JPH06255288A - 刺繍体 - Google Patents

刺繍体

Info

Publication number
JPH06255288A
JPH06255288A JP6914793A JP6914793A JPH06255288A JP H06255288 A JPH06255288 A JP H06255288A JP 6914793 A JP6914793 A JP 6914793A JP 6914793 A JP6914793 A JP 6914793A JP H06255288 A JPH06255288 A JP H06255288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
embroidery
mount
substrate sheet
embroidered
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6914793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3318032B2 (ja
Inventor
Seiji Katano
誠次 片野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP06914793A priority Critical patent/JP3318032B2/ja
Publication of JPH06255288A publication Critical patent/JPH06255288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3318032B2 publication Critical patent/JP3318032B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体感に富む刺繍体を提供する。 【構成】 刺繍Aを施した薄くて可撓性のある基材シー
ト2と、この基材シート2の裏面に裏打ちされた剛性の
ある台紙3とからなる刺繍体1において、台紙3の端部
に傾斜部4を設けることにより、基材シート2の周囲に
除く部分を外側に高くする。端部に段差部を設けた台紙
を用いてもよいし、サイズの小さなパットを中芯とした
台紙を用いてもよい。基材シート2の周囲を除く部分、
すなわち刺繍Aを施した部分が外側に高く膨らんだ状態
になり、刺繍Aが立体感を持つようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のカード類、本や
アルバムの表紙、グリーティングカードなどの台紙類、
各種カバー等の広い用途に利用可能な刺繍体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の刺繍体としては、所定の
刺繍を施した布、和紙、不織布等の表装材の裏面に布、
厚紙、プラスチック板等の剛性材を裏打ちしたもの(実
開昭61−200277号公報参照)や、ベースシート
に不織布もしくは織布を貼り付けた複合シートに刺繍を
施し、これを別の紙や物品に貼り付けるようにしたもの
(実開昭63−167188号公報参照)が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた刺
繍体は、刺繍が周囲の布や和紙などの感じと相まってそ
れなりに豪華な雰囲気を出すものではあるが、平面台紙
に刺繍基材を貼り合わせたものであるため、全体が真っ
直ぐな平面状態になって立体感に劣るという欠点があっ
た。
【0004】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、立体感に富
む刺繍体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の刺繍体は、刺繍を施した薄くて可撓性のあ
る基材シートと、この基材シートの裏面に裏打ちされた
剛性のある台紙とからなる刺繍体において、基材シート
の周囲を除く部分を外側に高くしたことを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】上記構成からなる本発明の刺繍体では、基材シ
ートの周囲を除く部分、すなわち刺繍を設けた部分が外
側に高く膨らんだ状態になり、この膨らみが刺繍に立体
感を与えるように作用する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例としての刺繍体を
示す斜視図、図2は図1のX−Xにおける一部拡大断面
図である。
【0009】図1及び図2に示されるように、この刺繍
体1は、花柄など所望の刺繍Aを施した基材シート2
と、この基材シート2の裏面に裏打ちされた台紙3とで
構成されている。基材シート2としては、薄くて可撓性
があり平面状態で刺繍Aを施すことができるものであれ
ば何でもよく、例えば布、和紙、不織布、織布等の繊維
状シートのうち用途やデザイン上の観点から適宜のもの
が使用される。また、布、和紙、不織布、織布等の裏面
全体に樹脂シート、金属箔、紙等を貼り付けたものに刺
繍を施して基材シート2としてもよい。一方、台紙3と
しては剛性のあるものが適宜使用され、例えば厚紙、樹
脂板、樹脂を含浸させて剛性を持たせた布等を使用する
ことができる。
【0010】本実施例の刺繍体1は、図2に示すよう
に、四方の端部に沿って表側に傾斜部4を設けた台紙3
を使用しており、刺繍Aを施した若干大きめの基材シー
ト2にこの台紙3を裏打ちし、基材シート2の端部に折
返し部2aを設けて台紙3の裏面端部に接着している。
これにより、基材シート2の周囲端部に傾斜面2bが形
成でき、基材シート2の周囲を除く部分が外側(図では
上側)に高く膨らんだ状態になって刺繍Aが立体感を持
つようになっている。なお、基材シート2と台紙3は全
面接着してもよく、或いは必要な箇所だけ接着するよう
にしてもよい。また、場合によっては折返し部2aを設
けない形態としてもよい。
【0011】図3に示される実施例では、四方の端部に
沿って表側に段差部5を設けた台紙3を使用し、基材シ
ート2の折返し部2aを引っ張った状態で台紙3の裏側
に接着することにより、基材シート2の周囲に傾斜面2
bを形成して刺繍Aの設けられた部分を高くしている。
また、図4に示される実施例では、相似形の2枚の台紙
部材3a,3bを接着して端部に沿って段差部5を設け
た台紙3を使用している。
【0012】図5に示される実施例では、2枚の台紙部
材3a,3bの間にこれらと相似形で若干小さなパット
3cを中芯として挟持接着させた台紙3を使用し、外側
の台紙部材3aの端部をパット3cに沿って曲がった状
態で基材シート2を貼り合わせることにより基材シート
2の周囲を除く部分が上側に膨らんだ状態になるように
している。この場合、上側の台紙部材3aとして下側の
台紙部材3bの剛性より小さなものを選択しておけば、
上側の台紙部材3aの端部を容易に曲げることができ
る。
【0013】上記の刺繍体1は各種のカード類として好
適に使用されるが、本やアルバムの表紙、グリーティン
グカードなどの台紙類、各種カバー等に利用する場合に
は、見開きタイプとすればよい。例えば、グリーティン
グカードの台紙としては、図6に示すような刺繍体6が
好適に利用される。この刺繍体6は、刺繍Aを設けた表
表紙7とその一辺に連設させた裏表紙8とからなる見開
きタイプであり、このような見開きタイプの刺繍体6を
形成する好ましい手順について図7〜図14により説明
する。
【0014】まず、図7に示すように表表紙7となる2
枚の厚紙9,10と裏表紙8となる1枚の厚紙11を準
備し、図8に拡大して示すように2枚の厚紙9,10を
重ね合わせ接着剤11にて天地両辺を貼り合わせる。こ
こで、厚紙9には厚紙10より薄いものを使用し、その
剛性が低くなるようにする。次いで、刺繍を施した基材
シートである不織布13上に、図9に示す如く厚紙9,
10及び厚紙11を並べた状態で接着固定した後、図1
0に示すように、不織布13の上下両辺及び左右両辺を
折込み接着して縁折り部14〜17を形成する。続い
て、図11に示すように、上下両辺の縁折り部14,1
5の所定位置、具体的には厚紙9,10の境界付近に切
込18,19を入れ、厚紙9,10と相似形で若干小さ
いサイズのパット20を図12に示すようにして厚紙
9,10の間に挿入する。このパット20としてはコシ
のある材質のものを用いるとよい。しかる後、図13の
如く厚紙9,10とパット20を完全に重合し、図14
に示す如く見返し貼り21を内面全体に形成して工程を
完了する。このようにして図6に示す刺繍体6が形成さ
れるが、パット20により厚紙9がその端部で曲がって
傾斜するので、表表紙7における刺繍Aの施された面は
周囲を除く部分が外側に高く膨らんだ状態になり、刺繍
Aが立体感を持つようになるとともに、基材シートであ
る不織布13にしわが発生しない。また、見返し貼り2
1にはイラスト、メッセージ等を記入することもでき
る。
【0015】なお、上記の手順において、図10に示す
工程で左側の縁折り部16を形成せずに、この部分から
厚紙9,10の間にパット20を挿入した後で縁折り部
16を形成するようにしてもよいが、このようにする
と、縁折り部16は手作業にて折込み接着しなければな
らなくなり、作業能率が低下するのみならず、縁折り部
16に接着剤による汚れや折込みの際の曲がり、しわ等
が発生して不良の原因となりやすい。しかしながら、上
記の手順によれば、不織布13の上下両辺及び左右両辺
に縁折り部14〜17を機械貼りにより形成できるの
で、作業能率が良く、品質も安定する等の利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、刺繍を
施した薄くて可撓性のある基材シートと、この基材シー
トの裏面に裏打ちされた剛性のある台紙とからなる刺繍
体において、基材シートの周囲を除く部分を外側に高く
したので、基材シートの周囲を除く部分、すなわち刺繍
を設けた部分が膨らんだ状態になることから、刺繍が立
体感を持つようになりその高級感を一層増すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての刺繍体を示す斜視図
である。
【図2】図1のX−Xにおける一部拡大断面図である。
【図3】他の刺繍体の例を図2に対応して示す断面図で
ある。
【図4】他の刺繍体の例を図2に対応して示す断面図で
ある。
【図5】他の刺繍体の例を図2に対応して示す断面図で
ある。
【図6】見開きタイプの刺繍体を示す斜視図である。
【図7】図6の刺繍体を構成する厚紙を示す斜視図であ
る。
【図8】図7のY−Yにおける一部拡大断面図である。
【図9】厚紙を基材シートに載せた状態を示す斜視図で
ある。
【図10】縁折り部を形成した状態を示す斜視図であ
る。
【図11】縁折り部に切込を形成した状態を示す斜視図
である。
【図12】厚紙の間にパットを挿入する状態を示す斜視
図である。
【図13】厚紙とその間に挿入したパットを完全に重合
した状態を示す斜視図である。
【図14】内面に見返し貼りを形成した状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 刺繍体 2 基材シート 3 台紙 A 刺繍

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍を施した薄くて可撓性のある基材シ
    ートと、この基材シートの裏面に裏打ちされた剛性のあ
    る台紙とからなる刺繍体において、基材シートの周囲を
    除く部分を外側に高くしたことを特徴とする刺繍体。
JP06914793A 1993-03-05 1993-03-05 刺繍体及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3318032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06914793A JP3318032B2 (ja) 1993-03-05 1993-03-05 刺繍体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06914793A JP3318032B2 (ja) 1993-03-05 1993-03-05 刺繍体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06255288A true JPH06255288A (ja) 1994-09-13
JP3318032B2 JP3318032B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=13394264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06914793A Expired - Fee Related JP3318032B2 (ja) 1993-03-05 1993-03-05 刺繍体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3318032B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104163055A (zh) * 2014-08-06 2014-11-26 苏州爱界丝绸文化创意有限公司 一种提花艺术名片的制造方法
CN107234896A (zh) * 2017-07-12 2017-10-10 南京信息工程大学 一种软陶装饰面硬壳笔记本的制作工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104163055A (zh) * 2014-08-06 2014-11-26 苏州爱界丝绸文化创意有限公司 一种提花艺术名片的制造方法
CN107234896A (zh) * 2017-07-12 2017-10-10 南京信息工程大学 一种软陶装饰面硬壳笔记本的制作工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3318032B2 (ja) 2002-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5762375A (en) Inlaid portfolio and method of making same
KR200387610Y1 (ko) 쿠션 표지 구조체
JPH06255288A (ja) 刺繍体
JP4422308B2 (ja) アルバム等の表紙およびその表紙による製本方法
GB2048665A (en) Picture frame having integral latch means
JP4293667B2 (ja) 装丁体およびその製造方法
JPH0734703Y2 (ja) 合紙印刷物
CN213831093U (zh) 一种无纺布粘贴画用魔术贴册子
JP2559859Y2 (ja) アルバム
JP3055007U (ja) 装飾板を嵌入した装丁体
JP2001010265A (ja) アルバム台紙
JPH0242461Y2 (ja)
JP3082378U (ja) 製本構造
JPS6116898A (ja) フアイリング用具の表紙の製法
JP2923925B2 (ja) 加飾部材付内装材およびその製造方法
JP3029550U (ja) ティシュボックス
JP3118293U (ja) ブックカバー
JPS6113332Y2 (ja)
JP3020910U (ja) ジグソーパズル
JP2000289371A (ja) 表装材及びそれを用いた並製本
JP3045013U (ja) フォトカード
JP3091767U (ja) 広告等を保持する透明シートを有する携帯用吸い殻入れ
JPH049976U (ja)
JPS62158467U (ja)
JPH05177971A (ja) 装丁体とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees