JPH06249753A - フラットベルト型車両試験装置 - Google Patents

フラットベルト型車両試験装置

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JPH06249753A
JPH06249753A JP5036883A JP3688393A JPH06249753A JP H06249753 A JPH06249753 A JP H06249753A JP 5036883 A JP5036883 A JP 5036883A JP 3688393 A JP3688393 A JP 3688393A JP H06249753 A JPH06249753 A JP H06249753A
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vehicle
flat belt
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road
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Tadashi Sugawara
正 菅原
Tetsushi Mimuro
哲志 御室
Toru Hara
原  徹
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広範囲の路面状況での車両の走行性能を正確
に試験する。 【構成】 独立して駆動される第一油圧ジャッキ23に
より可動部22を揺動自在とし、可動部22の上面に車
輪26のそれぞれに対応して支持部27を設け、独立し
て駆動される第二油圧ジャッキ29により支持部27を
車幅方向に揺動自在とし、各支持部27に車輪26が接
地するフラットベルト32を設け、可動部22を傾けて
登坂路及び傾斜路を再現し、支持部27を傾けて各車輪
26の接地状況をそれぞれ変え、路面の様々な外乱を再
現し、広範囲の路面状況での車両25の走行性能を正確
に試験する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフラットベルト型車両試
験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両を実際に走行させた状態にして各種
性能試験を行なう試験装置では、ローラに車輪を載せて
走行状態を再現している。近年、ローラ型の試験装置に
代わり、無端状のベルト上に車輪を載せて車輪と路面の
接触状態を常に正しく再現するようした、フラットベル
ト型の試験装置が開発されている。
【0003】フラットベルト型の車両試験装置を図4、
図5に基づいて説明する。図4には従来のフラットベル
ト型車両試験装置の側面、図5にはその平面を示してあ
る。
【0004】前輪用及び後輪用の架台1,2が備えら
れ、架台1,2にはフラットベルトユニット3,4が鉛
直軸回りで旋回可能に支持されている。フラットベルト
ユニット3,4には一対のローラ5が設けられ、一対の
ローラ5には無端状のスチールベルト6が巻回されてい
る。架台1側のスチールベルト6には車両11の左右の
前輪12が載せられ、架台2側のスチールベルト6には
車両11の左右の後輪13が載せられている。図5に示
すように、車両11はロードセル14を介してワイヤ1
5によって拘束されている。
【0005】試験装置には、操舵角力計、車輪トルク計
等が備えられ、車両11を走行させた状態にして各種性
能試験を行なう。前輪12及び後輪13は広い平面を持
つスチールベルト6に載せられているため、路面との接
触状態が常に正しく再現できる。
【0006】図5に示したように、フラットベルトユニ
ット3,4を傾けることにより、車両11は旋回走行状
態が再現され、車両11の旋回特性を試験することがで
きる。
【0007】上述したフラットベルト型車両試験装置で
は、前輪12及び後輪13がスチールベルト6に接地さ
れるため、車両11が動いても路面との接触状態が常に
正しく再現できる。また、フラットベルトユニット3,
4を傾けることにより、前輪12及び後輪13に任意の
スリップ角を与えることができ、車両の旋回特性を試験
することができ、且つ四輪駆動用の試験装置として適用
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したフラットベル
ト型車両試験装置は、前輪12及び後輪13の接地面は
水平であり、車両11は水平面上を走行している状態の
再現しか行なえず、わだち路面等外乱入力試験は行なえ
ない。また、車両11に慣性力が働いていないので、制
動時の荷重移動による車両の挙動試験は行なえない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、車両の走行を再現して試験を行なう
車両試験装置において、一点で揺動自在に支持される板
状の可動部と、可動部の四隅に設けられそれぞれが独立
して駆動される第一昇降機構と、可動部の上面に設けら
れ車両の四輪それぞれに対応して備えられると共に車両
の幅方向に揺動自在な支持部と、車両の幅方向両側にお
ける各支持部に設けられそれぞれが独立して駆動される
第二昇降機構と、各支持部に設けられ車両の幅方向に延
びる回転中心軸回りで回転する一対のローラと、一対の
ローラに巻回され車両の車輪が接地すると共に動力計に
つながる無端状のフラットベルトとからなることを特徴
とする。
【0010】
【作用】第一昇降機構を独立して駆動させることで、可
動部を任意の状態に傾け、登坂路及び傾斜路を再現す
る。また、第二昇降機構を独立して駆動させることで、
各車輪のフラットベルトに対する接地状況をそれぞれ変
え、路面の外乱を再現する。
【0011】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係るフラットベ
ルト型車両試験装置の概略構造を表わす側面、図2には
可動部の平面、図3には支持部の平面を示してある。
【0012】床面に固定された支持点21には板状の可
動部22が揺動自在に支持されている。支持点21はユ
ニバーサルタイプのボールジョイントが使用され、荷重
の影響を最少限に抑えている。
【0013】可動部22の四隅には第一昇降機構として
の第一油圧ジャッキ23が設けられ、第一油圧ジャッキ
23はそれぞれが独立して駆動されるようになってい
る。各第一油圧ジャッキ23をそれぞれ駆動することに
より、可動部22が任意の状態に揺動する。また、可動
部22の四箇所には電動ジャッキ24が設けられ、可動
部22の揺動が停止した際に電動ジャッキ24が可動部
22に当接して可動部22の静止を固定する。また、電
動ジャッキ24により荷重を支持点21と分担してい
る。電動ジャッキ24の駆動部は円錐状で、接点が小さ
く形成されたロードセルが取付けられている。
【0014】可動部22の上面には、車両25の車輪2
6にそれぞれに対応して支持部27が備えられ、支持部
27は車両25の幅方向に揺動自在となっている。各支
持部27の一端(図1、図3中左端)はボールジョイン
トが使用された支持点28に支持されている。各支持部
27の他端(図1、図3中右端)の車両25の幅方向両
側には第二昇降機構としての第二油圧ジャッキ29が設
けられ、第二油圧ジャッキ29はそれぞれが独立して駆
動されるようになっている。各第二油圧ジャッキ29を
それぞれ駆動することにより、各支持部27は車両25
の幅方向に揺動する。各支持部27の第二油圧ジャッキ
29の間には三個の電動ジャッキ30が設けられ、支持
部27の揺動が停止した際に電動ジャッキ30が支持部
27に当接して支持部27の静止を固定する。
【0015】各支持部27には、車両25の幅方向に延
びる回転中心軸回りで回転する一対のローラ31が設け
られている。一対のローラ31には無端状のフラットベ
ルト32が巻回され、フラットベルト32には車両25
の車輪26がそれぞれ接地している。フラットベルト3
2はローラ31を介して図示しない動力計につながれて
いる。
【0016】可動部22には支持柱33が立設され、ロ
ードセル34を介してワイヤ35により車両25が支持
柱33に拘束されている。図1中の符号で36は油圧ユ
ニット、37は油圧コントロールユニット、38は操作
盤である。
【0017】第一油圧ジャッキ23、第二油圧ジャッキ
24の油圧の加圧、減圧は図示しないバルブの開閉をコ
ンピュータで制御することにより行なわれる。第一油圧
ジャッキ23、第二油圧ジャッキ24の可動側には位置
センサが取付けられ、電動ジャッキ24,30の駆動部
にも位置センサが取付けられている。各位置センサは油
圧を制御するコンピュータにフィードバックされ、この
操作の繰り返しで可動部22、支持部27の揺動位置を
保つ。
【0018】動的動作は、フラットベルト32の面移動
角、即ち支持部27の揺動角の指示信号により電動ジャ
ッキ30を駆動し、電動ジャッキ30が支持部27の揺
動範囲外になった後に第二油圧ジャッキ29を作動させ
る。支持部27が指定角度になった際、電動ジャッキ3
0を駆動して支持部27の揺動位置を固定する。動的動
作は、電動ジャッキ30を支持部27の揺動範囲外にし
て、第二油圧ジャッキ29の駆動のみで行なう。
【0019】上述したフラットベルト型車両試験装置の
作用を説明する。
【0020】第一油圧ジャッキ23をそれぞれ駆動する
ことにより、可動部22を車両の前後方向、幅方向に傾
け、実際に車両25を傾けて登坂路、傾斜路を再現す
る。これにより、装置上で、登坂路、傾斜路における車
両25の挙動が再現でき、登坂路、傾斜路での走行性能
を正確に試験することができる。
【0021】第二油圧ジャッキ29をそれぞれ駆動する
ことにより、車両25の車輪26のそれぞれのフラット
ベルト32に対する接地状況を独立して変えることがで
き、わだち路、片側傾斜路、蒲鉾路、連続凹凸路等、様
々な路面の外乱を再現する。これにより、装置上で様々
な外乱の路面における車両25の挙動が再現でき、外乱
を有する路面での走行性能を正確に試験することができ
る。
【0022】従って、上述したフラットベルト型車両試
験装置を用いることにより、登坂路、傾斜路から様々な
外乱の路面まで、広範囲の路面状況での車両の挙動を再
現することができ、広範囲の路面状況での走行性能を正
確に試験することができる。また、車輪26は広い平面
のフラットベルト32に接地されているため、車輪26
と路面の接触状態を常に正しく再現することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のフラットベルト型車両試験装置
は、独立して駆動される第一昇降機構によって可動部を
揺動自在とし、可動部の上面に車両の四輪それぞれに対
応して支持部を設け、独立して駆動される第二昇降機構
によって支持部を車幅方向に揺動自在とし、各支持部に
車輪が接地するフラットベルトを設けたので、第1昇降
機構を独立して駆動させることで可動部が傾いて登坂路
及び傾斜路が再現でき、第二昇降機構を独立して駆動さ
せることで支持部が傾いて各車輪のフラットベルトに対
する接地状況がそれぞれ変わり、路面の様々な外乱が再
現できる。この結果、広範囲の路面状況での車両の挙動
を再現することが可能となり、登坂路や傾斜路から様々
な外乱の路面まで広範囲の路面状況での走行性能が正確
に試験できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフラットベルト型車両
試験装置の側面図。
【図2】可動部の平面図。
【図3】支持部の平面図。
【図4】従来のフラットベルト型車両試験装置の側面
図。
【図5】図4の平面図。
【符号の説明】
21 支持点 22 可動部 23 第一油圧ジャッキ 24 電動ジャッキ 25 車両 26 車輪 27 支持部 28 支持点 29 第二油圧ジャッキ 30 電動ジャッキ 31 ローラ 32 フラットベルト 33 支持柱 34 ロードセル 35 ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行を再現して試験を行なう車両
    試験装置において、一点で揺動自在に支持される板状の
    可動部と、可動部の四隅に設けられそれぞれが独立して
    駆動される第一昇降機構と、可動部の上面に設けられ車
    両の四輪それぞれに対応して備えられると共に車両の幅
    方向に揺動自在な支持部と、車両の幅方向両側における
    各支持部に設けられそれぞれが独立して駆動される第二
    昇降機構と、各支持部に設けられ車両の幅方向に延びる
    回転中心軸回りで回転する一対のローラと、一対のロー
    ラに巻回され車両の車輪が接地すると共に動力計につな
    がる無端状のフラットベルトとからなることを特徴とす
    るフラットベルト型車両試験装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19916699C2 (de) * 1999-04-14 2002-04-11 Audi Ag Vorrichtung zum Halten eines Fahrzeuges auf einem Prüfstand
US6427528B1 (en) 1997-02-05 2002-08-06 Hitachi, Ltd. Apparatus for the method of testing vehicle
KR101463010B1 (ko) * 2013-06-24 2014-12-04 대한민국 차량 측정 장치

Cited By (3)

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DE19916699C2 (de) * 1999-04-14 2002-04-11 Audi Ag Vorrichtung zum Halten eines Fahrzeuges auf einem Prüfstand
KR101463010B1 (ko) * 2013-06-24 2014-12-04 대한민국 차량 측정 장치

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