JPH06255175A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JPH06255175A
JPH06255175A JP4658693A JP4658693A JPH06255175A JP H06255175 A JPH06255175 A JP H06255175A JP 4658693 A JP4658693 A JP 4658693A JP 4658693 A JP4658693 A JP 4658693A JP H06255175 A JPH06255175 A JP H06255175A
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JP
Japan
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recording
recording head
image signal
heads
head
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Application number
JP4658693A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kokubu
伸一 國分
Takao Uchida
隆夫 内田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06255175A publication Critical patent/JPH06255175A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の記録ヘッドを繋いで長い記録長の記録
ヘッド部を構成するときに、その接続部の位置の調整を
不要とする。 【構成】 第1〜第4の記録ヘッド411 〜414 は所
定長以上の長さにわたって重複する接続部をもって1本
の記録ヘッド部として繋ぎ合わされている。マルチプレ
クサ57はこれらの記録ヘッド411 〜414 に対する
画像情報55の切り換えを行うようになっている。この
ための記録ヘッド切換信号67はコンパレータが各接続
部の何画素目から切り換えを行うかをROMテーブル6
4から出力されるランダムな基準値情報65を用いてラ
ンダムに決定することによって行われる。この結果、接
続部の接続位置が各記録素子の配置関係を無視して行わ
れても、記録ヘッドの切り換え位置はランダムに変動
し、接続位置を原因とする画質低下を防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ等
の記録装置に係わり、詳細には複数の記録ヘッドを使用
して記録幅を増長させるようにした記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機あるいはファクシミリ等の画像処
理装置には感熱記録装置や熱転写記録装置あるいは静電
記録装置等の各種の記録装置が使用されている。これら
の装置はそれぞれの記録方式に応じてサーマルヘッドや
静電記録ヘッド、LED(発光ダイオード)アレイ等の
各種の記録ヘッドを使用している。これらの記録ヘッド
は印字ドットに対応した記録素子を等間隔にかつ一直線
上に多数配置したものである。したがって、記録装置の
記録できる1ラインの幅が長い場合には、これに応じた
記録長の1本の記録ヘッドを使用するか、これよりも短
い記録長の記録ヘッドを複数個繋ぎ合わせて実質的に記
録できるラインの幅を増長するといったことが行われて
いた。後者の例としては、例えば特開昭63−2125
66号公報に記載がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のよう
に記録長の長い記録ヘッドを作成することはその長さが
長いほど製品の歩留りが悪くなり、かなりのコストアッ
プになるといった問題がある。そこで、記録長がある程
度以上長い記録装置では、複数の記録ヘッドを繋ぎ合わ
せて使用することが多い。ところが、このような複数個
の記録ヘッドを繋ぎあわせた場合には、それらの接続部
で画像に悪影響が発生するといった問題があった。
【0004】図7は2個の記録ヘッドの間隔が開きすぎ
た場合を表わしたものである。第1の記録ヘッド111
と第2の記録ヘッド112 はそれぞれ記録素子12の配
置間隔がd1 となっているが、第1の印字ヘッド111
の右端の記録素子12R と第2の記録ヘッド112 の左
端の記録素子12L の間隔がこれよりも長いd2 となっ
ている。このために、両記録ヘッド111 、112 の接
続部でこれら記録素子12の配列方向(主走査方向)と
直交する副走査方向に記録密度の低くなる領域が発生
し、この結果として白っぽい筋が発生することになる。
【0005】図8は、図7の場合とは反対に2個の記録
ヘッドの間隔が狭まりすぎた場合を表わしたものであ
る。この場合には、第1の印字ヘッド111 の右端の記
録素子12R と第2の記録ヘッド112 の左端の記録素
子12L の間隔d3 が第1および第2の記録ヘッド11
1 、112 のそれぞれ記録素子12の配置間隔d1 より
も短くなっている。このために、両記録ヘッド111
112 の接続部でこれら記録素子12の配列方向(主走
査方向)と直交する副走査方向に記録密度の高くなる領
域が発生し、この結果として黒っぽい筋が発生すること
になる。
【0006】そこで、複数個の記録ヘッドを使用した従
来の記録装置では、間隔d1 と間隔d2 または間隔d3
が正確に一致するように第1および第2の記録ヘッド1
1、112 の配置を調整する必要があった。このよう
な調整は高精度を要するために、熟練者を必要とするば
かりでなく作業に要する時間も比較的長い時間を要し、
効率的ではなかった。
【0007】もちろん、以上の説明では主走査方向に2
個の記録ヘッドを使用した場合であり、主走査方向に3
個あるいはこれ以上の個数の記録ヘッドを配置して相対
的にもっと長い記録長を確保する場合には、間隔を調整
する箇所が多くなり、それだけ調整が困難となるという
問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、複数の記録ヘッド
を繋いで長い記録長の記録ヘッド部を構成するときに、
その接続部の位置の調整を不要とすることのできる記録
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)それぞれライン状に記録素子を配列した複数
個の記録ヘッドを使用し、これらの記録ヘッドの端部を
繋ぎ合わせて記録素子がライン方向にほぼ一直線となる
ようにこれらの記録ヘッドを配置すると共に、これらの
繋ぎ合わされた接続部でそれぞれ2つの記録ヘッドの記
録素子が所定長以上ライン方向に平行して存在するよう
にした記録ヘッド部と、(ロ)この記録ヘッド部に記録
のための画像信号を供給する画像信号供給手段と、
(ハ)接続部の一方の記録ヘッドの記録素子から他方の
記録ヘッドの記録素子へ画像信号の切換位置を各走査ラ
インごとに無作為で設定する画像信号切換位置設定手段
とを記録装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、予めそ
れぞれの記録ヘッドを端部がある程度重なるようにして
一直線上に配置しておく。そして、この記録ヘッド部の
それぞれの記録ヘッドに画像信号を供給する際に、記録
素子が重複する領域についてはどの位置から記録ヘッド
の切換が行われるかを各走査ラインごとにランダムに設
定するようにしている。これにより、これらの接続部で
は記録素子の位置の違いが結果的に相殺されることにな
り、記録素子の配置誤差が画質に及ぼす影響を軽減させ
ることができる。
【0011】請求項2記載の発明では、(イ)それぞれ
ライン状に記録素子を配列した複数個の記録ヘッドを使
用し、これらの記録ヘッドの端部を互い違いに繋ぎ合わ
せて記録素子がライン方向にほぼ一直線となるようにこ
れらの記録ヘッドを配置すると共に、これらの繋ぎ合わ
された接続部でそれぞれ2つの記録ヘッドの記録素子が
所定長以上ライン方向に平行して存在するようにした記
録ヘッド部と、(ロ)この記録ヘッド部のうち同一走査
ラインで記録が最初に行われる記録素子を備えた記録ヘ
ッドにそれぞれ対応する主走査位置の画像信号を供給す
る第1の画像信号供給手段と、(ハ)同一走査ラインで
記録が後に行われる記録素子を備えた記録ヘッドに対し
て記録の行われる時間差に相当する時間だけ遅延させて
それぞれ対応する主走査位置の画像信号を供給する第2
の画像信号供給手段と、(ニ)接続部の一方の記録ヘッ
ドの記録素子から他方の記録ヘッドの記録素子へ画像信
号の切換位置を各走査ラインごとに無作為に設定する画
像信号切換位置設定手段とを記録装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、予めそ
れぞれの記録ヘッドを端部がある程度重なるように互い
違いに配置して全体として一直線上になるように位置決
めしておく。そして、この記録ヘッド部の2段に構成さ
れた記録ヘッドにおける同一ラインを後から記録する記
録ヘッドについては、その記録時間の差に相当する時間
だけ遅延させて画像信号を供給するようにしておく。ま
た、それぞれの記録ヘッドに画像信号を供給する際に、
記録素子が重複する領域についてはどの位置で記録ヘッ
ドの切り換えが行われるかをライン単位でランダムに設
定するようにして、これらの接続部における記録素子の
位置の違いが結果的に相殺されるようにし、記録素子の
配置誤差が画質に及ぼす影響を軽減させている。
【0013】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0014】図2は本発明の一実施例における記録装置
としてのLEDプロッタの要部を表わしたものである。
このLEDプロッタは、感光体ドラム21を備えてい
る。感光体ドラム21の周囲には、帯電装置22、記録
ヘッド部23、現像装置24、転写装置25およびクリ
ーニング装置26がこの順序で配置されている。また、
図示しない給紙トレイから搬送路28を通って記録用紙
29が矢印31方向に搬送されるようになっており、こ
の記録用紙29は感光体ドラム21と転写装置25の間
を通過するようになっている。記録用紙29はこの後、
1対の定着ロール32、33の間を通過して図示しない
排出トレイ上に排出されるようになっている。
【0015】このようなLEDプロッタでは、感光体ド
ラム21が矢印34方向に定速回転するようになってい
る。この周速度は記録用紙29の搬送速度と一致してい
る。帯電装置22はこの状態で感光体ドラム21を一様
に帯電させる。記録ヘッド部23はLED(発光ダイオ
ード)を多数一列に配置した記録ヘッドを複数繋ぎ合わ
せたものである。この記録ヘッド部23が画像信号によ
って1ラインずつ駆動されると、感光体ドラム21は露
光され、画像に応じた静電潜像が形成される。この静電
潜像は現像装置24によってトナー現像される。このよ
うにして、静電潜像に対応したトナー像が感光体ドラム
表面上に形成される。このトナー像は、転写装置25に
よって記録用紙29上に静電的に吸着される。そして、
1対の定着ロール32、33の間を通過する際に熱的に
定着されることになる。
【0016】一方、転写装置25を通過した後の感光体
ドラム表面には、転写の行われなかったトナー像がある
程度残っている。これらの残留トナーはクリーニング装
置26によってドラム表面から除去される。クリーニン
グが終了した感光体ドラム21は再び帯電装置22によ
って一様に帯電され、次の画像形成のためのプロセスが
行われることになる。以下同様である。
【0017】図3は、本実施例の記録ヘッド部のの各記
録ヘッドの配置関係を表わしたものである。記録ヘッド
部23は、第1〜第4の記録ヘッド411 〜414 をそ
れら2個ずつの端部が互い違いとなるように繋ぎ合わせ
た構成となっている。記録ヘッド411 〜414 の重複
した接続部42、43、44のそれぞれの長さは、所定
長以上であれば特に制限がない。ここで所定長とは、接
続部42、43、44においてそれぞれの記録ヘッド4
1 、412 、413 、414 がLEDからなる記録素
子を複数個配置しているような長さをいう。
【0018】図4は、第1および第2の記録ヘッドの接
続部の一例を拡大して示したものである。これらの記録
ヘッド411 、412 においてLEDからなる記録素子
45はそれぞれ間隔d4 で規則正しく配列されている。
しかしながら、接続部46は記録素子45がそれらの配
列方向(ライン方向あるいは主走査方向)に複数個配列
される長さ以上であればよく、それぞれの記録ヘッド4
1 、412 で記録素子45の位置が主走査方向にずれ
ていてもよい。図では、これらの記録素子45が第1の
記録ヘッド411 と第2の記録ヘッド412 でほぼ半分
のピッチ(d4/2)だけずれているが、これは特に問
題とはされない。
【0019】この図4で第1の記録ヘッド411 と第2
の記録ヘッド412 はそれらの記録素子45の配置位置
が副走査方向に間隔Lだけずれている。図3でも分かる
ように第2の記録ヘッド412 と第3の記録ヘッド41
3 の間でも、第3の記録ヘッド413 と第4の記録ヘッ
ド414 の間でも同様なずれが発生している。これら記
録ヘッド411 〜414 を重ね合わせることによって生
じる機械的なずれである。
【0020】図1は、このような記録ヘッド部を使用し
たLEDプロッタの回路構成の概要を表わしたものであ
る。この図でラスタバッファ51には、1ラスタずつ記
録を行うための画像情報が格納されている。ラスタバッ
ファ51にはクロックコントロール回路52からライン
同期信号53およびビデオクロック54が供給されるよ
うになっている。ライン同期信号53は1ラスタごとの
画像データの読み出しを開始させるための同期信号であ
り、ビデオクロック54は1画素ずつ画像情報を読み出
すために使用されるクロックである。ラスタバッファ5
1から読み出された画像情報55はデータバス56を通
じてマルチプレクサ57に供給されるようになってい
る。
【0021】一方、クロックコントロール回路52から
出力されたライン同期信号53およびビデオクロック5
4はブロックカウンタ58に供給されるようになってい
る。ブロックカウンタ58はライン同期信号53が到来
するたびにそのカウント値をクリアし、これに続くビデ
オクロック54のカウントを行う。そして、そのカウン
ト値が1ブロック長に到達するたびにブロック長検出信
号59を出力する。
【0022】図5は、本実施例で使用されるブロック長
の概念を表わしたものである。ブロック長とは、それぞ
れの記録ヘッド41における先頭位置から次の記録ヘッ
ド41との接続位置の先頭部分までの有効長をいう。図
5では、第1の記録ヘッド411 についてこれを表わし
ている。ここでは、ブロック長は第1の記録ヘッド41
1 の先頭から第2の記録ヘッド412 の先頭までの距離
であるが、正確にはこのブロック長の後端位置は第2の
記録ヘッド412 の記録素子45(図4)の先端位置よ
りも後端方向に食い込む仮想的な位置になる。
【0023】かつ、ブロックカウンタ58の回路構成を
単純にするためには、ブロック長が各記録ヘッド411
〜414 によって一定にした方がよい。この場合には、
ブロックカウンタ58を単純にブロック長に相当するカ
ウント値を繰り返しカウントするカウントで構成するこ
とができるからである。ただし、この場合には第4の記
録ヘッド414 についてはその全長をカウントする前に
ブロック長検出信号59が出力される。したがって、制
御を簡単にするためには第4の記録ヘッド41 4 におけ
るこのブロック長に相当する位置が1ラスタの終了点と
等しいか、多少これよりも手前になるように各記録ヘッ
ド411 〜414 を配置するようにすればよい。
【0024】ブロック長検出信号59はタイミングカウ
ンタ61に供給される。タイミングカウンタ61にはビ
デオクロック54が供給されており、ブロック長検出信
号59が供給されるたびにビデオクロック54のカウン
トを零から開始する。そして、このカウント値情報62
をコンパレータ63の一方の入力端子に供給する。コン
パレータ63の他方の入力端子には、ROM(リード・
オンリ・メモリ)テーブル64から基準値情報65が供
給されるようになっている。この基準値情報65は、R
OMテーブル64がブロック長検出信号59を入力する
たびにそのアドレスを更新させた結果として読み出され
る信号である。ROMテーブル64には、接続部42、
43、44(図3)に最低限の長さに対応する記録素子
45(図4)の数を最大数とする正の整数がアドレスに
対応させてランダムに書き込まれている。
【0025】コンパレータ63は、このROMテーブル
64から出力される基準値情報65とタイミングカウン
タ61のカウント値情報62を比較し、カウント値情報
62が基準値情報65よりも大きくなったとき記録ヘッ
ド切換信号67を出力する。記録ヘッド切換信号67は
マルチプレクサ57に入力される。マルチプレクサ57
はこれに応じてその4つの出力端子を順に切り換えるこ
とになる。
【0026】すなわち、ラスタ走査の開始時点の初期状
態でマルチプレクサ57は第1の記録ヘッド411 側を
選択しており、画像情報55はクロックコントロール回
路52から供給されるビデオクロック54と共に第1の
記録ヘッド411 に供給される。第1の記録ヘッド41
1 は、図示しないシフトレジスタに画像情報55を順に
セットして、画像の記録の準備を行うことになる。
【0027】ところで、このようにして画像情報55を
1画素ずつセットしていく段階で、ブロックカウンタ5
8は最初のブロック長検出信号59を出力する。する
と、タイミングカウンタ61がカウントを開始してその
カウント値情報62が1つずつインクリメントされる。
コンパレータ63はこの時点でROMテーブル64から
出力されている基準値情報65とカウント値情報62を
比較し、カウント値情報62の示す値の方が大きくなっ
た時点で記録ヘッド切換信号67を出力する。これによ
り、マルチプレクサ57は第2の記録ヘッド412 側を
選択することになる。
【0028】この時点からマルチプレクサの出力する画
像情報55は第1のディレイバッファ681 に入力さ
れ、ここで副走査方向の間隔L(図4)だけ時間的に遅
延させられる。そして、ビデオクロック54に同期して
第2の記録ヘッド412 内の図示しないシフトレジスタ
にセットされることになる。これは、第2の記録ヘッド
412 は第1の記録ヘッド411 に対して副走査方向に
間隔Lだけずれて配置されているので、第1の記録ヘッ
ド411 で記録される同一ラスタの画像情報がこの間隔
Lに相当する時間だけ遅延されて記録されるようにする
ためである。
【0029】この第2の記録ヘッド412 のシフトレジ
スタに対する画像情報55のセットは、2番目のブロッ
ク長検出信号59がブロックカウンタ58から出力され
た後、コンパレータ63が次の基準値情報65よりもカ
ウント値情報62の方が大きくなったと判別した時点ま
で行われる。そして、これ以後はマルチプレクサ57が
第3の記録ヘッド413 側の選択を行うことで、第3の
記録ヘッド413 の図示しないシフトレジスタに対して
画像情報55の供給が開始されることになる。
【0030】この後、同様にしてコンパレータ63から
記録ヘッド切換信号67が出力されると、マルチプレク
サ57は第4の記録ヘッド414 側を選択する。このと
きから、画像情報55は第2のディレイバッファ682
に供給され、ここで第1のディレイバッファ681 と同
様の遅延時間を経たのち第4の記録ヘッド414 に供給
されることになる。
【0031】以下、同様にして各ラスタの記録が行われ
る。このようなラスタ走査による記録のたびにコンパレ
ータ63から出力される記録ヘッド切換信号67がラン
ダムに変化することになり、この結果として各接続部4
2、43、44(図3)における記録ヘッド411 〜4
4 の切換位置がそのたびにランダムに変化することに
なる。
【0032】図6は、第1の記録ヘッドと第2の記録ヘ
ッドの間の接続部における画像情報の切換位置の一例を
表わしたものである。同図で矢印71は主走査方向を示
し、これと直角方向の矢印72は副走査方向(記録用紙
の搬送方向)を示している。図で黒い太線で示した位置
がカウント値ラスタ走査における切換位置である。この
ように切換位置がランダムに変化する結果として、各記
録画素の印字位置の誤差が事実上目立たなくなる。すな
わち、接続部42における第1の記録ヘッド411 の記
録画素(LED素子)と第2の記録ヘッド412 の記録
画素(LED素子)がそれぞれ同一主走査位置に配置さ
れていなくても、これによる印字品質の低下を事実上解
消することができる。他の接続部43、44についても
同様である。
【0033】変形可能性
【0034】以上説明した実施例では接続部42、4
3、44における記録ヘッド411 〜414 の切換位置
のランダムな切り換えをROMテーブル64内に格納さ
れたデータを用いて行ったが、前記した範囲の数値をラ
ンダムに発生する乱数発生器を使用しても同様の効果を
得ることができる。
【0035】また、実施例ではLEDを使用した記録ヘ
ッドについて説明を行ったが、本発明はこの記録ヘッド
に限るものではなく、例えばマルチスタイラスヘッド、
感熱記録ヘッド、液晶ヘッド等のラスタ記録型のヘッド
全般に適用することができる。また、記録装置の種類に
ついても特に制限がなく、例えば静電プロッタや感熱記
録プロッタ、熱転写型プロッタ、液晶シャッタ型プロッ
タ、同様の各種タイプの複写機、ファクシミリ装置等に
本発明を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載および
請求項2記載の発明では、予めそれぞれの記録ヘッドを
端部がある程度重なるようにして一直線上に配置してお
き、それぞれの記録ヘッドに画像信号を供給する際に、
記録素子が重複する領域についてはどの位置から記録ヘ
ッドの切換が行われるかを各走査ラインごとにランダム
に設定するようにした。このため、各記録ヘッドをある
程度重複して繋ぎ合わせるだけで記録素子の位置の違い
が結果的に相殺されることになり、各記録ヘッドの配置
を極めて簡単かつ短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の記録装置の回路構成の概要を表わ
したブロック図である。
【図2】 LEDプロッタの要部を表わした概略構成図
である。
【図3】 本実施例の記録ヘッド部の各記録ヘッドの配
置関係を表わした平面図である。
【図4】 第1および第2の記録ヘッドの接続部の一例
を拡大して示した説明図である。
【図5】 本実施例で使用されるブロック長の概念を表
わした説明図である。
【図6】 第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドの間の
接続部における画像情報の切換位置の一例を表わした説
明図である。
【図7】 従来において2個の記録ヘッドの間隔が開き
すぎた場合を示した説明図である。
【図8】 従来において2個の記録ヘッドの間隔が狭ま
りすぎた場合を示した説明図である。
【符号の説明】
21…感光体ドラム、23…記録ヘッド部、411 …第
1の記録ヘッド、41 2 …第2の記録ヘッド、413
第3の記録ヘッド、414 …第4の記録ヘッド、42〜
44…接続部、45…記録素子、51…ラスタバッフ
ァ、52…クロックコントロール回路、55…画像情
報、57…マルチプレクサ、58…ブロックカウンタ、
61…タイミングカウンタ、63…コンパレータ、64
…ROMテーブル、65…基準値情報、67…記録ヘッ
ド切換信号、681 …第1のディレイバッファ、682
…第2のディレイバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/345 2/355 B41J 3/20 114 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれライン状に記録素子を配列した
    複数個の記録ヘッドを使用し、これらの記録ヘッドの端
    部を繋ぎ合わせて前記記録素子がライン方向にほぼ一直
    線となるようにこれらの記録ヘッドを配置すると共に、
    これらの繋ぎ合わされた接続部でそれぞれ2つの記録ヘ
    ッドの記録素子が所定長以上前記ライン方向に平行して
    存在するようにした記録ヘッド部と、 この記録ヘッド部に記録のための画像信号を供給する画
    像信号供給手段と、 前記接続部の一方の記録ヘッドの記録素子から他方の記
    録ヘッドの記録素子へ画像信号の切換位置を各走査ライ
    ンごとに無作為で設定する画像信号切換位置設定手段と
    を具備することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 それぞれライン状に記録素子を配列した
    複数個の記録ヘッドを使用し、これらの記録ヘッドの端
    部を互い違いに繋ぎ合わせて前記記録素子がライン方向
    にほぼ一直線となるようにこれらの記録ヘッドを配置す
    ると共に、これらの繋ぎ合わされた接続部でそれぞれ2
    つの記録ヘッドの記録素子が所定長以上前記ライン方向
    に平行して存在するようにした記録ヘッド部と、 この記録ヘッド部のうち同一走査ラインで記録が最初に
    行われる記録素子を備えた記録ヘッドにそれぞれ対応す
    る主走査位置の画像信号を供給する第1の画像信号供給
    手段と、 前記同一走査ラインで記録が後に行われる記録素子を備
    えた記録ヘッドに対して記録の行われる時間差に相当す
    る時間だけ遅延させてそれぞれ対応する主走査位置の画
    像信号を供給する第2の画像信号供給手段と、 前記接続部の一方の記録ヘッドの記録素子から他方の記
    録ヘッドの記録素子へ画像信号の切換位置を各走査ライ
    ンごとに無作為で設定する画像信号切換位置設定手段と
    を具備することを特徴とする記録装置。
JP4658693A 1993-03-08 1993-03-08 記録装置 Pending JPH06255175A (ja)

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Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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