JPH06250517A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06250517A
JPH06250517A JP5036456A JP3645693A JPH06250517A JP H06250517 A JPH06250517 A JP H06250517A JP 5036456 A JP5036456 A JP 5036456A JP 3645693 A JP3645693 A JP 3645693A JP H06250517 A JPH06250517 A JP H06250517A
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JP
Japan
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developer
carrier
opening
discharge
developing tank
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JP5036456A
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English (en)
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Fumio Shimazu
史生 島津
康博 ▲高▼井
Yasuhiro Takai
Atsushi Ueda
篤 上田
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 現像槽内のトナーおよびキャリアから成る劣
化現像剤を逐次置換するため、キャリアを含有するキャ
リア現像剤を補給する一方、補給量に見合う量の現像剤
を排出する。この排出のために、現像槽における撹拌ロ
ーラ18との対向部位に排出開口24を形成し、この排
出開口24を、排出用ソレノイド28により駆動される
開閉蓋26で開閉する。また、開閉蓋26の開動作は、
撹拌ローラ18の回転時に行われる。 【効果】 排出開口24の開放と撹拌ローラ18の回転
により現像剤を排出開口から確実に排出でき、新旧現像
剤の置換比率の制御が容易となり、また新旧現像剤の置
換効率が向上する。この結果、良好な画質を維持でき、
かつ現像剤の消費量を低減できる。また、排出のために
現像剤を流動させる構成が簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の電子写真装
置における感光体表面の静電潜像を可視化するため、ト
ナーおよびキャリアから成る二成分現像剤を収納してト
ナーを上記感光体表面に供給する現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば乾式複写機等においては、キャリ
アとトナーとからなる二成分現像剤で感光体表面の静電
潜像の可視化(現像)を行う現像装置が多用されてい
る。このような現像装置において、トナーは現像動作に
よって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現
像装置内に残る。したがって、現像装置内でトナーと共
に撹拌されるキャリアは撹拌頻度が多くなるにつれて、
表面の樹脂コート層の剥がれや、表面へのトナーの粘着
といった事態が生じて劣化し、このために、現像剤の帯
電性能が徐々に低下する。
【0003】そこで、現像動作によって消費されるトナ
ーの補給とは別に、現像装置内にキャリアも少量ずつ補
給して、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置
が、例えば特公平2−21591号公報および実公昭6
0−2596号公報に開示されている。その装置におい
ては、キャリアの補給によって過剰となった現像槽内の
現像剤は、現像槽壁面に設けられている現像剤溢出口か
らオーバーフローして排出され、現像剤回収容器に回収
される。このような補給・排出が逐次繰返されることに
よって、現像槽内の劣化現像剤は、新たに供給されるト
ナーおよびキャリアに置換されていき、これによって、
帯電性能を維持し、複写画質の低下を抑えるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置で
は、現像槽内の劣化現像剤の排出は現像槽壁面の現像剤
溢出口からのオーバーフローによって行われるものであ
るために、新たに供給される新鮮な現像剤との置換比率
が意図通りに維持されず、このため、帯電性能が変動し
て、複写画質の低下が生じるという問題を有している。
例えば、原稿濃度の高い原稿に対する複写が繰返された
場合等にはトナーの消費量が多くなり、このとき、現像
槽内の現像剤の全体量は少なくなる。この状態でキャリ
アが供給されたとしても、現像剤の量は現像剤溢出口ま
で達しなくなり、したがって、オーバーフローによる排
出は生じない。このように、オーバーフローによる自然
排出構造では、意図通りの排出が生じ難いために、帯電
性能の低下による複写画質の劣化を充分には補償できな
いものとなっている。
【0005】一方、現像装置内の現像剤の量が多い状態
でキャリアの補給がなされた場合には、このキャリアが
すぐにオーバーフローにより排出される状態ともなり易
く、このため、新たに供給したものとの置換が意図通り
に行われずに置換効率が低下し、これを補うべく過剰な
キャリアの供給が必要になって、現像剤全体の消費量が
多くなるという問題もある。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みな
されたものであって、その目的は、キャリアを含有する
キャリア現像剤の補給と、この補給に見合った現像槽内
の現像剤の排出とを簡単な構成で確実に行うことが可能
であり、これによって、帯電性能の低下を抑えて画質を
良好に維持することができると共に、さらに、補給・排
出の繰返しによる置換効率を向上して現像剤の消費量を
低減し得る現像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、上
記の課題を解決するために、トナーおよびキャリアから
成る現像剤を収納する現像槽に、現像剤を撹拌する撹拌
手段、例えば撹拌ローラおよび現像剤を感光体に供給す
る現像ローラが各々回転自在に設けられ、キャリアを含
有するキャリア現像剤が現像剤補給部から現像槽に逐次
補給される一方、現像槽の壁部に形成された排出部から
現像槽内の現像剤が排出される現像装置において、上記
の排出部は上記の攪拌手段との対向部位に形成された現
像剤排出用の排出開口からなり、この排出開口には排出
開口を開閉すべく駆動手段により駆動される開閉蓋が設
けられる一方、この開閉蓋の開放が撹拌手段の回転時に
行われるように制御する制御手段を備えていることを特
徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、撹拌手段の回転時に開閉
蓋を開動作させて排出開口を開くことで、現像槽内の現
像剤が撹拌手段、例えば撹拌ローラの回転によって流動
し、開口度合と開時間と撹拌手段の回転速度に応じた量
だけ排出開口を通して確実に排出される。従って、現像
槽内の現像剤の量が変動して表面高さが変化する場合で
も、所定量の現像剤を排出開口から確実に排出すること
ができるので、現像槽内の劣化現像剤を新たに補給する
新鮮な現像剤に置き換える置換比率を意図通りに制御し
ていくことが可能となる。この結果、帯電性能をほぼ一
定に保持することが可能となって、良好な画質を維持す
ることができ、また置換効率が向上し、現像剤の消費量
を低減することができる。
【0009】さらに、現像装置に従来から備えられてい
る撹拌手段、例えば撹拌ローラを利用して、排出のため
に現像剤を流動させているので、現像剤を流動させるた
めの専用の手段を新たに設ける必要がなく、構成が簡単
になっている。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図5に基づい
て説明すれば以下の通りである。図2に示すように、本
発明を適用して構成された複写機には、上面部に原稿載
置台1が設けられ、この原稿載置台1の下に露光光学系
2が配設されている。この露光光学系2は、原稿載置台
1上に載置された原稿(図示せず)に光を照射しながら
走査する光源ランプ3、原稿からの反射光を感光体4に
導く複数の反射鏡5…、および反射光の光路中に配され
たレンズユニット6から成っている。
【0011】感光体4の外周には、その表面を所定電位
に帯電させる帯電チャージャ7、像間イレーサ(図示せ
ず)、感光体4の表面に形成された静電潜像を現像する
現像装置8、感光体4の表面のトナー像を用紙に転写さ
せる転写チャージャ9、感光体4表面の残留トナーを回
収するクリーニング装置10および除電装置(図示せ
ず)等が設けられている。また、感光体4に対する入紙
側には、用紙を所定のタイミングで供給するタイミング
ローラ11、搬送ローラ12、給紙カセット13および
給紙ローラ14が設けられる一方、感光体4に対する出
紙側には、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着さ
せる定着装置15が設けられている。
【0012】図3に示すように、上記現像装置8は容器
状の現像槽16を有し、この現像槽16の内部には、マ
グネットローラより成る現像ローラ17と、撹拌手段と
しての撹拌ローラ18とが回転自在に配設されている。
この現像槽16内に収容されている現像剤はキャリアと
トナーとからなり、磁性体からなるキャリアは、表面に
トナーの粘着を抑制する樹脂コート層を有している。こ
のキャリアとトナーとが撹拌ローラ18によって撹拌さ
れると、トナーは摩擦帯電する。現像ローラ17は、キ
ャリアを磁力によって吸着し、磁気ブラシを形成させて
搬送することにより、キャリアにクーロン力によって付
着したトナーが感光体4に供給され、感光体4の静電潜
像に吸着されて、現像が行われる。なお、上記の磁気ブ
ラシの穂立ちの高さはドクタ19にて規制されるように
なっている。
【0013】現像槽16の上壁部16aには現像剤の補
給用開口が形成され、この補給用開口に、現像剤供給ユ
ニット(現像剤補給部)20が上方から嵌着されてい
る。この現像剤供給ユニット20は、内部がトナー収納
室20aとキャリア現像剤収納室20bとの二室に仕切
られている。一方のトナー収納室20aにはトナーが収
納されており、他方のキャリア現像剤収納室20bに
は、キャリアのみからなる現像剤、若しくはキャリアに
トナーが所定比率で混合された現像剤(以下、キャリア
現像剤という)が収納されている。
【0014】各収納室20a・20bの底部には、トナ
ー補給ローラ21とキャリア現像剤補給ローラ22とが
それぞれ設けられており、トナー補給ローラ21が回転
駆動されることによって、トナー収納室20a内のトナ
ーが、また、キャリア現像剤補給ローラ22が回転駆動
されることによって、キャリア現像剤収納室20b内の
キャリア現像剤が、各ローラ21・22の駆動時間に応
じた量だけ、それぞれ流下して現像槽16内へと供給さ
れる。
【0015】一方、現像槽16の底壁部16bには、上
面が開口した容器状の回収容器23が、下側から着脱自
在に取付けられている。そして、上記底壁部16bに、
現像槽16内を回収容器23内に上下に連通させる排出
開口24が形成されている。この排出開口24の形成位
置は、図3における概略のJ−J線矢視断面図である図
4に示すように、撹拌ローラ18の駆動用のギヤ29・
30等が設けられていない非駆動側の端部付近であっ
て、撹拌ローラ18と対向し、撹拌ローラ18の回転に
より流動する現像槽16内の現像剤を排出し得る位置と
なっている。
【0016】このような構造を得る場合、排出開口24
を撹拌ローラ18の軸方向であって、現像槽16の底壁
部16bにおける端部に形成するとともに、この部位ま
で達するように撹拌ローラ18を延長させて形成すれ
ば、現像槽16の端部で滞留する劣化現像剤が排出され
ることになり、これによって現像槽16内の現像剤に適
切な流れが生じ、全体の現像剤を効率よく使用すること
ができる。尚、本実施例においては、上記の排出開口2
4の形成領域を確保するため、図4に示すように、現像
槽16に撹拌ローラ18の軸方向へ突出した突出部16
dを形成している。
【0017】上記の排出開口24の形成部位には、排出
開口24を開閉する開閉機構部25が、底壁部16bの
下面に沿って設けられている。この開閉機構部25は、
図1(a)(b)に示すように、底壁部16bの下面に沿
ってスライド自在に配設された平板状の開閉蓋26と、
この開閉蓋26のスライド動作を案内するように開閉蓋
26の両側の位置に設けられたガイドプレート27・2
7と、プランジャ28aの先端が上記開閉蓋26に連結
された排出用ソレノイド(駆動手段)28とから成って
いる。排出用ソレノイド28が非通電の状態(OFF)
ではプランジャ28aが前進した位置で保持され、これ
により、開閉蓋26は、排出開口24を下側から覆う閉
状態で保持される。一方、排出用ソレノイド28に通電
(ON)するとプランジャ28aが後退し、これによっ
て、開閉蓋26は排出開口24を覆う位置から退避し
て、排出開口24が開状態に切換わる。この開状態で
は、現像槽16内の現像剤が、排出開口24を通して回
収容器23内へと流下し、現像槽16内から排出され
る。
【0018】次に、上記構成の複写機におけるコピー動
作について説明する。電源スイッチ(図示せず)がON
されると、まずウォーミングアップ処理が行われる。こ
れが完了した後に後述するコピースタートスイッチ31
がONされると、露光光学系2の光源ランプ3によって
原稿載置台1上に載置された原稿が走査される。このと
きの原稿からの反射光が反射鏡5…およびレンズユニッ
ト6を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7に
て所定電位に帯電されている感光体4の表面に静電潜像
が形成される。次いで、この静電潜像は現像装置8から
供給されるトナーによって現像される。感光体4表面の
トナー像は、転写チャージャ9により給紙カセット13
から供給される用紙に転写され、定着装置15にて用紙
上に熱定着される。これにより、用紙上に原稿画像に対
応したコピー画像が形成される。
【0019】このような一連の複写動作を制御するため
に、図5に示すように、マイクロコンピュータから成る
制御装置32が本複写機に設けられており、この制御装
置32に、上記コピースタートスイッチ31のON操作
信号が入力されるようになっている。また、複写動作の
累積回数をカウントする複写カウンタ33がさらに設け
られ、このカウント値(以下、コピーカウント値とい
う)nも上記制御装置32に入力されるようになってい
る。
【0020】上記のような複写動作が繰返されると、現
像装置8の現像槽16内に収納されている現像剤中のト
ナーは徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比
率、すなわちトナー濃度が低下していく。このトナー濃
度の変化を検出するトナー濃度センサ34が現像槽16
内に配設されており、このトナー濃度センサ34に基づ
くトナー補給ローラ21の駆動制御が、上記制御装置3
2によってさらに行われる。すなわち、トナー濃度セン
サ34での検出信号が、現像に必要な適正範囲の下限値
まで下がったことが検知されると、トナー補給ローラ2
1の駆動を開始する。これにより、トナー収納室20a
内のトナーが現像槽16内に補給され、現像槽16内の
トナー濃度が上昇する。そして、このトナー濃度が上記
の適正範囲の上限値に達したことが検知されると、トナ
ー補給ローラ21の駆動を停止する。このような制御に
よって、現像槽16内のトナー濃度は、上記適正範囲内
で維持される。
【0021】上記のように補給されるトナーは、現像槽
16内の現像剤と撹拌され、一定の帯電量に制御され
て、感光体4へと供給され、現像に使用される。一方、
現像剤中のキャリアは減少することはなく、繰返し使用
されるために、現像ローラ17や撹拌ローラ18での撹
拌、および感光体4との接触で徐々に劣化していく。こ
のようにキャリアが劣化していくと、トナーに所定の帯
電量を付与し得なくなり、画質の低下を生じることとな
る。そこで、現像槽16内にキャリアをも新たに補給
し、現像槽16内の劣化したキャリアと置換していくこ
とで、上記のような帯電性能の低下が抑えられる。この
ために、前記のキャリア現像剤収納室20bからキャリ
ア現像剤を補給し、かつ、現像槽16内の現像剤を排出
する補給・排出制御も、上記制御装置32で行うように
なっている。以下、この補給・排出の制御手順につい
て、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0022】まず、複写が実行される毎に複写カウンタ
33でのコピーカウント値nを、設定値切換カウント値
n(i) と比較する(S1)。このn(i) は、後述の排出
サイクルXC 、排出時間tXC、補給サイクルYC 、補給
時間tYC等の設定値を変更すべき累積コピー回数を予め
求めて設定しているもので、制御装置32内の記憶部に
n(1) ・n(2) ……の複数の値が記憶され、パラメータ
iに応じてS1の処理で順次読出される。また、上記記
憶部には、各設定値切換カウント値n(i) (i=1、
2、…)に対応させて、排出サイクル値XC (i) 、排出
時間tXC(i) 、補給サイクル値YC (i) 、補給時間tYC
(i) がデータテーブルとして記憶されている。
【0023】S1において、コピーカウント値nが設定
値切換カウント値n(i) に達していることが判別される
と、この時のn(i) に対応する各XC (i) 、tXC(i) 、
C(i) 、tYC(i) を、排出サイクルXC 、排出時間t
XC、補給サイクルYC 、補給時間tYCとして、それまで
の値に替えて新たに設定する処理が行われ(S2)、次
いで、パラメータiに1が加算される(S3)。
【0024】上記のような設定値切換のための処理S1
〜S3を行った後、上記のコピーカウント値nを、排出
タイミング値MX と比較し(S4)、nがMX に達して
いることが判別されると、撹拌ローラ18の回転時を待
って(S5)、排出用ソレノイド28をONにする(S
6)。これによって、開閉蓋26が排出開口24を覆う
閉位置から開位置へと移動されて、現像槽16内の現像
剤の排出が開始される。同時に、排出時間監視タイマの
計時が開始され、このタイマでの計時時間tが、前記
の排出時間tXCに達するまで現像剤の排出が行われる
(S7)。tX がtXCに達すると排出用ソレノイド28
をOFFにする(S8)。これにより、開閉蓋26が排
出開口24を覆う閉位置に戻り、現像剤の排出が停止さ
れる。そして、上記の排出タイミング値MX に、排出サ
イクルXC を加算する処理を行い(S9)、これによっ
て、排出タイミング値MX は、次に現像剤の排出を行う
べき累積コピー回数値に更新される。
【0025】上記のような排出処理が完了した後、或い
はS4でコピーカウント値nが排出タイミング値MX
達していないときには、次いで、nを補給タイミング値
Yと比較する(S10)。nがMY に達していない時
には前記S1に戻る処理を行う一方、nがMY に達して
いる時には、続いて、キャリア現像剤補給ローラ22を
ONにする(S11)。これによって、現像槽16への
キャリア現像剤収納室20b内のキャリア現像剤の補給
が開始される。同時に、補給時間監視タイマの計時が開
始され、このタイマでの計時時間tY が、前記補給時間
YCに達するまでキャリア現像剤の補給が継続される
(S12)。tY がtYCに達すると、キャリア現像剤補
給ローラ22をOFFにすることによって(S13)、
キャリア現像剤の補給が停止される。そして、上記の補
給タイミング値MY に、前記補給サイクルYC を加算し
(S14)、S1に戻る処理を行う。これによって、補
給タイミング値MY は次に補給を行うべき累積コピー回
数値に更新される。
【0026】このような制御が繰返されることによっ
て、コピーがXC 回行われる毎に、排出用ソレノイド2
8が時間tXCだけ駆動され、この駆動時間に応じた量の
現像剤が現像槽16内から回収容器23へと排出され
る。また、コピーがYC 回行われる毎に、キャリア現像
剤補給ローラ22が時間tYCだけ駆動され、この駆動時
間に応じた量のキャリア現像剤が現像槽16へと補給さ
れる。このように、キャリア現像剤の補給および現像槽
16内の現像剤の排出が繰返されることにより、現像槽
16内の劣化した現像剤は、逐次新鮮な現像剤と置換さ
れていく。
【0027】上記のように、本現像装置においては、撹
拌ローラ18の回転時に排出開口24を開くことで、現
像槽16内の現像剤が撹拌ローラ18の回転によって流
動し、排出開口24の開口度合と開時間と撹拌ローラ1
8の回転速度に応じた量だけ排出開口24を通して確実
に排出されるものとなっている。従って、所定量の現像
剤を正確に排出することができ、現像槽16内の劣化現
像剤を、新たに補給する新鮮な現像剤に逐次置き換えて
いくときの置換比率が意図通りに制御される。この結
果、帯電性能をほぼ一定に保持することができ、良好な
複写画質を維持することが可能となる。また置換効率が
向上し、現像剤の消費量を低減することができる。
【0028】さらに、現像装置に従来から備えられてい
る撹拌ローラ18を利用して、排出のために現像剤を流
動させているので、現像剤を流動させるための専用の手
段を新たに設ける必要がなく、構成が簡単になってい
る。
【0029】尚、撹拌ローラ18の回転時としては、現
像装置による現像動作時、前回転時および後回転時等が
ある。これら前回転および後回転は、図2に示す感光体
4に対する帯電と除電との動作を行うことにより表面電
位をその各部で均一にしておき、各部での表面電位のば
らつきにより画質が不均一になることを防止するための
処理である。前回転は、コピースタートスイッチ31が
操作されたとき、感光体4による画像形成動作に入る前
に行われ、後回転は、感光体4による画像形成動作の終
了後に行われる。
【0030】また、排出開口24は、上記のように、撹
拌ローラ18の端部との対向位置に設けると、現像槽1
6の端部に滞留する現像に寄与しない現像剤を排出し易
くなるものの、特にこの位置に限定されない。さらに、
排出開口24は、現像槽16の底壁部16bに設けるこ
とが現像槽16内の現像剤を排出する上において最良で
あるものの、側壁部に形成されていてもよい。
【0031】また、上記の実施例では、撹拌ローラ18
の回転時に合わせて排出開口24を開放するようにして
いるが、撹拌ローラ18の駆動系を撹拌ローラ18が単
独で回転し得る構成とし、制御装置32の制御により排
出開口24の開放時に撹拌ローラ18を回転させる構成
とすることも可能である。
【0032】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図7な
いし図9に基づいて以下に説明する。尚、説明の便宜
上、前記の実施例の図面に示した部材と同一の機能を有
する部材には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0033】本実施例の現像装置は、図7およびこの図
7におけるK−K線矢視断面図である図8に示すよう
に、現像ローラ17、撹拌スクリュー41、撹拌手段と
してのパドルローラ42、現像剤をE方向に搬送する搬
送スクリュー43およびキャリア現像剤補給ポイント5
1に補給された現像剤をF方向に搬送する搬送スクリュ
ー44を備えている。また、搬送スクリュー43と搬送
スクリュー44との間におけるE方向側の部位には、キ
ャリア現像剤補給ポイント51に補給された現像剤が搬
送スクリュー44によって十分に撹拌されることなく搬
送スクリュー43側へ移動するのを防止するための仕切
り板52が設けられている。上記の各回転部材17・4
1〜44は、その駆動側端部に設けられた個々のギヤ4
5〜49に、図示しないモータと接続されたギヤ50か
ら駆動力が伝達されて回転するものとなっている。
【0034】上記のパドルローラ42の配設部における
現像槽16の駆動側とは反対側の部位には軸方向への突
出部16dが形成され、この突出部16dの側壁部にお
けるパドルローラ42との対向部位には、図9に示すよ
うに、排出開口24が形成され、この部位に開閉機構部
25が設けられている。
【0035】一方、パドルローラ42は、突出部16d
からF方向側の部位が、ほぼ十字形に4枚の羽根42c
…を有する撹拌動作部42aとなり、突出部16dに配
されている部位が2枚の羽根42d・42dを有する排
出動作部42bとなっている。このパドルローラ42の
形状によれば、撹拌動作部42aによって効率の良い撹
拌動作を行うことができるとともに、撹拌に必要な回転
数でパドルローラ42を回転させたときに排出開口24
の開放時に排出開口24から多量の現像剤が排出される
ことを防止し、排出動作部42bによって適量の現像剤
を排出できるようになっている。また、排出動作部42
bの羽根42dの枚数は、2枚に限定されず、適当に設
定することが可能である。
【0036】尚、本現像装置においても、排出開口24
は、側壁部でなく底壁部に形成されていてもよい。ま
た、開閉蓋26の開放がパドルローラ42の回転時に行
われること等、現像装置の動作および機能等について
は、前記の実施例1と同一である。
【0037】
【発明の効果】本発明の現像装置は、以上のように、現
像槽の壁部に形成された排出部が攪拌手段との対向部位
に形成された現像剤排出用の排出開口からなり、この排
出開口には排出開口を開閉すべく駆動手段により駆動さ
れる開閉蓋が設けられる一方、この開閉蓋の開放が撹拌
手段の回転時に行われるように制御する制御手段を備え
ている構成である。
【0038】これにより、排出開口を開いたときに、現
像槽内の現像剤が撹拌手段の回転によって流動し、開口
度合と開時間と撹拌手段の回転速度に応じた量、排出開
口を通して確実に排出される。従って、現像槽内の現像
剤の量が変動して表面高さが変化する場合でも、所定量
の現像剤を排出開口から確実に排出することができ、現
像槽内の劣化現像剤を新たに補給する新鮮な現像剤に置
き換える置換比率を意図通りに制御していくことが可能
となる。この結果、帯電性能をほぼ一定に保持すること
が可能となって、良好な画質を維持することができ、ま
た置換効率が向上し、現像剤の消費量を低減することが
できる。
【0039】さらに、現像装置に従来から備えられてい
る撹拌手段を利用して、排出のために現像剤を流動させ
ているので、現像剤を流動させるための専用の手段を新
たに設ける必要がなく、構成が簡単であるといった効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像装置の要部を示
すものであって、同図(a)は縦断面図、同図(b)は
同図(a)におけるI−I線矢視図である。
【図2】上記現像装置が内蔵された複写機の全体構成を
示す模式図である。
【図3】上記複写機内における現像装置を拡大して示す
断面図である。
【図4】図1に示した排出開口の形成位置を示すもので
あって、図3におけるJ−J線矢視断面図である。
【図5】上記複写機の制御ブロック図である。
【図6】上記複写機における制御装置で行われる補給・
排出制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例を示すものであって、図4
に示した部位に相当する現像装置の要部を示す断面図で
ある。
【図8】図7におけるK−K線矢視断面図である。
【図9】図7におけるL−L線矢視図である。
【符号の説明】
4 感光体 8 現像装置 16 現像槽 16b 底壁部 17 現像ローラ 18 撹拌ローラ(撹拌手段) 20 現像剤供給ユニット(現像剤補給部) 24 排出開口 26 開閉蓋 28 排出用ソレノイド(駆動手段) 32 制御装置(制御手段) 42 パドルローラ(撹拌手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 宏和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーおよびキャリアから成る現像剤を収
    納する現像槽に、現像剤を撹拌する撹拌手段および現像
    剤を感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設け
    られ、キャリアを含有するキャリア現像剤が現像剤補給
    部から現像槽に逐次補給される一方、現像槽の壁部に形
    成された排出部から現像槽内の現像剤が排出される現像
    装置において、 上記の排出部は上記の攪拌手段との対向部位に形成され
    た現像剤排出用の排出開口からなり、この排出開口には
    排出開口を開閉すべく駆動手段により駆動される開閉蓋
    が設けられる一方、この開閉蓋の開放が撹拌手段の回転
    時に行われるように制御する制御手段を備えていること
    を特徴とする現像装置。
JP5036456A 1992-07-21 1993-02-25 現像装置 Pending JPH06250517A (ja)

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JP5036456A JPH06250517A (ja) 1993-02-25 1993-02-25 現像装置
US08/093,075 US5592270A (en) 1992-07-21 1993-07-16 Developing device in an electrophotographic apparatus capable of controlling a discharge of deteriorated developer and method of discharging deteriorated developer
DE69334166T DE69334166D1 (de) 1992-07-21 1993-07-20 Entwicklungsvorrichtung
EP93111589A EP0583634B1 (en) 1992-07-21 1993-07-20 Developing device

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008281845A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Ricoh Co Ltd 現像装置および画像形成装置
JP2008287079A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
US8295741B2 (en) 2009-03-23 2012-10-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Developing apparatus and image forming apparatus

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