 A JPH06256174 A JP H06256174A
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JP
Japan
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magnetic
analgesic
layer
sheet
inflammatory
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Pending
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JP5041011A
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English (en)
Inventor
Naoki Miyaguchi
直樹 宮口
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】腰痛・肩凝り等の神経痛や筋肉痛に対して、磁
気による鎮痛効果を有効に利用することのできる構造の
湿布剤を提供すること。 【構成】この鎮痛消炎シートは、ベースとなる布地1、
磁性体層2、粘着性物質層3、及びポリエチレンシート
4から構成されている。磁性体層2としては、種々のフ
ェライトの粉末が使用できるが、コバルト等に金メッキ
をした磁性体粉末が好ましい。このようなフェライトの
粉末をプリント印刷等によって、前記布地1に付着させ
て形成し、0.5 ガウス以上に着磁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腰痛・肩凝り等の神経
痛や筋肉痛の鎮痛と消炎を目的とする湿布剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている湿布剤としては、
伸縮性のある布地の片面に、鎮痛消炎効果を有する薬剤
を有効量混入して粘着性物質を塗布したものが一般的で
あり、このような湿布剤は粘着性物質の塗布面を患部に
当てて、そのまま使用したり、粘着テープを用いて貼り
つけたりして使用されている。
【0003】また、磁力線が、腰痛や肩凝り等に対する
効果が得られることが、従来より知られており、例え
ば、直径5mm・厚さ2mm程度の円板状の磁石を患部に粘
着テープを用いて貼付するタイプの磁気治療器も知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような薬剤による湿布の効果と磁気治療器による効果
の双方の効果を併せ持つような鎮痛消炎剤があれば、薬
剤と磁気による相乗効果が期待できるので、出願人は、
実願平3−95152の出願において、磁気による効果
と薬剤による効果とが得られる鎮痛消炎湿布剤を提案し
たものである。
【0005】しかし、これは磁性体を布地等のベースに
担架する手段として、粘着性物質に混入するという手段
を講じたので、粘着部分と磁気効果のある部分とが必ず
一致するため、特定の部位に磁気効果を及ぼそうという
場合に適さないという問題があった。また、磁性体は粘
着性物質の中に混在するので、磁気が分散し、有効な磁
気による治療効果が得られにくいという問題があった。
【0006】本発明は、磁気による鎮痛効果を有効に利
用することのできる構造の湿布剤と、その製造方法とを
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の鎮痛消炎シート
においては、布地と、磁性粉末を前記布地の片面にプリ
ント印刷して形成した磁性体層と、該磁性体層の表面に
塗布形成された粘着性物質層とから構成するという手段
を講じた。また、前記粘着性物質層に、鎮痛消炎効果を
有する薬剤を混合させてもよい。
【0008】また、本発明の製造方法においては、ま
ず、布地に、磁性粉末をプリント印刷工程によって付着
させて磁性体層を形成し。その後に、粘着性物質を塗布
して粘着性物質層を形成した。
【0009】
【作用】本発明の鎮痛消炎シートでは、布地に、磁性粉
末を前記布地の片面にプリント印刷して磁性体層を形成
したので、この磁性体を帯磁させることにより、磁気に
よる効果が得られる。また、前記磁性体層の表面に粘着
性物質層を塗布形成したので、身体の所望の表面に粘着
させることができる。
【0010】また、磁性体層と粘着性物質層とは分離さ
れているので、磁性体の磁力を分散させることがなく、
高い磁束密度が得られる。また、本発明の製造方法で
は、布地に、磁性粉末をプリント印刷工程によって付着
させて磁性体層を形成した後に、粘着性物質を塗布して
粘着性物質層を形成することにより、磁性体層と粘着性
物質層とは分離されているので、磁性体の部分を粘着性
物質層の部分と無関係に形成することができる。例え
ば、特定の模様状に磁性体をプリントすることも可能で
あり、患部の形状に合わせた形状の磁性体層を形成する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の鎮痛消炎シートとその製造
方法とを図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
による鎮痛消炎シートの断面図、図2は同鎮痛消炎シー
トの平面図である。
【0012】図において、1はベースとなる布地、2は
磁性体層、3は粘着性物質層、4はポリエチレンシート
である。
【0013】布地1としては伸縮性のある不織布が適し
ているが、それに限らず種々のシート材が使用できる。
磁性体層2としては、種々のフェライトの粉末が使用で
きるが、コバルト等に金メッキをした磁性体粉末が好ま
しい。このようなフェライトの粉末をプリント印刷等に
よって、前記布地1に付着させて形成する。粘着性物質
層3としては、天然ゴムや酸化亜鉛を含む粘着性樹脂等
の粘着性物質だけでもよいが、ポリアクリル酸ナトリウ
ム,ソルビトール,プロピレングリコール,ゼラチン等
を含んだ薬剤や、l−メントール0.5 g 、dl−カンフル
1.0g 、およびハッカ油0.5 g を有効成分として含有す
る鎮痛消炎効果をもつ薬剤を混入した粘着性物質を用い
てもよい。
【0014】前記ポリエチレンシート4によって前記薬
剤が混入された粘着性物質層3の乾燥を防止する。
【0015】あお、前記構造の鎮痛消炎シート5を製造
するときには、前記磁性体層2はプリント印刷によって
前記布地1に付着させる。即ち、プリント印刷のインク
の代わりに、磁性体粉末を接着材成分と混合したものを
用いて、通常のプリント印刷工程で印刷するのである。
そして、上記構成の鎮痛消炎シート5を得た後に、強い
磁界を加えて前記磁性体層2を、0.5 ガウス以上に着磁
するのである。
【0016】以上のような構成の鎮痛消炎シート5を適
当な寸法に裁断して用いる。
【0017】以上のようにして製造した鎮痛消炎シート
を適当な形状に裁断等して、ポリエチレンシート4を剥
がして、患部に貼付すると、粘着性物質層3によって患
部に貼り付いて離れない。そして、0.5 ガウス以上の磁
力を備えた磁性体層2によって形成される磁場が、皮下
の組織に作用して患部の鎮痛および消炎の効果が得られ
る。
【0018】布地1として伸縮性の高い素材を用いるこ
とにより、関節等の部位に貼付しても剥がれにくい。
【0019】このようにして、上記鎮痛消炎シートによ
れば、粘着性物質層3による薬剤の作用効果と、磁性体
層2による磁気効果の相乗効果も得られるので、優れた
鎮痛消炎効果が得られるのである。そして、磁性体層が
形成された領域を粘着性物質層が塗布された領域より一
回り小さくすることによって、この鎮痛消炎シートが身
体から剥がれにくくなるという効果も得られるととも
に、必要な領域にのみ磁性体を使用することによって、
磁性体粉末を有効に利用できるという効果も得られる。
【0020】また、図2に示したように、磁性体層が形
成された領域を飛び飛びに形成することによって、使用
するときは、それぞれの領域を切り離して使用すること
ができる。
【0021】なお、図3に示した例においては、布地1
に磁性体層6が形成されており、前記磁性体層6には粘
着性物質を含んでいてもよく、更には薬剤を含んでいて
もよいのであって、上記実施例の構成に限定されるもの
ではない。薬剤を含有していなくても、磁性体層6によ
って磁気効果は得られるのである。その他、布地の両面
に磁性体層と粘着性物質層を形成してもよい。また、前
記磁性体層を形成するときには、プリント印刷に限ら
ず、吹きつけて付着形成してもよく、塗布して形成して
もよい。
【0022】
【発明の効果】このようにして、本発明の鎮痛消炎シー
トによれば、磁性体層と粘着性物質層とを分離して形成
したので、強い磁界を得ることが可能となるという効果
が得られる。また、所望の部位に磁性体層を形成するこ
とができるので、種々の要求に応じた形状の鎮痛消炎シ
ートを提供することができる。
【0023】また、本発明の鎮痛消炎シートの製造方法
によれば、上記効果の得られる鎮痛消炎シートを、プリ
ント印刷によって容易に製造することが可能となるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鎮痛消炎シートの断面図である。
【図2】前記鎮痛消炎シートの平面図である。
【図3】本発明による別実施例の鎮痛消炎シートの断面
図である。
【符号の説明】
1 ベースとなる布地 2 磁性体層 3 粘着性物質層 6 磁性体層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布地と、磁性粉末を前記布地の片面に付着
    形成してなる磁性体層と、該磁性体層の表面に形成され
    た粘着性物質層とから構成されていることを特徴とする
    鎮痛消炎シート。
  2. 【請求項2】布地と、磁性粉末を前記布地の片面に付着
    形成してなる磁性体層と、鎮痛消炎効果を有する薬剤と
    粘着性物質とが前記磁性体層の表面に形成された粘着性
    物質層とから構成されていることを特徴とする鎮痛消炎
    シート。
  3. 【請求項3】布地と、磁性粉末と粘着性物質とが混成さ
    れてなる磁性粘着層とから構成されていることを特徴と
    する鎮痛消炎シート。
  4. 【請求項4】布地に、磁性粉末をプリント印刷工程によ
    って付着させて磁性体層を形成した後に、粘着性物質を
    塗布して粘着性物質層を形成することを特徴とする磁気
    鎮痛消炎シートの製造方法。
JP5041011A 1993-03-02 1993-03-02 磁気鎮痛消炎シートおよびその製造方法 Pending JPH06256174A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR960030957A (ja) * 1995-02-23 1996-09-17
JP2010013372A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Toyo Aluminum Ekco Products Kk 磁気貼着シート
JP2011046702A (ja) * 2009-07-31 2011-03-10 Toshihiko Yayama 鎮痛部材及びこの鎮痛部材を備える鎮痛貼付材
DE102017211207A1 (de) * 2017-06-30 2019-01-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Bauelement zum Führen, insbesondere Abschirmen, eines Magnetfelds, insbesondere für ein Kraftfahrzeug, sowie Spuleneinrichtung für ein Kraftfahrzeug

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JP2011046702A (ja) * 2009-07-31 2011-03-10 Toshihiko Yayama 鎮痛部材及びこの鎮痛部材を備える鎮痛貼付材
DE102017211207A1 (de) * 2017-06-30 2019-01-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Bauelement zum Führen, insbesondere Abschirmen, eines Magnetfelds, insbesondere für ein Kraftfahrzeug, sowie Spuleneinrichtung für ein Kraftfahrzeug

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