JPH06251423A - 光ディスク及び光ディスクドライブ - Google Patents

光ディスク及び光ディスクドライブ

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Publication number
JPH06251423A
JPH06251423A JP5036385A JP3638593A JPH06251423A JP H06251423 A JPH06251423 A JP H06251423A JP 5036385 A JP5036385 A JP 5036385A JP 3638593 A JP3638593 A JP 3638593A JP H06251423 A JPH06251423 A JP H06251423A
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JP
Japan
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pit
optical disk
guide groove
detector
depth
Prior art date
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Pending
Application number
JP5036385A
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English (en)
Inventor
Masaru Kinugawa
勝 衣川
Noboru Sakamoto
昇 坂本
Masabumi Ototake
正文 乙武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データをエッジ位置を情報としたピットの形
で記録する方式に対しても安定なトラッキングが可能な
光ディスク及び光ディスクドライブを得る。 【構成】 レーザ光の波長をλ、基板の屈折率をnとし
た時、ピットの深さが0.28λ/n〜0.63λ/n
である光ディスク1を記録再生するために、光ディスク
の案内溝に平行な方向に偏光方向をもつ直線偏光のレー
ザビームを、光ディスク1の記録面上に照射し、上記光
ディスク1からの反射光を2分割検知器25で検知し、
2分割検知器25のそれぞれの受光器から出た信号をピ
ークホールド回路26でピーク検知し、ピーク検知後の
信号量の差の値、もしくは上記信号量の差を上記信号量
の和で割った値で、トラッキングサーボをかけるように
光ディスクドライブを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエッジ位置を情報とした
ピットの形でデータを記録した領域を有する光ディス
ク、及びこの光ディスクを用いる光ディスクドライブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21(a)及び(b)は各々、例えば
特開昭60−50733号公報に示された光ディスクの
平面図及び概略断面図であり、図において、1は光ディ
スク、10は円盤状の基板、11は基板10の表面に同
心円又は螺旋状に設けた案内溝、12は隣合う案内溝1
1の間の、情報を書き込むためのランド、13はランド
12上に設けたピットである。
【0003】光ディスクドライブからのレーザビーム
(図示せず)は案内溝11に沿ってランド12上をトラ
ッキングしながら、位相差の形で記録されたピット13
の情報を再生し、又ランド12上のピット13が形成さ
れていない領域に、ユーザデータを記録再生する。この
ユーザデータの記録再生方法としては、レーザビーム熱
を利用して記録層に穴を開ける追記型、或いは光磁気現
象等を利用した書き換え型がよく知られている。
【0004】図22(a)及び(b)は各々、例えば文
献(「Principles of Optical DiscSystems」 Adam Hil
ger Ltd.1985、116頁)に示された、レーザビームをピ
ットがなく案内溝だけが形成された記録媒体(光ディス
ク)上を横断させた時の和信号及びプッシュプル信号を
示す特性図である。即ち、プッシュプル信号IPPは案内
溝11の中心及びランド12の中心で”0”となるカー
ブとなり、和信号ICAはランド12の中心で最大となり
案内溝11の中心で最小となるカーブとなる。このプッ
シュプル信号がトラッキングに用いられ、その振幅は案
内溝11の形状に依存する。尚、この”0”クロス時の
傾斜の方向が案内溝11上とランド12上とでは逆とな
っており、案内溝11上かランド12上かのトラッキン
グ位置の選択はこの極性を利用して行う。一方、和信号
の場合、案内溝11をピット13に置き換えれば、この
振幅をピット列上を走査させた時のピット信号振幅に見
なすことができ、この大きさもピット13の形状に依存
する。即ち良好なトラッキングと良好なピット情報を得
るためには案内溝11とピット13の断面形状が重要な
役割を果たす。先に挙げた特開昭60−50733号公
報では案内溝11の深さをλ/8n(λはレーザビーム
波長、nは基板の屈折率)に、ピット13の深さをλ/
4nにそれぞれしている。
【0005】しかしながら、これらの値は案内溝、ピッ
トが共に独立して存在し、かつ矩形の場合のものであ
り、それらが共存する場合にはお互いの干渉が生じ、必
ずしも最適値とはなりえなかった。更に案内溝をピット
より浅くかつ矩形状に形成することは、媒体の母型を作
るマスタリング装置上非常に困難であった。このため例
えば特開昭63−225945号公報では案内溝をV字
状にし、その深さがλ/6nとλ/8nの間にあるのが
最適とした。
【0006】しかしながら、前記方法においても、ピッ
トの存在がトラッキング信号に影響を与えるとしてその
影響を軽減する幾つかの提案がなされている。その1つ
は案内溝幅またはピット幅にかかわる方法である。即
ち、例えば特開平1−165052号公報ではピットの
幅を案内溝の幅より狭くした媒体、特開平3−2483
36号公報では色素系に限定されているが逆にピットの
幅を案内溝の幅より広くした媒体、特開平3−2662
36号公報では情報再生専用領域の案内溝幅を、情報記
録領域の案内溝幅より広く、且つその2倍より狭くした
媒体が提案されている。しかしながらこの案内溝幅また
はピット幅を変える方法は、マスタリング装置で、それ
らの幅に応じたレーザビーム径を用意する必要があり、
マスタリング装置を非常に大掛かりで且つ高価にする問
題があった。一方、他の方法は案内溝深さ及びピット深
さにかかわる方法である。即ち、例えば特開平2−53
237号公報では案内溝とピットを数式で定義したある
特定の形状の範囲に規定した媒体、特開平3−8044
3号公報では案内溝深さをλ/8n〜λ/4nの間に、
ピット深さをλ/4n〜λ/2nの間にした媒体が提案
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録媒体(光デ
ィスク)は以上のように構成されていた。しかしなが
ら、後述するようにこれらの光ディスクにおいて、デー
タをエッジ位置を情報としたピットの形で記録する方式
に対しては、安定なトラッキングを確保しないという問
題があった。即ち、従来の光ディスクは記録媒体の記録
膜の熱拡散問題等により記録したマークの位置を情報と
した、いわゆるマークポシション方式が主流であり、予
めデータをピットの形で記録するROMにおいても変調
方式の同一性からピットポシション方式が採用されてい
た。近年、記録膜材質の改良及び種々の記録再生方式の
開発が進み、より大きな記録容量が確保できるマークエ
ッジ記録方式の採用の可能性がでてきており、ROMに
おいてもピットエッジ記録への対応が必要になってき
た。しかしながら、従来のピットポシション記録では、
ピットの長さもレーザビーム径に比べて小さく、また長
全記録長に対するピット長の合計の割合を示すピットデ
ューティもそう大きくはなかった。このため案内溝によ
って作られるトラッキング信号をピットが乱してトラッ
キングを困難にさせるということはなかった。例えばJ
IS X 6271-1991 で採用している2−7変調ピッ
トポシション記録ではピットの長さはレーザビーム径を
越えることはなく、又ピットデューティも最大で33%
である。このため、従来技術で案内溝及びピットの形状
を作成して、ピットが最大に詰まった状態においても、
この程度のピット長さ、ピットデューティではそれがト
ラッキングに支障を及ぼすようなことはなかった。これ
に対し、ピットエッジ記録の場合にはレーザビーム径に
比べ十分に長いピットを必要とし、又ピットデューティ
も非常に大きくなる。例えば、米国特許第448814
2号で示される1−7変調コードを用いたピットエッジ
記録方式では、ピット長及びピット間長共、最短が2T
(Tはパルス長)、最長が8Tで、その組み合わせによ
るピットデューティは20%〜80%である。十分に長
いデータをとっても、ランダムパターンの場合の平均で
50%と従来のピットポジション記録に比べ大きなピッ
トデューティとなり、更に、例えばソースデータが&H
25B5からなる同一データの繰り返しのケースにおい
てはピットデューティ75%という非常に大きな値とな
る。図23はレーザビームを、案内溝と、案内溝間にレ
ーザビーム径に比べて十分長いピット列が形成された記
録媒体上を横断させた時のプッシュプル信号波形の1例
を黒丸をつないだ線で示す。図中の白丸をつないだ線は
参考として載せた案内溝だけの場合のプッシュプル信号
波形である。この例では、案内溝間に長いピット列を設
けた場合のプッシュプル信号波形の極性が、案内溝だけ
の場合の反転状態となっていることがわかる。この例で
示されるように、ピットエッジ記録方式で必要となる長
いピットや大きなピットデューティはトラッキング信号
を大きく乱し、従来技術の案内溝及びピット形状や光デ
ィスクドライブではトラッキングに支障がでることがわ
かった。
【0008】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、特別なマスタリング装置を必要と
せずに、データをエッジ位置を情報としたピットの形で
記録する方式に対しても安定なトラッキングが可能な光
ディスク及び光ディスクドライブを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
光ディスクは、エッジ位置を情報としたピットの形でデ
ータを記録した光ディスクにおいて、ピットの深さを
0.28λ/n〜0.63λ/nとしたものである。
【0010】また、本発明の請求項2の光ディスクドラ
イブは、上記請求項1の光ディスクの記録面上に、案内
溝に平行な方向に偏光方向をもつ直線偏光のレーザビー
ムを照射し、その反射光を2分割検知器で検知してピー
ク検知後、差信号の値、もしくは差信号を和信号で割っ
た値で、トラッキングサーボをかけるようにしたもので
ある。
【0011】さらに、本発明の請求項3の光ディスク
は、エッジ位置を情報としたピットの形でデータを記録
した光ディスクにおいて、ピットの深さを0.12λ/
n〜0.30λ/nとしたものである。
【0012】また、本発明の請求項4の光ディスクドラ
イブは、上記請求項3の光ディスクの記録面上に、案内
溝に垂直な方向に偏光方向をもつ直線偏光のレーザビー
ムを照射し、その反射光を2分割検知器で検知してピー
ク検知後、差信号の値、もしくは差信号を和信号で割っ
た値で、トラッキングサーボをかけるようにしたもので
ある。
【0013】さらに、本発明の請求項5の光ディスク
は、エッジ位置を情報としたピットの形でデータを記録
した光ディスクにおいて、案内溝とピットの、ディスク
半径方向の断面形状を同じ形状とし、その深さを共に
0.12λ/n〜0.18λ/nとしたものである。
【0014】また、本発明の請求項6の光ディスクドラ
イブは、上記請求項5の光ディスクの記録面上にレーザ
ビームを照射し、上記光ディスクからの反射光を4分割
検知器で検知し、上記4分割検知器を用いて、光ディス
クの案内溝と光学的に平行な方向でお互いに隣会う2つ
の受光器を組み合わせた第1の2分割検知器と、上記案
内溝と光学的に直角な方向でお互いに隣会う2つの受光
器を組み合わせた第2の2分割検知器の2組の2分割検
知器を作り、第1の2分割検知器をトラッキングサーボ
用として用い、第2の2分割検知器で検出したそれぞれ
の信号量の差で、光ディスクに形成されたピットのエッ
ジを検出し、情報を再生するようにしたものである。
【0015】さらに、本発明の請求項7の光ディスク
は、エッジ位置を情報としたピットの形でデータを記録
した光ディスクにおいて、ピットを再生用レーザ光の直
径よりも短い短ピットを並べて構成したものである。
【0016】
【作用】請求項1におけるピットの深さは案内溝に平行
に直線偏光したレーザビームに対して良好な溝信号及び
ピット信号を与える。
【0017】また、請求項2の光ディスクドライブでの
ピーク検知は、2分割検知器で検知した信号に含まれる
ピット成分を除去し、良好なトラッキング信号を得る。
【0018】さらに、請求項3におけるピットの深さは
案内溝に垂直に直線偏光したレーザビームに対して良好
な溝信号及びピット信号を与える。
【0019】また、請求項4の光ディスクドライブでの
ピーク検知は、2分割検知器で検知した信号に含まれる
ピット成分を除去し、良好なトラッキング信号を得る。
【0020】さらに、請求項5における案内溝及びピッ
トの形状及び深さは、良好なピット信号を与える。
【0021】また、請求項6の光ディスクドライブでの
トラッキング方向に2分割した検知器は、良好なピット
信号を与える。
【0022】さらに、請求項7における短ピットの連続
よりなるピットの形成は、全体のピットデューティを減
少させ、良好なトラッキング信号を与える。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1は請求項1に係わる光ディスクを示す断面構成
図であり、図1において、1は光ディスク、10はポリ
カーボネイトを材料とする、屈折率が約1.6の基板で
ある。11は光ディスク1の表面に同心円又は螺旋状に
設けた、深さ110nmのV字状案内溝で、12は隣合
う案内溝11の間の情報を書き込むためのランド、13
はランド12上に設けた深さ200nmのピットであ
る。
【0024】図2は請求項2に係わる光ディスクドライ
ブを示す構成図であり、図1に示した光ディスクを記録
再生する光ディスクドライブである。図2において、2
1は光ディスク1の記録面に、案内溝11に平行な偏光
方向をもつ光ビームを照射する半導体レーザであり、そ
の光波長は780nmである。22は半導体レーザ21
からの光ビームと光ディスク1から反射されて戻って来
る光ビームを分離する偏光ビームスプリッター、23は
半導体レーザ21からの光ビームを光ディスク上1に集
光させるための対物レンズ、24は光磁気効果による偏
光方向の違いを分離する偏光ビームスプリッター、25
は2分割検知器、26はピークホールド回路、27は4
分割検知器、28は引算回路、29は足算回路である。
【0025】まず、プッシュプル信号振幅及びピット再
生信号振幅として必要な大きさを従来の光ディスク媒体
規格から考察する。プッシュプル信号振幅の大きさを、
JIS X 6261-1991 及びJIS X 6271-199
1 は0.40〜0.65に、又JIS X 6272-199
2 はROM領域でO.35〜0.70に規定している。
また、先の規格はセクターマーク信号振幅として0.5
以上を、1.4MHz以下の低周波信号振幅として0.
4以上を規定している。信号記録方式が異なっても必要
な信号振幅は本質的に同じである。従って、ピットエッ
ジ記録における望ましいプッシュプル信号振幅の大きさ
はO.35以上であり、又望ましいピット再生信号振幅
の大きさは0.40以上である。尚、案内溝に垂直な偏
光方向の光ビームを用いた場合にはプッシュプル信号が
小さくなることがよく知られており、我々の経験では約
60%となる。従って、これを考慮して設計された、案
内溝に垂直な偏光方向の光ビームを用いた光ディスクド
ライブに対しての必要プッシュプル信号振幅の大きさは
0.21以上となればよい。
【0026】次にピットエッジ記録における考慮すべき
ピットデューティを考察する。図3はランダムデータを
ソースとして米国特許第4484142号で示される1
−7変調コードを用いた時のピットデューティを、各ソ
ースデータ長に対して1000回以上繰り返して計算
し、そのバラツキ状態を標準偏差(σ)で見たものであ
る。尚、ピットデューティの平均は無視できる範囲で5
0%である。図はソースデータ長が長くなるに従いピッ
トデューティ標準偏差は小さくなる。例えばソースデー
タ長さとしてサーボの応答周波数に比べ十分短くかつ一
般にリシンク長としてよく使われる20バイトの場合に
は、ピットデューティ標準偏差は2%となる。10の存
在確率(4.41σ)まで考慮すると、この場合のピッ
トデューティは50±8.82%、即ち40%〜60%
に収まることになる。一方1−7変調コードを用いた時
の最大ピットデューティは80%である。従って、考慮
すべきピットデューティとしては、60%以上で、更に
望ましくは80%以上となる。
【0027】図4は、V字状の案内溝だけでピットが形
成されていない光ディスク上を、案内溝に平行な偏光方
向の光ビームで横断させた場合の、案内溝深さに対する
プッシュプル信号振幅を計算したものである。この図よ
り、プッシュプル信号振幅は案内溝の深さが約0.23
λ/nの時に最大になることがわかる。図5は案内溝の
深さを図4より求めた0.23λ/nとし、ピットデュ
ーティが80%及び60%となるようにピットを形成さ
せた光ディスク上を、案内溝に平行な偏光方向の光ビー
ムで横断させた場合の、ピット深さに対するプッシュプ
ル信号振幅を計算したものである。尚、プッシュプル信
号振幅の符号は案内溝だけの場合を正としており、負は
プッシュプル信号の位相が案内溝だけの場合から反転す
ることを意味する。プッシュプル信号振幅の大きさが
0.35以上となるのはピットデューティが80%の時
にピット深さが0.06λ/n以下の範囲、ピットデュ
ーティが60%の時にピット深さが0.09λ/n以下
の範囲である。図6は、図5と同じく案内溝深さを0.
23λ/nとし、案内溝に平行な偏光方向の光ビームで
の、ピット深さに対するピット再生信号振幅を計算した
ものであり、ピット深さが0.45λ/nの時振幅は最
大となる。又その大きさが0.40以上となるのはピッ
ト深さが0.28λ/n〜0.63λ/nの範囲であ
る。従って、この場合には、ピットデューティを60%
にしても、プッシュプル信号振幅及びピット再生信号振
幅の両方を満足するピット深さ範囲はない。
【0028】図7は案内溝を横断させた時の2分割検知
器25の一方の受光器での信号の振る舞いを計算した結
果を示す。カーブC0はピット深さが0.0λ/n(案
内溝だけ)、カーブC1はピット深さが0.3λ/n、
カーブC2はピット深さが0.4λ/n、カーブC3は
ピット深さが0.5λ/n、カーブC4はピット深さが
0.6λ/nの場合である。他の一方の受光器での信号
の振る舞いは図7を裏返した形となる。尚、この計算は
ピットが連続したものとして計算しており、ピットが断
続する場合には、それぞれの深さにおいてカーブC1〜
C4とカーブC0との間をピットの長さに応じて変調す
る。図8は2分割検知器25の各々の受光器において、
このカーブC1〜C4とカーブC0との間で変調された
信号のエンベロープをとり、そのエンベロープの上側部
分同士の差、即ちプッシュプル信号を求め、その信号振
幅をピット深さに対してプロットしたものである。尚こ
の方式ではピットデューティによる差は基本的に生じな
い。図8ではピット深さが0.07λ/n以下及び0.
28λ/n〜0.65λ/nの範囲でプッシュプル信号
振幅は0.35を越えている。ピット深さ0.36λ/
n〜0.56λ/nの範囲が、プッシュプル信号振幅の
大きさが案内溝だけとの差が10%以内に収まるため、
より好ましい。
【0029】これらのことから、案内溝間に長ピットを
設け、案内溝に平行な偏光方向をもつ光ビームを使用す
る場合には、ピットのないときにトラッキング信号がほ
ぼ最大になるような案内溝形状、例えばV字状で、その
深さが0.23λ/nの案内溝のとき、ピット深さを
0.28λ/n〜0.63λ/nの範囲、より好ましく
は0.36λ/n〜0.56λ/nの範囲におけば、ド
ライブ側での簡単な信号処理回路、例えば2分割検知器
の各々の受光器の後ろに信号のエンベロープをとる回
路、の付加によりトラッキングが可能となり、又十分な
ピット再生信号振幅も得られる。具体的には、例えば光
源として波長780nmのレーザ光を、基板として屈折
率1.60のポリカーボネイトを用いた場合に、案内溝
をV字状とし、その深さを110nmとして、ピット深
さを135nm〜305nmの範囲、より好ましくは1
75nm〜275nmの範囲とする。
【0030】図1の光ディスク1では、上記結果をもと
にV字状案内溝11の深さを、前述のように、110n
mに、ピット13の深さを200nmにしてある。この
光ディスク1を、図2に示すドライブ、すなわち案内溝
に平行な偏光方向をもち、かつ2分割検知器25の直後
にピークホールド回路26をもつドライブに挿入し、2
分割検知器25のそれぞれの受光器から出た信号を各々
ピーク検知後、各信号量の差の値、もしくは上記信号量
の差を上記信号量の和で割った値で、トラッキングサー
ボをかけたところ、ピットデューティが80%となる領
域においても何ら問題なくトラッキングが可能であり、
又その時のピット再生信号振幅も信号処理上十分な値を
得ることができた。
【0031】実施例2.図9は請求項3に係わる光ディ
スクを示す断面構成図であり、図9において、案内溝1
1及びピット13の深さはそれぞれ80nm及び130
nmnmである。その他の構成は図1と同じである。ま
た、図10は請求項4に係わる光ディスクドライブを示
す構成図であり、図9に示した光ディスクを記録再生す
る光ディスクドライブである。図10において、半導体
レーザ21は光ディスク媒体上で案内溝に垂直な偏光方
向で照射される。その他の構成は図2と同じである。
【0032】図11は、V字状の案内溝だけでピットが
形成されていない光ディスク上を、案内溝に垂直な偏光
方向の光ビームで横断させた場合の、案内溝深さに対す
るプッシュプル信号振幅を計算したものである。この図
より、プッシュプル信号振幅は案内溝の深さが約0.1
6λ/nの時に最大になることがわかる。図12は案内
溝の深さを図11より求めた0.16λ/nとし、ピッ
トデューティが80%及び60%となるようにピットを
形成した光ディスク上を、案内溝に垂直な偏光方向の光
ビームで横断させた場合の、ピット深さに対するプッシ
ュプル信号振幅を計算したものである。プッシュプル信
号振幅の大きさが垂直の場合の0.21以上となるのは
ピットデューティが80%の時にピット深さが0.03
λ/n以下及び0.26λ/n〜0.45λ/nの範
囲、ピットデューティが60%の時にピット深さが0.
04λ/n以下及び0.25λ/n〜0.47λ/nの
範囲である。図13は、図12と同じく案内溝深さを
0.16λ/nとし、案内溝に垂直な偏光方向の光ビー
ムでの、ピット深さに対するピット再生信号振幅を計算
したものであり、ピット深さが0.20λ/nの時振幅
は最大となる。又その大きさが0.40以上となるのは
ピット深さが0.12λ/n〜0.30λ/nの範囲で
ある。従って、この場合には、ピットデューティが80
%の場合にピット深さが0.26λ/n〜0.30λ/
nの範囲、同60%の場合にピット深さが0.25λ/
n〜0.30λ/nの範囲で、プッシュプル信号振幅及
びピット再生信号振幅の両方を満足するが、その深さ範
囲の裕度は非常に狭い。
【0033】図14は、実施例1における図8と同様
に、案内溝に垂直なレーザ光の場合での2分割検知器の
各々の受光器の信号のエンベロープの差をピット深さに
対して計算したものである。この場合にはプロットした
ピット深さ0.50λ/n以下の全ての範囲でプッシュ
プル信号振幅は0.21を越えている。ピット深さ0.
44λ/n以下の範囲が、プッシュプル信号振幅の大き
さが案内溝だけとの差が10%以内に収まるため、より
好ましい。
【0034】これらのことから、案内溝間に長ピットを
設け、案内溝に垂直な偏光方向をもつ光ビームを使用す
る場合には、ピットのないときにトラッキング信号がほ
ぼ最大になるような案内溝形状、例えばV字状で、その
深さが0.16λ/nの案内溝のとき、ピット深さを
0.12λ/n〜0.30λ/nの範囲におけば、ドラ
イブ側での簡単な信号処理回路、例えば2分割検知器の
各々の受光器の後ろに信号のエンベロープをとる回路、
の付加によりトラッキングが可能となり、又十分なピッ
ト再生信号振幅も得られる。具体的には、例えば光源と
して波長780nmのレーザ光を、基板として屈折率
1.60のポリカーボネイトを用いた場合に、案内溝を
V字状とし、その深さを80nmとして、ピット深さを
60nm〜145nmの範囲とする。
【0035】図9の光ディスク1では、上記結果をもと
にV字状案内溝11の深さを、前述のように、80nm
に、ピット13の深さを100nmにしてある。この光
ディスク1を、図10に示すドライブ、すなわち案内溝
に垂直な偏光方向をもち、かつ2分割検知器25の直後
にピークホールド回路26をもつドライブに挿入し、ピ
ーク検知後の信号量の差の値、もしくは上記信号量の差
を上記信号量の和で割った値で、トラッキングサーボを
かけたところ、ピットデューティが80%となる領域に
おいても何ら問題なくトラッキングが可能であり、又そ
の時のピット再生信号振幅も十分な値を得ることができ
た。
【0036】実施例3.図15は請求項5に係わる光デ
ィスクを示す断面構成図であり、図15において、案内
溝11及びピット13は共に台形状で、且つ深さも共に
80nmである。その他の構成は図1と同じである。ま
た、図16は請求項6に係わる光ディスクドライブを示
す構成図であり、図16に示した光ディスクを記録再生
する光ディスクドライブである。図16において、30
は十字型の4分割検知器、31は4分割検知器30の4
つの受光器に対し、光ディスクの案内溝と光学的に平行
な方向でお互いに隣会う2つの受光器を組み合わせた第
1の2分割検知器、32は4分割検知器30の4つの受
光器に対し、光ディスクの案内溝と光学的に直角な方向
でお互いに隣会う2つの受光器を組み合わせた第2の2
分割検知器、33は引算回路である。その他の構成は図
2と同じである。
【0037】図17は、案内溝およびピットが台形で同
一深さの場合の、プッシュプル信号振幅を示す。ここで
ピットデューティは60%である。この図は案内溝およ
びピットを台形、同一深さとすることで、ピットデュー
ティが大きい場合にもプッシュプル信号が常に正になる
ことを示している。光ビームの偏光方向が案内溝に平行
な場合も、垂直な場合も、そのプッシュプル信号振幅必
要量として垂直な場合での0.21以上なる値を用いる
と、平行な場合にはピットおよび案内溝の深さが0.0
9λ/n〜0.29λ/nの範囲が、又同垂直な場合に
は0.09λ/n〜0.18λ/nの範囲が該当する。
一方、ピット再生信号振幅については、案内溝の形状に
よる違いは無視できるとして、図6及び図13より、レ
ーザの偏光方向が案内溝に平行な場合で0.28λ/n
〜0.63λ/n、同垂直な場合で0.12λ/n〜
0.30λ/nのピット深さの場合にピット再生信号振
幅は0.4を越える。これらの結果から、光ビームの偏
光方向が案内溝に平行な場合には、案内溝およびピット
が台形で、同一深さ、且つその深さが0.28λ/n〜
0.29λ/nの範囲、又同垂直な場合には、同じくそ
の深さが0.12λ/n〜0.18λ/nの範囲でトラ
ッキングが可能となり、又十分なピット再生信号振幅も
得られる。従って、このような構成の光ディスク(実用
的には案内溝及びピットの形状が台形で、同一深さ、か
つその深さが0.12λ/n〜0.18λ/nの範囲の
ものに、案内溝に垂直な偏光方向の光ビームをあてて用
いる光ディスク)に対しては、従来と同様の光ディスク
ドライブを用いても、トラッキングが可能となり、又十
分なピット再生信号振幅も得られる。
【0038】なお、上述のようにその深さが0.12λ
/n〜0.18λ/nの範囲の光ディスクは、従来のド
ライブでは案内溝に垂直な偏光方向の光ビームをあてる
ものにのみ使用できると述べたが、平行な場合のプッシ
ュプル信号振幅の必要量を満たす深さが0.09λ/n
〜0.29λ/nの範囲であることから(図17)、上
記光ディスクに、案内溝に平行な偏光方向の光ビームを
あてることで、トラッキングは可能となる。一方、ピッ
トの再生に対しては以下に示すような新しい手法を用い
ることにより、案内溝に平行な偏光方向の光ビームをあ
てる場合にも使用できる。すなわち、図18は、トラッ
キングの方向に2分割した検知器を用い、その検知器間
の差信号でピットを検知した時の、ピット深さに対する
再生信号振幅値の計算結果であり、偏光方向が案内溝に
平行な場合は深さが0.12λ/n〜0.22λ/nの
範囲で、偏光方向が案内溝に垂直な場合は0.09λ/
n〜0.24λ/nの範囲で2分割検知によるピット再
生信号が0.4を越えることを示している。このように
すれば、偏光方向が案内溝に平行な場合は深さが0.1
2λ/n〜0.22λ/nの範囲で、偏光方向が案内溝
に垂直な場合は深さが0.09λ/n〜0.18λ/n
の範囲で、トラッキングが可能となり、又十分なピット
再生信号振幅も得られる。即ち、案内溝間に長ピットを
設ける場合には、案内溝とピットを共に台形でかつ深さ
を同一とし、その深さを0.12λ/n〜0.18λ/
nの範囲におけば、ドライブ側での簡単な信号処理回
路、例えばトラッキングの方向に2分割した検知器を用
いその検知器間の差信号でピットを検知する回路、の付
加により、光ビームの偏光方向に関係なく、トラッキン
グが可能で、かつ十分なピット再生信号振幅を得ること
ができる。具体的には、例えば光源として波長780n
mのレーザ光を、基板として屈折率1.60のポリカー
ボネイトを用いた場合に、案内溝とピットを共に台形
で、かつ深さを同一とし、その深さを60nm〜90n
m範囲とする。
【0039】図15の光ディスク1では、上記結果をも
とに案内溝11及びピット13を共に台形状で且つそれ
らの深さを80nmにしてある。この光ディスク1を、
図16に示すドライブ、すなわち案内溝に水平な偏光方
向をもち、かつ4分割検知器30の4つの受光器のう
ち、光ディスクの案内溝と光学的に平行な方向でお互い
に隣会う2つの受光器を組み合わせた第1の2分割検知
器31により、トラッキングを行い、光ディスクの案内
溝と光学的に直角な方向でお互いに隣会う2つの受光器
を組み合わせた第2の2分割検知器32からの差信号に
よりピット再生信号を得るようにしたドライブに挿入し
て動作させたところ、ピットデューティが60%となる
領域においても何ら問題なくトラッキングが可能であ
り、又その時のピット再生信号振幅も十分な値を得るこ
とができた。なお、図16においてはトラッキングに際
して、実施例1または実施例2と同様のピーク検知を行
うものを示したが、ピーク検知を行わず、従来と同様の
トラッキング法によってトラッキングを行ってもよい。
【0040】また、上記実施例3では案内溝及びピット
の形状を台形としたが、これに限定するものではない。
【0041】実施例4.図19は請求項7に係わる光デ
ィスクを示す斜視図であり、図19において、1は光デ
ィスク、10はポリカーボネイトを材料とする屈折率が
約1.6のポリカーボネイト基板である。11は光ディ
スク媒体1の表面に同心円又は螺旋状に設けた深さ10
0nmのV字状案内溝で、12は隣合う案内溝11の間
の情報を書き込むためのランド、14はランド12上の
仮想的なピットで、15は仮想的ピット14を形成する
長さが500nmで深さが200nmの短ピットであ
る。
【0042】図20はランドの全長さに占めるピット長
さの割合(ピットデューティ)に対するプッシュプル信
号振幅の変化をみたものである。図20よりピットデュ
ーティが50%以下であればプッシュプル信号振幅が
0.2以上を確保でき、良好なトラッキングが可能とな
ることがわかる。図19に示す実施例4では、長ピット
を短ピットの集まりとして形成しているため、ピットデ
ューティが50%を越えることがなく、常に良好なトラ
ッキングを可能とした。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1によれ
ばエッジ位置を情報としたピットの形でデータを記録す
る光ディスクに対して、ピットの深さを0.28λ/n
〜0.63λ/nとしたので、長ピットを含みピットデ
ューティが大きな記録方式においても、案内溝に平行な
偏光方向をもつ光ビームに対して、良好なトラッキング
信号及びピット再生信号が得られる効果がある。
【0044】また、本発明の請求項2の光ディスクドラ
イブは、上記請求項1の光ディスクの記録面上に、案内
溝に平行な方向に偏光方向をもつ直線偏光のレーザビー
ムを照射し、その反射光を2分割検知器で検知してピー
ク検知後、差信号の値、もしくは差信号を和信号で割っ
た値で、トラッキングサーボをかけるようにしたので、
2分割検知器で検知した信号に含まれるピット成分が除
去でき、良好なトラッキング信号が得られる効果があ
る。
【0045】さらに、本発明の請求項3の光ディスク
は、エッジ位置を情報としたピットの形でデータを記録
する光ディスクに対して、ピットの深さを0.12λ/
n〜0.30λ/nとしたので、長ピットを含みピット
デューティが大きな記録方式においても、案内溝に垂直
な偏光方向をもつ光ビームに対して、良好なトラッキン
グ信号及びピット再生信号が得られる効果がある。
【0046】また、本発明の請求項4の光ディスクドラ
イブは、上記請求項3の光ディスクの記録面上に、案内
溝に垂直な方向に偏光方向をもつ直線偏光のレーザビー
ムを照射し、その反射光を2分割検知器で検知してピー
ク検知後、差信号の値、もしくは差信号を和信号で割っ
た値で、トラッキングサーボをかけるようにしたので、
2分割検知器で検知した信号に含まれるピット成分が除
去でき、良好なトラッキング信号が得られる効果があ
る。
【0047】さらに、本発明の請求項5の光ディスク
は、エッジ位置を情報としたピットの形でデータを記録
する光ディスクに対して、案内溝とピットの、ディスク
半径方向の断面形状を同じ形状とし、その深さを共に
0.12λ/n〜0.18λ/nとしたので、長ピット
を含みピットデューティが大きな記録方式においても、
良好なトラッキング信号が得られる効果がある。
【0048】また、本発明の請求項6の光ディスクドラ
イブは、上記請求項5の光ディスクの記録面上にレーザ
ビームを照射し、光ディスクからの反射光を4分割検知
器で検知し、上記4分割検知器を用いて、光ディスクの
案内溝と光学的に平行な方向でお互いに隣会う2つの受
光器を組み合わせた第1の2分割検知器と、案内溝と光
学的に直角な方向でお互いに隣会う2つの受光器を組み
合わせた第2の2分割検知器の2組の2分割検知器を作
り、第1の2分割検知器をトラッキングサーボ用として
用い、第2の2分割検知器で検出したそれぞれの信号量
の差で、光ディスクに形成されたピットのエッジを検出
し、情報を再生するようにしたので、良好なピット再生
信号が得られる効果がある。
【0049】さらに、本発明の請求項7の光ディスク
は、エッジ位置を情報としたピットの形でデータを記録
する光ディスクに対して、ピットを再生用レーザ光の直
径よりも短い短ピットを並べて構成したので、ピットデ
ューティを50%以下にでき、常に良好なトラッキング
信号が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による光ディスクを示す断面
構成図である。
【図2】本発明の実施例1による光ディスクドライブを
示す構成図である。
【図3】ピットエッジ記録でのソースデータ長に対する
ピットデューティ標準偏差の計算結果を示す説明図であ
る。
【図4】案内溝だけが形成された記録媒体での、案内溝
に平行な偏光方向をもつ光ビームによる、案内溝深さに
対するプッシュプル信号振幅の計算結果を示す説明図で
ある。
【図5】案内溝に平行な偏光方向をもつ光ビームによ
る、ピット深さに対するプッシュプル信号振幅の計算結
果を示す説明図である。
【図6】案内溝に平行な偏光方向をもつ光ビームによ
る、ピット深さに対するピット再生信号振幅の計算結果
を示す説明図である。
【図7】案内溝に平行な偏光方向をもつ光ビームによ
る、2分割検知器の1方の受光器の信号波形の計算結果
を示す説明図である。
【図8】案内溝に平行な偏光方向をもつ光ビームによ
る、2分割検知器の各々の受光器信号のエンベロープ波
形での差によるプッシュプル信号振幅の計算結果を示す
説明図である。
【図9】本発明の実施例2による光ディスクを示す断面
構成図である。
【図10】本発明の実施例2による光ディスクドライブ
を示す構成図である。
【図11】案内溝だけが形成された記録媒体での、案内
溝に垂直な偏光方向をもつ光ビームによる、案内溝深さ
に対するプッシュプル信号振幅の計算結果を示す説明図
である。
【図12】案内溝に垂直な偏光方向をもつ光ビームによ
る、ピット深さに対するプッシュプル信号振幅の計算結
果を示す説明図である。
【図13】案内溝に垂直な偏光方向をもつ光ビームによ
る、ピット深さに対するピット再生信号振幅の計算結果
を示す説明図である。
【図14】案内溝に垂直な偏光方向をもつ光ビームによ
る、2分割検知器の各々の受光器信号のエンベロープ波
形での差によるプッシュプル信号振幅の計算結果を示す
説明図である。
【図15】本発明の実施例3による光ディスクを示す断
面構成図である。
【図16】本発明の実施例3による光ディスクドライブ
を示す構成図である。
【図17】ピットおよび案内溝深さとプッシュプル信号
振幅の計算結果を示す説明図である。
【図18】ピットおよび案内溝深さと2分割検知による
ピット再生信号振幅の計算結果を示す説明図である。
【図19】本発明の実施例4による光ディスクを示す斜
視図である。
【図20】ピットデューティ対するプッシュプル信号振
幅の計算結果を示す説明図である。
【図21】従来の光ディスクを示す平面図及び断面図で
ある。
【図22】レーザビームをピットがなく案内溝だけが形
成された記録媒体上を横断させた時の和信号及びプッシ
ュプル信号波形を示す説明図である。
【図23】レーザビームを、案内溝と、案内溝間にレー
ザビーム径に比べて十分長いピット列が形成された記録
媒体上を横断させた時のプッシュプル信号波形の計算結
果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 10 基板 11 案内溝 12 ランド 13 ピット 14 仮想ピット 15 短ピット 21 半導体レーザ 25 2分割検知器 26 ピークホールド回路 28 引算回路 29 足算回路 30 4分割検知器 31 第1の2分割検知器 32 第2の2分割検知器 33 引算回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状をなす基板上に、トラッキングの
    ための案内溝を有し、上記案内溝間のランド部に、エッ
    ジ位置を情報としたピットの形でデータを記録した光デ
    ィスクにおいて、レーザ光の波長をλ、基板の屈折率を
    nとすると、上記ピットの深さが0.28λ/n〜0.
    63λ/nであることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスクを記録再生す
    るために、上記光ディスクの案内溝に平行な方向に偏光
    方向をもつ直線偏光のレーザビームを、光ディスクの記
    録面上に照射し、上記光ディスクからの反射光を2分割
    検知器で検知し、上記2分割検知器のそれぞれの受光器
    から出た信号をピーク検知し、ピーク検知後の信号量の
    差の値、もしくは上記信号量の差を上記信号量の和で割
    った値で、トラッキングサーボをかける光ディスクドラ
    イブ。
  3. 【請求項3】 円盤状をなす基板上に、トラッキングの
    ための案内溝を有し、上記案内溝間のランド部に、エッ
    ジ位置を情報としたピットの形でデータを記録した光デ
    ィスクにおいて、レーザ光の波長をλ、基板の屈折率を
    nとすると、上記ピットの深さが0.12λ/n〜0.
    30λ/nであることを特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光ディスクを記録再生す
    るために、上記光ディスクの案内溝に垂直な方向に偏光
    方向をもつ直線偏光のレーザビームを、光ディスクの記
    録面上に照射し、上記光ディスクからの反射光を2分割
    検知器で検知し、上記2分割検知器のそれぞれの受光器
    から出た信号をピーク検知し、ピーク検知後の信号量の
    差の値、もしくは上記信号量の差を上記信号量の和で割
    った値で、トラッキングサーボをかける光ディスクドラ
    イブ。
  5. 【請求項5】 円盤状をなす基板上に、トラッキングの
    ための案内溝を有し、上記案内溝間のランド部に、エッ
    ジ位置を情報としたピットの形でデータを記録した光デ
    ィスクにおいて、上記案内溝と上記ピットの、ディスク
    半径方向の断面形状が同じ形状であり、レーザ光の波長
    をλ、基板の屈折率をnとすると、その深さが共に0.
    12λ/n〜0.18λ/nであることを特徴とする光
    ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光ディスクを記録再生す
    るために、上記光ディスクの記録面上にレーザビームを
    照射し、上記光ディスクからの反射光を4分割検知器で
    検知し、上記4分割検知器を用いて、上記光ディスクの
    案内溝と光学的に平行な方向でお互いに隣会う2つの受
    光器を組み合わせた第1の2分割検知器と、上記案内溝
    と光学的に直角な方向でお互いに隣会う2つの受光器を
    組み合わせた第2の2分割検知器の2組の2分割検知器
    を作り、第1の2分割検知器をトラッキングサーボ用と
    して用い、第2の2分割検知器で検出したそれぞれの信
    号量の差で、上記光ディスクに形成されたピットのエッ
    ジを検出し、情報を再生する光ディスクドライブ。
  7. 【請求項7】 円盤状をなす基板上に、トラッキングの
    ための案内溝を有し、上記案内溝間のランド部に、エッ
    ジ位置を情報としたピットの形でデータを記録した光デ
    ィスクにおいて、上記ピットを再生用レーザ光の直径よ
    りも短い短ピットを並べて構成したことを特徴とする光
    ディスク。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0813193A1 (en) * 1995-12-28 1997-12-17 Sony Corporation Optical disk
JPWO2008050450A1 (ja) * 2006-10-27 2010-02-25 パイオニア株式会社 情報記録媒体、並びに、情報記録媒体の製造方法

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