JPH06253890A - (r)−マンデル酸の製造法 - Google Patents
(r)−マンデル酸の製造法Info
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- JPH06253890A JPH06253890A JP5079997A JP7999793A JPH06253890A JP H06253890 A JPH06253890 A JP H06253890A JP 5079997 A JP5079997 A JP 5079997A JP 7999793 A JP7999793 A JP 7999793A JP H06253890 A JPH06253890 A JP H06253890A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (R)−マンデル酸と(S)−マンデル酸の
混合物に(S)−マンデル酸を不斉的に代謝する微生物
またはその処理物を作用させて残存する(R)−マンデ
ル酸と、(S)−マンデル酸より生成したベンゾイル蟻
酸をふくむ反応液に酵母を加えてさらに反応させてベン
ゾイル蟻酸を(R)−マンデル酸に還元して反応液中の
(R)−マンデル酸の量を増加させることにより、原料
マンデル酸中の(R)−マンデル酸量より多くの(R)
−マンデル酸をえる。 【効果】 光学分割剤あるいは光学活性医薬農薬の合成
中間体として有用な(R)−マンデル酸を効率的に製造
することができる。
混合物に(S)−マンデル酸を不斉的に代謝する微生物
またはその処理物を作用させて残存する(R)−マンデ
ル酸と、(S)−マンデル酸より生成したベンゾイル蟻
酸をふくむ反応液に酵母を加えてさらに反応させてベン
ゾイル蟻酸を(R)−マンデル酸に還元して反応液中の
(R)−マンデル酸の量を増加させることにより、原料
マンデル酸中の(R)−マンデル酸量より多くの(R)
−マンデル酸をえる。 【効果】 光学分割剤あるいは光学活性医薬農薬の合成
中間体として有用な(R)−マンデル酸を効率的に製造
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸性光学分割剤、セファ
ロスポリン系抗生物質の側鎖修飾剤などとして需要の多
い(R)−マンデル酸の製造法に関する。
ロスポリン系抗生物質の側鎖修飾剤などとして需要の多
い(R)−マンデル酸の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】(R)−マンデル酸の製造法と
しては、アミグダリンを加水分解してえる方法が古くか
ら知られている。またラセミ体マンデル酸と光学活性ア
ミン類とのジアステレオマー塩形成法によりえる光学分
割法が知られており、工業的には光学分割剤としてα−
メチルベンジルアミンによる方法が採用されている
(J.Amer.Chem.Soc.,55巻、411
頁、1933年)。
しては、アミグダリンを加水分解してえる方法が古くか
ら知られている。またラセミ体マンデル酸と光学活性ア
ミン類とのジアステレオマー塩形成法によりえる光学分
割法が知られており、工業的には光学分割剤としてα−
メチルベンジルアミンによる方法が採用されている
(J.Amer.Chem.Soc.,55巻、411
頁、1933年)。
【0003】近年、微生物あるいは酵素を用いる方法と
して、ラセミ体マンデル酸エステルの不斉加水分解
(J.Org.Chem.,54巻、2453頁、19
89年など)や不斉エステル化(J.Amer.Che
m.Soc.,113巻、9360頁、1991年)、
ベンゾイルギ酸の不斉還元(Appl.Microbi
ol.Biotechnol.,31巻、215頁、1
989年、特開昭57−198096号など)、ベンズ
アルデヒドのシアンヒドリン化と加水分解の組合せ(特
開昭63−219388号など)、マンデロニトリルの
不斉加水分解(特開平3−277292号、特開平2−
84198号、欧州特開044648A2号)、マンデ
ル酸アミドの不斉加水分解(特開昭62−55098
号、特開昭61−88894号)、フェニルグリオキザ
ールにグリオキサラーゼI,IIを作用させる方法
(J.Org.Chem.,46巻、4682頁、19
81年)が知られている。しかし、これらの方法は操作
が繁雑であったり、基質が高価であったり、基質の溶解
度が低かったり、基質の使用菌に対する毒性のため高濃
度の生産に不適であったり、またえられる(R)−マン
デル酸の光学純度が低いなど、工業的製法としてはさら
に改良が望まれる。
して、ラセミ体マンデル酸エステルの不斉加水分解
(J.Org.Chem.,54巻、2453頁、19
89年など)や不斉エステル化(J.Amer.Che
m.Soc.,113巻、9360頁、1991年)、
ベンゾイルギ酸の不斉還元(Appl.Microbi
ol.Biotechnol.,31巻、215頁、1
989年、特開昭57−198096号など)、ベンズ
アルデヒドのシアンヒドリン化と加水分解の組合せ(特
開昭63−219388号など)、マンデロニトリルの
不斉加水分解(特開平3−277292号、特開平2−
84198号、欧州特開044648A2号)、マンデ
ル酸アミドの不斉加水分解(特開昭62−55098
号、特開昭61−88894号)、フェニルグリオキザ
ールにグリオキサラーゼI,IIを作用させる方法
(J.Org.Chem.,46巻、4682頁、19
81年)が知られている。しかし、これらの方法は操作
が繁雑であったり、基質が高価であったり、基質の溶解
度が低かったり、基質の使用菌に対する毒性のため高濃
度の生産に不適であったり、またえられる(R)−マン
デル酸の光学純度が低いなど、工業的製法としてはさら
に改良が望まれる。
【0004】本発明者らは、上に述べたような(R)−
マンデル酸製造技術の問題点を克服すべく種々研究した
結果、微生物またはその処理物(酵素を含む)を用いる
(R,S)−マンデル酸の不斉代謝による方法が、
(R,S)−マンデル酸自体は安価に市場に供給されて
いることから有利であるとの考に立って、広く目的に適
した微生物を探究し、アクロモバクター,アルカリゲネ
ス、フラボバクテリウム、ミクロコッカス,パラコッカ
ス、およびプロテウスの各属あるいはシュードモナス・
フルバ,シュードモナス・ダクネ、シュードモナス・ク
ルシビエの各菌種に属する微生物が(S)−マンデル酸
にエナンチオマー特異的に作用することをみいだし、先
に出願した(特願平4−13299)。その後、ラセミ
型マンデル酸の不斉資化を利用する(R)−マンデル酸
の製法の出願が公開され、ギベレラ、ブレビバクテリウ
ム、ロドスポリジウム、ロドトルラの各属の微生物が
(S)−マンデル酸を不斉的に代謝して(R)−マンデ
ル酸を残留することが示されている。
マンデル酸製造技術の問題点を克服すべく種々研究した
結果、微生物またはその処理物(酵素を含む)を用いる
(R,S)−マンデル酸の不斉代謝による方法が、
(R,S)−マンデル酸自体は安価に市場に供給されて
いることから有利であるとの考に立って、広く目的に適
した微生物を探究し、アクロモバクター,アルカリゲネ
ス、フラボバクテリウム、ミクロコッカス,パラコッカ
ス、およびプロテウスの各属あるいはシュードモナス・
フルバ,シュードモナス・ダクネ、シュードモナス・ク
ルシビエの各菌種に属する微生物が(S)−マンデル酸
にエナンチオマー特異的に作用することをみいだし、先
に出願した(特願平4−13299)。その後、ラセミ
型マンデル酸の不斉資化を利用する(R)−マンデル酸
の製法の出願が公開され、ギベレラ、ブレビバクテリウ
ム、ロドスポリジウム、ロドトルラの各属の微生物が
(S)−マンデル酸を不斉的に代謝して(R)−マンデ
ル酸を残留することが示されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記したラセミ型マンデ
ル酸の不斉資化を利用する方法では、えられる(R)−
マンデル酸の光学純度は極めて高いが、原理的に用いた
ラセミ型マンデル酸の50%以上を(R)−マンデル酸
としてえられない欠点がある。本発明者らは、(S)−
マンデル酸の酸化によりベンゾイル蟻酸が生成して、し
かもそれがかなりの量で反応液中に残存することを見出
し、これを酵母を用いて還元すると生成したベンゾイル
蟻酸から不斉的に(R)−マンデル酸が生成して、もと
のラセミ型マンデル酸に対して50%以上の(R)−マ
ンデル酸を反応液中にえることができることをみいだし
た。本方法により、ラセミ型マンデル酸から50%以上
の収量で効率的に(R)−マンデル酸を製造することが
可能となった。すなわち、本発明は従来知られているベ
ンゾイル蟻酸の不斉還元の方法で工業的実施に難点のあ
ったベンゾイル蟻酸の供給の問題と高価な補酵素の供給
の問題を解決し、また乳酸菌菌体を用いる還元が窒素気
流中で行われることのコストの問題を、安価、簡便に入
取しうることにより、実際的に解決したものといえる。
ル酸の不斉資化を利用する方法では、えられる(R)−
マンデル酸の光学純度は極めて高いが、原理的に用いた
ラセミ型マンデル酸の50%以上を(R)−マンデル酸
としてえられない欠点がある。本発明者らは、(S)−
マンデル酸の酸化によりベンゾイル蟻酸が生成して、し
かもそれがかなりの量で反応液中に残存することを見出
し、これを酵母を用いて還元すると生成したベンゾイル
蟻酸から不斉的に(R)−マンデル酸が生成して、もと
のラセミ型マンデル酸に対して50%以上の(R)−マ
ンデル酸を反応液中にえることができることをみいだし
た。本方法により、ラセミ型マンデル酸から50%以上
の収量で効率的に(R)−マンデル酸を製造することが
可能となった。すなわち、本発明は従来知られているベ
ンゾイル蟻酸の不斉還元の方法で工業的実施に難点のあ
ったベンゾイル蟻酸の供給の問題と高価な補酵素の供給
の問題を解決し、また乳酸菌菌体を用いる還元が窒素気
流中で行われることのコストの問題を、安価、簡便に入
取しうることにより、実際的に解決したものといえる。
【0006】本発明において最初の(R)−体と(S)
−体の混合物であるマンデル酸に作用させるのに使用す
る微生物は、(S)−マンデル酸を不斉的に代謝する微
生物、例えば、アルカリゲネス・フェカリス(Alca
ligenes faecalis)ATCC 875
0、フラボバクテリウム属菌種(Flavobacte
rium sp.)ATCC 14650、プロテウス
・ミタジリ(Proteus mitajiri)AT
CC 21136があげられる。その他、不斉的に
(S)−マンデル酸を代謝することが知られている微生
物、すなわちシュードモナス属、アクロモバクター、ミ
クロコッカス・ブレビバクテリウム、ロドスポリジウ
ム、ロドトルラ、ギベレラの各属の菌株も使用できる。
特に好適な菌株は、(S)−マンデル酸の代謝がベンゾ
イル蟻酸でとどまり、ベンゾイル蟻酸の生成量が多いも
のである。
−体の混合物であるマンデル酸に作用させるのに使用す
る微生物は、(S)−マンデル酸を不斉的に代謝する微
生物、例えば、アルカリゲネス・フェカリス(Alca
ligenes faecalis)ATCC 875
0、フラボバクテリウム属菌種(Flavobacte
rium sp.)ATCC 14650、プロテウス
・ミタジリ(Proteus mitajiri)AT
CC 21136があげられる。その他、不斉的に
(S)−マンデル酸を代謝することが知られている微生
物、すなわちシュードモナス属、アクロモバクター、ミ
クロコッカス・ブレビバクテリウム、ロドスポリジウ
ム、ロドトルラ、ギベレラの各属の菌株も使用できる。
特に好適な菌株は、(S)−マンデル酸の代謝がベンゾ
イル蟻酸でとどまり、ベンゾイル蟻酸の生成量が多いも
のである。
【0007】ベンゾイル蟻酸を還元して(R)−マンデ
ル酸を生成する酵素、微生物は既に種々知られている
が、本発明でベンゾイル蟻酸の還元に用いられるのは酵
母である。酵母としてはベンゾイル蟻酸を不斉的に還元
して(R)−マンデル酸を生成する菌体であれば属の如
何を問わず使用できる。例えば、サッカロミセス・セレ
ビシエ(Saccharomyoces cerevi
siae)ATCC 1884キャンジダ・ルゴーサ
(Candida rugosa)IFO 591、ロ
ドトルラ・グルチニス(Rhodotorula gl
utinis)ATCC 20147があげられる。
ル酸を生成する酵素、微生物は既に種々知られている
が、本発明でベンゾイル蟻酸の還元に用いられるのは酵
母である。酵母としてはベンゾイル蟻酸を不斉的に還元
して(R)−マンデル酸を生成する菌体であれば属の如
何を問わず使用できる。例えば、サッカロミセス・セレ
ビシエ(Saccharomyoces cerevi
siae)ATCC 1884キャンジダ・ルゴーサ
(Candida rugosa)IFO 591、ロ
ドトルラ・グルチニス(Rhodotorula gl
utinis)ATCC 20147があげられる。
【0008】これらの微生物は、ATCC(アメリ
カ)、IFO(大阪、発酵研究所)などの菌株保存機関
から入取できる。酵母は市販のパン酵母なども使用でき
るが、酵母以外のベンゾイル蟻酸から(R)−マンデル
酸を生成する微生物では反応の方式、副反応による
(R)−マンデル酸の収率の低下、工程の繁雑なことな
どの欠点がある。
カ)、IFO(大阪、発酵研究所)などの菌株保存機関
から入取できる。酵母は市販のパン酵母なども使用でき
るが、酵母以外のベンゾイル蟻酸から(R)−マンデル
酸を生成する微生物では反応の方式、副反応による
(R)−マンデル酸の収率の低下、工程の繁雑なことな
どの欠点がある。
【0009】上記(S)−マンデル酸代謝微生物を培養
するための培地組成としては、通常これらの微生物が生
育しうるものであれば何れも使用できる。例えば炭素源
としてグルコース、フラクトース、シュクロースなどの
糖類、酢酸、クエン酸などの有機酸類、エタノール、グ
リセロールなどのアルコール類など、窒素源としてはペ
プトン、肉エキス,酵母エキス,蛋白質加水分解物、有
機酸アンモニウム,アミノ酸,硫酸アンモニウム、塩化
アンモニウムなどが使用でき、この他に、無機塩、微量
金属塩、ビタミンなどが必要に応じて適宜使用される。
高い代謝活性を誘導させるために、マンデル酸,ベンゾ
イルギ酸,フェノキシ酢酸,チオフェノキシ酢酸などを
培地に添加することも有用である。
するための培地組成としては、通常これらの微生物が生
育しうるものであれば何れも使用できる。例えば炭素源
としてグルコース、フラクトース、シュクロースなどの
糖類、酢酸、クエン酸などの有機酸類、エタノール、グ
リセロールなどのアルコール類など、窒素源としてはペ
プトン、肉エキス,酵母エキス,蛋白質加水分解物、有
機酸アンモニウム,アミノ酸,硫酸アンモニウム、塩化
アンモニウムなどが使用でき、この他に、無機塩、微量
金属塩、ビタミンなどが必要に応じて適宜使用される。
高い代謝活性を誘導させるために、マンデル酸,ベンゾ
イルギ酸,フェノキシ酢酸,チオフェノキシ酢酸などを
培地に添加することも有用である。
【0010】上記微生物の培養は常法によればよく、例
えばpH4〜10、温度20〜40℃の範囲で好気的に
1〜10日間培養する。(R,S)−マンデル酸に対す
る反応法としては、上記のように培養してえた微生物の
培養液あるいは遠心分離などによりえた菌体のけん濁液
に基質を添加する方法、菌体処理物(例えば菌体破砕
物、粗酵素、精製酵素などの菌体抽出物)あるいは、常
法により固定化した菌体または菌体処理物などに基質を
接触させる方法、微生物の培養時に基質を培地に添加し
て培養と同時に反応を行う方法などがある。
えばpH4〜10、温度20〜40℃の範囲で好気的に
1〜10日間培養する。(R,S)−マンデル酸に対す
る反応法としては、上記のように培養してえた微生物の
培養液あるいは遠心分離などによりえた菌体のけん濁液
に基質を添加する方法、菌体処理物(例えば菌体破砕
物、粗酵素、精製酵素などの菌体抽出物)あるいは、常
法により固定化した菌体または菌体処理物などに基質を
接触させる方法、微生物の培養時に基質を培地に添加し
て培養と同時に反応を行う方法などがある。
【0011】(S)−マンデル酸を代謝する反応液中の
基質濃度は通常0.1〜10%(w/v)が好ましい。
微生物の生育と同時に反応させる場合、はじめから高濃
度に添加して反応させると菌の生育や反応が停止した
り、きわめて遅くなるので、基質の代謝に従って分割添
加する方法がよい。反応温度は5〜50℃で、反応はp
H4〜10の範囲で特に6.5〜8.0で行うことが好
ましい。反応時間は基質濃度、菌体あるいはその処理物
の濃度、その他の条件によって変るが、通常1〜150
時間で終了するように条件を設定するのが好ましい。菌
の代謝活性がなくならぬ限り反応は進行するので、より
長時間かけて反応させてもよいが効率的ではない。
基質濃度は通常0.1〜10%(w/v)が好ましい。
微生物の生育と同時に反応させる場合、はじめから高濃
度に添加して反応させると菌の生育や反応が停止した
り、きわめて遅くなるので、基質の代謝に従って分割添
加する方法がよい。反応温度は5〜50℃で、反応はp
H4〜10の範囲で特に6.5〜8.0で行うことが好
ましい。反応時間は基質濃度、菌体あるいはその処理物
の濃度、その他の条件によって変るが、通常1〜150
時間で終了するように条件を設定するのが好ましい。菌
の代謝活性がなくならぬ限り反応は進行するので、より
長時間かけて反応させてもよいが効率的ではない。
【0012】反応後、反応液中には(R)−マンデル酸
が残存し、(S)−マンデル酸の代謝により生成したベ
ンゾイル蟻酸が蓄積する。このベンゾイル蟻酸を不斉的
に(R)−マンデル酸に還元するため、酵母を反応液に
加えて更に培養すればよい。この際、糖または糖と燐酸
塩を反応液に添加することにより、より効率的還元が可
能である。これは糖の代謝により反応に必要な還元型の
補酵素が反応系に供給されるためと考えられる。この還
元の為の反応は静置でも好気的な培養でもよいが、好気
的培養の方が効率がよい。反応はベンゾイル蟻酸の
(R)−マンデル酸への還元が実質的に終了するまで続
けられる。
が残存し、(S)−マンデル酸の代謝により生成したベ
ンゾイル蟻酸が蓄積する。このベンゾイル蟻酸を不斉的
に(R)−マンデル酸に還元するため、酵母を反応液に
加えて更に培養すればよい。この際、糖または糖と燐酸
塩を反応液に添加することにより、より効率的還元が可
能である。これは糖の代謝により反応に必要な還元型の
補酵素が反応系に供給されるためと考えられる。この還
元の為の反応は静置でも好気的な培養でもよいが、好気
的培養の方が効率がよい。反応はベンゾイル蟻酸の
(R)−マンデル酸への還元が実質的に終了するまで続
けられる。
【0013】かくして反応後反応液中に残存および生成
した(R)−マンデル酸は、反応液から遠心分離などの
方法により菌体を除いた後、上澄液を酸性としてジエチ
ルエーテルで抽出し、抽出液から溶媒を留去した後、温
ベンゼンに溶解して冷やすことにより結晶として析出さ
せて分離する。必要により更に精製する。その他公知の
方法を適用して回収することができる。
した(R)−マンデル酸は、反応液から遠心分離などの
方法により菌体を除いた後、上澄液を酸性としてジエチ
ルエーテルで抽出し、抽出液から溶媒を留去した後、温
ベンゼンに溶解して冷やすことにより結晶として析出さ
せて分離する。必要により更に精製する。その他公知の
方法を適用して回収することができる。
【0014】
【実施例】以下実施例により本発明をより具体的に説明
する。実施例においてマンデル酸の分析、マンデル酸の
光学純度の決定のための(R)−体と(S)−体の分別
定量は高速液体クロマトグラフィーによった。それらの
条件は次のとおりである。 マンデル酸の分析 カラム:TSK GEL ODS−80TM(トーソー
株式会社製品) 移動相:0.1%H3PO4+25%アセトニトリル 流 速:1.0ml/分, 検 出:UV 210n
m (R)−体と(S)−体の分別定量 カラム:MCI GEL CRS−1OW 移動相:2mM CuSO4+15%アセトニトリル 流 速:1.3ml/分, 検 出:UV 254n
m 実施例中の物質濃度%は(W/V)で示した。
する。実施例においてマンデル酸の分析、マンデル酸の
光学純度の決定のための(R)−体と(S)−体の分別
定量は高速液体クロマトグラフィーによった。それらの
条件は次のとおりである。 マンデル酸の分析 カラム:TSK GEL ODS−80TM(トーソー
株式会社製品) 移動相:0.1%H3PO4+25%アセトニトリル 流 速:1.0ml/分, 検 出:UV 210n
m (R)−体と(S)−体の分別定量 カラム:MCI GEL CRS−1OW 移動相:2mM CuSO4+15%アセトニトリル 流 速:1.3ml/分, 検 出:UV 254n
m 実施例中の物質濃度%は(W/V)で示した。
【0015】実施例1 ラセミ型マンデル酸2.0%、燐酸二カリウム0.75
%、燐酸一カリウム0.25%、硫酸マグネシウム・7
水塩0.01%、酵母エキス0.3%、L−グルタミン
酸ナトリウム0.2%、ピルビン酸0.5%の組成の滅
菌培地(pH7.0)30mlを入れた300mlの三
角フラスコに、アルカリゲネス・フェカリスATCC8
750を植菌して、26℃、220rpmで8日間振と
う培養した結果、(S)−マンデル酸が代謝されて
(R)−マンデル酸が9.14g/リットルの濃度に残
留した。同時に培養液中にベンゾイル蟻酸が4.83g
/リットルの濃度に生成した。この培養液10mlに、
別に培養してえたサッカロミセス・セレビシエATCC
18824の細胞0.4g(湿重量)とグルコース0.
5g、燐酸二カリウム0.075g、燐酸一カリウム
0.025gを加えて26℃、220rpmで96時間
振とう培養した結果、培養液中の(R)−マンデル酸濃
度は12.51g/リットル、ベンゾイル蟻酸の濃度は
1.87g/リットルで、(R)−マンデル酸の光学純
度(e.e.)は100%であった。
%、燐酸一カリウム0.25%、硫酸マグネシウム・7
水塩0.01%、酵母エキス0.3%、L−グルタミン
酸ナトリウム0.2%、ピルビン酸0.5%の組成の滅
菌培地(pH7.0)30mlを入れた300mlの三
角フラスコに、アルカリゲネス・フェカリスATCC8
750を植菌して、26℃、220rpmで8日間振と
う培養した結果、(S)−マンデル酸が代謝されて
(R)−マンデル酸が9.14g/リットルの濃度に残
留した。同時に培養液中にベンゾイル蟻酸が4.83g
/リットルの濃度に生成した。この培養液10mlに、
別に培養してえたサッカロミセス・セレビシエATCC
18824の細胞0.4g(湿重量)とグルコース0.
5g、燐酸二カリウム0.075g、燐酸一カリウム
0.025gを加えて26℃、220rpmで96時間
振とう培養した結果、培養液中の(R)−マンデル酸濃
度は12.51g/リットル、ベンゾイル蟻酸の濃度は
1.87g/リットルで、(R)−マンデル酸の光学純
度(e.e.)は100%であった。
【0016】実施例2 ラセミ型マンデル酸1.5%、燐酸二カリウム0.75
%、燐酸一カリウム0.25%、硫酸マグネシウム・7
水塩0.01%、ペプトン1.0%、酵母エキス0.3
%、肉エキス0.5%、微量元素溶液5ml/リットル
の組成の滅菌培地(pH7.0)30mlを入れた30
0mlの三角フラスコに、プロテウス・ミタジリATC
C21136を植菌して、26℃、220rpmで14
4時間振とう培養したとき(S)−マンデル酸が代謝さ
れて培養液中に(R)−マンデル酸が6.2g/リット
ル、ベンゾイル蟻酸が8.77g/リットルの濃度に生
成した。この培養液10mlに、別に培養してえたサッ
カロミセス・セレビシエATCC18824の細胞0.
4g(湿重量)とグルコース0.5g、燐酸二カリウム
0.075g、燐酸一カリウム0.025gを加えて2
6℃、220rpmで96時間振とう培養したとき、培
養液中の(R)−マンデル酸濃度は11.0g/リット
ル、ベンゾイル蟻酸の濃度は4.07g/リットルで、
(R)−マンデル酸の光学純度(e.e.)は100%
であった。用いた微量元素溶液の組成は次の化合物を水
にとかして1リットルとしたものである:CaCl2・
2H2O 10g,FeSO4・7H2O 10g,M
nSO4・4H2O 5g,Na2MoO4・2H2O
5g,CuSO4・5H2O 1g,ZnSO4・7
H2O 1g,CoCl2・6H2O 1g,NiCl
2・6H2O 1g,H3BO4 1g,EDTA・2
Na 20g。
%、燐酸一カリウム0.25%、硫酸マグネシウム・7
水塩0.01%、ペプトン1.0%、酵母エキス0.3
%、肉エキス0.5%、微量元素溶液5ml/リットル
の組成の滅菌培地(pH7.0)30mlを入れた30
0mlの三角フラスコに、プロテウス・ミタジリATC
C21136を植菌して、26℃、220rpmで14
4時間振とう培養したとき(S)−マンデル酸が代謝さ
れて培養液中に(R)−マンデル酸が6.2g/リット
ル、ベンゾイル蟻酸が8.77g/リットルの濃度に生
成した。この培養液10mlに、別に培養してえたサッ
カロミセス・セレビシエATCC18824の細胞0.
4g(湿重量)とグルコース0.5g、燐酸二カリウム
0.075g、燐酸一カリウム0.025gを加えて2
6℃、220rpmで96時間振とう培養したとき、培
養液中の(R)−マンデル酸濃度は11.0g/リット
ル、ベンゾイル蟻酸の濃度は4.07g/リットルで、
(R)−マンデル酸の光学純度(e.e.)は100%
であった。用いた微量元素溶液の組成は次の化合物を水
にとかして1リットルとしたものである:CaCl2・
2H2O 10g,FeSO4・7H2O 10g,M
nSO4・4H2O 5g,Na2MoO4・2H2O
5g,CuSO4・5H2O 1g,ZnSO4・7
H2O 1g,CoCl2・6H2O 1g,NiCl
2・6H2O 1g,H3BO4 1g,EDTA・2
Na 20g。
【0017】実施例3 (S)−マンデル酸の代謝にフラボバクテリウム属菌種
ATCC14658を用いる他は実施例2と同様に実施
した。酵母菌体を添加する前の培養液中には(R)−マ
ンデル酸が7.45g/リットル、ベンゾイル蟻酸が
5.70g/リットルの濃度に生成し、酵母を添加して
培養後の培養液中には(R)−マンデル酸が11.25
g/リットルの濃度に生成した。この(R)−マンデル
酸の光学純度(e.e.)は100%であった。ベンゾ
イル蟻酸は2.09g/リットルの濃度に残留した。
ATCC14658を用いる他は実施例2と同様に実施
した。酵母菌体を添加する前の培養液中には(R)−マ
ンデル酸が7.45g/リットル、ベンゾイル蟻酸が
5.70g/リットルの濃度に生成し、酵母を添加して
培養後の培養液中には(R)−マンデル酸が11.25
g/リットルの濃度に生成した。この(R)−マンデル
酸の光学純度(e.e.)は100%であった。ベンゾ
イル蟻酸は2.09g/リットルの濃度に残留した。
【0018】実施例4 (S)−マンデル酸の代謝により生成したベンゾイル蟻
酸の不斉還元に酵母としてキャンジダ・ルゴーサIFO
591を用いるほかは実施例3と同様に実施した。酵母
菌体を添加前の培養液中の(R)−マンデル酸は7.4
5g/リットル、ベンゾイル蟻酸は5.70g/リット
ルの濃度であり、酵母菌体を添加して培養液の培養液中
には(R)−マンデル酸が11.02g/リットルの濃
度に生成し、その光学純度は100%であった。ベンゾ
イル蟻酸は2.74g/リットルの濃度に残留した。
酸の不斉還元に酵母としてキャンジダ・ルゴーサIFO
591を用いるほかは実施例3と同様に実施した。酵母
菌体を添加前の培養液中の(R)−マンデル酸は7.4
5g/リットル、ベンゾイル蟻酸は5.70g/リット
ルの濃度であり、酵母菌体を添加して培養液の培養液中
には(R)−マンデル酸が11.02g/リットルの濃
度に生成し、その光学純度は100%であった。ベンゾ
イル蟻酸は2.74g/リットルの濃度に残留した。
【0019】実施例5 (S)−マンデル酸の代謝により生成したベンゾイル蟻
酸の不斉還元に酵母としてロドトルラ・グルチニスAT
CC20147を用いるほか実施例4と同様に実施し
た。酵母を加えてからの培養後の培養液には(R)−マ
ンデル酸が11.2g/リットルの濃度に生成し、その
光学純度は100%であった。
酸の不斉還元に酵母としてロドトルラ・グルチニスAT
CC20147を用いるほか実施例4と同様に実施し
た。酵母を加えてからの培養後の培養液には(R)−マ
ンデル酸が11.2g/リットルの濃度に生成し、その
光学純度は100%であった。
【0020】実施例6 実施例1と同様に実施して、(R)−マンデル酸13.
21g/リットル、ベンゾイル蟻酸1.02g/リット
ルをふくむ培養液をえた。この培養液200mlから遠
心分離により菌体を除いた上澄液を塩酸を用いてpH
1.5として、ジエチルエーテル100mlで2回抽出
し、抽出液から溶媒を留去した後、70℃でベンゼン2
0mlにとかし、室温に放置した。析出した結晶をろ別
乾燥して(R)−マンデル酸1.57gをえた。純度9
2%で光学純度(e.e.)は100%であった。
21g/リットル、ベンゾイル蟻酸1.02g/リット
ルをふくむ培養液をえた。この培養液200mlから遠
心分離により菌体を除いた上澄液を塩酸を用いてpH
1.5として、ジエチルエーテル100mlで2回抽出
し、抽出液から溶媒を留去した後、70℃でベンゼン2
0mlにとかし、室温に放置した。析出した結晶をろ別
乾燥して(R)−マンデル酸1.57gをえた。純度9
2%で光学純度(e.e.)は100%であった。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、光学分割剤として、ま
た光学活性医薬農薬の合成中間体として有用な(R)−
マンデル酸を効率的(原料のラセミ型マンデル酸の50
%以上)に製造することができる。
た光学活性医薬農薬の合成中間体として有用な(R)−
マンデル酸を効率的(原料のラセミ型マンデル酸の50
%以上)に製造することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 41/00 C12R 1:20) (C12P 41/00 C12R 1:37) (C12P 41/00 C12R 1:38) (C12P 41/00 C12R 1:85) (C12P 41/00 C12R 1:72)
Claims (5)
- 【請求項1】 (R)−マンデル酸と(S)−マンデル
酸の混合物に(S)−マンデル酸を不斉的に代謝する微
生物またはその処理物を作用させて残存する(R)−マ
ンデル酸とベンゾイル蟻酸が含有する反応液に酵母を加
えてさらに反応させ、ベンゾイル蟻酸を(R)−マンデ
ル酸に還元して反応液中の(R)−マンデル酸の量を残
存した(R)−マンデル酸の量より増加させた後に反応
液から(R)−マンデル酸を採取することを特徴とする
(R)−マンデル酸の製造法。 - 【請求項2】 (R)−マンデル酸と(S)−マンデル
酸の混合物に作用させる微生物がアルカリゲネス、アク
ロモバクター、フラボバクテリウム、ミクロコッカス、
パラコッカス、プロテウス、およびシュードモナスの何
れかの属に属する微生物であることを特徴とする請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 反応液中に生成したベンゾイル蟻酸を還
元させるのに使用する酵母がサッカロミセス、キャンジ
ダ、ロドトルラの何れかの属に属する酵母であることを
特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 反応液中に生成したベンゾイル蟻酸を還
元させるのに酵母とともに糖、または糖と燐酸塩を反応
液に添加することを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 ベンゾイル蟻酸を還元するのに酵母とと
もに糖または糖と燐酸を反応液に添加することを特徴と
する請求項3記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079997A JPH06253890A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | (r)−マンデル酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079997A JPH06253890A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | (r)−マンデル酸の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253890A true JPH06253890A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13705942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5079997A Pending JPH06253890A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | (r)−マンデル酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06253890A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0596466A2 (en) * | 1992-11-05 | 1994-05-11 | Tanabe Seiyaku Co., Ltd. | The process for producing D-mandelic acid |
CN100372926C (zh) * | 2005-06-23 | 2008-03-05 | 华东理工大学 | 恶臭假单胞菌及其在拆分扁桃酸外消旋体中的应用 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP5079997A patent/JPH06253890A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0596466A2 (en) * | 1992-11-05 | 1994-05-11 | Tanabe Seiyaku Co., Ltd. | The process for producing D-mandelic acid |
EP0596466A3 (en) * | 1992-11-05 | 1995-04-05 | Tanabe Seiyaku Co | Process for the production of D-mandelic acid. |
CN100372926C (zh) * | 2005-06-23 | 2008-03-05 | 华东理工大学 | 恶臭假单胞菌及其在拆分扁桃酸外消旋体中的应用 |
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