JPH07226797A - 通信システムおよび通信サービス制御方法 - Google Patents

通信システムおよび通信サービス制御方法

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Publication number
JPH07226797A
JPH07226797A JP31152194A JP31152194A JPH07226797A JP H07226797 A JPH07226797 A JP H07226797A JP 31152194 A JP31152194 A JP 31152194A JP 31152194 A JP31152194 A JP 31152194A JP H07226797 A JPH07226797 A JP H07226797A
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JP
Japan
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service
call
exchange
trigger
control
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Application number
JP31152194A
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English (en)
Inventor
Sachiko Takeda
幸子 武田
Shiro Tanabe
史朗 田辺
Kazuko Wakayama
和子 若山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07226797A publication Critical patent/JPH07226797A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個人的なサービス要求に柔軟に対応できる通
信システムおよび通信サービス制御方法を提供する。 【構成】 交換機が各呼毎に制御する基本呼状態モデル
の所定の検出ポイントDPに、無条件にサービス制御ポ
イント(SCP)を起動できるようにトリガを設定して
おく。SCPには、ユーザ対応に、時間帯別のサービス
制御情報を記憶しておき、交換機から第1の制御信号を
受信した時、上記サービス制御情報によって決まるDP
を交換機に通知する。交換機は、指定されたDPにトリ
ガを設定しておき、呼の状態が、被呼端末の状態によっ
て上記トリガ設定された特定のDPに遷移した時、SC
Pに第2の制御信号を送信する。これに応答して、SC
Pが交換機に上記サービス制御情報によって決まる着信
端末を通知する。 【効果】 ユーザによるサービス内容の設定、更新に伴
うSMP処理を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信システムに関し、更
に詳しくは、交換ノードあるいはインテリジェントネッ
トワークにおけるサービス制御方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ITU−T(国際電気通信連合電気通信
標準化部門):旧CCITT(国際電信電話諮問委員
会)で、サービス提供の迅速化、サービスのカスタム
化、サービスオペレーションの容易化および機能配置の
柔軟化を目的に、インテリジェントネットワークの能力
セット1が標準化された(ITU勧告書:Q.1200-1290
シリーズ(旧CCITT勧告書:Q.1200-1290シリーズ))。
【0003】インテリジェントネットワーク・能力セッ
ト1では、基本呼処理の動作を基本呼状態モデル(BC
SM:Basic Call State Model)で規定している。BC
SMは、 CCITT STUDY GROUP XI WORKING DOCUMENT X1
/4(1992.3.10-17)で記載されているように、発側(O_
BCSM)と着側(T_BCSM)に分かれて、それぞ
れ規定されており、BCSMのDP(Detection Point)
は、交換機からサービス制御ポイントSCPへの切り口
を提供している。インテリジェントネットワークサービ
スは、BCSMのDPに設定するトリガにより起動され
る。トリガとしては、TDP(Trigger Detection Poin
t)/R(Request)、 TDP/N(Notification)、EDP
(Event Detection Point)/R、EDP/Nの4種類が規
定されている。
【0004】インテリジェントネットワークサービスと
しては、ITU−T(旧CCITT)勧告書 Q.1219に
記載されているように、日程や時間の設定を行わないサ
ービスが中心であり、例えば、図9に示すようなサービ
スを提供する場合、無条件転送の場合には、DP12(T
erm._Attempt_Authorized)にトリガTDP/Rを設定
し、Busy転送の場合には、DP13(T_Called_Part
y_Busy)にトリガTDP/Rを設定し、無応答転送の場
合には、DP14(T_No_Answer)にトリガTDP/Rを
設定する。上記したTDPの設定/解除の処理は、サー
ビス内容が変化する毎に繰り返される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、インテリジェ
ントネットワークにおいて、ユーザ要求に柔軟に対応し
たサービスを提供するためには、曜日別、あるいは時間
単位のサービス内容切り換えが不可欠となる。しかしな
がら、従来は、図9に示したような曜日あるいは時間帯
によって異なる転送サービスを1回のオペレータ操作で
指定することはできなかった。このため、従来は、ユー
ザが要求する曜日毎あるいは時間帯毎の異なるサービス
指定を行う場合には、それぞれの実行時間帯で個別にサ
ービス用制御情報をSMPから入力し、基本呼状態遷移
中の該当するDPにトリガTDPを設定せざるを得なか
った。このため、SMPおよびSCPにおけるユーザデ
ータの管理が複雑となり、SMPおよびSCPにおける
処理負担が大きくなるという問題があった。
【0006】また、従来のシステムでは、サービス内容
の切替時間帯に複数のユーザからのTDP設定のための
トラヒックが集中するという問題があった。また、サー
ビス内容が変る毎に、各交換機において、BCSMにト
リガTDP/Rを設定するための交換機ソフトウエア・
アクセスが必要となるため、交換機の本来の機能である
呼制御動作の妨げとなるという問題点があった。これら
の傾向は、個別サービスを求めるユーザ数が増加し、ユ
ーザ要求が細かくなればなるほど顕著となる。
【0007】本発明の目的は、個人的なサービス要求に
柔軟に対応できる通信システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、インテリジェントネットワークに
おけるユーザの個人的なサービス要求に柔軟に対応でき
るサービス制御方式を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通信サービス制御方法では、少なくとも1
つの交換機と、ユーザ毎のサービス用制御情報を記憶す
るための記憶装置を備える上記交換機に接続されたサー
ビス制御装置とからなる通信ネットワークにおいて、上
記交換機が、上記サービス制御装置で提供すべき特殊通
信サービスに関係する呼を受け付けた時、該呼の状態制
御のための呼制御シーケンスを生成する。上記呼制御シ
ーケンス中の所定の検出ポイント(以下、DPという)
には、上記サービス制御装置への制御信号の送信を要求
するための第1のトリガが設定されており、交換機は、
上記呼制御シーケンスに従って呼を制御し、呼の状態が
呼制御シーケンス中の上記第1トリガが設定されたのD
Pに遷移した時、上記サービス制御装置に対してダイヤ
ル番号を含む第1の制御信号を送信する。第1の制御信
号を受信したサービス制御装置は、上記ダイヤル番号と
予め対応付けられたサービスプログラムを実行し、該サ
ービスプログラムの実行過程で記憶装置から上記ダイヤ
ル番号と対応するサービス制御情報を読み出し、該サー
ビス制御情報の内容に応じて、上記交換機に、呼制御シ
ーケンス中で次にトリガを設定すべきDPを通知する。
交換機は、呼制御シーケンス中の上記サービス制御装置
から指定されたDPに第2のトリガを設定し、呼の状態
が上記呼制御シーケンス中の前記第2トリガの設定され
たDPに遷移したとき、上記サービス制御装置に第2の
制御信号を送信し、これに応答して、サービス制御装置
が、上記サービス制御情報によって決まる特殊サービス
の内容を交換機に指定する。これによって、上記交換機
は、上記呼に関して上記サービス制御装置から指定され
た特殊サービスを実行できる。
【0009】また、本発明は、複数のユーザ端末と接続
された少なくとも1つの交換機と、上記交換機に接続さ
れた個人的な通信サービスを提供するためのサービス制
御装置とからなる通信システムにおいて、上記交換機
が、各呼対応に、呼状態モデルに従って状態を遷移しな
がら呼制御を行うための手段と、呼の状態が上記呼状態
モデルにおける何れかの検出ポイント(以下、DPとい
う)に遷移した時、該DPに制御信号の送信要求を示す
トリガが設定されていた場合に、上記サービス制御装置
に対して該呼のダイヤル番号を含む制御信号を送信する
ための手段とを有し、上記サービス制御装置が、プロセ
ッサ手段と、ダイヤル番号とサービスidとの対応関係
を記憶するための第1の記憶手段と、それぞれダイヤル
番号と対応付けられたサービス制御用の複数のレコード
を記憶するための第2の記憶手段と、上記第2の記憶手
段からダイヤル番号によって特定されるサービス制御用
の情報レコードを読み出し、該情報レコードの内容に応
じて、トリガを設定すべき少なくとも1つのDPを指定
するためのそれぞれが固有のサービスidをもつ複数の
サービスルーチンを記憶する第3の記憶手段とを有し、
上記交換機から制御信号を受信した時、上記プロセッサ
手段が、上記第1の記憶手段を参照して上記制御信号で
指定されたダイヤル番号と対応するサービスidを求
め、上記第3の記憶手段から読み出した上記サービスi
dと対応するサービスルーチンに従って、トリガを設定
すべき少なくとも1つのDPまたは実行すべきサービス
内容を示す制御情報を上記交換機に通知し、上記交換機
が上記サービス制御装置で指定されたDPへのトリガ設
定またはサービスを実行するようにしたことを特徴とす
る。更に詳述すると、上記サービス制御装置のプロセッ
サは、交換機が発行する各呼における最初の制御信号受
信時に、トリガ設定すべきDPと共に該DPに設定すべ
きトリガ種類を交換機に通知し、呼の状態が上記トリガ
設定されたDPに遷移した時に交換機が発行する第2の
制御信号に応答して上記サービス内容を通知する。
【0010】なお、上記呼状態モデルの生成は、交換機
に、呼状態モデルを構成する複数の状態ルーチンおよび
DPルーチンと、各DPでトリガ設定の有無を判別する
ためトリガ判別ルーチンと、呼毎にトリガ設定されたD
Pを記憶する情報テーブルとを備えておき、上記交換機
が、各呼の状態遷移に従って該当する状態ルーチンまた
はDPルーチンを逐次実行することによって呼制御を行
い、DPルーチン実行時に、上記トリガ判別ルーチンに
より上記情報テーブルを参照し、当該DPでのトリガ設
定の有無を判別し、呼の状態がトリガの設定されたDP
に遷移した時点でサービス制御装置に制御信号を送信す
るようにしてもよい。
【0011】
【作用】本発明の構成によれば、交換機が、サービス制
御装置(SCP)にサービス制御情報をもつ特定のダイ
ヤル番号の呼(以下、この種の呼をインテリジェントネ
ットワーク呼:「IN呼」という)を受信した時、呼制
御シーケンス(例えば、基本呼状態モデルBCSM)中
の特定のDPでSCPを起動し、SCPからの指示によ
って、交換機が、他のDPへのトリガの設定、または他
のダイヤル番号をもつ特定端末への転送動作等を行える
ようになっている。
【0012】従って、例えば図9に示すように、ユーザ
が複数の時間帯に分けて指定したサービス内容をSCP
に登録しておけば、そのユーザ宛へのIN呼が発生した
時、SCPが上記IN呼に対応した着信サービス用制御
情報にアクセスし、上記着信サービス用制御情報に従っ
て、曜日/時間帯等に応じて異なった形式で、交換機の
呼制御シーケンス中の所定のDPにトリガEDPを設定
することができる。
【0013】これによって、例えば、被呼者話中、被呼
者無応答など、呼が特定の状態に遷移した時点で交換機
からSCPに制御信号を発行させ、SCPが、上記状態
に対応するユーザ指定のサービスを交換機に指令し、交
換機が上記指令に応じた動作を行うことによって、時間
帯によって異なる指定端末への転送制御など、インテリ
ジェントネットワークサービスを実行できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明を適用するネットワークの1
例として、インテリジェントネットワークの構成を示
す。インテリジェントネットワーク(IN)は、サービ
ス制御装置(以下、サービスコントロールポイント:S
CPという)1と、上記SCPに接続されたサービス管
理装置(以下、サービス管理ポイント:SMPという)
2と、複数の交換機3とを基本システム要素として構成
されている。各交換機3には、加入者線17(17a〜
17n)を介して、複数の加入者端末16(16a〜1
6n)が収容されている。
【0015】SCP1は、各交換機のみでは対応できな
いネットワークワイドなサービスを実行するためのもの
であり、例えば、ユーザが予め指定された番号をダイヤ
ルすると着信側ユーザに課金できるようになっているフ
リーダイアルサービスのように、一般のダイアル翻訳で
は番号計画に基づくルーティングができない特殊な交換
処理や、例えば、着信転送サービスのように、各ユーザ
が個人的に登録している着信サービス用データにアクセ
スする場合の交換処理を行う。SMP2は、ネットワー
クの保守管理センタに相当し、保守者によるサービスク
リエーションや、トラヒック管理、課金集計等のサポー
ト処理を行うためのものである。上記着信転送サービス
のような、加入者からの要求に応じた着信サービス用制
御情報の登録は、保守者によるSMP2への入力操作に
よって、SCP1のSDF(サービスデータ機能)サー
バ5に対して行われる。交換機3は、上記SCP1にア
クセスする必要のある呼(以下、本明細書では「IN
呼」と称する)を検出する機能を有し、SCPアクセス
を必要としない一般的な呼(基本呼)は各交換機内に閉
じた形で処理が行われる。
【0016】図2は、交換機3の構成を示す。交換機3
は、SCP1との間での制御信号の通信および呼制御を
行うための制御プロセッサ10と、それぞれSCP1と
の間に接続された信号線8を終端するための複数の通信
インターフェイス部11と、メモリ12と、スイッチユ
ニット15と、これらの要素を接続するバスとからな
り、上記スイッチユニット15には、それぞれ加入者端
末16と接続された加入者線17を終端するための複数
の加入者インターフェイス部18を収容した構成となっ
ている。メモリ12は、基本呼処理部13と、その他の
制御プログラムを記憶するためのエリア14とからな
る。
【0017】上記基本呼処理部13は、基本呼処理ルー
チンを含み、例えば、インテリジェントネットワーク・
能力セット1により規定されているBCSMの他に、I
N呼に該当するダイヤル番号と呼別BCSMの生成時に
トリガを設定すべきDP位置との関係を示すIN呼管理
テーブルなどから構成される。また、上記制御プログラ
ムエリア14には、例えば発呼検出など、呼制御および
通話情報の交換処理に必要なプログラムが含まれる。な
お、基本呼処理ルーチンを、BCSMを構成する複数個
の状態(ステップ)ルーチンとトリガの設定が可能であ
る複数個のDPルーチンと、各DPでトリガ設定の有無
を判別するルーチンと、判別に必要な情報、呼と呼の状
態番号とを対応付けるテーブルとで構成してもよい。
【0018】上記通信インターフェイス11を介して、
制御プロセッサ10と、上記SCP1に含まれる後述す
るSCFサーバ4との間で行われる通信には、例えば図
7に示すフォーマット上で、ITU−T(旧CCIT
T)勧告書 Q.1214、1218で規定されたメッセージが使用
される。SCP1は、機能的には、1または複数のSC
F(サービスコントロール機能)サーバ4と、1または
複数のSDF(サービスデータ機能)サーバ5とから構
成される。但し、SDFサーバ5の機能をSCFサーバ
4に統合してもよい。更に、SDFサーバ5の機能を例
えば、SDP(Service Data Point)など、SCP以外
の装置に配備してもよい。
【0019】図3にSCFサーバ4の構成を示す。SC
Fサーバ4は、IN呼のためのサービス処理を行うもの
であり、制御プロセッサ20と、メモリ21と、それぞ
れ交換機、SMP、SDFサーバまたは他のSCFサー
バと接続するための複数のインターフェイス(26、2
7、28)とから構成されている。メモリ21は、IN
呼受信プログラム等、サービスの実行に必要な各種のプ
ログラムを記憶するためのプログラムエリア22と、サ
ービス実行時に使用する各種の機能部品モジュール(3
1、32)を記憶するためのデータエリア23と、IN
処理の実行機能が形成されるIN処理部24と、サービ
スid対応のルーチン(サービスモジュール群)が記憶
されるサービス対応部25とからなる。
【0020】サービス対応部25には、図4に示すよう
に、サービスid対応に用意された複数のルーチン38
(38A、38B、……)が格納される。この例では、
各サービスルーチン38は、データエリア23に準備さ
れている機能部品モジュール31〜37の組み合わせを
示すモジュールテーブルとして構成してあり、例えば、
サービスルーチン(モジュールテーブル)38Aは、着
信転送サービスを、また、サービスルーチン38Bは、
フリーダイヤルを実行するために必要な複数の機能部品
モジュールの組合せを定義している。
【0021】図5に、SDFサーバ5の構成を示す。S
DFサーバ5は、制御プロセッサ40と、例えば、フリ
ーダイヤル等の特番情報や、着信転送サービス用制御情
報のような、ユーザ(ダイヤル番号)別のサービス制御
情報を格納するためのディスク41と、SCFサーバと
のインターフェイス部42とから構成される。上記ディ
スク41には、上述したサービス制御情報の他に、例え
ば、ダイヤル番号からサービスidを求めるための変換
テーブルを記憶している。SDFサーバ5とSCFサー
バ4との間の通信には、ITU−T(旧CCITT)勧
告書 Q.1214,1218で規定されたメッセージを使用する。
なお、この例では、SDFサーバ5がインターフェイス
42を介してSCFサーバと接続されているが、SDF
サーバをインターフェイス42を介してSMP2に接続
し、SMPからのデータ入力操作によって、ディスク4
1の内容を直接更新できるようにしてもよい。
【0022】図6は、交換機3のプロセッサ10が実行
する処理フローを示す。発呼が検出されると、基本呼処
理ルーチン13にBCSM生成メッセージが送信され
(ステップ61)、基本呼処理ルーチン13において、
上記BCSM生成メッセージで指定された呼(またはダ
イヤル番号)と対応させて、新たなBCSM(basic Ca
ll State Model)が生成され(ステップ62)、それ以
後は、該BCSMに従って基本呼処理が実行される(ス
テップ63)。
【0023】各BCSMは、後述するように複数の状態
(またはステップ)からなり、そのうちの幾つかが、ト
リガの設定対象となるDP(Detection Point)として
定義されている。検出された発呼が、SCP1のアクセ
スを必要とするIN呼の場合は、INサービスの種類に
よって決まる特定位置のDPに予めトリガを設定したB
CSMが生成され、呼の状態が上記特定DPに遷移した
時点で、SCP1に最初の制御信号(メッセージ)を送
信できるようになっている。検出された発呼が一般呼で
あれば、SCPアクセスのためのトリガを全く含まない
BCSMが生成される。
【0024】上記基本呼処理によって、呼の状態がBC
SMのDP(Detection Point)に遷移すると、そのD
Pにトリガが設定されているか否かを判定する(ステッ
プ64)。もし、トリガが検出された場合、該トリガの
正当性をチェックし(ステップ66)、トリガが正当な
場合は、トリガの種類(Request型/Notification型)
を判別する(ステップ67)。
【0025】トリガの種類がR型(Request型)の場合
は、要求メッセージを(ステップ69)、トリガの種類
がN型(Notification型)の場合は、通知メッセージを
それぞれSCP1に送信する(68)。トリガの種類が
R型の場合は、SCPに要求メッセージの送信後、交換
機はSCPからの応答待ち状態となる(ステップ7
0)。SCPからの応答メッセージを受けると、それが
トリガの設定を要求するメッセージであれば、該応答メ
ッセージで指定されたDPにトリガを設定した後、基本
呼処理を再開する(ステップ72)。SCPから応答メ
ッセージを受信する前にタイマがタイムアウトとなった
場合は、該BCSMを終了処理する(ステップ73)。
トリガの種類がN型の場合は、SCPにメッセージを送
信した後、基本呼処理を継続する。
【0026】なお、この例では、交換機が発呼を検出す
ると、基本呼処理ルーチンでBCSMを生成している
が、基本呼処理部が、BCSMを構成する複数の状態ル
ーチンと複数のDPルーチンと、各DPでトリガ設定の
有無を判別するルーチン、及び、判別に必要な情報など
から構成される場合の交換機3のプロセッサ10が実行
する処理フローを図16に示す。
【0027】交換機が、発呼を検出するとBCSMの最
初の状態ルーチンを実行し(610)、呼対応(ダイア
ル番号対応)に状態番号を設定する(611)。次に、
実行するBCSMのルーチンがDPルーチンか否かを判
断する(612)。実行ルーチンが状態ルーチンであれ
ば、該当状態ルーチンが処理終了ルーチンか否かを判別
する(613)。処理終了ルーチンであれば、該当ルー
チンを実行し、処理を終了する(622)。処理終了ル
ーチンでなければ、呼対応の状態番号を更新し(62
3)、該当状態ルーチンを実行する(624)。
【0028】実行するルーチンがDPルーチンであれ
ば、ダイアル番号をキーに、トリガの設定を判別するた
めの情報を参照し、トリガが設定されているか否かを判
別する(614)。もし、トリガが設定されていた場
合、該トリガの正当性をチェックし(615)、トリガ
が正当な場合は、トリガの種類(Request型/Notificat
ion型)を判別する(616)。トリガの種類がR型(R
equest型)の場合は、要求メッセージを(618)、ト
リガの種類がN型(Notification型)の場合は、通知メ
ッセージをそれぞれSCP1に送信する(617)。ト
リガの種類がR型の場合は、SCPに要求メッセージの
送信後、交換機はSCPからの応答待ち状態となる(6
19)。
【0029】SCPからの応答メッセージを受けると、
それがトリガの設定を要求するメッセージであれば、該
応答メッセージで指定されたDPにトリガを設定した
後、次に実行するルーチンを判別する(621)。SC
Pから応答メッセージを受信する前にタイマがタイムア
ウトとなった場合は、処理終了ルーチンを実行する(6
22)。トリガの種類がN型の場合は、SCPにメッセ
ージを送信した後、次に実行するルーチンを判別する。
【0030】交換機とSCPとの間のメッセージは、例
えば、図7に示す信号フォーマット74で送信される。
741はヘッダ部であり、742は、呼の識別子と、そ
のメッセージが各呼(またはBCSM)における最初の
メッセージか、最後のメッセージか、それ以外の中間メ
ッセージかなどの区分を示すTransactionフィールド、
743は、複数のComponent744a〜744nと、こ
れらのComponentsの属性を示すコンポネント識別子74
3AとからなるComponentフィールドである。ここで、
各Component744は、1つのメッセージの内容に相当
し、Componentフィールド743に複数のComponentを設
定することによって、1つのメッセージフォーマットで
複数メッセージの内容を同時に送信することができる。
【0031】図8は、SCP1のSCFサーバ4で実行
されるIN呼受信プログラムの処理フローを示す。SC
P1(SCFサーバ4)は、交換機3から要求メッセー
ジまたは応答メッセージを受信すると、受信したメッセ
ージをIN処理部24に渡す。IN処理部24は、各I
N呼における最初のメッセージを受信すると、受信した
メッセージ中に含まれるダイアル番号と対応するサービ
スidを知るために、該受信メッセージをSDFサーバ
5に送信する(ステップ80)。SDFサーバ5は、デ
ィスク41に記憶されている変換テーブルを参照して、
上記ダイヤル番号と対応するサービスidを検索し、S
CFサーバに回答する。SCFサーバ4は、SDFサー
バ5からサービスidの回答を得ると、メモリ21のサ
ービス対応部25に記憶されている複数のサービスルー
チン(モジュールテーブル)38のなかから、上記サー
ビスidと対応するサービスルーチン38iを実行すべ
きルーチンとして決定し(ステップ81)、該サービス
ルーチン38iに従って、実行すべき機能部品モジュー
ルを順次に特定し(ステップ82)、メモリ21のデー
タエリア23から該当する機能部品モジュールを読み出
し、これを実行する(ステップ83)。
【0032】実行した機能部品モジュールが、処理終了
用のモジュールEの場合、当該IN呼に関するSCFサ
ーバの処理を終了する(ステップ89)。そうでない場
合は、上記機能部品モジュールが交換機へのメッセージ
送信を必要とするモジュールであったか否かを判定し
(ステップ85)、メッセージ送信を必要としていなけ
れば、ステップ82に戻って、次に実行すべき機能部品
モジュールを特定する。実行した機能部品モジュール
が、交換機へのメッセージ送信を必要としていたもので
あった場合、交換機からのメッセージの受信を待つ必要
があるか否かを判定し(ステップ86)、メッセージ受
信を待つ必要がなければ、ステップ82に戻って、次に
実行する機能部品モジュールを特定する。交換機からの
メッセージの受信を待つ必要があった場合は、交換機か
らメッセージを受信した後、受信メッセージに対応した
機能部品モジュールを実行する(ステップ87)。交換
機からの受信メッセージが呼終了メッセージであれば
(ステップ88)、処理を終了し、そうでなければ、ス
テップ82に戻って、次に実行すべき機能部品モジュー
ルを特定する。
【0033】図10は、SMP2のオペレータ(管理
者)が、例えば図9に示したような内容をもつ着信転送
サービス用の制御情報90をSDFサーバに登録する場
合の、SMP2とSCP1との間の信号シーケンスの1
例を示す。オペレータが、SMP2から或るユーザのた
めのサービス制御情報の登録(または既登録情報の変
更)のためのデータ入力を行うと(ステップ92)、S
MP2からSCP1のSCFサーバ4に、サービス登録
/変更の要求メッセージが送信される(ステップ9
3)。SCFサーバ4は、上記メッセージを受信する
と、これをSDFサーバ5に渡す(ステップ96)。
【0034】SDFサーバ5は、上記メッセージに応じ
て、ディスク41に、ユーザ識別子(電話番号)および
サービスidと対応させてサービス制御情報の登録(ま
たは既登録情報の変更)を行う(ステップ98)。サー
ビス制御情報の登録(または変更)が終了すると、SD
Fサーバ5からSCFサーバ4に処理終了の通知メッセ
ージが送信され(ステップ99)、これをSCFサーバ
4がSMP2へ中継する(ステップ100)。なお、上
記信号シーケンスにおいて、SCFサーバの介在を無く
し、サービス登録/変更の要求メッセージをSMP2か
らSDFサーバ5に直接与えるようにしてもよい。
【0035】次に、着信転送サービスのためのIN呼が
発生した場合の制御動作について、図11〜図15に示
す信号シーケンスに従って説明する。着信側の交換機3
は、発呼メッセージを受信すると、交換機内の基本呼処
理ルーチン13によってT_BCSMを生成し、該T_
BCSMに沿って基本呼処理を行う。上記発呼がIN呼
の場合は、図11に示す「DP12(Term._Attempt_Au
thorized )」104に、トリガTDP/Rが予め設定
されている。
【0036】基本呼処理ルーチン13では、上記T_B
CSMを実行中に「DP12」においてトリガTDP/
Rを検出すると、SCP1に対して、ダイアル番号を含
んだ制御メッセージ(Term. Attempt Authorized)10
5を送信する。上記制御メッセージ105は、SCFサ
ーバ4のIN処理部24に着信する。IN処理部24
は、ダイアル番号と対応するサービスidを知るため
に、問い合わせメッセージ(Query)108をSD
Fサーバ5に送信する。SDFサーバ5は、ディスク4
1に記憶してある変換テーブルを参照して、ダイヤル番
号に該当するサービス種類(サービスid)を決定し
(ステップ110)、該サービスidを含む応答メッセ
ージ(Query Result)111をSCFサーバ4に送信す
る。
【0037】SCFサーバ4は、サービス対応部25に
ある上記SCFサーバ4から通知されたサービスidと
対応するサービスルーチン(モジュールテーブル)38
iを参照し、このサービスルーチンを構成する最初の機
能部品モジュール112を起動することによって、サー
ビスを開始する。例えば、サービスルーチン38iの最
初の構成要素であるユーザ情報取得用の機能部品モジュ
ール112が実行されると、サービスidとダイアル番
号を含んだ制御メッセージ(Query)113が、SDF
サーバ5に送信される。
【0038】上記メッセージを受け取ったSDFサーバ
5は、サービスidとダイアル番号とに基づいてディス
ク41にアクセスし、例えば図9に示す該当ユーザの着
信サービス用制御情報90を取得する。上記サービス用
制御情報のうち、現在時刻に該当する時間帯の情報レコ
ードを制御情報として含んだメッセージ(Query Resul
t)114が、SDFサーバ5からSCFサーバ4に送
信される。
【0039】SCFサーバ4において、上記制御情報
は、サービスルーチン38iの第2の構成要素である着
信分析機能部品モジュール115で分析され、予め用意
されている複数の着信転送サービス用機能部品モジュー
ル(例えば、116〜119)の中から、ユーザの要求
に合致したモジュールが起動される。該当ユーザがトリ
ガの設定を伴う着信サービス用制御情報を登録していな
ければ、「DP設定なし」を示す信号が交換機に送信さ
れる。ユーザが指定した条件と起動される機能部品モジ
ュール116〜119との関係は以下のようになってい
る。
【0040】(Case 1):機能モジュール116
の実行 着信を、ユーザが予め指定した転送先に無条件に転送す
る場合に実行される信号シーケンスを図12に示す。S
CFサーバ4のIN処理部24は、SDFサーバから受
信したユーザの制御情報を分析した結果、無条件転送と
判断した場合(例えば、図9の例で、「17時から10
時」の間の着信をレコーデッドアナウンスメント・マシ
ン:「トーキ」に転送する場合)、機能部品モジュール
116を起動する。機能部品モジュール116を実行す
ることによって、SCP1から交換機3に対して、「呼
切断を交換機3からSCP1に通知する際に必要なトリ
ガ」を交換機に設定するためのメッセージ「Request Re
port BCSM Event(T_Disconnect EDP/N)」120と、着
信先として「トーキ」の電話番号を指定したコネクショ
ン確立要求メッセージ「Connect」121とが送信され
る。
【0041】交換機3は、これらの受信メッセージを基
本呼処理部13に転送する。基本呼処理部13では、こ
れらのメッセージを「DP12(Term._Attempt_Author
ized)」104で受信し、「DP17(T_Disconnec
t)」126にトリガEDP/Nを設定する。交換機3
は、BCSMに従って呼処理動作を実行し、呼をトーキ
(レコーデッドアナウンスメント・マシン)に着信させ
る。呼切断メッセージを受信した場合は、「DP17
(T_Disconnect)」126で上記トリガEDP/Nが検
出されるため、トリガ検出メッセージ「Event Report B
CSM」127を生成してSCP1に送信する。SCP1
では、上記メッセージ127を受信すると、SCFサー
バ4のIN処理部24によって、その呼に関してサービ
ス終了のための処理を行なう。
【0042】(Case 2):機能モジュール117
の実行 図13は、着端末がBusyの時は予めユーザが指定し
た転送先に転送をする場合に実行される信号シーケンス
を示す。SCFサーバ4のIN処理部24は、ユーザの
制御情報を分析した結果、着端末がBusyなら呼をユ
ーザ指定の端末に転送する必要があると判断した場合
(例えば、図9の例で、「10時から12時」の間に、
着信を「0123−45−6767」に転送をする場
合)は、図11に示した機能部品モジュール117を起
動する。これによって、SCP1から交換機3に、交換
機の基本呼処理部の「DP13(T_Called_Party_Bus
y)」133にトリガEDP/Rを設定するためのメッ
セージ「Request Report BCSM Event(T_Called_Party_B
usy EDP/R)」130と、呼切断通知メッセージ「Reques
t Report BCSM Event(T_Disconnect EDP/N)」131
と、着端末の電話番号を指定したコネクション確立要求
メッセージ「Connect」132が送信される。
【0043】交換機3では、これらのメッセージが基本
呼処理ルーチン13に転送される。基本呼処理ルーチン
13は、これらのメッセージを「DP12(Term._Attem
pt_Authorized)」104で受信すると、「DP13(T
_Called_Party_Busy)」133にトリガEDP/Rを、
また、「DP17(T_Disconnect)」126にトリガE
DP/Nをそれぞれ設定する。交換機で基本呼処理を実
行し、もし、着端末がBusyとなった場合は、基本呼
処理部13の「DP13(T_Called_Party_Busy)」1
33でトリガEDP/Rを検出する。これによって、ト
リガ検出メッセージ「Event Report BCSM」134が生
成され、SCP1に送信される。
【0044】SCP1では、上記メッセージをSCFサ
ーバ4のIN処理部24に転送する。IN処理部24
は、上記メッセージを受信すると、ユーザ指定の端末に
呼を転送するために、交換機に対して、転送先端末の電
話番号(この例では、0123-45-6767)を指定したコネク
ション確立要求メッセージ「Connect」135を送信す
る。
【0045】交換機3では、上記メッセージ135が基
本呼処理ルーチン13に転送され、基本呼処理が実行さ
れ、発呼を転送先端末に着信させる。交換機が呼切断メ
ッセージを受信すると、「DP17(T_Disconnect)」
126でトリガEDP/Nを検出し、トリガ検出メッセ
ージ「Event Report BCSM」136をSCP1に送信す
る。SCP1では、上記メッセージ136をSCFサー
バ4のIN処理部で受信し、サービス終了処理を行う。
【0046】(Case 3):機能部品モジュール1
18の実行 図14は、着端末が一定時間内に無応答の時に、予めユ
ーザが指定した転送先に転送する場合の信号シーケンス
を示す。SCF4サーバのIN処理部24は、ユーザの
制御情報を分析した結果、着端末が一定時間無応答とな
った場合にユーザ指定端末に呼を転送する必要があると
判断した場合(例えば、図9の例で、「13時から17
時」の着信を「0123−45−6767」に転送する
場合)、機能部品モジュール118を実行する。これに
よって、SCP1から交換機3に対して、交換機の基本
呼処理ルーチンの「DP14(T_No_Answer)」143
にトリガEDP/Rを設定するためのメッセージ「Requ
est Report BCSM Event(T_No_Answer EDP/R)」140
と、呼切断通知メッセージ「Request Report BCSM Even
t(T_Disconnect EDP/N)」141と、着端末の電話番号
を指定したコネクション確立要求メッセージ「Connec
t」142とが送信される。
【0047】交換機3は、これらの受信メッセージを基
本呼処理ルーチン13に転送する。基本呼処理ルーチン
13では、これらのメッセージを「DP12(Term._At
tempt_Authorized)」104で受信し、「DP14(T_
No_Answer)」143にトリガEDP/Rを設定し、
「DP17(T_Disconnect)」126にトリガEDP/
Nを設定する。交換機3は、基本呼処理を実行し、着端
末が一定時間内に無応答の場合、基本呼処理ルーチンの
「DP14(T_No_Answer)」143でトリガEDP/
Rを検出し、トリガ検出メッセージ「Event Report BCS
M」144を生成して、SCP1に送信する。
【0048】SCP1では、このメッセージ144をS
CFサーバ4のIN処理部24に転送する。IN処理部
24は、上記メッセージを受信すると、交換機に対し
て、ユーザ指定の転送先端末の電話番号を指定したコネ
クション確立要求メッセージ「Connect」145を送信
する。交換機3では、上記メッセージを基本呼処理ルー
チン13に転送して、基本呼処理を実行する。これによ
って、呼が転送先端末に着信して通話が行われ、交換機
が呼切断メッセージを受信すると、「DP17(T_Disc
onnect)」126でトリガEDP/Nを検出し、トリガ
検出メッセージ「Event Report BCSM」146生成し
て、SCP1に送信する。SCP1では、このメッセー
ジをSCFサーバ4のIN処理部24で受信し、サービ
ス終了処理を行う。
【0049】(Case 4):機能部品モジュール1
19の実行 図15は、着端末がBusyまたは一定時間に無応答の
場合に予めユーザが指定した転送先に呼を転送するの信
号シーケンスを示す。SCFサーバ4のIN処理部24
は、ユーザの制御情報を分析した結果、着端末がBus
yまたは一定時間無応答の時にユーザ指定端末に呼を転
送する必要があると判断した場合(例えば、図9の例
で、「12時から13時」の着信を「Mail Bo
x」に転送する場合)、機能部品モジュール119を実
行する。これによって、SCP1から交換機3に対し
て、交換機の基本呼処理ルーチン12の「DP13(T_
Called_Party_Busy)」133と「DP14(T_No_Answ
er)」143に、それぞれトリガEDP/Rを設定する
ためのメッセージ「RequestReport BCSM Event(T_Calle
d_Party_Busy EDP/R,T_No_Answer EDP/R)」150と、
呼切断通知メッセージ「Request Report BCSM Event(T_
Disconnet EDP/N)」151と、着端末の電話番号を指定
したコネクション確立要求メッセージ「Connect」15
2とが送信される。
【0050】交換機3では、これらのメッセージが基本
呼処理ルーチン13に転送され、基本呼処理ルーチン1
3では、これらのメッセージを「DP12(Term._Atte
mpt_Authorized)」104で受信し、トリガEDP/R
を「DP13(T_Called_Party_Busy)」133と「D
P14(T_No_Answer)」143にそれぞれ設定し、ト
リガEDP/Nを「DP17(T_Disconnect)」126
に設定する。これによって、交換機が基本呼処理を実行
中に、着信端末がBusyとなった場合は、Case2
(図13)のステップ134以降と同様の手順が実行さ
れ、着信端末が一定時間無応答であった場合は、Cas
e3(図14)のステップ144以降と同様の手順が実
行される。
【0051】なお、図11〜図15では、基本呼処理ル
ーチンで呼毎に基本呼処理モデル(BCSM)を生成す
るようにしているが、呼毎にBCSMモデルを生成する
かわりに、交換機の基本呼処理部で、例えば、BCSM
を構成する複数の状態ルーチンおよびDPルーチンと、
各DPでトリガ設定の有無を判別するためのトリガ判別
ルーチンと、トリガ設定されたDPを記憶するための情
報テーブルとを用いて状態制御するようにしてもよい。
上記情報テーブルは、例えば、最初のトリガ設定DP、
すなわち第1の制御信号を発生すべきDPを記憶するた
めのダイヤル番号対応に予め用意された第1のテーブル
と、呼が発生した時に生成され、状態遷移の途中でSC
Pから指定されたトリガ設定DPを記憶するために利用
される第2のテーブルとで構成し、呼が終了した時点で
第2のテーブルを消去するようにする。
【0052】この方式の場合、交換機は、発呼を検出す
ると、当該呼に対応して現在状態の記憶エリアと上記第
2のテーブルを生成し、BCSMに従って呼の状態を遷
移しながら、各状態に対応した状態ルーチンまたはDP
ルーチンを逐次実行し、各DPルーチン実行時に、トリ
ガ判別ルーチンで上記第1、第2のテーブルを参照す
る。もし、当該DPが第1のテーブル上でトリガ設定D
Pとして指定されていれば、交換機からSCPに第1の
制御信号を送信し、SCPから指定されたDPを上記第
2の情報テーブル上でトリガ設定DPとして記憶する。
このようにすれば、第2の情報テーブル上でトリガ設定
DPとして記憶されたDPに呼の状態が遷移した時、第
2の制御信号をSCPに送信することができる。
【0053】以上の実施例では、ユーザが、図9に例示
したように、時間帯によって異なるサービス内容をSD
Fサーバに定義した場合について説明したが、本発明
は、着信サービス用制御情報として、曜日別にサービス
指定したもの、これと時間帯別のサービスとを組み合わ
せたもの、あるいは、これらと着信端末がもつ自動サー
ビス機能とを組み合わせたものなど、種々の変形が可能
である。既登録の着信サービス用制御情報は、SMPか
らの操作によって適宜に変更、削除できるため、本発明
はユーザの要求に柔軟に対応できる。また、サービス登
録に伴うトラヒック負荷の増加を抑えることが可能とな
る。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サービス管理ポイントSMPからユーザ要求
に応じた複数のサービス内容の組み合わせからなる制御
情報を一括して設定でき、交換機において、サービス登
録ユーザの呼を受信したとき、サービス内容に応じた交
換機へのトリガの設定と制御指令の発行はサービス制御
ポイントSCPの機能によって、自動的に実行されるた
め、SMPでのオペレーション負担を大幅に改善でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インテリジェントネットワークの構成の1例を
示す図。
【図2】交換機の構成を示す図。
【図3】SCFサーバ構成を示す図。
【図4】SCFサーバのプログラム部の構成を示す図。
【図5】SDFサーバの構成を示す図。
【図6】交換機で行われる処理内容を示すフローチャー
ト。
【図7】交換機とSCPとの間の信号フォーマットを示
す図。
【図8】SCPで行われる処理内容を示すフローチャー
ト。
【図9】着信転送サービスにおけるユーザ定義内容の1
例を示す図。
【図10】サービス内容の登録/変更時のデータ入力を
説明するための図。
【図11】本発明によるサービス実行制御を説明するた
めの信号シーケンス図。
【図12】サービス実行制御(Case 1)の詳細を
示す信号シーケンス図。
【図13】サービス実行制御(Case 2)の詳細を
示す信号シーケンス図。
【図14】サービス実行制御(Case 3)の詳細を
示す信号シーケンス図。
【図15】サービス実行制御(Case 4)の詳細を
示す信号シーケンス図。
【図16】交換機で行われる処理内容を示す第2のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…SCP、2…SMP、3…交換機、4…SCFサー
バ、5…SDFサーバ、13…交換機の基本呼処理部、
14…交換機のプログラム、21…SCFサーバのプロ
グラム部、22…SCFサーバ内のプログラム、23…
SCFサーバ内のデータ、24…SCFサーバ内のIN
処理部、25…SCFサーバ内のサービス対応部、41
…ディスク、31〜39、112、115…機能部品モ
ジュール。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの交換機と、ユーザ毎のサ
    ービス用制御情報を記憶するための記憶装置を備える上
    記交換機に接続されたサービス制御装置とからなる通信
    ネットワークにおいて、 上記サービス制御装置で提供すべき特殊通信サービスに
    関係する呼を受け付けた時、上記交換機が、に上記サー
    ビス制御装置への制御信号の送信を要求するための第1
    のトリガを設定した呼状態制御のための呼制御シーケン
    スを生成し、 上記交換機において上記呼制御シーケンスに従って呼を
    制御し、呼の状態が呼制御シーケンス中の所定のDPに
    遷移した時、上記サービス制御装置に第1の制御信号を
    送信し、 上記第1の制御信号を受信したサービス制御装置が、上
    記記憶装置から読み出された上記呼の着信ユーザと対応
    するサービス制御情報の内容に応じて、上記交換機に呼
    制御シーケンス中で次にトリガを設定すべきDPを通知
    し、 上記交換機が、上記呼制御シーケンス中の上記サービス
    制御装置から指定されたDPに第2のトリガを設定する
    ようにしたことを特徴とする通信サービス制御方法。
  2. 【請求項2】前記サービス制御装置が、前記第1の制御
    信号に応答して、前記交換機にトリガを設定すべき複数
    のDPを通知することを特徴とする請求項1に記載の通
    信サービス制御方法。
  3. 【請求項3】前記記憶装置が前記サービス制御情報とし
    て時間帯によって異なるサービス内容を記憶しており、
    前記サービス制御装置が、前記第1の制御信号を受信し
    た時間帯に応じたDPを前記交換機に指定することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の通信サービス
    制御方法。
  4. 【請求項4】前記呼の状態が呼制御シーケンス中の第2
    のトリガが設定されたDPに遷移したとき、前記交換機
    からサービス制御装置に第2の制御信号を送信し、 上記サービス制御装置が、上記第2の制御信号に応答し
    て前記サービス制御情報によって決まる特殊サービスの
    内容を交換機に指定し、 上記交換機が、上記呼に関して上記サービス制御装置か
    ら指定された特殊サービスを実行することを特徴とする
    請求項1〜請求項3の何れかに記載の通信サービス制御
    方法。
  5. 【請求項5】前記サービス制御装置が、前記第2の制御
    信号の発生原因となったDPに応じて決まる特殊サービ
    スを前記交換機に指定することを特徴とする請求項4に
    記載の通信サービス制御方法。
  6. 【請求項6】前記サービス制御装置が、前記特殊サービ
    スとして前記呼の転送先装置を前記交換機に指定し、前
    記交換機が、該当呼を上記転送先装置に着信させること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の通信サー
    ビス制御方法。
  7. 【請求項7】前記サービス制御装置が、前記特殊サービ
    スとして、着信装置の状態によって決まる転送先装置を
    前記交換機に指定し、前記交換機が、該当呼を上記転送
    先装置に着信させることを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載の通信サービス制御方法。
  8. 【請求項8】前記サービス制御装置が、前記特殊サービ
    スとして、前記第1の制御信号を受信した時間帯および
    着信装置の状態によって決まる転送先装置を前記交換機
    に指定し、前記交換機が、該当呼を上記転送先装置に着
    信させることを特徴とする請求項4または請求項5に記
    載の通信サービス制御方法。
  9. 【請求項9】少なくとも1つの交換機と、ユーザ毎のサ
    ービス用制御情報を記憶するための記憶装置を備える上
    記交換機に接続されたサービス制御装置とからなる通信
    ネットワークにおいて、 上記交換機が、上記サービス制御装置で提供すべき特殊
    通信サービスに関係する呼を受け付けた時、上記呼の状
    態制御のための呼制御シーケンスを生成し、上記呼制御
    シーケンス中の所定の検出ポイント(以下、DPとい
    う)に上記サービス制御装置への制御信号の送信を要求
    するための第1のトリガを設定した状態で、該呼制御シ
    ーケンスに従って上記呼を制御し、 上記呼の状態が上記呼制御シーケンス中の所定のDPに
    遷移した時、上記交換機から上記サービス制御装置にダ
    イヤル番号を含む第1の制御信号を送信し、 上記第1の制御信号を受信したサービス制御装置が、上
    記ダイヤル番号と予め対応付けられたサービスプログラ
    ムを実行し、該サービスプログラムの実行過程で上記記
    憶装置から上記ダイヤル番号と対応するサービス制御情
    報を読み出し、該サービス制御情報の内容に応じて、上
    記交換機に上記呼制御シーケンス中で次にトリガを設定
    すべきDPを通知し、 上記交換機が、上記呼制御シーケンス中の上記サービス
    制御装置から指定されたDPに第2のトリガを設定する
    ことを特徴とする通信サービス制御方法。
  10. 【請求項10】前記サービス制御装置が、前記第1の制
    御信号に応答して、前記交換機にトリガを設定すべき複
    数のDPを通知することを特徴とする請求項9に記載の
    通信サービス制御方法。
  11. 【請求項11】前記サービス制御装置が、前記サービス
    制御情報として時間帯によって異なるサービス内容を記
    憶しており、前記第1の制御信号を受信した時間帯に応
    じたDPを前記交換機に指定することを特徴とする請求
    項9に記載の通信サービス制御方法。
  12. 【請求項12】前記呼の状態が呼制御シーケンス中の前
    記第2のトリガが設定されたDPに遷移したとき、前記
    交換機から前記サービス制御装置に第2の制御信号を送
    信し、 上記サービス制御装置が、上記第2の制御信号に応答し
    て、前記サービス制御情報によって決まる特殊サービス
    の内容を交換機に指定し、 上記交換機が、上記呼に関して上記サービス制御装置か
    ら指定された特殊サービスを実行することを特徴とする
    請求項9〜請求項11の何れかに記載の通信サービス制
    御方法。
  13. 【請求項13】前記サービス制御装置が、前記第2の制
    御信号に応答して、前記第1の制御信号の受信時間帯に
    応じた特殊サービスを前記交換機に指定することを特徴
    とする請求項12に記載の通信サービス制御方法。
  14. 【請求項14】前記サービス制御装置が、前記特殊サー
    ビスとして前記呼の転送先装置を前記交換機に指定し、
    前記交換機が、該当呼を上記転送先装置に着信させるこ
    とを特徴とする請求項12に記載の通信サービス制御方
    法。
  15. 【請求項15】前記サービス制御装置が、前記特殊サー
    ビスとして着信装置の状態によって決まる転送先装置を
    前記交換機に指定し、前記交換機が、該当呼を上記転送
    先装置に着信させることを特徴とする請求項12に記載
    の通信サービス制御方法。
  16. 【請求項16】前記サービス制御装置が、前記特殊サー
    ビスとして、前記第1の制御信号を受信した時間帯およ
    び着信装置の状態によって決まる転送先装置を前記交換
    機に指定し、前記交換機が、該当呼を上記転送先装置に
    着信させることを特徴とする請求項12に記載の通信サ
    ービス制御方法。
  17. 【請求項17】少なくとも1つの交換機と、上記交換機
    に接続された通信サービスを提供するためのサービス制
    御ポイント装置(以下、SCPという)とを備えた通信
    ネットワークにおいて、 上記SCPの記憶装置にユーザ対応にサービス定義情報
    を記憶し、 上記交換機において新たな呼を受信した時、複数の検出
    ポイント(以下、DPという)のうちの所定の1つにト
    リガを設定した基本呼状態モデルを生成し、上記呼の状
    態が上記基本呼状態モデルの上記所定のDPに遷移した
    時、上記交換機から上記SCPに第1の制御信号を送信
    し、 上記第1の制御信号を受信したSCPが、上記記憶装置
    から上記呼の着信ユーザに対応するサービス定義情報を
    読み出し、該サービス定義情報が指定している被呼端末
    の状態と転送先端末との関係に応じて上記基本呼状態モ
    デルにおける少なくとも1つのDPと該DPに設定すべ
    きトリガとを示す第2の制御情報を上記交換機に送信
    し、 上記交換機が、上記基本呼状態モデル中の上記第2の制
    御情報で指定されたDPにトリガを設定し、被呼端末の
    状態に応じて上記基本呼状態モデルにおける状態を遷移
    し、上記トリガが設定されたDPに状態が遷移した時、
    上記SCPに第3の制御信号を送信し、 上記SCPが、上記第3の制御信号に応答して上記サー
    ビス定義情報で予め指定されているもう1つの着信先端
    末を指定する第4の制御信号を交換機に送信し、 上記
    交換機が、上記呼を上記第4の制御信号で指定された端
    末に着信させることを特徴とする通信サービス制御方
    法。
  18. 【請求項18】前記SCPが、前記第2の制御信号によ
    って被呼端末が話中の場合に遷移するDPと該DPに設
    定すべきトリガを指定し、前記第4の制御信号によって
    被呼端末が話中の場合に着信すべき端末装置を指定する
    ことを特徴とする請求項17に記載の通信サービス制御
    方法。
  19. 【請求項19】前記SCPが、前記第2の制御信号によ
    って被呼端末が無応答の場合に遷移するDPと該DPに
    設定すべきトリガを指定し、前記第4の制御信号によっ
    て被呼端末が無応答の場合に着信すべき端末装置を指定
    することを特徴とする請求項17に記載の通信サービス
    制御方法。
  20. 【請求項20】前記SCPが、前記第2の制御信号によ
    って時間帯によって異なるDPと該DPに設定すべきト
    リガを指定し、前記第4の制御信号によって、時間帯に
    よって異なる端末装置を指定することを特徴とする請求
    項17に記載の通信サービス制御方法。
  21. 【請求項21】複数のユーザ端末と接続された少なくと
    も1つの交換機と、上記交換機に接続された個人的な通
    信サービスを提供するためのサービス制御装置とからな
    る通信システムにおいて、 上記交換機が、各呼対応に、呼状態モデルに従って状態
    を遷移しながら呼制御を行うための手段と、呼の状態が
    上記呼状態モデルにおける何れかの検出ポイント(以
    下、DPという)に遷移した時、もし、該DPに制御信
    号の送信要求を示すトリガが設定されていれば、上記サ
    ービス制御装置に対して該呼のダイヤル番号を含む制御
    信号を送信するための手段とを有し、 上記サービス制御装置が、プロセッサ手段と、ダイヤル
    番号とサービスidとの対応関係を記憶するための第1
    の記憶手段と、それぞれダイヤル番号と対応付けられた
    サービス制御用の複数のレコードを記憶するための第2
    の記憶手段と、上記第2の記憶手段からダイヤル番号に
    よって特定されるサービス制御用の情報レコードを読み
    出し、該情報レコードの内容に応じてトリガを設定すべ
    き少なくとも1つのDPを指定するためのそれぞれ固有
    のサービスidを有する複数のサービスルーチンを記憶
    する第3の記憶手段とを有し、 上記交換機から1つの呼における最初の制御信号を受信
    した時、上記サービス制御装置のプロセッサが、上記第
    1の記憶手段を参照して上記制御信号で指定されたダイ
    ヤル番号と対応するサービスidを求め、上記第3の記
    憶手段から読み出した上記サービスidと対応するサー
    ビスルーチンによって、上記交換機にトリガを設定すべ
    きDPまたは実行すべきサービスを指定することを特徴
    とする通信システム。
  22. 【請求項22】前記サービス制御装置のプロセッサが、
    前記交換機から各呼における最初の制御信号を受信した
    時、少なくとも1つのDPと該DPに設定すべきトリガ
    種類を示す制御情報を上記交換機に通知し、上記交換機
    から各呼の第2の制御信号を受信した時、着信先を示す
    制御情報を通知し、上記交換機が、上記サービス制御装
    置で指定されたDPに呼の状態が遷移した時、上記第2
    の制御信号を発生し、これに応答して上記サービス制御
    装置が通知してきた着信先に転送サービスすることを特
    徴とする請求項21に記載の通信システム。
  23. 【請求項23】複数のユーザ端末と接続された少なくと
    も1つの交換機と、上記交換機に接続された個人的な通
    信サービスを提供するためのサービス制御装置とからな
    る通信システムにおいて、 上記交換機が、各呼対応の呼状態モデルを記憶するため
    の記憶手段と、上記呼状態モデルにおける所定の検出ポ
    イント(以下、DPという)に上記サービス制御装置へ
    制御信号の送信要求を示すトリガを設定しておき、上記
    呼の状態が上記トリガの設定された特定のDPに遷移し
    た時点で、上記サービス制御装置に対して該呼のダイヤ
    ル番号を含む制御信号を送信するための手段とを有し、 上記サービス制御装置が、プロセッサ手段と、ダイヤル
    番号とサービスidとの対応関係を記憶するための第1
    の記憶手段と、それぞれダイヤル番号とサービスidと
    によって特定される複数のサービス制御用の情報レコー
    ドを記憶するための第2の記憶手段と、上記第2の記憶
    手段からダイヤル番号とサービスidとによって特定さ
    れるサービス制御情報レコードを読み出し、該サービス
    制御情報の内容に応じてトリガを設定すべき少なくとも
    1つのDPを指定するためのそれぞれ固有のサービスi
    dを有する複数のサービスルーチンを記憶する第3の記
    憶手段とを有し、 上記プロセッサが、上記交換機から制御信号を受信した
    時、上記第1の記憶手段を参照して上記制御信号で指定
    されたダイヤル番号と対応するサービスidを求め、上
    記第3の記憶手段から読み出した上記サービスidと対
    応するサービスルーチンを実行し、該サービスルーチン
    によって、上記交換機にトリガを設定すべきDPまたは
    実行すべきサービスを指定することを特徴とする通信シ
    ステム。
  24. 【請求項24】少なくとも1つの交換機と、該交換機に
    接続された通信サービスを提供するためのサービス制御
    ポイント装置(以下、SCPという)とを備えた通信ネ
    ットワークにおいて、 上記SCPがユーザ対応にサービス定義情報を記憶した
    第1の記憶装置を有し、 上記交換機が、各検出ポイン
    ト(以下、DPという)においてトリガが設定されてい
    るか否かを判別するための情報をダイアル番号対応に記
    憶した第2の記憶装置を有し、 上記交換機が、新たに受信したな呼について複数の状態
    と複数のDPから構成される基本呼状態モデルを逐次実
    行し、各DPにおいて上記第1の記憶装置を参照してト
    リガ設定の有無を判別し、上記呼の状態がトリガの設定
    されたDPに遷移した時点で、上記交換機から上記SC
    Pに第1の制御信号を送信し、 上記第1の制御信号を受信したSCPが、上記第2の記
    憶装置から上記呼の着信ユーザに対応するサービス定義
    情報を読み出し、該サービス定義情報が指定している被
    呼端末の状態と転送先端末との関係に応じて、上記基本
    呼状態モデルを構成する少なくとも1つのDPと該DP
    に設定すべきトリガとを示す第2の制御情報を上記交換
    機に送信し、 上記交換機が、上記基本呼状態モデル中の上記第2の制
    御情報で指定されたDPにトリガを設定し、被呼端末の
    状態が上記トリガの設定されたDPに遷移した時、上記
    SCPに第3の制御信号を送信し、 上記SCPが、上記第3の制御信号に応答して上記サー
    ビス定義情報で予め指定されているもう1つの着信先端
    末を指定する第4の制御信号を交換機に送信し、 上記
    交換機が、上記呼を上記第4の制御信号で指定された端
    末に着信させることを特徴とする通信サービス制御方
    法。
  25. 【請求項25】前記SCPが、前記第2の制御信号によ
    って被呼端末が話中の場合に遷移するDPと該DPに設
    定すべきトリガを指定し、前記第4の制御信号によって
    被呼端末が話中の場合に着信すべき端末装置を指定する
    ことを特徴とする請求項24に記載の通信サービス制御
    方法。
  26. 【請求項26】前記SCPが、前記第2の制御信号によ
    って被呼端末が無応答の場合に遷移するDPと該DPに
    設定すべきトリガを指定し、前記第4の制御信号によっ
    て被呼端末が無応答の場合に着信すべき端末装置を指定
    することを特徴とする請求項24に記載の通信サービス
    制御方法。
  27. 【請求項27】前記SCPが、前記第2の制御信号によ
    って、時間帯によって異なるDPと該DPに設定すべき
    トリガを指定し、前記第4の制御信号によって、時間帯
    によって異なる端末装置を指定することを特徴とする請
    求項24に記載の通信サービス制御方法。
  28. 【請求項28】複数のユーザ端末と接続された少なくと
    も1つの交換機と、上記交換機に接続された個人的な通
    信サービスを提供するためのサービス制御装置とからな
    る通信システムにおいて、 上記交換機が、呼状態モデルを構成する複数の状態ルー
    チンおよび検出ポイント(以下、DPという)ルーチン
    と、各DPでトリガ設定の有無を判別するためトリガ判
    別ルーチンと、呼およびDP対応にトリガの設定された
    DPを記憶するためのテーブルと有し、上記呼状態モデ
    ルに従って状態を遷移しながら各状態に対応する上記状
    態ルーチンまたはDPルーチンを逐次実行することによ
    って呼制御を行い、DPルーチン実行時に、上記トリガ
    判別ルーチンにより上記テーブルを参照し、呼の状態が
    トリガの設定されたDPに遷移したことを検出した時点
    で上記サービス制御装置に制御信号を送信し、 上記サービス制御装置が、上記交換機から1つの呼にお
    ける最初の制御信号を受信した時、上記制御信号で指定
    されたダイヤル番号と対応するサービスidをもつサー
    ビスルーチンを実行し、上記ダイヤル番号と対応して予
    め指定されたサービス定義情報に従って、上記交換機に
    トリガを設定すべき少なくとも1つのDPを示す制御情
    報を通知し、上記交換機から上記呼における第2の制御
    信号を受信した時、上記サービスルーチンを実行するこ
    とによって、上記交換機にサービス内容を指定した制御
    情報を通知し、 上記交換機が上記サービス制御装置で指定されたサービ
    スを実行するようにしたことを特徴とする通信システ
    ム。
  29. 【請求項29】前記トリガの設定されたDPを記憶する
    ためのテーブルが、前記最初の制御信号を発生すべきD
    Pを記憶するための第1のテーブルと、前記第2の制御
    信号を発生すべきDPを記憶するための第2のテーブル
    とからなり、前記トリガ判別ルーチンが上記第1、第2
    のテーブルを参照して当該DPにトリガが設定されてい
    るか否かを判定することを特徴とする請求項28に記載
    の通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000510315A (ja) * 1997-03-31 2000-08-08 テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド 電話サービスフィーチャのやりとりを管理するシステムおよび方法
JP2006507779A (ja) * 2002-11-25 2006-03-02 テレセクター リソーシーズ グループ インコーポレイテッド 回線管理のための方法及びシステム
US7313624B2 (en) 1999-09-07 2007-12-25 Hitachi, Ltd. Method and system for providing an on-line service and computer readable storage medium

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