JPH06251263A - 施設管理装置 - Google Patents

施設管理装置

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JPH06251263A
JPH06251263A JP6135893A JP6135893A JPH06251263A JP H06251263 A JPH06251263 A JP H06251263A JP 6135893 A JP6135893 A JP 6135893A JP 6135893 A JP6135893 A JP 6135893A JP H06251263 A JPH06251263 A JP H06251263A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貸方区画の変更に対し、大掛りな変更を伴う
ことなく、その貸方区画内の機器の動作状態の監視や制
御を集中的に行えるよううにする。 【構成】 ユーザタ−ミナル1−1(1−2)に貸方区
画指定画面を出現させる。この画面上で最小貸方区画S
1とS2とを併せて新たな貸方区画として指定する。す
ると、ユーザタ−ミナル1−1(1−2)は、貸方区画
(S1,S2)に配置されている各種設備の設備機器の
名称および位置に関する情報をE2 PROM・1Gより
読み出し、またその動作状態をコントローラ5の記憶情
報から読み取り、これらの情報を認識可能に液晶表示画
面1A上に表示する。液晶表示画面1Aにはタッチパネ
ルスイッチ1Bが設けられており、設備機器を示すキー
ブロックをタッチすることにより、その設備機器のオン
・オフを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、この貸方区画内(例
えば、賃貸ビルのテナント室内)に配置されている機器
(照明,空調,戸締まり等の設備機器)を画面上で監視
したり、画面上からの入力操作に応じて制御する施設管
理装置に関し、特に貸方区画の変更(最小貸方区画の組
み合わせの変更)に容易に対処することのできる施設管
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】賃貸ビルのテナント室内等には照明,空
調,戸締まり等の各種の設備機器が配置されている。こ
れら設備機器のオン・オフや調整は機器毎あるいは領域
毎に設けられたスイッチや調節器によって個々に行って
いる。このため、例えば、照明の点灯と空調温度の調節
とを同時に行いたいのに、照明スイッチと空調調節器と
がそれぞれ離れた場所にあり、同時に行うことができな
いというような問題が生じていた。これに対し、制御対
象機器のスイッチや調節器を1ヵ所にまとめて配置する
ものとすれば、照明スイッチと空調調節器とを同時に操
作するというようなことが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テナン
ト室内の設備機器のスイッチや調節器を1ヵ所にまとめ
て配置するような方式を採用した場合、テナントが例え
ば隣接するテナント室を新たに借りて一部屋として使用
するような場合、この一部屋内の設備機器のスイッチや
調節器を1ヵ所にまとめて配置しようとすると、大掛り
な変更が必要となる。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、貸方区画の
変更(最小貸方区画の組み合わせの変更)に対し、大掛
りな変更を伴うことなく、その貸方区画内の機器の動作
状態の監視や制御を集中的に行うことができる施設管理
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、最小貸方区画毎にその最小貸方区
画に配置されている所定の機器の名称,位置および動作
状態に関する情報を記憶する情報記憶手段と、画面上か
らの入力操作によって変更可能に指定される最小貸方区
画の組み合わせを貸方区画として記憶する貸方区画記憶
手段と、この貸方区画記憶手段の記憶する貸方区画に配
置されている所定の機器の名称,位置および動作状態に
関する情報を情報記憶手段より読み出し、これら機器の
名称,位置および動作状態を認識可能に画面上に表示す
る表示手段と、画面上に表示されている機器の実際の動
作状態をその画面上からの入力操作に応じて制御する制
御手段とを備えたものである。
【0006】
【作用】したがってこの発明によれば、画面上からの入
力操作によって貸方区画を変更すると、すなわち最小貸
方区画の組み合せを変更すると、それまでの貸方区画に
代わり新たな貸方区画に配置されている機器の名称,位
置および動作状態が認識可能に画面上に表示されるもの
となり、これら機器のオン・オフや調整を画面上からの
入力操作によって行うことができるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。
【0008】図2はこの発明の一実施例を含むビル管理
システムの全体構成を示すブロック図である。同図にお
いて、100はビル、100−1はビル100の1階に
構築された制御システム、100−2は中央監視装置で
ある。ビル100の2階〜5階にも100−1と同様の
制御システムが構築されている。
【0009】制御システム100−1において、1−
1,1−2はビル1階の最小貸方区画S1,S2内に配
置された端末装置(以下、ユーザタ−ミナルと呼ぶ)、
2−1,3−1,4−1は最小貸方区画S1内に配置さ
れた照明設備,空調設備,防犯設備、2−2,3−2,
4−2は最小貸方区画S2内に配置された照明設備,空
調設備,防犯設備、5はコントローラである。
【0010】コントローラ5は、ユーザタ−ミナル1−
1,1−2からの入力に基づき、照明設備2−1,2−
2、空調設備3−1,3−2、防犯設備4−1,4−2
の設備機器の動作状態を制御する。また、コントローラ
5は、照明設備2−1,2−2、空調設備3−1,3−
2、防犯設備4−1,4−2の設備機器の動作状態を最
小貸方区画S1,S2毎に記憶し、ユーザタ−ミナル1
−1および1−2へ出力する。また、コントローラ5
は、中央監視装置100−2に接続され、中央監視装置
100−2との間で情報を交換する。中央監視装置10
0−2は、ビル管理会社のホストコンピュータと接続さ
れ、ホストコンピュータとの間で情報を交換する。
【0011】図3にビル100の1階フロアにおける最
小貸方区画S1,S2の具体例を示す。本実施例では、
1階フロアが最小貸方区画S1,S2で構成され、最小
貸方区画S1は室内領域「南1」,「南2」,「南3」
と「中央1」とからなり、最小貸方区画S2は室内領域
「北1」,「北2」,「北3」と「中央2」とからな
る。最小貸方区画S1,S2において、図示Δ印は照明
設備2−1,2−2の設備機器の配置を示し、図示×印
は空調設備3−1,3−2の設備機器の配置を示し、図
示○印は防犯設備の設備機器の配置を示す。ユーザタ−
ミナル1−1,1−2は最小貸方区画S1,S2への出
入口の脇(室内側)に配置されている。
【0012】図1はユーザタ−ミナル1−1(1−2)
の構成を示すブロック図である。ユーザタ−ミナル1−
1(1−2)は、液晶表示画面1Aと、この液晶表示画
面1Aの表面に重ね合わされた透明のタッチパネルスイ
ッチ1Bと、MMIコントローラ1Cと、CPU・1D
と、外部I/F・1Eと、RAM・1FとE2 PROM
・1Gとを備えている。E2 PROM・1Gには、最小
貸方区画S1,S2毎に、その最小貸方区画に配置され
ている照明設備2−1,2−2、空調設備3−1,3−
2、防犯設備4−1,4−2の設備機器の名称(設備
名)および位置(室内領域)に関する情報が記憶されて
いる。
【0013】次に、ユーザタ−ミナル1−1,1−2お
よびコントローラ5の機能を交えながら、制御システム
100−1の動作について説明する。
【0014】今、図3において、最小貸方区画S1とS
2とをそれぞれ別のテナントが借りているものとする。
この場合、ユーザタ−ミナル1−1のRAM・1Fに
は、初期設定として、その貸方区画指定テーブルのフラ
グ位置によって最小貸方区画S1が貸方区画として記憶
され、その設置位置指定テーブルのフラグ位置によって
最小貸方区画S1がユーザタ−ミナル1−1の設置位置
として記憶されている。また、ユーザタ−ミナル1−2
のRAM・1Fには、初期設定として、その貸方区画指
定テーブルのフラグ位置によって最小貸方区画S2が貸
方区画として記憶され、その設置位置指定テーブルのフ
ラグ位置によって最小貸方区画S2がユーザタ−ミナル
1−2の設置位置として記憶されている。
【0015】このような前提の下、ユーザタ−ミナル1
−1は、RAM・1Fの記憶する貸方区画指定テーブル
を参照として最小貸方区画S1を貸方区画とし、この貸
方区画(最小貸方区画S1)に配置されている照明設備
2−1,空調設備3−1,防犯設備4−1の設備機器の
名称および位置に関する情報をE2 PROM・1Gより
読み出し、またその動作状態をコントローラ5の記憶情
報から読み取り、これらの情報を認識可能に液晶表示画
面1A上に表示する。
【0016】これと同様にして、ユーザタ−ミナル1−
2は、RAM・1Fの記憶する貸方区画指定テーブルを
参照として最小貸方区画S2を貸方区画とし、この貸方
区画(最小貸方区画S2)に配置されている照明設備2
−2,空調設備3−2,防犯設備4−2の設備機器の名
称および位置に関する情報をE2 PROM・1Gより読
み出し、またその動作状態をコントローラ5の記憶情報
から読み取り、これらの情報を認識可能に液晶表示画面
1A上に表示する。
【0017】図4(a)にユーザタ−ミナル1−1の液
晶表示画面1Aにおける表示例を示す。この表示方式
は、スイッチパネル方式と呼ばれ、画面下部に設備名を
示すキーブロックを表示し、画面中央部に設備機器の位
置および動作状態を示すキーブロックを表示する。この
例では、画面下部のキーブロックKB2をタッチして照
明設備を選択した場合を示しており、キーブロックKB
2が他のキーブロックKB1,KB3と区別して色表示
されることにより、表示中の設備機器の名称が照明設備
であることを認識することができる。そして、画面中央
部のキーブロックKB4〜KB7の出現により、照明設
備2−1の設備機器が室内領域「南1」,「南2」,
「南3」,「中央1」に配置されていることを認識する
ことができる。また、キーブロックKB4〜KB7内の
表示ブロックKB4a,KB4b〜KB7a,KB7b
での色表示により、各室内領域に配置された設備機器の
オン,オフ状態を認識することができる。
【0018】図4(b)にユーザタ−ミナル1−2の液
晶表示画面1Aにおけるスイッチパネル方式による表示
例を図4(a)と対応して示す。ここで、例えば、貸方
区画S1において、室内領域「南3」内の照明の点灯と
空調温度の調節を行いたい場合を想定してみる。
【0019】この場合、図4(a)において、キーブロ
ックKB6をタッチする。すなわち、ユーザタ−ミナル
1−1において、タッチパネルスイッチ1Bを介して、
液晶表示画面1A上のキーブロックKB6をタッチす
る。これにより、室内領域「南3」に配置されている照
明設備2−1の設備機器をオンとする旨の指令が、MM
Iコントローラ1C,CPU・1D,外部I/F・1E
を介してコントローラ5へ出力される。これを受けて、
コントローラ5は、室内領域「南3」に配置されている
照明設備2−1の設備機器をオンとする。この設備機器
のオン状態は、コントローラ5で記憶されたうえ、ユー
ザタ−ミナル1−1へ送られる。これを受けて、ユーザ
タ−ミナル1−1は、キーブロックKB6内の表示ブロ
ックKB6aをKB6bに代えて色表示し、室内領域
「南3」内の照明が点灯されたことを知らせる。
【0020】次に、画面下部のキーブロックKB1をタ
ッチし、空調設備を選択する。すると、室内領域「南
3」に対応するキーブロック(図示せず)が出現する。
このキーブロックには、例えば、空調温度と共に、「オ
フ」,「強」,「中」,「弱」スイッチキーや、そのス
イッチキーの選択状況を示す表示ブロックが表示され
る。これにより、例えば、「強」スイッチキーをタッチ
すると、室内領域「南3」に配置されている空調設備3
−1の設備機器を強運転とする旨の指令がコントローラ
5へ出力される。これを受けて、コントローラ5は、室
内領域「南3」に配置されている空調設備3−1の設備
機器を強運転する。この設備機器の強運転状態は、コン
トローラ5で記憶されたうえ、ユーザタ−ミナル1−1
へ送られる。これを受けて、ユーザタ−ミナル1−1
は、キーブロック内の強運転表示ブロックを色表示し、
室内領域「南3」内の空調が強とされたことを知らせ
る。
【0021】図5(a)にユーザタ−ミナル1−1の液
晶表示画面1Aにおける第2の表示例を示す。この表示
方式は、簡易平面図パネル方式と呼ばれ、画面下部に設
備名を示すキーブロックを表示すると共に、貸方区画単
位に簡易的な平面図を表示し、この平面図の中に設備機
器の位置および動作状態を示すキーブロックを表示す
る。この例では、画面下部のキーブロックKB2をタッ
チして照明設備を選択した場合を示しており、平面図内
へのキーブロックKB4〜KB7の出現により、照明設
備2−1の設備機器が室内領域「南1」,「南2」,
「南3」,「中央1」に配置されていることを認識する
ことができる。また、キーブロックKB4〜KB7内の
表示シンボルKB4s〜KB7sの表示色および表示文
字KB4m〜KB7mにより,それぞれの室内領域に配
置された設備機器のオン,オフ状態を認識することがで
きる。なお、この簡易平面図パネル方式では、ユーザタ
−ミナル1−1の位置がシンボル1−1sによりその平
面図内に表示される。
【0022】図5(b)にユーザタ−ミナル1−2の液
晶表示画面1Aにおける簡易平面図パネル方式による表
示例を図5(a)と対応して示す。
【0023】図6(a)にユーザタ−ミナル1−1の液
晶表示画面1Aにおける第3の表示例を示す。この表示
方式は、詳細平面図パネル方式と呼ばれ、画面下部に設
備名を示すキーブロックを表示すると共に、1階フロア
全体の簡易的な平面図を表示し、この平面図の中に設備
機器の位置および動作状態を示すキーブロックを表示す
る。この例では、画面下部のキーブロックKB2をタッ
チして照明設備を選択した場合を示しており、平面図内
へのキーブロックKB4〜KB7の出現により、照明設
備2−1の設備機器が貸方区画S1の室内領域「南
1」,「南2」,「南3」,「中央1」に配置されてい
ることを認識することができる。この場合、他のテナン
トの貸方区画S2には、照明設備2−2の設備機器の位
置および動作状態は表示されず、その間取りのみが参考
として示される。
【0024】図6(b)にユーザタ−ミナル1−2の液
晶表示画面1Aにおける詳細平面図パネル方式による表
示例を図6(a)と対応して示す。
【0025】ところで、上述においては、最小貸方区画
S1とS2とをそれぞれ別のテナントが借りているもの
として説明した。これに対し、例えば、最小貸方区画S
1を借りていたテナントが最小貸方区画S2を新たに借
りて一部屋として使用するような場合が想定される。す
なわち、最小貸方区画S1とS2とを併せて、貸方区画
とするような場合が想定される。このような場合、本実
施例においては、次のようにしてユーザタ−ミナル1−
1および1−2に対し貸方区画の変更を行う。
【0026】すなわち、図4(a)に示したスイッチパ
ネル方式で説明するに、ユーザタ−ミナル1−1の画面
(一般モード画面)上には実際には見えないが図示破線
で示すような暗号キーKY1が存在している。この暗号
キーKY1は特定の人にしか知らされていない。この暗
号キーKY1をタッチすると(図7に示すステップ70
1)、貸方区画指定キーKY2が出現する(ステップ7
02)。そして、この貸方区画指定キーKY2をタッチ
すると(ステップ703)、図8に示すような貸方区画
指定画面が出現する(ステップ704)。
【0027】この貸方区画指定画面には、貸方区画の範
囲を指定するための貸方区画指定キーKY3,KY4
や、ユーザタ−ミナル1−1の設置位置を指定するため
の設置位置指定キーKY5,KY6が表示されている。
この場合、貸方区画指定キーKY3が色表示され、現在
の貸方区画が最小貸方区画S1であることを示してい
る。また、設置位置指定キーKY5が色表示され、現在
のユーザタ−ミナル1−1の設置位置が最小貸方区画S
1であることを示している。
【0028】この貸方区画指定画面において、貸方区画
指定キーKY4をタッチすると、キーKY3と併せてキ
ーKY4が色表示される。これにより、最小貸方区画S
1とS2とを併せたものが貸方区画として設定され、R
AM・1Fの貸方区画指定テーブルに記憶される(ステ
ップ705)。ステップ706では、設置位置指定キー
KY5あるいはKY6をタッチすることにより、ユーザ
タ−ミナル1−1の設置位置を指定するが、この場合、
現在の設置位置として最小貸方区画S1がRAM・1F
の設置位置指定テーブルに記憶されているので、設置位
置の指定は行わなくてもよい。
【0029】なお、ユーザタ−ミナル1−1の設置位置
の指定は、初期設定や故障したときの交換等に際して利
用する。例えば、バックアップ用としてユーザタ−ミナ
ル1−1,1−2とは別に同様のユーザタ−ミナルを給
湯室などに設けておき、このユーザタ−ミナルに最小貸
方区画S1として設置位置の指定を行えば、ユーザタ−
ミナル1−1の故障に際してこの給湯室内のユーザタ−
ミナルをユーザタ−ミナル1−1として使用することが
できる。
【0030】このようにして貸方区画の設定を行った
後、画面消去キーKY7をタッチすると(ステップ70
7)、図4(a)に示されたそれまでの画面に代えて、
図9(a)に示されるような画面が表示されるようにな
る。すなわち、キーブロックKB4〜KB7に加えて、
最小貸方区画S2内での照明設備2−2の設備機器の位
置および動作状態を示すキーブロックKB4’〜KB
7’が表示されるようになる。
【0031】ユーザタ−ミナル1−2についても同様に
して、最小貸方区画S1とS2とを併せたものを貸方区
画として設定すれば、図4(b)に示されたそれまでの
画面に代えて、図9(b)に示すような画面が表示され
るようになる。
【0032】すなわち、ユーザタ−ミナル1−1(1−
2)は、RAM・1Fの記憶する貸方区画指定テーブル
を参照として最小貸方区画S1とS2とを併せたものを
貸方区画とし、この貸方区画(最小貸方区画S1,S
2)に配置されている照明設備2−1,2−2、空調設
備3−1,3−2、防犯設備4−1,4−2の設備機器
の名称および位置に関する情報をE2 PROM・1Gよ
り読み出し、またその動作状態をコントローラ5の記憶
情報から読み取り、これらの情報を認識可能に液晶表示
画面1A上に表示する。
【0033】図9(a)および(b)において、キーブ
ロックKB4〜KB7,KB4’〜KB7’をタッチす
ることにより、最小貸方区画S1,S2の室内領域に配
置されている照明のオン・オフを行うことができること
は言うまでもない。
【0034】なお、図9(a)(図9(b))に示すよ
うな表示方式に代えて、図10(a)および(b)(図
11(a)および(b))に示すような表示方式として
もよい。すなわち、次頁移行キーKY8をタッチするこ
とにより、図10(a)(図11(a))に示す画面か
ら図10(b)(図11(b))に示す画面へ頁移行さ
せ、前頁移行キーKY9をタッチすることにより、図1
0(b)(図11(b))に示す画面から図10(a)
(図11(a))に示す画面へ頁移行させるような表示
方式としてもよい。
【0035】また、上述においては、貸方区画の変更を
スイッチパネル方式で説明したが、簡易平面図パネル方
式および詳細平面図パネル方式でも同様にして行うこと
ができる。簡易平面図パネル方式でのユーザタ−ミナル
1−1および1−2での貸方区画変更後の表示例を図1
2(a),(b)および図13(a),(b)に示す。
また、詳細平面図パネル方式でのユーザタ−ミナル1−
1および1−2での貸方区画変更後の表示例を図14
(a)および(b)に示す。
【0036】なお、上述した実施例では、図8において
貸方区画指定キーKY3,KY4および設置位置指定キ
ーKY5,KY6を単なる四角のキーブロックとした
が、図15に示すように、最小貸方区画S1,S2の平
面図形を表したキーブロックKY3,KY4およびKY
5,KY6としてもよい。このようにすることにより、
視覚的に、分かり易い形で、貸方区画の設定およびユー
ザタ−ミナルの位置の指定を行うことができる。
【0037】また、本実施例においては、キーブロック
KB1,KB2,KB3によって空調設備,照明設備,
防犯設備を選択してその設備機器の位置および動作状態
を認識可能に画面上に表示させるものとしたが、これら
の設備機器をその名称(設備名),位置(室内領域)お
よび動作状態を認識可能として一挙に画面上に表示させ
るものとしてもよい。一挙に表示させるか選択的に表示
させるかは設計的事項に過ぎず、キーブロックKB1,
KB2,KB3の選択によって頁移行して空調設備,照
明設備,防犯設備の設備機器が表示されるものと考えれ
ば、これらの設備機器は実質的に同一画面上に表示され
ているとみなすことができる。
【0038】また、図10や図12に示した表示方式に
おいても、貸方区画(最小貸方区画S1,S2)に配置
されている照明設備2−1,2−2の全ての設備機器を
一挙に見ることはできないが、次頁移行キーKY8およ
び前頁移行キーKY9をタッチすることにより頁移行し
て見ることができ、この場合も照明設備2−1,2−2
の設備機器が実質的に同一画面上に表示されているとみ
なすことができる。
【0039】また、本実施例において、防犯設備4−
1,4−2は、戸締まり等を行う電磁ロック錠や防犯セ
ンサ,戸締まりセンサなどが考えられ、電磁ロック錠に
ついてはその動作状態を画面上で制御するが、防犯セン
サなどのセンサ類はその動作状態を画面上で監視するの
みとなる。
【0040】また、本実施例においては、コントローラ
5にて照明設備2−1,2−2、空調設備3−1,3−
2、防犯設備4−1,4−2の設備機器の動作状態を最
小貸方区画S1,S2毎に記憶させるものとしたが、ユ
ーザタ−ミナル1−1および1−2のRAM・1Fに記
憶させるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、画面上からの入力操作によって貸方区画
を変更すると、すなわち最小貸方区画の組み合せを変更
すると、それまでの貸方区画に代わり新たに設定された
貸方区画に配置されている機器の名称,位置および動作
状態が認識可能に画面上に表示されるものとなり、これ
ら機器のオン・オフや調整を画面上からの入力操作によ
って行うことができるようになり、貸方区画の変更に対
し、大掛りな変更を伴うことなく、その貸方区画内の機
器の動作状態の監視や制御を集中的に行うことができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザタ−ミナルの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施例を含むビル管理システムの
全体構成を示す図である。
【図3】1階フロアにおける最小貸方区画S1,S2の
具体例を示す図である。
【図4】一方および他方のユーザタ−ミナルでの液晶表
示画面におけるスイッチパネル方式による表示例を示す
図である。
【図5】一方および他方のユーザタ−ミナルでの液晶表
示画面における簡易平面図パネル方式による表示例を示
す図である。
【図6】一方および他方のユーザタ−ミナルでの液晶表
示画面における詳細平面図パネル方式による表示例を示
す図である。
【図7】ユーザタ−ミナルでの貸方区画の変更動作を説
明するためのフローチャートである。
【図8】貸方区画の変更に際して出現する貸方区画指定
画面を示す図である。
【図9】スイッチパネル方式での貸方区画変更後の一方
および他方のユーザタ−ミナルにおける表示例を示す図
である。
【図10】スイッチパネル方式での貸方区画変更後の一
方のユーザタ−ミナルにおける他の表示例を示す図であ
る。
【図11】スイッチパネル方式での貸方区画変更後の他
方のユーザタ−ミナルにおける他の表示例を示す図であ
る。
【図12】簡易平面図パネル方式での貸方区画変更後の
一方のユーザタ−ミナルにおける表示例を示す図であ
る。
【図13】簡易平面図パネル方式での貸方区画変更後の
他方のユーザタ−ミナルにおける表示例を示す図であ
る。
【図14】詳細平面図パネル方式での貸方区画変更後の
一方および他方のユーザタ−ミナルにおける表示例を示
す図である。
【図15】貸方区画の変更に際して出現する貸方区画指
定画面の他の例を示す図である。
【符号の説明】
100−1 制御システム 1−1,1−2 ユーザタ−ミナル 2−1,2−2 照明設備 3−1,3−2 空調設備 4−1,4−2 防犯設備 5 コントローラ S1,S2 最小貸方区画 1A 液晶表示画面 1B タッチパネルスイッチ 1C MMIコントローラ 1D CPU 1F RAM 1G E2 PROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最小貸方区画毎にその最小貸方区画に配
    置されている所定の機器の名称,位置および動作状態に
    関する情報を記憶する情報記憶手段と、 画面上からの入力操作によって変更可能に指定される最
    小貸方区画の組み合わせを貸方区画として記憶する貸方
    区画記憶手段と、 この貸方区画記憶手段の記憶する貸方区画に配置されて
    いる所定の機器の名称,位置および動作状態に関する情
    報を前記情報記憶手段より読み出し、これら機器の名
    称,位置および動作状態を認識可能に前記画面上に表示
    する表示手段と、 前記画面上に表示されている機器の実際の動作状態をそ
    の画面上からの入力操作に応じて制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする施設管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016167224A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社Nttファシリティーズ 制御システム、制御方法及びプログラム

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