JPH0624894U - バリ取り装置付パンチプレス機 - Google Patents

バリ取り装置付パンチプレス機

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JPH0624894U
JPH0624894U JP6633392U JP6633392U JPH0624894U JP H0624894 U JPH0624894 U JP H0624894U JP 6633392 U JP6633392 U JP 6633392U JP 6633392 U JP6633392 U JP 6633392U JP H0624894 U JPH0624894 U JP H0624894U
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JP
Japan
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spindle
tool
punching
deburring
turret
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JP6633392U
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Inventor
隆美 宮本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチ加工後に同一機械によりバリ取りを可
能にする。 【構成】 バリ取り装置付パンチプレス機は、パンチ加
工を行う加工部に加えて、バリ取り用やすり及び切削加
工工具21を保持するための複数のステーションを有す
る回転可能なタレット22と、工具21をチャックする
ための主軸スピンドル24と、主軸スピンドル24を回
転させるスピンドルモータ27と、主軸スピンドル24
を昇降させ上下位置決めするシリンダ25及びサーボモ
ータ26とを備えている。 【効果】 やすりの上下位置を設定し、やすりの回転と
共にパンチ加工部で被加工材を補間動作させることによ
り、同一機械でバリ取りができ、生産性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パンチ加工後板材に生じたバリを取り除くことができるバリ取り装 置付パンチプレス機に関する。
【0002】
【従来の技術】
板材に孔明け加工等を行うパンチプレス機において、板材にタッピング加工を 行うことができるタッピング装置付パンチプレス機が実用に供されている。この 種のパンチプレス機におけるタッピング装置は、例えばパンチプレス機の上部フ レーム側に設けられており、先端にタップを保持するタッピングヘッドと、これ を回転駆動させるモータと、タッピングヘッドをタップする方向に付勢する付勢 装置等により構成されている。
【0003】 この装置では、パンチ加工部で板材を移動させてパンチ加工された孔をタッピ ングヘッドに対向する位置に配置させ、付勢装置によりタッピングヘッドを押し 下げつつ駆動装置によりタッピングヘッドを回転駆動させることにより、板材に タッピング加工が行われる。
【0004】 しかしながら、このようなパンチプレス機におけるタッピング装置は、タッピ ング加工の専用の装置であるため、パンチ加工後板材に発生するバリを取り除く ことができなかった。このため、従来では、人手によりバリを除去したり、バリ 取り専用機を用いる必要があり、バリ取り作業がパンチ加工における生産性向上 を妨げる一因になっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は従来技術に於ける上記問題を解決し、パンチ加工における生産性を向 上させることができるバリ取り装置付パンチプレス機を提供することを課題とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案のバリ取り装置付パンチプレス機は、板材 にパンチ加工を行うパンチ加工部と、研削工具を着脱可能な軸と、該軸を所定速 度で回転させる回転駆動部と、前記軸を所定速度で昇降させると共に所定位置で 停止させる昇降駆動部と、を有することを特徴とする。
【0007】
【作 用】
本考案によれば、まず、パンチ加工部により板材にパンチ加工を行うことがで きる。即ち、パンチプレス機のパンチ加工部では、通常、工具の装着されたタレ ットのステーションのうち使用する工具のステーションをパンチ位置に設定し、 一方、加工する板材の孔明け位置も前記パンチ位置に設定し、パンチ工具を駆動 して孔明けし、このような単一の孔明け加工を繰り返すか、又は、所定のプログ ラムに従って板材を補間動作させつつ、連続したパンチ加工を行うことができる ようになっている。
【0008】 次に、研削工具を着脱可能な軸と、その回転駆動部と、その昇降駆動部とを設 けるので、昇降方向(Z軸方向)において板材のバリ発生部に研削工具を設定し 、その位置でこれを回転させることができる。そして、前記のパンチ加工部にお ける板材の補間動作を用いることにより、板材を研削工具の表面に倣わせ、その バリ部分を除去することができる。なおこの場合、補間動作の設定を変えること 等により、バリ取りに加えて、研磨や面取り加工も可能になる。
【0009】
【実 施 例】
図1は本考案を適用した実施例のバリ取り装置付パンチプレス機の概略全体構 成を示す。 バリ取り装置付パンチプレス機(以下「パンチプレス機」と略す)1のパンチ 加工部は、下部フレーム2と、その上方に配置された上部フレーム3と、上部フ レーム3を後方(図において上方)で支持するスロート部4とによりその主要部 が構成されている。
【0010】 下部フレーム2の上面中央には、固定テーブル10が配置されている。又、下 部フレーム2の上面両側部には、一対のガイドレール5、6が配置されている。 ガイドレール5、6上には、キャリッジ7が奥行き方向(Y軸方向)に移動可能 に配置されている。キャリッジ7には、固定テーブル10の両側部に配置された 移動テーブル8、9が固定されている。又、キャリッジ7には、クロススライド 15が、左右方向(X軸方向)に移動可能に設けられている。クロススライド1 5には、板材Wを挟持するための一対のワークホルダ11、12が取り付けられ ている。
【0011】 上部フレーム3には、円周上に配置された複数のパンチ(図示せず)を収容す る上タレット14が回転可能に設けられている。一方、下部フレーム2側には、 円周上に配置された複数のダイ(図示せず)を収容する下タレット16が上タレ ット14に対向した位置に配置されている。これらの上タレット14及び下タレ ット16によってパンチ部17が構成されており、その加工センタ位置はPであ る。
【0012】 符号20は、切削加工兼バリ取り装置(以下「切削加工装置」と略す)であり 、上タレット14の側方に設けられている。即ち、本実施例では、バリ取り装置 は、切削加工にも使用できる装置として構成されている。 図2、3は、バリ取りにも用いられるこのような切削加工装置20の全体構成 を示す。
【0013】 切削加工装置20は、上部フレーム3の側部に設けられていて、研削工具とし てのバリ取り用のやすりや、ドリル、タップ、エンドミル等の各種の切削加工用 工具等の工具を保持する工具ホルダ29が装着されたタレット22と、タレット 22上の所望の位置の工具21を割り出すためのインデックスモータ23と、割 り出された工具21が工具ホルダ29と共に装着される主軸スピンドル24と、 主軸スピンドル24を昇降駆動するためのシリンダ25及びサーボモータ26と 、主軸スピンドル24を回転駆動するためのスピンドルモータ27とから主とし て構成されている。主軸スピンドル24、シリンダ25及びサーボモータ26、 並びにスピンドルモータ27は、それぞれ、研削工具を着脱可能な軸、軸の昇降 駆動部、並びに軸の回転駆動部を構成する部分の一例である。
【0014】 図4は、タレット22部分の平面構造を示す。 タレット22は、概ね円盤状の部材であり、複数の工具把持部30が放射状に 配置された複数のステーションを有している。各工具把持部30は、開閉可能な 一対の爪部材31をそれぞれ有している。爪部材31は、その後端側(タレット 22の内径側)に設けられたコイルばね32のばね力により、通常工具を把持す る閉状態になっている。一方、タレット22の側方には、図3に示すように、エ アシリンダ33が配置されている。このエアシリンダ33のピストンロッドの先 端には、工具把持部30の爪部材31の先端に当接して爪部材31を開くための 当接部33aが取り付けられている。又、エアシリンダ33の下方には、工具2 1の切損を検出するための光センサ38が設けられている。光センサ38は、図 2に示すように、投光部38a及び受光部38bから構成されている。又、光セ ンサ38は、エアシリンダ33の下方に配置されたエアシリンダ19のピストン ロッド19aの先端に設けられている。これにより、光センサ38が工具21に 対して接近・離反可能になっている。タレット22の外周の一部には、切り欠き 22aが形成されている。この切り欠き22aは、切削加工装置20による加工 時において主軸スピンドル24下方に配置され、主軸スピンドル24が昇降する ための加工エリアになる。このような加工エリアとしての切り欠き22aを設け ることにより、工具把持部30と主軸スピンドル24との間で工具交換を行うた めの工具交換装置が不要になり、構造が簡素化されている。
【0015】 図5は、図2に示すタレット22の周辺部を拡大して示した図である。 タレット22の中央部には、孔22bが形成されている。一方、タレット22 の上方の横フレーム34には、下方に突出する支軸35の上部が固定されている 。支軸35の周囲には、軸受を介してブラケット36が設けられている。ブラケ ット36の下部は、孔22bに挿入されタレット22内に固定されている。この ような構成により、ブラケット36及びタレット22が支軸35の回りで回転自 在になっている。インデックスモータ23の出力軸23aには、ギア40と噛み 合うピニオン41が固定されている。又、ギア41のボス部には、ドグ42が取 り付けられている。一方、横フレーム34には、ドグ42を検出するための近接 スイッチ(図示せず)が設けられている。この近接スイッチによるドグ42の検 出により、タレット22の回動位置(割り出し位置)が検出できる。
【0016】 図6は、主軸スピンドル24の昇降駆動部の構成を示す。 シリンダ25本体は縦フレーム45の側部に固定されている。シリンダ25の ピストンロッド25aの先端には、フローティングジョイント46を介して連結 部材47が取り付けられている。又、シリンダ25の下方では、縦フレーム45 にロッドレスシリンダ48が上下方向に配置されている。ロッドレスシリンダ4 8は、その上下端に配置されたフローティングジョイント49及び50を介して 縦フレーム45側部に固定されている。一方、縦フレーム45側方には、上下方 向に延びるサポート部材51が配置されている。このサポート部材51は、上端 及び中央部で、それぞれ連結部材47及びロッドレスシリンダ48のピストン5 2と連結されている。サポート部材51上端は、図3に示すように、サーボモー タ26を固定支持している。一方、縦フレーム45上には、上下方向に延びるレ ール55が取り付けられていて、サポート部材51は、その側部に固定されたガ イド部材52を介して、レール55上を昇降できるようになっている。又、サー ボモータ26の出力軸端には、タイミングプーリ56が取り付けられている(図 3)。
【0017】 図4に戻って、サポート部材51の側方には、上下方向に延びるボールネジ5 7が配置されている。ボールネジ57はサポート部材51の側部に固定された支 持ユニット58を挿通しており、支持ユニット58により回転自在に支持されて いる。ボールネジ57上端にはタイミングプーリ59が取り付けられている。各 タイミングプーリ56(図3)及び59間には、タイミングベルト60が巻き掛 けられている。
【0018】 ボールネジ57には、ボールナット62が螺合している。ボールナット62側 部には、上下方向に延びるサポート部材63が固定されている。一方、サポート 部材51上には、図3に示すように、上下方向に延びるレール64が配設されて いる。サポート部材63は、その背面側に固定されたレール64と係合するガイ ド部材65を介し、レール64上で昇降自在になっている。
【0019】 図6に戻って、サポート部材63の側部には、主軸スピンドル24と、その上 方に配置され主軸スピンドル24に対して工具を装着するためのシリンダ78と が取り付けられている。
【0020】 図7は、主軸スピンドル24部分の詳細構造を示す。 主軸スピンドル24は、上下方向に延びた部材であり、サポート部材63上に 固定されたブラケット66に回転自在に支持されている。主軸スピンドル24の 先端には、工具ホルダ29を装着するための工具取付孔24aが形成されている 。主軸スピンドル24中央部の周囲には、タイミングプーリ67及び68が取り 付けられている。一方、スピンドルモータ27の出力軸27aには、タイミング プーリ69が取り付けられている。各タイミングプーリ68及び69間には、タ イミングベルト70が巻き掛けられている。これにより、スピンドルモータ27 が駆動されると、タイミングベルト70を介して主軸スピンドル24が回転し、 主軸スピンドル24の先端に取り付けられた工具ホルダ29の工具21が回転す るようになっている。
【0021】 又、主軸スピンドル24の側方には、ロータリエンコーダ72が取り付けられ ている。このロータリエンコーダ72は、主軸スピンドル24の回転位置を検出 するためのものである。ロータリエンコーダ72の回転軸72aの先端には、タ イミングプーリ73が取り付けられている。各タイミングプーリ73及び67間 には、タイミングベルト74が巻き掛けられている。このロータリエンコーダ7 2による主軸スピンドル24の回転位置の検出によって、主軸スピンドル24の 工具取付孔24a内のキー溝と工具ホルダ29のキー39との位置合わせが行わ れるようになっている。
【0022】 又、主軸スピンドル24内には、工具取付孔24aと連通し上下方向に延びる 孔24bが形成されている。孔24b内には、上下方向に延びるロッド80が上 下動自在に挿入されている。ロッド80は、孔24b内に積層された皿ばね81 のばね力によって常時上方に付勢されている。又、孔24b内においてロッド8 0の下部の周囲には、工具ホルダ29の頭部29aを把持するためのコレットチ ャック82が装着されている。一方、主軸スピンドル24の上方には、シリンダ 78が配置されている。シリンダ78のピストンロッド78aは、ロッド80の 上部80aと当接するようになっている。これにより、シリンダ78を駆動する と、ピストンロッド78aがロッド80を押し下げ、コレットチャック82によ る工具ホルダ29の把持が解除されるようになっている。又、シリンダ78の側 方には、ピストンロッド78aの上下位置を検出するための近接スイッチ85が 配置されている。
【0023】 以上のような構成により、パンチプレス機1では以下のような加工を行うこと ができる。 パンチ加工の際には、板材Wをワークホルダ11、12(図1)で把持した状 態で、キャリッジ7及びクロススライド15をそれぞれX軸及びY軸方向に移動 させることにより、板材Wの加工位置を加工センタPに配置させる。この状態か らパンチ部17を駆動することにより、板材Wにパンチ加工を行う。このような パンチ加工は所定のプログラムによって行われ、板材Wには種々の大きさ、形状 の孔を明けることができる。
【0024】 次に、実施例のパンチプレス機1では、バリ取り加工の前にタッピング等の切 削加工も行うことができる。このような加工では、まずタレット22(図2〜5 )を回転させ、所望の切削加工(ドリル加工、タップ加工、エンドミル加工等) を行うために必要な工具21を主軸スピンドル24の下方の位置に割り出す。そ のためには、インデックスモータ23を駆動し、ピニオン41、ギア40及びブ ラケット36を介してタレット22を回転させる。タレット22の各ステーショ ンの位置決めは、インデックスモータ23の出力軸23aに取り付けられたドグ 42を近接スイッチ(図示せず)が検出することにより行われる。
【0025】 続いてインデックスモータ23及びロッドレスシリンダ48を駆動し、ピスト ンロッド25a及びピストン52を下降させる(図6)。これにより、サポート 部材51を介してサーボモータ26(図3)、ボールネジ57、シリンダ78及 び主軸スピンドル24が一体的に下降し、主軸スピンドル24がタレット22側 の割り出された工具に接近する。そしてサーボモータ26を駆動し、タイミング プーリ56、59及びタイミングベルト60を介してボールネジ57を回転させ る。これにより、ボールネジ57に螺合するボールナット62を介して主軸スピ ンドル24が除々に下降し、主軸スピンドル24下部の工具取付孔24a内に工 具ホルダ29aが挿入される(図7)。なおこの場合には、予めロータリエンコ ーダ72を駆動することにより、主軸スピンドル24のキー溝と工具ホルダ29 側のキー39との位置合わせが行われている。又、シリンダ78を駆動すること により、ピストンロッド78aが突出してロッド80aを押し下げ、コレットチ ャック82が開状態になっている。これにより、主軸スピンドル24の工具取付 孔24a内への工具ホルダ29の挿入がスムーズに行われる。工具取付孔24a 内に工具ホルダ29を装着した後、シリンダ78を駆動してピストンロッド78 aを後退させる。これにより、ロッド80が皿ばね81のばね力により押し上げ られ、コレットチャック82が工具ホルダ29の頭部29aをチャックする。又 このとき、エアシリンダ33(図3)を駆動することにより、ピストンロッド先 端の当接部33aが工具把持部30の爪部材31に当接して(図4)、爪部材3 1による工具ホルダ29の把持が解除される。この状態から、サーボモータ26 を前記と逆方向に駆動することにより、主軸スピンドル24を上昇させる。これ により、主軸スピンドル24にチャックされた工具ホルダ29が工具把持部30 から外れる。
【0026】 次に、インデックスモータ23を駆動してタレット22を回転させ、タレット 22の切り欠き22aを主軸スピンドル24の下方に配置させる。一方、キャリ ッジ7及びクロススライド15の駆動により、板材Wの切削加工位置は主軸スピ ンドル24の下方位置に配置されている。この状態から、スピンドルモータ27 を駆動し、タイミングプーリ69、68及びタイミングベルト70を介して主軸 スピンドル24を回転させると共に、サーボモータ26の駆動によりボールネジ 57を回転させて主軸スピンドル24を下降させる。これにより、主軸スピンド ル24に装着された工具21によって板材Wにタッピング等の所望の切削加工が 行われる。なお、この切削加工時において、主軸スピンドル24の回転数(即ち スピンドルモータ27の回転数)及び主軸スピンドル24の送り量(サーボモー タ26の回転量)は、主軸スピンドル24に装着される工具21の径、タップ加 工時のねじピッチ等により適宜決定される。
【0027】 切削加工を連続して行う場合には、前記と同様に、再びインデックスモータ2 3の駆動によりタレット22を回転させて所望の工具21を割り出し、この工具 21を主軸スピンドル24に装着させ、加工工程を行わせる。このようして、多 種類の切削加工が連続して行われる。
【0028】 次に、バリ取り加工は、パンチ加工後又はパンチ加工後に続くタッピング等の 切削加工後に行う。
【0029】 図8は、工具ホルダ29に研削工具としてのやすり21aを取り付けた状態を 示す。タレット22の爪部材31の中の1つには、このようにやすり21aが取 り付けられた工具ホルダ29を予め装着しておく。主軸スピンドル24の下降動 作、工具ホルダ29の割り出し及び把持、主軸スピンドル24直下へのタレット 22の切り欠き部22aの移動動作等は、切削加工の場合と同様の方法で行われ る。
【0030】 図9は、板材Wの各位置、例えば上面角部、端面、下面角部等に生じたバリW ー1、2、3をやすり21aで除去するときの状態を示す。板材Wが載置される テーブル高さは定まっており、板材Wの厚みも予め分かっているので、それぞれ のバリの高さ方向(Z軸方向)位置が決定される。そして、主軸スピンドル24 のZ軸方向の位置は、やすり21aにおいてバリ取りしようとする部分がバリの 高さに一致するように決定される。この状態で主軸スピンドル24と共にこれに 把持されたやすり21aが回転され、同時に板材Wがテーブル上で所定のプログ ラムに基づく補間動作により移動され、板材Wのバリ部分が回転するやすり21 aに当たって研削除去される。
【0031】 以上の如く、本実施例のパンチプレス機1によれば、パンチ加工ー切削加工ー バリ取り又は面取りの仕上げ加工を1台の機械で一貫して行うことができるので 、板材加工の生産性が大幅に向上される。
【0032】 なお以上の実施例では、タレット22を設けてこれに多数の切削工具及びやす りを装着し、切削加工及びバリ取り加工ができる切削/バリ取り兼用機能を備え たパンチプレス機を示したが、切削加工を必要としないパンチ加工専用機では、 タレット装置を省略し、やすりの回転と昇降及びZ軸方向の位置決めだけができ る簡単なバリ取り装置を備えたパンチプレス機とすることも可能である。
【0033】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、パンチ加工後同じ機械でバリ取り加工ができるの で、板材に対する孔明け加工全体の生産性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のバリ取り装置付パンチプレス機の概略
平面図である。
【図2】上記パンチプレス機の正面図である。
【図3】図2のIII 矢視図である。
【図4】図2のIV-IV 矢視図である。
【図5】図3のV-V 断面概略図である。
【図6】主軸スピンドルの昇降装置部分の側面図であ
る。
【図7】図6のVII-VII 断面図である。
【図8】やすりを工具ホルダに装着した状態を示す側面
図である。
【図9】(a)〜(c)は、バリ取りの状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 バリ取り装置付パンチプレス機 2 下部フレーム(パンチ加工部) 3 上部フレーム(パンチ加工部) 4 スロート部(パンチ加工部) 20 切削加工装置 21a やすり(研削工具) 24 主軸スピンドル24(軸) 25 シリンダ(昇降駆動部) 26 サーボモータ(昇降駆動部) 27 スピンドルモータ(回転駆動部) 48 ロッドレスシリンダ(昇降駆動部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材にパンチ加工を行うパンチ加工部
    と、研削工具を着脱可能な軸と、該軸を所定速度で回転
    させる回転駆動部と、前記軸を所定速度で昇降させると
    共に所定位置で停止させる昇降駆動部と、を有すること
    を特徴とするバリ取り装置付パンチプレス機。
JP6633392U 1992-08-29 1992-08-29 バリ取り装置付パンチプレス機 Pending JPH0624894U (ja)

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JP6633392U JPH0624894U (ja) 1992-08-29 1992-08-29 バリ取り装置付パンチプレス機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016063837A1 (ja) * 2014-10-23 2016-04-28 シチズンホールディングス株式会社 工作機械
CN118287562A (zh) * 2024-06-05 2024-07-05 洛阳能惠自动化设备科技有限公司 一种全自动销钉冲孔机

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