JPH0624847U - 工作機械のスプラッシュガードにおける天井カバー - Google Patents

工作機械のスプラッシュガードにおける天井カバー

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JPH0624847U
JPH0624847U JP6130292U JP6130292U JPH0624847U JP H0624847 U JPH0624847 U JP H0624847U JP 6130292 U JP6130292 U JP 6130292U JP 6130292 U JP6130292 U JP 6130292U JP H0624847 U JPH0624847 U JP H0624847U
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JP
Japan
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cover
machine tool
splash guard
spindle head
ceiling
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Application number
JP6130292U
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English (en)
Inventor
廣昭 吉澤
Original Assignee
大阪機工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械から取り外すことなくワークの出し
入れを行う。 【構成】 工作機械を取り囲むスプラッシュガードにお
いて、所定の大きさの伸縮自在カバーの伸縮側の一端を
可動部に取り付け、他端を工作機械本体の固定部にワン
タッチ式の固定手段を介して取り付けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、縦型マシニングセンタ等の工作機械の周囲を取り囲むスプラッシュ ガードにおける天井カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来装置の一具体例を図4に基づいて説明する。図4は工作機械の一例として 縦型マシニングセンタ(1)の斜視図を示したものである。この縦型マシニング センタ(1)は主軸ヘッド(2a)を主軸ヘッドカバー(2b)内で上下動する ようにしてサドル(3)に上下方向に移動可能に支持するとともに、このサドル (3)をクロスレール(4)に左右方向に移動可能に支持し、更に、このクロス レール(4)を両サイドのブリッジベッド(5)(5)間上に前後方向に移動可 能に支持することにより、主軸ヘッド(2a)を作業テーブル(6)に対して上 下方向、左右方向並びに前後方向に移動させるように構成してあり、主軸ヘッド (2a)をコンピュータプログラムに従って上下方向、左右方向並びに前後方向 に移動させることによって、作業テーブル(6)上に装着固定されたワークを切 削加工するようにしている。尚、(7)はサドル(3)の摺動面を覆う伸縮式カ バー、(8)はクロスレール(4)の摺動面を覆う伸縮式カバーである。
【0003】 上記縦型マシニングセンタ(1)においては、加工中に使用する切削剤や加工 中に発生する切屑等が周囲へ飛散して周囲の作業環境の汚染を防止し、かつ、切 屑等の回収を容易にするために、図4の一点鎖線に示すように、スプラッシュガ ード(9)が装備されている。
【0004】 上記スプラッシュガード(9)は、ブリッジベッド(5)(5)間の前方に設 置されたフロントカバー(10)と、ブリッジベッド(5)(5)間の後方に設置 されたリアカバー(11)と、縦型マシニングセンタ(1)の主軸ヘッド(2a) の動作の支障とならないよう縦型マシニングセンタ(1)の上面全体を覆うよう にフロントカバー(10)とリアカバー(11)間上に設置された天井カバー(12) と、フロントカバー(10)の中央部に形成された開口(13)にスライド開閉可能 に装設された両開き式のフロントドア(14)(14)とからなっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の上記スプラッシュガード(9)では、人手で持てないような 重いワークをクレーン等の搬送装置でもってフロントカバー(12)の開口(13) から出し入れするときに天井カバー(12)が邪魔になり、ワークの出し入れを行 なうことができない。これがため、ワークの出し入れの度に天井カバー(12)を 取り外す必要があり、天井カバー(12)の取外・取付に時間を要して作業性が極 めて悪いという問題があった。また、ワークの出し入れ時に取り外した天井カバ ー(12)は床上に置かれるため、天井カバー(12)の内面に付着していた切削剤 や切屑等が床上に落下して汚してしまうという問題があった。
【0006】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、工作 機械から取り外すことなくワークの出し入れができる工作機械のスプラッシュガ ードにおける天井カバーを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、工作機械を取り囲むスプラッシュガードに おいて、所定の大きさの伸縮自在カバーの伸縮側の一端を可動部に取り付け、他 端を工作機械本体の固定部にワンタッチ式の固定手段を介して取り付けたもので ある。
【0008】
【作用】
本考案によれば、加工時は主軸ヘッドの動作に応じて伸縮自在カバーが伸縮す るため、切削剤や切屑の飛散を防止できるとともに主軸ヘッドの動作の支障とな ることもない。また、ワークを出し入れするときは収納ケースをガイドフレーム に沿って後方にスライドすることによりスプラッシュガードのフロントカバーの 開口上方にクレーンのワイヤー等の通過可能な開放空間を形成できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案に係る工作機械のスプラッシュガードにおける天井カバーを示す 図面である。
【0011】 図1において、(15)は工作機械、例えば縦型マシニングセンタ(1)の周囲 を取り囲むスプラッシュガードで、ブリッジベッド(5)(5)間の前方に配置 されたフロントカバー(16)と、ブリッジベッド(5)(5)間の後方に配置さ れたリアカバー(図示せず)と、ブリッジベッド(5)(5)間上に配置された 天井カバー(17)と、フロントカバー(16)の中央部に形成された開口(18)に スライド開閉可能に装設去れた両開き式のフロントドア(19)(19)とからなっ ている。
【0012】 本考案においては、図1に示すように、スプラッシュガード(15)の天井カバ ー(17)を、主軸ヘッドカバー(2b)の前面とフロントカバー(16)との間に 第1の伸縮自在カバー(20)を配置し、かつ、主軸ヘッドカバー(2b)の両側 面とクロスレール(4)の両側端部(4a)(4a)との間に第2の伸縮自在カ バー(21)(21)をそれぞ配置して構成したことを特徴とする。
【0013】 第1の伸縮自在カバー(20)は先端に固定桟(20a)を一体に取り付けた所定 の大きさの巻取シート(20b)を収納ケース(20c)に巻き戻し・巻き取り自在 に巻き取らさせたのもので、固定桟(20a)を主軸ヘッドカバー(2b)の一部 、例えば前面に該主軸ヘッドカバー(2b)が左右方向に移動し得るように取り 付けるとともに、収納ケース(20c)をブリッジベッド(5)(5)の上面に前 後方向に沿って立設されたガイドフレーム(22)(22)間上にスライド自在に載 置させ、かつ、この収納ケース(20c)をガイドフレーム(22)(22)の前端部 に配置されたフロントカバー(16)の開口(18)の上端部に位置させてその両端 部をワンタッチ式の着脱手段、例えば、パチン錠(23)を介してガイドフレーム (22)に着脱可能に固定している。そして、上記収納ケース(20c)にはフロン トカバー(16)の開口(18)と対向して、フロントドア(19)(19)の上端部を 案内保持するガイドレール(24)が一体に取り付けてある。
【0014】 第2の伸縮自在カバー(21)は先端に固定桟(21a)を一体に取り付けた所定 の大きさの巻取シート(21b)を収納ケース(21c)に巻き戻し・巻き取り自在 に巻き取らせたもので、固定桟(21a)を主軸ヘッドカバー(2b)の側面に固 定するとともに、収納ケース(21c)をクロスレール(4)の側端部(4a)に 固定している。
【0015】 次に、本考案のスプラッシュガード(15)の天井カバー(17)の作用について 説明する。
【0016】 本考案の天井カバー(17)は、主軸ヘッド(2a)とともに主軸ヘッドカバー (2b)が前後方向に移動するときには、第1の伸縮自在カバー(20)の巻取シ ート(20b)が主軸ヘッドカバー(2b)の移動に合わせて収納ケース(20c) に巻き戻し・巻き取られ、また、主軸ヘッド(2a)とともに主軸ヘッドカバー (2b)が左右方向に移動するときには、第2の伸縮自在カバー(21)(21)の 巻取シート(21a)(21a)が主軸ヘッドカバー(2b)の移動に合わせてお互 いに逆に巻き戻し巻き・取られるから、主軸ヘッド(2a)の動作の支障となら ない。
【0017】 そして、ワークの出し入れを行うときは、パチン錠(23)を解錠して第1の伸 縮自在カバー(20)の収納ケース(20c)をガイドフレーム(22)(22)から固 定を開放した後、第1の伸縮自在カバー(20)の収納ケース(20a)を巻取シー ト(20b)を巻き取り乍ら固定桟(20a)に接当するようガイドフレーム(22) (22)間上を後方に向かってスライドさせることにより、フロントカバー(16) の開口(18)の上方にクレーンのワイヤー等が通過可能な開放空間が形成され、 ワークの出し入れ作業を容易に行うことができる。ワークの出し入れ作業が終わ ると、第1の伸縮自在カバー(20)の収納ケース(20c)を巻取シート(20b) を巻き戻し乍らフロントカバー(16)の開口(18)の上端部に位置するようガイ ドフレーム(22)(22)間上を前方にスライドさせ、しかる後、第1の伸縮自在 カバー(20)の収納ケース(20c)の両端部をパチン錠(23)を介してガイドフ レーム(22)に固定させることによりフロントカバー(16)の開口(18)の上方 に形成されていたクレーンのワイヤー等が通過可能な開放空間を閉鎖する。
【0018】 本考案の天井カバー(17)によれば、取り外さずにワークの出し入れができる し、第1の伸縮自在カバー(20)の収納ケース(20c)の固定およびその開放も パチン錠(23)でワンタッチで簡単に行えるから、ワークの出し入れ作業に要す る時間を大幅に短縮でき、生産性の向上が図れる。
【0019】 また、本考案の天井カバー(17)はワークの出し入れ時に取り外さないから、 内面に付着した切削剤や切粉等が床上に落ちて汚れる虞がない。
【0020】 尚、上記実施例では縦型マシニングセンタの場合について述べたが、本考案は これに限定されるものではなく、縦型マシニングセンタ以外の主軸ヘッドが前後 方向および左右方向に移動する工作機械にも適用できる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は伸縮自在カバーの伸縮側の一端をスライドする だけで、スプラッシュガードのフロントカバーの開口の上方にクレーンのワイヤ ー等が通過可能な開放空間が形成されるので、ワークを出し入れする際に従来の ように天井カバーを取り外す必要がなく、作業性を大幅に向上することができた 。しかも、従来のように工作機械の主軸ヘッドカバーの上方を覆わないので、ス プラッシュガードを含む工作機械の外形寸法の小型化に大きな効果が発揮された 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る工作機械のスプラッシュガードに
おける天井カバーを示す工作機械の斜視図である。
【図2】図1の矢印A部分の詳細図である。
【図3】図2のB−B線における拡大断面図である。
【図4】従来の工作機械のスプラッシュガードにおける
天井カバーを示す工作機械の斜視図である。
【符号の説明】
1 縦型マシニングセンタ 2a 主軸ヘッド 2b 主軸ヘッドカバー 4 クロスレール 4a 側端部 15 スプラッシュガード 17 天井カバー 20 第1の伸縮自在カバー 20a 固定桟 20b 巻取シート 20c 収納ケース 21 第2の伸縮自在カバー 21a 固定桟 21b 巻取シート 21c 収納ケース 22 ガイドフレーム 23 パチン錠 24 ガイドレール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械を取り囲むスプラッシュガード
    において、 所定の大きさの伸縮自在カバーの伸縮側の一端を可動部
    に取り付け、他端を工作機械本体の固定部にワンタッチ
    式の固定手段を介して取り付けたことを特徴とする工作
    機械のスプラッシュガードにおける天井カバー。
JP6130292U 1992-09-01 1992-09-01 工作機械のスプラッシュガードにおける天井カバー Withdrawn JPH0624847U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7192225B2 (en) 2005-05-30 2007-03-20 Mori Seki Co., Ltd. Machine tool
JP2011016199A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Okuma Corp 工作機械のカバー構造
KR101408668B1 (ko) * 2007-09-28 2014-06-17 코마츠 엔티씨 가부시끼가이샤 공작 기계
JP2017530870A (ja) * 2014-09-11 2017-10-19 ザウアー ゲーエムベーハーSAUER GmbH 工作機械
JP2018192608A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 オークマ株式会社 工作機械およびその天井カバー機構

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Legal Events

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Effective date: 19970306