JPH06253378A - 遠隔監視制御システムの表示用端末器 - Google Patents
遠隔監視制御システムの表示用端末器Info
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- JPH06253378A JPH06253378A JP5032974A JP3297493A JPH06253378A JP H06253378 A JPH06253378 A JP H06253378A JP 5032974 A JP5032974 A JP 5032974A JP 3297493 A JP3297493 A JP 3297493A JP H06253378 A JPH06253378 A JP H06253378A
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- terminal
- case
- display
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】取付パネルへの取付作業を容易にした遠隔監視
制御システムの表示用端末器を提供する。 【構成】ケース10は、表示素子からの出力光を透過さ
せるランプカバーを前面に備える。ケース10の前端部
の周部にはボディ11の側面から突出する鍔部12cが
形成される。鍔部12cよりも後方にはケース10の側
面から突出する向きに付勢され取付パネル26に形成さ
れている取付孔27の周部を鍔部12cとの間で挟持す
る保持突起21が突設される。保持突起21の前面側お
よび後面側にはそれぞれ前方および後方に向かってケー
ス10の側面に近付く向きに傾斜する前傾斜面21aお
よび後傾斜面21bが形成される。したがって、取付孔
27にボディ11を挿入すれば保持突起21がボディ1
1に押し込まれ、その後、鍔部12cと前傾斜面21a
との間で取付パネル26が挟持される。
制御システムの表示用端末器を提供する。 【構成】ケース10は、表示素子からの出力光を透過さ
せるランプカバーを前面に備える。ケース10の前端部
の周部にはボディ11の側面から突出する鍔部12cが
形成される。鍔部12cよりも後方にはケース10の側
面から突出する向きに付勢され取付パネル26に形成さ
れている取付孔27の周部を鍔部12cとの間で挟持す
る保持突起21が突設される。保持突起21の前面側お
よび後面側にはそれぞれ前方および後方に向かってケー
ス10の側面に近付く向きに傾斜する前傾斜面21aお
よび後傾斜面21bが形成される。したがって、取付孔
27にボディ11を挿入すれば保持突起21がボディ1
1に押し込まれ、その後、鍔部12cと前傾斜面21a
との間で取付パネル26が挟持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央処理装置に対して
2線式の信号線を介して時分割多重接続方式で接続され
た複数の端末器を備える遠隔監視制御システムに用いら
れ、各端末器で発生した監視データに対応する表示を監
視データを発生した端末器とは異なる端末器で表示でき
るようにした遠隔監視制御システムの表示用端末器に関
するものである。
2線式の信号線を介して時分割多重接続方式で接続され
た複数の端末器を備える遠隔監視制御システムに用いら
れ、各端末器で発生した監視データに対応する表示を監
視データを発生した端末器とは異なる端末器で表示でき
るようにした遠隔監視制御システムの表示用端末器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器を時分割多重接続方式で信号線に接続
し、スイッチを備える操作用端末器でスイッチの操作に
より発生した監視データに基づいて制御データを作成
し、その制御データを負荷を接続した制御用端末器に伝
送することによって、負荷の動作状態をスイッチの操作
に対応させるようにした遠隔監視制御システムが提供さ
れている。また、遠隔監視制御システムでは、負荷を表
示素子として監視データに対応する表示を行うようにし
た表示用端末器も用いられる。
よび制御用端末器を時分割多重接続方式で信号線に接続
し、スイッチを備える操作用端末器でスイッチの操作に
より発生した監視データに基づいて制御データを作成
し、その制御データを負荷を接続した制御用端末器に伝
送することによって、負荷の動作状態をスイッチの操作
に対応させるようにした遠隔監視制御システムが提供さ
れている。また、遠隔監視制御システムでは、負荷を表
示素子として監視データに対応する表示を行うようにし
た表示用端末器も用いられる。
【0003】遠隔監視制御システムは、たとえば図6に
示すように構成される。すなわち、中央処理装置31に
は、スイッチSWの操作状態を監視する複数個の操作用
端末器32、負荷Lを制御する複数個の制御用端末器3
3、負荷を表示素子Dとした制御用端末器である複数個
の表示用端末器34などが2線式の信号線Lsを介して
接続される。操作用端末器32、制御用端末器33、表
示用端末器34には、それぞれ個別のアドレスが設定さ
れ、このアドレスを用いて中央処理装置31が操作用端
末器32、制御用端末器33、表示用端末器34を個別
に認識する。
示すように構成される。すなわち、中央処理装置31に
は、スイッチSWの操作状態を監視する複数個の操作用
端末器32、負荷Lを制御する複数個の制御用端末器3
3、負荷を表示素子Dとした制御用端末器である複数個
の表示用端末器34などが2線式の信号線Lsを介して
接続される。操作用端末器32、制御用端末器33、表
示用端末器34には、それぞれ個別のアドレスが設定さ
れ、このアドレスを用いて中央処理装置31が操作用端
末器32、制御用端末器33、表示用端末器34を個別
に認識する。
【0004】中央処理装置31は信号線Lsに対して、
図7(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示すス
タートパルスST、信号モードを示すモードデータ信号
MD、操作用端末器32、制御用端末器33、表示用端
末器34を各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送
するアドレスデータ信号AD、負荷Lや表示素子Dを制
御する制御データを伝送する制御データ信号CD、伝送
エラーを検出するためのチェックサムデータ信号CS、
操作用端末器32,制御用端末器33、表示用端末器3
4からの返送信号を受信するタイムスロットである信号
返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信
号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるよ
うになっている。
図7(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示すス
タートパルスST、信号モードを示すモードデータ信号
MD、操作用端末器32、制御用端末器33、表示用端
末器34を各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送
するアドレスデータ信号AD、負荷Lや表示素子Dを制
御する制御データを伝送する制御データ信号CD、伝送
エラーを検出するためのチェックサムデータ信号CS、
操作用端末器32,制御用端末器33、表示用端末器3
4からの返送信号を受信するタイムスロットである信号
返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信
号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるよ
うになっている。
【0005】各操作用端末器32、各制御用端末器3
3、各表示用端末器34では、信号線Lsを介して受信
した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータがあ
らかじめ設定されているアドレスデータに一致すると、
伝送信号Vsから制御データを取り込むとともに、伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期して返信データを電
流モード信号(信号線Lsの線間を適当な低インピーダ
ンスを介して短絡することにより送出される信号)とし
て返送する。
3、各表示用端末器34では、信号線Lsを介して受信
した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータがあ
らかじめ設定されているアドレスデータに一致すると、
伝送信号Vsから制御データを取り込むとともに、伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期して返信データを電
流モード信号(信号線Lsの線間を適当な低インピーダ
ンスを介して短絡することにより送出される信号)とし
て返送する。
【0006】また、中央処理装置31には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとし、操作用端末器32、制御用端末器33、表示
用端末器34には設定されていない空きアドレスをアド
レスデータとして備えたダミー伝送信号を常時送出す
る。また、割り込み信号処理手段は、いずれかの操作用
端末器32で発生した図7(c)のような割り込み信号
Viを受信したときに、割り込み信号Viを発生した操
作用端末器32を検出した後、その操作用端末器32を
アクセスして返信データを返送させる。すなわち、常時
はダミー信号送信手段によってダミー信号を信号線Ls
に送出し、スイッチSWの操作に伴って操作用端末器3
2から発生した割り込み信号Viをダミー伝送信号のス
タートパルス信号STに同期して検出すると、割り込み
処理手段によって中央処理装置31からモードデータ信
号MDをアドレス確認モードとした伝送信号Vsを送出
するのである。アドレス確認モードでは、アドレスの一
部が共通している操作用端末器32をグループ化し、各
グループごとに一括して伝送信号Vsする。割り込み信
号Viを発生した操作用端末器32は、モードデータ信
号MDがアドレス確認モードである伝送信号Vsを受信
すると、この伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期し
て操作用端末器32に設定されているアドレスデータを
返信データとして返送する。このようにして中央処理装
置31では割り込み信号Viを発生した操作用端末器3
2のアドレスを獲得し、獲得したアドレスを用いて操作
用端末器32をアクセスすることによって、操作用端末
器32に接続されたスイッチSWの操作状態に対応した
監視データを返信データとして受け取るのである。
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとし、操作用端末器32、制御用端末器33、表示
用端末器34には設定されていない空きアドレスをアド
レスデータとして備えたダミー伝送信号を常時送出す
る。また、割り込み信号処理手段は、いずれかの操作用
端末器32で発生した図7(c)のような割り込み信号
Viを受信したときに、割り込み信号Viを発生した操
作用端末器32を検出した後、その操作用端末器32を
アクセスして返信データを返送させる。すなわち、常時
はダミー信号送信手段によってダミー信号を信号線Ls
に送出し、スイッチSWの操作に伴って操作用端末器3
2から発生した割り込み信号Viをダミー伝送信号のス
タートパルス信号STに同期して検出すると、割り込み
処理手段によって中央処理装置31からモードデータ信
号MDをアドレス確認モードとした伝送信号Vsを送出
するのである。アドレス確認モードでは、アドレスの一
部が共通している操作用端末器32をグループ化し、各
グループごとに一括して伝送信号Vsする。割り込み信
号Viを発生した操作用端末器32は、モードデータ信
号MDがアドレス確認モードである伝送信号Vsを受信
すると、この伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期し
て操作用端末器32に設定されているアドレスデータを
返信データとして返送する。このようにして中央処理装
置31では割り込み信号Viを発生した操作用端末器3
2のアドレスを獲得し、獲得したアドレスを用いて操作
用端末器32をアクセスすることによって、操作用端末
器32に接続されたスイッチSWの操作状態に対応した
監視データを返信データとして受け取るのである。
【0007】中央処理装置31では、操作用端末器32
から返送された監視データに基づいて、スイッチSWに
対する対応関係があらかじめ設定されている負荷Lを接
続した制御用端末器33や表示素子Dを接続した表示用
端末器34に伝送する制御データを作成するとともに、
その制御データを含む伝送信号Vsを信号線Lsに送出
し、対応する制御用端末器33、表示用端末器34に制
御データを伝送して負荷Lを制御する。
から返送された監視データに基づいて、スイッチSWに
対する対応関係があらかじめ設定されている負荷Lを接
続した制御用端末器33や表示素子Dを接続した表示用
端末器34に伝送する制御データを作成するとともに、
その制御データを含む伝送信号Vsを信号線Lsに送出
し、対応する制御用端末器33、表示用端末器34に制
御データを伝送して負荷Lを制御する。
【0008】操作用端末器32では互いに独立したスイ
ッチSWを最大4個まで接続することができ、また、制
御用端末器33では互いに独立した負荷Lを最大4個ま
で接続することができるように構成されている。すなわ
ち、同一のアドレスデータが設定された操作用端末器3
2および制御用端末器33について、さらに2ビットず
つの負荷番号データが設定されており、スイッチSWや
負荷Lを最大4個まで識別可能としているのである。ま
た、操作用端末器32、制御用端末器33、表示用端末
器34では、それぞれ信号線Lsを伝送されている伝送
信号Vsを全波整流し安定化することによって内部回路
の動作用の電源を得るようになっている。ただし、負荷
Lについては別途に電源を設ける。ここに、各制御用端
末器33に対して同じアドレスデータを有する表示用端
末器34を設けておけば、各負荷Lの動作状態と表示素
子Dの点灯状態とが対応することになる。したがって、
監視制御盤35などにおいて各制御用端末器33に対応
する表示用端末器34を集中的に配置しておけば、ビル
等の照明などの負荷Lの状態を、1箇所に設けた監視制
御盤35などによって集中的に表示できるのである。
ッチSWを最大4個まで接続することができ、また、制
御用端末器33では互いに独立した負荷Lを最大4個ま
で接続することができるように構成されている。すなわ
ち、同一のアドレスデータが設定された操作用端末器3
2および制御用端末器33について、さらに2ビットず
つの負荷番号データが設定されており、スイッチSWや
負荷Lを最大4個まで識別可能としているのである。ま
た、操作用端末器32、制御用端末器33、表示用端末
器34では、それぞれ信号線Lsを伝送されている伝送
信号Vsを全波整流し安定化することによって内部回路
の動作用の電源を得るようになっている。ただし、負荷
Lについては別途に電源を設ける。ここに、各制御用端
末器33に対して同じアドレスデータを有する表示用端
末器34を設けておけば、各負荷Lの動作状態と表示素
子Dの点灯状態とが対応することになる。したがって、
監視制御盤35などにおいて各制御用端末器33に対応
する表示用端末器34を集中的に配置しておけば、ビル
等の照明などの負荷Lの状態を、1箇所に設けた監視制
御盤35などによって集中的に表示できるのである。
【0009】ところで、従来より提供されている表示用
端末器34のケースは、比較的小型であって専用の取付
枠に取着した状態で監視制御盤35の扉のような取付パ
ネルに固定するようになっている。
端末器34のケースは、比較的小型であって専用の取付
枠に取着した状態で監視制御盤35の扉のような取付パ
ネルに固定するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、取付パ
ネルに取着する際に、専用の取付枠を必要とするもので
あるから、監視制御盤などへの実装の際の取付作業が面
倒であるという問題を有している。本発明は上記問題点
の解決を目的とするものであり、取付パネルへの取付作
業を容易にした遠隔監視制御システムの表示用端末器を
提供しようとするものである。
ネルに取着する際に、専用の取付枠を必要とするもので
あるから、監視制御盤などへの実装の際の取付作業が面
倒であるという問題を有している。本発明は上記問題点
の解決を目的とするものであり、取付パネルへの取付作
業を容易にした遠隔監視制御システムの表示用端末器を
提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、各別にアドレスを有する複数個の端末器
を2線式の信号線を介して中央処理装置に時分割多重接
続方式で接続し、中央処理装置が、アドレスデータを含
む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
期間に端末器からの監視データを受信し、監視データに
基づいて制御データを生成するとともに、監視データを
発生した端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ
設定されている他の端末器に対して制御データを伝送し
て端末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御シス
テムに用いられ、表示素子を負荷として監視データに対
応する表示を行う表示用端末器において、表示素子から
の出力光を透過させる透光窓を前面に形成したケースを
備え、ケースの前端部の周部にはケースの側面から突出
する鍔部が形成され、鍔部よりも後方にはケースの側面
から突出する向きに付勢され取付パネルに形成されてい
る取付孔の周部を鍔部との間で挟持する保持突起が突設
され、保持突起の前面側および後面側にはそれぞれ前方
および後方に向かってケースの側面に近付く向きに傾斜
する前傾斜面および後傾斜面が形成されて成ることを特
徴とする。
成するために、各別にアドレスを有する複数個の端末器
を2線式の信号線を介して中央処理装置に時分割多重接
続方式で接続し、中央処理装置が、アドレスデータを含
む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
期間に端末器からの監視データを受信し、監視データに
基づいて制御データを生成するとともに、監視データを
発生した端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ
設定されている他の端末器に対して制御データを伝送し
て端末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御シス
テムに用いられ、表示素子を負荷として監視データに対
応する表示を行う表示用端末器において、表示素子から
の出力光を透過させる透光窓を前面に形成したケースを
備え、ケースの前端部の周部にはケースの側面から突出
する鍔部が形成され、鍔部よりも後方にはケースの側面
から突出する向きに付勢され取付パネルに形成されてい
る取付孔の周部を鍔部との間で挟持する保持突起が突設
され、保持突起の前面側および後面側にはそれぞれ前方
および後方に向かってケースの側面に近付く向きに傾斜
する前傾斜面および後傾斜面が形成されて成ることを特
徴とする。
【0012】ケースは、埋込型の配線器具の規格におけ
る単位寸法の3個分に相当する寸法を有した配線器具に
用いる化粧プレートを取付パネルとして化粧プレートの
開口内に挿着される寸法に形成され、化粧プレートから
露出する前面の略全面に亙って透光窓が形成されるよう
にしてもよい。また、表示素子への電源は信号線とは別
に電源線を介して接続される外部電源より供給されるよ
うにしてもよい。
る単位寸法の3個分に相当する寸法を有した配線器具に
用いる化粧プレートを取付パネルとして化粧プレートの
開口内に挿着される寸法に形成され、化粧プレートから
露出する前面の略全面に亙って透光窓が形成されるよう
にしてもよい。また、表示素子への電源は信号線とは別
に電源線を介して接続される外部電源より供給されるよ
うにしてもよい。
【0013】さらに、ケースの後面には信号線および電
源線をそれぞれ挿入する電線挿入孔が各2組ずつ設けら
れ、ケース内には信号線および電源線をそれぞれ端子板
と錠ばねとの間で挟持することによって信号線および電
源線の電気的かつ機械的接続を行う速結端子が設けら
れ、各組の信号線を接続する速結端子同士および各組の
電源線を接続する速結端子同士はそれぞれ電気的に接続
されるようにしてもよい。
源線をそれぞれ挿入する電線挿入孔が各2組ずつ設けら
れ、ケース内には信号線および電源線をそれぞれ端子板
と錠ばねとの間で挟持することによって信号線および電
源線の電気的かつ機械的接続を行う速結端子が設けら
れ、各組の信号線を接続する速結端子同士および各組の
電源線を接続する速結端子同士はそれぞれ電気的に接続
されるようにしてもよい。
【0014】
【作用】本発明では、ケースの前端部の周部にケースの
側面から突出する鍔部を形成し、鍔部よりも後方にケー
スの側面から突出する向きに付勢され取付パネルに形成
されている取付孔の周部を鍔部との間で挟持する保持突
起を突設し、保持突起の前面側および後面側にはそれぞ
れ前方および後方に向かってケースの側面に近付く向き
に傾斜する前傾斜面および後傾斜面を形成しているので
あって、取付パネルに対してケースの後部を挿入する取
付孔を形成しておき、ケースを取付孔に対して前方から
挿入すると、鍔部が取付孔の周縁に係止されるのであっ
て、このとき保持突起と鍔部とによって取付孔の周部が
挟持されるから、ケースを取付パネルに固定することが
できるのである。また、取付突起には後傾斜面が形成さ
れていることによって、ケースを取付孔に挿入する際
に、後傾斜面が取付孔の周縁に当接してケースの側面に
向かって押し付けられ、その後、前傾斜面が取付孔の周
縁に達すると保持突起に作用する付勢力によって保持突
起が突出するのであり、ケースを取付パネルの取付孔に
挿入するだけの簡単な作業で、他の部材を用いることな
く簡単に取り付けることができるのである。しかも、前
傾斜面を有することによって、取付パネルの厚み寸法が
変化しても、保持突起がケースの側面に対して進退可能
な範囲で対応可能となるのである。
側面から突出する鍔部を形成し、鍔部よりも後方にケー
スの側面から突出する向きに付勢され取付パネルに形成
されている取付孔の周部を鍔部との間で挟持する保持突
起を突設し、保持突起の前面側および後面側にはそれぞ
れ前方および後方に向かってケースの側面に近付く向き
に傾斜する前傾斜面および後傾斜面を形成しているので
あって、取付パネルに対してケースの後部を挿入する取
付孔を形成しておき、ケースを取付孔に対して前方から
挿入すると、鍔部が取付孔の周縁に係止されるのであっ
て、このとき保持突起と鍔部とによって取付孔の周部が
挟持されるから、ケースを取付パネルに固定することが
できるのである。また、取付突起には後傾斜面が形成さ
れていることによって、ケースを取付孔に挿入する際
に、後傾斜面が取付孔の周縁に当接してケースの側面に
向かって押し付けられ、その後、前傾斜面が取付孔の周
縁に達すると保持突起に作用する付勢力によって保持突
起が突出するのであり、ケースを取付パネルの取付孔に
挿入するだけの簡単な作業で、他の部材を用いることな
く簡単に取り付けることができるのである。しかも、前
傾斜面を有することによって、取付パネルの厚み寸法が
変化しても、保持突起がケースの側面に対して進退可能
な範囲で対応可能となるのである。
【0015】また、埋込型の配線器具の規格における単
位寸法の3個分に相当する寸法を有した配線器具に用い
る化粧プレートの開口内に挿着される寸法にケースを形
成したものでは、壁面などに1個ずつ取り付ける際に配
線器具の化粧プレートを流用することができ、専用の取
付部材を用いる必要がなく、既製の部材を用いることに
よってコスト増を抑制することができる。しかも、施工
後の外観については既製の配線器具とデザインを統一す
ることができて見栄えがよく、さらには、化粧プレート
から露出する前面の略全面に亙って透光窓が形成されて
いることによって、表示面を大きくして見やすくするこ
とができるのである。
位寸法の3個分に相当する寸法を有した配線器具に用い
る化粧プレートの開口内に挿着される寸法にケースを形
成したものでは、壁面などに1個ずつ取り付ける際に配
線器具の化粧プレートを流用することができ、専用の取
付部材を用いる必要がなく、既製の部材を用いることに
よってコスト増を抑制することができる。しかも、施工
後の外観については既製の配線器具とデザインを統一す
ることができて見栄えがよく、さらには、化粧プレート
から露出する前面の略全面に亙って透光窓が形成されて
いることによって、表示面を大きくして見やすくするこ
とができるのである。
【0016】表示素子への電源を信号線とは別に電源線
を介して接続される外部電源より供給されるようにした
場合には、表示素子に対して比較的大きな電力を供給す
ることができるから、表示素子として輝度の高いものを
用いることができ、結果的に表示状態を見やすくするこ
とができる。さらに、信号線および電源線を速結端子に
よって接続するようにし、かつ信号線および電源線を2
組ずつ接続できるようにして信号線および電源線の各組
に対応する速結端子同士をそれぞれ電気的に接続したも
のでは、速結端子を用いたことによって結線作業が容易
になり、しかも、信号線および電源線を送り配線するこ
とができることによって、多数個の表示用端末器が1箇
所で集中的に配置されているときに、信号線および電源
線を順に接続するだけの簡単な作業で結線が行えるとい
う利点がある。
を介して接続される外部電源より供給されるようにした
場合には、表示素子に対して比較的大きな電力を供給す
ることができるから、表示素子として輝度の高いものを
用いることができ、結果的に表示状態を見やすくするこ
とができる。さらに、信号線および電源線を速結端子に
よって接続するようにし、かつ信号線および電源線を2
組ずつ接続できるようにして信号線および電源線の各組
に対応する速結端子同士をそれぞれ電気的に接続したも
のでは、速結端子を用いたことによって結線作業が容易
になり、しかも、信号線および電源線を送り配線するこ
とができることによって、多数個の表示用端末器が1箇
所で集中的に配置されているときに、信号線および電源
線を順に接続するだけの簡単な作業で結線が行えるとい
う利点がある。
【0017】
【実施例】(実施例1)図2に示すように、表示用端末
器34は、前面開口した直方体状のボディ11を備え
る。また、ボディ11の開口縁に沿って保持枠12が結
合され、保持枠12の前面側には透明な合成樹脂よりな
るネームカバー13が着脱自在に結合される。保持枠1
2にはボディ11の内側に挿入され先端部に係合突起1
2aを有する結合脚12bが突設され、ボディ11に保
持枠12を装着したときにボディ11の周壁に形成され
た係合孔11aに係合突起12aが係合することによっ
て、ボディ11に対してカバー11が固定されるように
なっている。このとき、保持枠12の周部はボディ11
の周面よりも外側に突出して鍔部12cを形成する。ま
た、保持枠12の内周面には、後部の開口面積が前部よ
りも小さくなるように形成された段部12dが形成さ
れ、保持枠12において段部12dに対する前部の内周
面には係合凹所12eが形成されていて、ネームカバー
13の側面に突設された係合突起13aが係合凹所12
eに対して凹凸係合することによって保持枠12にネー
ムカバー13が着脱自在に取着されるようになってい
る。また、ネームカバー13の周部と段部12dとの間
には薄肉の透明なネームフィルム14が挟装される。こ
のネームフィルム14には所要の文字や記号が表記され
る。
器34は、前面開口した直方体状のボディ11を備え
る。また、ボディ11の開口縁に沿って保持枠12が結
合され、保持枠12の前面側には透明な合成樹脂よりな
るネームカバー13が着脱自在に結合される。保持枠1
2にはボディ11の内側に挿入され先端部に係合突起1
2aを有する結合脚12bが突設され、ボディ11に保
持枠12を装着したときにボディ11の周壁に形成され
た係合孔11aに係合突起12aが係合することによっ
て、ボディ11に対してカバー11が固定されるように
なっている。このとき、保持枠12の周部はボディ11
の周面よりも外側に突出して鍔部12cを形成する。ま
た、保持枠12の内周面には、後部の開口面積が前部よ
りも小さくなるように形成された段部12dが形成さ
れ、保持枠12において段部12dに対する前部の内周
面には係合凹所12eが形成されていて、ネームカバー
13の側面に突設された係合突起13aが係合凹所12
eに対して凹凸係合することによって保持枠12にネー
ムカバー13が着脱自在に取着されるようになってい
る。また、ネームカバー13の周部と段部12dとの間
には薄肉の透明なネームフィルム14が挟装される。こ
のネームフィルム14には所要の文字や記号が表記され
る。
【0018】一方、ボディ11の中には後述する回路部
を実装するとともに表示素子Dを前面側に実装した回路
基板15が収納され、この回路基板15の前方には拡散
透過性を有する半透明のランプカバー16が保持枠12
に保持される形で配設される。また、回路基板15の後
面側には後述する速結端子17が実装される。このよう
に、ボディ11、保持枠12、ランプカバー16によっ
てケース10が構成され、保持枠12の内側でランプカ
バー16に対応する部位が表示素子Dからの光を透過さ
せる透光窓として機能するのである。ここにおいて、ケ
ース10は、JIS規格等によって規格化されている埋
込型の配線器具の施工時に用いる化粧プレート(配線器
具の施工後に造営面への露出部位を覆うプレート)にお
いて配線器具の一部を露出させるために形成されている
開口内にボディ11を挿入できるように寸法が設定され
ている。化粧プレートとしては、規格化された単位寸法
の埋込型の配線器具を3個用いる大角形3個用の取付枠
に対応するものが用いられ、配線器具を3個取り付けた
状態での寸法に対応するように開口の寸法が設定されて
いる。
を実装するとともに表示素子Dを前面側に実装した回路
基板15が収納され、この回路基板15の前方には拡散
透過性を有する半透明のランプカバー16が保持枠12
に保持される形で配設される。また、回路基板15の後
面側には後述する速結端子17が実装される。このよう
に、ボディ11、保持枠12、ランプカバー16によっ
てケース10が構成され、保持枠12の内側でランプカ
バー16に対応する部位が表示素子Dからの光を透過さ
せる透光窓として機能するのである。ここにおいて、ケ
ース10は、JIS規格等によって規格化されている埋
込型の配線器具の施工時に用いる化粧プレート(配線器
具の施工後に造営面への露出部位を覆うプレート)にお
いて配線器具の一部を露出させるために形成されている
開口内にボディ11を挿入できるように寸法が設定され
ている。化粧プレートとしては、規格化された単位寸法
の埋込型の配線器具を3個用いる大角形3個用の取付枠
に対応するものが用いられ、配線器具を3個取り付けた
状態での寸法に対応するように開口の寸法が設定されて
いる。
【0019】ボディ11の両側面(図2の上下両面)に
は、保持突起21が突設される。保持突起21は、ボデ
ィ11の開口縁から後方に延長された略平行な一対のス
リット溝22の間に形成されるばね片23の前端部に形
成されており、前後方向の断面は略三角形状になってい
る。すなわち、保持突起21の前面側には前方に向かっ
てボディ11の側面との距離を小さくするように傾斜し
た前傾斜面21aが形成され、後面側には後方に向かっ
てボディ11の側面との距離を小さくするように傾斜し
た後傾斜面21bが形成されている(図1参照)。ま
た、保持突起21はボディ11内に押し込まれると、ば
ね片23の弾性によって突出方向に付勢されることにな
る。
は、保持突起21が突設される。保持突起21は、ボデ
ィ11の開口縁から後方に延長された略平行な一対のス
リット溝22の間に形成されるばね片23の前端部に形
成されており、前後方向の断面は略三角形状になってい
る。すなわち、保持突起21の前面側には前方に向かっ
てボディ11の側面との距離を小さくするように傾斜し
た前傾斜面21aが形成され、後面側には後方に向かっ
てボディ11の側面との距離を小さくするように傾斜し
た後傾斜面21bが形成されている(図1参照)。ま
た、保持突起21はボディ11内に押し込まれると、ば
ね片23の弾性によって突出方向に付勢されることにな
る。
【0020】表示用端末器34の内部回路は、図5に示
す構成を有する。すなわち、マイクロプロセッサを内蔵
した専用の集積回路よりなる信号処理部41を備え、信
号処理部41は送受信部42を通して信号線Lsに接続
される。また、信号処理部41は信号線Lsを伝送され
ている伝送信号Vsを全波整流する全波整流回路43お
よび全波整流回路43の出力電圧を定電圧化して信号処
理部41に給電する電源回路44を備える。信号処理部
41はEEPROMのような不揮発性メモリやディップ
スイッチなどを用いて構成されたアドレス設定部45に
設定されたアドレスデータに基づいて動作し、伝送信号
Vsを解読して表示素子Dの点灯状態を制御する。表示
素子Dは複数個の発光ダイオードLEDを直列接続して
平面状に配列した面発光素子であって、比較的広い面積
に亙って略均一な明るさを得ることができるように構成
されている。また、表示素子Dはスイッチ素子であるト
ランジスタQのエミッタ−コレクタに直列接続され、こ
のトランジスタQを信号処理部41の出力でオン・オフ
させるように制御することによって表示素子Dの点灯状
態が制御される。また、トランジスタQのエミッタ−コ
レクタと表示素子Dとの直列回路は、電源回路46の出
力端間に接続される。電源回路46は、外部電源から入
力される交流(たとえば24V)を全波整流する整流回
路47の出力電圧を安定化する。ここに、表示用端末器
34を監視制御盤35などに設けるときには、監視制御
盤35の中にリモコントランス(手元のスイッチで操作
されるリモコンリレーに励磁用の電源を供給するトラン
ス)が配設されているから、外部電源をリモコントラン
スから得るようにすればよい。信号処理部41にはクロ
ック信号を発生させるためのクロック発生部48や、動
作開始時にリセットするリセット回路49も接続され
る。
す構成を有する。すなわち、マイクロプロセッサを内蔵
した専用の集積回路よりなる信号処理部41を備え、信
号処理部41は送受信部42を通して信号線Lsに接続
される。また、信号処理部41は信号線Lsを伝送され
ている伝送信号Vsを全波整流する全波整流回路43お
よび全波整流回路43の出力電圧を定電圧化して信号処
理部41に給電する電源回路44を備える。信号処理部
41はEEPROMのような不揮発性メモリやディップ
スイッチなどを用いて構成されたアドレス設定部45に
設定されたアドレスデータに基づいて動作し、伝送信号
Vsを解読して表示素子Dの点灯状態を制御する。表示
素子Dは複数個の発光ダイオードLEDを直列接続して
平面状に配列した面発光素子であって、比較的広い面積
に亙って略均一な明るさを得ることができるように構成
されている。また、表示素子Dはスイッチ素子であるト
ランジスタQのエミッタ−コレクタに直列接続され、こ
のトランジスタQを信号処理部41の出力でオン・オフ
させるように制御することによって表示素子Dの点灯状
態が制御される。また、トランジスタQのエミッタ−コ
レクタと表示素子Dとの直列回路は、電源回路46の出
力端間に接続される。電源回路46は、外部電源から入
力される交流(たとえば24V)を全波整流する整流回
路47の出力電圧を安定化する。ここに、表示用端末器
34を監視制御盤35などに設けるときには、監視制御
盤35の中にリモコントランス(手元のスイッチで操作
されるリモコンリレーに励磁用の電源を供給するトラン
ス)が配設されているから、外部電源をリモコントラン
スから得るようにすればよい。信号処理部41にはクロ
ック信号を発生させるためのクロック発生部48や、動
作開始時にリセットするリセット回路49も接続され
る。
【0021】ところで、表示用端末器34に信号線Ls
および電源線Lp(図3参照)を接続するための信号端
子T1 および電源端子T2 は、それぞれ速結端子よりな
る。速結端子は、基本的には端子板と錠ばねと解除釦2
4(図1参照)とからなり、ボディ11の後面に信号端
子T1 および電線端子T2 に対応してそれぞれ形成され
た電線挿入孔251 ,252 (図1参照)を通して挿入
された電線を、板ばねを曲成して形成した錠ばねのばね
力によって端子板と錠ばねとの間に挟持し、かつ錠ばね
の一部を電線に食い込ませることによって電線の抜け止
めをする周知の構成を有している。また、解除釦24は
電線を電線挿入孔251 ,252 から引き抜く際に、ド
ライバなどの工具で押圧することによって錠ばねを電線
から離れる向きに押して電線と錠ばねとの係合状態を解
除する。ここに、信号線Ls、電源線Lpの各一線ごと
に速結端子を設けるから合計4個の速結端子が設けら
れ、かつ各速結端子はそれぞれ1個の端子板に対して2
個ずつの錠ばねを有するように構成されている。すなわ
ち、1個の速結端子に2本の電線を接続することができ
るのであり、電線挿入孔251 ,252 は合計8個設け
られる。この構成によって、信号線Lsおよび電源線L
pの送り配線を容易に行うことができるのである。
および電源線Lp(図3参照)を接続するための信号端
子T1 および電源端子T2 は、それぞれ速結端子よりな
る。速結端子は、基本的には端子板と錠ばねと解除釦2
4(図1参照)とからなり、ボディ11の後面に信号端
子T1 および電線端子T2 に対応してそれぞれ形成され
た電線挿入孔251 ,252 (図1参照)を通して挿入
された電線を、板ばねを曲成して形成した錠ばねのばね
力によって端子板と錠ばねとの間に挟持し、かつ錠ばね
の一部を電線に食い込ませることによって電線の抜け止
めをする周知の構成を有している。また、解除釦24は
電線を電線挿入孔251 ,252 から引き抜く際に、ド
ライバなどの工具で押圧することによって錠ばねを電線
から離れる向きに押して電線と錠ばねとの係合状態を解
除する。ここに、信号線Ls、電源線Lpの各一線ごと
に速結端子を設けるから合計4個の速結端子が設けら
れ、かつ各速結端子はそれぞれ1個の端子板に対して2
個ずつの錠ばねを有するように構成されている。すなわ
ち、1個の速結端子に2本の電線を接続することができ
るのであり、電線挿入孔251 ,252 は合計8個設け
られる。この構成によって、信号線Lsおよび電源線L
pの送り配線を容易に行うことができるのである。
【0022】上述した構成の表示用端末器34は、図3
(a)のように監視制御盤35の扉36を取付パネルと
して取着されたり、図3(b)のように埋込型の配線器
具に用いる化粧プレート37を取付パネルとして取着さ
れることになる。取付パネル26に取り付けるには、図
1に示すように、取付パネル26に取付孔27を形成し
ておき、この取付孔27に対して取付パネル26の前方
からボディ11を挿入するようにすれば、保持突起21
の後傾斜面21bが取付孔27に当接することによって
ばね片23が撓んで内側に押圧され、保持突起21の頂
点が取付孔27の周縁を乗り越えると、ばね片23のば
ね力によって保持突起21がボディ11から突出する向
きに復帰し、前傾斜面21aが取付孔27の周縁に当接
することになる。ここで、保持枠12に形成されている
鍔部12cが取付パネル26の取付孔27の周部に当接
するから、鍔部12cと保持突起21の前傾斜面21a
との間で取付パネル26が挟持されることになり、ケー
ス10が取付パネル26に固定されるのである。
(a)のように監視制御盤35の扉36を取付パネルと
して取着されたり、図3(b)のように埋込型の配線器
具に用いる化粧プレート37を取付パネルとして取着さ
れることになる。取付パネル26に取り付けるには、図
1に示すように、取付パネル26に取付孔27を形成し
ておき、この取付孔27に対して取付パネル26の前方
からボディ11を挿入するようにすれば、保持突起21
の後傾斜面21bが取付孔27に当接することによって
ばね片23が撓んで内側に押圧され、保持突起21の頂
点が取付孔27の周縁を乗り越えると、ばね片23のば
ね力によって保持突起21がボディ11から突出する向
きに復帰し、前傾斜面21aが取付孔27の周縁に当接
することになる。ここで、保持枠12に形成されている
鍔部12cが取付パネル26の取付孔27の周部に当接
するから、鍔部12cと保持突起21の前傾斜面21a
との間で取付パネル26が挟持されることになり、ケー
ス10が取付パネル26に固定されるのである。
【0023】監視制御盤35などに多数個の表示用端末
器34を取着する場合には、多数個の表示用端末器34
に信号線Lsや電源線Lpを接続する必要があるから、
図4に示すように、信号端子T1 および電源端子T2 の
送り配線の機能を利用して、信号線Lsおよび電源線L
pを順に送り配線すれば、結線作業が容易になるのであ
る。
器34を取着する場合には、多数個の表示用端末器34
に信号線Lsや電源線Lpを接続する必要があるから、
図4に示すように、信号端子T1 および電源端子T2 の
送り配線の機能を利用して、信号線Lsおよび電源線L
pを順に送り配線すれば、結線作業が容易になるのであ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように、ケースの前端部
の周部にケースの側面から突出する鍔部を形成し、鍔部
よりも後方にケースの側面から突出する向きに付勢され
取付パネルに形成されている取付孔の周部を鍔部との間
で挟持する保持突起を突設し、保持突起の前面側および
後面側にはそれぞれ前方および後方に向かってケースの
側面に近付く向きに傾斜する前傾斜面および後傾斜面を
形成しているので、取付パネルに対してケースの後部を
挿入する取付孔を形成しておき、ケースを取付孔に対し
て前方から挿入すると、鍔部が取付孔の周縁に係止さ
れ、このとき保持突起と鍔部とによって取付孔の周部が
挟持されることによって、ケースを取付パネルに固定す
ることができるのである。また、取付突起には後傾斜面
が形成されていることによって、ケースを取付孔に挿入
する際に、後傾斜面が取付孔の周縁に当接してケースの
側面に向かって押し付けられ、その後、前傾斜面が取付
孔の周縁に達すると保持突起に作用する付勢力によって
保持突起が突出するのであり、ケースを取付パネルの取
付孔に挿入するだけの簡単な作業で、他の部材を用いる
ことなく簡単に取り付けることができるという利点があ
る。しかも、前傾斜面を有することによって、取付パネ
ルの厚み寸法が変化しても、保持突起がケースの側面に
対して進退可能な範囲で対応可能となるという効果があ
る。
の周部にケースの側面から突出する鍔部を形成し、鍔部
よりも後方にケースの側面から突出する向きに付勢され
取付パネルに形成されている取付孔の周部を鍔部との間
で挟持する保持突起を突設し、保持突起の前面側および
後面側にはそれぞれ前方および後方に向かってケースの
側面に近付く向きに傾斜する前傾斜面および後傾斜面を
形成しているので、取付パネルに対してケースの後部を
挿入する取付孔を形成しておき、ケースを取付孔に対し
て前方から挿入すると、鍔部が取付孔の周縁に係止さ
れ、このとき保持突起と鍔部とによって取付孔の周部が
挟持されることによって、ケースを取付パネルに固定す
ることができるのである。また、取付突起には後傾斜面
が形成されていることによって、ケースを取付孔に挿入
する際に、後傾斜面が取付孔の周縁に当接してケースの
側面に向かって押し付けられ、その後、前傾斜面が取付
孔の周縁に達すると保持突起に作用する付勢力によって
保持突起が突出するのであり、ケースを取付パネルの取
付孔に挿入するだけの簡単な作業で、他の部材を用いる
ことなく簡単に取り付けることができるという利点があ
る。しかも、前傾斜面を有することによって、取付パネ
ルの厚み寸法が変化しても、保持突起がケースの側面に
対して進退可能な範囲で対応可能となるという効果があ
る。
【0025】また、埋込型の配線器具の規格における単
位寸法の3個分に相当する寸法を有した配線器具に用い
る化粧プレートの開口内に挿着される寸法にケースを形
成したものでは、壁面などに1個ずつ取り付ける際に配
線器具の化粧プレートを流用することができ、専用の取
付部材を用いる必要がなく、既製の部材を用いることに
よってコスト増を抑制することができるという効果があ
り、しかも、施工後の外観については既製の配線器具と
デザインを統一することができて見栄えがよく、さらに
は、化粧プレートから露出する前面の略全面に亙って透
光窓が形成されていることによって、表示面を大きくし
て見やすくすることができるという効果がある。
位寸法の3個分に相当する寸法を有した配線器具に用い
る化粧プレートの開口内に挿着される寸法にケースを形
成したものでは、壁面などに1個ずつ取り付ける際に配
線器具の化粧プレートを流用することができ、専用の取
付部材を用いる必要がなく、既製の部材を用いることに
よってコスト増を抑制することができるという効果があ
り、しかも、施工後の外観については既製の配線器具と
デザインを統一することができて見栄えがよく、さらに
は、化粧プレートから露出する前面の略全面に亙って透
光窓が形成されていることによって、表示面を大きくし
て見やすくすることができるという効果がある。
【0026】表示素子への電源を信号線とは別に電源線
を介して接続される外部電源より供給されるようにした
場合には、表示素子に対して比較的大きな電力を供給す
ることができるから、表示素子として輝度の高いものを
用いることができ、結果的に表示状態を見やすくするこ
とができるという利点がある。さらに、信号線および電
源線を速結端子によって接続するようにし、かつ信号線
および電源線を2組ずつ接続できるようにして信号線お
よび電源線の各組に対応する速結端子同士をそれぞれ電
気的に接続したものでは、速結端子を用いたことによっ
て結線作業が容易になり、しかも、信号線および電源線
を送り配線することができることによって、多数個の表
示用端末器が1箇所で集中的に配置されているときに、
信号線および電源線を順に接続するだけの簡単な作業で
結線が行えるという利点がある。
を介して接続される外部電源より供給されるようにした
場合には、表示素子に対して比較的大きな電力を供給す
ることができるから、表示素子として輝度の高いものを
用いることができ、結果的に表示状態を見やすくするこ
とができるという利点がある。さらに、信号線および電
源線を速結端子によって接続するようにし、かつ信号線
および電源線を2組ずつ接続できるようにして信号線お
よび電源線の各組に対応する速結端子同士をそれぞれ電
気的に接続したものでは、速結端子を用いたことによっ
て結線作業が容易になり、しかも、信号線および電源線
を送り配線することができることによって、多数個の表
示用端末器が1箇所で集中的に配置されているときに、
信号線および電源線を順に接続するだけの簡単な作業で
結線が行えるという利点がある。
【図1】実施例を示し、(a)は取付パネルへの取付状
態を示す背面図、(b)は取付パネルへの取付状態を示
す断面図である。
態を示す背面図、(b)は取付パネルへの取付状態を示
す断面図である。
【図2】実施例の分解斜視図である。
【図3】実施例を示し、(a)は監視制御盤への取付状
態を示す正面図、(b)は化粧プレートへの取付状態を
示す正面図である。
態を示す正面図、(b)は化粧プレートへの取付状態を
示す正面図である。
【図4】実施例の結線例を示す配線図である。
【図5】実施例の内部回路を示すブロック図である。
【図6】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図7】遠隔監視制御システムに用いる伝送信号を説明
する動作説明図である。
する動作説明図である。
10 ケース 11 ボディ 12 保持枠 12c 鍔部 16 ランプカバー 21 保持突起 21a 前傾斜面 21b 後傾斜面 251 電線挿入孔 252 電線挿入孔 26 取付パネル 27 取付孔 31 中央処理装置 32 操作用端末器 33 制御用端末器 34 表示用端末器 37 化粧プレート D 表示素子 L 負荷 Lp 電源線 Ls 信号線
Claims (4)
- 【請求項1】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
を2線式の信号線を介して中央処理装置に時分割多重接
続方式で接続し、中央処理装置が、アドレスデータを含
む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
期間に端末器からの監視データを受信し、監視データに
基づいて制御データを生成するとともに、監視データを
発生した端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ
設定されている他の端末器に対して制御データを伝送し
て端末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御シス
テムに用いられ、表示素子を負荷として監視データに対
応する表示を行う表示用端末器において、表示素子から
の出力光を透過させる透光窓を前面に形成したケースを
備え、ケースの前端部の周部にはケースの側面から突出
する鍔部が形成され、鍔部よりも後方にはケースの側面
から突出する向きに付勢され取付パネルに形成されてい
る取付孔の周部を鍔部との間で挟持する保持突起が突設
され、保持突起の前面側および後面側にはそれぞれ前方
および後方に向かってケースの側面に近付く向きに傾斜
する前傾斜面および後傾斜面が形成されて成ることを特
徴とする遠隔監視制御システムの表示用端末器。 - 【請求項2】 ケースは、埋込型の配線器具の規格にお
ける単位寸法の3個分に相当する寸法を有した配線器具
に用いる化粧プレートを取付パネルとして化粧プレート
の開口に挿着される寸法に形成され、化粧プレートから
露出する前面の略全面に亙って透光窓が形成されて成る
ことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム
の表示用端末器。 - 【請求項3】 表示素子への電源は信号線とは別に電源
線を介して接続される外部電源より供給されることを特
徴とする請求項1または請求項2記載の遠隔監視制御シ
ステムの表示用端末器。 - 【請求項4】 ケースの後面には信号線および電源線を
それぞれ挿入する電線挿入孔が各2組ずつ設けられ、ケ
ース内には信号線および電源線をそれぞれ端子板と錠ば
ねとの間で挟持することによって信号線および電源線を
電気的かつ機械的に接続する速結端子が設けられ、各組
の信号線を接続する速結端子同士および各組の電源線を
接続する速結端子同士はそれぞれ電気的に接続されて成
ることを特徴とする請求項3記載の遠隔監視制御システ
ムの表示用端末器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03297493A JP3304157B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 遠隔監視制御システムの表示用端末器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03297493A JP3304157B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 遠隔監視制御システムの表示用端末器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253378A true JPH06253378A (ja) | 1994-09-09 |
JP3304157B2 JP3304157B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=12373869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03297493A Expired - Fee Related JP3304157B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 遠隔監視制御システムの表示用端末器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3304157B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP03297493A patent/JP3304157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3304157B2 (ja) | 2002-07-22 |
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Legal Events
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