JPH06250440A - 黄色トナー - Google Patents
黄色トナーInfo
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- JPH06250440A JPH06250440A JP5033371A JP3337193A JPH06250440A JP H06250440 A JPH06250440 A JP H06250440A JP 5033371 A JP5033371 A JP 5033371A JP 3337193 A JP3337193 A JP 3337193A JP H06250440 A JPH06250440 A JP H06250440A
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- yellow
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分光反射特性がよく、耐光性に優れ、OHP
シートへの複写で透明性がよく明瞭な黄色投影画像を形
成することができる黄色トナーを提供すること。 【構成】 熱可塑性樹脂と着色剤を主成分とする電子写
真用トナーにおいて前記着色剤がC.I.Disper
se Yellow 224,237、C.I.Sol
vent Yellow 98,105,112,16
0から選ばれる化合物を含有する黄色トナー。
シートへの複写で透明性がよく明瞭な黄色投影画像を形
成することができる黄色トナーを提供すること。 【構成】 熱可塑性樹脂と着色剤を主成分とする電子写
真用トナーにおいて前記着色剤がC.I.Disper
se Yellow 224,237、C.I.Sol
vent Yellow 98,105,112,16
0から選ばれる化合物を含有する黄色トナー。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】電子写真、静電記録等における静
電荷像を現像するための新規なトナーに関し、特にカラ
ー電子写真に適した黄色トナーに関する。
電荷像を現像するための新規なトナーに関し、特にカラ
ー電子写真に適した黄色トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電気潜像を現像剤により現像して可視画
像を形成する電子写真方式は光導電性物質からなる感光
体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像を現像剤で現
像し、必要に応じて紙等にトナー粉像を転写した後、加
熱、加圧等により定着して可視像を得るものである。ま
たカラーの多色像を得るためには原稿をいろ分解フィル
ターを用いて露光、あるいはスキャナーで読みとった像
をレーザーで書き込み露光し、上記の工程をイエロー、
マセンダ、シアンのカラー現像剤を用い、トナー像を重
ね合わせカラー画像を形成するものである。
像を形成する電子写真方式は光導電性物質からなる感光
体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像を現像剤で現
像し、必要に応じて紙等にトナー粉像を転写した後、加
熱、加圧等により定着して可視像を得るものである。ま
たカラーの多色像を得るためには原稿をいろ分解フィル
ターを用いて露光、あるいはスキャナーで読みとった像
をレーザーで書き込み露光し、上記の工程をイエロー、
マセンダ、シアンのカラー現像剤を用い、トナー像を重
ね合わせカラー画像を形成するものである。
【0003】従来の電子写真用黄色着色剤としては、例
えば特開昭49−109040号公報、特開昭58−1
87949号公報で開示されているジスアゾ顔料や特開
昭58−189653号公報、特開平2−136865
号公報で開示されているモノアゾ顔料が用いられている
が、これらの有機顔料は熱や光に対する堅牢性は優れて
いるものの、トナー中に顔料粒子として分散状態で存在
しているため分散粒子による光散乱を生じトナーの透明
性を低下させる、このため複数のトナーを重ね合わせた
画像の色再現性が劣り、OHPへ転写、定着したトナー
画像の投影像が暗く、彩度が低くなる欠点を有してい
る。
えば特開昭49−109040号公報、特開昭58−1
87949号公報で開示されているジスアゾ顔料や特開
昭58−189653号公報、特開平2−136865
号公報で開示されているモノアゾ顔料が用いられている
が、これらの有機顔料は熱や光に対する堅牢性は優れて
いるものの、トナー中に顔料粒子として分散状態で存在
しているため分散粒子による光散乱を生じトナーの透明
性を低下させる、このため複数のトナーを重ね合わせた
画像の色再現性が劣り、OHPへ転写、定着したトナー
画像の投影像が暗く、彩度が低くなる欠点を有してい
る。
【0004】一方、染料は顔料にくらべ微細に分散した
状態で存在することから、染料を用い上記欠点を改良し
たトナーの提案がある、例えば、特開昭57−1283
48号公報、特開平2−210362号公報にはC.
I.DISPERSE YELLOW 61を用いる黄
色トナーが開示され、特開昭63−129350号公
報、特開昭63−129351号公報にはC.I.DI
SPERSE YELLOW 54、同93の染料を用
いたトナーの開示がある、特開昭62−147465号
公報、特開平1−253759号公報、特開平2−51
166号公報にはピリドンアゾ系を用いた黄色トナーが
開示されている。
状態で存在することから、染料を用い上記欠点を改良し
たトナーの提案がある、例えば、特開昭57−1283
48号公報、特開平2−210362号公報にはC.
I.DISPERSE YELLOW 61を用いる黄
色トナーが開示され、特開昭63−129350号公
報、特開昭63−129351号公報にはC.I.DI
SPERSE YELLOW 54、同93の染料を用
いたトナーの開示がある、特開昭62−147465号
公報、特開平1−253759号公報、特開平2−51
166号公報にはピリドンアゾ系を用いた黄色トナーが
開示されている。
【0005】これらの染料を用いたトナーは熱や光によ
る退色が起こり易く、また樹脂粒子に染着により着色化
する方法では上記の染料では染着性が劣る等の欠点を有
している。
る退色が起こり易く、また樹脂粒子に染着により着色化
する方法では上記の染料では染着性が劣る等の欠点を有
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
欠点を改良した電子写真用黄色トナーを提供する事にあ
る、すなわち 分光反射特性、透明性が良好である電子写真用黄色
トナーを提供する。 耐熱性、耐光性が優れた電子写真用黄色トナーを提
供する。 結着剤樹脂への染料の分散性がよい電子写真用黄色
トナーを提供する。 結着剤樹脂への染着性が優れた染料により、染着し
た電子写真用黄色トナーを提供する。
欠点を改良した電子写真用黄色トナーを提供する事にあ
る、すなわち 分光反射特性、透明性が良好である電子写真用黄色
トナーを提供する。 耐熱性、耐光性が優れた電子写真用黄色トナーを提
供する。 結着剤樹脂への染料の分散性がよい電子写真用黄色
トナーを提供する。 結着剤樹脂への染着性が優れた染料により、染着し
た電子写真用黄色トナーを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1)熱可塑性樹脂と着色剤を主成分とする電子写真用
トナーにおいて前記着色剤がC.I.Disperse
Yellow 224,237、C.I.Solve
nt Yellow 98,105,112,160か
ら選ばれる化合物を含有する事を特徴とする黄色トナー (2)該黄色トナーの体積平均粒子径(Dv)が3〜9
μmで数平均粒子径(Dp)との比(Dv/Dp)が1.
00〜1.15の範囲にあり、前記着色剤により染着さ
れている事を特徴とする電子写真用黄色トナー である。本発明トナーの粉体粒子に使用される熱可塑性
樹脂としては従来公知のものを広く使用することができ
る。
トナーにおいて前記着色剤がC.I.Disperse
Yellow 224,237、C.I.Solve
nt Yellow 98,105,112,160か
ら選ばれる化合物を含有する事を特徴とする黄色トナー (2)該黄色トナーの体積平均粒子径(Dv)が3〜9
μmで数平均粒子径(Dp)との比(Dv/Dp)が1.
00〜1.15の範囲にあり、前記着色剤により染着さ
れている事を特徴とする電子写真用黄色トナー である。本発明トナーの粉体粒子に使用される熱可塑性
樹脂としては従来公知のものを広く使用することができ
る。
【0008】例えば、スチレン、パラクロルスチレン、
ビニルトルエン、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア
クリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、
(メタ)アクリル酸ターシャリーブチル、(メタ)アク
リル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシエチル、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、ベンジル
(メタ)アクリレート、フルフリル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸2−クロロエチル、(メタ)ア
クリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)ア
クリル酸、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルメチルケトン、
N−ビニルピロリドン、N−ビニルピリジン、ブタジエ
ン等の単量体の重合体、又は、これら単量体の2種類以
上からなる共重合体、或いはそれらの混合物が挙げられ
る。
ビニルトルエン、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア
クリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、
(メタ)アクリル酸ターシャリーブチル、(メタ)アク
リル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシエチル、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、ベンジル
(メタ)アクリレート、フルフリル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸2−クロロエチル、(メタ)ア
クリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)ア
クリル酸、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルメチルケトン、
N−ビニルピロリドン、N−ビニルピリジン、ブタジエ
ン等の単量体の重合体、又は、これら単量体の2種類以
上からなる共重合体、或いはそれらの混合物が挙げられ
る。
【0009】その他ポリエステル、ポリウレタン、ポリ
アミド、エポキシ樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン
樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族系炭化水素樹
脂、芳香族系石油樹脂などが単独あるいは混合して使用
できる。
アミド、エポキシ樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン
樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族系炭化水素樹
脂、芳香族系石油樹脂などが単独あるいは混合して使用
できる。
【0010】トナーを得る方法としては、本発明の着色
剤とこれらの熱可塑性樹脂や極性制御剤等を混練粉砕す
る方法や、本発明の着色剤とモノマーや極性制御剤等共
に懸濁重合する方法または分散重合法で得られた重合粒
子を用い本発明の着色剤により染着する方法等がある
が、本発明では分散重合法で得られた樹脂粒子を本発明
の着色剤により染着する方法が好ましい。
剤とこれらの熱可塑性樹脂や極性制御剤等を混練粉砕す
る方法や、本発明の着色剤とモノマーや極性制御剤等共
に懸濁重合する方法または分散重合法で得られた重合粒
子を用い本発明の着色剤により染着する方法等がある
が、本発明では分散重合法で得られた樹脂粒子を本発明
の着色剤により染着する方法が好ましい。
【0011】本発明の黄色着色剤はカラーインデックス
の分散染料または油溶性染料に分類されるC.I.Di
sperse Yellow 224,237、C.
I.Solvent Yellow 98,105,1
12,160から選ばれる化合物であり、上記着色剤の
二種類以上の混合使用または他の黄色着色剤と混合使用
することも可能である。
の分散染料または油溶性染料に分類されるC.I.Di
sperse Yellow 224,237、C.
I.Solvent Yellow 98,105,1
12,160から選ばれる化合物であり、上記着色剤の
二種類以上の混合使用または他の黄色着色剤と混合使用
することも可能である。
【0012】本発明の着色剤の添加量は熱可塑性樹脂1
00重量部に対して2〜15重量部であり、好ましくは
3〜10重量部である。さらに本発明のトナーには、必
要に応じて荷電制御剤を添加してもよい。
00重量部に対して2〜15重量部であり、好ましくは
3〜10重量部である。さらに本発明のトナーには、必
要に応じて荷電制御剤を添加してもよい。
【0013】例えば負帯電性の場合には、アルキルサル
チル酸やナフトエ酸の金属キレート、特開昭55−76
353や特開平3−213877等に記載のフッソ系化
合物等があり正帯電性の場合には4級アンモニウム塩や
特開昭56−164350等に記載のアルキル金属オキ
サイド等も使用できる。
チル酸やナフトエ酸の金属キレート、特開昭55−76
353や特開平3−213877等に記載のフッソ系化
合物等があり正帯電性の場合には4級アンモニウム塩や
特開昭56−164350等に記載のアルキル金属オキ
サイド等も使用できる。
【0014】現像剤にキャリアを使用する場合は、従来
公知の物が使用できる。例えば表面酸化または未酸化の
鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロム
等の金属及びそれらの合金または酸化物及び上記の金属
より成るフェライト等が使用できまた上記キャリアの表
面を樹脂等で被覆のものも使用できる。さらに本発明ト
ナーが使用される現像剤に対してはコロイダルシリカ等
の流動性改質剤をトナーに対して0.01〜3重量部程
度添加してもよい。
公知の物が使用できる。例えば表面酸化または未酸化の
鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロム
等の金属及びそれらの合金または酸化物及び上記の金属
より成るフェライト等が使用できまた上記キャリアの表
面を樹脂等で被覆のものも使用できる。さらに本発明ト
ナーが使用される現像剤に対してはコロイダルシリカ等
の流動性改質剤をトナーに対して0.01〜3重量部程
度添加してもよい。
【0015】本発明の黄色トナーは体積平均粒子径(D
v)が3〜9μmで数平均粒子径(Dp)との比(Dv/
Dp)が1.00〜1.15の範囲にあり黄色着色剤が
熱可塑性樹脂中に染着している事が特に好ましい。この
様な小粒径で粒度分布の狭いトナーを作成する方法とし
ては分散重合方法が好ましい。
v)が3〜9μmで数平均粒子径(Dp)との比(Dv/
Dp)が1.00〜1.15の範囲にあり黄色着色剤が
熱可塑性樹脂中に染着している事が特に好ましい。この
様な小粒径で粒度分布の狭いトナーを作成する方法とし
ては分散重合方法が好ましい。
【0016】樹脂粒子を着色剤により染着する方法とし
ては分散染料と樹脂粒子とを水中で分散加熱して染着す
る方法や有機溶剤に染料溶解または分散し、溶剤中で樹
脂粒子を染着する溶剤染着等であるが、本発明の着色剤
を用いて染着する場合は溶剤染着が望ましい。ここで使
用する溶媒は汎用の有機溶媒が使用できるが、メタノー
ル、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プ
ロピルアルコール、n−ブチルアルコール、iso−ブ
チルアルコール、tert−ブチルアルコール等のアル
コール系溶剤が好ましく、樹脂の溶解性により上記アル
コール溶剤に他の溶剤や水を加え混合系で染着したり界
面活性剤やアルコール可溶性高分子を添加した系で染着
することも可能である。
ては分散染料と樹脂粒子とを水中で分散加熱して染着す
る方法や有機溶剤に染料溶解または分散し、溶剤中で樹
脂粒子を染着する溶剤染着等であるが、本発明の着色剤
を用いて染着する場合は溶剤染着が望ましい。ここで使
用する溶媒は汎用の有機溶媒が使用できるが、メタノー
ル、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プ
ロピルアルコール、n−ブチルアルコール、iso−ブ
チルアルコール、tert−ブチルアルコール等のアル
コール系溶剤が好ましく、樹脂の溶解性により上記アル
コール溶剤に他の溶剤や水を加え混合系で染着したり界
面活性剤やアルコール可溶性高分子を添加した系で染着
することも可能である。
【0017】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明する。 実施例1 ポリエステル樹脂(Tg58℃、軟化点68℃)100
部、C.I.Disperse Yellow 22
4、6部および3,5ジターシャリブチルサリチル酸亜
鉛4部よりなる混合物を熱ロールにより加熱混練し、粉
砕、分級して体積平均粒径8.5μmの黄色トナーを得
た。このトナー100部にシリカ0.5部を加え、トナ
ー粒子表面にシリカを有する黄色トナーを調製した、つ
いでこのトナーを鉄粉キャリア100部に対し3部を混
合し現像剤とした。この現像剤を磁気ブラシ現像装置に
いれ、有機感光体を有したデジタル電子写真装置を用い
て複写試験を行い、分光特性の良い鮮明な黄色の複写画
像を得た、この複写画像の耐光性を調べるため画像の一
部を遮光しキセノン光源下に10時間暴露し遮光部と暴
露部を色彩色差計でL値を測定した結果遮光部では8
8.95、暴露部では88.94であり遮光部と暴露部
の差がみられず耐光性の優れた複写画像であった。
部、C.I.Disperse Yellow 22
4、6部および3,5ジターシャリブチルサリチル酸亜
鉛4部よりなる混合物を熱ロールにより加熱混練し、粉
砕、分級して体積平均粒径8.5μmの黄色トナーを得
た。このトナー100部にシリカ0.5部を加え、トナ
ー粒子表面にシリカを有する黄色トナーを調製した、つ
いでこのトナーを鉄粉キャリア100部に対し3部を混
合し現像剤とした。この現像剤を磁気ブラシ現像装置に
いれ、有機感光体を有したデジタル電子写真装置を用い
て複写試験を行い、分光特性の良い鮮明な黄色の複写画
像を得た、この複写画像の耐光性を調べるため画像の一
部を遮光しキセノン光源下に10時間暴露し遮光部と暴
露部を色彩色差計でL値を測定した結果遮光部では8
8.95、暴露部では88.94であり遮光部と暴露部
の差がみられず耐光性の優れた複写画像であった。
【0018】実施例2 スチレン55部、メチルアクリレート45部をメチルア
ルコール溶媒中で分散安定剤としてポリビニルピロリド
ンの存在下に共重合して体積平均粒径(Dv)4.8μ
mで個数平均粒子径(Dp)との比Dv/Dpが1.10
の粒度分布の狭い、球状の粉体粒子を得た。次にこの粉
体粒子100部をメチルアルコール400部に分散し、
室温で撹拌しつつC.I.Disperse Yell
ow 237、5部を加えて50℃で8時間撹拌して染
着した後室温下でパーフルオロアルキルスルホン酸〔大
日本インキ(株)社製メガファックF−110)〕の1
0%メタノール溶液20部を加え30分間撹拌した後濾
過、乾燥して黄色トナーを得た。
ルコール溶媒中で分散安定剤としてポリビニルピロリド
ンの存在下に共重合して体積平均粒径(Dv)4.8μ
mで個数平均粒子径(Dp)との比Dv/Dpが1.10
の粒度分布の狭い、球状の粉体粒子を得た。次にこの粉
体粒子100部をメチルアルコール400部に分散し、
室温で撹拌しつつC.I.Disperse Yell
ow 237、5部を加えて50℃で8時間撹拌して染
着した後室温下でパーフルオロアルキルスルホン酸〔大
日本インキ(株)社製メガファックF−110)〕の1
0%メタノール溶液20部を加え30分間撹拌した後濾
過、乾燥して黄色トナーを得た。
【0019】このトナー100部にシリカ0.5部を加
え、トナー粒子表面にシリカを有する黄色トナーを調製
した。
え、トナー粒子表面にシリカを有する黄色トナーを調製
した。
【0020】次にこのトナー3部を鉄粉キャリア100
部と混合して2成分系現像剤とし、デジタル複写機を用
いて画像形成を行ったところ、ドット再現性の優れた分
光特性の良い鮮明な黄色画像を得た。
部と混合して2成分系現像剤とし、デジタル複写機を用
いて画像形成を行ったところ、ドット再現性の優れた分
光特性の良い鮮明な黄色画像を得た。
【0021】この黄色画像を実施例1と同様にして耐光
性を調べたところ遮光部のL値は86.88露光部のL
値86.88で差が見られず耐光性が優れていた。また
ポリエステルフィルムに転写した複写画像のヘーズ度を
測定したところ24.1で透明性が優れていた。
性を調べたところ遮光部のL値は86.88露光部のL
値86.88で差が見られず耐光性が優れていた。また
ポリエステルフィルムに転写した複写画像のヘーズ度を
測定したところ24.1で透明性が優れていた。
【0022】実施例3 メチルアルコールと水の混合溶媒中でスチレン無水マレ
イン酸共重合体を溶解し、この中でスチレン55部、メ
チルアクリレート45部を共重合して体積平均粒径(D
v)3.7μmで個数平均粒子径(Dp)との比Dv/Dp
が1.12である分散重合粒子を得た。次にこの重合液
中に室温で撹拌しつつC.I.Solvent Yel
low98.6部を加えて50℃で8時間撹拌して染着
した後濾過、乾燥してイエローに着色した粒子を得た。
この染着した粒子の一部をサンプリングしアセトンに溶
解後吸光度を測定し染着率を求めたところ92.5%で
あった。
イン酸共重合体を溶解し、この中でスチレン55部、メ
チルアクリレート45部を共重合して体積平均粒径(D
v)3.7μmで個数平均粒子径(Dp)との比Dv/Dp
が1.12である分散重合粒子を得た。次にこの重合液
中に室温で撹拌しつつC.I.Solvent Yel
low98.6部を加えて50℃で8時間撹拌して染着
した後濾過、乾燥してイエローに着色した粒子を得た。
この染着した粒子の一部をサンプリングしアセトンに溶
解後吸光度を測定し染着率を求めたところ92.5%で
あった。
【0023】ついで前記染着粒子100部を水−メタノ
ール(1:1)混合溶媒300部に再分散しパーフルオ
ロアルキルリン酸2部を加え撹拌混合し、スプレードラ
イヤーにて溶媒を除去し黄色トナーを得た。
ール(1:1)混合溶媒300部に再分散しパーフルオ
ロアルキルリン酸2部を加え撹拌混合し、スプレードラ
イヤーにて溶媒を除去し黄色トナーを得た。
【0024】次にこのトナー3部を鉄粉キャリア100
部と混合して2成分系現像剤とし、デジタル複写機を用
いて画像形成を行ったところ、ドット再現性の優れた分
光特性のよい黄色画像を得た。この黄色画像を実施例1
と同様にして耐光性を調べたところ遮光部のL値は8
5.32で露光部L値は85.31で差が見られず耐光
性が優れていた。
部と混合して2成分系現像剤とし、デジタル複写機を用
いて画像形成を行ったところ、ドット再現性の優れた分
光特性のよい黄色画像を得た。この黄色画像を実施例1
と同様にして耐光性を調べたところ遮光部のL値は8
5.32で露光部L値は85.31で差が見られず耐光
性が優れていた。
【0025】また、上記現像剤をデジタル複写機を用い
てポリエステルフィルムに転写、定着した画像のヘーズ
度は23.2でこの画像をオーバーヘッドプロジェクタ
ー(OHP)で投影したところ、明瞭な黄色画像が投影
された。
てポリエステルフィルムに転写、定着した画像のヘーズ
度は23.2でこの画像をオーバーヘッドプロジェクタ
ー(OHP)で投影したところ、明瞭な黄色画像が投影
された。
【0026】実施例4,5,6 実施例3のC.I.Solvent Yellow 9
8、6部の代わりにC.I.Solvent Yell
ow 105,112,160をそれぞれ用い、そのほ
かは実施例3と同様にして3種類の黄色トナーを作成
後、現像剤を調製して実施例3と同様にして耐光性、ヘ
ーズ度を調べた結果を表1に示す。いずれのトナーも分
光特性がよく、耐光性に優れ、透明性がよい画像であっ
た。
8、6部の代わりにC.I.Solvent Yell
ow 105,112,160をそれぞれ用い、そのほ
かは実施例3と同様にして3種類の黄色トナーを作成
後、現像剤を調製して実施例3と同様にして耐光性、ヘ
ーズ度を調べた結果を表1に示す。いずれのトナーも分
光特性がよく、耐光性に優れ、透明性がよい画像であっ
た。
【0027】比較例1 実施例3のC.I.Solvent Yellow 9
8の代わりにC.I.Disperse Yellow
62を用いたほかは実施例3と同様にして3種類の黄
色トナーを作成後、現像剤を調製して実施例3と同様に
して耐光性、ヘーズ度を調べた結果を表1に示す。透明
性は良好であったが耐光性が劣っていた。
8の代わりにC.I.Disperse Yellow
62を用いたほかは実施例3と同様にして3種類の黄
色トナーを作成後、現像剤を調製して実施例3と同様に
して耐光性、ヘーズ度を調べた結果を表1に示す。透明
性は良好であったが耐光性が劣っていた。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の構成からなるトナーは分光反射
特性がよく、耐光性が優れ、OHPシートへの複写で透
明性がよく明瞭な黄色投影画像が得られる黄色トナーで
ある。
特性がよく、耐光性が優れ、OHPシートへの複写で透
明性がよく明瞭な黄色投影画像が得られる黄色トナーで
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂と着色剤を主成分とする電
子写真用トナーにおいて前記着色剤がC.I.Disp
erse Yellow 224,237、C.I.S
olvent Yellow 98,105,112,
160から選ばれる化合物を含有する事を特徴とする黄
色トナー。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂の体積平均粒子径(Dv)
が3〜9μmで数平均粒子径(Dp)との比(Dv/
Dp)が1.00〜1.15の範囲にあることを特徴と
する請求項1記載の電子写真用黄色トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03337193A JP3615228B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 黄色トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03337193A JP3615228B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 黄色トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06250440A true JPH06250440A (ja) | 1994-09-09 |
JP3615228B2 JP3615228B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=12384732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03337193A Expired - Fee Related JP3615228B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 黄色トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3615228B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175215A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 日本ゼオン株式会社 | イエロートナー |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP03337193A patent/JP3615228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175215A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 日本ゼオン株式会社 | イエロートナー |
JP6057043B1 (ja) * | 2015-04-28 | 2017-01-11 | 日本ゼオン株式会社 | イエロートナー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3615228B2 (ja) | 2005-02-02 |
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