JPH06253021A - 局振分け方式呼情報システム - Google Patents

局振分け方式呼情報システム

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JPH06253021A
JPH06253021A JP3372893A JP3372893A JPH06253021A JP H06253021 A JPH06253021 A JP H06253021A JP 3372893 A JP3372893 A JP 3372893A JP 3372893 A JP3372893 A JP 3372893A JP H06253021 A JPH06253021 A JP H06253021A
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Yoshimasa Tokui
慶昌 得井
Masato Minamizawa
正人 南澤
Natsuo Tai
夏生 田居
Hironobu Yamamoto
博伸 山本
Makoto Iio
誠 飯尾
Masato Ihara
正人 井原
Masahiko Tsujimoto
雅彦 辻本
Ryoji Takaichi
良治 高市
Masaki Takahashi
政樹 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信網において発生する呼情報を収集し、多
様なサービスを効率的に実施する。 【構成】 通信網(1)内の交換機(A1〜AN)に、呼
情報を取り出し、適用されるアプリケーションの種類に
応じて振分ける呼情報振分け装置(100)を設け、こ
の呼情報振分け装置によって振分けられた各呼情報をそ
れらを必要とする各オペレーションシステムに供給する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気通信網において通
信に伴って発生する呼情報を処理する呼情報システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の電気通信網における呼情
報を利用したシステムの1つである課金システムの構成
を示すブロック図である。図10において、1は加入者
によって通信経路として使用される通信網であり、加入
者間の回線接続を行う市内交換機A1〜ANを有する。2
は、市内交換機A1〜ANから出力される明細ビル等の情
報を伝達する共通線網であり、情報伝達経路を切り換え
るための信号中継交換機2a、2a、…を有する。ここ
に、明細ビルは、加入者の利用に対応して発生する課金
のための一定情報をフォーマット化したものである。3
は網サービス制御局、4は網サービス制御局を統括する
網サービス統括局である。これらは通信網1内の各部を
監視し加入者の発呼に応答して通信網1に通信経路を形
成するための制御を行う他、一般呼以外の呼についての
明細ビルの作成およびその伝送を行う。6、6、…は明
細センタ、5はこれらの各明細センタを統括するマスタ
明細センタである。7は料金業務総合システムであり、
各明細センタから明細ビルを収集し、料金請求書の発行
等の料金業務を行う。
【0003】以下、上記システムの動作を説明する。市
内交換機A2の管轄下にある加入者bが発信者となって
市内交換機A1の管轄下にある加入者aを着信者とする
通話を行ったとすると、発信側交換機である市内交換機
2は、図11に示す課金のための処理を実行する。な
お、発・着信における接続処理等の通信に必要な各種処
理については、周知のためここでは省略する。まず、市
内交換機A2は、通話の終了を検知すると(ステップS
1)、発信者と着信者との距離に基づいて1度数(10
円)で通話可能な単位時間(MBI:Message
BillingIndex)を決定し、通話時間を単位
時間で割り算し、度数を求める(ステップS2)。次い
で市内交換機A2は、着信者番号、発信者の加入者番
号、日付、MBI、加入者クラス(優先、一般)、通話
開始時刻、度数、通話時間の各データを圧縮して明細ビ
ルを作成し共通線網2を介して明細センタ6へと送信す
る(ステップS3)。この明細ビルは、図12に示すよ
うに例えば4Byte(バイト)×4W(ワード)から
なる固定長データで構成されている。なお、図12では
矢印を始点に「加入番号」「着信番号」「MBI」「通
信開始時間」……の順に各データが構成される。市内交
換機A2から送信された明細ビルは、共通線網2内の信
号中継交換機2aを介し、明細センタ6、6、…のうち
市内交換機A2に対応した明細センタ6へ供給される。
そして、明細センタ6により、明細ビルが収集されると
加入者毎に蓄積される。そして、各明細センタ6では、
定期的に(例えば月に1回)、各加入者毎に、その時点
までに蓄積された明細ビルが集計されて使用度数が算出
される。これら各加入者に対応した集計度数および明細
ビルは、各明細センタ6、6、…から料金業務総合シス
テム7へ転送される。料金業務総合システム7では、各
加入者毎に、月額基本料金、上記集計度数に基づく通話
料金およびその他の付加サービスの利用料金の総和が算
出され、この算出結果に基づいて料金請求書の発行等の
料金業務が行われる。
【0004】一方、上記加入者aが料金着信人払いサー
ビス(フリーダイヤル)等のサービスを利用した場合に
は、網サービス制御局3が論理番号/着物理番号(着信
側加入者番号に相当)の変換を行うと共に発信者および
着信者間の距離に基づいて単位時間を決定し、度数計算
および明細ビルの生成を行う。この明細ビルは網サービ
ス制御局3から網サービス統括局4へと転送され、次い
でマスタ明細センタ5を介し、明細センタ6、6、…の
うち上記着物理番号に対応した明細センタ6に送られ
る。そして、他の明細ビルと共に課金処理の対象とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の呼情報に基づく課金システムは、各交換機と各明細
センタとが1対1に対応しており、その対応関係が固定
であり、発信側交換機が出力する明細ビルは常にこれと
対応した明細センタに送られていた。このため、着信側
に課金をするような場合には、上述したように網サービ
ス制御局、網サービス統合局等による複雑な処理が必要
となり、課金処理を迅速に行うことができなかった。
【0006】また、発信者でもなく着信者でもない第3
者に通話料金を請求する第3者課金等、多様な課金方式
に関する要求がある。しかし、このような要望に応える
ためには、課金方式によらず、課金を行うべき加入者に
対応した明細センタに常に明細ビルが送信されるように
伝送経路を制御する必要があり、このような制御を行う
ように従来よりのシステムを変更しようとすると、シス
テムが極めて複雑なものとなってしまうという問題があ
った。さらに、多様な課金処理を行うためには、それら
の課金処理に必要な多くの情報を共通線網2を介して明
細センタへ伝送する必要がある。しかしながら、共通線
網2の伝送能力の限界があるため、こういった要望に応
えることができなかった。
【0007】また、通信網1においては通話あるいは通
信サービスの利用に伴って課金処理以外の用途に使用可
能な多くの情報(呼情報)が発生するが、それらは充分
に利用されていなかった。例えば、通信網1により各加
入者間の接続が行われる場合、信号中継交換機2aによ
り、各加入者間を接続する交換機および通話路の監視が
行われ、通話路を表す情報が発信側市内交換機に送られ
る。また、通話路が使用中であったり、交換機が故障し
ていたり、あるいはまた通話相手である加入者が通話中
であったりした場合、その旨が発信側市内交換機に報告
される。これらの情報(呼情報)を有効に利用すれば、
各加入者間の接続不良の調査等を含むトラヒック管理を
行うことができる。しかしながら、従来、これらの情報
は有効に利用されておらず、ユーザからの依頼により接
続不良の調査等を行う場合に多大なる労力を要してい
た。
【0008】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、通信網において発生する情報(呼情報)を
有効に利用し、高度なあるいはまた多様な電気通信サー
ビスを実現することができる呼情報システムを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る局振分け
方式呼情報システムは、電気通信網を利用した通信に伴
って発生する各個別呼の利用状況データである呼情報を
収集する収集手段と、該収集手段によって収集された呼
情報のうち前記呼情報を処理する各応用システムの処理
対象となる呼情報を選択し当該応用システム対応に分配
する振分け手段と、前記分配された呼情報を対応する応
用システムに送信する手段とを交換局に設けたことを特
徴としている。請求項2に係る局振分け方式呼情報シス
テムは、前記振分け手段が、(a)前記各応用システム
に対応した記憶手段、(b)前記収集手段により収集さ
れた各呼情報について各々を処理対象とする応用システ
ムを判断し、該呼情報を当該応用システムに対応した記
憶手段に書き込む分配手段、および(c)前記各応用シ
ステムからの要請により、当該応用システムに対応した
記憶手段に記憶された呼情報を当該応用システムに送信
する配信手段とを具備することを特徴としている。請求
項3に係る局振分け方式呼情報システムは、前記振分け
手段が、前記各応用システムの処理対象となる呼情報を
規定した振分け判定用テーブルを有し、この振分け判定
テーブルに従って前記呼情報の書き込み先である記憶手
段を決定することを特徴としている。請求項4に係る局
振分け方式呼情報システムは、請求項1乃至3のいずれ
かに記載の局振分け方式呼情報システムであって、前記
呼情報が可変長データであることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記請求項1乃至4に係る呼情報システムによ
れば、電気通信網によって発生する呼情報がそれを必要
とする応用システムに適確に伝送され、応用システムに
よるサービスが効率的かつ多様に実現可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の一実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例による呼情報シ
ステムの構成を示すブロック図である。オペレーション
システムOP(OP1,OP2,…)は、通信網1内の市
内交換機A1〜ANと情報伝達網20を介して接続され
る。各オペレーションシステムOPiは、市内交換機が
発信側交換機となった場合に発生する呼情報を情報伝達
網20を介して受信する。この呼情報は、発信者および
着信者の識別番号、通話時間、利用したサービス等、当
該市内交換機を介して行われた通信毎の内容を表す一連
の可変長データである。市内交換機Aiには、呼情報を
受信し、オペレーションシステムに対応して振分ける呼
情報振分け装置が設けられている。オペレーションシス
テムOP1〜OPmは、各種課金処理、トラヒック管理
等、呼情報を利用した各種情報処理を行うものであり、
情報伝達網20を介して各市内交換機の呼情報振分け装
置に接続される。
【0012】次に、図2を参照し、各交換機Ai(i=
1〜N)の構成について説明する。同図において、20
0は通常の交換機としての処理を行う交換処理装置であ
り、100は交換処理装置200から通信に伴って発生
する呼情報を受信、蓄積し、さらにオペレーションシス
テムに対応して振分ける呼情報振分け装置である。10
1は呼情報振分け装置100内の各部の動作を制御する
システム制御部、102はシステム制御部101によっ
て使用される制御情報を記憶するシステム記憶部であ
る。103は、交換処理装置200から通信に伴って発
生する呼情報を受信する呼情報受信部である。106
は、呼情報受信部103で受信した呼情報を個々の呼毎
に順次書き込む蓄積部である。情報取出部107は蓄積
部106に蓄積された各呼情報(前述した通信毎の一連
の可変長データ)をシステム制御部101からの指令に
従って順次取り出す。
【0013】情報振分け部108は、比較部108a、
判定用条件テーブル108b、分配蓄積部108cおよ
びファイルd1〜dmからなる。ファイルd1〜dmは、各
オペレーションシステムOP1〜OPmの処理対象となる
呼情報を記憶するために各オペレーションシステムに対
応して設けられた記憶手段である。判定条件テーブル1
08bは、各オペレーションシステムOP1〜OPmの処
理対象となり得る呼情報の選定条件を記憶している。
【0014】図4に判定用条件テーブル108bの内容
を例示する。図4において、項番1の条件は、ファイル
1に書き込まれるべき呼情報を規定するものであり、
呼情報における切断理由の項目(データ)の内容が「な
し」となっているべき旨を規定している。この条件に合
致する呼情報は完了呼に対応した課金処理あるいはトラ
ヒック解析などのアプリケーションに利用可能である。
項番2の条件は、ファイルd2に書き込まれるべき呼情
報を規定するものであり、呼情報における切断理由の項
目(データ)の内容が「あり」となっているべき旨を規
定している。この条件に合致する呼情報は不完了呼の原
因の解析等のトラヒック解析に利用可能である。また、
項番3の条件は、ファイルd3に書き込まれるべき呼情
報を規定するものであり、呼情報における切断理由の項
目(データ)の内容が「なし」となっており、かつ、発
顧客データの内容が甲又は丙となっているべき旨を規定
している。この条件に合致する呼情報は特定条件に合致
した顧客についての課金処理等に利用可能である。
【0015】図2における比較部108aは、電文取出
部107によって取り出される呼情報の内容を判定用条
件テーブル108bに記憶された上記各条件と照合し、
その呼情報を処理対象とするオペレーションシステムを
判定する。判定後の呼情報には、その呼情報を処理対象
とするオペレーションシステムに対応した識別子が付加
され、分配蓄積部108cに与えられる。分配蓄積部1
08cは呼情報に付加された識別子を判断し、ファイル
1〜dmのうち識別子によって指定されたファイルに呼
情報を書き込む。
【0016】さらに、104は取出し制御部、105は
プロトコル変換部、109は送信部、110はポーリン
グ受信部である。ポーリング受信部110は、オペレー
ションシステムOP1〜OPmからのポーリング信号を受
信し、それに応答して取出し制御部104に呼情報の取
出しと転送の指示を与える。取出し制御部104は、呼
情報取出し指示に応答し、ポーリング信号を送信してき
たオペレーションシステムが必要とする呼情報をファイ
ルd1〜dmのうち該当する1つから読み出し、それらの
呼情報を利用状況データとしてプロトコル変換部105
と送信部109を介して当該オペレーションシステムへ
送信する。なお、プロトコル変換部105では、所定の
プロトコルに対応した信号形式への変換が行われる。
【0017】ここで、呼情報について例を列挙し説明す
る。まず、通信が正常に終了した場合には図5に例示す
るような一般呼の呼情報が交換処理部200から出力さ
れる。この呼情報は以下列挙する一連の情報(データ)
により構成される。 (1)発交換機ID:加入者からの発呼を受け付けた市
内交換機の識別番号である。 (2)発ID:発呼を行った加入者の識別番号である。 (3)着ID:着信者の識別番号である。 (4)発顧客データ:特定のサービスが適用される顧客
であることを表すデータである。 (5)利用データ:発信者が利用するサービスを表すデ
ータである。 (6)通信開始時刻 (7)通信終了時刻 (8)課金方式:通常の発信者課金、着信者課金、第3
者課金等、利用する課金方式を指定するデータである。 (9)ネットワークデータ:通話が如何なる経路で行わ
れたかを表すデータである。 また、回線接続が正常に行われなかった場合には、図6
に例示するような不完全呼の呼情報が出力される。この
呼情報は、上記一般呼の呼情報の内容に加え、下記の情
報(データ)を付加して構成される。 (10)切断理由 (11)切断場所 また、加入者が利用したサービス等により様々な内容の
情報(データ)を含んだ各種呼情報が発生される。この
ように、呼情報の内容は、例えば上述した通信が正常終
了したか異常終了したかによって情報(データ)量が異
なったものとなり、それによって可変長のデータ構造と
なる。また、加入者が特殊なサービスを利用した場合に
はそれに対応した情報を含んだ呼情報が出力される。そ
して、図7に例示するように、取り出された一連の呼情
報の前後にはスタート符号STおよびエンド符号ENが
付加されると共に各呼情報間に区切り符号Pが挿入さ
れ、編成される。
【0018】次に図3を参照しオペレーションシステム
OPk(k=1〜m)の構成について説明する。図3に
示すようにオペレーションシステムOPkは、市内交換
機Aiとの間の通信を制御する通信制御部400と、通
信制御部400を介して受信した情報を処理するシステ
ム処理部500とからなる。通信制御部400は、制御
部401、ポーリング送信部402および呼情報受信部
403とからなる。制御部401は、システム処理部5
00からの指令に従い、ポーリング送信部402および
呼情報受信部403によるポーリング受信動作を制御す
る。ポーリング送信部402は、制御部401の制御の
下、呼情報の転送を要求するポーリング信号を市内交換
機A1,A2,…に順次送信する。呼情報受信部403
は、このポーリング信号に応答して市内交換機Aiから
転送されてくる呼情報を順次受信し、システム処理部5
00に送る。なお、呼情報受信部403が受信した呼情
報を蓄積部404に一旦蓄積してからシステム処理部5
00に送るようにしてもよい。また、市内交換機Ai
ら送信されてくる呼情報についても、図7と同様な編集
が行われる。
【0019】以下、本実施例の動作を説明する。通信網
1内の加入者が他の加入者との通信を行うと、発信側で
ある加入者を管轄する市内交換機Aiの交換処理部20
0により、呼情報が出力される。この呼情報は、当該市
内交換機Aiの呼情報受信部103によって受信されて
蓄積部106に蓄積される。
【0020】また、市内交換機A1〜ANにおいては、定
期的に図8にフローを示す呼情報振分けルーチンが実行
され、上述のようにして収集蓄積した呼情報の振分けが
行われる。まず、電文取出部107により蓄積部106
から1個の呼情報が取り出される(ステップS20
1)。次に比較部108aにより、オペレーションシス
テムOP1の処理対象となり得る呼情報の条件が判定用
条件テーブル108bから読み出され、ステップS20
1において取り出された呼情報がこの条件に合致してい
るか否かが判断される(ステップS211a)。そし
て、この判断結果が「Yes」である場合には書込先と
してファイルd1を指定する識別子が呼情報に付加され
る。以下、同様の処理がオペレーションシステムOP2
〜OPmに関して行われ、呼情報を処理対象とするオペ
レーションシステムがある場合にはそれらに対応した識
別子が呼情報に付加される(ステップS212a,S2
12b〜S21ma,S21mb)。
【0021】例えば、図5の呼情報では、「切断理由」
の項目(データ)がないので図5の判定テーブルの項番
1に該当し、振分け先はd1となる。さらに、「発顧客
データ」が甲または丙であれば、判定テーブルの項番3
にも該当するので、振分け先としてd3も指定される。
一方、図6の呼情報では、「切断理由」の項目(デー
タ)が存在するので、図4の判定テーブルの項番2に該
当し、振分け先としてd2が指定される。
【0022】次に、分配蓄積部108により呼情報に付
加された識別子が判断され、ファイルd1〜dmのうち識
別子によって指定されたファイルにその呼情報が書き込
まれる(ステップS220)。ここで、呼情報に対し、
複数の識別子が付加されている場合には、それらのすべ
てに対応したファイルに同一内容の呼情報が書き込まれ
る。次に蓄積部106からすべての呼情報が取り出され
たか否かが判断される(ステップS221)。そして、
この判断結果が「Yes」となるまでステップS201
〜S220が繰り返される。
【0023】各オペレーションシステムOP1〜OPm
おいては、定期的に若しくは利用者からの要請に応答
し、システム処理部500から制御部401に対し呼情
報の収集の指令が与えられる。この結果、ポーリング送
信部402から各市内交換機A1、A2、…へ向けてポー
リング信号が送信される。
【0024】一方、各市内交換機A1、A2、…では、図
9にフローを示すルーチンが実行される。ポーリング受
信部110はポーリング信号が到来するか否かを常時判
断しており(ステップS301)、ポーリング信号を受
信した場合にはステップS301の判断結果が「Ye
s」となってステップS302へ進む。そして、受信し
たポーリング信号がどのオペレーションシステムから送
信されたものであるかが判断される(ステップS30
2)。そして、この判断結果に基づいて、オペレーショ
ンシステムOP1からのポーリング信号を受信した場合
にはファイルd1、オペレーションシステムOP2からの
ポーリング信号を受信した場合にはファイルd2、…と
いう具合にポーリング信号の送り主であるオペレーショ
ンシステムに対応したファイル内の呼情報が取出制御部
104によって読み出され、さらにプロトコル変換部で
所定のプロトコル変換がされて、送信部109により、
当該オペレーションシステムに向けて送信される。ポー
リング信号を送ったオペレーションシステムでは、この
ようにして各市内交換機A1、A2、…から送信されてく
る呼情報が呼情報受信部403によって受信され、シス
テム処理部500により、それらの呼情報を利用した各
種アプリケーションが実行される。
【0025】本実施例によれば、呼情報を有効に利用す
ることにより以下列挙するような多様なサービスが可能
となる。 (1)多彩な課金処理 各市内交換機から可変長データによる呼情報を取り出し
てオペレーションシステムに振分ける方式であるため、
共通線網2の伝送能力の限界に制約されることなく、課
金処理に必要な情報を課金処理を行うオペレーションシ
ステムに送ることができる。従って、多量なパラメータ
を考慮した複雑な課金処理が可能となる。例えば使用料
金が一定額以上に達すると割引を行ったり、異なる論理
番号△△△△−XXXXXXに対応した各使用料金を合
計し、合計額が一定額以上になったら割引を行う割引系
新サービスのための課金処理が可能となる。また、本実
施例は、従来の発信側交換機と対応した固定の明細セン
タではなく、例えば全国を統合したオペレーションシス
テムで課金処理を行うことが可能であるから、発信側交
換機と課金先である加入者との関係に拘わらず、着信課
金、第三者課金といった特殊な課金処理を容易に行うこ
とができる。 (2)トラヒック管理 話中のため不完了呼となる頻度の高い加入者端末や回線
区間を求め、効率的な回線の増設計画等のための資料に
する。さらに、回線区間等の障害管理、故障対応の向上
が図れる。
【0026】(3)サービスの効率的運用 本実施例によれば、各市内交換機Aiの判定条件用テー
ブル108bの内容を書き換えるのみの操作により、利
用者からの要望等による新たなオペレーションシステム
の増設、あるいは不要となったオペレーションシステム
の削除を容易に実施することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電気通信網において発生する呼情報がそれらを必要
とする応用システムに効率的に、しかも適正に振分けら
れるので、呼情報を有効に利用した多彩なサービスを効
率的に行うことができるという効果がある。また、呼情
報の振分け機能を市内交換機側に設けるようにしたの
で、既存の設備に付加するだけで容易に多様なサービス
を実現することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による局振分け方式呼情
報システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例における市内交換機の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 同実施例におけるオペレーションシステムの
構成を示すブロック図である。
【図4】 同実施例における判定用条件テーブルの内容
を例示する図である。
【図5】 同実施例における呼情報を例示する図であ
る。
【図6】 同実施例における呼情報を例示する図であ
る。
【図7】 同実施例における呼情報の伝送フォーマット
を例示する図である。
【図8】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】 従来の課金システムを示すブロック図であ
る。
【図11】 同システムの動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】 同システムにおいて伝送される明細ビルを
示す図である。
【符号の説明】
1……通信網、A1〜AN……市内交換機、OP1〜OPm
……オペレーションシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博伸 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 飯尾 誠 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 井原 正人 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 辻本 雅彦 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高市 良治 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高橋 政樹 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信網を利用した通信に伴って発生
    する各個別呼の利用状況データである呼情報を収集する
    収集手段と、 該収集手段によって収集された呼情報のうち前記呼情報
    を処理する各応用システムの処理対象となる呼情報を選
    択し当該応用システム対応に分配する振分け手段と、 前記分配された呼情報を対応する応用システムに送信す
    る手段とを交換局に設けたことを特徴とする局振分け方
    式呼情報システム。
  2. 【請求項2】 前記振分け手段が、 (a)前記各応用システムに対応した記憶手段、 (b)前記収集手段により収集された各呼情報について
    各々を処理対象とする応用システムを判断し、該呼情報
    を当該応用システムに対応した記憶手段に書き込む分配
    手段、および (c)前記各応用システムからの要請により、当該応用
    システムに対応した記憶手段に記憶された呼情報を当該
    応用システムに送信する配信手段とを具備することを特
    徴とする請求項1記載の局振分け方式呼情報システム。
  3. 【請求項3】 前記振分け手段が、前記各応用システム
    の処理対象となる呼情報を規定した振分け判定用テーブ
    ルを有し、この振分け判定用テーブルに従って前記呼情
    報の書き込み先である記憶手段を決定することを特徴と
    する請求項2記載の局振分け方式呼情報システム。
  4. 【請求項4】 前記呼情報が可変長データであることを
    特徴とする請求項1乃至3記載の局振分け方式呼情報シ
    ステム。
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