JPH06250815A - ボイスメール端末 - Google Patents

ボイスメール端末

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Publication number
JPH06250815A
JPH06250815A JP5033676A JP3367693A JPH06250815A JP H06250815 A JPH06250815 A JP H06250815A JP 5033676 A JP5033676 A JP 5033676A JP 3367693 A JP3367693 A JP 3367693A JP H06250815 A JPH06250815 A JP H06250815A
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JP
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mail
silent
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Application number
JP5033676A
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English (en)
Inventor
Junichi Iwasaki
淳一 岩崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メールの音声出力期間に利用者から再出力が要
求されると、出力中であった文節や文などの単位の音声
データ部分を再度音声出力できるようにする。 【構成】外部記憶装置6に格納された受信メールを音声
出力する場合、メール制御部2は同メールの音声データ
中の無音部分を無音検出部12により検出させ、無音部
分が検出される毎に、その無音部分(の終端)を文節や
文などの区切りの位置として、その直前の音声データ部
分とその無音部分とをD/A変換装置10を介してスピ
ーカ11から音声出力させる。メール制御部2は、この
音声出力の最中に、マイクロホン7を介して利用者から
の音声再出力要求が入力されたことを検出すると、この
要求検出時点の直前の無音部分の次の位置から始まる音
声データ部分と後続の無音部分、即ち要求検出時点で出
力中であった音声データ部分を音声加工部13により加
工し、大きい音声でゆっくりと再出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声データによるメー
ル情報の送受信が可能なボイスメール端末に関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールシステムにおけるメール情報
の交換は、主に文字列による通信で行われるのが一般的
であった。ところが近時、システムの高速化、大容量化
が進み、音声データによるメール情報を送受信するボイ
スメールシステムと称される電子メールシステムが出現
するようになった。このボイスメールシステムでは、ネ
ットワークを介して相互接続される各端末(ボイスメー
ル端末)は、音声により通信を行う際、音声をA/D
(アナログ/ディジタル)変換装置を用いてディジタル
化した音声データ(音声データファイル)に変換し、こ
の音声データをメール情報(ボイスメール)として送信
する。また、このメール情報の宛先の端末は、メールを
受信すると、D/A(ディジタル/アナログ)変換装置
を用いてアナログ信号に変換し、スピーカから音声出力
させる。
【0003】このようなボイスメールシステムにおい
て、受信したボイスメール(の音声データ)を音声出力
している際に、聞き取りにくい、あるいは確認したい等
の理由で、ボイスメール端末の利用者が、その音声部分
を再び聞きたいと思うことがある。
【0004】この場合、従来のボイスメール端末では、
利用者が聞き返したい音声部分を認識することができな
いため、結局音声出力処理を中断して、再度メール(音
声データ)全てを最初から音声出力しなければならない
という欠点があった。
【0005】また従来のボイスメール端末では、受信し
たボイスメールを保存する場合、ディジタル化した音声
データのファイルは容量が大きいため、大容量のファイ
ルシステムが必要となる。しかしながら、音声データの
ファイル中には、無音部分や保存する必要のない部分も
含まれているため、ファイルシステムを無駄使いするこ
とになるといった欠点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のボイ
スメール端末では、受信したボイスメールの音声データ
を音声出力している際に、利用者が聞き返したい音声部
分があっても、その音声部分を認識できないために、全
ての音声データを再出力しなければならないという問題
があった。
【0007】また従来は、受信した大容量の音声データ
を全て保存していたため、大容量のファイルシステムを
必要とする問題があった。このため、利用者が必要とす
るデータのみを保存できるようにすることが要求されて
いたが、従来のボイスメール端末では、利用者が必要と
する音声データ部分を認識できないために、この要求に
応えることができなかった。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、受信したボイスメールの音声デ
ータ中の無音部分で区切られる文節や文などの区切りの
位置を検出することにより、ボイスメールの音声出力期
間に利用者から音声再出力が要求された場合には、上記
の区切りの位置を用いて、その時点で出力していた文節
や文などの単位の音声データ部分を再度音声出力するこ
とができるボイスメール端末を提供することにある。本
発明の他の目的は、利用者が要求した音声データ部分
を、利用者が聞き取り易い形態で再出力できるボイスメ
ール端末を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、受信した音声デ
ータのうち、利用者の必要とする音声データ部分だけ
を、無音部分で区切られる文節や文などの単位で選択的
に保存できるボイスメール端末を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信した(ボ
イスメールの)音声データを音声出力するための音声出
力手段と、この音声出力手段による音声出力の対象とす
る音声データ中の無音部分を検出する無音検出手段と、
上記音声出力手段による音声出力の期間に外部からの音
声再出力要求を受付けた際には、音声出力手段による音
声出力を一旦停止させ、この音声再出力要求の受付け時
点の直前の無音部分の次の位置から音声データの音声再
出力を開始させる制御手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0011】また本発明は、上記の音声再出力開始に際
して、対象となる音声データのうち、音声再出力要求受
付け時点の直前と直後の無音部分で区切られる1区間の
音声データ部分を、その音声が大きく、ゆっくりと出力
されるように加工する音声加工手段を更に備えたことを
も特徴とする。
【0012】また本発明は、受信した音声データを保存
する際に、その音声データを、無音部分で区切って逐次
音声出力し、外部から音声データ保存が要求された場合
には、その要求時に音声出力されていた1区間の音声デ
ータ部分を保存するようにしたことをも特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成において、無音検出手段は、他のボ
イスメール端末から送られて受信されたボイスメールの
音声データ中の無音部分を検出する。この無音部分の検
出は、例えば同音声データを音声出力手段を用いて音声
出力する際に行われる。上記受信メールの音声データは
音声出力手段による音声出力に供される。この音声出力
は、例えば、上記の無音検出手段によりメール中の文節
や文などの単位の区切りの位置となる無音部分が検出さ
れる毎に、その無音部分の検出位置を終端とする、無音
部分で区切られた1区間の音声データ部分を単位に、即
ち検出された文節や文などを単位に行われる。
【0014】もし、この音声出力の最中に、利用者が該
当する音声部分を聞き返したい旨を示す音声再出力要求
が外部から与えられ、それを受付けた際には、音声出力
手段による音声出力が一旦停止させられ、音声再出力要
求の受付け時点の直前の無音部分の次の位置から音声再
出力が開始させられる。これにより、まず音声再出力要
求の受付け時点に音声出力中であった、無音部分で区切
られた1区間の音声データ部分が音声出力される。
【0015】このように上記の構成によれば、無音検出
手段を用いてボイスメールの文節や文などの区切りの位
置を検出するようにしているために、音声出力期間に、
出力音声が聞き取りにくい、あるいは確認したい等の理
由で、利用者から音声再出力要求があった場合には、そ
の要求時に音声出力中にあった、その直前の区切り位置
から始まる1区間の音声データ部分(文節や文)を利用
者が聞き返したい部分であると認識して、ボイスメール
の最初からではなく、その区切り位置から音声再出力す
ることが可能となる。
【0016】また、音声再出力に際し、再出力開始位置
から始まる1区間の音声データ部分を加工して、通常よ
り大きい音声で、且つゆっくりと出力することにより、
利用者が聞き返したかった音声部分を利用者にとって聞
き取り易いものとすることができる。
【0017】また、上記の構成においては、受信した音
声データを保存する際に、その音声データが無音部分で
区切られる単位で逐次音声出力される。このため、音声
出力期間に音声データ保存が要求された場合には、その
とき音声出力中されていた、無音部分で区切られた単位
の音声データ部分(1区間の音声データ部分)だけが、
利用者から保存が要求された部分であると認識されて、
その音声データ部分だけを選択的に保存することが可能
となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係るボイスメ
ール端末の構成を示すブロック図である。このボイスメ
ール端末は、例えばワークステーションあるいはパーソ
ナルコンピュータ等を用いて実現されている。
【0020】図1において、1はネットワークケーブル
NLを介して他のボイスメール端末と通信を行うための
ネットワーク制御部、2はボイスメール等の電子メール
の送受信制御、受信したボイスメールの音声出力、保存
制御等を司るメール制御部である。3は文字や図形情報
等の表示に供されるCRTモニタ、液晶ディスプレイな
どの表示装置、4は文字入力等に供されるキーボードで
ある。5はメール制御部1の作業領域等を提供するメモ
リ、6はネットワーク制御部1を介して受信されたデー
タ、キーボード3から入力されたデータの格納等に供さ
れる外部記憶装置である。
【0021】7は利用者が発声した音声を入力するため
のマイクロホン、8はマイクロホン7により入力された
音声をディジタル化した音声データに変換するA/D変
換装置、9はマイクロホン7からの音声入力を検出する
ための音声検出部である。10は音声出力の対象となる
音声データをアナログ信号(音声信号)に変換するD/
A変換装置、11はこのD/A変換装置10の出力信号
を音声に変換して出力するスピーカである。12は音声
データ中の文節や文の区切りとなる無音部分を検出する
無音検出部、13はスピーカ11からの音声出力が大き
い音声で、ゆっくりと行われるように、対象となる音声
データ部分を加工する音声加工部、14はネットワーク
制御部1、メール制御部2、表示装置3、キーボード
4、メモリ5、外部記憶装置6、音声検出部9、D/A
変換装置10、無音検出部12、および音声加工部13
等の各機器を接続するためのI/O(入出力)バスであ
る。次に、図1の構成の動作について説明する。まず、
図1のボイスメール端末で新しくボイスメールが受信さ
れた場合の処理を説明する。
【0022】今、ネットワークケーブルNLを介して他
のボイスメール端末(図示せず)から、図1のボイスメ
ール端末の利用者宛に、ボイスメールが送信されたもの
とする。ネットワーク制御部1は、ネットワークケーブ
ルNLを介して他ボイスメール端末から自端末の利用者
宛に送信されたボイスメールを検出すると、その旨をI
/Oバス14を介してメール制御部2に通知する。
【0023】するとメール制御部2は、他ボイスメール
端末から送信されたボイスメールをネットワーク制御部
1を通して受信する。そしてメール制御部2は、受信し
たボイスメールを外部記憶装置6に格納すると共に、そ
の宛先に指定されていた利用者にメールを受信したこと
を通知するための情報(メール受信通知情報)を作成
し、例えば表示装置3上に、その情報に基づくメール受
信表示を行う。利用者は、このメール受信表示により、
自分宛のメールが受信されていることを知ることができ
る。なお、利用者がキーボード4等を操作してメール受
信表示を要求した場合だけ、上記のメール受信通知情報
に従うメール受信表示を行うようにしても構わない。次
に、このようにして受信されたボイスメールの音声デー
タを音声出力する場合の処理の流れを、図2のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0024】まず利用者は、上記した表示装置3へのメ
ール受信表示により自分宛のボイスメールが受信されて
いることを知ると、キーボード4を用いて、そのメール
の音声出力を要求するための所定のキー入力操作を行
う。
【0025】メール制御部2は、キーボード4から音声
出力要求が入力されると、外部記憶装置6に格納されて
いる受信済みのボイスメールを読み出す。このボイスメ
ールの具体例を図4に示す。この図4はボイスメールの
実体部分である音声データ(ディジタル化音声データ)
の音声パワーの大きさを時間表示したグラフとその内容
(文音声)を示したものである。
【0026】さてメール制御部2により外部記憶装置6
から読み出されたボイスメール(音声データ)はメモリ
5にロードされる。するとメール制御部2は、無音検出
部12を制御して、このメモリ5にロードされた音声デ
ータ中の無音部分を検出させる(図2ステップt1)。
この無音部分の簡便な検出方法は、例えば音声データの
音声パワーがある閾値PTH(図4参照)より小さい時
間が所定時間以上続いている箇所を検出することであ
る。図4の例では、無音部分として、まず音声データ中
のM1部分が検出される。
【0027】メール制御部2は、無音検出部12によっ
て無音部分が検出されると、その無音部分が検出される
以前の音声データ部分とその無音部分とからなる音声デ
ータ部分、即ち検出された無音部分を終端とする、無音
部分で区切られた1区間の音声データ部分をD/A変換
装置10に出力して、アナログ信号(音声信号)に変換
させ、スピーカ11から音声出力させる(図2ステップ
t2)。これにより図4の例では、まず(S1+M1)
の音声データ部分が音声出力される。
【0028】さて本実施例では、スピーカ11から出力
されている音声が聞き取りにくい、あるいはその音声を
確認したい等の理由で、その音声を利用者が再度聞きた
い場合には、利用者は図1のボイスメール端末に対して
音声再出力が要求できるようになっている。利用者から
の音声再出力要求は、スピーカ11からの音声出力期間
に利用者がマイクロホン7から何等かの音声を入力する
ことにより実現されている。この音声再出力要求は音声
検出部9によって検出されるもので、簡便な検出方法
は、利用者の発した音声の音声パワーがある閾値より大
きい期間が所定時間以上続いたことを検出することであ
る。
【0029】そこでメール制御部2は、音声出力の対象
とする音声データ部分(ここでは、S1+M1)のD/
A変換装置10への出力を開始すると、その音声データ
部分の音声出力の期間に利用者からの音声再出力要求が
あるか否かを、音声検出部9の音声検出結果により調べ
る(ステップt3)。
【0030】もし、音声出力の期間に利用者からの音声
再出力要求がなければ、メール制御部2は、再度ステッ
プt1,t2を実行する。即ちメール制御部2は、メモ
リ5にロードされている音声出力対象とする音声データ
中の後続の無音部分を無音検出部12により検出させ、
その無音部分が検出される以前の音声データ部分(その
無音部分と前回検出された無音部分との間の音声データ
部分)とその無音部分とをD/A変換装置10を介して
スピーカ11から音声出力させる。これにより図4の例
では、(S2+M2)の音声データ部分が音声出力され
る。
【0031】このように本実施例では、音声出力の期間
に利用者からの音声再出力要求がないとステップt3で
判別される限りは、ステップt1,t2を音声データが
なくなるまで繰り返し、ボイスメールを連続して音声出
力することになる。これに対して、利用者からの音声再
出力要求があった場合には、以下に述べる音声の再出力
処理が行われる。
【0032】メール制御部2は、前記したように、音声
出力の対象とする音声データ部分(ここでは、S2+M
2であるとする)をD/A変換装置10に出力すると、
その音声データ部分の音声出力の期間に利用者からの音
声再出力要求があるか否かを、音声検出部9の音声検出
結果により調べる(ステップt3)。もし、(S2+M
2)の音声データ部分の音声出力期間中に、利用者がマ
イクロホン7から何等かの音声(例えば音声再出力を要
求する音声)を入力すると、音声検出部9により音声再
出力要求が検出され、ステップt3の判定はYESとな
る。
【0033】メール制御部2は、音声検出部9の音声検
出結果により利用者からの音声再出力要求があったこと
を判別すると、D/A変換装置10を制御してスピーカ
11からの音声出力を直ちに停止させ(ステップt
4)、そのときスピーカ11から出力されていた音声デ
ータ部分を音声再出力の対象とする音声データと決定し
て、後続の処理(ステップt5,t6)を行う。ここで
決定される音声再出力の対象となる音声データ部分の開
始位置は、音声再出力要求が検出された直前の音声デー
タ部分との(無音部分による)区切りの位置となる。し
たがって、図4に示す(S2+M2)の音声データ部分
の音声出力期間に音声再出力要求があったものとする
と、S2部分の先頭から次の無音部分M2の終端までの
音声データ部分が、再出力すべき音声データ部分とされ
る。
【0034】さてメール制御部2は、ステップS5にお
いて、音声再出力の対象とする音声データ部分を音声加
工部13に渡し、同音声データ部分を、大きい音声で且
つゆっくりと出力されるように加工させる。ここで、出
力音声を大きくするには、音声データ(ディジタルデー
タ)の値を大きくすることによって実現できる。また、
音声をゆっくりと出力するには、音声データ(ディジタ
ルデータ)を近似補間した後に、ローパスフィルタリン
グを施すことによって実現できる。
【0035】次にメール制御部2は、音声加工部13に
よって加工された音声再出力対象音声データ部分を、次
のステップt6においてD/A変換装置10に出力する
ことで、その音声データ部分(ここではS2+M2)を
スピーカ11から大きな音声で且つゆっくりとした速度
で音声再出力させる。これにより利用者は、文節や文の
区切りの位置(を与える無音部分)で区切られる、聞き
返したいと思った部分だけを再度聞くことができ、しか
も大きい音声でゆっくりと出力されるため、利用者にと
って分かり易いものとなる。
【0036】メール制御部2は、ステップt6の音声再
出力処理を行うと、ステップt1以降の処理に戻り、後
続の音声データ部分(図4の例では、M2に続くS3と
次の無音データ部分からなる音声データ部分)を対象と
する通常の音声出力が行われる。次に、受信したボイス
メールを保存する場合の処理の流れを、図3のフローチ
ャートを参照して、図4を併用しながら説明する。
【0037】メール制御部2は、外部記憶装置6に格納
されたボイスメールの保存処理を行う際には、外部記憶
装置6から該当するボイスメールをメモリ5に読み出し
て、図3のフローチャートに従って以下の処理を行う。
【0038】即ちメール制御部2は、まず前述したボイ
スメールを音声出力する場合と同様に、メモリ5に読み
出した音声データ中の無音部分を、無音検出部12によ
り検出させ(ステップt11)、その無音部分が検出さ
れる以前の音声データ部分とその無音部分とからなる音
声データ部分を順次D/A変換装置10に出力すること
で、この出力した音声データ部分をスピーカ11から音
声出力させる(ステップt12)。
【0039】次にメール制御部2は、音声出力した音声
データ部分を保存するか否かを、例えば表示装置3に問
い合わせ画面を表示することで、利用者に問い合わせ、
キーボード4からの応答入力を待つ(ステップt1
3)。
【0040】ここで、利用者がキーボード4を操作して
保存を指示する“YES”を入力すると、メール制御部
2は、ステップt12で音声出力した音声データ部分を
外部記憶装置6に保存する(ステップt14)。また、
保存せずを指示する“NO”が入力された場合には、メ
ール制御部2は、ステップt12で音声出力した音声デ
ータ部分の保存動作を行わず、ステップt11に戻る。
したがって、図4の例で(S1+M1)の音声データ部
分を音声出力した後に、利用者が“YES”を入力する
と、その(S1+M1)が保存される。
【0041】メール制御部2は、上記のステップt11
〜t13(および“YES”入力時には更にステップt
14)を、受信したメールの音声データが尽きるまで繰
り返す。そして最後に、メール制御部2は、外部記憶装
置6に格納されていた受信メールのオリジナルを消去し
(ステップt15)、ボイスメールの保存処理を終了す
る。
【0042】このように、本実施例に係わるボイスメー
ル端末では、無音検出部12により受信ボイスメールか
ら文節や文の区切りの位置を検出して、その検出位置で
区切られた文節や文を単位にボイスメールを音声出力す
るようにしたので、そのボイスメールの音声出力の最中
に利用者からの音声再出力の要求があれば、その時点で
出力していた文節や文などを、要求された音声再出力の
対象部分であると認識して再出力することができ、受信
ボイスメールを最初から全て音声再出力しなければなら
なかった従来のボイスメール端末に比べ、利用者にとっ
て極めて便利なものとなる。しかも、本実施例では、音
声の再出力の対象部分を、大きな音声で且つゆっくりと
再出力できるため、利用者にとって聞き取り易いものと
なる。
【0043】また本実施例によれば、ボイスメールを保
存する際には、文節や文などの単位で音声出力して、こ
の単位で利用者が保存したいか否かを選択するというイ
ンタラクティブな保存処理が行えるため、音声データ保
存用に大容量のファイルシステムを必要としないで済
む。なお、本発明は上述した実施例に限定されるもので
はない。
【0044】例えば、図2および図3のフローチャート
に示す処理の流れでは、無音検出部12による無音部分
の検出を、音声出力する直前に行っているが、これに限
るものではない。即ち、無音検出部12による無音検出
を、ボイスメール端末でボイスメールを受信したときに
予め行って、その検出情報を保持しておき、音声出力処
理に際して、この検出情報を利用するようにしてもよ
い。この場合、利用者がボイスメール端末を利用する際
の、同端末での処理量を軽減することが可能となる。ま
た、図2の処理で、音声出力する際に毎回無音部分の検
出を行う代わりに、音声再出力要求が検出された場合だ
け無音検出を行うようにすることも可能である。この場
合、音声再出力要求の検出時点の直前と直後の無音部分
を検出して、この直前の無音部分の次の位置から音声デ
ータの再出力を開始し、そのうち、上記直前の無音部分
の次の位置から上記直後の無音部分までの音声データ部
分を音声加工部13により加工して、大きい音声で且つ
ゆっくりと出力させればよい。
【0045】またボイスメール端末の構成も図1に限定
されるものではない。例えば利用者の音声再出力要求を
入力するための手段として、マイクロホン7を用いた音
声による入力に限らず、キーボードやマウスを用いた構
成も可能である。音声データ保存の“YES”または
“NO”の指示の入力に、音声認識部を設けることで、
マイクロホン7を用いた音声による入力手段を実現する
ことも可能である。更に、利用者が本ボイスメール端末
を利用する手段として、電話を用いて利用者にボイスメ
ールを音声出力して、音声再出力等をプッシュボタン等
で指示するように構成することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ボ
イスメールの音声データ中の無音部分を検出して文節や
文の区切りの位置を検出することにより、同メールを音
声出力している最中に利用者からの音声再出力要求があ
った場合には、上記の区切りの位置を用いて、その要求
時に音声出力中であった、その直前の区切り位置から始
まる1区間の音声データ部分(文節や文)を利用者が聞
き返したい部分であると認識して、ボイスメールの最初
からではなく、その区切り位置から音声再出力すること
ができるため、利用者に便利なサービスを提供すること
ができる。
【0047】また本発明によれば、音声再出力要求に対
する音声再出力に際して、音声再出力要求時に出力して
いた1区間の音声データ部分を加工することにより、同
音声データ部分を大きな音声で且つゆっくりと出力でき
るため、利用者が聞き返したかった部分を利用者にとっ
て聞き取り易いものとすることができる。
【0048】また本発明によれば、受信した音声データ
を保存する際に、その音声データを無音部分で区切られ
る文節や文などの単位で逐次音声出力し、この音声出力
期間毎に利用者からの音声データ保存要求を受付けるよ
うにしたので、要求受付け時に出力中であった無音部分
で区切られた単位の音声データ部分だけを、利用者から
保存が要求された部分であると認識して保存することが
できるため、即ち無音部分で区切られる文節や文などの
単位で、利用者の必要とする音声データ部分を選択的に
保存できるため、受信ボイスメールの保存に大容量ファ
イルシステムを必要としないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るボイスメール端末の構
成を示すブロック図。
【図2】同実施例におけるボイスメール音声出力処理の
流れを説明するためのフローチャート。
【図3】同実施例におけるボイスメール保存処理の流れ
を説明するためのフローチャート。
【図4】ボイスメールの音声データの一例を示す図。
【符号の説明】
1…ネットワーク制御部、2…メール制御部(制御手
段),3…表示装置、4…キーボード、6…外部記憶装
置(保存手段)、7…マイクロホン、8…A/D変換装
置、9…音声検出部、10…D/A変換装置、11…ス
ピーカ、12…無音検出部、13…音声加工部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データによるメール情報の送受信が
    可能なボイスメール端末において、 受信した音声データを音声出力するための音声出力手段
    と、 この音声出力手段による音声出力の対象とする音声デー
    タ中の無音部分を検出する無音検出手段と、 前記音声出力手段による音声出力の期間に外部からの音
    声再出力要求の受付けを行い、この音声再出力要求を受
    付けた際には、前記音声出力手段による音声出力を一旦
    停止させ、この音声再出力要求の受付け時点の直前の、
    前記無音検出手段により検出された無音部分の次の位置
    から、前記音声データの音声再出力を開始させる制御手
    段とを具備することを特徴とするボイスメール端末。
  2. 【請求項2】 前記音声データの音声再出力開始に際し
    て、同音声データのうち、前記音声再出力要求の受付け
    時点の直前と直後の、前記無音検出手段により検出され
    た両無音部分で区切られる音声データ部分を、その音声
    が大きく、ゆっくりと出力されるように加工する音声加
    工手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のボ
    イスメール端末。
  3. 【請求項3】 音声データによるメール情報の送受信が
    可能なボイスメール端末において、 受信した音声データを音声出力するための音声出力手段
    と、 この音声出力手段による音声出力の対象とする音声デー
    タ中の無音部分を検出する無音検出手段と、 この無音検出手段により前記音声データ中の無音部分が
    検出される毎に、その検出位置を終端とする、無音部分
    で区切られた1区間の音声データ部分を前記音声出力手
    段により音声出力させる第1の制御手段と、 前記音声出力手段による音声出力の期間に外部からの音
    声再出力要求の受付けを行い、この音声再出力要求を受
    付けた際には、前記音声出力手段による音声出力を一旦
    停止させ、音声出力中であった前記1区間の音声データ
    部分を前記音声出力手段により再度音声出力させる第2
    の制御手段とを具備することを特徴とするボイスメール
    端末。
  4. 【請求項4】 前記音声出力手段による再度の音声出力
    に供される前記音声データ部分を、その音声が大きく、
    ゆっくりと出力されるように加工する音声加工手段を更
    に備えたことを特徴とする請求項3記載のボイスメール
    端末。
  5. 【請求項5】 音声データによるメール情報の送受信が
    可能なボイスメール端末において、 受信した音声データを音声出力するための音声出力手段
    と、 前記受信した音声データを保存するための保存手段と、 前記音声出力手段による音声出力の対象とする音声デー
    タ中の無音部分を検出する無音検出手段と、 この無音検出手段により前記音声データ中の無音部分が
    検出される毎に、その検出位置を終端とする、無音部分
    で区切られた1区間の音声データ部分を前記音声出力手
    段により音声出力させる第1の制御手段と、 前記音声出力手段による前記1区間の音声データ部分の
    音声出力毎に外部からの音声データ保存要求の受付けを
    行い、この音声データ保存要求を受付けた場合に限り、
    該当する前記1区間の音声データ部分を前記保存手段に
    保存する第2の制御手段とを具備することを特徴とする
    ボイスメール端末。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000267687A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Mitsubishi Electric Corp 音声応答装置
JP2002297501A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Ten Ltd 通信端末

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