JPH06253371A - 通信方法 - Google Patents

通信方法

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JPH06253371A
JPH06253371A JP5336090A JP33609093A JPH06253371A JP H06253371 A JPH06253371 A JP H06253371A JP 5336090 A JP5336090 A JP 5336090A JP 33609093 A JP33609093 A JP 33609093A JP H06253371 A JPH06253371 A JP H06253371A
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JP
Japan
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command
data
packet
communication
communication method
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JP5336090A
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English (en)
Inventor
Shigeo Tanaka
繁雄 田中
Hiroshi Yamazaki
洋 山崎
Noriko Kotabe
典子 小田部
Koichi Sugiyama
宏一 杉山
Makoto Sato
真 佐藤
Akira Katsuyama
明 勝山
Yoshio Osakabe
義雄 刑部
Yasuo Kusagaya
康夫 草ヶ谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 処理を簡単にし、通信速度を高める。 【構成】 マスタ機器からスレーブ機器への1つのコマ
ンド/データが1つのパケットで終了する。1つのコマ
ンド/データは、アンロックモードで送信される。コマ
ンドを受信したスレーブ機器は、マスター送信モードで
ステータスを返す。但し、データを受信したときは返事
を返さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AV(オーディオ/ビ
デオ)システムに用いて、好適な通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信方法は、基本的に、図17に
示すように行われている。すなわち、マスター機器から
スレーブ機器に対してコマンド(CMD)を送り、その
後、そのコマンドに対応する処理が行われているか否か
の問い合わせ(REQUEST)が行われる。従って、
相手機器(スレーブ機器)の処理が終了しないと、いつ
までも問い合わせを続けなければならないため、バス上
に多くのデータが伝送され、バスが混雑する原因となっ
ていた。また、マスター機器およびスレーブ機器には、
それぞれ、元々必要なマスター送信バッファおよびスレ
ーブ受信バッファに加えて、マスター受信(GET−A
NS)用バッファおよびスレーブ送信用バッファが必要
であった。
【0003】図18は、相手機器の状態を問い合わせる
だけの従来の通信方法の例を示し、図19は、相手機器
にコマンド(CMD=命令)を送り、コマンドの結果を
問い合わせる従来の通信方法の例を示す。これらの図に
示されているように、あるコマンドを送るのに、パケッ
ト(フレーム)の送信順序は一定でないため、通信処理
用マイクロコンピュータのプログラムは、種々の態様に
対して柔軟に対処できなければならず、処理数が多く、
プログラムの作成作業も困難であった。
【0004】図20は、従来のD2B仕様における種々
の通信態様を示す。この図に示されているように、RE
QUEST(問い合わせ=質問)およびGET−ANS
(質問の答読み取り)のために、相手にコマンド(命
令)を送り、命令の結果を問い合わせる場合(図20
(b))には、5パケット必要とし、相手に問い合わせ
を行い、OKならばコマンドを送る場合(図20
(a))には、7パケットを必要としている。各パケッ
トは、「送るべきデータ」のほかに、「モード」、「相
手機器アドレス」、「送信してきた機器のアドレス」、
「送信パケットの種類」を含むため、多くのパケットの
通信は、通信速度を低下させる問題がある。
【0005】また、図20の従来の通信方法では、”E
ND”コマンドパケットで相手機器(スレーブ機器)の
ロックを解除するので、1パケット余計に必要としてい
た。この”END”コマンドを構成する1バイト送るに
は、アドレス等パケットの頭の部分のデータも必要なの
で、結局、47ビット送らなければならなかった。な
お、ロックとは、マスター機器から送られてきたロック
通信データパケットにより、そのマスター機器以外の機
器からの命令パケットを受け付けなくすることをいう。
ロックを解除するには、ロックした相手(マスター機
器)からアンロック通信データを受信する必要がある。
アンロック状態になれば、どの機器からもデータを受信
できるようになる。
【0006】従来、コマンド(CMD)は、複数のパケ
ットで構成されており、受信側は、最初のパケット受信
によりロックされ、最後のパケット受信によりアンロッ
クされるが、アンロック用のパケットが送られてこなけ
れば、ロック状態が継続し、他の機器からの受信を行え
なくなってしまう。そこで、従来は、受信側は、ロック
モードのパケットを受信したら、ロックタイマーをスタ
ートさせ、アンロック用パケットが送られてこなくて
も、一定時間後にアンロックモードにしている。このよ
うに、従来は、アンロックにするためのタイマーが必要
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、処理が簡単で、通信速度を高めることができる通信
方法を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、受信側に問い合わ
せを行わなくても、受信側の状態を正しく把握できる通
信方法を提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、受信側がコマンド
のためのアンロック用タイマーを備える必要のない通信
方法を提供することにある。
【0010】本発明の第4の目的は、データ送信の場合
に、受信側がすべてのパケットに対してロックタイマー
を働かせる必要がない通信方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の通信方
法は、バスを介して通信を行う通信方法であって、1つ
のコマンドを1つのパケットで送信することを特徴とす
る。
【0012】請求項2に記載の通信方法は、コマンド受
信後、所定時間内に処理が終了しなくても、送信側に経
過報告を行うことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の通信方法は、コマンドを
常にアンロックモードで送信することを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の通信方法は、データ送信
の場合、最初のパケットから最後から1つ前のパケット
までロックモードで送信し、最後のパケットはアンロッ
クモードで送信することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の構成の通信方法においては、1つの
コマンドが1つのパケットで送信される。従って、コマ
ンドの処理が簡単で、通信速度を高めることができる
【0016】請求項2の構成の通信方法においては、コ
マンド受信後、所定時間内に処理が終了しなくても、送
信側に経過報告が行われる。従って、受信側に問い合わ
せを行わなくても、受信側の状態を正しく把握できる。
【0017】請求項3の構成の通信方法においては、コ
マンドが常にアンロックモードで送信される。従って、
受信側は、コマンドのためのアンロック用タイマーを備
える必要がなくなる。
【0018】請求項4の構成の通信方法においては、デ
ータ送信の場合、最初のパケットから最後から1つ前の
パケットまでロックモードで送信され、最後のパケット
はアンロックモードで送信される。従って、データ送信
の場合に、受信側がすべてのパケットに対してロックタ
イマーを働かせる必要がなくなる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の通信方法の適用対象である
AVシステムの一例の構成を示す。操作釦1を操作する
と、インターフェース3を介してCPU4に所定のコマ
ンドを入力することができる。また、同様に、コマンダ
12を操作すると、コマンダ12から赤外線が出射さ
れ、受信部2によりこの赤外線が受光される。その結
果、受信部2よりインターフェース3を介して、やは
り、CPU4に対して所定のコマンドを入力することが
できる。
【0020】CPU4は、入力されたコマンドを処理し
て、例えば、チューナ16に対する選局命令を出力した
り、後述のD2B通信処理CPU9に対して内部バス2
0を介してコマンドを出力する(なお、CPU4とチュ
ーナ16との間も内部バス20で接続されているが、簡
単のために図示は省略してある)。ROM5は、CPU
4が動作する上において必要なプログラムを記憶してい
る。RAM6は、CPU4の処理の結果得られたデータ
等を記憶する。不揮発性メモリ7は、電源オフ後も記憶
しておく必要のあるデータ、例えば、他のAV機器(第
1VTR(ビデオテープレコーダ)30、第2VTR4
0およびLDP(レーザディスクプレーヤ)50)との
接続状態等を記憶する。クロックタイマ8は、計時動作
を常に行っており、時刻情報を発生している。
【0021】CPU4、ROM5、RAM6およびクロ
ックタイマ8は、テレビジョン受像機用メインマイクロ
コンピュータを構成する。
【0022】D2B通信処理CPU9は、内部バス20
を介してCPU4に接続されており、かつD2B通信処
理IC10およびD2BバスすなわちD2B制御線21
を介して第1VTR30、第2VTR40、およびLD
P50等の他のAV機器とシリアルに接続され、データ
およびコマンドの送受を行う。なお、D2B通信処理C
PU9用のROMおよびRAMも設けられているが、図
示は省略してある。
【0023】CPU9は、バッファ群15に接続されて
おり、データを受信すると、バッファ群15のうち受信
データに対応したバッファに記憶する。すなわち、CP
U9は、ヘッダ(ヘッダは送信先/送信元情報であるル
ート情報を含む)を受信すると、ヘッダバッファに記憶
し、コマンド(CMD)を受信すると、コマンドバッフ
ァに記憶し、OSD(オンスクリーンデータ)データを
受信すると、OSDデータバッファに記憶し、リクエス
ト(REQ)を受信すると、リクエストバッファに記憶
する。また、CPU9は、リクエストに対する返事をリ
クエスト返事用バッファに記憶する。なお、バッファ群
15は、CPU9用のRAMを兼用することもできる。
【0024】第1VTR30は、AV信号線31を介し
て切換器18の端子T1に接続され、切換器18との間
でビデオ信号およびオーディオ信号の送受ができるよう
になっている。第2VTR40は、AV信号線41を介
して切換器18の端子T2に接続され、切換器18との
間でビデオ信号およびオーディオ信号の送受ができるよ
うになっている。LDP50は、AV信号線51を介し
て切換器18の端子T3に接続され、切換器18との間
でビデオ信号およびオーディオ信号の送受ができるよう
になっている。
【0025】切換器18から出力されるビデオ信号およ
びオーディオ信号は、CPU6または9によって選択さ
れようになっている。
【0026】CRT(陰極線管)13は、切換器18か
ら出力されるビデオ信号が示す画像を表示する。また、
メッセージ表示回路14は、CPU9から内部バス20
を介して送られてくるOSDデータを、メッセージとし
て、CRT13の所定領域に表示する。また、切換器1
8から出力されるオーディオ信号は、図示しないスピー
カによって再生される。
【0027】図1の操作釦1、受信部2、インターフェ
ース3、CPU4、ROM5、RAM6、不揮発性メモ
リ7、クロックタイマ8、D2B通信処理CPU9、D
2B通信処理IC10、CRT13、メッセージ表示回
路14、チューナ16、切換器18およびスピーカ(図
示せず)は、AVセンターすなわちテレビジョン受像機
100を構成する。
【0028】第1VTR30、第2VTR40およびL
DP50も、AVセンター100のD2B通信処理CP
U9およびバッファ群15にそれぞれ対応するD2B通
信処理CPUおよびバッファ群を備えており、D2B制
御線21を介して、ヘッダ、コマンド、リクエスト、お
よびOSDデータ等を送受する。
【0029】後述のマスター機器は、AVセンター10
0、第1VTR30、第2VTR40およびLDP50
のいずれかであり、スレーブ機器も、AVセンター10
0、第1VTR30、第2VTR40およびLDP50
のいずれか(マスター機器以外の機器)である。
【0030】図2は、図1のD2Bバス21上を伝送さ
れる通信パケットデータの一例を示す。図2中、マスタ
ーアドレスビットは、送信側の機器アドレスを示し、ス
レーブアドレスビットは、受信側の機器アドレスを示
し、アクノーリッジビットは、受信側から送信側に送る
各バイト毎のアクノーリッジ(ACK)信号/ノットア
クノーリッジ(NAK)信号であり、コントロールビッ
トは、パケットの種類およびロック/アンロックの指定
を行う。モード1の場合、最大テキストデータは、32
バイトである。
【0031】図3は、本発明のコマンド送信の一実施例
を示す図である。この例では、マスター機器からスレー
ブ機器への1つのコマンド/データが1つのパケットで
終了する。1つのコマンド/データは、アンロックモー
ドで送信される。コマンドを受信したスレーブ機器は、
マスター送信モードでステータスを返す。但し、データ
を受信したときは、返事を返さない。
【0032】図4は、本発明のデータ送信の一実施例を
示す図である。例えばOSDデータや透過データ等のデ
ータを複数パケット(フレーム)で送信するには、ま
ず、マスター機器は、最初のパケットで、送信相手(ス
レーブ機器)の通信デバイスが他の機器からの信号を受
信できないようにロックをかける。具体的には、アンロ
ックモードでのデータ転送の場合に”F”Hであるコン
トロールビットの値を”B”Hで伝送する。そして、複
数パケットの最後のパケットのコントロールビットの値
を”F”Hにして、アンロックにする。受信側がロック
されたままアンロックモードのパケットが送信されてこ
ないときの不都合を回避するために、例えばロックされ
た後、1s(1秒)間、受信パケットがない場合、アン
ロックにするロックタイマーを用意し、このロックタイ
マーをロックモードのパケットを受信した時点でスター
トさせるとよい。
【0033】図5は、本発明の状態問い合わせコマンド
に対するステータス返事の一実施例を示す図である。こ
の例では、マスター機器からスレーブ機器に問い合わせ
コマンドを送り、このコマンドを受けたスレーブ機器は
マスター送信でステータスを返す。
【0034】図6は、本発明のステータス自動発信の一
実施例を示す図である。例えば、図1のVTR30およ
び40ならびにLDP50は、これらの機器の状態が変
化したらその内容をAVセンター100に報告すること
により、AVセンター100は、余計な問い合わせ処理
を行わなくてもよくなる。従って、バス21に無駄な伝
送信号が流れなくなるので、通信効率が向上する。
【0035】図7は、本発明の同報通信におけるステー
タス自動発信の一実施例を示す図である。図8は、本発
明の同報通信の一実施例を示す図である。2つ以上の機
器が時間的に正確な処理が必要な場合、基準となる機器
から同報通信機能を使用して時間情報等を送信するとよ
い。これにより、例えば、正確に同期がとれたフィーチ
ャー実行が可能となる。なお、同報通信以外の通信は、
1対1通信なので、受信側が必ずビットレベルのアクノ
ーリッジ信号(ACK)/ノットアクノーリッジ信号
(NAK)を送るが、同報通信では、ビットレベルのA
CK/NAKの送信は、AVセンター100のみが行
う。そして、ACK/NAKの送信タイミングでは、A
Vセンター100以外の機器は、「1」でも「0」でも
なく、オープンの状態にする必要がある。このため、同
報通信時、スレーブ機器からバイト毎のNAKを受けた
ときには、それから例えば25ms以上経過後、マスタ
ー送信をおこなって、バイト毎のACKは出さないよう
にスレーブ機器にたいしてアンロックモードでコマンド
を送るとよい。このコマンドは、最大3回まで送信す
る。
【0036】図9は、本発明の通信方法におけるワンタ
ッチプレイ時の通信データの流れの一例を示す図であ
る。VTRは、プレイ釦が押されたとき、プレイ実行
後、TVすなわちAVセンターにTV内接続コマンドを
送り、TVは内部接続処理が完了すると、VTRに完了
報告する。その後、VTRは、OSD表示コマンド/O
SDデータをTVに送信し、TVは、OSD表示処理
後、VTRに処理完了報告を行う。
【0037】図10は、本発明の通信方法における正常
終了の場合の通信データの流れの一例を示す図である。
マスター機器からコマンドを受信したスレーブ機器は、
内部処理終了後、マスター機器に正常終了報告を行う
が、例えば100ms以内に終了しない場合には、コマ
ンド受信後、100ms経過したとき、マスター機器
に”ビジー”を返し、その後、25ms以内に終了した
場合には、上記”ビジー”を返した後、”処理完了”の
返事を送る。上記”ビジー”を返した後、1s以内に処
理が終了しないときには、1s毎に”処理中/ビジー”
の返事を返す。このように、スレーブ機器がコマンド受
信後、所定時間内に処理が終了しなくても、送信側に経
過報告を行うことにより、マスター機器は、スレーブ機
器に問い合わせを行わなくても、スレーブ機器の状態を
正しく把握できる。なお、100ms,25msおよび
1sは、単なる一例であって必要に応じて種々の値をと
ることができる。
【0038】図11は、本発明の通信方法においてパケ
ットが正しく送信または受信できなかった場合の通信デ
ータの流れの一例を示す図である。この例は、マスター
機器がスレーブ機器からバイト毎にACK/NAKを受
けるようになっている場合において、1パケット中にマ
スター機器がNAKを受けた例である。スレーブ機器
は、NAKを送信したとき、すなわち受信エラーのとき
には処理を行わず、マスター機器はNAKを受信したと
き、すなわち送信エラーのときには、25ms経過後、
再びコマンドを送信する。
【0039】図12は、本発明の通信方法における送信
エラーの場合の通信データの流れの一例を示す図であ
る。コマンドを送信した機器は、所定時間(例えば10
0ms)以内に相手機器から返事を受信しないときに
は、例えば最大3回までコマンドを再送する。相手機器
から返事が来ない原因としては、相手機器が当該機器に
返事を送ったが受信エラーのために受信できない場合、
相手機器が故障で返事を送れない場合、および受信した
返事が意味不明の場合等がある。
【0040】図13は、本発明の通信方法においてロッ
クモードの複数データパケット(フレーム)を受信した
後に、アンロックモードの最後のデータパケットを受信
したとき(正常)と、受信しないとき(異常)の処理の
一例を示す図である。アンロックモードの最後のデータ
パケットを受信しなかった場合には、ロックタイマーを
スタートさせ、例えば1000ms経過後に、アンロッ
クモードにする。
【0041】なお、この実施例においては、データパケ
ット受信後、返事を送信するようにしているが、この返
事を省略することも可能である。
【0042】図14は、本発明の通信方法においてパケ
ットを正しく受信できたが正常に終了できなかったとき
の処理例を示す図である。図14(a)は、スレーブ機
器がコマンドを受信したが、そのコマンドに対応する処
理を行うことができなかった例である。図14(b)
は、スレーブ機器がコマンドを受信したが、そのコマン
ドに対応する機能がなかった例である。図14(c)
は、スレーブ機器がコマンドを受信したが、所定時間以
内に処理が完了しなかった例である。
【0043】図15は、本発明の通信方法における受信
処理の一例を示すフローチャートである。まず、パケッ
トを受信すると、図1のD2B通信処理CPU9は、返
事タイマー(例えば、設定時間100ms)をスタート
させる(ステップS1)。次に、CPU9は、受信パケ
ットがコマンドかデータか判断し(ステップS2)、コ
マンドならば命令処理を行うべきか、または、問い合わ
せ処理を行うべきかを判断し(ステップS3)、命令処
理の場合には、処理内容を分析し、必要な処理を実行し
(ステップS4)、終了したら”終了”返事を送信する
(ステップS5)。問い合わせ処理の場合には、処理内
容を分析し、必要な処理を実行し(ステップS6)、終
了したら、”ステータス”を送信する(ステップS
7)。
【0044】また、受信パケットがコマンドでない場
合、データであるか否か判定し(ステップS8)、デー
タであれば、データフレームに対応する処理を実行し
(ステップS9)、データでもなければ、その他、所定
の処理を実行する(ステップS10)。
【0045】図16は、本発明の通信方法におけるタイ
マー割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
CPU9は、返事タイマーの時間を検出し(ステップS
11)、設定時間が経過していたら(ステップS12の
YES)、”ビジー”返事を送信する。
【0046】なお、上記実施例は、AVシステムに関す
るものであるが、本発明はこれに限定されず、ホームバ
スを使用したデータ伝送、モデムを使用した公衆回線経
由のデータ伝送、パソコン通信、ならびにパソコン−A
V機器間通信等にも適用できる。
【0047】また、上記実施例は、機器間のバスプロト
コルに関するものであるが、本発明は、機器内部のブロ
ックモジュール間の通信にも応用できる。
【0048】また、車、電車、船舶、および飛行機内の
機器間通信にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の通信方法によれば、1つのコ
マンドを1つのパケットで送信するようにしたので、コ
マンドの処理が簡単で、通信速度を高めることができる
【0050】請求項2の通信方法によれば、コマンド受
信後、所定時間内に処理が終了しなくても、送信側に経
過報告を行うようにしたので、受信側に問い合わせを行
わなくても、受信側の状態を正しく把握できる。
【0051】請求項3の通信方法によれば、コマンドを
常にアンロックモードで送信するようにしたので、受信
側は、コマンドのためのアンロック用タイマーを備える
必要がなくなる。
【0052】請求項4の通信方法によれば、データ送信
の場合、最初のパケットから最後から1つ前のパケット
までロックモードで送信し、最後のパケットはアンロッ
クモードで送信するようにしたので、データ送信の場合
に、受信側がすべてのパケットに対してロックタイマー
を働かせる必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信方法が適用されるAVシステムの
一例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のD2Bバス21上を伝送される通信パケ
ットデータの一例を示す図である。
【図3】本発明のコマンド送信の一実施例を示す図であ
る。
【図4】本発明のデータ送信の一実施例を示す図であ
る。
【図5】本発明の状態問い合わせコマンドに対するステ
ータス返事の一実施例を示す図である。
【図6】本発明のステータス自動発信の一実施例を示す
図である。
【図7】本発明の同報通信におけるステータス自動発信
の一実施例を示す図である。
【図8】本発明の同報通信の一実施例を示す図である。
【図9】本発明の通信方法におけるワンタッチプレイ時
の通信データの流れの一例を示す図である。
【図10】本発明の通信方法における正常終了の場合の
通信データの流れの一例を示す図である。
【図11】本発明の通信方法においてパケットが正しく
送信または受信できなかった場合の通信データの流れの
一例を示す図である。
【図12】本発明の通信方法における送信エラーの場合
の通信データの流れの一例を示す図である。
【図13】本発明の通信方法においてロックモードの複
数データパケット(フレーム)を受信した後に、アンロ
ックモードの最後のデータパケットを受信したとき(正
常)と、受信しないときの(異常)の処理の一例を示す
図である。
【図14】本発明の通信方法においてパケットを正しく
受信できたが正常に終了できなかったときの処理例を示
す図である。
【図15】本発明の通信方法における受信処理の一例を
示すフローチャートである。
【図16】本発明の通信方法におけるタイマー割り込み
処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】マスター機器からスレーブ機器に対してコマ
ンド(CMD)を送り、その後、問い合わせを行う従来
の通信方法の例を示す図である。
【図18】相手機器の状態を問い合わせるだけの従来の
通信方法の例を示す図である。
【図19】相手機器に命令を送り、命令の結果を問い合
わせる従来の通信方法の例を示す図である。
【図20】従来のD2B仕様における種々の通信態様を
示す図である。
【符号の説明】
9 D2B通信処理CPU 13 CRT 14 メッセージ表示回路 15 バッファ群 18 切換器 21 D2Bバス 30 第1VTR 40 第2VTR 50 LDP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 宏一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 勝山 明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 刑部 義雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 草ヶ谷 康夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介して通信を行う通信方法におい
    て、 1つのコマンドを1つのパケットで送信することを特徴
    とする通信方法。
  2. 【請求項2】 前記コマンド受信後、所定時間内に処理
    が終了しなくても、送信側に経過報告を行うことを特徴
    とする請求項1記載の通信方法。
  3. 【請求項3】 前記コマンドを常にアンロックモードで
    送信することを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 データ送信の場合、最初のパケットから
    最後から1つ前のパケットまでロックモードで送信し、
    最後のパケットはアンロックモードで送信することを特
    徴とする請求項1記載の通信方法。
JP5336090A 1992-12-28 1993-12-28 通信方法 Withdrawn JPH06253371A (ja)

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JP4-360171 1992-12-28
JP36017192 1992-12-28
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