JPH06253351A - 通信サービス制御方式 - Google Patents

通信サービス制御方式

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JPH06253351A
JPH06253351A JP3302193A JP3302193A JPH06253351A JP H06253351 A JPH06253351 A JP H06253351A JP 3302193 A JP3302193 A JP 3302193A JP 3302193 A JP3302193 A JP 3302193A JP H06253351 A JPH06253351 A JP H06253351A
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JP
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service
communication service
program
processing
service control
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JP3302193A
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Shiro Tanabe
史朗 田辺
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サービス制御ポイントSCPにおけるソフトウ
ェアの生産性を高め、且つ高い処理能力を実現できる通
信サービス制御方式を提供する。 【構成】各SCP内に、機能単位のプログラム部品を用
いインタプリタによるサービス実行制御機能と、サービ
ス対応の専用プログラムによるサービス実行機能とを備
え、サービス要求があった時、いずれか一方のサービス
実行機能を選択してデータ処理動作を行う。 【効果】 インタプリタによるサービス実行制御機能に
よって新規サービスを素速く提供でき、専用プログラム
によるサービス実行機能によって処理の高速化を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信サービス制御方式
に関し、更に詳しくは、複数の交換機と接続されるサー
ビス制御ポイントを含むネットワークにおける通信サー
ビス制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】CCITT(国際電信電話諮問委員会)
では、マルチベンダ環境下でのサービスの高度化とサー
ビスの早期提供を目的に、「インテリジェントネットワ
ークの能力セット1」を標準化している(CCITT勧
告書Q1200〜1290)。
【0003】上記「インテリジェントネットワーク・能
力セット1」の1つの特徴は、サービスに非依存な構成
をとることにあり、例えば、CCITT STUDY
GROUPXI WORKING DOCUMENT X
1/4(1992年3月10日)において、13種類の
サービス独立ビルディングブロック(SIB)が規定さ
れている。これは、サービスの生成において、SIBの
組合せによりサービス内容を規定するものである。
【0004】SIBを実行する環境としては、例えば、
電気学会 電子・情報・システム部門第2回大会講演論
文集、P63に記載されているように、インタプリティ
ブ方式が代表的であり、SIBを一つ一つ解釈し、逐次
実行する方式がとられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記SIBを用いたイ
ンタプリティブ方式によれば、汎用的な機能要素単位で
あるSIBを用いることにより、ソフトウェアの生産性
の向上が期待できる。しかしながら、上記方式は、汎用
的な部品を使用しているため、及び、インタプリタのオ
ーバヘッドのため、サービス要求に応ずるためのデータ
処理量が増大し、高い処理能力が出せないと言う問題が
ある。この傾向は、ソフトウエアの部品単位がプリミテ
ィブであればある程、顕著に現われる。
【0006】然るに、インテリジェントネットワークに
おいて此種の通信サービスを実行するサービス制御ポイ
ント(SCP)は、それに接続された複数の交換機から
インテリジェントネットワーク呼の要求が多重化して到
来するため、極めて高いデータ処理能力が必要とされ
る。従って、サービス要求の全てについて上述したSI
Bをインタプリタで実行する方式を採用することには問
題がある。
【0007】本発明の目的は、早期サービスを提供する
ために不可欠なソフトウェアの高生産性を維持しなが
ら、SCPにおいて高い処理能力が実現できるサービス
制御方式および制御アーキテクチャを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通信サービス制御方式では、ネットワーク
における各サービス制御ポイントSCPに、汎用的な機
能単位の部品をインタプリティブに実行する第1の手段
と、サービス対応に用意された専用プログラムにより通
信サービスを実現する第2の手段と、サービス要求時に
上記第1、第2の手段に何れかを選択するための手段と
を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、SCPにIN呼の要求が着信
すると、SCPがIN呼が要求しているサービスを判断
し、例えばサービス実行表示テーブルを参照して第1の
手段、第2の手段の何れかを選択し、もし要求されたサ
ービスを第2手段により実行可能なら、既に用意されて
いる専用プログラムを実行するようになっているため、
サービスのためのデータ処理を高速に行うことができ
る。なお、上記サービス実行表示テーブルの情報は、例
えば、保守者からのコマンド入力に応じて、あるいは、
サービスの実行状況に応じて書き替えられる。
【0010】
【実施例】(1)ネットワークの構成 図1に本発明を実施するネットワーク構成の1例を示
す。ネットワークは、サービスコントロールポイント
(SCP)1と、交換機3と、サービス管理システム
(SMS)2とを基本システムとして構成されている。
各基本システムは次の機能を備えている。
【0011】SCP:一つの交換機のみでは対応できな
いサービスを実行する。例えば、フリーダイアル、ダイ
アルQ2等、一般ダイアル翻訳(例えば東京は「0
3」、大阪「06」、…といったもの)におけるどの加
入者に接続すべきか特定できない場合の処理、及び、指
定時間転送など個人登録データにアクセスする場合の処
理を行う。
【0012】交換機:SCPにアクセスを要するインテ
リジェントネットワーク呼を検出する機能を持ち、一般
基本接続呼は交換機内で閉じた処理として実行する。
【0013】SMS:ネットワーク保守センタであり、
保守者によるサービスのクリエーション、トラヒック・
課金集計等、サポート処理を行う。また、上記SCPの
バックアップシステムとなる。
【0014】(2)SCPの構成 SCP1は、図1に示すように、呼処理サーバ4と、通
信サーバ5と、データベースサーバ6とから構成されて
いる。
【0015】呼処理サーバ4は、インテリジェントネッ
トワーク呼の処理を行なうためのものであり、制御プロ
セッサ(CP)11、主記憶装置12、及び、サーバ間
通信網インタフェ−ス13により構成される。
【0016】通信サーバ5は、交換機及びSMSとの通
信を制御するものであり、制御プロセッサ(CP)1
4、主記憶装置15、及び、複数のインタフェース部1
6〜18から構成される。インフェース部としては、交
換機3との間のNo.7共通線インタフェース16、S
MS2との間のパケット網インタフェース17、サーバ
間通信網7との間のインタフェース18が含まれる。
【0017】データベースサーバ6は、制御プロセッサ
(CP919、ディスク(DK)20、及び、サーバ間
通信網インタフェース部21により構成される。
【0018】(3)SCP1が備えるプログラムの構成 SCP内の呼処理サーバ4にある「サービス決定後の処
理」を行うプログラムを例に、本発明の特徴について説
明する。
【0019】図2に示すように、ダイアルされた番号よ
りサービス種類idを決定し、このサービスidに関し
て、選択プログラム(Switcher)31により、インタプ
リタ処理32を実行するか、専用プログラム処理33を
実行するかを決定し、選択された処理を起動する。
【0020】選択プログラム(Switcher)31では、例
えば図3に示すように、サービスidをキーとしてプロ
グラム選択テーブル43を索引し(ステップ41)、上
記プログラム選択テーブル43に予めサービスid対応
に設定してある1ビットデータからなる処理指定情報を
読み出す。読み出された上記処理指定情報の値が例えば
「1」であれば、インタプリタ処理を選択(RTNコー
ド=「1」)し、値が「0」であれば専用プログラム処
理を選択(RTN=[0])する(ステップ42)。
【0021】インタプリタ処理32では、図4に示すよ
うに、サービスid対応の機能部品群テーブル55をデ
ータベースサーバ6から取得し(ステップ51)、上記
機能部品群テーブル55に指定されている機能部品プロ
グラム56を逐次読み出して起動する(ステップ5
2)。1つの機能部品プログラム56の実行が終了する
と、機能部品群テーブル55に指定された次の機能部品
を読み出し(ステップ53)、もし、終了表示がしてあ
ればインタプリタ処理を終了し(ステップ54)、終了
表示でない場合は、ステップ52に戻って該当する機能
部品プログラムを起動する。以下、終了表示が現われる
迄、上記の動作が繰り返される。
【0022】専用プログラム処理33では、主記憶装置
に常駐しているサービスid対応に用意された専用のプ
ログラムが実行される。これらの専用プログラムは、例
えば図5に示すように、手続き型言語により記述されて
いる。選択プログラム(Switcher)31が出力する選択
コードRTNが「0」の場合は、これらサービス対応に
用意され専用プログラムが起動され、「1」の場合はイ
ンタプリタ処理33が実行される。
【0023】手順の説明 (1)サービス制御の例1 図6に示す信号シーケンスチャートに従い、本発明によ
るサービス制御の第1の実施例を説明する。交換機72
は、端末71からSETUPメッセ−ジ77を受信する
と、受信メッセージ中に含まれるダイアル番号を調べ、
例えばフリーダイアルのようなインテリジェントネット
ワーク呼であれば、ダイアル番号を含む分析情報メッセ
ージ(Analized Information)78をSCP73に転送
する。上記メッセ−ジ78は、通信サーバ74を経由し
て、呼処理サーバ75に着信する。
【0024】呼処理サーバ75は、ダイアル数字からサ
ービス種類を決定するために問い合わせメッセ−ジ(Qu
ery)79をデータベースサーバ76に送信する。デー
タベースサーバ76は、番号翻訳を行ってサービス種類
(id)を決定し(80)、このサービスidを含む回答
メッセ−ジ(Query Result)81を呼処理サーバ75に
送る。
【0025】呼処理サーバ75は、上記回答メッセ−ジ
(Query Result)81を受信すると、選択プログラム3
1(switcher)を起動する(82)。選択プログラム3
1は、図3で説明したように、サービスidに基づいてイ
ンタプリタ処理32と専用プログラム処理33の何れを
実行するかを判断し、これによって選択された処理が起
動される。もし、ここでインタプリタ処理32が起動さ
れると、機能部品群テーブルを取得した後(84)、図
4で説明したように、このテーブルに設定されている機
能部品を逐次読み出して、該当する機能部品プログラム
が次々と実行される。
【0026】図6の例では、機能部品実行87によって
Request Reportメッセージと、BCSMEventメッセージ8
8が、また、機能部品実行90によってAnalize Inf.メ
ッセージ91がSCP73から交換機72に転送されて
いる。尚、SCP73はAnalize Inf.メッセージ91を
送信後、交換機からの次のメッセージの受信待ち状態に
なる。
【0027】交換機72では、上記メッセージの受信
後、基本呼処理接続92を実行し、Call Proc.93、Al
ert94、Connect95を端末71に送出して、通話中の
状態96になる。通話が終了し、端末71からの切断メ
ッセージ(Disc)97が受信すると、交換機72は、Re
l メッセージ99を端末71にに返送して端末を開放す
る。この時、SCP73に対して、Event Report BCSM
98を送出する。SCP73は、上記メッセージを受信
すると、待ち状態になっていた機能部品90の実行を再
開し、以下、切断処理用の機能部品が順次に実行される
(102〜107)。
【0028】(2)サービス制御の例2 図7の信号シーケンスチャートに従い、サービス制御の
第2の実施例について説明する。交換機72は、端末7
1からSETUPメッセ−ジ77を受信すると、このメ
ッセージに含まれるダイアル番号を調べ、例えばフリー
ダイアルのようなインテリジェントネットワーク呼であ
れば、ダイアル番号を含むメッセージ(AnalizedInform
ation)78をSCP73に転送する。上記メッセ−ジ
78は、通信サーバ74を経由して、呼処理サーバ75
に着信する。
【0029】呼処理サーバ75は、ダイアル数字からサ
ービスを決定するために、データベースサーバ76に問
い合わせメッセ−ジ(Query)79を送信する。データ
ベースサーバ76は、番号翻訳を行ってサービス種類を
判断し(80)、サービスidを含むQuery Resultメッセ
−ジ81を呼処理サーバ75に送る。
【0030】呼処理サーバは、メッセ−ジ81を受信す
ると選択プログラム(switcher)82を起動し、これに
よって、インタプリタ処理32と専用プログラム処理3
3の何れを実行するかがを決定される。ここで、専用プ
ログラム処理33が選択された場合、次のように処理が
行われる。
【0031】サービス対応の専用プログラム33は、S
CP内にある主記憶装置12のプログラム部に格納され
ている。これらのプログラム33は、例えば、C言語、
CHILL言語等の手続き型のプログラム言語で記述さ
れており、それを実行する過程で、SCP73からRequ
est ReportメッセージとBCSM Eventメッセージ128、
及び、Analize Inf.メッセージ129が発行され、交換
機72に送られる。SCP73は、Analize Inf.メッセ
ージ129の送信後、交換機からのメッセージの受信待
ち状態になる。
【0032】交換機72は、これらのメッセージを受信
した後、基本呼処理接続130を実行し、Call Proc.1
31、Alert132、Connect133を端末71に送出
し、通話中の状態134になる。通話が終了して、端末
71から切断メッセージDisc135を受信すると、交換
機72は、端末71に対してRel メッセージ137を返
して端末を開放する。また、SCP73に対してEvent
Report BCSM136を送出する。SCP73は、上記メ
ッセージ136を受信すると、待ち状態にあった専用プ
ログラム33を再開する。これによって、以下、切断の
ための処理が実行される。
【0033】(3)保守者による処理指定情報の設定例
1 図8に示すように、保守者がSMS152からコマンド
(各種のパラメータの値を含む)155を入力すると、
コマンドで指定されたサービスidと選択プログラム識別
子(例えば、インタプリタ処理は「1」、専用プログラ
ム処理は「0」)をパラメータとした書替え要求メッセ
ージが生成され、SMS152からSCP151に転送
される。上記メッセージは、SCP151の通信サーバ
154を経由して、呼処理サーバ153に着信する。
【0034】呼処理サーバ153は、プログラム選択テ
ーブル43のサービス対応ビットを上記メッセージで指
定された状態に書替え(157)た後、終了メッセージ
158をSMS152に返送する。
【0035】(4)保守者による処理指定情報の設定例
2 図9に示すように、保守者がSMS152からコマンド
165を入力すると、コマンドで指定されたサービスid
と選択プログラム識別子(例えば、インタプリタ処理は
「1」、専用プログラム処理は「0」)に応じて、SM
S内のバックアップ用プログラム選択テーブルでサービ
ス対応の判定ビットの書替えられ、更新されたテーブル
の内容が、SMS152からSCP151に送られる
(167)。SCP内の呼処理サーバ153は、上記テ
ーブル情報を受信すると、これに基づいてプログラム選
択テーブル43を書替え(168)、これが終わると、
終了メッセージ169をSMS152に返送する。
【0036】(5)トラヒック観測による処理指定情報
の設定例 この例では、SCPが、サービス決定後にトラヒック観
測を行い、その結果、必要があればプログラム選択テー
ブルの処理指定情報を変更する。
【0037】図10に示すサービス観測プログラムは、
サービス種類が決定された後、選択プログラム(Switch
er)の直前で起動される。このプログラムでは、サービ
ス毎の使用頻度を示す値を更新し(ステップ181)、更
新した値をシステムパラメータaと比較し(182)、
比較結果に応じて次のような処理動作を行う(図11参
照)。
【0038】サービス使用頻度が増加し、aを越えた場
合:現在対象としているサービスに関して専用プログラ
ムが実装されているかをチェックし(183)、もし実
装してあれば、プログラム選択テーブルの該当ビットを
専用プログラム指定する値に書き替え(185)、もし
専用プログラムが未実装であれば、何もせずにこのルー
チンを終了する。
【0039】サービス使用頻度が減少し、aより下がっ
た場合:対象としているサービスの機能部品群が実装さ
れているかをチェックし(184)、もし実装してあれ
ば、プログラム選択テーブルの該当ビットをインタプリ
タ処理を指定する値に書き替える(186)。機能部品
群が未実装であればこのルーチンを終了する。
【0040】サービス使用頻度がaを越えない場合は、
何もせずにこのルーチンを終了する。(6)サービス生
成手順の例1 図12は、新規サービスを開始する場合の手順を示す。
先ず、新規サービスを機能部品により作成し、このサー
ビスに対応した機能部品群テーブルを作成する(19
1)。次に、このサービスを実装するために、データベ
ースサーバにおける翻訳テーブルにサービスidを登録し
た後、呼処理サーバにおけるプログラム選択テーブル4
3において、上記サービスidと対応するビットに、イン
タプリタ起動を指定する値を設定する(192)。使用
頻度の高いサービス、あるいは、使用頻度が高くなる可
能性の強いサービスに関しては、同一機能の専用プログ
ラムを作成し(194)、もし、トラヒック観測による
処理指定情報の自動設定機能を備えたシステムの場合
は、上記新規専用プログラムを実装して(196)、こ
の手順を終了する。トラヒック観測による自動設定機能
がないシステムの場合は、保守者によるコマンド入力操
作により、プログラム選択テーブルの該当ビットを専用
プログラムを指定する値に変更する(197)。
【0041】(7)サービス生成手順の例2 図13によって、複数のSCPを含むネットワークにお
けるサービス生成の手順を示す。図13図に示すネット
ワークは、交換機204および205と接続するSCP
201と、交換機206および207と接続するSCP
202と、交換機208および209と接続するSCP
203とが、ネットワークを介して互いに接続されてい
る。サービス機能の実装当初は、上述したサービス生成
手順1(第12図)のステップ191、192によっ
て、全てのSCP201、202、203が機能部品群
を用いる形式でサービスを実行する。
【0042】ここで、例えば、SCP201において特
定のサービスの使用頻度が高くなると、上述したサービ
ス生成手順1(第12図)のステップ194−197に
よって新規専用プログラム211が実装される。この
時、SCP201から他のSCP202、203に対し
て、プログラムローディング機能によって上記新規専用
プログラム211が配布され、各SCPが専用プログラ
ムによるサービス実行機能を備える。
【0043】
【発明の効果】従来の機能部品を用いたインタプリタ方
式の最大の欠点は、逐次機能部品を実行するための制御
によって処理オーバヘッドが生ずる点にある。オーバヘ
ッドの程度は機能部品の大きさにも依存するが、CCI
TT勧告のSIBを機能部品として考えると、専用プロ
グラムの約2倍のダイナミックステップを要すると予測
される。2倍のオーバヘッドとは、機能部品実行時のダ
イナミックステップ数とインタプリタ実行時のダイナミ
ックステップ数がほぼ等しいことを意味し、これを手続
き型言語による専用プログラムに代えると、インタプリ
タ処理分がそのまま削除され、ダイナミックステップ数
を1/2程度に削減できると予想される。
【0044】すなわち、全てのサービスのうち、専用プ
ログラムにより実行するサービスの頻度をα%とする
と、本発明を採用した場合、従来方式に比べ、 ρ=(1−α)+0.5*α だけダイナミックステップ数が減少し、その分だけ処理
を高速化できる。
【0045】また、新規サービスを機能部品群によるサ
ービス生成でサポートすることによって、新規サービス
の開始を素速く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インテリジェントネットワークとSCPの構成
の1例を示す図。
【図2】サービス決定後処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図3】選択プログラム(Switcher)の機能を
示すフローチャート。
【図4】インタプリタ処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図5】専用プログラム処理の1例を示すフローチャー
ト。
【図6】サービス実行制御の第1の実施例を示すシーケ
ンス図。
【図7】サービス実行制御の第2の実施例を示すシーケ
ンス図。
【図8】保守者による処理指定情報設定の第1の実施例
を示す図。
【図9】保守者による処理指定情報設定の第2の実施例
を示す図。
【図10】サービス使用頻度観測による処理指定情報設
定のプログラムフローチャート。
【図11】サービス使用頻度の分布の1例を示す図。
【図12】サービス生成手順の第1の実施例を示す図。
【図13】サービス生成手順の第2の実施例を示す図。
【符号の説明】
1、73、151、201〜203…SCP、2、15
2…SMS、3、72、204〜209…交換機、4、
75、153…呼処理サーバ、5、74、154…通信
サーバ、6、76…データベースサーバ、7…サーバ間
通信網、11、14、19…プロセッサ、12、15…
主記憶メモリ、13、16〜18、21…IF、20…
ディスク、31〜33…サービス決定後の処理ボック
ス、41、42…Switcherプログラム処理ボックス、4
3…プログラム選択テーブル、51〜54…インタアプ
リタ処理ボックス、55…サービス対応機能部品テーブ
ル、56…機能部品プログラム、71…端末、77〜7
9、81、83、85、88、91、93〜95、97
〜99、100、121〜123、125、128、1
29、131〜133、135〜138、155、15
6、158、165、167、169…信号、80、8
2、84、86、87、89、90、92、96、10
1〜106、124、126、130、134、15
7、166、168、181〜186、191〜197
…処理、210…機能部品による実行環境、33、21
1…専用プログラム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの交換機と接続されるサー
    ビス制御ポイントが、通信サービスに依存しない機能単
    位のプログラム部品を通信サービス対応に組合せてイン
    タプリタにより逐次実行する第1の手段と、通信サービ
    ス毎に専用に用意されたプログラムを実行して通信サー
    ビスを行なう第2の手段とを有し、通信サービスが要求
    された時、上記第1の手段あるいは第2の手段の何れか
    を選択的に動作させることを特徴とする通信サービス制
    御方式。
  2. 【請求項2】前記サービス制御ポイントが、通信サービ
    ス対応に前記第1の手段と第2の手段の何れを動作させ
    るかを予め記憶するための第3の手段を備え、通信サー
    ビスを要求された時、上記第3の手段によって、上記第
    1の手段または第2の手段の何れかが選択されるように
    したことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制
    御方式。
  3. 【請求項3】前記サービス制御ポイントが、通信サービ
    ス毎に要求頻度を観測するための手段を有し、上記観測
    手段によって前記第1の手段と第2の手段の何れを用い
    るか指定するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の通信サービス制御方式。
  4. 【請求項4】前記第2の手段の専用のプログラムが用意
    されていない新たな通信サービスを要求された時、前記
    第1の手段により該通信サービスを実行し、上記第2の
    手段に新たな通信サービスに専用のプログラムが用意さ
    れた後は、上記第2の手段を選択すうるようにしたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の通信
    サービス制御方式。
  5. 【請求項5】複数のサービス制御ポイントを含むネット
    ワークにおいて、各サービス制御ポイントが、通信サー
    ビスに依存しない機能単位のプログラム部品を通信サー
    ビス対応に組合せてインタプリタにより逐次実行する第
    1の手段と、通信サービス毎に専用に用意されたプログ
    ラムを実行して通信サービスを行なう第2の手段とを有
    し、上記複数のサービス制御ポイントのうちの1つが、
    他のサービス制御ポイントに対して上記第2の手段で実
    行すべき新たなプログラムをローディングする手段を有
    し、通信サービスを要求された時、各サービス制御ポイ
    ントが、上記第1の手段あるいは第2の手段の何れかを
    選択的に動作させることを特徴とする通信サービス制御
    方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09244938A (ja) * 1996-03-06 1997-09-19 Nec Corp データベース管理システム
KR20010093943A (ko) * 2000-04-03 2001-10-31 박종섭 Cdma 지능망 시스템에서의 sms 및 scp간 메시지전송장치 및 그 방법

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