JPH06249040A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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Publication number
JPH06249040A
JPH06249040A JP3996093A JP3996093A JPH06249040A JP H06249040 A JPH06249040 A JP H06249040A JP 3996093 A JP3996093 A JP 3996093A JP 3996093 A JP3996093 A JP 3996093A JP H06249040 A JPH06249040 A JP H06249040A
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JP
Japan
Prior art keywords
throttle
failure
throttle opening
engine
drive current
Prior art date
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Application number
JP3996093A
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English (en)
Inventor
Nobutake Taniguchi
信剛 谷口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH06249040A publication Critical patent/JPH06249040A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障検出判定の余裕を必要最小限にでき、誤
検出の回避と迅速な故障検出が可能となり、判定精度が
高くかつ判定時間の短いフェイルセーフ性の優れた車両
用制御装置を得る。 【構成】 エンジン1の吸入空気量を調節するスロット
ル弁3及びスロットルアクチュエータ4と、スロットル
弁3のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ
7と、このスロットル開度センサ7の出力に基づいてス
ロットルアクチュエータ4を制御する制御部11Aとで
構成し、スロットル開度θrに関連して予め設定された
故障判定値IH,ILとスロットルアクチュエータ4の駆
動電流iに基づいて故障検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用制御装置に関
し、特にスロットル制御系を電気的に駆動する場合に用
いて好適な車両用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実開平1ー83146号公
報に示された従来の車両用制御装置を示す構成図であ
る。図において、1はエンジン、2はエンジン1に連結
され、外部より空気をエンジン1へ吸入させる吸気管、
3は吸気管2内に設けられ、エンジン1への吸入空気量
を調節するスロットル弁、4はスロットル弁3を駆動す
るスロットルアクチュエータであって、このスロットル
アクチュエータ4は、例えば直流モータやステッピング
モータ等で構成される。5はスロットル弁3とスロット
ルアクチュエータ4を結合するシャフト、6はスロット
ル弁3を閉側に作動させるターンスプリングである。
【0003】7はスロットル弁3の開度を検出するスロ
ットル開度センサ、8はアクセルペダル、9はアクセル
ペダル8のアクセル開度を検出するアクセル開度セン
サ、10はエンジン1の回転数を検出する回転数セン
サ、11はスロットル開度センサ7、アクセル開度セン
サ9及び回転数センサ10等の各センサの出力に基づい
てスロットルアクチュエータ4を駆動制御する例えばマ
イクロコンピュータを用いた制御部である。
【0004】次に、動作について、図5を参照して説明
する。尚、以下に説明する演算や条件判定は、制御部1
1内で行われる。まず、ステップS1において、アクセ
ルペダル8の操作量に応じて変化するアクセル開度セン
サ9からのアクセル開度αを読み込み、ステップS2に
おいて、目標スロットル開度θSを演算する。この演算
は、アクセル開度αに対して目標スロットル開度θS
どのように対応させるかを予め設定しておき、所定の関
数とそれに対する補正から求められる。
【0005】アクセル開度αと目標スロットル開度θS
との関係は、アクセル開度αに対する車両の動力性能を
どのように設定するかによって異なるものになるが、一
般的に図6に示すような特性がある。図6において、特
性曲線aは、アクセル開度αに対して目標スロットル開
度θSを比例的に変化させた場合を示し、特性曲線b
は、アクセル開度αの低開度領域における目標スロット
ル開度θSを緩やかに変化させた場合を示している。こ
れは、発進時や低速走行時に吸入空気量の変化が大きい
と、ショックを生じたり、徴調整し難いという現象を改
善するためである。
【0006】一方、図4に示すように、エンジン1の出
力トルクは、エンジン回転数に対して一様でなく、低回
転領域や高回転領域で低下する。従って、図4に示すよ
うに、開度補正係数により特性曲線bを補正すれば、エ
ンジン回転数の低回転領域や高回転領域におけるエンジ
ン1の出力トルクの不足を改善することができる。尚、
このようなアクセル開度αに対する目標スロットル開度
θSの制御特性は、一例に過ぎず、車両の性格(スムー
ズさ、スポーツ感)やエンジン性能によって異なる場合
もある。
【0007】次に、ステップS3において、実際のスロ
ットル開度θrをスロットル開度センサ7より読み込
み、ステップS4において、目標スロットル開度θS
実際のスロットル開度θrとの偏差eを算出し、実際の
スロットル開度θrが目標スロットル開度θSより小さい
場合には、ステップS5において、偏差eの量に応じて
スロットルアクチュエータ4を駆動し、スロットル弁3
を開側に制御し、実際のスロットル開度θrが目標スロ
ットル開度θSより大きい場合には、ステップS6にお
いて、偏差eの量に応じてスロットルアクチュエータ4
を駆動し、スロットル弁3を閉側に制御する。
【0008】以上のように、スロットルアクチュエータ
4を用いてスロットル弁3を開閉駆動することにより、
自由度の高い制御が可能となり、又、車速信号をフィー
ドバックすれば、定速走行装置の機能を付加することが
できる。しかしながら、スロットル弁3を電気的に制御
すると、一般的なアクセルペダル8によって機械的に連
動してスロットル弁3を開閉する場合と異なり、スロッ
トルアクチュエータ4や制御部11等の故障によってス
ロットル弁3が不動作になり、車両の暴走を招くことも
あり得るので、いわゆるフェールセーフ機能が重要にな
ってくる。
【0009】即ち、例えばスロットルアクチュエータ4
のコイルやハーネスの断線、短絡といった明白な故障は
検知できるが、スロットルアクチュエータ4の摩耗増や
ハーネス等の抵抗増については、誤検出を避けるために
判定値に余裕を持たせる必要がある。そこで、従来は、
これに対処するために、図9に示すように、スロットル
弁3の実際のスロットル開度θrとスロットルアクチュ
エータ4を駆動するための駆動電流iとの関係を表す特
性に対して故障判定用の所定値I1,I2を設定してい
る。
【0010】即ち、上述のごとく、スロットルアクチュ
エータ4の断線等の故障時でもスロットル弁3が不用意
に開かないように、このスロットル弁3を閉側に付勢す
るリターンスプリング6が通常設けられている。そこ
で、リターンスプリング6の反力に拮抗するため、駆動
電流iと実際のスロットル開度θrの関係は、図9の実
線で示すように、スロットル開度θrが全閉より全開に
向かうに従って駆動電流iを直線的に増大するように初
期設定されている。そして、この特性に対して実際のス
ロットル開度θrの全閉近傍では所定値I1を、全開近傍
では所定値I2をそれぞれ設定し、所定値I1とI2の間
の範囲内に駆動電流iがあるときは正常、それ以外のと
きは異常(故障)と判断するようにしている。
【0011】このようなフェールセーフ機能を制御部1
1に持たせた場合の、スロットルアクチュエータ4等の
故障時における動作を、次に、図8を参照して説明す
る。まず、ステップS11において、スロットルアクチ
ュエータ4の駆動電流iを図示せずも電流検出器を用い
て読み込む。次に、ステップS12において、読み込ん
だ駆動電流iと所定値I1を比較し、駆動電流iが所定
値I1より小さい場合は、ステップS13において、そ
の状態が所定時間以上経過したか否かを判定し、所定時
間以上経過していれば、ステップS14において、故障
フラグをセットし、ステップS11へ戻る。又、ステッ
プS13で所定時間経過していなければ、故障フラグを
セットすることなくステップS11に戻る。
【0012】一方、ステップS12で読み込んだ駆動電
流iが所定値I1より大きい場合は、ステップS15に
おいて、同様に読み込んだ駆動電流iと所定値I2を比
較し、駆動電流iが所定値I2より大きい場合は、ステ
ップS16において、その状態が所定時間以上経過した
か否かを判定し、所定時間以上経過していれば、上述同
様ステップS14において、故障フラグをセットし、ス
テップS11へ戻る。
【0013】又、ステップS15で読み込んだ駆動電流
iが所定値I2より小さい場合、ステップS16で所定
時間経過していない場合は、いずれも故障フラグをセッ
トすることなくステップS11に戻る。つまり、駆動電
流iが所定値I1,I2の範囲内である場合、或は所定時
間が経過していない場合には、正常と見做し故障フラグ
をセットしない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用制御装置
は以上のように構成されているので、スロットルアクチ
ュエータのコイルやハーネスの断線、短絡といった明白
な故障は検知できるが、スロットルアクチュエータの摩
耗増やハーネス等の抵抗増については、誤検出を避ける
ために故障検出用の所定値I1,I2に第9図のごとく広
い範囲に亙って余裕を持たせているため、検出が容易で
なく、判定精度が悪く、又、検出遅れが生じて判定に長
い時間を要する等の問題点があった。
【0015】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、スロットルアクチュエータの摩耗
増やハーネスの抵抗増等の故障の予兆現象にも誤検出な
く判定できると共に、検出遅れも比較的小さく抑えるこ
とができる車両用制御装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用制
御装置は、エンジンの吸入空気量を調節する調節手段
と、この調節手段による調節量を検出する検出手段と、
この検出手段の出力に基づいて上記調節手段を制御する
制御手段とを備え、上記制御手段は上記調節量に関連し
て予め設定された判定値と上記調節手段を制御する制御
量に基づいて故障検出を行うようにしたものである。
【0017】
【作用】この発明においては、予め調節手段の調節量に
関連した判定値を記憶しておき、故障検出の際には、こ
の判定値と制御手段が調節手段を制御する制御量とを比
較して行う。これにより、故障検出を迅速にかつ誤検出
なく行うことができる。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図であり、
図4と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図において、11Aはスロットル開度セン
サ7、アクセル開度センサ9及び回転数センサ10等の
各センサの出力に基づいてスロットルアクチュエータ4
を駆動制御する例えばマイクロコンピュータを用いた制
御部である。この制御部11Aも、上述した例えばスロ
ットルアクチュエータ4等の故障によってスロットル弁
3が不動作になり、車両の暴走等を招くおそれがあるこ
とに対してフェールセーフ機能を持たせている。
【0019】即ち、ここでも上述のごとく、スロットル
アクチュエータ4のコイルやハーネスの断線、短絡とい
った明白な故障は検知できるが、スロットルアクチュエ
ータ4の摩耗増やハーネス等の抵抗増について、誤検出
を避けるため、スロットルアクチュエータ4の断線等の
故障時でもスロットル弁3が不用意に開かないように、
このスロットル弁3を閉側に付勢するリターンスプリン
グ6が通常設けられ、リターンスプリング6の反力に拮
抗するため、駆動電流iと実際のスロットル開度θr
関係が、図3の実線で示すように、スロットル開度θr
が全閉より全開に向かうに従って駆動電流iを直線的に
増大するように初期設定されているのは図9の場合と同
様である。
【0020】そして、本実施例では、この特性に対して
図3に破線で示すように、所定の余裕値を持たせて故障
判定値IH,ILの設定し、つまり、それぞれのスロット
ル開度θrに対して必要最小限の余裕幅で故障判定値
H,ILを設定し、この故障判定値IHとILの間の範囲
内に駆動電流iがあるときは正常、それ以外のときは異
常(故障)と判断するようにする。ここで、IHは駆動
電流iの最大電流に関する故障判定値、ILは駆動電流
iの最小電流に関する故障判定値である。尚、この故障
判定値IH,ILは、図示せずも予めデータテーブルに記
憶しておくものとする。
【0021】次に、動作について説明する。尚、スロッ
トルアクチュエータ4の駆動制御については、上述した
図5と同様のフローチャートに従って行われるので、こ
こではその動作説明を省略する。而して、ここでは、フ
ェールセーフ機能を有する制御部11Aにおける例えば
スロットルアクチュエータ4等の故障時における動作
を、図2を参照して説明する。
【0022】まず、ステップS21において、スロット
ルアクチュエータ4の駆動電流iを図示せずも電流検出
器を用いて読み込む。次に、ステップS22において、
実際のスロットル開度θrに対する故障判定値IH,IL
を図示せずも予め設定されたデータテーブルから読み出
す。そして、これらの故障判定値IH,ILと実際のスロ
ットル開度θrとは,それぞれ次式のような関係で表す
ことができる。
【0023】 IH=fH(θr) …(1) IL=fL(θr) …(2)
【0024】次に、ステップS23において、読み込ん
だ駆動電流iと故障判定値IHを比較し、駆動電流iが
故障判定値IHより大きい場合は、ステップS24にお
いて、その状態が所定時間以上経過したか否かを判定
し、所定時間以上経過していれば、ステップS25にお
いて、故障フラグをセットし、更に、故障表示ランプ
(図示せず)の点灯や車両の暴走防止のための故障処理
等が必要な場合はステップS26において、その処理等
を実施し、その後ステップS21へ戻る。又、ステップ
S24で所定時間経過していなければ、故障フラグのセ
ット及び故障処理等を行うことなくステップS21に戻
る。
【0025】一方、ステップS23で読み込んだ駆動電
流iが故障判定値ILより小さい場合は、ステップS2
7において、同様に読み込んだ駆動電流iと所定値I2
を比較し、駆動電流iが故障判定値ILより小さい場合
は、ステップS28において、その状態が所定時間以上
経過したか否かを判定し、所定時間以上経過していれ
ば、上述同様ステップS25において、故障フラグをセ
ットし、ステップS26で故障処理等を行った後ステッ
プS21へ戻る。
【0026】又、ステップS27で読み込んだ駆動電流
iが故障判定値ILより大きい場合、ステップS28で
所定時間経過していない場合は、いずれも故障フラグの
セット及び故障処理等を行うことなくステップS21に
戻る。つまり、駆動電流iが故障判定値IH,ILの範囲
内である場合、或は所定時間が経過していない場合に
は、正常と見做し故障フラグのセット及び故障処理等を
行わない。
【0027】このように、本実施例では、図3に実線で
示す初期設定値(標準値)に対して、破線で示すように
所定の余裕値を持たせて故障判定値IH,ILを設定し、
それぞれのスロットル開度θrに対して必要最小限の余
裕幅で故障判定値IH,Iを設定しているので、検出を
迅速かつ容易に行うことができ、以て判定精度が向上
し、判定時間も短くて済む。
【0028】実施例2.尚、上記実施例では、故障判定
値と比較するものとして、スロットルアクチュエータの
駆動電流の場合について説明したが、これに限定される
ことなく、例えばスロットルアクチュエータをパルス幅
制御で駆動する場合には、駆動パルスのデューティや平
均電圧、また、負圧制御の場合には、圧力等のパラメー
タでもよい。
【0029】実施例3.また、上記各実施例では、故障
判定値の読み出しに、実際のスロットル開度をパラメー
タとして用いた場合について説明したが、目標スロット
ル開度を用いてもよい。
【0030】実施例4.さらに、上記各実施例では、故
障判定値の余裕幅をスロットル開度の大小に関係なく一
定とした場合について説明したが、スロットル開度の小
さい領域では狭く、スロットル開度が大きくなるにつれ
て広くするようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、エンジ
ンの吸入空気量を調節する調節手段と、この調節手段に
よる調節量を検出する検出手段と、この検出手段の出力
に基づいて上記調節手段を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は上記調節量に関連して予め設定された判
定値と上記調節手段を制御する制御量に基づいて故障検
出を行うようにしたので、故障検出判定の余裕を必要最
小限にでき、誤検出の回避と迅速な故障検出が可能とな
り、判定精度が高くかつ判定時間の短いフェイルセーフ
性の優れた車両用制御装置が得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による車両用制御装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】この発明による車両用制御装置の一実施例の動
作説明に供するためのフローチャートである。
【図3】この発明による車両用制御装置の一実施例の動
作説明に供するための特性図である。
【図4】従来の車両用制御装置を示す構成図である。
【図5】従来の車両用制御装置の動作説明に供するため
のフローチャートである。
【図6】アクセル開度と目標スロットル開度との関係を
示す図である。
【図7】エンジン回転数とエンジン出力トルクとの関係
を示す図である。
【図8】従来の車両用制御装置の動作説明に供するため
のフローチャートである。
【図9】従来の車両用制御装置の動作説明に供するため
の特性図である。
【符号の説明】 1 エンジン 3 スロットル弁 4 スロットルアクチュエータ 7 スロットル開度センサ 8 アクセルペダル 9 アクセル開度センサ 11A 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実開平183146号公
報に示された従来の車両用制御装置を示す構成図であ
る。図において、1はエンジン、2はエンジン1に連結
され、外部より空気をエンジン1へ吸入させる吸気管、
3は吸気管2内に設けられ、エンジン1への吸入空気量
を調節するスロットル弁、4はスロットル弁3を駆動す
るスロットルアクチュエータであって、このスロットル
アクチュエータ4は、例えば直流モータやステッピング
モータ等で構成される。5はスロットル弁3とスロット
ルアクチュエータ4を結合するシャフト、6はスロット
ル弁3を閉側に作動させるターンスプリングである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】一方、図に示すように、エンジン1の出
力トルクは、エンジン回転数に対して一様でなく、低回
転領域や高回転領域で低下する。従って、図に示すよ
うに、開度補正係数により特性曲線bを補正すれば、エ
ンジン回転数の低回転領域や高回転領域におけるエンジ
ン1の出力トルクの不足を改善することができる。尚、
このようなアクセル開度αに対する目標スロットル開度
θSの制御特性は、一例に過ぎず、車両の性格(スムー
ズさ、スポーツ感)やエンジン性能によって異なる場合
もある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】そこで、従来は、これに対処するために、
図9に示すように、スロットル弁3の実際のスロットル
開度θrとスロットルアクチュエータ4を駆動するため
の駆動電流iとの関係を表す特性に対して故障判定用の
所定値I1,I2を設定している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】即ち、ここでも上述のごとく、スロットル
アクチュエータ4の断線等の故障時でもスロットル弁3
が不用意に開かないように、このスロットル弁3を閉側
に付勢するリターンスプリング6が通常設けられ、リタ
ーンスプリング6の反力に拮抗するため、駆動電流iと
実際のスロットル開度θrの関係が、図3の実線で示す
ように、スロットル開度θrが全閉より全開に向かうに
従って駆動電流iを直線的に増大するように初期設定さ
れているのは図9の場合と同様である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】そして、本実施例では、この特性に対して
図3に破線で示すように、所定の余裕値を持たせて故障
判定値IH,IL 設定し、つまり、それぞれのスロット
ル開度θrに対して必要最小限の余裕幅で故障判定値
H,ILを設定し、この故障判定値IHとILの間の範囲
内に駆動電流iがあるときは正常、それ以外のときは異
常(故障)と判断するようにする。ここで、IHは駆動
電流iの最大電流に関する故障判定値、ILは駆動電流
iの最小電流に関する故障判定値である。尚、この故障
判定値IH,ILは、図示せずも予めデータテーブルに記
憶しておくものとする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】一方、ステップS23で読み込んだ駆動電
流iが故障判定値ILより小さい場合は、ステップS2
7において、同様に読み込んだ駆動電流iと所定値I L
を比較し、駆動電流iが故障判定値ILより小さい場合
は、ステップS28において、その状態が所定時間以上
経過したか否かを判定し、所定時間以上経過していれ
ば、上述同様ステップS25において、故障フラグをセ
ットし、ステップS26で故障処理等を行った後ステッ
プS21へ戻る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】このように、本実施例では、図3に実線で
示す初期設定値(標準値)に対して、破線で示すように
所定の余裕値を持たせて故障判定値IH,ILを設定し、
それぞれのスロットル開度θrに対して必要最小限の余
裕幅で故障判定値IH,I L を設定しているので、検出を
迅速かつ容易に行うことができ、以て判定精度が向上
し、判定時間も短くて済む。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸入空気量を調節する調節手
    段と、 この調節手段による調節量を検出する検出手段と、 この検出手段の出力に基づいて上記調節手段を制御する
    制御手段とを備え、上記制御手段は上記調節量に関連し
    て予め設定された判定値と上記調節手段を制御する制御
    量に基づいて故障検出を行うようにしたことを特徴とす
    る車両用制御装置。
JP3996093A 1993-03-01 1993-03-01 車両用制御装置 Pending JPH06249040A (ja)

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JP3996093A JPH06249040A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 車両用制御装置

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