JPH06254608A - 3ロールパイピングミル - Google Patents
3ロールパイピングミルInfo
- Publication number
- JPH06254608A JPH06254608A JP4420993A JP4420993A JPH06254608A JP H06254608 A JPH06254608 A JP H06254608A JP 4420993 A JP4420993 A JP 4420993A JP 4420993 A JP4420993 A JP 4420993A JP H06254608 A JPH06254608 A JP H06254608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mill
- roll
- piping
- radial direction
- inner housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半径方向に移動できる成形用ミルロールを備
えた3ロールパイピングミルを提供する。 【構成】 成形される管1の円周方向にほぼ120度間
隔で配置された3つの成形用ミルロール2と、ミルロー
ルの回転軸4をそれぞれ回転可能に支持した3つのロー
ル軸箱6と、ロール軸箱を半径方向に移動可能に支持し
たインナーハウジング8と、管の長さ方向に着脱自在に
インナーハウジングを収容し、かつ外部に固定されたア
ウターハウジング10と、アウターハウジングに固定さ
れ、ロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させる3つの
圧下シリンダ12と、一端14aがミルロールの回転軸
の一方に揺動自在に連結され、他端が回転駆動装置に連
結され、かつインナーハウジング及びアウターハウジン
グを貫通した3つのスピンドル14とを備えている。
えた3ロールパイピングミルを提供する。 【構成】 成形される管1の円周方向にほぼ120度間
隔で配置された3つの成形用ミルロール2と、ミルロー
ルの回転軸4をそれぞれ回転可能に支持した3つのロー
ル軸箱6と、ロール軸箱を半径方向に移動可能に支持し
たインナーハウジング8と、管の長さ方向に着脱自在に
インナーハウジングを収容し、かつ外部に固定されたア
ウターハウジング10と、アウターハウジングに固定さ
れ、ロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させる3つの
圧下シリンダ12と、一端14aがミルロールの回転軸
の一方に揺動自在に連結され、他端が回転駆動装置に連
結され、かつインナーハウジング及びアウターハウジン
グを貫通した3つのスピンドル14とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継目無鋼管の3ロール
パイピングミルに関する。
パイピングミルに関する。
【0002】
【従来の技術】継目無鋼管の製造設備では、材料が上流
側のピアサで穴を開けられ、マンドレルミルで圧延され
た後、複数のサイジングミルで順次引張ながら成形さ
れ、所定の外径及び内径を有する製品に成形される。か
かるマンドレルミル及びサイジングミルは、通常、2組
又は3組の成形用ミルロールを備え、このミルロールを
駆動して鋼管の成形を行うようになっている。
側のピアサで穴を開けられ、マンドレルミルで圧延され
た後、複数のサイジングミルで順次引張ながら成形さ
れ、所定の外径及び内径を有する製品に成形される。か
かるマンドレルミル及びサイジングミルは、通常、2組
又は3組の成形用ミルロールを備え、このミルロールを
駆動して鋼管の成形を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の3ロールパイピ
ングミルでは、例えば、特開昭62−187508号公
報の「ストレッチレジューシングミル」(図4参照)に
例示されるように、外部駆動形(エキスターナルギヤ
形)の3ロールパイピングミルが一般的であった。しか
し、かかるエキスターナルギヤ形ミルは、3組の成形用
ミルロール2を外部から同期駆動するために、大型の動
力伝達設備(3軸出力の減速機、ユニバーサルジョン
ト、ベベル減速機、等)を必要とし、装置が複雑であり
大型化する問題点があった。
ングミルでは、例えば、特開昭62−187508号公
報の「ストレッチレジューシングミル」(図4参照)に
例示されるように、外部駆動形(エキスターナルギヤ
形)の3ロールパイピングミルが一般的であった。しか
し、かかるエキスターナルギヤ形ミルは、3組の成形用
ミルロール2を外部から同期駆動するために、大型の動
力伝達設備(3軸出力の減速機、ユニバーサルジョン
ト、ベベル減速機、等)を必要とし、装置が複雑であり
大型化する問題点があった。
【0004】かかるエキスターナルギヤ形ミルの問題点
を解決するために、例えば、特願平3−283773号
の「2ロール・3ロール併用型サイザー」(図5参照)
に例示されているように、インナーハウジング8に組み
込まれた3組の成形用ミルロール2が互いに内部でベベ
ルギア3により駆動される内部駆動形(インターナルギ
ヤ形)の3ロールパイピングミルが提案され、一部で用
いられている。
を解決するために、例えば、特願平3−283773号
の「2ロール・3ロール併用型サイザー」(図5参照)
に例示されているように、インナーハウジング8に組み
込まれた3組の成形用ミルロール2が互いに内部でベベ
ルギア3により駆動される内部駆動形(インターナルギ
ヤ形)の3ロールパイピングミルが提案され、一部で用
いられている。
【0005】しかし、かかるインターナルギヤ形3ロー
ルパイピングミルでは、互いに内部でベベルギアが噛み
合うため、3組の成形用ミルロールの軸芯位置が固定さ
れる問題点があった。そのため、かかる3ロールパイピ
ングミルで成形する管外径の種類のそれぞれについて、
3組の成形用ミルロール、これを組み込んだインナーフ
レーム、或いはスタンド全体を常備する必要があり、し
かも管外径が変わる度に、それを交換する必要がある問
題点があった。特に、3ロールパイピングミルは、通常
複数のスタンドで所望の成形を行うため、常備する3組
の成形用ミルロール、インナーフレーム、スタンドの数
量が非常に多くなり、経済的でないばかりかその交換作
業に時間と労力を要し、かつ3ロールパイピングミル全
体の稼働率が低くなる問題点があった。
ルパイピングミルでは、互いに内部でベベルギアが噛み
合うため、3組の成形用ミルロールの軸芯位置が固定さ
れる問題点があった。そのため、かかる3ロールパイピ
ングミルで成形する管外径の種類のそれぞれについて、
3組の成形用ミルロール、これを組み込んだインナーフ
レーム、或いはスタンド全体を常備する必要があり、し
かも管外径が変わる度に、それを交換する必要がある問
題点があった。特に、3ロールパイピングミルは、通常
複数のスタンドで所望の成形を行うため、常備する3組
の成形用ミルロール、インナーフレーム、スタンドの数
量が非常に多くなり、経済的でないばかりかその交換作
業に時間と労力を要し、かつ3ロールパイピングミル全
体の稼働率が低くなる問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、半径
方向に移動できる成形用ミルロールを備えた3ロールパ
イピングミルを提供することにより、成形用ミルロール
等の交換頻度を大幅に低減し、設備コストを低減し、交
換に要する時間と労力を軽減し、かつ3ロールパイピン
グミル全体の稼働率を高めることにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、半径
方向に移動できる成形用ミルロールを備えた3ロールパ
イピングミルを提供することにより、成形用ミルロール
等の交換頻度を大幅に低減し、設備コストを低減し、交
換に要する時間と労力を軽減し、かつ3ロールパイピン
グミル全体の稼働率を高めることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、成形さ
れる管の円周方向にほぼ120度間隔で配置された3つ
の成形用ミルロールと、前記ミルロールの回転軸をそれ
ぞれ回転可能に支持した3つのロール軸箱と、前記ロー
ル軸箱を半径方向に移動可能に支持したインナーハウジ
ングと、成形される管の長さ方向に着脱自在に前記イン
ナーハウジングを収容し、かつ外部に固定されたアウタ
ーハウジングと、前記アウターハウジングに固定され前
記3つのロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させる3
つの圧下シリンダと、一端が前記3つのミルロールの回
転軸の一方に揺動自在に連結され、他端が回転駆動装置
に連結され、かつ前記インナーハウジング及びアウター
ハウジングをそれぞれ貫通した3つのスピンドルと、を
備え、前記インナーハウジングは、前記3つのロール軸
箱の間にそれぞれ介在する3つの突出部を有し、該突出
部のそれぞれには、前記3つのロール軸箱をそれぞれ半
径方向外方に押付ける2つの押付シリンダが内蔵されて
いる、ことを特徴とする3ロールパイピングミルが提供
される。
れる管の円周方向にほぼ120度間隔で配置された3つ
の成形用ミルロールと、前記ミルロールの回転軸をそれ
ぞれ回転可能に支持した3つのロール軸箱と、前記ロー
ル軸箱を半径方向に移動可能に支持したインナーハウジ
ングと、成形される管の長さ方向に着脱自在に前記イン
ナーハウジングを収容し、かつ外部に固定されたアウタ
ーハウジングと、前記アウターハウジングに固定され前
記3つのロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させる3
つの圧下シリンダと、一端が前記3つのミルロールの回
転軸の一方に揺動自在に連結され、他端が回転駆動装置
に連結され、かつ前記インナーハウジング及びアウター
ハウジングをそれぞれ貫通した3つのスピンドルと、を
備え、前記インナーハウジングは、前記3つのロール軸
箱の間にそれぞれ介在する3つの突出部を有し、該突出
部のそれぞれには、前記3つのロール軸箱をそれぞれ半
径方向外方に押付ける2つの押付シリンダが内蔵されて
いる、ことを特徴とする3ロールパイピングミルが提供
される。
【0008】前記アウターハウジングは内面下端に成形
される管の長さ方向に延びるレールを有し、該レール上
に複数のインナーハウジングが長さ方向に摺動可能に支
持される、ことが好ましい。また、前記スピンドルの他
端は、それぞれ単独のモータ及び減速機で回転駆動さ
れ、かつ前記3つのミルロールが同期して回転するよう
に制御される、ことが好ましい。
される管の長さ方向に延びるレールを有し、該レール上
に複数のインナーハウジングが長さ方向に摺動可能に支
持される、ことが好ましい。また、前記スピンドルの他
端は、それぞれ単独のモータ及び減速機で回転駆動さ
れ、かつ前記3つのミルロールが同期して回転するよう
に制御される、ことが好ましい。
【0009】
【作用】上記、本発明の構成によれば、インナーハウジ
ングが、3つの成形用ミルロールの回転軸をそれぞれ回
転可能に支持した3つのロール軸箱を半径方向に移動可
能に支持しており、3つの圧下シリンダによりこの3つ
のロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させることがで
きるので、3つの成形用ミルロールを半径方向に自由に
移動させることができる。これにより、3ロールパイピ
ングミルで成形する管外径の種類が多い場合でも、スタ
ンド全体を常備する必要がなくなり、従って、管外径が
変わる度に、これらを交換する必要がない。また、外部
に固定されたアウターハウジングが、成形される管の長
さ方向に着脱自在に前記インナーハウジングを収容して
おり、かつ、前記アウターハウジングは内面下端に成形
される管の長さ方向に延びるレールを有し、該レール上
に複数のインナーハウジングが長さ方向に摺動可能に支
持されているので、3ロールパイピングミルが、複数の
スタンドで所望の成形を行う場合でも、ミルロールを組
み込んだインナーフレームを適宜備えておけば、経済的
であり、かつ交換が容易であり、3ロールパイピングミ
ル全体の稼働率を向上させることができる。
ングが、3つの成形用ミルロールの回転軸をそれぞれ回
転可能に支持した3つのロール軸箱を半径方向に移動可
能に支持しており、3つの圧下シリンダによりこの3つ
のロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させることがで
きるので、3つの成形用ミルロールを半径方向に自由に
移動させることができる。これにより、3ロールパイピ
ングミルで成形する管外径の種類が多い場合でも、スタ
ンド全体を常備する必要がなくなり、従って、管外径が
変わる度に、これらを交換する必要がない。また、外部
に固定されたアウターハウジングが、成形される管の長
さ方向に着脱自在に前記インナーハウジングを収容して
おり、かつ、前記アウターハウジングは内面下端に成形
される管の長さ方向に延びるレールを有し、該レール上
に複数のインナーハウジングが長さ方向に摺動可能に支
持されているので、3ロールパイピングミルが、複数の
スタンドで所望の成形を行う場合でも、ミルロールを組
み込んだインナーフレームを適宜備えておけば、経済的
であり、かつ交換が容易であり、3ロールパイピングミ
ル全体の稼働率を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は、本発明による3ロールパイピン
グミルの主要部構成図である。この図において、本発明
による3ロールパイピングミルは、成形される管1の円
周方向にほぼ120度間隔で配置された3つの成形用ミ
ルロール2と、前記ミルロール2の回転軸4をそれぞれ
回転可能に支持した3つのロール軸箱6と、前記ロール
軸箱6を半径方向に移動可能に支持したインナーハウジ
ング8と、成形される管1の長さ方向に着脱自在に前記
インナーハウジング8を収容し、かつ外部に固定された
アウターハウジング10と、前記アウターハウジング1
0に固定され前記3つのロール軸箱6をそれぞれ半径方
向に移動させる3つの圧下シリンダ12と、一端14a
が前記3つのミルロール2の回転軸4の一方に揺動自在
に連結され、他端が回転駆動装置に連結され、かつ前記
インナーハウジング8及びアウターハウジング10をそ
れぞれ貫通した3つのスピンドル14と、を備えてい
る。
して説明する。図1は、本発明による3ロールパイピン
グミルの主要部構成図である。この図において、本発明
による3ロールパイピングミルは、成形される管1の円
周方向にほぼ120度間隔で配置された3つの成形用ミ
ルロール2と、前記ミルロール2の回転軸4をそれぞれ
回転可能に支持した3つのロール軸箱6と、前記ロール
軸箱6を半径方向に移動可能に支持したインナーハウジ
ング8と、成形される管1の長さ方向に着脱自在に前記
インナーハウジング8を収容し、かつ外部に固定された
アウターハウジング10と、前記アウターハウジング1
0に固定され前記3つのロール軸箱6をそれぞれ半径方
向に移動させる3つの圧下シリンダ12と、一端14a
が前記3つのミルロール2の回転軸4の一方に揺動自在
に連結され、他端が回転駆動装置に連結され、かつ前記
インナーハウジング8及びアウターハウジング10をそ
れぞれ貫通した3つのスピンドル14と、を備えてい
る。
【0011】成形用ミルロール2は、成形される管1に
直交する回転軸4を有し、かつその外周面は使用する範
囲の管外径に適合した円弧状に形成されている。ロール
軸箱6は、適当な軸受(図示せず)により回転軸4を支
持し、かつその半径方向外周は前記インナーハウジング
8に適合するようにほぼ円弧状に形成され、かつ半径方
向に移動できるようにインナーハウジング8の内面から
適当な間隙を隔てている。スピンドル14の一端14a
とミルロール2の回転軸4とは、ミルロール2の半径方
向移動に追従できるように揺動自在な継手で連結されて
いる。この連結手段は、例えば、インナーギアとアウタ
ギヤからなるギヤカップリングがよい。又、本スピンド
ルはスピンドルシフト装置(図示せず)により着脱可能
としロール交換時に支障のないようにしている。
直交する回転軸4を有し、かつその外周面は使用する範
囲の管外径に適合した円弧状に形成されている。ロール
軸箱6は、適当な軸受(図示せず)により回転軸4を支
持し、かつその半径方向外周は前記インナーハウジング
8に適合するようにほぼ円弧状に形成され、かつ半径方
向に移動できるようにインナーハウジング8の内面から
適当な間隙を隔てている。スピンドル14の一端14a
とミルロール2の回転軸4とは、ミルロール2の半径方
向移動に追従できるように揺動自在な継手で連結されて
いる。この連結手段は、例えば、インナーギアとアウタ
ギヤからなるギヤカップリングがよい。又、本スピンド
ルはスピンドルシフト装置(図示せず)により着脱可能
としロール交換時に支障のないようにしている。
【0012】かかる構成により、3つのロール軸箱6を
それぞれ半径方向に移動させて、3つの成形用ミルロー
ルを半径方向に自由に移動させることができる。これに
より、3ロールパイピングミルで成形する管外径の種類
が多い場合でも、スタンド全体を常備する必要がなくな
り、従って、管外径が変わる度に、これらを交換する必
要がない。
それぞれ半径方向に移動させて、3つの成形用ミルロー
ルを半径方向に自由に移動させることができる。これに
より、3ロールパイピングミルで成形する管外径の種類
が多い場合でも、スタンド全体を常備する必要がなくな
り、従って、管外径が変わる度に、これらを交換する必
要がない。
【0013】前記インナーハウジング8は、前記3つの
ロール軸箱6の間にそれぞれ介在する3つの突出部9を
有しており、この突出部9のそれぞれには、3つのロー
ル軸箱6をそれぞれ半径方向外方に押付ける2つづつの
押付シリンダ16が内蔵されている。また、前記圧下シ
リンダ12は、例えばパルスシリンダのように、それぞ
れ正確に位置決めできるシリンダであることが好まし
い。かかる構成により、3つのロール軸箱6の半径方向
位置決めを確実に行いかつ高い剛性でミルロールを支持
することができる。
ロール軸箱6の間にそれぞれ介在する3つの突出部9を
有しており、この突出部9のそれぞれには、3つのロー
ル軸箱6をそれぞれ半径方向外方に押付ける2つづつの
押付シリンダ16が内蔵されている。また、前記圧下シ
リンダ12は、例えばパルスシリンダのように、それぞ
れ正確に位置決めできるシリンダであることが好まし
い。かかる構成により、3つのロール軸箱6の半径方向
位置決めを確実に行いかつ高い剛性でミルロールを支持
することができる。
【0014】前記アウターハウジング10はその内面下
端に、成形される管1の長さ方向に延びるレール11を
有し、このレール11上に複数のインナーハウジング8
が長さ方向に摺動可能に支持されている。また、インナ
ーハウジング8は、中空円筒形をしており、その外径は
アウターハウジング10の内面と僅かに隙間を有してい
る。更に、図2に示すように、複数のインナーハウジン
グ8が単一のアウターハウジング10のレール11上に
摺動可能に支持されている。更に、アウターハウジング
10の外部には、アウターハウジング10のレール11
の延長上に延びるレール11′が設けられている。
端に、成形される管1の長さ方向に延びるレール11を
有し、このレール11上に複数のインナーハウジング8
が長さ方向に摺動可能に支持されている。また、インナ
ーハウジング8は、中空円筒形をしており、その外径は
アウターハウジング10の内面と僅かに隙間を有してい
る。更に、図2に示すように、複数のインナーハウジン
グ8が単一のアウターハウジング10のレール11上に
摺動可能に支持されている。更に、アウターハウジング
10の外部には、アウターハウジング10のレール11
の延長上に延びるレール11′が設けられている。
【0015】かかる構成により、3ロールパイピングミ
ルが、複数のスタンドで所望の成形を行う場合でも、ミ
ルロールを組み込んだインナーフレームを適宜備えてお
き、上記レール11、11′上を摺動させて複数のイン
ナーハウジング8を単一のアウターハウジング10内に
設置することができる。設置後、インナーハウジング8
は長さ方向に移動しないように、適当な手段、例えばス
トッパーの固定、により固定する。これにより、インナ
ーハウジング8の数が少なく経済的であり、かつ交換が
容易であり、3ロールパイピングミル全体の稼働率を向
上させることができる。
ルが、複数のスタンドで所望の成形を行う場合でも、ミ
ルロールを組み込んだインナーフレームを適宜備えてお
き、上記レール11、11′上を摺動させて複数のイン
ナーハウジング8を単一のアウターハウジング10内に
設置することができる。設置後、インナーハウジング8
は長さ方向に移動しないように、適当な手段、例えばス
トッパーの固定、により固定する。これにより、インナ
ーハウジング8の数が少なく経済的であり、かつ交換が
容易であり、3ロールパイピングミル全体の稼働率を向
上させることができる。
【0016】図3は、本発明による3ロールパイピング
ミルの全体構成図である。この図において、前記スピン
ドル14は、それぞれ単独のモータ18及び減速機20
で回転駆動され、かつこのモータ18はインバータモー
タであり、前記3つのミルロールが同期して回転するよ
うに制御される。かかる構成により小型で簡単な機構
で、3組の成形用ミルロールを同期駆動することができ
る。
ミルの全体構成図である。この図において、前記スピン
ドル14は、それぞれ単独のモータ18及び減速機20
で回転駆動され、かつこのモータ18はインバータモー
タであり、前記3つのミルロールが同期して回転するよ
うに制御される。かかる構成により小型で簡単な機構
で、3組の成形用ミルロールを同期駆動することができ
る。
【0017】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、イン
ナーハウジングが、3つの成形用ミルロールの回転軸を
それぞれ回転可能に支持した3つのロール軸箱を半径方
向に移動可能に支持しており、3つの圧下シリンダによ
りこの3つのロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させ
ることができるので、3つの成形用ミルロールを半径方
向に自由に移動させることができる。これにより、3ロ
ールパイピングミルで成形する管外径の種類が多い場合
でも、スタンド全体を常備する必要がなくなり、従っ
て、管外径が変わる度に、これらを交換する必要がな
い。また、外部に固定されたアウターハウジングが、成
形される管の長さ方向に着脱自在に前記インナーハウジ
ングを収容しており、かつ、前記アウターハウジングは
内面下端に成形される管の長さ方向に延びるレールを有
し、該レール上に複数のインナーハウジングが長さ方向
に摺動可能に支持されているので、3ロールパイピング
ミルが、複数のスタンドで所望の成形を行う場合でも、
ミルロールを組み込んだインナーフレームを適宜備えて
おけば、経済的であり、かつ交換が容易であり、3ロー
ルパイピングミル全体の稼働率を向上させることができ
る。
ナーハウジングが、3つの成形用ミルロールの回転軸を
それぞれ回転可能に支持した3つのロール軸箱を半径方
向に移動可能に支持しており、3つの圧下シリンダによ
りこの3つのロール軸箱をそれぞれ半径方向に移動させ
ることができるので、3つの成形用ミルロールを半径方
向に自由に移動させることができる。これにより、3ロ
ールパイピングミルで成形する管外径の種類が多い場合
でも、スタンド全体を常備する必要がなくなり、従っ
て、管外径が変わる度に、これらを交換する必要がな
い。また、外部に固定されたアウターハウジングが、成
形される管の長さ方向に着脱自在に前記インナーハウジ
ングを収容しており、かつ、前記アウターハウジングは
内面下端に成形される管の長さ方向に延びるレールを有
し、該レール上に複数のインナーハウジングが長さ方向
に摺動可能に支持されているので、3ロールパイピング
ミルが、複数のスタンドで所望の成形を行う場合でも、
ミルロールを組み込んだインナーフレームを適宜備えて
おけば、経済的であり、かつ交換が容易であり、3ロー
ルパイピングミル全体の稼働率を向上させることができ
る。
【0018】従って、本発明により、半径方向に移動で
きる成形用ミルロールを備えた3ロールパイピングミル
を提供することにより、成形用ミルロール等の交換頻度
を大幅に低減し、設備コストを低減し、交換に要する時
間と労力を軽減し、かつ3ロールパイピングミル全体の
稼働率を高めることができる。
きる成形用ミルロールを備えた3ロールパイピングミル
を提供することにより、成形用ミルロール等の交換頻度
を大幅に低減し、設備コストを低減し、交換に要する時
間と労力を軽減し、かつ3ロールパイピングミル全体の
稼働率を高めることができる。
【図1】本発明による3ロールパイピングミルの主要部
構成図である。
構成図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明による3ロールパイピングミルの全体構
成図である。
成図である。
【図4】従来のエキスターナルギヤ形3ロールパイピン
グミルの全体構成図である。
グミルの全体構成図である。
【図5】従来のインターナルギヤ形3ロールパイピング
ミルの主要部構成図である。
ミルの主要部構成図である。
1 成形される管 2 成形用ミルロール 3 ベベルギヤ 4 回転軸 6 ロール軸箱 8 インナーハウジング 9 突出部 10 アウターハウジング 11 11′ レール 12 圧下シリンダ 14 スピンドル 16 押付シリンダ 18 モータ(回転駆動装置) 20 減速機
Claims (3)
- 【請求項1】 成形される管の円周方向にほぼ120度
間隔で配置された3つの成形用ミルロールと、 前記ミルロールの回転軸をそれぞれ回転可能に支持した
3つのロール軸箱と、 前記ロール軸箱を半径方向に移動可能に支持したインナ
ーハウジングと、 成形される管の長さ方向に着脱自在に前記インナーハウ
ジングを収容し、かつ外部に固定されたアウターハウジ
ングと、 前記アウターハウジングに固定され、前記3つのロール
軸箱をそれぞれ半径方向に移動させる3つの圧下シリン
ダと、 一端が前記3つのミルロールの回転軸の一方に揺動自在
に連結され、他端が回転駆動装置に連結され、かつ前記
インナーハウジング及びアウターハウジングをそれぞれ
貫通した3つのスピンドルと、を備え、 前記インナーハウジングは、前記3つのロール軸箱の間
にそれぞれ介在する3つの突出部を有し、該突出部のそ
れぞれには、前記3つのロール軸箱をそれぞれ半径方向
外方に押付ける2つの押付シリンダが内蔵されている、
ことを特徴とする3ロールパイピングミル。 - 【請求項2】 前記アウターハウジングは内面下端に成
形される管の長さ方向に延びるレールを有し、該レール
上に複数のインナーハウジングが長さ方向に摺動可能に
支持される、ことを特徴とする請求項1に記載の3ロー
ルパイピングミル。 - 【請求項3】 前記スピンドルの他端は、それぞれ単独
のモータ及び減速機で回転駆動され、かつ前記3つのミ
ルロールが同期して回転するように制御される、ことを
特徴とする請求項1に記載の3ロールパイピングミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4420993A JPH06254608A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 3ロールパイピングミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4420993A JPH06254608A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 3ロールパイピングミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06254608A true JPH06254608A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12685169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4420993A Pending JPH06254608A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 3ロールパイピングミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06254608A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009502510A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | ダニエリ アンド シー.オフィチネ メッカニチェ ソシエタ ペル アチオニ | 3つの調節可能なローラを備えたスタンドを有する圧延装置 |
JP2012051031A (ja) * | 2005-01-19 | 2012-03-15 | Dubois Jon D | 連続チュービングを製造する方法及び熱間圧延ミル |
US8870499B2 (en) | 2007-06-06 | 2014-10-28 | No Screw Ltd. | Cutting tool holder and a cutting insert therefor |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP4420993A patent/JPH06254608A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012051031A (ja) * | 2005-01-19 | 2012-03-15 | Dubois Jon D | 連続チュービングを製造する方法及び熱間圧延ミル |
JP2009502510A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | ダニエリ アンド シー.オフィチネ メッカニチェ ソシエタ ペル アチオニ | 3つの調節可能なローラを備えたスタンドを有する圧延装置 |
US8870499B2 (en) | 2007-06-06 | 2014-10-28 | No Screw Ltd. | Cutting tool holder and a cutting insert therefor |
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