JPH06254480A - 高質感塗装方法 - Google Patents
高質感塗装方法Info
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- JPH06254480A JPH06254480A JP4526793A JP4526793A JPH06254480A JP H06254480 A JPH06254480 A JP H06254480A JP 4526793 A JP4526793 A JP 4526793A JP 4526793 A JP4526793 A JP 4526793A JP H06254480 A JPH06254480 A JP H06254480A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリヤ層の厚さを増大させなくとも塗装の質
感を向上させる。 【構成】 自動車用上塗り塗装を行うに際し、ベースコ
ート2上のクリヤ層3をベースコート2上の第1クリヤ
層3−1と第1クリヤ層3−1上の第2クリヤ層3−2
とに分け、第1クリヤ層3−1の屈折率n1と第2クリ
ヤ層3−2の屈折率n2との関係をn1<n2として上
塗り塗装する。
感を向上させる。 【構成】 自動車用上塗り塗装を行うに際し、ベースコ
ート2上のクリヤ層3をベースコート2上の第1クリヤ
層3−1と第1クリヤ層3−1上の第2クリヤ層3−2
とに分け、第1クリヤ層3−1の屈折率n1と第2クリ
ヤ層3−2の屈折率n2との関係をn1<n2として上
塗り塗装する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用塗装におい
て、とくに上塗り塗装に適用される高質感塗装方法に関
するものである。
て、とくに上塗り塗装に適用される高質感塗装方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用車体における塗装は、防錆と美
感の付与にあり、高い水準の品質が要求される。
感の付与にあり、高い水準の品質が要求される。
【0003】従来、とくに乗用車に対する自動車用塗装
においては、 (1)電着塗装(プライマ塗装) (2)焼き付け乾燥(170℃×30分) (3)中塗り塗装 (4)焼き付け乾燥(140℃×30分) (5)着色用ベースコート(上塗り塗装) (6)クリヤ(上塗り塗装) (7)焼き付け乾燥(140℃×30分) の工程を採用するのが一般的である(例えば、『新編
自動車工学便覧 <第9編>』 社団法人 自動車技術
会 昭和58年5月31日 初版発行 第1−70頁〜
第1−77頁,『自動車技術ハンドブック <第4分冊
> 生産・品質・整備編』 社団法人 自動車技術会
1991年9月1日 第1版発行 第139頁〜第14
6頁)。
においては、 (1)電着塗装(プライマ塗装) (2)焼き付け乾燥(170℃×30分) (3)中塗り塗装 (4)焼き付け乾燥(140℃×30分) (5)着色用ベースコート(上塗り塗装) (6)クリヤ(上塗り塗装) (7)焼き付け乾燥(140℃×30分) の工程を採用するのが一般的である(例えば、『新編
自動車工学便覧 <第9編>』 社団法人 自動車技術
会 昭和58年5月31日 初版発行 第1−70頁〜
第1−77頁,『自動車技術ハンドブック <第4分冊
> 生産・品質・整備編』 社団法人 自動車技術会
1991年9月1日 第1版発行 第139頁〜第14
6頁)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車用塗装方法では、クリヤ層の屈折率nが空気の屈
折率n0よりも大きいため、クリヤ層の実際の膜厚より
も薄く見えてしまうことから、塗装の質感が十分でない
と感じることもありえたことから、クリヤ層の厚さを増
大させることなく塗膜の質感を向上させたものにできる
ようにすることが課題であった。
自動車用塗装方法では、クリヤ層の屈折率nが空気の屈
折率n0よりも大きいため、クリヤ層の実際の膜厚より
も薄く見えてしまうことから、塗装の質感が十分でない
と感じることもありえたことから、クリヤ層の厚さを増
大させることなく塗膜の質感を向上させたものにできる
ようにすることが課題であった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、クリヤ層の厚さを増大さ
せることなく塗装の質感を向上させることが可能である
高質感塗装方法を提供することを目的としている。
がみてなされたものであって、クリヤ層の厚さを増大さ
せることなく塗装の質感を向上させることが可能である
高質感塗装方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる高質感塗
装方法は、ベースコート上のクリヤ層を前記ベースコー
ト上の第1クリヤ層と前記第1クリヤ層上の第2クリヤ
層とに分け、第1クリヤ層の屈折率n1と第2クリヤ層
の屈折率n2との関係をn1<n2とする構成としたこ
とを特徴としており、また、必要に応じて採用される実
施態様において、第1クリヤ層の屈折率n1を1.4以
下、第2クリヤ層の屈折率n2を1.5以上とする構成
としたことを特徴としており、このような高質感塗装方
法に係わる発明の構成をもって前述した従来の課題を解
決するための手段としている。
装方法は、ベースコート上のクリヤ層を前記ベースコー
ト上の第1クリヤ層と前記第1クリヤ層上の第2クリヤ
層とに分け、第1クリヤ層の屈折率n1と第2クリヤ層
の屈折率n2との関係をn1<n2とする構成としたこ
とを特徴としており、また、必要に応じて採用される実
施態様において、第1クリヤ層の屈折率n1を1.4以
下、第2クリヤ層の屈折率n2を1.5以上とする構成
としたことを特徴としており、このような高質感塗装方
法に係わる発明の構成をもって前述した従来の課題を解
決するための手段としている。
【0007】本発明に係わる高質感塗装方法は、上記し
た構成を有するものであり、本発明者が鋭意研究を重ね
た結果、自動車用塗装においてその膜厚を増大すること
なく質感を向上させるためには、ベースコート上のクリ
ヤ層を2層とし、その屈折率を変えることにより、塗装
の質感を向上できることがわかった。
た構成を有するものであり、本発明者が鋭意研究を重ね
た結果、自動車用塗装においてその膜厚を増大すること
なく質感を向上させるためには、ベースコート上のクリ
ヤ層を2層とし、その屈折率を変えることにより、塗装
の質感を向上できることがわかった。
【0008】そしてこのためには、ベースコート上の第
1クリヤ層の屈折率n1と前記第1クリヤ層上の第2ク
リヤ層の屈折率n2との関係をn1<n2とするのが良
いことが認められた。
1クリヤ層の屈折率n1と前記第1クリヤ層上の第2ク
リヤ層の屈折率n2との関係をn1<n2とするのが良
いことが認められた。
【0009】さらに具体的には、ベースコート上の第1
クリヤ層の屈折率n1を1.4以下、前記第1クリヤ層
上の第2クリヤ層の屈折率n2を1.5以上とするのが
とくに好ましいことが認められた。
クリヤ層の屈折率n1を1.4以下、前記第1クリヤ層
上の第2クリヤ層の屈折率n2を1.5以上とするのが
とくに好ましいことが認められた。
【0010】そして、第1クリヤ層を形成するための樹
脂としては、シリコーン系樹脂,フッ素系樹脂などを用
いることができ、第2クリヤ層を形成するための樹脂と
しては、アクリル系樹脂,ポリエステル系樹脂などを用
いることができる。
脂としては、シリコーン系樹脂,フッ素系樹脂などを用
いることができ、第2クリヤ層を形成するための樹脂と
しては、アクリル系樹脂,ポリエステル系樹脂などを用
いることができる。
【0011】このように、クリヤ層を屈折率の異なる2
層とすることにより、従来の塗装系と比べて光路長が長
くなり、厚み感が増大して見えることによって塗装の質
感が向上する。
層とすることにより、従来の塗装系と比べて光路長が長
くなり、厚み感が増大して見えることによって塗装の質
感が向上する。
【0012】ここで、ベースコート上の第1クリヤ層の
屈折率n1が1.4を超えるものであるときには、その
上の第2クリヤ層の屈折率n2との差による十分な光路
長の確保ができなくなり、有意差のある厚み感が感じら
れなくなって質感の向上を期待することができなくなる
ので好ましくなく、また、第1クリヤ層上の第2クリヤ
層の屈折率n2が1.5よりも小さいものであるときに
は、その下の第1クリヤ層の屈折率n1との差による十
分な光路長の確保ができなくなり、有意差のある厚み感
が感じられなくなって質感の向上を期待することができ
なくなるので好ましくない。
屈折率n1が1.4を超えるものであるときには、その
上の第2クリヤ層の屈折率n2との差による十分な光路
長の確保ができなくなり、有意差のある厚み感が感じら
れなくなって質感の向上を期待することができなくなる
ので好ましくなく、また、第1クリヤ層上の第2クリヤ
層の屈折率n2が1.5よりも小さいものであるときに
は、その下の第1クリヤ層の屈折率n1との差による十
分な光路長の確保ができなくなり、有意差のある厚み感
が感じられなくなって質感の向上を期待することができ
なくなるので好ましくない。
【0013】
【発明の作用】本発明に係わる高質感塗装方法は、上述
した構成を有するものであり、従来の塗装方法では、図
2に示すように、中塗り面11に形成されたカラーベー
スコート12上のクリヤ層13の屈折率nが空気の屈折
率n0よりも大きいため、実際の膜厚よりも薄く見えて
しまい、塗装の質感が劣るものとなってしまうことがあ
り得たのに対して、本発明に係わる高質感塗装方法で
は、図1に示すように、中塗り面1に形成されたカラー
ベースコート2上のクリヤ層3を前記ベースコート2上
の第1クリヤ層3−1と前記第1クリヤ層3−1上の第
2クリヤ層3−2とに分け、第1クリヤ層3−1の屈折
率n1と第2クリヤ層3−2の屈折率n2との関係をn
1<n2としているので、従来の塗装系のものと比べて
光路長が長くなり、厚み感が増加して見えることにより
塗装の質感が向上することとなる。
した構成を有するものであり、従来の塗装方法では、図
2に示すように、中塗り面11に形成されたカラーベー
スコート12上のクリヤ層13の屈折率nが空気の屈折
率n0よりも大きいため、実際の膜厚よりも薄く見えて
しまい、塗装の質感が劣るものとなってしまうことがあ
り得たのに対して、本発明に係わる高質感塗装方法で
は、図1に示すように、中塗り面1に形成されたカラー
ベースコート2上のクリヤ層3を前記ベースコート2上
の第1クリヤ層3−1と前記第1クリヤ層3−1上の第
2クリヤ層3−2とに分け、第1クリヤ層3−1の屈折
率n1と第2クリヤ層3−2の屈折率n2との関係をn
1<n2としているので、従来の塗装系のものと比べて
光路長が長くなり、厚み感が増加して見えることにより
塗装の質感が向上することとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に説明す
る。
る。
【0015】実施例1 70×150mmの大きさのテストピースに対し前処理
剤(商品名;グラノジン DP4000,日本ペイント
製)を用いて塗装前処理を行った後、下塗り塗料(商品
名;u−600,日本ペイント製)を用いて乾燥膜厚が
20μmとなるように電着塗装(プライマ塗装)を行
い、170℃で30分の焼き付け乾燥を行った。
剤(商品名;グラノジン DP4000,日本ペイント
製)を用いて塗装前処理を行った後、下塗り塗料(商品
名;u−600,日本ペイント製)を用いて乾燥膜厚が
20μmとなるように電着塗装(プライマ塗装)を行
い、170℃で30分の焼き付け乾燥を行った。
【0016】続いて、中塗り塗料(商品名;ハイエピコ
No.100,日本油脂製)を用いて乾燥膜厚が35
μmとなるように中塗り塗装を行い、140℃で30分
の焼き付け乾燥を行った。
No.100,日本油脂製)を用いて乾燥膜厚が35
μmとなるように中塗り塗装を行い、140℃で30分
の焼き付け乾燥を行った。
【0017】さらに、上塗り塗料(商品名;ベルコート
No.5220 黒,日本油脂製)を用いて乾燥膜厚
が15μmとなるように上塗り塗装を行って黒色のカラ
ーベースコートを形成し、続いてフッ素系樹脂塗料(商
品名;ベルフロン 7200,日本油脂製)を用いてウ
エットオンウエットにより乾燥膜厚が20μmとなるよ
うに塗装を行って第1クリヤ層(屈折率n1=1.4)
を形成し、10分間放置した後、アクリル系樹脂塗料
(商品名;ベルコート No.6000 クリヤ,日本
油脂製)を用いてウエットオンウエットにより乾燥膜厚
が20μmとなるように塗装を行って第2クリヤ層(屈
折率n2=1.5)を形成し、140℃で30分の焼き
付け乾燥を行った。
No.5220 黒,日本油脂製)を用いて乾燥膜厚
が15μmとなるように上塗り塗装を行って黒色のカラ
ーベースコートを形成し、続いてフッ素系樹脂塗料(商
品名;ベルフロン 7200,日本油脂製)を用いてウ
エットオンウエットにより乾燥膜厚が20μmとなるよ
うに塗装を行って第1クリヤ層(屈折率n1=1.4)
を形成し、10分間放置した後、アクリル系樹脂塗料
(商品名;ベルコート No.6000 クリヤ,日本
油脂製)を用いてウエットオンウエットにより乾燥膜厚
が20μmとなるように塗装を行って第2クリヤ層(屈
折率n2=1.5)を形成し、140℃で30分の焼き
付け乾燥を行った。
【0018】実施例2 実施例1では第1クリヤ層形成用塗料としてフッ素系樹
脂塗料を用いたが、この実施例2では、第1クリヤ層形
成用塗料としてシリコーン系樹脂塗料(商品名;アクリ
ルシリコーン塗料ゼムラック,鐘淵化学工業製)を用い
て第1コート層(屈折率n1=1.3)を形成したほか
は、実施例1と同様にして実施した。
脂塗料を用いたが、この実施例2では、第1クリヤ層形
成用塗料としてシリコーン系樹脂塗料(商品名;アクリ
ルシリコーン塗料ゼムラック,鐘淵化学工業製)を用い
て第1コート層(屈折率n1=1.3)を形成したほか
は、実施例1と同様にして実施した。
【0019】比較例1 実施例1においてベースコートの形成までは同じとし、
フッ素系樹脂塗料(ベルフロン 7200,日本油脂
製)を用いずに、アクリル系樹脂塗料(商品名;ベルコ
ート No.6000 クリヤ,日本油脂製)を用いて
ウエットオンウエットにより乾燥膜厚が40μmとなる
ように塗装し、140℃で30分の焼き付け乾燥を行っ
て1層のみからなるクリヤ層(屈折率n=1.5)を形
成した。
フッ素系樹脂塗料(ベルフロン 7200,日本油脂
製)を用いずに、アクリル系樹脂塗料(商品名;ベルコ
ート No.6000 クリヤ,日本油脂製)を用いて
ウエットオンウエットにより乾燥膜厚が40μmとなる
ように塗装し、140℃で30分の焼き付け乾燥を行っ
て1層のみからなるクリヤ層(屈折率n=1.5)を形
成した。
【0020】評価例 (1)塗膜の外観:JIS K 5400 6.1に準
じ、中塗り塗膜表面を目視により観察して評価を行い、
○:良好,△:普通,×:不良(ワキ発生)に区分した
ところ、表1の「塗膜の外観」の欄に示す結果であっ
た。
じ、中塗り塗膜表面を目視により観察して評価を行い、
○:良好,△:普通,×:不良(ワキ発生)に区分した
ところ、表1の「塗膜の外観」の欄に示す結果であっ
た。
【0021】(2)鮮映性:上塗り塗膜表面をPGD計
にて測定して評価を行ったところ、表1の「鮮映性」の
欄に示す結果であった。
にて測定して評価を行ったところ、表1の「鮮映性」の
欄に示す結果であった。
【0022】(3)光沢:JIS K 5400 6.
7に準じて評価を行ったところ、表1の「光沢」の欄に
示す結果であった。
7に準じて評価を行ったところ、表1の「光沢」の欄に
示す結果であった。
【0023】(4)深み感:上塗り塗膜表面を目視にて
観察して評価を行い、○:良好,△:普通,×:劣るに
区分したところ、表1の「深み感」の欄に示す結果であ
った。
観察して評価を行い、○:良好,△:普通,×:劣るに
区分したところ、表1の「深み感」の欄に示す結果であ
った。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示す結果より明らかなように、従来
の比較例1では、クリヤ層を1層のみとしていてこの屈
折率nは空気の屈折率n0よりも大きいものとなってい
るため、実際の膜厚よりも薄く見えてしまうことから、
塗膜の外観,鮮映性,光沢は良好であるものの、深み感
に劣るものとなっていた。
の比較例1では、クリヤ層を1層のみとしていてこの屈
折率nは空気の屈折率n0よりも大きいものとなってい
るため、実際の膜厚よりも薄く見えてしまうことから、
塗膜の外観,鮮映性,光沢は良好であるものの、深み感
に劣るものとなっていた。
【0026】これに対して、実施例1,2ではクリヤ層
を2つに分け、第1クリヤ層の屈折率n1と第2クリヤ
層の屈折率n2との関係をn1<n2としているので、
比較例の場合に比べて光路長を長くとることができるこ
とから、塗膜の外観,鮮映性,光沢が良好であるうえに
深み感も良好なものとなり、塗装の質感を向上させたも
のにできることが確かめられた。
を2つに分け、第1クリヤ層の屈折率n1と第2クリヤ
層の屈折率n2との関係をn1<n2としているので、
比較例の場合に比べて光路長を長くとることができるこ
とから、塗膜の外観,鮮映性,光沢が良好であるうえに
深み感も良好なものとなり、塗装の質感を向上させたも
のにできることが確かめられた。
【0027】
【発明の効果】本発明に係わる高質感塗装方法において
は、自動車用上塗り塗装を行うに際し、ベースコート上
のクリヤ層を前記ベースコート上の第1クリヤ層と前記
第1クリヤ層上の第2クリヤ層とに分け、第1クリヤ層
の屈折率n1と第2クリヤ層の屈折率n2との関係をn
1<n2として上塗り塗装する構成としたから、クリヤ
層中における光路長を従来以上に増大させることが可能
となるので、クリヤ層の厚さを増大させることなしに塗
装の質感を向上させることが可能になるという著しく優
れた効果がもたらされる。
は、自動車用上塗り塗装を行うに際し、ベースコート上
のクリヤ層を前記ベースコート上の第1クリヤ層と前記
第1クリヤ層上の第2クリヤ層とに分け、第1クリヤ層
の屈折率n1と第2クリヤ層の屈折率n2との関係をn
1<n2として上塗り塗装する構成としたから、クリヤ
層中における光路長を従来以上に増大させることが可能
となるので、クリヤ層の厚さを増大させることなしに塗
装の質感を向上させることが可能になるという著しく優
れた効果がもたらされる。
【図1】本発明例におけるクリヤ層の見え方を光路とと
もに示す説明図である。
もに示す説明図である。
【図2】従来例におけるクリヤ層の見え方を光路ととも
に示す説明図である。
に示す説明図である。
1 中塗り面 2 ベースコート 3 クリヤ層 3−1 第1クリヤ層 3−2 第2クリヤ層
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車用上塗り塗装を行うに際し、ベー
スコート上のクリヤ層を前記ベースコート上の第1クリ
ヤ層と前記第1クリヤ層上の第2クリヤ層とに分け、第
1クリヤ層の屈折率n1と第2クリヤ層の屈折率n2と
の関係をn1<n2として上塗り塗装することを特徴と
する高質感塗装方法。 - 【請求項2】 第1クリヤ層の屈折率n1を1.4以
下、第2クリヤ層の屈折率n2を1.5以上とする請求
項1に記載の高質感塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4526793A JPH06254480A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 高質感塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4526793A JPH06254480A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 高質感塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06254480A true JPH06254480A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12714531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4526793A Pending JPH06254480A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 高質感塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06254480A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005132108A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-05-26 | Sk Kaken Co Ltd | 積層体 |
WO2015064015A1 (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | マツダ株式会社 | 積層塗膜及び塗装物 |
JP2016137693A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-04 | マツダ株式会社 | 加飾積層体 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP4526793A patent/JPH06254480A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005132108A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-05-26 | Sk Kaken Co Ltd | 積層体 |
WO2015064015A1 (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | マツダ株式会社 | 積層塗膜及び塗装物 |
CN105916683A (zh) * | 2013-10-30 | 2016-08-31 | 马自达汽车株式会社 | 叠层涂膜及涂装物 |
CN105916683B (zh) * | 2013-10-30 | 2017-12-01 | 马自达汽车株式会社 | 叠层涂膜及涂装物 |
US10118196B2 (en) | 2013-10-30 | 2018-11-06 | Mazda Motor Corporation | Laminated coating film and coated article |
JP2016137693A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-04 | マツダ株式会社 | 加飾積層体 |
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