JPH0625181B2 - 新規なイミド誘導体 - Google Patents

新規なイミド誘導体

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JPH0625181B2
JPH0625181B2 JP61068133A JP6813386A JPH0625181B2 JP H0625181 B2 JPH0625181 B2 JP H0625181B2 JP 61068133 A JP61068133 A JP 61068133A JP 6813386 A JP6813386 A JP 6813386A JP H0625181 B2 JPH0625181 B2 JP H0625181B2
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benzisothiazole
bicyclo
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勇 丸山
淳之 小島
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規イミド誘導体またはそれらの酸附加塩、な
らびにそれらを有効成分とする中枢神経系疾患治療剤に
関する。
従来の技術 従来、抗精神病薬としては、クロルプロマジンに代表さ
れる三環系抗精神病薬、ハロペリドールに代表されるブ
チロフェノン系抗精神病薬が用いられて来たが、それら
には錐体外路系副作用(カタレプシー等)等の中枢性副
作用、血圧降下等の末梢性副作用が付随しており、臨床
適応上大きな問題となっていた。
近年、これらの諸問題点の内のいくつかを解決したもの
として、ブスピロン、チアスピロン等のスピロイミド系
化合物が見出され、開発されつつある。
即ち、これらスピロイミド系化合物は、例えばカタレプ
シー惹起作用等の錐体外路系副作用がハロペリドール等
のブチロフェノンに比較して軽減された化合物とされて
いる。
発明が解決しようとする問題点 従来の臨床適応されている市販の抗精神病薬に対して、
上記のスピロイミド系化合物は、問題とされていた副作
用を軽減した点で興味ある化合物と言える。また、抗精
神病作用の指標と言える抗ドーパミン作用(例えば、ア
ポモルフィンを用いた抗クライミング行動試験等で測定
される)は例えばチアスピロンにおいては腹腔内投与で
は、クロルプロマジンより強く、ハロペリドールとほぼ
同等と言う程強いものであった。しかしながら驚くべき
ことにこのチアスピロンの抗ドーパミン作用は、経口投
与時には、著しく減弱することが本発明者らの検討の結
果明らかになった。
そこで、本発明者らは旧来の問題点および新たに見出さ
れた上記の問題点を改善した抗精神病薬を創製すべく、
鋭意研究を重ねた結果、本発明化合物である新規なイミ
ド誘導体を見出し、このものが目的とした薬理的諸作用
を有することを見出して、本発明を完成するに至った。
問題を解決するための手段 本発明は、一般式(1) 〔式中、Aはカルボニル基、またはスルホニル基を表わ
し、BはAがカルボニル基の場合には、一般式 〔式中、Eはメチレン基、エチレン基、または酸素原子
を表わし、 は単結合または二重結合を表わす。〕 〔式中、Fはメチレン基またはエチレン基を表わし、 は先と同様の意味を有する。〕または 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、水素原子また
はメチル基を表わす。〕で表わされる基を表わし、Aが
スルホニル基である場合には、1,2−フェニレン基を
表わす。Dは水酸基で置換されていてもよいエチレン
基、またはエテニレン基、またはエチニレン基を、nは
0、1、または2の整数を表わす。〕で表わされるイミ
ド誘導体またはそれらの酸附加塩を目的化合物とする。
本発明化合物(i)は例えば、下記の諸製造方法によって
製造されるが、所望に応じて各種の無機酸または有機
酸、たとえば塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硫酸、酢
酸、蓚酸、くえん酸、りんご酸、酒石酸、フマール酸、
マレイン酸などと酸付加塩を形成することができる。ま
た、塩を対応する塩基形に変えるには、適当なアルカリ
による通常の処理を行えばよい。
製造法a)反応経路は以下の図によって示される。
〔反応式中、A、B、D及びnは先と同じ意味を有し、
Xは塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子、
メタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオ
キシ基等のアルキルまたはアリールスルホニルオキシ等
の様な脱離基を表わす。〕 すなわち本発明化合物(i)は一般式(ii)の化合物と一般
式(iii)のアミン誘導体とを不活性有機溶媒下反応させ
ることによって得られる。好ましい溶媒としてはピリジ
ン、n−ブチルアルコール、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどが挙げられ、これらの溶媒下、還流温度で反応
させることが望ましい。
また、(i)は一般式(iv)の化合物と一般式(v)で表わされ
る化合物を適当な有機溶媒下、酸結合剤の存在において
反応させることによって得られる。好ましい溶媒として
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、n−ブチルアルコール等が挙げ
られ、これらの溶媒中、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ム、水素化ナトリウム等のアルカリおよびアルカリ土類
金属の炭酸塩、重炭酸塩または水素化物およびトリエチ
ルアミン、ピリジン等の第3級アミンの様な酸結合剤の
存在下、室温ないしは加熱下で反応させることが望まし
い。
また、(i)は一般式(viii)で表わされる化合物と一般式
(ix)で表わされるアミン誘導体を適当な有機溶媒下、酸
結合剤の存在において反応させることによって得られ
る。好ましい溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、n−ブチ
ルアルコール等が挙げられ、これらの溶媒中、炭酸カリ
ウム、重炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム等のアルカ
リおよびアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩または水
素化物およびトリエチルアミン、ピリジン等の第3級ア
ミンの様な酸結合剤の存在下、室温ないしは加熱下で反
応させることが望ましい。
さらに(i)は一般式(x)で表わされる化合物と一般式(xi)
で表わされる化合物を適当な有機溶媒下酸結合剤の存在
において反応させることによって得られる。好ましい溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチル
ホルムアミド、アセトニトリル、n−ブチルアルコール
等が挙げられ、これらの溶媒中、炭酸カリウム、重炭酸
ナトリウム、水素化ナトリウム等のアルカリおよびアル
カリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩または水素化物および
トリエチレンアミン、ピリジン等の第3級アミンの様な
酸結合剤の存在下、室温ないしは加熱下で反応させるこ
とが望ましい。
本製法における原料化合物である(ii)、(iii)、(iv)、
(viii)、(ix)、(x)および(xi)はそれ自身公知化合物で
あるか、若しくは公知の合成法により合成できる化合物
である。
以下に各原料化合物について、その合成文献および合成
法について説明する。
i)原料化合物(ii) 以下の文献において公知である。
特開昭60−87262号公報 ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティ
63 3167(1941) (J.Am.Chem.Soc.63 3167(1941)) ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティ
72 1678(1950) (J.Am.Chem.Soc.72 1678(1950)) ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティ
74 3094(1952) (J.Am.Chem.Soc.74 3094(1952)) ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティ
73 4889(1951) (J.Am.Chem.Soc.73 4889(1951)) ii)原料化合物(iv)、(viii)および(x) 以下の反応経路により合成される。
すなわち、化合物(x)はEPC特許出願公開番号第01
09562号明細書記載の方法、もしくは特開昭60−
87262号公報、特開昭60−87284号公報、特
開昭60−23373号公報記載の方法に準じて化合物
(ii)から化合物(iv)、化合物(viii)を経由して製造され
る。
化合物(iv)および(viii)は上記文献に記載されているか
若しくは上記文献記載の製法により合成する事ができ
る。
iii)原料化合物(iii)、(v)、(ix)および(xi)以下の反応
経路により合成される。
〔式中、X′は脱離基を表わし、X、D、およびnは前
記と同じ意味を有する。〕 即ち化合物(ix)は、例えば化合物(xxi)より、ケミカル
ベリヒテ 99,2566(1966)(Chem.Ber.9
9,2566(1966))に記載の方法に従って化合物(xxii)およ
び化合物(xxiii)を経由して化合物(xi)とした後、特開
昭58−110576号公報に記載の方法に従って誘導
される。
又、化合物(xi)は、特公昭60−9753号公報の方法
に従っても製造される。
次に化合物(iii)は、例えば特開昭60−87262号
公報記載の方法に準じてフタルイミド(xxv)より化合物
(viii′)を経て化合物(vi)とした後、一般的な反応条
件、例えば特開昭59−216858号公報記載の方法
により目的とする化合物(iii)に導くことができる。
化合物(v)は、化合物(v′)と化合物(ix)とを反応させる
ことによって得られる。
製造法b)反応経路は以下の図によって示される。
〔式中、A、Bおよびnは先と同じ意味を有し、D′は
エテニレン基またはエチニレン基を表わす。〕すなわち
一般式(xii)で表わされるオレフィン誘導体又はアセチ
レン誘導体に水素添加反応を行なうことにより合成する
ことができる。
本反応は通常行われる水素添加反応により実施される
が、例えば、触媒の存在下で水素添加を行う接触還元法
が特に有効である。
接触還元反応は、例えば白金、パラジウム、ロジウム、
ニッケル、コバルトなどの金属触媒あるいはこれらを炭
素等の担体に保持させた触媒等、一般的に用いられる触
媒の存在下で行うことができ、また、例えばベンゼン、
トルエン、ヘキサン、メタノール、エタノール、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エ
チルなどの不活性溶媒中で実施するのが望ましい。本反
応は常温常圧条件で進行するが、加温、加圧により反応
を促進することができ、場合によっては冷却下で行って
もよい。理論量の水素を吸収させることにより本反応は
達成される。反応終了後は、通常の有機化学的手法によ
り生成物を単離、精製することができる。
本反応において使用される原料化合物(xii)は、製造法
a)、c)及びd)の方法によって製造することができる。
製造法c)反応経路は以下の図によって示される。
〔式中、A、Bおよびnは先と同じ意味を有す。〕 すなわち、一般式(xv)で表わされる目的化合物は、一般
式(xiv)で表わされるN−プロパルギル誘導体に一般式
(ix)で表わされるピペラジン誘導体とホルムアルデヒド
を、不活性溶媒中、マンニッヒ型に反応させることによ
り製造することができる。
本反応においては金属イオンによる触媒効果が大きく、
たとえば塩化銅、硫酸銅、酢酸銅、塩化鉄等は効果の大
きなものとして挙げられる。
不活性溶媒とは反応に関与しない溶媒を意味し、水、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、メ
チレングライコールジメチルエーテル、メチルセルソル
ブ等各種のもの及びそれらの混合物が挙げられる。
反応は一般的には使用溶媒の沸点またはそれ以下の温度
範囲で加熱して促進することもできるが、また場合によ
っては冷却してこれを抑制することもできる。
なお、本反応において使用される原料化合物(xiv)およ
び(ix)は製造法a)の方法により製造することができる。
製造法d)反応経路は以下の図によって示される。
〔式中、A、B、及びnは先と同じ意味を有す。〕 すなわち、本発明化合物(xvi)は、一般式(xv)で表わさ
れる化合物を、接触還元触媒の存在下、適当な溶媒中で
水素と接触させ、等モルの水素添加を行うことにより製
造される。
還元触媒としては白金、パラジウム、ロジウム、ニッケ
ル、コバルト等の一般的に水素添加反応に使用される触
媒を同様に適用することが可能であるが、この際原料化
合物と等モルの水素が吸収されたことを認めた時点で反
応を停止させることが望ましい。
部分還元触媒としてはパラジウム−炭酸カルシウム、パ
ラジウム−硫酸バリウム等の活性の弱い触媒がより望ま
しく、またリンドラ−触媒等のこれらの弱活性の触媒を
さらに塩基性アミン、硫黄化合物、鉛化合物等で被毒し
た触媒を用いることはさらに望ましい。この際において
も、原料化合物と等モルの水素が吸収されたことを認め
た時点で反応を停止させることが望ましい。
この部分水素添加反応は望ましくはベンゼン、トルエ
ン、ヘキサン、メタノール、エタノール、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、酢酸エチル等の不活性溶媒
中にて実施し、その反応温度および水素圧に関しては、
加温加圧下条件も可能であるが、常温常圧条件で充分反
応は進行し、場合によっては冷却下で行なうこともでき
る。
反応終了後は通常の有機化学的手法にしたがって目的物
を単離、精製することができる。
本反応において使用される原料化合物(xv)は製造法a)お
よびc)の方法により製造することができる。
製造法e) 〔式中、A、Bおよびnは先と同じ意味を有す。〕 すなわち、本発明化合物(xviii)は、一般式(xvii)で表
わされるエポキサイド誘導体と一般式(ix)で表わされる
アミン誘導体とを不活性有機溶媒下反応させることによ
って得られる。好ましい溶媒としてはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリ
ル、n−ブチルアルコール等が挙げられこれらの溶媒
中、還流温度で反応させることが望ましい。
なお、原料化合物(xvii)および(ix)は、製造法a)の方法
に準じて製造することができる。
〔式中、A、Bおよびnは先と同じ意味を有す。〕 すなわち本発明化合物(xx)は、一般式(iv)で表わされる
化合物と一般式(xix)で表わされるアミン誘導体を不活
性有機溶媒下、塩基の存在下において反応させることに
よって得られる。好ましい溶媒としてはベンゼン、トル
エン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリ
ル、n−ブチルアルコール等が挙げられ、これらの溶媒
中、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、水素化ナトリウ
ム等のアルカリおよびアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭
酸塩または水素化物およびトリエチルアミン、ピリジン
等の第3級アミンの様な塩基の存在下、室温ないしは加
熱下で反応させることが望ましい。
なお本反応において使用される原料化合物(iv)および(x
ix)は、製造法a)の方法により製造することができる。
製造法f) 〔式中、A、B、Dおよびnは先と同じ意味を有す
る。〕 すなわち本発明化合物(i)は、一般式(xxiv)で表わされ
る化合物を、酸化剤の存在下、適当な溶媒中で酸化反応
を行なうことで製造される。好ましい溶媒としては、ペ
ンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化
水素、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、クロ
ルベンゼン等のハロゲン化炭化水素、メタノール、エタ
ノール、n−ブチルアルコール等のアルコール、酢酸、
ジエチルエーテル、ピリジン、アセトン、ジメチルホル
ムアミド、あるいはジメチルスホキサイド等が挙げら
れ、これらの溶媒中、過安息香酸、メタクロロ過安息香
酸、モノペルオキシフタル酸、過ギ酸、過酢酸および過
トリフルオロ酢酸等の有機過酸、過酸化水素、二酸化マ
ンガン、クロム酸、過ヨウ素酸あるいは、N−ハロカル
ボン酸アミド等のハロゲン類、過マンガン酸カリウム等
の酸化剤の存在下、冷却下ないしは加熱下で反応させる
ことが望ましい。
本反応において使用される原料化合物(xxiv)は製造法a)
の方法により製造することができる。
作用、用途 本発明化合物(i)は、優れた抗精神病作用を示す。さら
に、従来の市販されている、ブチロフェノン形抗精神病
薬、フェノチアジン系抗精神病薬に一般的に見られる副
作用、錐体外路系副作用は非常に弱い。しかも前述した
スピロイミド系化合物の抗精神病作用は経口投与時には
著しく減弱することが判明しているが、本発明化合物
(i)は経口投与時においても、強い抗精神病作用を有す
ることが明らかとなった。以下に薬理試験を詳説する。
(実験方法) (1)抗精神病作用 抗精神病作用の代表的薬理試験法である抗クライミング
試験法を用いた。
アポモルフィンによって誘発されるマウスのクライミン
グ行動に対する作用(抗クライミング行動試験)を以下
の方法で検討した。
実験動物として体重20〜25gのdd系雄性マウスを
用い、1群5匹とした。供試化合物を経口投与し、ただ
ちにクライミング行動観察用個別ケージ(1cm間隔に垂
直に立てた直径2mmの金属棒の壁を有する直径12cm、
高さ14cmの円柱状のケージ)に1匹ずつ入れた。50
分後にアポモルフィン1.0mg/Kg)皮下投与し、アポモル
フィン投与後10分から10分間マウスの行動を観察
し、次の基準で判定した。〔P.Protais and J.C.Sch-wa
rtz:Psychopharmacology,50,1〜6(1976)参照〕 0:床に4肢とも維持している場合 1:前肢のみ棒をつかんでいる場合 2:4肢とも棒をつかみ、棒をよじ登る行動(クライミ
ング行動)が認められるが、継続的な場合 3:持続的にクライミング行動が認められる場合 以下の計算式より各投与量ごとに供試化合物のクライミ
ング行動抑制率を計算し、50%抑制量を算出した。
(2)錐体外路系作用 錐体外路系作用の代表的薬理試験法であるカタレプシー
惹起作用を用いた。
M.藤原等の実験方法(日薬理誌(Folia Farm-acol.Jap
on.)85,259-274、1985)に準じて以下の方法で実験
を行った。
体重22〜27gのdd系雄性マウスを使用した。供試
化合物を経口投与し、1時間及び4時間後にWirthらの
方法に準じて、カタレプシーの有無を測定した。
カタレプシーの有無の判定は以下のようにして行った。
5cmの高さの水平に渡した直径2.5mmの鉄棒にマウスの
前肢を強制的にかけ不自然な状態にさせる。この試験を
3回行い、3回のうち1回でもこの不自然な状態を30
秒以上示した場合、カタレプシー有りとした。
(実験結果) 抗クライミング試験の結果は表−Iに示し、またカタレ
プシー惹起作用の結果は表−IIに示した。
これらの結果から明らかなように、対照薬ハロペリドー
ルは抗クライミング作用、即ち、抗精神病作用を有して
はいるが、同時にカタレプシー惹起作用、即ち錐体外路
系副作用も強いことが理解される。
一方、本発明化合物はチアスピロンと同様に腹腔内投与
時は、ほぼ同等の抗精神病作用であるにもかかわらず、
経口投与時にはチアスピロンよりもはるかに強い作用を
有しており、しかも錐体外路系副作用はハロペリドール
に比べ非常に弱いことが理解される。
従って本発明化合物は抗精神病薬として選択性が高く、
安全域の広い薬物と言え、一般の精神病患者のみなら
ず、ともすれば副作用の発現しやすい老人の精神疾患患
者にも適用できるものと考えられる。
さらに、本発明化合物中には抗精神病作用のみならず、
鎮痛作用、抗アレルギー作用、循環器系作用を有するも
のもあり、それらの疾患への適用も考えられる。
前記一般式〔I〕で表わされる本発明化合物およびその
塩は、これを抗精神病薬として用いるにあたり経口的ま
たは非経口的に投与することができる。すなわち通常用
いられる投与形態、例えば錠剤、カプセル剤、シロップ
剤、懸濁液等の型で経口的に投与することができ、ある
いはその溶液、乳剤、懸濁液等の液剤の型にしたものを
注射の型で非経口投与することができる。坐剤の型で直
腸投与することもできる。
また、前記の適当な投与剤型は許容される通常の担体、
賦型剤、結合剤、安定剤などに活性化合物を配合するこ
とにより製造することができる。また注射剤型で用いる
場合には許容される緩衝剤、溶解補助剤、等張剤等を添
加することもできる。
投与量、投与回数は症状、年令、体重、投与形態等によ
って異なるが、通常は成人に対し1日あたり約0.5〜1
000mg好ましくは3〜500mgを1回または数回に分
けて投与することができる。
以下に参考例および実施例により本発明を説明するが、
本発明はもとより、これに限定されるものではない。
参考例 (イ)化合物(II)の合成 参考例1 無水4,5−ジメチル−4−シクロヘキセン−1,2−
ジカルボン酸の合成 2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン10g(0.12
2モル)、無水マレイン酸11.9g(0.122モル)及
びベンゼン30mの混合液を室温で10時間攪拌し
た。浮遊物を去し、液を減圧下留去し、収量18.6
6g、収率86.6%の表記化合物を得た。融点73−7
4℃ 参考例2 無水4,5−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジカル
ボン酸の合成 無水4,5−ジメチル−4−シクロヘキセン−1,2−
ジカルボン酸10g(0.0555モル)、二酸化白金1
50mg及びテトラヒドロフラン100mの混合液を室
温で8時間水添を行なった。浮遊物を去し、液を減
圧下留去を行ない定量的に表記化合物を得た。
参考例1または2の方法に準じて以下の化合物を得た。
(ロ)化合物(iv)の合成 参考例3ビシクロ 〔2,2,2〕オクタン-2,3-ジカルボキシイミドの合成 無水ビシクロ〔2,2,2〕オクタン−2,3−ジカル
ボン酸3g(16.6ミリモル)のテトラヒドロフラン9
mの溶液を氷水冷却下、29%アンモニア水6g(8
3ミリモル)と水18mの溶液へ滴下し、混合液を加
温する。溶媒を常圧で留去後、無水酢酸10mを加え
30分間還流を行なった。溶媒を減圧下留去し、残渣へ
トルエン24mを加え昇温を行なった。冷却後、析出
晶を取し、表記化合物を得た。融点199〜200℃ 参考例4 シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミドの合成 無水1,2−シクロヘキサンジカルボン酸3g(19.5
ミリモル)と、29%アンモニア水3.4gの混合液を加
温し、内温180〜190℃で2時間保温を行ない定量
的に表記化合物を得た。融点132−136℃ 参考例3または4の方法に準じて以下の化合物を得た。
(ハ)化合物(viii)の合成 参考例5 N−〔4−ブロモブチル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプ
タン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合成 ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミド(50g)、テトラメチレンブロマ
イド(327g)、無水炭酸カリウム(50g)及びア
セトン(50m)の混合液を攪拌下、5時間、還流加
熱した。冷却後、無機物を別し、液を減圧下蒸留す
ることにより、表記化合物を油状物として得た。
71.4g(78.6%)bp. 173−180℃/0.04mmHg 参考例6 N−(4−ブロモブチル)フタルイミドの合成 フタルイミドカリウム2g(10.8ミリモル)、1,4
−ジブロムブタン10.8g(50ミリモル)及び乾燥ジ
メチルホルムアミド10mの混合液を浴温90−10
0℃にて10時間攪拌した。次いで析出晶を去後減圧
下溶媒の留去を行なった。更に過剰の1,4−ジブロム
ブタンを留去し、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグ
ラフィーで精製を行ない表記化合物を得た。融点81−
82℃ 参考例7 2−(4−ブロモブチル)−1,2−ベンズイソチアゾ
ール−3(2H)オン1,1−ジオキシドの合成 乾燥ジメチルホルムアミド(50m)中に室温攪拌
下、60%水素化ナトリウムの鉱油懸濁物(1.1g)を
加え、室温にてサッカリン(5g)を徐々に投入し30
分間攪拌を行なった。次いで1,4−ジブロモブタン
(29.5g)を滴下し、内温90〜100℃にて5時間
保温を行なった。反応終了後、不溶物を去し、液を
減圧下濃縮した。残渣を溶出液にクロロホルムを用いシ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーで精製を行ない表
記化合物(7.98g)を得た。
参考例5、6または7の方法に準じて以下の化合物を得
た。
参考例8 N-(4-ブロム-3-ヒドロキシブチル)シクロヘキサン-1,2-ジ-カルボキシイミドの合成 N−(3−ブテニル)シクロヘキサン−1,2−ジカル
ボキシイミド1g(4.8mmol)、N−ブロムコハク酸イ
ミド0.86g(4.8mmol)および水2mの混合物を室
温にて4時間攪拌した。反応終了後、水を加え不溶物を
溶解後、ベンゼンで抽出を行なった。ベンゼン層を飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥を行ない更に
溶媒を減圧下留去すると1.4g(95.8%)の表記化合
物を得た。
(ニ)化合物(x)の合成 参考例9 N−(4−ピペラジニルブチル)ビシクロ〔2,2,
1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド
の合成 N−(4−ブロモブチル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプ
タン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド30g
(0.1mmol)、ピペラジン86g(1mol)及びトルエン
250mの混合物を2時間還流を行なった。反応終了
後、氷水冷却を行ない析出晶を去し液を減圧下濃縮
した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで
精製を行ない表記化合物を得た。
(ホ)化合物(ix)および(xi)の合成 参考例10 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾ
ール(xxvi)の合成 2,2′−ジチオ安息香酸(xxi)(23g)中へ、チ
オニルクロリド(100m)を加え、3.5時間、加熱
還流したところ、結晶が溶解し、その後、更に30分、
加熱還流をした。冷却後、過剰のチオニルクロリドを留
去したところ、酸クロリド体(25.8g)が残留した。
30%メチルアミンのエタノール溶液(15.5g)、ト
リエチルアミン(15.2g)及びエタノール(80m
)中へ氷冷攪拌下、上記酸クロリド(25.8g)の乾
燥テトラヒドロフラン溶液(160m)を滴下した
後、25〜30℃で30分攪拌を続けた。そこへ、水
(150m)を加えて、30分攪拌後、析出した結晶
を取することにより、アミド体(xxii)(18.9g,融
点217−219℃)を得た。
上記アミド体(xxii)(10g)の乾燥ベンゼン溶液
(60m)中へ、五塩化リン(18.8g)を加え、2
時間、攪拌下、加熱還流を行なった。冷却後、析出した
結晶を取することにより、粗製四級塩(xxiii)(20
g)を得た。
上記粗製四級塩(xxiii)(20g)中へ、o−ジクロ
ロベンゼン(40m)を加えた後、30分間、加熱還
流を行った。冷却後、不溶物を別し液を減圧蒸留に
付することにより、ベンズイソチアゾール体(vii)(5.
4g.b.p.125−133℃/14mmHg(を油状物とし
て得た。
上記、クロロベンズイソチアゾール(vii)(4.8g)
中へ、無水ピペラジン(36.6g)を加えた後、120
℃にて、12時間、攪拌を続けた。その後、過剰のピペ
ラジンを留去し、残留物中に希カセイソーダ水を加え、
ジクロロメタン抽出を行なった。抽出液を飽和食塩水洗
浄、乾燥、減圧濃縮後、残渣をクロマト精製することに
より、表記化合物(xxvi)(3.5g,融点87〜91℃)
を得た。
参考例11 3−クロルベンズイソチアゾール−1,1−ジオキシド
の合成 サッカリン10g(0.055mol)及び五塩化リン12.
6g(0.061mol)の混合物を浴温180℃1.5時間
保温、その後、冷却を行ない結晶にエーテル50mを
加え攪拌を行なった。結晶を取し、3.68g(33
%)の表記化合物を得た。融点144.5−145.5℃ (ヘ)化合物(v)の合成 参考例12 1−(4−クロル−2−ブテニル)−4−(1,2−ベ
ンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジンの合成 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾ
ール1g(4.56mmol)、1,4−ジクロル−2−ブテ
ン2.9g(22.8mmol)、無水炭酸カリウム0.79g
(5.7mmol)および乾燥ジメチルホルムアミド10m
の混合物を浴温90−100℃にて2時間攪拌した。反
応終了後、反応液にトルエン100mを加え水50m
で3回洗浄を行なった。更にトルエン層を飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥を行なった。粗オイ
ルをシリカゲルを用いいてカラムクロマトグラフィーを
行ない表記化合物を得た。
(ト)化合物(iii)の合成 参考例13 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−
3−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕フタルイミド
の合成 3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾ
ール1g(4.6ミリモル)炭酸カリウム0.76g(5.5
ミリモル)、ホウ化カリウム0.09g(0.55ミリモ
ル)、N−(4−ブロムブチル)フタルイミド1.56g
(5.5ミリモル)及び乾燥ジメチルホルムアミド10m
の混合液を浴温90〜100℃にて3時間攪拌した。
次いで不溶物を去後減圧下、溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーで精製を行ない表
記化合物を得た。融点142−145℃ 1−(4−アミノブチル)−4−(1,2−ベンズイ
ソチアゾ−ル−3−イル)ピペラジンの合成 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕フタルイミド1
g(2.38ミリモル)、ヒドラジンヒドラート0.2g
(3.57ミリモル)及びメタノール10mの混合液を
2.5時間還流し、反応液を冷却後、10%塩酸水20m
を加え攪拌を行なった。析出晶を去し、液に10
%水酸化ナトリウム水溶液を加え中和後、クロロホルム
抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥を行なった。減圧下溶媒を留去し、更
にシリカゲルのクロマトグラフィーで精製を行ない表記
化合物を油状物として得た。
(チ)化合物(xiv)の合成 参考例14 N−プロパルギル ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−
2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合成 プロパルギルアミン(1.12g)の乾燥テトラヒドロフ
ラン(10m)溶液中へ、室温、攪拌下、無水、ビシ
クロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カ
ルボン酸(1.64g)の乾燥テトラヒドロフラン(10
m)溶液を滴下した後、徐々に加熱して溶媒等を留去
し、油浴温を150℃にして、30分そのまま保った。
残留物をクロマト精製することにより、表記化合物を、
81%で得た。融点94−94.5℃ 参考例15 N−プロパルギル−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−
2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合成 ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミド(3.30g)、プロパルギルブロマ
イド(2.62g)及び無水炭酸カリウム粉末(3.32
g)の乾燥アセトン(30m)溶液を窒素気流中、加
熱還流下、1時間攪拌を続けた。
冷却後、無機物を別し、液を減圧下、濃縮して得ら
れた残渣に、クロロホルム(20m)及びn−ヘキサ
ン(20m)を加えて結晶を溶解させた後に、不溶物
をセライトを用いて別した。その液をエバポレート
し、残渣をn−ヘキサンより再結晶することにより、表
記化合物を91%で得た。融点94−94.5℃ 参考例14または15の方法に準じて以下の化合物を得
た。
(リ)化合物(xvii)の合成 参考例16 N−(3,4−エポキシブチル)ビシクロ〔2,2,
1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド
の合成 ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミド2.3g(14.2mmol)、4−ブロム
−1,2−エポキシブタン2g(14.2mmol)、K2CO
32.9g(21.3mmol)及びアセトン35mの混合物
を8.5時間還流下、攪拌を行なった。反応終了後、反応
液を冷却し、浮遊物を去した。液を減圧下濃縮し、
残渣にトルエン100m及び飽和食塩水50mを加
え抽出を行なった。水層を更にトルエン100mで再
抽出を行ない、有機層を併せ硫酸マグネシウムで乾燥を
行なった。溶媒を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルを用い
てカラムクロマトグラフィーを行ない、2.6g(79.4
%)の表記化合物を得た。
参考例17 N−(3−ブテニル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ
ン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合成 ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミド1.65gとジメチルホルムアミド5
mの混合液中へ室温攪拌下4−ブロム−1−ブテン1.
62gのジメチルホルムアミド3m溶液を加え更に粉
末無水炭酸カリウム2.07gを加えた。反応混合液を昇
温し、内温90−100℃にて1時間反応を行なった。
反応液へクロロホルムを加えた後、過し、液を減圧
下濃縮を行なった。残渣へトルエンを加え、水洗後乾燥
を行ない、減圧下溶媒を留去し2.22gの表記化合物を
油状物として得た。
N−(3,4−エポキシブチル)ビシクロ〔2,2,
1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド
の合成 N−(3−ブテニル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン
−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド2.05gのジ
クロルメタン15m溶液中へ、室温攪拌下、メタクロ
ル過安息香酸2.4gの塩化メチレン35m溶液を加
え、15時間反応を行なった。反応終了後、チオ硫酸ナ
トリウムの水溶液で処理を行ない、更に重炭酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣
をシリカゲルを用いてクロマト精製を行ない2.03g
(96.4%)の表記化合物を油状物として得た。
参考例16または17の方法に準じて以下の化合物を得
た。
(ヌ)化合物(xix)の合成 参考例18 3−(3,4−エポキシ−ブチル−1−ピペラジニル)
−1,2−ベンズイソチアゾールの合成 4−ブロム−1,2−エポキシブタン1.06g(7.02
mmol)、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイ
ソチアゾール1.65g(7.52mmol)、炭酸カリウム1.
6g(11.3mmol)及びアセトン20mの混合物を1
9時間還流下攪拌した。原料の消失を確認後、不溶物を
別し、液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルを用
いてカラムクロマトグラフィーを行ない1.5g(73.8
%)の表記化合物を得た。
実施例 (A)実施例1 化合物番号1 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイ
ミドの合成 N−(4−ブロムブチル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプ
タン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド1.2g、
3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾ
ール0.75g、炭酸カリウム1.2g、ヨウ化カリウム0.
14g、アセトニトリル30mの混合物を8時間還流
下、攪拌を行った。反応終了後、冷却を行い、浮遊物を
去後、減圧下、溶媒の留去を行なった。残渣をクロマ
ト精製を行ない、塩化水素で処理を行ない融点217〜
218℃の表記化合物を得た。
(B)実施例2 化合物番号2 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エ
キソ−カルボキシイミドの合成 N−(4−クロロ−2−トランス−ブテニル)ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボ
キシイミド1.87g、3−(1−ピペラジニル)−1,
2−ベンズイソチアゾール1.5g、炭酸カリウム1.13
g、ヨウ化カリウム0.11g、ジメチルホルムアミド1
5mの混合物を内温90−100℃にて3時間攪拌し
た。反応終了後、冷却を行い、浮遊物を去後、減圧下
溶媒の留去を行った。残渣をクロマト精製を行い、塩化
水素で処理を行って融点214〜215℃の表記化合物
を得た。
(C)実施例3 化合物番号3 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−4−メチルシ
クロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミドの合成 無水4−メチルシクロヘキシル−1,2−ジカルボン酸
347mg(2.07ミリモル)、1−(4−アミノブチ
ル)−4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イ
ル)ピペラジン500mg(1.72ミリモル)及び乾燥ピ
リジン5mの混合液を11.5時間還流を行なった。減
圧下反応液を留去し、シリカゲルのクロマトグラフィー
で精製を行ない、更に塩化水素で処理を行ない表記化合
物の塩酸塩を得た。融点180〜181℃ (D)実施例4 化合物番号2 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エ
キソ−カルボキシイミドの合成 1−(4−クロル−2−ブテニル)−4−(1,2−ベ
ンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジン100mg
(0.32mmol)、無水炭酸カリウム53.9mg(0.39mm
ol)、ヨウ化カリウム6mg(0.039mmol)、ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボ
キシイミド64mg(0.39mmol)および乾燥ジメチルホ
ルムアミド1mの混合物を浴温90−100℃にて9.
5時間攪拌した。反応終了後、反応液をトルエン50m
に空け、水50mで水洗を3回行なった。更にトル
エン層を飽和食塩水50mで洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥を行なった。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリ
カゲルを用いてクロマトグラフィーを行ない43mg(3
0.8%)の表記化合物を得た。
又、塩化水素で処理を行って融点214−215℃(塩
酸塩)の表記化合物を得た。
(E)実施例5 化合物番号4 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル−1,1−ジオキシド)−1−ピペラジニル}ブ
チル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−
エキソ−カルボキシイミドの合成 N−{4−(1−ピペラジニル)ブチル}ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボ
キシイミド496mg、3−クロル−1,2−ベンズイソ
チアゾール−1,1−ジオキシド423mg、炭酸カリウ
ム335mg、トルエン20mの混合液を浴温110℃
で1.5時間攪拌を行った。反応終了後、冷却を行い、浮
遊物を去後、減圧下、溶媒を留去を行った。残渣をク
ロマト精製を行い、融点183.5−185.5℃の表記化
合物を得た。
(F)実施例1、実施例2、実施例3、実施例4又は実施
例5の方法に準じて以下の化合物を得た。
化合物番号5 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エンド−カルボキシイ
ミド 融点(塩酸塩)213−214℃ 化合物番号6 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3−ジ−エキソ−カル
ボキシイミド 融点(塩酸塩):222−224℃ 化合物番号7 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−5−エン−2,3−ジ−エンド−カ
ルボキシイミド 融点(塩酸塩):214〜216℃ 化合物番号8 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕シクロヘキサン
−1,2−ジカルボキシイミド 融点(塩酸塩)184〜185℃ 化合物番号9 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,2〕オクタン−2,3−ジ−カルボキシイミド 融点(塩酸塩)229−231℃ 融点127−130℃ 化合物番号10 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,2〕オクタ−5−エン−2,3−ジ−エンド−カル
ボキシイミド 融点141−142℃ 化合物番号11 2−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ベン
ズイソチアゾール−3(2H)オン−1,1−ジオキシ
ド 融点224−226℃ 化合物番号12 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−4,5−ジメ
チルシクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド 融点(塩酸塩)208〜210℃ 化合物番号13 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−3,6−ジメ
チルシクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド 融点(塩酸塩)200〜201℃ 化合物番号14 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジメ
チルシクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド 融点(塩酸塩)245〜247℃ 化合物番号15 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−7−オキサビ
シクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−
カルボキシイミド 融点(塩酸塩)243−244℃ 化合物番号16 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイミダゾール−3−
イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−2−エキソ−カルボキシ−2−エン
ド−メチレンカルボキシイミド 融点(塩酸塩)220−221℃ 化合物番号17 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタ−5−エン−2−エキソ−カルボキシ−
2−エンド−メチレンカルボキシイミド 融点(塩酸塩)196−198℃ 化合物番号18 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,2〕オクタン−2−エキソ−カルボキシ−2−エン
ド−メチレンカルボキシイミド 融点(塩酸塩)215−216℃ 化合物番号19 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,2〕オクタ−5−エン−2−エキソ−カルボキシ−
2−エンド−メチレンカルボキシイミド 融点(塩酸塩)194−195℃ 化合物番号20 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチニル〕ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボ
キシイミド 融点98−100℃(dec) 化合物番号21 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕シクロヘキサン−1,2−ジ−カルボキシイミド 融点(シュウ酸塩)209−210℃(dec) 化合物番号22 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジ−カルボキ
シイミド 融点(シュウ酸塩)188−190℃(dec) 化合物番号23 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3
−ジ−エキソ−カルボキシイミド 融点(シュウ酸塩)205−206.5℃(dec) 化合物番号24 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エ
ンド−カルボキシイミド 融点(シュウ酸塩)210℃(dec) 化合物番号25 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3
−ジ−エンド−カルボキシイミド 融点(シュウ酸塩)210℃(dec) 化合物番号26 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕ビシクロ〔2,2,2〕オクタン−2,3−ジ−カ
ルボキシイミド 融点(塩酸塩)200−202℃ 化合物番号27 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−シス−ブテニル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミド 融点116−118℃ 化合物番号28 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−3−ヒドロキシブチ
ル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エ
キソ−カルボキシイミド 融点169−170℃ 化合物番号33 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−3−ヒドロキシブチ
ル〕シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド 融点133−134℃ 化合物番号43 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−ブチニル〕シクロ
ヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド 融点(塩酸塩)196−198℃ (G)実施例6 化合物番号1 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイ
ミドの合成 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−トランス−ブテニ
ル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エ
キソ−カルボキシイミド0.5gを事前に水素下で処理さ
れた10%パラジウムカーボン0.5gを含むテトラヒド
ロフラン20m中へ溶かした後、水素気流下、室温で
5時間攪拌した。反応終了後、触媒を別し、テトラヒ
ドロフランを留去した後、塩化水素で処理を行い、融点
217−218℃の表記化合物を得た。
(H)実施例6の方法に準じて以下の化合物を得た。
化合物番号3 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕4−メチルシク
ロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド 融点(塩酸塩)180−181℃ 化合物番号5 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エンド−カルボキシイ
ミド 融点(塩酸塩)213−214℃ 化合物番号8 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕シクロヘキサン
−1,2−ジカルボキシイミド 融点(塩酸塩)184−185℃ 化合物番号9 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,2〕オクタン−2,3−ジ−カルボキシイミド 融点(塩酸塩)229−231℃ 実施例7 化合物番号20 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−ブチニル〕ビシク
ロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カル
ボキシイミドの合成 N−プロパルギル ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−
2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド406mgのジオ
キサン1m溶液中へ室温攪拌下、1−(1,2−ベン
ズイソチアゾール−3−イル)ピペラジン(437mg)
のジオキサン(1m)溶液、35%ホルムアルデヒド
水溶液(0.33m)及び硫酸銅(18mg)の水(1m
)溶液を滴下した後、70−80℃で2時間攪拌を行
った。濃縮後、残渣にトルエンを加え、不溶物を別
後、トルエンを留去し、その残渣をクロマト精製するこ
とにより、表記化合物を得た。
融点98−100℃(dec) (J)実施例8 化合物番号27 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−シス−ブテニル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミドの合成 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}−2−ブチル〕ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボ
キシイミド(0.5g)を、事前に水素下で処理された5
%パラジウム−硫酸バリウム(0.5g)を含む、テトラ
ヒドロフラン(20m)中へ溶かした後、等モルの水
素が吸収されるまで、水素気流下で室温にて攪拌した。
触媒を別後、テトラヒドロフランを留去し、残留物を
クロマト精製することにより融点116−118℃の表
記化合物を得た。
(K)実施例9 化合物番号28 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}3−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミドの合成 N−(3,4−エポキシブチル)ビシクロ〔2,2,
1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド
1.07g、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズ
イソチアゾール1.0g及びn−ブチルアルコール20m
の混合物を12時間還流下攪拌を行った。溶媒を減圧
下留去し、得られた結晶をイソプロピルアルコールで洗
浄後、取することにより、融点169−170℃の表
記化合物を得た。
(L)実施例9の方法に準じて以下の化合物を得た。
化合物番号33 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}3−ヒドロキシブチル〕
シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド 融点133−134℃ 化合物番号34 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}3−ヒドロキシブチル〕
4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミ
ド 融点(シュウ酸塩)174−176℃(dec) 化合物番号35 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}3−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3−ジ
−エキソ−カルボキシイミド 融点186−187.5℃ 化合物番号36 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}3−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エンド
−カルボキシイミド 融点149−151℃ 化合物番号37 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}3−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3−ジ
−エンド−カルボキシイミド 融点153−155℃ 化合物番号38 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}3−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,2〕オクタン−2,3−ジ−カルボ
キシイミド 融点155−156℃ (M)実施例10 化合物番号39 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}2−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミドの合成 1−(3,4−エポキシブチル)−4−(1,2−ベン
ズイソチアゾール−3−イル)ピペラジン0.5g(1.7
3mmol)、ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−
ジ−エキソ−カルボキシイミド0.57g(3.46mmo
l)、粉末炭酸カリウム0.72g(5.19mmol)および
n−ブチルアルコール13mの混合物を9時間還流下
攪拌した。反応終了後、反応液を酢酸エチル100m
に空け水50mで2回洗浄を行なった。硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲル
を用いて、カラムクロマトグラフィーを行ない375mg
(47.7%)の表記化合物を得た。
(N)実施例10の方法に準じて以下の化合物を得た。
化合物番号29 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}2−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エンド
−カルボキシイミド 融点195−197℃ 化合物番号30 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}2−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,2〕オクタン−2,3−ジ−カルボ
キシイミド 融点145−146.5℃ 化合物番号32 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}2−ヒドロキシブチル〕
4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミ
ド 融点(シュウ酸塩)94−96℃ 化合物番号40 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}2−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3−ジ
−エキソ−カルボキシイミド 融点152.5−153.5℃ 化合物番号41 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}2−ヒドロキシブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン−2,3−ジ
−エンド−カルボキシイミド 融点135−136.5℃ (O)実施例11 化合物番号4 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル−1,1−ジオキシド)−1−ピペラジニル}ブ
チル〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−
エキソ−カルボキシイミドの合成 化合物番号42 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル−1−オキシド)−1−ピペラジニル}ブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミドの合成 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイ
ミド塩酸塩0.5g(1.05mmol)及び塩化メチレン40
mの溶液を冷却、内温−10℃にてメタクロル過安息
香酸145mg(0.84mmol)を徐々に投入、投入終了
後、同温度にて3時間攪拌を行ない更に室温で10時間
攪拌を行なった。反応液を飽和重炭酸ソーダ水50m
に空け、塩化メチレン100mで抽出を行なった。有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥を行ない減圧下、溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルを用いてカラムクロマトグ
ラフィーを行ない表記2検体の化合物を得た。
化合物番号4の融点150−155℃(粗製物) 化合物番号42の融点188−191℃(粗製物) (P)実施例12 化合物番号42 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル−1−オキシド)−1−ピペラジニル}ブチル〕
ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミドの合成 N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕ビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイ
ミド塩酸塩0.5g(1.05mmol)及びジオキサン5m
の混合液へ室温攪拌下、亜臭素酸ナトリウム0.3g及び
水2mの溶液を滴下し15分間攪拌を行なった。反応
終了後2%炭酸ナトリウム水溶液50m及び酢酸エチ
ル150mで反応液を抽出、有機層を飽和食塩水50
mで洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、更に減圧下、
溶媒を留去し残渣をシリカゲルを用いてカラムクロマト
グラフィーを行ない200mg(41.8%)の表記化合物
を得た。
融点199−200℃ 実施例1〜12の方法に準じて合成した化合物について
表−IIIにとりまとめた。
尚、表中、方法の欄に記載した数字は実施例番号であ
り、その番号の実施例中に記載した合成方法を表わす。
(例:1は実施例1の方法) 次に、実施例1〜12で記載した合成方法に準じて、合
成可能な化合物について、代表的なものを表−IVにまと
めた。
尚、表中、方法の欄に記載した数字は、実施例番号であ
り、その番号の実施例中に記載した合成方法を表わす。
(例:1は、実施例1の方法) 参考データ 一般式 〔式中、A、Bおよびnは特許請求範囲第1項の場合と
同じ意味を有し、D″は−CH2−または−(CH2)3−〕 で表わされる化合物について本発明化合物との薬理作用
の比較を行なった。その結果、前記、一般式で表わされ
る化合物群は、本発明化合物が特徴とする抗精神病作用
を持たない事が判明した。
参考までに代表的化合物について表−Vにまとめた。表
中、方法の欄に記載した数字は、実施例番号であり、そ
の番号の実施例中に記載した合成方法を表わす。
(例:1は、実施例1の方法) 化合物番号44 N−〔3−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}プロピル〕ビシクロ
〔2,2,2〕オクタン−2,3−ジカルボキシイミド 化合物番号45 N−〔5−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ペンチル〕ビシクロ
〔2,2,2〕オクタン−2,3−ジカルボキシイミド 化合物番号46 N−〔3−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}プロピル〕シクロヘキサ
ン−1,2−ジカルボキシイミド 化合物番号47 N−〔5−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ペンチル〕シクロヘキサ
ン−1,2−ジカルボキシイミド 化合物番号48 N−〔3−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}プロピル〕ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボ
キシイミド 化合物番号49 N−〔5−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−1−ピペラジニル}ペンチル〕ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボ
キシイミド
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願昭60−163485 (32)優先日 昭60(1985)7月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願昭60−177980 (32)優先日 昭60(1985)8月13日 (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 昭58−126865(JP,A) 特開 昭58−110576(JP,A) 特開 昭59−36661(JP,A) 特開 昭57−197265(JP,A) 特開 昭60−84282(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、Aはカルボニル基、またはスルホニル基を表わ
    し、BはAがカルボニル基の場合には、一般式 〔式中、Eはメチレン基、エチレン基、または酸素原子
    を表わし、 は単結合または二重結合を表わす。〕 〔式中、Fはメチレン基またはエチレン基を表わし、 は先と同様の意味を有する。〕または 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は水素原子または
    メチル基を表わす。〕で表わされる基を表わし、Aがス
    ルホニル基である場合には、1,2−フェニレン基を表
    わす。Dは、水酸基で置換されていてもよいエチレン
    基、またはエテニレン基、またはエチニレン基を、nは
    0、1、または2の整数を表わす。〕で表わされるイミ
    ド誘導体またはそれらの酸附加塩。
  2. 【請求項2】一般式 〔式中、D、E、nおよび は、特許請求の範囲第1項の場合と同じ意味を有す
    る。〕で表わされる特許請求の範囲第1項記載のイミド
    誘導体またはそれらの酸付加塩。
  3. 【請求項3】一般式 〔式中、D、F、nおよび は特許請求の範囲第1項の場合と同じ意味を有する。〕
    で表わされる特許請求の範囲第1項記載のイミド誘導体
    またはそれらの酸付加塩。
  4. 【請求項4】一般式 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、Dおよびnは特許請
    求の範囲第1項の場合と同じ意味を有する。〕で表わさ
    れる特許請求の範囲第1項記載のイミド誘導体またはそ
    れらの酸付加塩。
  5. 【請求項5】一般式 〔式中、Dおよびnは特許請求の範囲第1項の場合と同
    じ意味を有する。〕で表わされる特許請求の範囲第1項
    記載のイミド誘導体またはそれらの酸付加塩。
  6. 【請求項6】N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチ
    アゾール−3−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕シ
    クロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミドである特許
    請求の範囲第1項記載のイミド誘導体またはそれらの酸
    付加塩。
  7. 【請求項7】一般式 〔式中、Aはカルボニル基、またはスルホニル基を表わ
    し、BはAがカルボニル基の場合には、一般式 〔式中、Eはメチレン基、エチレン基または酸素原子を
    表わし、 は単結合または二重結合を表わす。〕 〔式中、Fはメチレン基またはエチレン基を表わし、 は先と同様の意味を有する。〕または 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、水素原子また
    はメチル基を表わす。〕で表わされる基を表わし、Aが
    スルホニル基である場合には1,2−フェニレン基を表
    わす。Dは水酸基で置換されていてもよいエチレン基、
    またはエテニレン基またはエチニレン基を、nは0、
    1、または2の整数を表わす。〕で表わされるイミド誘
    導体またはそれらの酸附加塩からなる精神病治療剤。
  8. 【請求項8】N−〔4−{4−(1,2−ベンズイソチ
    アゾール−3−イル)−1−ピペラジニル}ブチル〕シ
    クロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミドまたはそれ
    らの酸付加塩からなる特許請求の範囲第7項記載の精神
    病治療剤。
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