JPH0625457U - 開口蓋の取付構造 - Google Patents

開口蓋の取付構造

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JPH0625457U
JPH0625457U JP6752892U JP6752892U JPH0625457U JP H0625457 U JPH0625457 U JP H0625457U JP 6752892 U JP6752892 U JP 6752892U JP 6752892 U JP6752892 U JP 6752892U JP H0625457 U JPH0625457 U JP H0625457U
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JP
Japan
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opening
pin insertion
lid
floor
lid body
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Pending
Application number
JP6752892U
Other languages
English (en)
Inventor
忠 平塚
Original Assignee
雄和商工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事中の建築物の床部の開口部を閉止する安
全で取り扱い易く且つ再使用可能な開口蓋の取付構造を
安価に提供する。 【構成】 工事中の建築物の床部2に開設した開口部3
に、複数のピン挿通孔1を設けた蓋本体4を被覆し、開
口部3の縁に位置するピン挿通孔1を選んで、このピン
挿通孔1に夫々係止ピン5を挿通し、各係止ピン5を開
口部3の端面3aに当接させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工事中の建築物の床部に開設する開口部に装着する開口蓋の取付構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工事中の建築物の床部、所謂コンクリートスラブ等には、工事期間中、荷揚げ 、荷降ろしのための開口部を適宜位置に開設してある。この開口部は、例えば、 約900x1800mmの型枠用のベニヤ合板等を挿通可能なように、約300 x1000mm程度の大きさで開設してあり、この開口部を通して上記ベニヤ合 板をはじめとする建築資材の揚げ降ろしを行ない、工事の完工時には埋め戻して いる。 しかし、この開口部を工事中、開放したそのままにしておくと、作業員が落下 して危険であるし、床部上で作業する際に避けなければならず、作業能率が上が らない。そこで、この開口部にはベニヤ合板を被せると共に、コンクリート釘で 床部に打ち付けているのが、一般的な工事現場の現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ベニヤ合板をコンクリート釘で打ち付けた安易な蓋では、コンクリー ト釘を打ち付けるのに労力が必要であるし、確実に固定することができない。ま た、所謂猫車等の運搬用一輪車でセメントや砂等の重量物を運搬する際に、ベニ ヤ合板に載ると、当該ベニヤ合板がしなってコンクリート釘が抜け易く、釘が抜 けた状態で載るとベニヤ合板がずれて落下する虞れもあって大変危険な状態であ った。 また、ベニヤ合板は、再利用が困難で産業廃棄物として廃棄されるので廃棄物 を増加させるばかりではなく、木材資源の枯渇が叫ばれている昨今、使用を控え なければならない。 本考案は上記に鑑み提案されたもので、安全で取り扱い易く且つ再使用可能な 開口蓋の取付構造を安価に提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、工事中の建築物の床部に開設した開口部に 、着脱自在に装着する開口蓋の取付構造であって、複数のピン挿通孔を有すると 共に上記開口部を被覆可能な大きさを有する蓋本体と、上記ピン挿通孔に挿通し 、下端が床部の下面から突出可能な長さを有する係止ピンとを備え、床部の開口 部を蓋本体で被覆すると共に、開口部の縁に対応する位置の複数のピン挿通孔に 夫々係止ピンを選択的に挿通するようにしたものである。
【0005】
【作用】
開口部に被覆した蓋本体のピン挿通孔に通した係止ピンが、開口部の端面に当 接して蓋本体の移動を防止し、蓋本体の不用意な開放を防止する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例について説明すると、図1は使用状態を説明する 断面図であって、本考案に係る開口蓋の取付構造は、概略すると、複数のピン挿 通孔1を有すると共に、工事中の建築物の床部2に開設した開口部3を被覆可能 な大きさを有する蓋本体4と、上記ピン挿通孔1に挿通する係止ピン5とを備え ている。
【0007】 建築物を施工する際、所謂コンクリートスラブ等の床部2には、荷揚げ、荷降 ろしのための開口部3が、床面積等に応じて各フロア毎の適宜位置に開設してあ る。そして、この開口部3を使用しないときは塞いでおかないと作業員が落下し たり、資材等が落下して危険である。尚、この開口部3は、例えば、約900x 1800mmの型枠用のベニヤ合板等を挿通可能なように、約300x1000 mm程度の大きさに開設してある。また、床部2の厚みは一般に100〜150 mm程度である。
【0008】 上記開口部3を被覆可能な蓋本体4は、例えば、400x1100mm程度で 充分に開口部3を覆うことができる。この蓋本体4の材質は、鉄、アルミニウム 等の金属板、ポリプロピレン等の合成樹脂の成形板、FRP等の繊維強化プラス チック等を使用することができ、費用や重量の点で、現在のところ強化プラスチ ックが好適である。
【0009】 蓋本体4の厚み或は高さは、作業員が載ったり、セメント等を積載した運搬用 一輪車が通過しても変形しない強度が得られるように、材質に応じて適宜設定す る。尚、裏面側に補強リブを設けるようにしてもよい。また、高さが増す場合に は、一輪車の通過が容易なように周縁を面取りするとよい。
【0010】 この蓋本体4には複数のピン挿通孔1を開設する。ピン挿通孔1の位置は、図 2に示すように、各辺のほゞ中点部分に十字状に開設してもよいし、図3(A) に示すように千鳥状に開設してもよい。尚、千鳥状に開設するときには、ピン挿 通孔1が連続しないので、強度の低下を招くことがない。また、図3(B)に示 すようにピン挿通孔1を蓋本体4の対角線上に配置することもできる。
【0011】 そして、上記のような蓋本体4の表面には、滑べり止め手段を設けておくとよ い。この滑べり止め手段は、例えば、プラスチック製の場合は表層部分に砂粒を 散布混在させておけばよいし、金属製の場合は適宜溝や凹凸を形成すればよい。 また、開口部3の存在を示し、注意を喚起するように、蓋本体4を例えば黄色に 着色或は塗装したり、「注意」等の標語を示すようにするとよい。
【0012】 一方、蓋本体4のピン挿通孔1に挿通させる係止ピン5は、床部2の厚さより も長い脚部6を有し、例えば200mm程度の長さである。また、脚部6の基端 側には、拡径する頭部7を設け、ピン挿通孔1に挿入した際に落下しないように する。尚、ピン挿通孔1の上端を皿孔とし、係止ピン5の頭部7を皿状にしてお けば、頭部7が蓋本体4の上面から突出しない。
【0013】 また、図示の実施例によれば、図5に示すように、脚部6の下端に、抜け止め 手段8が設けてある。この抜け止め手段8は、ピン挿通孔1の径よりも若干長い 抜け止め片9を、脚部6の下端部分に形成した切欠部10に回動自在に軸着して 構成してあり、抜け止め片9を切欠部10と重ねて平行させたときにピン挿通孔 1に抜き差し可能である。一方、抜け止め片9を脚部6に対してほゞ直交させる と、係止ピン5の下端部分が実質的に拡径して、当該係止ピン5がピン挿通孔1 から抜けなくなる。このようにしておけば、保管時や移送時等に蓋本体4のピン 挿通孔1から係止ピン5が抜けて散逸することがなく、管理が容易となる。
【0014】 次に、上記のような蓋本体4と係止ピン5とを使用して、床部2の開口部3を 閉止する方法を説明する。開口部3は前記したように床部2の適宜位置に必要に 応じて開設され、工事が終了するときには閉止されるものであるから、厳密な寸 法に開設されていない。
【0015】 そこで、本考案は、開口部3に蓋本体4を被覆すると共に、複数あるピン挿通 孔1の内、開口部3の縁に近い位置のピン挿通孔1を選んで係止ピン5を通し、 当該係止ピン5の下端を床部2の下面から下方に突出させ、係止ピン5の脚部6 を開口部3の端面3aに係止可能とするものである。
【0016】 そして、開口部3の各端面3aに対応する位置のピン挿通孔1に係止ピン5を 挿通すれば、蓋本体4に対して当該蓋本体4を移動させる力がどの方向から作用 しても、対応する方向の係止ピン5が開口部3の端面3aに当接して、蓋本体4 のずれに対抗して蓋本体4がずれることがない。従って、蓋本体4が外れて開口 部3が誤って開放されることがなく安全である。また、対角線上にピン挿通孔1 を配設するときは、係止ピン5が開口部3の各角部に位置することになり、より 一層蓋本体4の位置を確保することができる。
【0017】 また、開口部3を一枚の蓋本体4で被覆できないときには、図5に示すように 、蓋本体4を並設すればよく、この場合も、対応するピン挿通孔1を適宜に選ん で係止ピン5を挿通すれば、各蓋本体4の位置ずれを防止することができ、蓋本 体4がずれて開口部3が開放されることがない。
【0018】 以上本考案を図示の実施例について説明したが、本考案は上記した実施例に限 定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限 りどのようにでも実施できる。例えば、ピン挿通孔の配列は図示した実施例以外 にも適宜に変更でき、各実施例の複合でもよいし、必要な強度が確保できれば網 目状であってもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上要するに本考案は、複数のピン挿通孔を有すると共に工事中の床部に開設 した開口部を被覆可能な大きさを有する蓋本体と、上記ピン挿通孔に挿通し、下 端が床部の下面から突出可能な長さを有する係止ピンとを備え、床部の開口部を 蓋本体で被覆すると共に、開口部の縁に対応する位置の複数のピン挿通孔に夫々 係止ピンを選択的に挿通したので、床部に開設した様々な大きさの開口部に対応 することができ、蓋本体に色々な方向から当該蓋本体を移動させる力が作用して も、対応する方向の係止ピンが開口部の端面に当接して対抗し、蓋本体の位置が ずれることがない。従って、開口部が不用意に開放することがなく、安全に工事 を進めることができる。一方、開口部を開放するときには、蓋本体を持ち上げる だけで蓋本体を撤去することができ、極めて簡単で能率的である。また、本考案 は、繰り返し使用可能であるので産業廃棄物が発生せず、しかも木材を使用して いないので木材資源の無駄使いがなく、実用的価値が極めて高い。更に、係止ピ ンに抜け止め手段を設けるときは、係止ピンが蓋本体から抜け落ちることがない ので、係止ピンが散逸せず管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る開口蓋の取付構造を示す断面図で
ある。
【図2】本考案に係る開口蓋の取付構造を示す平面図で
ある。
【図3】(A)、(B)は夫々ピン挿通孔の配置を示す
蓋本体の平面図である。
【図4】係止ピンの一例を示し、(A)は抜け止め片を
回動させた状態の正面図、(B)は抜け止め片を起立さ
せた状態の側面図である。
【図5】蓋本体を大きな開口部に並設した状態の平面図
である。
【符号の説明】
1 ピン挿通孔 2 床部 3 開口部 4 蓋本体 5 係止ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事中の建築物の床部に開設した開口部
    に、着脱自在に装着する開口蓋の取付構造であって、 複数のピン挿通孔を有すると共に上記開口部を被覆可能
    な大きさを有する蓋本体と、上記ピン挿通孔に挿通し、
    下端が床部の下面から突出可能な長さを有する係止ピン
    とを備え、 床部の開口部を蓋本体で被覆すると共に、開口部の縁に
    対応する位置の複数のピン挿通孔に夫々係止ピンを選択
    的に挿通したことを特徴とする開口蓋の取付構造。
JP6752892U 1992-09-03 1992-09-03 開口蓋の取付構造 Pending JPH0625457U (ja)

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JP6752892U JPH0625457U (ja) 1992-09-03 1992-09-03 開口蓋の取付構造

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JPH0625457U true JPH0625457U (ja) 1994-04-08

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100677189B1 (ko) * 2006-10-14 2007-02-02 허동석 개구부 덮개
JP2009079466A (ja) * 2007-09-03 2009-04-16 Hokensha:Kk ホールキャップ及びその製造方法
KR100937481B1 (ko) * 2008-09-19 2010-01-19 허동석 개구부 덮개

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100677189B1 (ko) * 2006-10-14 2007-02-02 허동석 개구부 덮개
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