JPH0625483Y2 - 天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構 - Google Patents

天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構

Info

Publication number
JPH0625483Y2
JPH0625483Y2 JP2254790U JP2254790U JPH0625483Y2 JP H0625483 Y2 JPH0625483 Y2 JP H0625483Y2 JP 2254790 U JP2254790 U JP 2254790U JP 2254790 U JP2254790 U JP 2254790U JP H0625483 Y2 JPH0625483 Y2 JP H0625483Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging device
frame body
steady rest
luggage
lower frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2254790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03113385U (ja
Inventor
宣夫 岩井
浩司 岩井
Original Assignee
株式会社西電工機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社西電工機製作所 filed Critical 株式会社西電工機製作所
Priority to JP2254790U priority Critical patent/JPH0625483Y2/ja
Publication of JPH03113385U publication Critical patent/JPH03113385U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0625483Y2 publication Critical patent/JPH0625483Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、天井クレーンの複数基の荷物係合装置が、非
稼動時に収容定位置に収容された時の横振れを止め、荷
物係合装置及び振れ止め機構自体の損傷を防止する天井
クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構に関するもので
ある。
ロ 従来の技術 従来、天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構とし
ては、実願昭62−189265号に記載の如く、非稼
動時の収容定位置に収容枠体を設け、その内側に荷物係
合装置の外周に当接する当接部材とその当該部材を押圧
する押圧機構とを設け、更に、前記収容枠体に押圧機構
を制御する制御機構を設けたものがあった。
又、上記固定機構を改良したものとして、実願昭63−
149311号に記載の如く、上記固定機構に押圧機構
の作動を規制する押圧停止部材を、又、当接部材と押圧
機構の中間に当接部材の緩衝体を設けたものがあった。
ハ 考案が解決しようとする課題 上記従来の天井クレーンの荷物係合装置の固定機構にお
いて、前者は、剛体状に構成されていたので荷物係合装
置の振動・衝撃を充分吸収しきれず、過分の振動・衝撃
により、当接部材の一部や押圧機構が損傷し易く、修理
を頻繁に行なわなければならなかった。
後者はその欠点を改良したもの、即ち押圧機構の損傷を
防止するために押圧停止部材を設けたものであったが、
それ程の効果は得られず、前者と同様に荷物係合装置の
振動・衝撃により、当接部材の一部や押圧機構が損傷す
るという欠点があった。
そして、いずれも電動シリンダ及びその配線を必要と
し、構造が複雑で高価格であった。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は上記従来の天井クレーンの荷物係合装置の固定
機構の問題点に鑑み、簡単且つ合理的な構成により、荷
物係合装置の横振れを狭い振幅範囲で緩衝して停止さ
せ、荷物係合装置及び振れ止め機構自体の損傷を防止す
ると共に、振れ止め機構の補修が容易に出来る振れ止め
機構を提供するもので、その構成は、複数基の荷物係合
装置が横行用クラブの走行方向に対し並列に配置され、
非稼動時の前記荷物係合装置が収容される定位置に、荷
物係合装置の振れを止める振れ止め機構を夫々配設した
天井クレーンにおいて、前記振れ止め機構が、クラブフ
レームの下部に立方体状に組立てられた上部枠体と、そ
の上部枠体下部に立方体状に組立てられた下部枠体と、
その下部枠体の下部4隅に軸着され、荷物係合装置導入
時緩衝部材を圧して外方へ開くガイド部材とを備え、更
に上部枠体下部の少なくとも二辺の両端部と下部枠体上
部との間に緩衝部材を夫々設けて締着し、その緩衝部材
間における上部枠体下部へ少なくとも1個以上適宜間隔
で固着した支持部材と、前記緩衝部材間における下部枠
体上部の前記支持部材と重合しない位置へ少なくとも1
個以上固着した支持部材との相互間に、弾性板の表裏面
を夫々固着して、下部枠体の衝撃を吸収可能に形成した
ことにある。
ここに、荷物係合装置とは、クレーンの持ち上げ、下げ
装置に連結されているバケットを指称し、クラムシェル
型、ポリップ型及びフォーク型のクラブバケットやリフ
ティングマグネットを包含する意である。
ホ 作用 荷物係合装置が非稼動時の収容定位置に収容されると、
その振れがガイド部材に当り、その衝撃によりガイド部
材は緩衝部材を圧して外方へ開くが、緩衝部材の弾発力
により元位置へ復帰し、荷物係合装置を押し戻す。そし
て、荷物係合装置は反対側のガイド部材に衝突し、上記
と同様の作用によりガイド部材間で揺動する。
その間、下部枠体もガイド部材の作用力を受け上下左右
に押圧されるが、その押圧力は、上部枠体下部の少なく
とも二辺の両端部と下部枠体上部との間に締着した緩衝
部材により緩衝されると共に、その緩衝部材間の重合し
ない複数の支持部材へ表裏面を固着した弾性板により吸
収緩和される。そのため、荷物係合装置の振れの振幅が
次第に減衰し、やがて停止する。
ヘ 実施例 本考案に係る荷物係合装置の振れ止め機構の実施例を図
面に基づいて説明する。
第1図において、1は天井クレーンのクラブフレーム、
2及び3はクラブフレームに夫々吊着したフォークバケ
ット用振れ止め機構及びリフティングマグネット用振れ
止め機構で、4及び5は非稼動時の収容定位置に夫々収
容された荷物係合装置としてのフォークバケット及びリ
フティングマグネットである。
振れ止め機構2及び3の下方にはガイド部材としてのガ
イド6が第4図示の如く配設され、フォークバケット4
の外枠部4a又はリフティングマグネット5の本体部5
aが当接するようになっている。
振れ止め機構2及び3の構造は、基本的には同じである
ので、リフティングマグネット用振れ止め機構3につい
て説明し、フォークバケット用振れ止め機構2について
は説明を省略する。
クラブフレーム1の下部には立方体状に組立てられた上
部枠体7が取付けられ、その上部枠体7下部に立方体状
に組立てられた下部枠体8が設けられている。そして、
第3図(a)及び第3図(b)示の如く、その下部枠体
8の下部には、その4隅にボルト9aで軸着され、リフ
ティングマグネット5導入時緩衝部材9を圧して外方へ
開く前記ガイド6が備えられている。緩衝部材9は、下
部枠体8の突片8aとガイド6の突片6aとの間に、緩
衝ゴム9bを締着して構成されている。
更に、第2図及び第5図示の如く、上部枠体7下部の四
辺の両端部と下部枠体8上部との間に、緩衝部材として
のケース10入り緩衝ゴム11がボルト12・ナット1
3により夫々締着されている。ケース10は、緩衝ゴム
11圧縮時の縮み代を規制すると共に、緩衝ゴム11の
破損を防止する。又、その緩衝ゴム11、11間におけ
る上部枠体7下部と下部枠体8上部とへ、支持部材とし
ての溝形鋼14aと14b、14bとが夫々向きを反対
にして固着され、その溝形鋼14a、14b、14bの
背面に、弾性板としてのチェックプレート15の表裏面
が夫々挟着されている。
緩衝ゴム11、溝形鋼14a、14b、14b及びチェ
ックプレート15は、第5図示の如く、上部枠体7下部
の四辺両端部と下部枠体8上部との間に設けているが、
二辺両端部又は三辺両端部に設けても良い。又、溝形鋼
14a、14bの代りに、空間部が形成されるものであ
れば他の鋼材を使用しても良い。
上記の如く構成された振れ止め機構3は次のように動作
する。
即ち、リフティングマグネット5が、非稼動時の収容定
位置に収容されると、その振れによりガイド6に衝突
し、ガイド6は、その衝撃により緩衝ゴム9bを圧して
外方へ開くが、緩衝ゴム9bの弾発力により元位置へ復
帰し、リフティングマグネット5を押し戻す。そして、
リフティングマグネット5は反対側のガイド6に衝突
し、上記と同様の作用によりガイド6、6間で揺動す
る。その間、下部枠体8もガイド6の作用力を受け上下
左右に押圧されるが、その作用力のうち、上下方向の圧
縮力は緩衝ゴム11により緩衝され、上下方向の引張力
はボルト12により支えられると共に、水平方向の引張
力はチェックプレート15の抗張力により支えられ、水
平方向の圧縮力はチェックプレート15のたわみにより
吸収緩和されるので、リフティングマグネット5の振れ
の振幅が次第に減衰し、やがて停止する。
したがって、リフティングマグネット5の振れの振幅
は、停止時の本体部5aと緩衝ゴム9b圧縮時のガイド
6との隙間以上にはならない。
次に、機構全体の緩衝作用について例を挙げて説明す
る。例えば、リフティングマグネット5の振れの力が第
5図のA方向に作用すると、ガイド6から下部枠体8に
その力が伝わる。この力を第6図示の緩衝ゴム11(同
図において右側の緩衝ゴム11)を支点にして、二成分
の分力即ち圧縮力Nと水平力Mとに分けると、圧縮力N
は同図において左側の緩衝ゴム11で吸収緩和され、水
平力Mはチェックプレート15で緩和される。この作用
を機構全体についてみると、圧縮力Nは第5図示のチェ
ックプレートG側寄りの緩衝ゴムb、b、c、dの4個
で吸収緩和され、水平力Mは同図示のチェックプレート
F、Hで受けることになる。
又、リフティングマグネット5の振れの力が第5図のB
方向に作用すると、第5図示の緩衝ゴムa、aが支点と
なり、圧縮力Nは第5図示の緩衝ゴムb、b、c、c、
d、dの6個で吸収緩和され、水平力Mは第5図示の全
てのチェックプレートE、F、G、Hで受けることにな
る。
このように、リフティングマグネット5の振れの衝撃
を、緩衝ゴム9b、緩衝ゴム11、及びチェックプレー
ト15等により吸収緩和するので、振れ止め機構3特に
その上部枠体7が損傷することが無く、修理交換するに
しても下部枠体8より下の部分をアッセンブリ交換すれ
ば良いので作業が容易である。
ト 考案の効果 上記説明の如く、本考案に係る天井クレーンの荷物係合
装置の振れ止め機構は、上部枠体と下部枠体とガイド部
材とを備え、上部枠体と下部枠体との間に緩衝部材と弾
性板とを設け下部枠体の衝撃を吸収可能に形成したもの
であるから、構造が簡単で安価に製作でき、荷物係合装
置の横振れを狭い振幅範囲で緩衝して停止させ、荷物係
合装置及び振れ止め機構自体の損傷を防止すると共に、
振れ止め機構の補修を容易化する等、その実用価値は大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る天井クレーンの荷物係合装置の振
れ止め機構の実施例を示す概略正面図、第2図はその振
れ止め機構の上部枠体と下部枠体との間にケース入り緩
衝ゴムと溝形鋼及びチェックプレートとを設けた状態を
示す一部断面正面図、第3図(a)及び(b)は夫々ガ
イドご緩衝ゴムの構成を示す一部断面正面図及び一部断
面側面図、第4図はガイドの配置を示す説明図、第5図
は溝形鋼とチェックプレートの配置を示す説明図、第6
図は下部枠体に第5図A方向の力が作用した状態を示す
説明図である。 1……クラブフレーム、2……フォークバケット用振れ
止め機構、3……リフティングマグネット用振れ止め機
構、4……フォークバケット、4a……外枠部、5……
リフティングマグネット、5a……本体部、6……ガイ
ド、6a……突片、7……上部枠体、8……下部枠体、
8a……突片、9……緩衝部材、9a……ボルト、9b
……緩衝ゴム、10……ケース、11……緩衝ゴム、1
2……ボルト、13……ナット、14a、14b……溝
形鋼、15……チェックプレート。 N……圧縮力、M……水平力、E、F、G、H……チェ
ックプレート、a、b、c,d……緩衝ゴム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数基の荷物係合装置が横行用クラブの走
    行方向に対し並列に配置され、非稼動時の前記荷物係合
    装置が収容される定位置に、荷物係合装置の振れを止め
    る振れ止め機構を夫々配設した天井クレーンにおいて、
    前記振れ止め機構が、クラブフレームの下部に立方体状
    に組立てられた上部枠体と、その上部枠体下部に立方体
    状に組立てられた下部枠体と、その下部枠体の下部4隅
    に軸着され、荷物係合装置導入時緩衝部材を圧して外方
    へ開くガイド部材とを備え、更に上部枠体下部の少なく
    とも二辺の両端部と下部枠体上部との間に緩衝部材を夫
    々設けて締着し、その緩衝部材間における上部枠体下部
    へ少なくとも1個以上適宜間隔で固着した支持部材と、
    前記緩衝部材間における下部枠体上部の前記支持部材と
    重合しない位置へ少なくとも1個以上固着した支持部材
    との相互間に、弾性板の表裏面を夫々固着して、下部枠
    体の衝撃を吸収可能に形成したところの天井クレーンの
    荷物係合装置の振れ止め機構。
JP2254790U 1990-03-06 1990-03-06 天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構 Expired - Lifetime JPH0625483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2254790U JPH0625483Y2 (ja) 1990-03-06 1990-03-06 天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2254790U JPH0625483Y2 (ja) 1990-03-06 1990-03-06 天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03113385U JPH03113385U (ja) 1991-11-19
JPH0625483Y2 true JPH0625483Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31525554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2254790U Expired - Lifetime JPH0625483Y2 (ja) 1990-03-06 1990-03-06 天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0625483Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120003368A (ko) 2010-07-02 2012-01-10 무라텍 오토메이션 가부시키가이샤 천정 반송차의 그리퍼 장치 및 천정 반송차

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03113385U (ja) 1991-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1627960B1 (en) Breaker mounting bracket
JP3177535B2 (ja) 衝撃動工具の支持装置
US2246732A (en) Elevator cab isolation
KR102125691B1 (ko) 감쇠성능이 향상된 좌굴방지 브레이스
JPH0625483Y2 (ja) 天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構
JPH068381U (ja) 天井クレーンの荷物係合装置の振れ止め機構
CN210529952U (zh) 一种钢结构横梁支座
JP4237295B2 (ja) 鋼材を連続鋳造するための装置
JPH07252057A (ja) リニアモータ駆動方式エレベータの可動子防振装置
KR101200334B1 (ko) 크레인 승강용 방진벨트 텐션 조절장치
JPS6152029B2 (ja)
CN219345369U (zh) 一种门式起重机的电动葫芦防震支架
CN218771591U (zh) 一种开关磁阻电机减震固定结构
CN212820427U (zh) 防震式破碎机
CN210661942U (zh) 一种用于发电机组安装的底盘结构
CN218847592U (zh) 一种板簧疲劳试验用夹紧装置
CN217839737U (zh) 钢箱梁拼接用辅助装置
JPH08324967A (ja) クレーンの制振構造
JPH083891A (ja) フレーム構造
JP3019179U (ja) 油圧ブレーカ用防振ブラケット
JPH0455100Y2 (ja)
JP2939066B2 (ja) 構造物の制振装置
KR200272121Y1 (ko) 교좌장치를 위한 프리세팅기구
JP2535684Y2 (ja) チルト式キャブのヒンジキャップ取付構造
JPH05185380A (ja) 液圧式インパクトハンマー