JPH06251887A - 写真撮影用人工太陽照明灯 - Google Patents

写真撮影用人工太陽照明灯

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JPH06251887A
JPH06251887A JP5038169A JP3816993A JPH06251887A JP H06251887 A JPH06251887 A JP H06251887A JP 5038169 A JP5038169 A JP 5038169A JP 3816993 A JP3816993 A JP 3816993A JP H06251887 A JPH06251887 A JP H06251887A
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JP
Japan
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light
period
constant
signal
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JP5038169A
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Taiji Sato
泰司 佐藤
Hiroaki Yamai
啓彰 山井
Seiji Kubota
政治 久保田
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SERITSUKU KK
Original Assignee
SERITSUKU KK
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光照度を間欠的に高めることのできるキセ
ノンランプを用いた写真撮影用人工太陽照明灯を提供す
る。 【構成】 定常光用電源1と、ブースター電源2と、両
電源1,2に接続する一個のキセノンランプ(超高圧放
電灯)を有する灯本体3で構成されている。前記ブース
ター電源2には、カメラ等の撮影装置からの同期トリガ
信号を受け、所定の増光期間、定常光の点灯電力より強
い直流出力の電力が重畳供給できる。増光時間が長い
と、許容できる繰り返し増光期間の回数が低減する。定
常定格光出力が 500 Wのキセノンランプの場合、増光出
力は公称定常光出力の約4倍に増強でき、増光期間は 1
/60 〜 1.2秒の範囲で可変できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真撮影用人工太陽
照明灯、特に写真撮影で要求されるような、光出力を瞬
間的に増加させる高輝度照明を可能にする超高圧放電灯
を用いた写真撮影用人工太陽照明灯に関する。
【0002】
【従来の技術】照明光源として超高圧放電灯、例えばキ
セノンランプを使用すると、可視光領域の光スペクトル
が一様であるため、所謂太陽光のような光源となり写真
撮影に大変好ましいことが知られている。しかし、キセ
ノンランプの発光源は通常ストロボ装置を使用していた
ため、カメラ等の撮影装置のシャッターと連動した発光
時点の制御が困難であったり、増光期間(発光開始時間
と発光終了時間)を制御することが不可能ないしは極め
て困難であった。これ等の難点を解決するため、本出願
人はキセノンランプを常時点灯できる定常発光源である
新しい写真撮影用人工太陽照明灯の開発に成功し、この
装置の詳細を特願平4−117443号に既に公表して
いる。
【0003】上記の写真撮影用人工太陽照明灯は、常時
点灯でき、しかも任意の時点で発光させることができる
ため、写真撮影で容易に試し撮り等を行うことができ
る。そして、その有用性は多くの人に認知されてきた。
しかしながら、写真撮影で使用するには、未だ光量が不
足するため、多数のキセノンランプを使用している。例
えば、カメラと被写体の方向に対して左右にそれぞれ2
個ないしはそれ以上の個数の照明灯を設置する必要があ
る場合がある。そのため、付属電源等に経費を要する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、上
記の難点に鑑み、一個の超高圧放電灯の光量を著しく高
め、使用照明灯の個数を低減でき、同時その発光時点お
よび増光期間を極めて容易に、しかも正確に制御でき、
加えて全体の系に要する費用を極度に低減できる、超高
圧放電灯を用いた写真撮影用人工太陽照明灯を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、超高圧放電灯を定常点灯するため一定直流出力
を供給する定常光用電源1と、超高圧放電灯に所定の増
光時間T1 の間、前記一定直流出力に加えて重畳直流出
力を供給するブースター電源2と、一個の超高圧放電灯
を有する灯本体3とで構成され、前記ブースター電源2
が撮影装置から供給される同期トリガ信号U1 に応じて
前記増光期間T1 の間、重畳直流出力を発生させる作動
信号U2 を供給する増光期間制御部10と、前記増光期
間T1 を可変予備設定する増光期間設定部30と、前記
作動信号U2 が入力している間、所定の重畳直流出力を
発生し、この重畳直流出力の電流、電圧、電力の何れか
1つを一定に維持して、前記超高圧放電灯に供給する直
流出力発生部12,14,16,18,20とを保有す
る写真撮影用人工太陽照明灯によって解決されている。
【0006】更に、上記の課題は、この発明により、超
高圧放電灯を点灯するため直流出力を供給する照明灯電
源100と、一個の超高圧放電灯を有する灯本体3とで
構成され、前記照明灯電源100が撮影装置から供給さ
れる同期トリガ信号U1 に応じて増光期間T1 の間、増
光直流出力を発生させる作動信号U2 を供給する増光期
間制御部10と、前記増光期間T1 を可変予備設定する
増光期間設定部30と、前記増光期間T1 の間に一定の
目標直流出力を供給するための第一出力設定信号を形成
する重畳光量設定部54と、増光期間T1 以外の間に他
の一定の目標直流出力を供給するための第二出力設定信
号を形成する定常光量設定部52と、前記作動信号U2
が入力している間、前記一定の目標直流出力を発生し、
作動信号U2 が入力していない間、前記他の一定の目標
直流出力を発生し、これ等の直流出力の電力をそれぞれ
一定に維持して、前記超高圧放電灯に供給する直流出力
発生部12,14,16,18,20とを保有する写真
撮影用人工太陽照明灯によって解決されている。
【0007】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0008】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づきこの発明の
内容をより詳しく説明する。図1には、この発明による
写真撮影用人工太陽照明灯の総合ブロック回路が示して
ある。発光源として超高圧放電灯の一種であるキセノン
ランプ(図示せず)を使用している灯本体3には、通常
の場合、定常光用電源1から定常光出力導線L1 および
最終出力導線L3 を経由して直流出力が供給される。こ
の定常光用電源1は常時照明して写真撮影等を行う場合
に使用されるもので、発光源のキセノンランプで消費さ
れる電力が強力なため、保護安全に係わる諸装置(強制
空冷装置、温度検出部、および起動時に動作するスター
タ、いずれも図1には示してない)を灯本体3内部に設
けている。空冷駆動出力および温度検出信号を伝送する
導線は暗示的に付属補助導線L4 として示してある。温
度検出信号に基づき定常光用電源1内の制御装置により
照明出力の遮断・導通が制御される。これ等の照明装置
とそれに関連する技術は、既に本出願人によって出願さ
れた発明(特願平4−117443)中に詳しく説明さ
れている。
【0009】この発明では、上記定常光用電源1に対し
て更にブースター電源2を付加し、この電源2から供給
される直流出力によって比較的短時間の間、灯本体3で
強力な照明閃光を発生させることができる。このブース
ター電源2は、例えばカメラから成る撮影装置4から同
期入力導線L5 を介してシャッター機構に連動するシャ
ッタ・レリース信号(以下同期トリガ信号あるいは同期
信号と称する)を受け、定常光用電源1より更に強力な
直流出力を比較的短時間の間発生する。この直流出力は
ブースター電源2からブースター出力導線L2 を介して
前記定常光用電源1からでる定常光出力導線L1 と交点
Mで合体し、定常光用電源1の定常光出力に重畳されて
最終出力導線L3 を経由して灯本体3に供給される。
【0010】なお、上記定常光用電源1およびブースタ
ー電源2の入力電源A,A′は通常の商用交流電源(AC
100 Vあるいは AC 200 V)であっても良く、場合によっ
ては、野外用電源であるバッテリーから供給される直流
電源であっても良い。前者の場合には、通常、定常光用
電源1やブースター電源2内に整流平滑回路および電圧
安定回路を設ける必要がある。
【0011】図2には、この発明による増光ブースター
付き写真撮影用人工太陽照明灯で得られる照明用出力電
力Pの時間tに対する変化が模式的に示してある。定常
光用電源1のみで、ブースター電源2を使用しない状態
(A)での直流出力電力は図示のようにP1 であるが、
ブースター電源2を付加した状態(B)で得られる直流
出力電力P2 に上昇する。つまり、ブースター電源2か
ら供給される直流出力電力ΔPはΔP=P2 −P1 であ
る。この発明によれば、撮影装置から受けた同期トリガ
信号を基準にして所定の期間T1 ほどブースター電源2
による光量の増加した発光(増光)が継続する。この増
光期間T1 は使用目的に応じて可変できる。この増光期
間T1 を経過した後には、ブースター電源2の動作は休
止する。次に、撮影装置から供給された同期トリガ信号
を受けて、ブースター電源2が再スタートするのに、休
止期間T2 ほどの不感時間を設けている。つまり、ブー
スター電源2は、増光期間T1 の後、発光休止時間T2
以内に再び撮影装置から同期トリガ信号を受けても、動
作せず、発光休止期間T2 以降に同期トリガ信号を受け
た場合に、初めて再スタートするように構成されてい
る。
【0012】ブースター電源2を付加した状態(B)は
キセノンランプに加わる負担が大きく連続的に発光させ
ることはできない。この発明によれば、B状態での発光
回数には制限を設けている。即ち、発光時間が長ければ
許容発光回数は低減し、逆に発光時間が短ければ許容発
光回数は増加する。また、所要の発光休止期間を設ける
必要もある。これ等の代表的な諸元を公称消費電力 500
Wの短アーク型キセノンランプに対して示すと下表のよ
うになる。 表I 写真撮影用人工太陽照明灯の発光特性 最大出力 定常光の状態(A) P1 = 500 W 増光状態(B) P2 =1500 W 増光期間 T1 = 1/60 〜 1.2 sec(可変) 発光休止期間 T2 = 0.2 sec (最小) 許容増光回数 増光時間 1/60〜 1/15 sec の場合 150 回 1/8 〜 1/2 sec の場合 20 回 1 〜 1.2 sec の場合 10 回 中心光度 定常光の状態(A) 約 12,600 cd 増光状態(B) 約 45,300 cd 入力電力 定常光の状態(A) 約 900 VA(交流電源の場合) 増光状態(B) 約 2700 VA(同上) 図3は、この発明によるブースター電源2の構成をより
詳しく示すブロック回路図である。この電源の主要部は
直流入力電流から他の直流出力電流を発生するDC−D
Cコンバーターで構成され、コンバーターは他励発振方
式が採用されている。即ち、発振用の駆動信号を制御駆
動部12で形成し、発振トランス14を介してこの駆動
信号を電力スイッチング・トランジスタあるいはFET
で構成されている駆動出力段16のゲート端子に供給す
る。駆動出力段16の発振出力は出力トランス18の一
次側に供給され、二次側の出力が整流平滑部20に供給
される。整流・平滑された直流電力は出力導線L16と出
力端B1,2 を介して灯本体3(図1)に供給される。
ここで、出力側に挿入された検出抵抗R0 で検出された
検出電流信号が帰還導線14を介して制御駆動部12に
帰還される。この帰還信号により、直流出力電力が一定
に維持されるように帰還制御される。即ち、ブースター
電源2はキセンノンランプを点灯する定電流電源であ
る。上記の帰還制御は所謂パルス幅変調を使用するもの
で、制御駆動部12内で形成される発振矩形波信号のデ
ューティ比に応じて出力直流電流が可変される。このブ
ースター電源2には導線L18と入力部C1,2 を介して
交流または直流入力電力が供給される。
【0013】更に、この発明によれば、上記ブースター
電源2の起動は撮影装置4(図1)の同期信号に同期し
て行われ、上記の表で示したように所定の増光期間T1
のみ行われる。撮影装置4のレリース機構40にある接
点41の開閉に伴う同期トリガ信号U1 がブースター電
源2の同期信号入力端A1,2 に導入され、増光期間制
御部10に導入される。更に、可変できる増光期間T1
を設定する、例えばボリュームあるいはポテンシオメー
タから成る増光期間設定部30の中間接点から供給され
る設定信号も設定入力導線L12を介して増光期間制御部
10に導入される。増光期間制御部10では、増光期間
設定部30の設定信号に応じて、同期トリガ信号U1
対応する所望増光期間を指定する矩形波信号U2 が形成
され、この信号を制御駆動部12の入力端に供給する。
増光期間設定部30の主要部は周知の単安定マルチバイ
ブレータ(ワンショット・マルチ)で構成できる。図2
で詳しく説明した発光休止期間T2 は、増光期間制御部
10または制御駆動部12中にスイッチング回路を起動
させるための起動信号を、発光休止期間T2 の間、禁制
する簡単なゲート回路を設けることによって実現でき
る。
【0014】この発明によるブースター電源2には、種
々の変形、改良等が可能である。図2で説明したブース
ター電源2は出力電流を一定に維持する定電流回路で構
成されているが、出力電流を可変でき、その目標電流値
を一定に維持できる回路構成にすることもできる。それ
には、図示していないが、ポテンシオメータ等を用いた
他の電流出力設定部を設け、この設定信号を制御駆動部
12に供給して所望の電流増加を与えることもできる。
【0015】更に、出力電流を一定値に制御するのでな
く、出力電圧を一定にする定電圧回路や、一定値の電力
に制御する回路方式も考えられる。定電圧回路の場合に
は、電流検出抵抗R0 を使用するのでなく、出力端B1
とB2 の間に電圧検出部(ブリーダー分圧抵抗)を設け
る必要がある。また、定電力回路方式では、電流検出抵
抗R0 と前記電圧検出部の二つの検出部を設ける必要が
ある。もっとも、これ等の方式では回路が複雑にならざ
るを得ない。定常光用電源1(図1)では、このような
一定電力制御が採用されている。その理由は、負荷であ
るキセノンランプの負荷特性が時間と共に著しく変化す
るため、定電流制御では不充分であるからである。しか
し、ブースター電源2では間欠的に短時間使用されるだ
けであるから、定電流制御でも充分である。これに関連
して、図2に示したキセノンランプに印加した電力P
は、実際には増光期間T1 では一定電流で厳密には電力
2は増光期間T1 内で幾分変化している。
【0016】更に、他の実施態様として、先の表に示し
た増光期間T1 に対する許容増光回数を自動的に比較的
に容易に実現させることも技術的に可能である。それに
は、増光期間T1 を設定する増光期間設定信号に加え
て、発光パルスU2 または計数する計数回路を増光期間
制御部10あるいは制御駆動部12に設けることによっ
て実現できる。
【0017】次に、図2に示した所望照明用出力電力を
供給できるこの発明による他の写真撮影用人工太陽照明
灯(第二実施例)の回路構成を図4に示す。この写真撮
影用人工太陽照明灯では、図1の定常光用電源1とブー
スター電源2を一体にした単体の照明灯電源100が使
用される。他の灯本体3や撮影装置4の配置は同じであ
るので、図1と同じ機能の部材には同じ参照符号を付
け、それ等の機能の説明を省略する。
【0018】照明灯電源100の詳細を図5に示す。こ
の場合、回路構成は図3に詳しく示したブースター電源
2に類似している。それ故、全く同じ機能を有する回路
ユニットには同一の参照符号を付け、それ等の説明を省
略する。ただ相違する機能をここで補足的に説明する。
【0019】図5の照明灯電源100では、図1の照明
灯電源で直流出力を電流帰還制御しているのとは異な
り、直流出力を電力帰還制御している。そのため、出力
電流値を電流検出抵抗R0 で、また出力電圧値をブリー
ダー抵抗R1 とR2 で検出している。検出された出力電
流信号は帰還導線L14を介して駆動制御部12に、また
検出された出力電圧信号は増幅器50を経由し、他の帰
還導線L20を介して駆動制御部12に導入される。そし
て、制御駆動部12中で上記検出電流と検出電圧を乗算
して検出電力に変換し、定常光量設定部52あるいは重
畳光量設定部54の目標電力値となるように制御駆動出
力をトランス14に供給する。この場合、定常光量設定
部52で発光休止期間T2 での照明光量を決め、重畳光
量設定部54で増光期間T1 での照明光量を決める。こ
れ等の照明光量の設定信号もそれぞれ対応する信号導線
22とL24を介して制御駆動部12に導入される。定常
光量設定部52によって設定できる設定出力値は図1の
場合の定常光用電源で実現する最大出力からその 50 %
の出力間までの範囲で可変できる。重畳光量設定部54
は表1でも示したように、定常光用電源の最大出力の約
3倍程度まで高い出力に設定できる。この設定値はもち
ろん可変できるが、通常一定値(上記の最大値=定常光
用電源の最大出力の約3倍程度)に固定ないしは半固定
するのが普通である。
【0020】制御駆動部12での電気処理は、増光期間
制御部10から供給されたパルスU 2 に対応する増光期
間T1 の間、出力電流値が重畳光量設定部54に設定さ
れた所望照明出力電力値になるような制御を行い。ま
た、増光期間T1 を過ぎた発光休止期間T2 の間、出力
電流値が定常光量設定部52に設定された所望照明出力
になるような制御を行う。
【0021】上に説明した二種の人工太陽照明灯太陽照
明装置の実施例では、直流電源としてDC−DCコンバ
ータによる他励発振式のスイッチング電源に基づき説明
を行ったが、自励発振式のスイッチング電源も使用でき
る。これ以外の回路方式として商用電源を整流・平滑し
て、安定化制御した直流電源を使用する所謂ドロッパー
制御回路方式も原理的に考えられる。しかしながら、こ
の回路方式では、装置の大型化および重量の増加が避け
難く、加えて特に点灯起動時や点灯終了後の応答時間が
遅いため、限られた用途にしか利用できないことにも注
意する必要がある。
【0022】
【発明の効果】この発明による人工太陽照明灯太陽照明
装置で得られる著しい利点は、下記の点にある。即ち、 (1) 増光期間を 1/60 〜 1.2秒という広い範囲で可変
できる。
【0023】(2) ストロボ装置のようなコンデンサ放
電方式を採用していなく、電子回路によって印加電流を
制御しているので、応答速度が早く、高精度で発光時間
を制御できる。
【0024】(3) 定常光用電源とブースター電源の光
源体が同一であるため、写真撮影時の失敗が少ない。 (4) 一個の超高圧放電灯を高輝度で使用するため、必
要な超高圧放電灯本体の数を低減でき、購入経費、使用
電力経費、設置場所の節約等の点で有利である。
【0025】(5) 使用するブースター電源はスイッチ
ング回路を使用しているため、小型、軽量であり、持ち
運びが容易である。従って、使用する場合、機動力に富
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例である増光ブースターを
付加した写真撮影用人工太陽照明灯の総合ブロック図で
ある。
【図2】超高圧放電灯に印加する電力の時間経過を示す
模式図である。
【図3】図1のブースター電源2の詳細を示すブロック
回路である。
【図4】この発明の第二実施例である写真撮影用人工太
陽照明灯の総合ブロック図である。
【図5】図4の超高圧放電灯電源100の詳細を示すブ
ロック回路である。
【符号の説明】
1 定常光用電源 2 ブースター電源 3 灯本体 4 撮影装置 10 増光期間制御部 12 制御駆動部 16 出力段 20 整流・平滑部 30 増光期間設定部 40 レリース機構 50 増幅器 52 定常光量設定部 54 重畳光量設定部 100 照明灯電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超高圧放電灯を定常点灯するため一定直
    流出力を供給する定常光用電源(1)と、超高圧放電灯
    に所定の増光期間(T1 )の間、前記一定直流出力に加
    え重畳直流出力を加算供給するブースター電源(2)
    と、一個の超高圧放電灯を有する灯本体(3)とで構成
    される写真撮影用人工太陽照明灯において、前記ブース
    ター電源(2)が撮影装置から供給される同期トリガ信
    号(U1)に応じて前記増光期間(T1 )の間、重畳直
    流出力を発生させる作動信号(U 2 )を供給する増光期
    間制御部(10)と、前記増光期間(T1 )を可変予備
    設定する増光期間設定部(30)と、前記作動信号(U
    2 )が入力している間、所定の重畳直流出力を発生し、
    この重畳直流出力の電流、電圧、電力の何れか1つを一
    定に維持して、前記超高圧放電灯に加算供給する直流出
    力発生部(12,14,16,18,20)とを保有す
    ることを特徴とする写真撮影用人工太陽照明灯。
  2. 【請求項2】 超高圧放電灯を点灯するため直流出力を
    供給する照明灯電源(100)と、一個の超高圧放電灯
    を有する灯本体(3)とで構成される写真撮影用人工太
    陽照明灯において、前記照明灯電源(100)が撮影装
    置から供給される同期トリガ信号(U1 )に応じて増光
    期間(T1 )、増光直流出力を発生させる作動信号(U
    2 )を供給する増光期間制御部(10)と、前記増光期
    間(T 1 )を可変予備設定する増光期間設定部(30)
    と、前記増光期間(T1 )の間に一定の目標直流出力を
    供給するための第一出力設定信号を形成する重畳光量設
    定部(54)と、増光期間(T1 )以外の間に他の一定
    の目標直流出力を供給するための第二出力設定信号を形
    成する定常光量設定部(52)と、前記作動信号
    (U2 )が入力している間、前記一定の目標直流出力を
    発生し、作動信号(U2)が入力していない間、前記他
    の一定の目標直流出力を発生し、これ等の直流出力の電
    力をそれぞれ一定に維持して、前記超高圧放電灯に供給
    する直流出力発生部(12,14,16,18,20)
    とを保有することを特徴とする写真撮影用人工太陽照明
    灯。
  3. 【請求項3】 直流出力発生部(12,14,16,1
    8,20)はスイッチング回路で構成され、制御駆動部
    (12)には同期トリガ信号(U1 )が入力しても直流
    出力を発生できない発光休止期間(T2 )が生じる回路
    構成にしてあることを特徴とする請求項1または2に記
    載の写真撮影用人工太陽照明灯。
  4. 【請求項4】 重畳光量設定部(54)で設定される第
    一出力設定信号は固定または半固定されていて、定常光
    量設定部(52)で設定される第二出力設定信号は広い
    範囲で可変できることを特徴とする請求項2に記載の写
    真撮影用人工太陽照明装置。
JP5038169A 1993-02-26 1993-02-26 写真撮影用人工太陽照明灯 Pending JPH06251887A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128861A (ja) * 2005-10-03 2007-05-24 Nisshinbo Ind Inc ソーラシミュレータとその運転方法
JP2007258085A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Harison Toshiba Lighting Corp ショートアーク形水銀ランプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007128861A (ja) * 2005-10-03 2007-05-24 Nisshinbo Ind Inc ソーラシミュレータとその運転方法
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