JPH06256013A - 硼酸亜鉛の製造方法 - Google Patents

硼酸亜鉛の製造方法

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JPH06256013A
JPH06256013A JP7848393A JP7848393A JPH06256013A JP H06256013 A JPH06256013 A JP H06256013A JP 7848393 A JP7848393 A JP 7848393A JP 7848393 A JP7848393 A JP 7848393A JP H06256013 A JPH06256013 A JP H06256013A
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zinc
zinc borate
boric acid
zinc oxide
borate
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Toku Toda
徳 戸田
Tatsuo Yazaki
達雄 矢崎
Hideo Hibino
秀夫 日比野
Kenji Ishida
健治 石田
Kiyomi Nakagaki
清美 中垣
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HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
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HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水分量および可溶性塩類が少なく、陶磁器用
の融剤、硼珪酸ガラスの原料、難燃化剤、抗菌剤、抗ダ
ニ剤等として有用な硼酸亜鉛を、乾式法によって効率よ
く且つ簡単に製造することのできる方法を提供すること
を目的とする。 【構成】 粒子径が0.1μm以下である酸化亜鉛(ま
たは水酸化亜鉛、塩基性炭酸亜鉛もしくは活性亜鉛華)
1モルに対して、硼酸および/もしくは三酸化二硼素を
硼酸換算で1〜1.5モル使用し、これらを均一に混合
してから、700〜980℃で焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硼酸亜鉛の製造方法に関
し、本発明によって得られる硼酸亜鉛は陶磁器用の融
剤、硼珪酸ガラスの原料、難燃化剤、抗菌剤、抗ダニ剤
等として有用である。
【0002】
【従来の技術】硼酸亜鉛の製法としては、従来より湿式
法と共融法とが知られている。湿式法としては、硼酸の
飽和溶液に塩基性炭酸亜鉛を加えて煮沸した後放置して
結晶させる方法や、過剰量の四硼酸ナトリウム溶液に硫
酸亜鉛を加えて沈殿させる方法がある(ZINC CH
EMICALS M.FARNSWORTH C.H.
KLINE A STUDY COMMISSIONE
D BY THEINTERNARIONAL LEA
D ZINC RESERCHORGANAIZATI
ON INC.P.131, 1973)。一方、共融
法としては、酸化亜鉛と三酸化二硼素とを共融させるこ
とによって得る方法が知られている。
【0003】また硼酸亜鉛は溶融効果が大きいので、こ
れを陶磁器用の融剤として使用すると、従来の硼酸フリ
ット等を使用した場合に比べて使用量を半分以下に低減
することができ、これによりタイル等の軽量化を増進し
得るばかりでなく、硼酸亜鉛は白色粉末であって水に不
溶性であるため、スリップ中に沈殿物を生じることがな
く、また熱膨張係数が小さいので貫入に対して安定であ
り、更には焼成温度域が広いので製品の歩留を高めるこ
とができ、また光沢が良好で透明度の高い釉面が得られ
るなど、焼成後の性質も改善され、コスト的にも有利で
あるといわれている(W.M.JACKSON CHR
AMIC BULETIN Vol.68,No.1,
87, 1989)。
【0004】しかしながら、上記の様な方法によって得
られる従来の硼酸亜鉛は、陶磁器用の融剤として必ずし
も満足し得るものとはいえない。即ち、湿式法によって
得られる硼酸亜鉛の組成は、酸化亜鉛分38〜40%、
三酸化二硼素45〜48%、水分13〜16%、可溶性
塩類5〜15%であり、この様に水分や可溶性塩類を多
量含む硼酸亜鉛を陶磁器用の融剤として釉調合物に混合
すると、スリップ中に沈殿物を生じたり、釉調合物の組
成が変化して焼成後の釉面や顔料に悪影響を与えること
もある。加えて、この方法は湿式法であるため硼酸亜鉛
としての収率も満足し得るものとはいえない。
【0005】一方、共融法によって得られる硼酸亜鉛は
ガラス状として得られるので作業性が悪く、また陶磁器
用の融剤として使用した場合も貫入に対して安定性を欠
き且つ光沢の良好な釉面も得られにくいといった難点が
ある。
【0006】また、単に硼酸とフランス法等によって得
られる一般の酸化亜鉛(粒子径0.2〜0.5μm)を
混合して焼成する方法では、焼成前に硼酸と酸化亜鉛を
十分均一に混合しておく必要があるが、これらを事前に
均一に混合することは意外に困難であって、得られる硼
酸亜鉛は混合不足により不均一なものとなり易い。加え
て焼成反応を完結させるには930度以上の高温を採用
する必要があり、また焼成過程では徐々にゆっくりと昇
温させる必要があるので、焼成に非常に長時間を要する
という欠点も指摘される。
【0007】加えて硼酸亜鉛を焼成する時に生成する遊
離の硼素分が窯を傷めたり、或は製造される硼酸亜鉛の
品質が一定になりにくいという傾向もあり、釉面にビー
ディングやピンホール、気泡等の欠陥を生じることも多
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来技術の問題点に着目してなされたものであって、そ
の目的は、可溶性塩類や水分の含有量が少なく、且つ品
質が安定しており、陶磁器用の融剤等として優れた性能
を発揮し得る硼酸亜鉛を効率よく安価に製造することの
できる方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明に係る硼酸亜鉛の製法は、粒子径が0.
1μm以下である酸化亜鉛1モルに対して、硼酸および
/もしくは三酸化二硼素を硼酸換算で1〜1.5モル使
用し、これらを均一に混合してから、700〜980℃
で焼成するところに要旨を有するものである。
【0010】尚上記方法を実施するに当たっては、酸化
亜鉛に代えて水酸化亜鉛、塩基性炭酸亜鉛もしくは活性
亜鉛華を使用することも有効である。また本発明によっ
て得られる硼酸亜鉛は、特に陶磁器用の融剤として有用
である。
【0011】
【作用】本発明では、上記の様に粒子径が0.1μm以
下である酸化亜鉛(または水酸化亜鉛、塩基性炭酸亜鉛
もしくは活性亜鉛華)1モルに対して、硼酸および/も
しくは三酸化二硼素を硼酸換算で1〜1.5モル使用
し、これらを均一に混合してから、700〜980℃で
焼成するものであり、これにより焼成前の硼酸および/
または三酸化二硼素と均一に混合し易くし、それにより
短時間の処理で均一に混合可能にするとともに、焼成を
低温且つ短時間で可能にし、ひいては焼成後の組成を均
一にすると共に水分や可溶性塩類の少ない硼酸亜鉛を製
造することが可能となる。
【0012】本発明においては、一次粒子径が0.1μ
m以下の酸化亜鉛と、硼酸および/または三酸化二硼素
を使用する。酸化亜鉛の代わりに水酸化亜鉛、塩基性炭
酸亜鉛もしくは活性亜鉛華を使用することも可能であ
る。そこで、以下の説明では、硼酸および/または三酸
化二硼素を硼酸類と称し、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、塩基
性炭酸亜鉛もしくは活性亜鉛華を亜鉛華類と称すことに
する。
【0013】本発明を実施するに当たっては、まず亜鉛
華類として粒子径が0.1μm以下の微粒子を使用する
ことが重要となる。しかるに、従来の酸化亜鉛等の粒子
径は通常0.2〜0.5μm程度であり、この様に比較
的粗粒のものを使用すると、焼成前における硼酸類との
混合が不十分となって均一な焼成物が得られ難くなり、
前述の如く焼成反応不足による可溶性塩類や水分量の増
大といった難点を解消することができなくなる。
【0014】ところが、粒子径が0.1μm以下の微粒
子状の亜鉛華類を使用すると、焼成前の硼酸類との混合
を短時間で均一に行うことができ、その結果、焼成を比
較的低温で万遍なく均一に行うことができ、それにより
水分や可溶性塩類の少ない硼酸亜鉛を焼成物として容易
に得ることができる。
【0015】また、亜鉛華類と硼酸類との配合比率は、
亜鉛華類1モルに対して硼酸類を硼酸換算で1〜1.5
モル、より好ましくは1.1〜1.4モルの範囲とする
ことが必要であり、硼酸類の配合比率が相対的に多過ぎ
る場合は、可溶性塩類が多くなり、一方亜鉛華類の配合
量が相対的に多過ぎる場合は、焼成物中の硼酸亜鉛の量
が不足気味となって、陶磁器用の融剤等としての優れた
機能を発揮できなくなる。
【0016】本発明を実施するに当っては、まず硼酸類
と亜鉛華類とを所定量秤量して予め均一に混合する。混
合所要時間は、混合装置の混合性能によっても変わって
くるので一律に決めることはできないが、通常は30分
乃至1時間程度で十分である。尚、回転窯等の様に混合
機能を備えた焼成窯を使用する場合は、必ずしも予め混
合しておかなくともよい。
【0017】次いでこの混合物を700〜980℃、よ
り好ましくは750〜900℃で焼成する。焼成温度が
700℃未満では固相反応が十分に進行せず、未反応物
として多量の硼酸類がそのまま可溶性塩類として残存す
るため本発明の目的を果たすことができない。一方98
0℃を超える高温になると、焼成物がガラス状となり、
生成する硼酸亜鉛が細かく均一に分散し難くなって作業
性が悪化し、且つ陶磁器用の溶剤して用いた場合にも、
本発明で期待される様な優れた機能を発揮できなくな
る。
【0018】焼成時間は特に限定されないが、好ましい
のは30分乃至24時間、より好ましくは1時間乃至6
時間の範囲であり、30分未満では焼成が不十分になる
傾向があり、24時間を超えて長時間焼成しても焼成反
応はそれ以上進行しないので経済的に無駄である。
【0019】かくして得られる焼成物は、粉末状の硼酸
亜鉛であり、未反応物である硼酸類や水分を殆ど含ま
ず、陶磁器用の融剤として非常に優れた性能を発揮する
ばかりでなく、硼珪酸ガラスの原料、難燃化剤、抗菌
剤、抗ダニ剤等として優れた性能を発揮する。
【0020】以下、実施例を挙げて本発明の構成及び作
用効果をより具体的に説明するが、本発明はもとより下
記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記
の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施する
ことも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に含まれる。
【0021】
【実施例】
実施例1 平均粒子径0.05μmの微粒子状酸化亜鉛45kgと
硼酸55kgを、予め混合することなくロータリーキル
ンを用いて混合しながら800℃で3時間焼成し、75
kg(収率99%)の硼酸亜鉛を得た。この硼酸亜鉛の
組成は、酸化亜鉛59%、三酸化二硼素40%、水分
0.1%、可溶性塩類1%であった。
【0022】実施例2 平均粒子径0.05μmの微粒子状活性亜鉛華45kg
と硼酸55kgを予めモルタルミキサーで30分間混合
し、電気窯を用いて900℃で6時間焼成し、75kg
(収率99%)の硼酸亜鉛を得た。この硼酸亜鉛の組成
は、酸化亜鉛59%、三酸化二硼素40%、水分0.1
%、可溶性塩類1%であった。
【0023】実施例3 平均粒子径0.05μmの微粒子状活性亜鉛華69kg
と三酸化二硼素31kgを予めモルタルミキサーで30
分間混合し、電気窯を用いて750℃で3時間焼成し、
99kg(収率99%)の硼酸亜鉛を得た。この硼酸亜
鉛の組成は、酸化亜鉛59%、三酸化二硼素41%、水
分0%、可溶性塩類0%であった。
【0024】実施例4 平均粒子径0.05μmの微粒子状水酸化亜鉛50kg
と硼酸50kgを、予め混合することなくロータリーキ
ルンを用いて混合しながら800℃で3時間焼成し、6
8kg(収率99%)の硼酸亜鉛を得た。この硼酸亜鉛
の組成は、酸化亜鉛58%、三酸化二硼素40%、水分
0.2%、可溶性塩類2%であった。
【0025】実施例5 平均粒子径0.05μmの微粒子状塩基性炭酸亜鉛56
kgと硼酸44kgを予めモルタルミキサーで30分混
合し、電気窯を用いて900℃で6時間焼成し、60k
g(収率99%)の硼酸亜鉛を得た。この硼酸亜鉛の組
成は、酸化亜鉛58%、三酸化二硼素40%、水分0.
2%、可溶性塩類1%であった。
【0026】比較例1 平均粒子径0.3μmの粗粒炭酸亜鉛45kgと硼酸5
5kgを予めモルタルミキサーで2時間混合し、電気窯
を用いて900℃で24時間焼成し、73kg(収率9
8%)の硼酸亜鉛を得た。得られた生成物の組成は、酸
化亜鉛61%、三酸化二硼素39%、水分0.1%、可
溶性塩類9%であった。
【0027】比較例2 平均粒子径0.05μmの微粒子状酸化亜鉛45kgと
硼酸55kgを予めモルタルミキサーで2時間混合し、
電気窯を用いて600℃で24時間焼成し、73kg
(収率98%)の硼酸亜鉛を得た。得られた生成物の組
成は、酸化亜鉛61%、三酸化二硼素39%、水分0.
2%、可溶性塩類21%であった。
【0028】比較例3 平均粒子径0.05μmの微粒子状酸化亜鉛45kgと
硼酸55kgを、予めモルタルミキサーで2時間混合
し、電気窯を用いて900℃で24時間焼成し、75k
g(収率99%)の硼酸亜鉛を得た。得られた生成物の
組成は、酸化亜鉛61%、三酸化二硼素39%、水分
0.1%、可溶性塩類0.1%であったが、生成物はガ
ラス状化しており、均一に細かく粉砕し難いものであっ
た。
【0029】比較例4 硼酸41kgを100℃の水100リットルに溶解さ
せ、塩基性炭酸亜鉛21kgを加えてから十分に攪拌し
た後、2時間煮沸した。その後、一晩放置し結晶化させ
てから濾過すると、35kg(収率70%)の硼酸亜鉛
が得られた。
【0030】性能試験1 下記基本組成の釉に、上記実施例及び比較例で得た各硼
酸亜鉛を4%添加して均一に混合した後、壁タイル素地
に施釉して焼成した。 (釉基礎組成) 0.20 KNaO 0.43 CaO 0.27 ZnO 0.27 Al 2.66
SiO 0.10 BaO
【0031】その結果、実施例1〜5で得た硼酸亜鉛を
使用したものは、SK3aの良好な透明光沢釉が得られ
たのに対し、比較例1〜4で得た硼酸亜鉛を使用したも
のでは、釉面の色がばらつきを有し且つ光沢も乏しかっ
た。
【0032】性能試験2 下記基本組成の釉に、上記実施例及び比鮫例で得た各硼
酸亜鉛を4%添加して均一に混合した後、壁タイル素地
に施釉して焼成した。 (釉基礎組成) 0.25 KNaO 0.40 CaO 0.35 ZnO 0.30 Al 2.50
SiO 0.10 BaO
【0033】その結果、実施例1〜5で得た硼酸亜鉛を
使用したものは、良好な乳濁釉が得られたが、比較例1
〜4で得た焼成物を使用したものでは、釉面の色がばら
つきを有し且つ光沢も乏しかった。
【0034】性能試験3 下記基本組成の釉に、上記実施例1、比較例1及び比較
例4で得た各焼成物を4%添加して均一に混合した後、
壁タイル素地に施釉して10000枚づつ焼成した。 (釉基礎組成) 0.20 KNaO 0.43 CaO 0.27 ZnO 0.27 Al 2.66
SiO 0.10 BaO
【0035】その結果、実施例1で得た硼酸亜鉛を用い
て得たタイルの不良率はビーディング0.1%、ピンホ
ール0.2%、気泡0.2%、貫入0.1%であり、全
体としての不良率は0.6%であった。これに対し、比
較例1で得た酸化亜鉛を用いて得たタイルの不良率は、
ビーディング1.9%、ピンホール1.5%、気泡1.
1%、貫入1.0%で、全体としての不良率は5.5
%、比較例2で得た酸化亜鉛を用いて得たタイルの不良
率は、ビーディング6.0%、ピンホール3.9%、気
泡5.2%、貫入4.8%で、全体としての不良率は1
9.9%、比較例3で得た酸化亜鉛を用いて得たタイル
の不良率は、ビーディング1.3%、ピンホール1.3
%、気泡1.4%、貫入1.2%で、全体としての不良
率は5.2%、比鮫例4で得た焼成物を用いて得たタイ
ルの不良率は、ビーディング4.2%、ピンホール3.
2%、気泡3.3%、貫入2.9%で、全体としての不
良率は13.6%であった。
【0036】尚、図1は実施例1〜5で得た硼酸亜鉛の
X線解折チャート、図2は比較例1で得た硼酸亜鉛のX
線解折チャート、図3は比鮫例4で得た硼酸亜鉛のX線
解折チャートを夫々示したものであり、これらの図を対
比すれば明らかである様に、本発明によって得た硼酸亜
鉛のX線解折チャートは、比較例で得たものに比べてい
非常にシャープであり、比較例で得たものに比べて不純
物量が非常に少なく、高純度のものであることが分か
る。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、水
分量および可溶性塩類が非常に少なく、陶磁器用の融
剤、硼珪酸ガラスの原料、難燃化剤、抗菌剤、抗ダニ剤
等として有用な硼酸亜鉛を、乾式法を採用して簡単な方
法で効率よく製造し得ることになった。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得た硼酸亜鉛のX線解折チャートを
示す図である。
【図2】比較例1で得た酸化亜鉛のX線解折チャートを
示す図である。
【図3】比較例4で得た酸化亜鉛のX線解折チャートを
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中垣 清美 愛知県名古屋市北区辻町1−8辻町住宅2 街区8棟303号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子径が0.1μm以下である酸化亜鉛
    1モルに対して、硼酸および/もしくは三酸化二硼素を
    硼酸換算で1〜1.5モル使用し、これらを均一に混合
    してから、700〜980℃で焼成することを特徴とす
    る硼酸亜鉛の製造方法。
  2. 【請求項2】 酸化亜鉛に代えて水酸化亜鉛を使用する
    請求項1記載の硼酸亜鉛の製造方法。
  3. 【請求項3】 酸化亜鉛に代えて塩基性炭酸亜鉛を使用
    する請求項1記載の硼酸亜鉛の製造方法。
  4. 【請求項4】 酸化亜鉛に代えて活性亜鉛華を使用する
    請求項1記載の硼酸亜鉛の製造方法。
  5. 【請求項5】 陶磁器用融剤して使用する硼酸亜鉛を製
    造する請求項1〜4のいずれかに記載の硼酸亜鉛の製造
    方法。
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