JPH06251765A - 筒形マンガン乾電池における正極合剤の充填方法及びそれに用いる正極合剤挿入用スリーブ - Google Patents

筒形マンガン乾電池における正極合剤の充填方法及びそれに用いる正極合剤挿入用スリーブ

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JPH06251765A
JPH06251765A JP3542993A JP3542993A JPH06251765A JP H06251765 A JPH06251765 A JP H06251765A JP 3542993 A JP3542993 A JP 3542993A JP 3542993 A JP3542993 A JP 3542993A JP H06251765 A JPH06251765 A JP H06251765A
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JP
Japan
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positive electrode
zinc
electrode mixture
electrode mix
cylindrical
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JP3542993A
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English (en)
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Yukifumi Suzuki
進文 鈴木
Akihide Izumi
彰英 泉
Chihiro Murata
千洋 村田
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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    • Y02E60/12

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 筒形マンガン乾電池における正極合剤7の充
填に際して、まず金型9内で正極合剤7を加圧成形する
(図3(a))。次いで、伸縮性を有するエラストマか
らなる先細り円筒状の亜鉛缶挿入部6を下部に形成した
正極合剤挿入用スリーブ1を介して、前記正極合剤7を
押し下げて亜鉛缶13内に挿入する(図3(b)〜
(f))。最後に、亜鉛缶13内の正極合剤7を加圧成
形する(図3(g))。 【効果】 正極合剤挿入用スリーブ1の亜鉛缶挿入部6
が正極合剤7によって外側に押し広げられ、亜鉛缶13
の開口部と正極合剤7との間に亜鉛缶挿入部6が介在す
る。その結果、不具合品の発生が未然に防止されると共
に、正極合剤7の亜鉛缶13内への挿入作業が効率化さ
れ、ひいては筒形マンガン乾電池の生産効率が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒形マンガン乾電池に
おける正極合剤の充填方法及びそれに用いる正極合剤挿
入用スリーブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、筒形マンガン乾電池を製造する際
には、亜鉛缶内に挿入する工程が必要となるが、それに
は、まず正極合剤粉の秤量を行なった後、この正極合剤
粉を円筒状の金型内で円柱状に加圧成形し、該円柱状の
正極合剤を挿入バーによって亜鉛缶内に挿入する方法及
び、特公昭42−9690号公報、特公昭52−298
06号公報、特公昭54−35296号公報に開示され
ているように、正極合剤を挿入する際、金属製円筒状管
等を用いて挿入する方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、円
柱状の正極合剤を亜鉛缶内に挿入するときに、正極合剤
が亜鉛缶の開口部に接触して汚れたり、亜鉛缶と正極合
剤との短絡回路が形成されたり、亜鉛缶の内周面に挿着
されたコート紙が破れたりして、不具合品が発生する危
険性があった。
【0004】また、金属製円筒状管等を用いた場合に
も、管を挿入する際コート紙を破く危険性があるため、
コート紙とのクリアランスが必要となる。
【0005】そして、このような不具合品が発生する危
険性があるため、正極合剤の成形径を大きくすることが
出来ず、正極合剤の挿入作業を効率よく実行することが
出来なかった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、正極合剤の亜
鉛缶内への挿入工程において、所定の挿入治具を用いて
正極合剤をガイドすることにより、不具合品の発生を未
然に防止すると共に、亜鉛缶内に正極合剤を効率よく挿
入することが可能な筒形マンガン乾電池における正極合
剤の充填方法及びそれに用いる正極合剤挿入用スリーブ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のうち正極
合剤挿入用スリーブの発明は、所定の内径(R1)を有
する略円筒状の本体(2)を有し、前記本体の下側に、
伸縮性を有するエラストマからなる先細り円筒状の亜鉛
缶挿入部(6)をその先端部(6b)の外径(R3)が
筒形マンガン乾電池の亜鉛缶(13)の内径より小さく
なるように形成して構成される。
【0008】また、本発明のうち筒形マンガン乾電池に
おける正極合剤の充填方法の発明は、上記正極合剤挿入
用スリーブ(1)を用いて円柱状の正極合剤(7)を有
底円筒状の亜鉛缶(13)内に充填する際に、前記正極
合剤挿入用スリーブをその亜鉛缶挿入部(6)が前記亜
鉛缶の開口部に当接する形で載置し、この状態で、前記
正極合剤を前記正極合剤挿入用スリーブの上から内部を
通過させて前記亜鉛缶内に供給して充填するようにして
構成される。
【0009】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を表わす便宜的なものであり、従って、本発
明は図面上の記載に限定拘束されるものではない。この
ことは、「特許請求の範囲」及び「作用」の欄について
も同様である。
【0010】
【作用】上記した構成により、本発明は、正極合剤
(7)が正極合剤挿入用スリーブ(1)を介して亜鉛缶
(13)内に供給される際に、正極合剤挿入用スリーブ
の亜鉛缶挿入部(6)が外側に押し広げられ、亜鉛缶の
開口部と正極合剤との間に亜鉛缶挿入部が介在するよう
に作用する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例(単4型乾電池の合剤
挿入例)を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明による正極合剤挿入用スリー
ブの一実施例を示す正断面図、図2は図1に示す正極合
剤挿入用スリーブの底面図、図3は本発明による筒形マ
ンガン乾電池における正極合剤の充填方法の一実施例を
示す工程図であり、(a)は金型内に正極合剤粉を充填
した状態を示す図、(b)は金型を正極合剤挿入用スリ
ーブ上に載置した状態を示す図、(c)は亜鉛缶を正極
合剤挿入用スリーブの下方に設置した状態を示す図、
(d)は亜鉛缶を上昇させた状態を示す図、(e)は正
極合剤を押し下げた状態を示す図、(f)は亜鉛缶を下
降させた状態を示す図、(g)は亜鉛缶内の正極合剤を
加圧した状態を示す図である。
【0013】本発明による正極合剤挿入用スリーブ1
は、伸縮性を有するポリエステル系エラストマからなる
射出成形品であり、図1及び図2に示すように、所定の
(即ち、後述する筒形マンガン乾電池の製造に際して正
極合剤を円柱状に加圧成形する円筒状の金型の内径より
やや大きい)内径R1(例えば、8mm)を有する略円筒
状の本体2を有している。本体2の上端にはフランジ3
が形成されており、フランジ3の下面にはピンゲート5
が3個、図2に示すように、円環状に等角度間隔(即
ち、120°間隔)で配設されている。また、本体2の
下側には、所定の厚みT1(例えば、0.2mm)を有す
る先細り円筒状の亜鉛缶挿入部6が形成されており、亜
鉛缶挿入部6の基部6aの内径は本体2の内径R1に略
等しく、亜鉛缶挿入部6の先端部6bは、その内径R2
が前記金型の内径よりやや小さく、その外径R3が筒形
マンガン乾電池の亜鉛缶の内径よりやや小さい。
【0014】本発明による正極合剤挿入用スリーブ1は
以上のような構成を有するので、該正極合剤挿入用スリ
ーブ1を用いて本発明による筒形マンガン乾電池におけ
る正極合剤の充填方法を実施する際には、次の手順で行
なう。
【0015】即ち、まず正極合剤粉の秤量を行なった
後、図3(a)に示すように、この正極合剤粉を円筒状
の金型9内に挿入し、円柱状に加圧成形して正極合剤7
とする。次に、図3(b)に示すように、上述の正極合
剤挿入用スリーブ1を台座10に嵌着し、前記金型9を
正極合剤7と共に正極合剤挿入用スリーブ1上に載置す
る。次いで、図3(c)に示すように、コート紙16が
内周面に挿着された亜鉛缶13を支持台12上に支持
し、これを正極合剤挿入用スリーブ1の下方に設置した
後、支持台12を正極合剤挿入用スリーブ1側に上昇さ
せる。すると、正極合剤挿入用スリーブ1の亜鉛缶挿入
部6の先端部6bの外径R3は、既に述べたように、亜
鉛缶13の内径より小さいので、図3(d)に示すよう
に、亜鉛缶13の開口部が正極合剤挿入用スリーブ1の
亜鉛缶挿入部6の外周面に当接係合する。この際、亜鉛
缶13は正極合剤挿入用スリーブ1の亜鉛缶挿入部6に
倣って精度よく芯出しされることとなる。
【0016】この状態で、図3(e)に示すように、挿
入バー15を用いて金型9内の正極合剤7を押し下げ
る。すると、正極合剤7は正極合剤挿入用スリーブ1の
本体2内を通過して亜鉛缶挿入部6に当接するが、亜鉛
缶挿入部6は伸縮性を有しているので、正極合剤7は亜
鉛缶挿入部6を外側に押し広げる形で下降し、亜鉛缶1
3内に挿入される。この際、正極合剤挿入用スリーブ1
の亜鉛缶挿入部6の先端部6bは亜鉛缶13及びコート
紙16の内側に位置しているので、金型9から正極合剤
挿入用スリーブ1を通って亜鉛缶13内に供給される正
極合剤7が亜鉛缶13の開口部に接触して汚れたり、亜
鉛缶13と正極合剤7との短絡回路が形成されたり、亜
鉛缶13の内周面に挿着されたコート紙16が破れたり
して、不具合品が発生する事態を未然に防止することが
可能となる。また、亜鉛缶13は、既に述べたように、
精度よく芯出しされているので、正極合剤7は亜鉛缶1
3内の中心に位置決めされる。なお、この段階では、正
極合剤7とコート紙16との間に若干の隙間が存在して
いる。
【0017】こうして、正極合剤7が亜鉛缶13内に挿
入設置されたところで、図3(f)に示すように、支持
台12を下降させて亜鉛缶13を正極合剤挿入用スリー
ブ1から離反させる。最後に、図3(g)に示すよう
に、加圧バー17を用いて亜鉛缶13内の正極合剤7を
加圧成形する。すると、正極合剤7とコート紙16との
隙間がなくなり、ここで正極合剤の充填作業が終了す
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正極合剤挿入用スリーブ1が先細り円筒状樹脂であるこ
とから、亜鉛缶13の開口部への載置時においてスリー
ブ先端部を容易に亜鉛缶13の開口部に挿入できるた
め、コート紙16の破れを防止することが可能となる一
方、樹脂の伸縮性により正極合剤7を効率良く充填する
ことが可能となる。また、正極合剤7が正極合剤挿入用
スリーブ1を介して亜鉛缶13内に供給される際に、正
極合剤挿入用スリーブ1の亜鉛缶挿入部6が外側に押し
広げられ、亜鉛缶13の開口部と正極合剤7との間に亜
鉛缶挿入部6が介在することから、不具合品の発生を未
然に防止すると共に、亜鉛缶13内に正極合剤7を効率
よく挿入することが可能となる。その結果、筒形マンガ
ン乾電池の生産効率を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による正極合剤挿入用スリーブの一実施
例を示す正断面図である。
【図2】図1に示す正極合剤挿入用スリーブの底面図で
ある。
【図3】本発明による筒形マンガン乾電池における正極
合剤の充填方法の一実施例を示す工程図であり、(a)
は金型内に正極合剤粉を充填した状態を示す図、(b)
は金型を正極合剤挿入用スリーブ上に載置した状態を示
す図、(c)は亜鉛缶を正極合剤挿入用スリーブの下方
に設置した状態を示す図、(d)は亜鉛缶を上昇させた
状態を示す図、(e)は正極合剤を押し下げた状態を示
す図、(f)は亜鉛缶を下降させた状態を示す図、
(g)は亜鉛缶内の正極合剤を加圧した状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1……正極合剤挿入用スリーブ 2……本体 6……亜鉛缶挿入部 6b……先端部 7……正極合剤 13……亜鉛缶 R1……本体の内径 R3……先端部の外径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の内径(R1)を有する略円筒状の
    本体(2)を有し、 前記本体の下側に、伸縮性を有するエラストマからなる
    先細り円筒状の亜鉛缶挿入部(6)をその先端部(6
    b)の外径(R3)が筒形マンガン乾電池の亜鉛缶(1
    3)の内径より小さくなるように形成して構成した正極
    合剤挿入用スリーブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の正極合剤挿入用スリーブ
    (1)を用いて円柱状の正極合剤(7)を有底円筒状の
    亜鉛缶(13)内に充填する際に、 前記正極合剤挿入用スリーブをその亜鉛缶挿入部(6)
    が前記亜鉛缶の開口部に当接する形で載置し、 この状態で、前記正極合剤を前記正極合剤挿入用スリー
    ブの上から内部を通過させて前記亜鉛缶内に供給して充
    填するようにして構成した筒形マンガン乾電池における
    正極合剤の充填方法。
JP3542993A 1993-02-24 1993-02-24 筒形マンガン乾電池における正極合剤の充填方法及びそれに用いる正極合剤挿入用スリーブ Pending JPH06251765A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004097220A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Hauni Maschinenbau Ag 切断不可能なフイルタ要素を造るための方法および装置
KR100445091B1 (ko) * 2002-05-06 2004-08-21 주식회사 비츠로셀 바빈형 리튬 전지의 캐소드 삽입 기구 및 삽입 방법
KR20220131706A (ko) * 2021-03-22 2022-09-29 (주)디온에너지 양극의 제조방법, 리튬 전지의 제조방법, 양극 제조 장치 및 리튬 전지의 제조장치

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